かぼすシュートの蹴球アラカルト

J2第4節 大分 対 徳島

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チームとしての完成度の高さを見せつけた徳島が、前半の1点を死守して、1対0で逃げ切った。
徳島のようなすばらしいチームと対戦できる。そのことはサッカーファンにとっては、無常の喜びである。
試合は緊迫した状態が続き、好ゲームとなった。
ここまでお互いに2勝1敗同士、スペイン人監督に率いられた徳島が、どのようなサッカーをするのかに興味があった。

実はこの試合の前にAコートではJFLのヴェルスパ大分対今治FCの試合を観戦した。
今治FCには、大分市出身の吉武監督がおり、さらに親戚の方がスタッフで働いており、さらに今期1年でJFLを抜けて、J3を狙う強い意志を持っている元日本代表監督の岡田氏がいる。
何かと注目が多いクラブだけに、クラブを見ておきたかった。まずは大分と四国の距離感で、アウェイ大分にどの程度サポが来ているのかな?と、思ったがゴール裏で声を出している方が2人、後は30~40人がスタンドで観戦していたのかな・・・という感じであいた。
考えてみれば大分トリニータがJFLに在籍していた1996年~1998年までの3年間、まだトリニティという名前で戦っていた頃、JFLでアウェイにどれだけの人が応援に行っていたのか?
札幌との厚別では、大分サポ1人対札幌1万人ぐらいの戦いもあった。そういう面では、大分は24年かけて、アウエイに九州では3千人以上が押し掛けていく文化が根付いてきている。
地域との密着度を上げていくには、人を育てるように、クラブの筋の良い姿勢と時間が必要である。
試合はホームのヴェルスパ大分の組織だった守備をこじ開けれずに、苦慮していた今治があった。足元パスが多く、スペースでボールを受ける動きが、もっと欲しかったが・・・。
JFLから2ステージ上のJ2を観戦すると、こんなにもサッカーが違うのか?という、サッカーの質を見せつけていた、大分対徳島戦であった。

決定的に違うのは、ボールを持っていない人の動きの質が、同じサッカーとは思えないほど違う。それは、徳島の新しいスペイン人監督がもたらす効果なのか?
大分が徳島の攻撃を防ぎ、切り返すショートカウンターに、前線からプレスをかけてプレッシャーをかけて、大分ゴールを襲っていたのが、前半の徳島であった。


大分がボールを奪うと、攻守の切り替えの速い徳島は、まず大分の縦パスを徹底的に切り、横パスを出させて、時間をかけさせて、その間に帰陣する。横パスに3秒かければ、人は20mも戻れるのである。
何よりも徳島は、大分ボールに対して守備でウエイトする訳ではなく、本気で体を張って前から奪いにくる姿勢がすばらしかった。
J3では、このようなチームと対戦する機会もなく、大分も久しぶりにJ2のレベルの高さに遭遇して、手ごたえを感じながら後半にかけて徐々に盛り返していった。

悔やまれるのは前半の終盤、FW伊佐選手が、ゴールエリア付近でDF2人を上手くかわし、GKと1対1になりながら、外したシュートであった。
ボールにヒットできずに、慌てて、こするような蹴り方になってしまった。冷静になれば、あの距離であればコースではなく、ネットに強いボールで蹴れば・・・また、練習で精進してほしい。

徳島のスペイン人監督であるリカルド・ロドリゲス・スアレス氏は、実に大分を研究していた。3:4:3の大分の両脇を、MFの両ワイドとDFの両ワイドが徹底的に責め立てて、そのカバーリングに入る大分のバイタル付近を薄くしてしまった。
この監督、スペインや中東での指導歴も長く、日本は初めてであるが、タイでも監督をしており、そういう面ではアジアで日本人選手にも触れていたのであろう。
手腕を持つ監督である。こういう監督を徳島は、どのようにして獲得に至ったのであろうか?

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J2第4節 大分 対 徳島

コメント、ありがとうございます。
GKからつなぐ・・・なぜ、GKからつなぐのか?GKがロングボールを蹴れば、相手ボールになる確率が70%を超えます。このようにロングパスには、不安定さが付きまといます。そしたら、また攻められる・・・。なれば、GKからつなごう・・マイボールになっている間は、絶対に失点しないのであるから・・・。しかし、それも欠点があります。ショートパスをつなげば、つなぐほど時間がかかります。時間がかかれば、相手チームは皆、帰陣してスペースが埋まり、得点の確立が減ります。それでも、失点の確立を上げるよりはいいだろう・・・という判断です。ただ、徳島のように前からプレスをかけてくるチーム・・これは、リスク承知でやっているのですが、抜ければチャンスが転がり込みます。逆に攻撃に比重をかけている大分にとって奪われればピンチになります。GKの選手選択の判断は、毎日トレーニングの息づかいを感じている、GKコーチと監督の方が我々より、多くの判断材料を持っていると思います。

GKから繋ぐサッカー

大分にも伊佐選手他の惜しいシュートが何本もありましたので、残念でした。ところで、今年もGKからの繋ぐサッカーがチームの目標です。昨年前半ほどではなかったけれど、危なかしいシーンも何度かありました。チャレンジするということなので、今後も方向性は不変でしょうが、西川選手のような正確なフィードキックで一気に前線へパス、こんなシーンも見たいです。そして、私個人的には、修行選手の方が安心感がありますが(昨年の功労者)、やはり監督、キーパーコーチが判断しているのでベストチョイスなのでしょうね。修業は、何か「持っている」こんな感じを素人ですが感じています。

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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

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