2007年09月13日
榎、小堀のダブルタイトルマッチ
97年エディ・タウンゼント賞受賞の名伯楽、角海老宝石ジムの「先生」こと田中栄民チーフトレーナーが選手のことやジムでの出来事、試合の裏側などを毎月語ってくれます!!いよいよ榎(洋之)と小堀(ユウスケ)のダブルタイトルマッチが近づいてきたな。榎は東洋タイトル、小堀は日本タイトルを懸けた防衛戦だが、2人にとってはそれ以上に世界という大舞台へ向けたステップアップのための試合という意味合いの方が強いんじゃないかな。榎は当然のことながら、最近は小堀が急成長して2人は間違いなく今の角海老を背負っているエース。絶対につまづくことができない試合だ。 まずは榎だが、今回は練習中にも調子が上がらなかった時期があったみたいなんだが、しっかり試合までに合わせてきてるな。その辺のコンディショニングはさすがだ。 とにかく榎はメンタルの強さがハンパじゃないんだ。精神力に関してはジムでも一番我慢強いし、やっぱり北の人間なんだなという感じがすごくする。ただ榎の場合は鈍感というわけじゃなくて、むしろ繊細な男だからプレッシャーも人一倍感じてるし、調子が落ち込むこともある。しかも無敗を背負ってるから負けたら終わりという思いは誰よりも持っているからね。だけど榎はそうやって自分を追い込んで追い込んで、そしてそれを克服することで強くなってきた。 試合は一見地味だが榎は本当に強いよ。試合もしっかりやってくれると思う。さて小堀だが、今回は出来が良い。水戸合宿も行き、毎日の走り込みが効いて相当足腰、スタミナが強化されて回転もキレも上がってる。前回は試合直前に風邪を引いた上、当日の体重がだいぶオーバーしていて、とにかくコンディショニングに失敗した。今回は減量もうまく行ってるし、あとは計量後まで気を抜かないようにさせれば大丈夫だろう。相手の三浦(隆司)君は階級1位の指名挑戦者でかなり好戦的なファイターなので試合もスリリングな展開になるんじゃないかな。早期決着も十分あり得る。 小堀に関してはこの試合に良い形で勝てば、次は世界のトップランカーとやらせる方向で調整してる。マルケス、バレロ、バレラ、パッキャオとこの階級は世界のスーパースターが揃ってるが、小堀もトップ10以内に入っているし、なんならベガスに乗り込んでいっても良いと思う。実力的にも世界で十分やれるレベルになってきて、次が5度目の防衛戦。もうそろそろ日本を飛び出す時期だ。小堀とはあと1年半、我慢して死ぬ気でやるっていう約束を交わしてあるから、あいつ自身やる気になってきてるはずだ。 榎にしてもそうだが、2人とも来年が本当の勝負の年になるだろう。お互い世界戦への青写真を描きなら、チャンスをモノにしてほしい。 とにかくまずは(9月)15日の試合でしっかり勝利すること。会場に行かれる方は是非応援して少しでも力になってやってほしい。
■榎洋之プロフィール http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=335 ■小堀佑介プロフィール http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=338
posted by 角海老広報室 |17:36 |
田中栄民の徒然なるまま日々のこと |
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