かぼすシュートの蹴球アラカルト

タイ国サッカー、明日への希望

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ロシアワールドカップアジア地区最終予選の日本対タイは4対0での日本の完勝だった。 忘れられない記憶がある。
1965年から始まった日本サッカーリーグ、優勝したご褒美に東南アジア遠征を行う会社チームがいた。
その中で対戦したのがタイ国ユースチーム、押し込まれての、辛うじて1対1の引き分けにタイ国サッカーの明日への強さを感じた記事であった。
当時は軍事政権下、東南アジアに遠征した日本代表チームなどは、よく軍のチームと対戦した時代でもあった。
あれから60年以上の歳月が過ぎた。1993年のJリーグ発足から急激にサッカーが進化した日本サッカー。

一方で、サッカーのプロ化が進み、国内NO1スポーツとして不動の地位を築き、世界に視野を広めつつあるタイ国サッカー。日本のJリーガが最も多くプレイしている国でもある。
そんな国同士の対戦でもあった、ロシアワールドカップ予選の真剣勝負。

一言でいえば、タイ国サッカーの筋は読まれていた。
止める、蹴るというプレイ単味の質は変わらないように見えたが、次のパスへの球筋、次のプレイへの読みや展開するプレイの筋、プレッシャーを受けてのプレイの質、そして、それぞれの速さに大きな差があったように見えた。

サッカーと野球の大きな違いはプレイの連続性である。1球毎に、考えながら次の投球を読み、組み立てを考える投手と打者の駆け引き。
それは、それで競技の面白さであるが、サッカーの面白さはプレイの連続性であり、その連続性は選手個々の判断の元に、トレーニングで築かれて磨かれていくものである。
すなわち、脳で考えるプレイのイメージ化というものであろうか・・・相手の弱点や裏を突くイメージ、そして速さ。

日本のクラブが欧州の一級品のクラブと対戦した時に受ける感覚をタイ国サッカーは感じたのであろうか?

「サッカーは世界の言語である」、これは先月亡くなられた元JFA会長の岡野俊一郎さんの言葉である。
資本主義で経済的に急激な発展を見せる東南アジア各国、そして、それぞれの国々でサッカーもまたプロ化から国際化へと大きな飛躍を遂げているように見える東南アジアのサッカー。
これから先は、どこを観て、どこを視点に、どのように進んでいくべきなのであろうか?
大事なことは、いつも書くが、「遠くを見つめる眼」、すなわち長期戦略である。
そこに民族としての誇りをかけて進むべきであろうと思っている。
インドシナ半島で多くの陸続きの国々と触れ合うタイ。東南アジアのみに染まらず、アジアをもっと広域に俯瞰的に眺め、世界の頂点を目指して進んでほしい。
それこそが、タイ国サッカー・・・「明日への希望」である。

今週末は、大分トリニータのボランティア参加である。対戦相手は豊後水道を挟んでの愛媛FCである。
ここ数年飛躍している愛媛FC、秋田から来た間瀬監督が、どんなサッカーを展開するのか?
一方の大分、5試合を戦って失点3と、守りの粘り強さが表に出始めている。5節を終わって勝ち点9は、J2に昇格したばかりのクラブにしてみれば、まずまずの出来である。
タイ国サッカーではないが、これからの大分トリニータのサッカーのイメージ戦略は何だ・・・・どういうサッカーをイメージして選手が、チームが取り組んでいくのか?
その視点が最も大事である。



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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

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