かぼすシュートの蹴球アラカルト

2017 日本対ブラジル (フランス リール)強化試合

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サッカー競技の強さとしての極限を見た思いがする。
ボールコントロールの巧みさ、動きの柔やかさ、判断・ボールタッチ・プレイなど全てに共通する速さ、そして正確さ。
何よりもミスの少なさ!
こんな試合を見ると、「キリンチャレンジカップ」なんて、何だったのだろうと?疑問が湧く。キリンチャレンジカップを何試合しても、このブラジル戦やドイツ戦などの1試合に値しないだろう。
ブラジル選手は、全員がレアル、ユベントス、マンC、パリサンジェルマンなどの世界一流クラブの主力選手である。日本にはまだ一流クラブの主力選手は生まれていない。香川や本田がマンUやミランである時期主力になったが・・・。 この試合に出場した日本選手に、ボールを止める巧みさ、プレイの速さ、判断の速さ、1対1の強さ、プレイの正確さ・・・など、身を持ってお手本を示すブラジルチーム。これが、選手にとって何よりも宝物だろう。
そうは言っても、ブラジル、スペイン、ドイツなどの強豪国とのマッチメイクは簡単に組めるものではない。やはり日本がFIFAランクで一桁以内にならないと、相手も選ぶ権利があるのである。その為には、Jリーグで巣立った選手は欧州に飛び、2部、1部、そして一流クラブの控えでもいい、このような世界の一流選手が在籍するクラブで毎日一緒にトレーニングする環境に身を置く。そのことが選手の価値を高めていくだろう。
でも、基本はどんなプレッシャー環境に置かれても崩れない1プレイ1プレイの正確さなのだろう。やはり、毎日のトレーニングでも表に出ないミスをどれだけ消していけるか、その選手の自身の自覚なのだろうと思う。
G大阪の井手口選手のように、パスの流れを読んで、走りまわる選手にとっては得難い経験だったろうと思う。PKなどで試合の流れは前半で終わったが、注目すべきはその内容である。
世界の一流国と対戦した時には、その差に唖然とする。日本もあの域に達する選手が生まれてくるのだろうか?

あのような一流選手が生まれてくるブラジルの土壌・・・・日本サッカーの今の育成土壌はどうなんだろう???
ブラジルと同じことをやる必要はないが、日本の育成土壌も進化はしている。若い十代の選手をU16・U17・U18など、たくさん海外遠征に送り出しており、多くの経験をもたらしてはいるが、世界もまた進化しているのである。
試合中、テレ朝のアップ画面がとても気になった。何かの新しい局面になるとすぐに選手のアップ画面になって、全体感が薄れてしまう。テレビ画面も、ブラジルの攻守の切り替えの速さに追いていっていない。我々はネイマ-ルの顔や眼が見たいのではない、彼のプレイやボールを引き出す動きがみたいのである。この辺に、サッカー中継のまだまださを感じてしまう。
日本のプロ野球には、このような試合は成り立たない。それは世界一流選手が、世界一を真剣に争う大会がないからである。WBCは日本が仕掛けて大会で、大リーガの一流選手は誰も出場しないし、何よりも世界的な規模が浅い。
サッカー競技で世界一流になるには、他競技よりはるかに難易度が高い。それは世界中の能力のある選手達が、この競技の底辺を支えている世界一盛んな競技であるからである。
海外でプレイする選手が多くなり物おじせずにできるようにはなったが、まだまだこのブラジルとは格が違う印象を受けた。
十代の子供達には、この試合のビデオをすり減るぐらいに真剣に見て欲しいと思う。そこには「巧さとは」「速さとは」「判断とは」・・・サッカーの上手さが凝縮されて詰まっているからである。

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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

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