かぼすシュートの蹴球アラカルト

他競技にないサッカー競技の特徴

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スポーツ、それぞれのスポーツ競技には、それぞれの競技の特徴ががあり、その特徴に心を奪われて、ファンになったり、プレイヤーになったりする方は多い。
サッカー競技を、① プレイヤーとして見ての特徴 ② 観戦者としてみての特徴 ③ 競技の広がり度としてみての特徴 を気がつく範囲で語ってみたい。

① サッカープレイヤーの特徴
他競技にないのは、足を使うことである。足でボールを触って、蹴ったり、止めたり、する動作。これは誰にでもよく理解できる。
しかし、もっと重大なことが、ここに隠れているのをあまり報道されていない。
ボールをどこに蹴るのか?、ボールをどの場所に、どのような姿勢で止めるのか?。そのためには、周囲の状況の環境認識が必要である。
ピッチには味方ばかりではない。妨害する敵もいる。よく言われるのは「俯瞰図」あるいは「鳥瞰図」として、脳が周囲の状況を確認しておく必要があるという言葉をよく聞く。
そのためには、周囲の状況を確認する動作が、いつもプレイヤーの脳に刻まれていなければならない。

ボールを止める時、ボールを蹴る時、あるいはドリブルという運ぶ動作をしながら、どこを見て、どこに視点を置きながら、何が必要なのか?
周囲の状況を確認する動作は、ボールが来る前から必要である。さらに自分に向ってボールが来ている時も周りには目線や気配を感じながらプレイしなければならない。
通常ボールは芝の上、すなわち目線の下にある。一方、周囲を確認するには、目線を上げなければならない。すなわち、目線を下げたり、目線を上げたり、首を回して周囲を確認する動作は、ピッチ上の選手は、無意識の動作で、あるいはトレーニングで鍛えて、行われているのである。
ハンドボール、バスケットボール、ラグビーフットボール、バレーボールなどの手を使える競技は、手でボールを扱いながら周囲を見るのは、多少訓練すれば容易にできる。
しかし、サッカーやホッケー、アイスホッケーなどは、下(地上)を見て、上を見て、さらに首を回して周囲の周囲の状況を確認しなければならない。このチョットした目線の動作の差が、実はサッカーという競技を、難しくもしているし、面白くもしているように思う。

大分トリニータの初代監督で元韓国代表選手でもあった文監督(故人)は「ボールが自分に向ってきている。ボールスピードもわかる。ボールの方向もわかる。だのになぜボールを見つめ続けなければならないのか?」と、選手に問うていた。すなわち、目線を上げて周囲の状況を確認する動作をしなさいと言っていたのである。ボールを止める瞬間はボールを見ずに目線を上げた状態でボールを止める訓練を、練習の中で身につけなさい!・・・と、語っていたのである。

サッカーでよく言われるのが「ボールを持っていない地域の攻防で勝負が決まる」「アイコンタクト」は、ボール保持者とボール受け者の目線の一致を言っている。この目線の動作が、他競技を行った人がサッカーを行った時に驚く1番の違いのように思える。

例えば、野球を40~50年も見続けて入る方が、サッカー競技を観戦すると、まず試合のリズム感が違う。さらに目線が付いていかない。それは、野球観戦の目線は、ほとんどがマウンドにいって、動かさなくてもよいからである。
サッカー競技観戦は、ボールのみならず、2手・3手先のボールの予測を感じながら、多くの視点でピッチ上の選手の敵・味方の動きを監視しなければならない。
野球でサッカーと類似した視点動作は、右中間を抜けたボールとランナーを何度も見る動作・・・外野手の投球の選択などは、サッカー競技観戦に多少類似しているのかもしれない。
欧州のスタジアムでは、よく指先で指しながら、次はココ、次はココ・・・と、パスの選択肢を予測している姿を見かける。これなどは、サッカー競技を楽しく、あるいは、チームの特徴を感じる面白い見かたなのかもしれない。


もう少し続きます。

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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

時折、地方でサッカーTV・ラジオ解説、そしてFMラジオに出てfootballを語っています。

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