2012年01月27日
1月31日は今年最初の『角海老ボクシング』が後楽園ホールで行われる。オール4回戦の全11試合という珍しい試みで、新しい1年の始まりを飾るのにふさわしいフレッシュな戦いをお届けできれば、という想いだ。
新人は荒削りだが下手な小細工ができない分、バチバチの試合が期待できる。ポイントアウトするようなテクニックに頼らず、気持ちと気持ちがぶつかり合う純粋な打ち合いが見られるんじゃないかな。
特に最後に登場する岡田博喜は、インターハイと国体優勝の実績を持つアマチュアキャリア豊富な選手。今後期待される選手になると思うので、今のうちからチェックしておいても損はないはずだ。
ジムとしても4回戦の選手はこれから角海老の叩き上げとして育っていくわけだから、できるだけ実戦の機会を与えてやりたいし、この中から将来チャンピオンになる選手が出てきてほしいと願ってる。
ファンの皆さんにとっては「推しボクサー」を見つける絶好のチャンスだと思うので、青田買い気分で観戦してみてはいかがかな?
posted by CRK |15:49 |
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2012年01月18日
新しい年が始まった。ジムとしてはとにかく今年はチャンピオン、いくつかタイトルマッチをやってなんとしてもベルトを獲りに行く年だ。3月6日に初防衛戦を控えた角海老唯一のチャンピオン、ライト級王者の加藤善孝には安定王者として、ウェルター級2位に上昇した高山樹延を筆頭にランカー勢には全員チャンスがある。
そして、ジムだけでなく日本のボクシング界が盛り上がるような、見ていて面白い、本物の真剣勝負をどれだけ生み出すことができるか。これも大切なことだ。現在日本には世界チャンピオンが史上最多の8人となり、大晦日には3つの世界戦が放送された。世間的にも徐々にボクシング人気が復活しかけてきているようにも思う。
それはエンターテインメントが多様化し、日本人の目も肥えてきて、より本物志向の時代になってきたんじゃないのかな。作り物やゴマカシが通じないからこそ、逆にボクシングというスポーツの魅力を伝えるのには良い時代だと思ってる。
今年は角海老宝石ジム創設35周年に当たり、自主興行も去年を上回るくらいのペースで行っていきたい。今年最初の興行となる1月31日はオール4回戦、そして3月6日は加藤の防衛戦をメインに、右拳の負傷で戦線を離れていた気鋭のホープ、ライト級8位の土屋修平も復活のリングに立つ予定だ。
皆さんも角海老勢の活躍を楽しみにしていてほしい。そして、機会があれば是非後楽園ホールに足を運び、生でボクシング観戦を体験してもらいたい。きっとボクシングの魅力が分かってもらえるはずだ。
今年の終わりには飛躍の年だったと言えるような結果を残すために選手やトレーナー、ジムが一丸となって全力を尽くしたい。何卒応援のほど宜しくお願い致します。
posted by CRK |19:19 |
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2012年01月12日
2011年の大晦日はトリプル世界戦に加えて元K-1ヘビー級チャンピオンで角海老宝石ジムに移籍した藤本京太郎のデビュー戦もあり、テレビの前でボクシング三昧の年末を楽しむことができた。
大阪府立体育会館ではWBCミニマム級王者の22歳・井岡一翔と京太郎がともに快勝。一方、横浜文化体育館ではWBAフェザー級8位の細野悟(大橋)が王者・セレスティノ・カバジェロ(パナマ)に挑戦するも3-0の判定負け。しかしWBAスーパーフェザー級王者の内山高志は、同級暫定王者の強豪ホルヘ・ソリス(メキシコ)を完璧なボクシングで完封し、11Rに左フック一発でソリスをマットに沈めて見事V4とタイトル統一を達成した。
個人的なMVPは、これで世界戦5連続KO勝利の内山。右拳の怪我により11カ月ぶりの復帰戦となったが、印象的だったのは右が使えなかった間にパワーアップした左だ。右拳を負傷した三浦隆司とのV3戦を左1本で戦い抜いた内山だが、パッキャオやガンボアらとも戦ってきたソリスとの差し合いを制した鋭いジャブ、そしてコンパクトな軌道から最短距離で打ち抜く左フックはKOパンチにもなった。それに加えて復活した右拳も今まで同様に破壊力抜群。上下を打ち分けるテクニック、ディフェンスに関しても危なげな場面は皆無でほぼパーフェクト。全方位でコンプリート感が高まった内山のボクシングは最後まで圧巻だった。
この日のもう1人の世界王者、井岡のV2戦は同級10位ヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)と。わずか1R98秒でのKO勝利ということで、正直もっと見たかったが、いくら実力差があったとしてもダウンが少ないミニマム級で、世界ランカーを相手に1R速攻のKO劇にはびっくりした。
しかし史上最短7戦目で世界タイトルを獲った井岡の佇まいは22歳のヤングルーキーのそれではなかった。王者らしく堂々と、しっかり圧力をかけて距離を支配し、無駄のない動きで一気に攻め立て、最後はワンツーから左フックでトーチャルンチャイのとどめを刺した。この若さでこの安定感、これからキャリアを重ねていく中で一体どこまで進化するのだろうか。井岡一翔、全く末恐ろしい選手だ。次戦とも噂される同級WBA王者の八重樫東(大橋)との統一戦が実現すれば、かなり注目度の高いビッグマッチになるのでは。
