かぼすシュートの蹴球アラカルト

凡事徹底が生む力

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サッカー競技で選手は何をしているのか?
どのような動作をしているのか?
1、ボールを止める動作
2、ボールを蹴る動作
3、ボールを運ぶ動作
4、ボールをヘディングで打つ動作

大きく分けて上記の4つの動作に大別される。しかし、それ以外にも共通動作として、頭を振って周囲の視界を捉えて、状況判断する脳の働きがある。
要するに、上記の4つの動作が完璧に行えれば、局面の中でプレイをミスなく行えて、それはチームの勝利へ多大な貢献をするであろう。
今月発刊していたフットボール批評の風間監督のボールを止めることについてのコメント「ボールが静止すること」それ以外はすべてミスである。
ここ数年、私の頭の中でもズット置かれていた課題「基本技術のひとつひとつが疎かになっているのでは・・・」的を得た言葉のように感じました。

今はサッカー雑誌やCD、欧州動画などでスーパプレイ特集などがあります。ボールの触り方についても様々なトレーニング手法があり、それはそれは見る者に飽きを生じさせません。
しかしながら、スーパプレイが始まる前の、ピタっとボールを静止させる技術の高さを解説する方は少ないですね。

大分の試合を観ますが、ピタッと完璧にボールを静止させるトラップを決めるプレイは少ないですね。ボールを止める動作はしますが、ボールは10㎝、あるいは20㎝、動きますし、ボールが流れている・・・。これでは次のプレイでミスにつながります。
ボールを止めて、味方にボールが繋がったとしても、それはそのレベルであるからミスに表立たにならなかっただけで、浦和や鹿島と対戦する、すなわち上手いDFにあたれば、やられます。

ボールを使った様々な動作トレーニングを行うことは容易い事ですが、それを正確に行うことは難しく、さらに敵からプレッシャーを受けた中での、その動作を正確に行うことはさらに難易度を伴います。
最近、そのような正確性を問う声が少なくなっているように思います。 当たり前のことを、当たり前に正確に行う!
「凡事徹底」。平凡な事をできる事が、とても大事であると説いている言葉です。
そして一流選手ほど、当たり前のことをしっかりと取り組んでいます。

オフト監督が日本代表監督なった1993年頃、トレーニング内容がおもしろくない・・・と、ラモス選手が語っていました。パスコースで三角形を作れ、アイコンタクトなど当たり前のことをしつこく語っていたそうです・・・日本代表選手は、少年の頃から耳にしていた言葉です。でも、100%完璧にできませんでした。

容易なプレイをきっちりと正確に行うことは難しいことなのです。
「パススピードを速く」・・・何でもないことです。言われればそこではできますが、それを試合で100%完璧に行うことは難しいことなのです。

意外性のあるプレイ、数的優位、創造性のあるプレイ・・・色々と語られますが、それよりも大事なことは、眼の前の平凡なプレイを完璧にこなすことです。
「凡事徹底」ほど大事なものはありません。
指導者に大事なことはなんですか?と、問われたら「リピート、リピート、リピート・・」繰り返し、何度でも同じことを言い続ける。 そのことの大事さを、改めて思い出しました。

サッカーは几帳面に行った方が勝つ!



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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

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