かぼすシュートの蹴球アラカルト

「ポーンと蹴って、落としてシュート!」 J2第3節 大分対山口

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ポーンと滞空力の長い、そして高いボールをDFの裏をめがけて蹴る。
時間があるのでFWは落下点まで足を運べる。そして相手DF、すなわち山口のDFは、後ろへ戻りながらのヘディングなので、実にやりにくい・・・。
大分の伊藤選手がヘディングで後ろへ戻す・・・それを走り込んでいた後藤選手が、上手くボールを抑えながらの低いシュートを打ってゴール!
山口は前半、ずっと責め立てていて、山口DFラインも知らず知らずに高くなっていた。相手DFラインが高くなれば、その裏を狙えは定石である。球筋は滞空時間が長く、できればボールに逆スピンがかかるボールを蹴れれば理想である。
解説者は、ロングパスの、その選手をもっと褒めるべきである。

座布団2枚は、あの左サイドから高い理想のボールを蹴った選手であるが、誰かはわからない?(笑)。

サッカーという競技は、何もパスばかり何本もつないでゴールを奪うだけではない。チャンスがあればGKもゴールを狙える。そのような自由な発想を持てる選手がいい!。
特に南米の選手に、その傾向が強い。日本人は型にはまったプレイをする。それがシュートを打たない理由なのでは・・・と、私は思っている。
狙うはまずゴールである。

2008年頃、大分にいたウエズレイ・・・GKが前にいると見るや、ハーフラインから自軍エリアでシュート。惜しくもバーに当たってゴールにはならなかったが、60mはあったであろう。あれがサッカーである。


2本の単純なパスでGOALを奪った大分がリード・・・これで、大分は優位に立った。
シュートまで2本のパスという少ないパス数でシュートを奪う。パスの数が多くなると、相手DF陣も戻り、スペースを潰されて、得点を奪うのが困難な状況が多くなる。
そういう面では少ないパスでゴールを奪うという理想の展開の大分は、先取点を奪い、しかも1万人を超えたサポータを味方につけて優位に立った。

速攻の方が、遅行より得点の確立が俄然高くなる。守り→攻めに攻守が切り替わった瞬間に、DFラインを高く張っていた山口DFの裏へ高いボールを蹴った選手、ヘディングで競り勝った選手、そしてゴールを決めた選手に・・・座布団1枚(笑)。

大分はJリーグで山口と初対戦である。
というには、大分がJ3に降格した年に、山口はJ3で優勝して、J2へ昇格した。そして、昨年はご存知のようにJ2で大活躍した新進気鋭のクラブである。
この山口の社長は、大分がJ1時代に、まだ中国リーグで戦っていて、大分に1週間勉強しにきて、大分から多くを学んでいったフロントでもある。

試合の入りは、山口が優位に進めた。ボールポゼッションでも上回り、大分は糸口を見いだせなかった。しかし、崩されてはいなかった。
大分は試合の序盤は、いつも緩い。そして、押し込まれる展開が多い。無理をして攻めてはいない。3:4:3の3トップで速攻を仕掛けて、残り7人+GKで守っている。
攻めでは手数をかけずにシュートまで持ち込む。そういうシーンが今期は多い。おそらく、そのようなトレーニングが多いのであろう。
選手も、完全に固定している訳ではない。今日も初戦からメンバーが入れ替わっていた。それでいて、勝ち星が付いてくるのは、ありがたい。いい雰囲気で次節も戦える。

今日はホーム初戦、ボランティア活動でキックオフまでビラ配りなどをやったが、多くのお客さんの、輝く眼を見られて嬉しい。
1万人を超える観客がいる。そのことの大きな躍動感が、大分と言う地域に存在すること自体が、この地域に息吹を感じる。

今年でクラブができて24年目になる。初戦は、1994年4月の大分県社会人選手権大会であった。クラブを作るには多くの労苦が伴った。多くの礎となった先人達がいて、今がある・・・そのことを忘れてはならない。

次節は、徳島。第4節。そろそろ、対戦相手の全貌が見えてきて、対応策もハマってくる時期でもある。そこは知恵比べでもある。
大分は、今のところ大きな怪我人もいなくて、良コンディションを維持しているのが、大きい。
次節もホーム、J2はやはり居心地がいい・・・!

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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

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