そして我らが京太郎もデビュー戦をオーストラリアのマイケル・オドネルと戦い、フルマークの判定勝利。試合後にKOで勝てなかったことをファンに詫びた京太郎だが、6勝14敗と戦績は振るわないものの、20戦のキャリアがある相手からダウンを取っての完全勝利は、デビュー戦としては十分だったのでないか。
ボクシング自体もキレのある攻撃的なスタイルで見ていても面白いし、日本人ではめったに見られない重量級はやはり迫力がある。まだまだ荒削りにしろ、高いポテンシャルを持った選手であるのは間違いない。2戦目後にはオーストラリアへ武者修行に行くそうで、日本ではほとんど前例のない階級とあって逆に今までの常識にとらわれずにどんどん海外に打って出るなど、日本のボクシング界をかき回すような存在になってもらいたい。
しかし、ボクシング観戦を満喫したおかげで充実した年の瀬を迎えることができた。各局の目玉番組との視聴率争いは厳しいかもしれないが、ファンとしてはこの大晦日ボクシングをぜひ毎年恒例のイベントに、とお願いしたいほどだ。プロモーターとテレビ局ががっつり組んで年末に大きな試合をやる、という流れが出来れば選手やファンにとっても夢のある舞台が生まれるような気がするのだが…
posted by CRK |13:11 |
試合レポート |
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2012年01月08日
12月2日の角海老ボクシングだが、4勝2敗と勝ち越すことはできたのだが、肝心な試合を二つ落としてしまった。
一つはメインのウェルター級2位・下川原雄大の試合。ノーランカーの尹文鉉(ドリーム)に判定負けを喫してしまった。言い訳をするわけじゃないんだが、実は下川原は試合1週間前から急性の胃腸炎になってしまって、計量後にメシを食べたらそれを戻してしまうほど体調が悪かった。
もちろん相手の尹君も実力のある選手だったことは素直に認めたい。下川原を研究してきたと思うし、ジャブをよく見て、後出しのタイミングでパンチを当ててきた。間の取り方にしても終始冷静に試合運びができていて、むしろ下川原がやりたかったことを逆にやられてしまった感がある。
こちらとしてはジャブを当てて、相手が反応して飛び込んで来たところにカウンターを合わせたかったんだが、最初から下川原のジャブが当たらなかった時点でダメだった。そこで冷静さを失い、無理に突っ込んで行ってパンチを貰うという展開。まあ負ける時は色々重なって、こうした負の連鎖が起きるものだ。
ただ今回はしっかりコンディションを作れなかった面で下川原は自分自身に負けた部分もあるし、このまま終わるつもりはない。下川原の再起を期待していてくれ。
もう一人の敗者はコーチ義人。相手はランキング5位の中嶋孝文(ドリーム)で、初の格上ランカーとのマッチアップだったが、はっきり言って完敗の内容だ。中島君はコーチの動きを完全に読み切ってたし、下川原同様にコーチがあせって攻めたところにカウンターを貰う展開。残念ではあったけれど、これであいつもボクシングの厳しさと自分の実力がどの程度なのか分かったと思う。
結局、新人王を獲ったぐらいで浮かれてたらいけないってこと。前回も苦戦して引き分けてるし、正直ここのところ練習がヌルい。もっともっと自分を追い込んでやらないと上には勝てないよ。中島君は4、5敗し、厳しい経験もしてきて今が円熟期というか一番脂が乗った時期の選手だろう。駆け出しのコーチが勝つためにはよほどの努力をしないと難しいのは当然だ
あいつは素質はあるけどアマチュアでやってきたわけじゃないし、所詮は叩き上げなんだから2、3敗は覚悟して、これをバネにして精進してもらいたい。素質に甘えてるだけでトップが取れるほどこの世界は甘くないからね。
コーチとは対照的に、素質はそこまであるわけじゃないが、フェザー級の新人王の関豪介は人一倍努力をしてきたからこそ、今回の試合で初のランカー戦勝利を挙げることができた。関にしろ、コーチとの新人王決勝戦で敗れた大橋健典、4回戦の鎌田卓も、この日に勝った連中はみんなそう。しっかり自分を追い込んで努力してきた結果だ。
ただ負けた2人も、ここでキャリアが終わるわけじゃない。負けたのには理由があるし、何か自分に足りない部分があったはずだ。そこを自分なりに受け止め、課題を見つけて克服すること。失敗は成功の元、この敗戦を肥やしにして、チャンピオンという大きな目標に向かって引き続き頑張ってほしい。
posted by CRK |19:28 |
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2011年12月31日
2010年の全日本新人王MVPを獲得し、注目のルーキーとして期待を集める11戦11KO勝利中のライト級7位・土屋修平。8月の福原寛人(江見)戦で左拳を骨折して現在休養中だが、徐々に練習も再開し、来年早々のリング復帰を目指している。完全復活に向けて「来年こそは飛躍の年にしたい」と言う土屋に話を聞いた。
――怪我の具合はどうですか?
