かぼすシュートの蹴球アラカルト

スポーツを議論する!

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先週、初めて大分スポーツ学会に参加した。
この学会は発足してから5~6年になる。スポーツの分野は、幅広い。
学会にも、スポーツ社会学会、日本スポーツ産業学会、スポーツ心理学会、スポーツ史学会、日本フットボール学会・・・等など、多くの学会がある。学会である限り学術的分野で日本全国には多くの研究者がいる。
様々な論文発表を読むのも面白いが、様々な方々と2次会でお話すると、面白いお話を聞くし、かなり勉強になる。
話は、ラグビーワールドカップ2019について・・・本音では語れない危惧する声が多かった。
行政、報道含めて、一生懸命にやっている。それは、決まったからやっているに過ぎない・・・と、いう声が多かった。
そして、イベントが終わったら、終わった・・・時が経てば風化されて、やがて忘れ去られて、また元に戻るという声である。
なぜサッカーの2002年ワールドカップを参考にしないのだろうか?
サッカー2002年組織委員会は、あの時、日本国内で多くの新しいスタジアムが新設された。それはFIFA基準の4万人、屋根付きスタジアムの条件に答えるためである。
当時、日本国内は4~5万のスタジアムは国立競技場ひとつであった。ところがアメリカには5万以上のスタジアムは200以上あった。もちろん野球場は除いている。アメリカでは、大学ひとつでアメフトなどでの集客力が高く、5万人スタジアムを保有している。
日本と1番違うのは大学スポーツが9千億と言われるほどのスポーツ産業で大きな資本が動く、スポーツ市場になっていることである。
2002のサッカーワールドカップ開催するにあたり、組織委員会は開催地に条件をつけた。スタジアムを新設しても、そのスタジアムを活用して集客するソフトが必要である。
大分、新潟、仙台、札幌、埼玉・・・・**開催地にサッカーの全国リーグに参加できるクラブ(JFLクラス)を保有すること! **この条件に沿うように、各県候補地はスタジアム建設、クラブづくりに奔走した。
当時、Jリーグに参加したクラブは、すでに保有していたが、ゼロからクラブを作る自治体などは大変であった。

そして今や、J1・J2・J3と54クラブにJリーグクラブが増加して、各県には多くのJクラブが存在するようになった。全国リーグのJFL以上という条件で見れば、全国都道府県でないのは、島根、和歌山、高知だけ?になってしまったようである。

そういう面で、ラグビー2019を見ると、学会に参加された方々は、多くの物足りなさをを感じているようである。
それは2019年が過ぎ、10年経てば・・・忘れ去られるのではという声である。「ああ、そういえばそんな大会をやったな・・・」という声になりはしないか?
やはり、ラグビーのクラブがあってこそ、未来に語られ続けていくのではないのか?
そうでなくても、ラグビーは小学生、中学生に土壌がなく、高校も少子化の影響を、もろに受けて、花園の全国高校ラグビー予選の参加校が、2校~5校という県が増えて、1回勝てば全国大会・・・など、底辺がやせ細っている現状がある。
その現状をもっと未来に向って本音で議論して報道していくべきではないのだろうか!。
大事なのはサッカーにない、野球にもない、ラグビーしかないステイタスを掲げて、芯のあるラグビーの世界を地道に築いていくことである。
「俺が地元のラグビークラブの試合はよく見にいくよ。もちろんアーセナルの年チケも持っているよ(笑)」というロンドンっ子は、まさに地域とクラブが一体化しているように思える。

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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

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