かぼすシュートの蹴球アラカルト

リオ・オリンピック 選手インタビューへの軽さ

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開催中のリオ・オリンピック。
多くの競技で、多くの中継報道、そして、多くの選手へのインタビューが行われていることは、テレビ画面からもよくわかる。
しかしながら、報道の中で違和感を感じる報道があるのも事実である。

中継報道違和感のひとつは、プレイひとつひとつに、美句・美言葉・過去の戦歴を並べたてて絶叫するアナウンサー。聞いていてすごい違和感に襲われる。
画面を見ていれば、1プレイ、1プレイは黙っていても視聴者には伝わってくる。後ろでディレクターが、そのように話せと指導しているのか?わからないが、何とかならないか・・・そのような時は、ボリュームを消音にしてしまう。

各競技によって報道内容は、それぞれの競技の特殊性から異なってくるのは、自然である。
そして「勝負事」なので、当然・・・勝ちと負けがある。
日頃、スポーツ現場で見かけないアナウンサーが、手元に握ったメモを見ながら選手インタビューをしている。
「この勝利を、誰に伝えたいですか?」
「勝利の瞬間、何を思いましたか?」
「応援している日本の皆様へ一言」
・・・・。
その言葉に重さがなく、ただ無味乾燥に言葉をならべているだけのインタビューもある。
特に日頃スポーツ現場とは程遠い、女性アナウンサーに多い。
厳しいようだが、そんな質問なら、ロボットでもできる。人が人に聞くということは、どういうことなのか?
しっかりと取材して、その選手の人間を学んでいれば、あんなにも軽々しいインタビューはできないはずである。
選手は人間である。言葉を並べただけのインタビューか?本当に選手の胸の内を聞きたいインタビューなのか?
同じ言葉を並べても、そこに大きな差異があるのを知っている。
相手は、感情も脳もある五臓六腑を持った人間なのである。

謝る言葉、称える言葉、褒める言葉にしても、言葉と心が一体となっていないシーンを多く見るようになった感じがある。


もうひとつはスポーツとは関係ない芸能人の露出・・・これは視聴率目当てそのものである。

私には忘れられないインタビューがひとつある。
昭和42年、メキシコオリンピック出場を賭け、国立競技場を満員にしたサッカー、日本対韓国戦。試合は3対3の引き分け激闘だった。

試合後NHKの福島アナウンサー(故人)がキャプテン八重樫選手(故人)にしたインタビュー。
福島アナ「この試合の感想を・・・」
八重樫選手「決めるべき時に決めれずに・・・」言葉にならない・・。
それで終りである。
それで、視聴者には全て伝わってきた感がありました。

リオ・オリンピックでは泣きながら話す選手、言葉が出てこない選手・・・それでもマイクを突き付けて終わろうとしないアナウンサー。
聞き続けるアナウンサー・・・そんなシーンを何度か見て違和感がありました。

2020年の東京オリンピック、メディア形態は大きな変化が起きているかもしれませんが・・・視聴者には、自然な流れの中で、自然に吐き出てくる言葉を伝えて欲しいものです。



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「水と緑と青い空」、大分の自然を愛し、大分トリニータを愛し、サッカーを愛してやまない「お爺さん」です。

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2014年3月末で定年退職、30数年間勤務した民間企業・17年間勤務した教職、合計47年間の仕事生活に別れを告げました。

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