かぼすシュートの蹴球アラカルト

首位サウジアラビアを破った日本の前向きな積極性

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カツカツ・・・2対1で勝ってグループリーグ2位になった。
サウジはさすがに無敗で首位を走っているだけに、プレイも正確だしミスも少なく、そして速い。崩しにも連動性があり、個のレベル・闘争心も高い。
日本はこの相手に、球際を読み、そして積極的な前進力で対決した。
特に攻めから守りへの切り替え時の、長谷部・山口の両MFが相手との間合いを詰め、インターセプト、あるいは球際で勝つなど、この試合で大きな役割を果たしていた。
相手の配給を読んで、インターセプトを狙う姿勢は日本チームで何度も見られたシーンである。
守備の基本は①インターセプト ②相手がトラップした瞬間を狙う ③ウエイティング
忠実に実行していたのは、日本代表だった。確かに外された時のリスクはあるが、リスクを恐れていては主導権を相手に奪われてしまう。
相手の前に立つだけでは、ミスをしない相手ではボールを奪うことができなく、自軍ゴール前へ張り付いて、攻めの糸口を断ってしまう。
そういう面では、この日の日本代表チームは基本に忠実であった。ボールを奪ったら積極的に相手ゴールへ向かう姿勢を見せた。
攻めでは、1トップの大迫、そして前線で相手スペースのいやな所に得意のドリブルで切り口を裂く清武に、相手DFは実に手を焼いていた。
以前の、岡崎・香川の関係性より速さ・正確性があって実に効いていた。
清武選手は大分出身で、小学生の明治北SSCの頃から時々見ていたが、あの頃とプレイの雰囲気は変わっていない。ただ、より速く・より正確に・そして「読み」の要素が高まって、海外でも活躍するようになった。
地元で育った選手が、あの檜舞台で活躍するのを見るのは嬉しいものである。痛快でもある・・・何だろう、この高揚感は・・・(笑)

西川選手、森重選手も大分トリニータ出身、これに金崎選手が加われば、実に4人がJ3大分で育ったことになる。この地方の街からこれだけの選手が生まれる・・・それは、このクラブ理念に掲げた地方から世界へ、ローカルからグローバルへと掲げた「夢」の理念が効いているのだと、私は思っている。
今はJ3だが、クラブのフロント・スタッフは子供たちに、色々な場面、集会、ミーティングなどで繰り返し・繰り返し「夢」を語り、後を追って欲しいものである。そうすれば「夢」は現実になる。そう信じることである。事実、ナビスコカップで優勝したではないか!

清武選手の怪我が心配である。
このサウジ戦の日本代表の戦い方は多くの示唆を含んでいる。勝負の勝ち・負けの瀬戸際を分けるのは、結局は積極的な心が大きな比重を占めている。前向きな前進力、「前へ・前へ」と語った先人達。
神戸サッカーの戦前の選手が語った「一歩前へ」という言葉、オシムさんが言っていた「リスクを恐れるな」はとても記憶に残っている。
パスは前へ、ドリブルは相手ゴールへ、今週末の大分の昇格を賭けた大一番に大分OBの先輩方は良い見本を見せてくれた。
聞くところによると鳥取のバードスタジアムの大分ゴール裏のチケットは完売らしい(笑)。

気になるのは香川選手、後半交代したが存在感が無くなっている。動きに切れがない、従ってボールを呼び込めない・・・動きが静止しているのである、流動感が消えている・・・あせらずに、地道に復帰の道を歩んで欲しい!



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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

一方ではサッカーの歴史にも興味を示し、スポーツ社会学やスポーツ産業学にも好奇心旺盛な一面があり、地方をスポーツで笑顔にしたいと思っております。スポーツ社会学研究会(サロン2002)の会員でもあります。

2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

今は毎日自由な空間に浸り、何とも言えない空気の匂いを嗅ぎ、土いじりをしたり、快速自転車に乗って近隣の街を訪れています。

でも、サッカーとは離れられずに,大分トリニータボランティアと高専サッカー部の指導(外部コーチ)は継続しています。

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