かぼすシュートの蹴球アラカルト

地方から見る日本サッカーの現在位置

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U17日本代表が発表された。
インドで開催されるFIFAU-17ワールドカップに参加する日本代表のメンバーである。年齢的には17歳、高校2年生の世代であり、平成12年生まれの年代(2000年生まれ)である。
以前の1900年代のU17代表選手から比較すると、技術的には上手になってきており、JFAの海外遠征などにより国際試合の経験も多い。何よりもサッカーの上手な選手の母集団が増えており、主力が3人~5人と欠けてもチームとしての力は変化しない。予選リーグと決勝トーナメントでは11人総入れ替えして戦っても、チームの力は変化しない。
要するに、日本サッカーの層が、かなり厚くなってきているのである。そのことはU17日本代表に選ばれてもおかしくない・・・という選手が、選ばれない選手団の中にも数多くいるということである。そういった集団が増えれば、増えるほど、日本サッカーは底上げされて強化されている実感を感じるのであるが、そのような選手団が、5年~10年先に日本代表の軸となってどのような形で構成されているのでしょうか?。

というか、はっきり言うと、ドイツやスペインなどと肩を並べるチームとなって存在しているのでしょうか?
5~10年先に、とてもそこまでは到達しないであろうと思うのが素直な実感です。
この先、彼らが進む道は、大学・Jクラブ・海外クラブしかありえないわけであるが、世界の檜舞台に立てるには、何が満ちて、何が不足しているのであろうか?
「天才も二十歳(ハタチ)過ぎればタダの人」という諺を覆し、天才のままに世界で羽ばたいて欲しいと思うのだが・・・。
サッカー界が、目指しているのは世界であり、世界との真剣勝負での勝利であり、サッカー少年団の指導者の皆さん方の夢は「我がクラブから世界に羽ばたく選手を!」なのだと思います。 その辺は、野球界と1番大きな差を感じるところです。
最近、高校サッカーや、Jリーグでもドリブルの上手な選手が・・・というより、あまりドリブルという声を聞かなくなりました。Jリーグでも1対1の局面で、果敢に仕掛ける、いつも仕掛ける果敢な選手を見かけなくなりました。そう、いつも仕掛ける、相手に突っかかっていくドリブラーが少なくなりましたね。
数的優位を作る、パス・パス・パス・・・、フリーな選手にボールを預ける・・・ではなくて、もっと相手に果敢に、何度も、何度も仕掛けていく果敢な精神のある若い選手、フーリな味方が側にいてもパスを選択せずにドリブルで仕掛けていく感性・・・こういう若い選手が、少なくなっているのでは?そんな気がします。

残念なのは、我が町の大分トリニータからU16、U17、U18、U19、U20の代表に選ばれる選手がいなくなってしまったことです。U10年代からしっかりと育成していくポリシーをクラブが持ってやることが大事。1番よいのは、指導者・選手を、毎年数名づつ海外経験させること(12歳~17歳)、それ以外にもやるべきことはたくさんあります。
今年、JリーグがJクラブの育成組織をクラブ別に点数制にして評価しました。ベルギーが元らしいですが、欧州のクラブでもかなりこの評価制度を採用していると聞きます。
「大分は若手を育ててている」という定性的な言葉が流れるのではなく、定量的にしっかりとそのクラブの育成制度を評価する。この結果は公表されていませんが、J1~J3の54クラブの評価・順位が気になるところです。
育成は時間がかかるし、資金も必要。しかし、ここで手を抜くと元に戻すのに10年ぐらいかかってしまします。トップクラブの育成のブランド力アップは、クラブの存亡に値するぐらい大事なことです。
大分のU15の有能な子供達が、有名高校(長崎・熊本)に流れる、あるいは有名クラブ(関西など)へ流れる傾向は、表に出てはいませんが、昔からあります。何とか、地元で育成できて日の丸をつける選手を生み出す環境を作って欲しいものです。

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地方から見る日本サッカーの現在位置

ドヤ顔で「現在地」というフレーズを口にする連中にウンザリしていたので
「現在位置」が妙に新鮮に感じました。

「地方から見る日本サッカーの現在位置」へのコメント

ドリブル突破が好きみたいですけど、はたしてそれこそが正解なのでしょうかね?
そもそもドリブルを武器にした若手はどんどん出てきてますし。
私の応援してるチームを中心に話すので片寄りはありますが
三好、長谷川、大島(川崎)
中野(仙台)、松原(清水)、中島(F東)
有名なところを少しあげただけでこんなにも、おそらく他チームのファンに言わせればもっと出てくるでしょう。
そして、側にフリーな選手がいてもドリブルするのは状況次第ですよね。
そこでファーストチョイスをドリブルにするにはネイマールとかのレベルのテクか、ドログバ並のフィジカルが必須。かといって彼らが常に自分が自分がとやってたら世界的な評価は無い。ネイマールは最近自分勝手やりはじめて批判されてますし。
フリーに預けて縦のワンツー、相手に食いつかせてフリーを走らせる。走らせれば速度も乗るしサイドなら一気にライン裏まで行けた上にパス出した選手は後ろからバックアップできますから。
このようにドリブルよりローリスクハイリターンな場合も多々ありますよ。
勇猛なのと無計画なのは違うし、臆病なのと冷静なのもまた似てて違う。
先に名前があがったように、そういった選手も居るわけだしそこは心配するに値しないんじゃないんですか?

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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

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