2007年08月26日

7/25高山樹延、8/1田中稔大、8/7半田志門

☆7/25 東京・後楽園ホール「第34回チャレンジバトル」
ウェルター級4R
高山 樹延(角海老宝石) [判定4R 3-0] 伊藤 修平(ドリーム)×

試合前の控え室では緊張で表情が硬かった初陣の高山は、ブロックを固めて被弾を防ごうとする伊藤に対し、スイング気味の左右フックを上下に放つ先手の攻撃で圧力を掛けて行く。2Rも前進しながらフックを振り回す高山は、右の相打ちで伊藤を弾き飛ばし、前半戦を優勢に進めた。

伊藤は3Rから反攻を開始。スタートから積極的に打って出ると、高山もそれに応戦するが、ジャブ、右ストレートを的確性と、顔面の急所を覆い隠すブロッキングで有効打を阻んだ伊藤が、このラウンドは支配し、最終4Rを迎える。高山は脚を使う伊藤を追い掛けていったが、クリーンヒットは生まれず、結局決定打を打ち込むことはできなかった。

読み上げられた採点は39-38が二者、残る一人が38-38の2-0で高山の勝利。パワーを活かして前に出ていた分、相手の出方を見ながら攻撃することができ、攻防分離の傾向が散見された伊藤の隙を突いていけたのが勝因に挙げられるだろう。次の試合は11月1日、大泉雄司(新田)を相手に行なう予定だ。

☆8/1 東京・後楽園ホール
東日本新人王準々決勝バンタム級4R
田中 稔大(角海老宝石) [判定4R 3-0] 若生 燃太(輪島スポーツ)×

前戦と同じく青コーナーに陣取った田中は初回、右ストレートをボディに伸ばし、一拍の間を置いてから今度は右ストレートを顔面に叩き込んで、若生をふらつかせる。その後も左ジャブを挟みながら、パンチを上下に打ち分けて若生を下がらせ、主導権を確保した。2Rも田中のボディ攻撃は実に効果的。ボディアッパーから切り返した左フックで若生を後ずさりさせ、終了間際には左フックのカウンターも奪い、豊富なアマチュア経験に裏打ちされたパンチを当てる巧さが際立つ。3Rもボディ攻撃で小刻みにヒットを積み重ね、4Rも常に先手先手でボディを攻め続け、若生の心を折りにかかった。だが若生も引き下がらず、しぶとく反撃する中、終幕のゴングが打ち鳴らされた。

判定は39-37が二者に40-37のユナニマスデシジョンで田中の快勝。決して派手なボクシングスタイルではないものの、堅実なボクシングの組み立てが光った田中の次戦は9月28日。2勝(2KO)1敗1分の太田裕二(ヨネクラ)とファイナリストの椅子をかけ、雌雄を決する。

☆8/7 東京・後楽園ホール
B級トーナメント準決勝
×半田 志門(角海老宝石) [KO1R1:55] 今泉 陽介(沼田)

「SHIMON」とロゴの入った黒いTシャツを羽織って入場したサウスポーの半田は、常にスリリングな試合を提供してくれるソリッドパンチャー。強さと脆さが隣り合わせで同居するタイプと言えるが、この日はその特性が裏目に出てしまった。

序盤、右を軽く突き出してリズムを測り、脚を使って今泉の前進をいなそうとしていたが、パンチを振り出す際にディフェンスが疎かになってしまうきらいのある半田は、右フックを強振すると、ガードが下がった隙を突いて今泉の右が浅くヒット。これでタイミングをアジャストした今泉は、半田が左を空振った後の返しの右に、右フックを合わせる。今泉の思い切りの良さに半田は反応し切れず、顔面にジャストミート。半田はスローモーションのようにゆっくりとキャンバスに腰を落とす。甚大なダメージを被り、手負いの状態に陥りながらもボクサーの本能で戦闘再開に応じた半田だが、すかさず右ストレート、左フックを浴び、連打をまとめられ、ロープ際で右フックから左フックをフォローされると、微かに繋ぎ止めていた意識は刈り取られてしまった。

posted by kadoebi1 |16:59 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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