「骨はほぼくっついていて、着実に良くなってます。たぶん来年の2月には完治してると思います」
――練習の方は?
「少しづつやり始めてて、左はまだ思い切り打てないんでスパーはしてないですが、軽い感じで体は動かしてます」
――そうすると怪我で完全に3~4カ月は休養を余儀なくされたわけですが、これまで大きな怪我の経験は?
「これだけ大きな怪我は初めてです。理想を言えば月に一度くらいのペースで試合をしてもいいぐらいのタイプなので、正直最初はすごくイライラもしたし、ボクシングができないストレスも感じました。でも、時間が経つにつれて悔やんだり落ち込んでもしょうがないって割り切るようになりましたね。今は逆に良い休養ぐらいに思ってます」
――デビューしてからの2年間、11戦11KOと注目のルーキーとして高いテンションで走ってきたと思います。ここで一息つける時間が作れたのはかえって良かったかもしれない?
「そうですね。考える時間も大切だなって。それと体を動かしてても、追い込んでガンガンやってる時には気づかないことが見えてくるんですよね。僕は『ボクササイズ』(笑)って言ってるんですが、軽く体を動かすことも大事だなって。自分を少し引いた目で、客観的に見てるっていうか。あと最近は体幹を鍛えたり、体の感覚、体の使い方を覚えるフィジカルトレーニングもやってて、そういうことも追い込んだ練習をやってるとなかなかできないですからね」
――なるほど。逆に今しかできないことをやってると。まさにブログのタイトル同様「ポジティブで行こう」のスタイルで。
「ですね(笑)。今しかできないことと言えば、運転免許を取るべく教習所に通ってるんですが、仮免に2度落ちて、ちょうど今日3度目も落ちてきました… 」
――もしかして怪我よりも落ち込んでる?
「正直… はい 。いや、でも普通仮免に落ちると『えー、なんで仮免落ちるの?』とかそういう絡みが一通りあるじゃないですか。でもそれももう3度目なんで慣れてきました(苦笑)。ぶっちゃけ最初に落ちた時は結構ショックでした… 」
――仮免ってそんなに落ちるものなんですか?
「話を聞いてるとそんなことはないと思うんですが… 。ただ教習所にも最近は金額別にランクみたいなのがあって、自分が通ってるところは結構安いところなんで、もしかしたらそれが原因なのかも。安いだけに何度か落ちるっていう」
――ありそうですね。確かにそれで一発で受かったら高いところの存在価値みもないですもんね。やっぱり世の中そう美味しい話はない的な…
「あ、たぶんそうですね。結局最終的に払う金額は一緒っていう。なんかショックっすね」
――いや、次は頑張りましょう。持ち前のポジティブ思考で(笑)。では話をボクシングに戻しましょう。実際にこういう怪我を経験したことが自分のボクシングにも影響を与えることは?
「ありますね。やっぱり怪我をしない打ち方を心がけるようになるし、もちろん相手にも打たれないように、効率の良いボクシングがしたいなと考えてます。ペース配分や心理戦、そういうことも含めて無駄のないボクシング、良い意味で楽をして勝つことが目標です。体は10ラウンド問題なく動くことは分かったんで、後はもっと頭を使って巧い試合運びができればと」
―なるほど。それでは次戦の予定は?
「まだ相手は決まっていないんですが、来年3月の角海老の興行ですね」
――3月のリングで完全復活となるわけですね
「そうですね」
――怪我を乗り越えて、一回り大きくなってリングに帰ってくるのを期待してます。最後に今年を振り返ってみて、来年への抱負などを
「怪我もありましたけど、今年は負けなかったから良しとします。来年こそは『飛躍』の年にしたいです。年が明けたら一気にギアチェンジしてやってきますよ。来年はとにかく強い相手とやりたいですね。格上のランカーと勝負して、タイトルマッチまで視野に入れられたらいいと思います」
posted by CRK |21:04 |
対談・インタヴュー |
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