かぼすシュートの蹴球アラカルト

高校サッカーの歴史(後4年で百年)九州・大分から振り返る。

このエントリーをはてなブックマークに追加

地方では高校サッカーの冬の選手権予選が始まった。都会の東京などでは真夏にすでに始まっているが・・・。
90周年記念誌をまとめたのが平成23年度、今年平成29年度は、第96回全国高等学校サッカー選手権で、後4年で百回の記念大会を迎える
「高校サッカー90年史」を改めて読めば、多くのことに気付かされる。百年史ではなくて、なぜ90年史なのか?。後10年、待てなかったのか?。いやいや、後10年待てば、様々な歴史が脳に詰まっている多くの先生方や知識人がご高齢になって、聞きとるのが不可能になる。今だ・・ということで、90周年誌になった・・・と、日本サッカー史研究会のの時に、編集長から聞いた(笑)。
この高校サッカー90年史は本当によくまとまっている。後世に何を語るのか?後世に何を引く継ぐのか?百年経っても、覚えておいて欲しい事は何なのか?
賀川浩氏、牛木素吉郎氏の文章には、語り継ぐ文脈に熱い心を感じる。九州や大分の視点からこの90周年誌を顧みた。
大正6年度から始まったこの大会。甲子園の中等野球大会に刺激を受けてラグビーも全国大会を!と、企画中であった毎日新聞。しかし、周りを見るとラグビーをやっているチームが少ない。しかし、フットボールのサッカーは関西近辺にすでに10チームほどある。そこで、ア式フットボール(サッカー)とラ式フットボール(ラグビー)の二本立てで始まったと言われている。

九州のチームでこの大会に初めて参加したのは、昭和4年度の第12回大会の熊本第2師範学校である。その後、熊本第1師範や長崎師範学校などが参加している。しかし、昭和12年から福岡県の嘉穂中学や海星中学、壇浦中学などが参加している。

日中戦争の気配が忍び寄り、不穏な世相の中で九州から大阪まで大会に参加するのは旅費・食事・宿泊費など、さぞかし大変であったろうと思う。
その後は 昭和17年の大会を最後に戦争で中断する。戦後は昭和22年の第26回大会から再開する。そしてこの頃から九州では山田高校(福岡)が伸してくる。そして進学校の鹿児島鶴丸高校も昭和24年、25年と2回連続出場している。九州のチームが初めて準決勝に進んだのは 昭和23年度の山田高校が最初である。その後昭和29年度の第33回大会で熊本工業高校が準決勝まで勝ち進んでいる。
戦後、目覚ましい活躍は愛知の刈谷高校が有名である。
大分が初めてこの大会に参加するのは、昭和34年度の中津東高校である。この後、中津南高校が4大会連続北九州予選を突破して高校選手権大会に出場する。その後は、大分工業が伸してくるが、大分県勢は全国大会ではなかなか上位に行けなかった。日本代表選手の輩出も他県と比較すれば著しく劣っていた。途中、明野中学は日本になるが、高校は長崎の島原商、国見、鹿児島の鹿児島実などのように全国大会で活躍する高校は生まれなかった。
そうした中で2002年のW杯開催地立候補、1994年大分トリニータの設立は、大分にとっては画期的なことであった。日本サッカー協会に立候補を告げると驚きの声であった。当時の大分はそれほど不毛の地であったが、平松知事のJFA幹部や経済界へのアプローチで、開催地をつかみ取った。
そして、このクラブから日本代表選手が生まれるようになる。



1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
高校サッカー
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

【2017年 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・ソフトボール全種別試合結果(リンク集)】【銀猫の女子ソフトボール観戦記】

まさかの、、【走れ!!ソニー仙台FC】

INAC神戸レオネッサvsちふれASエルフェン埼玉 なでしこリーグ2017第17節【球マニアのBLOG】

2017年秋季埼玉県大会準決勝(花咲徳栄×山村学園 市立川越×上尾)【北のお部屋】

INAC神戸レオネッサvs伊賀FCくノ一 なでしこリーグ2017第15節【球マニアのBLOG】

2017年秋季埼玉県大会2回戦(花咲徳栄×滑川総合 春日部共栄×狭山ヶ丘 浦和学院×大宮東)【北のお部屋】

【#高校バスケ】2017' #ウインターカップ 神奈川県予選 男子決勝:厚木東vsアレセイア湘南。【名寄地区バスケットボール協会HP管理人ブログ】

【高校】2017' 平成29年度 全国高等学校バスケットボール選手権大会北海道予選名寄地区予選会、終了しました。【名寄地区バスケットボール協会HP管理人ブログ】

ブロガープロフィール

profile-iconkabosu

「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

  • 昨日のページビュー:760
  • 累計のページビュー:5734237

(10月22日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 大分トリニータ J3降格の原因を考える(その2)
  2. アジアカップ 予選リーグに見るアジアの勢力図
  3. 大分トリニータJ3降格の原因を考える(その1)
  4. J2 大激戦 昇格・降格 予想
  5. 大分トリニータ J3降格の原因を考える(その3)
  6. 監督を交代する理由
  7. 大分トリニータ J3降格の原因を考える(その4)
  8. 大分トリニータ J3降格の原因を考える(最終回)
  9. 連敗が続く大分・・・何が起きているのか?
  10. 残念なクラブの対応

月別アーカイブ

2017
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2009
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年10月22日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss