2006年11月23日

これからの女性とスポーツ2:来たれ言いだしっぺ

ところで、ある本で読んだのですが、昔から良い出産を経験した女性が共通して、「大きな何かに受け入れられ、全てを手放し、自分に「はまる」感覚」を話すそうです。私もサッカーに夢中になり、きつく自分のカラダを追い込む時、一瞬ヘブンを感じるような、この同じ「はまる」感覚をすることが多々ありました。働く女性が増えて、色々なものが便利になり、本来の豊かな感受性と生命力を発揮する場が極端に減ってきていると思います。「感覚」という、見えないけれど確かな心の動きに鈍感になりがちな現代で、そんな女性特有の豊かな感受性が発揮される場を、これからのスポーツが提供していけるのではと私は思っています。無意識のうちに、今の女性達が「スポーツを通して豊かな感受性と心身の健康を復活させ、生きている喜びを共有したい!」という願いが、このちょっとした運動ブームを起こし始めているのではと勝手ですが想像してしまいます。
女性の視点が活かされた様々なジャンルで、個性や発想力を発揮し、ベンチャーに成功した女性が数多くでているように、今、女性スポーツ界に求められるものはいわゆるこういった マネージメントができる「言い出しっぺ」のようなリーダー達ではないかと思います。ナイキの例を先に挙げましたが、女性スポーツの需要はどんどん増えていくなかで、少子高齢化など社会の変化に順応したサービスがこれから注目されて、ビジネス・教育・介護など様々な分野で女性が生き生きと活躍する場はこれからも開拓され続けるかと思います。そんな中、残念ながら私も含めて女子のスポーツ選手で若い学生時代から、スポーツを楽しむ際に受けている恩恵(社会の仕組み・指導者・施設・クラブ運営)についての知識や、自分が受けてきたスポーツでの経験をいつか社会にでて還元しよう!という意識を高く持っている人は実際少ないかと思います。
スポーツを通して自分は何を感じてきたか?という視点は、それぞれ個性豊かで千差万別であっていいと思います。私も今、いわゆるロハス(LOHAS)的生活の喜びと楽しみに夢中になっている一人で、個人的にこれからの女性スポーツがロハスビジネスに乗っかって活性化していったら面白そうだ!と夢みています。(LOHAS(ロハス/ローハス)"とは、アメリカのコロラド州ボールダーで1997年頃に命名された「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字をとったもの。”健康や環境に配慮し、持続可能な社会を志向するライフスタイル”のことで、自分の生活を起点に、衣食住学遊とあらゆる場面で地球・自然に感謝し配慮した「本当に心地いい」を求める人々の消費活動の規範。エコロジカルな商品開発や環境をテーマにしたビジネスがどんどん開拓展開されている。)
想いを形にしたい、変化を起こしたいと考える人がいても実際自分がやってみよう、第一人者になれると想像する事はなかなか難しいですよね。もう既存のスポーツ界での理不尽な不平等やセクハラ問題にお互いどうストレスマネジメントするか、ファミレスで顧問の文句をいって盛り上がってる場合じゃないです(笑)!ベルバラのオスカルのようにクーデター起こすなり新しい組織をつくるぐらいの勇気意識と、なによりマネジメントスキルをもったリーダーを増やす必要がありそうです。全部女性がやっちゃえばいいんだ!
スポーツを一生懸命続けてきたアスリート達が社会での活躍の場がないからといって、経験を活かさずに就職してしまうのは、とっても惜しい事であるし、残念ながら現状でもあります。実際にリーダーとして社会に女性スポーツを通して還元していく術を身に付けて、多くのスポーツ少女や生涯スポーツに関わる女性に対し、場の提供やネットワーク構築など、与えられるものをたくさん持った「宝の持ち腐れ」スポーツ選手はたくさんいるかと思います。私も、多くの同じ若い世代のスポーツ愛好家・選手達で、社会に対する知識と意識を高めてでっかい夢を抱いていこう!とこの場を借りて呼びかけたいです。

posted by くみ |15:28 | スポーツエッセイ | コメント(2) |
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2006年11月22日

これからの女性とスポーツ:ナイキイベントに参加して

「スポーツを通して何を感じていますか?」「どうしてスポーツするんですか?」女性の皆さん、それぞれ何て答えますか?きっと統計的に、「気持ちいいから!」「共有する楽しみがあるから!」という感覚的で、仲間意識的な答えが多いのではないかと私は予想します。女性ってけっこう、子宮でものを考えると言われるように、感覚的で、さらに繋がっていたいという欲が強いのではないでしょうか。これからの女性スポーツを考えるとき、本人である女性自身の視点をそれぞれがしっかり意識して持つことはとても大事かと思います。ダイエットや健康に良いからという論理的な理由だけでは、特に女性はスポーツ続きませんよね。
女性の社会進出がもう当たり前の社会になってきたなか、今、女性のスポーツ参加は実際さほど困難なものではなくなりました。スポーツそのもの自体、より自由に、多種多様化してどんどん新しい競技も増えるような楽しい時代になってきました。「ゆとり」や「スローライフ」という言葉が多く聞かれるような人々のライフスタイルの変化と共に、カラダ一つで実践できて、日常生活の一部として楽しめるヨガやピラティス、ダンス、水泳、ジョギングなどを楽しむアクティブな女性の増加は日本でも注目を浴びています。
さらに、今、スピリチュアルな視点が特に女性の間でも話題になり、自由というものを女性がどう捉え、自分という価値に目覚めて、人生を意識的に歩んでいくという生き方が幅広い年齢層で受け入れられてきている時代。そのツール(手段)として、体を利用して内観し、自信をつける絶好のモノといえば、「スポーツ!!」と目覚める女性が多いのでしょうか?さて、私も、先日、10月28日(土)にナイキが主催する女性限定イベント「私。Nikebeautiful Day in Odaiba」 に一人で初参加してきました。このイベントのコンセプトは「私を新しくする、一日」。カラダの大切さに気付き、自分のカラダへの理解を深めて、「私」らしさと向き合えるよう、ランニング(3.6.10キロ)+ヨガのプログラムをはじめ、体の内からきれいにするきっかけとなる「マクロビォティックカフェ」やマドンナの振り付けを手がけているジェイミー・キングが考案した“NIKE ROCKSTAR WORKOUT”のスペシャルレッスン&ダンスショーにも挑戦し、マドンナ気分も味わいました。長谷川理恵さん×大橋まきさんのトークショーと、せっかく行ったからには!と、さも友達と来ている風なノリで全てのイベントを楽しみました。参加は無料で、事前にナイキウィメンズの公式サイトからウェブ会員登録(無料)を済ませ、イベント当日に受付番号と氏名を申告することが条件でしたが、今回は3000人以上の女性参加者が集まったようです。
私の一方的な話しかけ(笑)により、個人参加者や遠方からはるばる楽しみに来ている方、リピーターの参加者も多くいることが分かりました。特に印象的だったのは、若い世代よりも、20代後半~50代の参加者、ママさん、若いおばあちゃん世代の方達が多く目立っていた事(勝手な外見からの判断で失礼します)、そして年齢・外見関係なく、皆が「自分と向き合う事・楽しむ事・共有する事」に一生懸命だったことです。こういうイベントで、スリムでいかにもスポーツ選手っぽい参加者ではなく、自分のカラダを素直に受け入れて、自分のペースで「らしく」ジョギングやダンスを楽しんでいた方が多くいた事は素晴らしいイベントの効果でしたし、競争やコントロール色の強かった「スポーツ」という幅が広がり、女性ならではのスポーツの楽しみ方を体感したように思います。来年もあるようなので、興味のわいた方は参加してみてくださいね!

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posted by くみ |00:24 | スポーツエッセイ | コメント(1) |
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2006年11月15日

恐るべき女たち!AVON Awards to Women

昨夜、六本木のグランドハイアット東京で「AVON Awards to Women 2006」の表彰ディナーレセプションが開かれました。

今年の受賞者は以下の通りです。

エイボン女性大賞   勝間 和代さん
エイボン功績賞    西村 かおるさん
エイボン教育賞    浅倉 むつ子さん
エイボン芸術賞    柴田 文江さん
エイボンスポーツ賞  大日方邦子さん

詳細は下記アドレスをご覧下さい。
http://www.avon.co.jp/company/awards/award.asp

私のディナーテーブルは、皆から「スポーツテーブル」と呼ばれていましたが、スポーツ賞を受賞した大日方邦子さん、日本スケート連盟の会長になった参議院議員の橋本聖子さん(今年9月に第3子を出産し、出産後2日目に会議に出席したとか!)、登山家の田部井淳子さん、太平洋横断ヨットレースで女性単独の無寄港世界記録を樹立した小林則子さん、そして71歳で未だに現役でパリダカラリーを走り続けている国際ラリードライバーの能城律子さんがご一緒でした。
しかし、このテーブルの中での会話で度肝を抜かれたのは、能城さんのご自身のお話でした。あの田部井さんでさえ、仰天していました。
来年72歳でパリダカに挑戦するとギネスブックに載るので挑戦するというのです。思わず、我々同士で「よーし!応援しよう!」と盛り上がってしまいました。

そして家に帰ってきてから能城さんのことをWebsiteで調べると、確かに能城さんがおっしゃっていたとおり、傷だらけの人生でした(子宮ガン、乳がんをはじめ、本当に体中に障害を抱えておられる方でした)。

何か、すごく勇気をいただいたパーティーでした。

負けちゃいられませんね!みなさん!

posted by Etsuko |10:20 | スポーツエッセイ | コメント(3) |
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2006年11月14日

ベルマーレの太陽 遠藤さちえさん

 Jリーグが開幕して、はや10数年。Jのピッチで注目を浴びるのは男性である選手ですが、その舞台裏を支えてきたのは男性だけではありません。
「ベルマーレのことなら遠藤さんに聞け」
 そう言われる女性が、Jリーグ2部の湘南ベルマーレには存在する。スタッフとしてクラブを10年以上支えてきた遠藤さちえさんだ。

 初めて会ったのは、さちえちゃんがまだピッチピチの19歳のころ。スタッフになりたての彼女にとって初めての取材を申し込んだのが私だった。
高校でサッカー部のマネージャーをしていたときにJリーグが開幕し、短大時代は大学サッカー連盟で裏方を経験しながら、自力でJのクラブへの就職活動を展開したという根性の持ち主。縁あって入ったのは、今で言うJ1(当時は1部制)所属のベルマーレ平塚だった。
 最初に与えられた仕事は、外国人選手の家族のケア。来日した選手の住居の手配から生活の中で起こるあらゆる問題への対処までをしなくてはならない。今では流暢に話すポルトガル語も、そのころに必死で習得した。その後、現場により近いマネージャーなどを経験し、現在はたった一人で広報業務に追われている。

 その間、クラブ自体にも大きな変化があった。親会社の撤退による経営危機、J1からJ2への降格、クラブ名の改称とホームタウンの拡大。そしてサッカー以外のスポーツチームやスクールを抱える、Jリーグクラブ初のNPO法人、湘南ベルマーレスポーツクラブの誕生などなど。
 環境が変化するたび彼女の仕事は増え、会うときどきに違った課題に立ち向かっていたように記憶している。資金難から寮を手放すことになったときには選手たちの引っ越し作業を、クラブハウス内で食事を提供する際にはその手伝いもした。マスコミ対応としては、NPO法人に属するソフトボールやビーチバレーの広報も兼務しており、女性では珍しくアウェイゲームにも帯同している。また、サポーターやスポンサーとのコミュニケーションという部分でも、彼女の笑顔と人間的な魅力なくしては始まらない。

「彼女はベルマーレと結婚したんだよ」
 ある人が、彼女についてこう話した。“美人広報”と書かれるほど女性としてステキなのはもちろんだが、どんなときも変わらぬ明るい笑顔、誰に対しても分け隔てない温かい対応ができるなど……女性らしい細やかな気配りでクラブを支える様は、まさに“内助の功”といえる。
 そしてなにより、どんなに忙しくとも、彼女自身がスポーツにかかわることで輝いている。それこそ“ベルマーレ一家の太陽”のような存在なのだ。
スポーツを楽しむ(プレーする、観る、サポートするetc)人たちをサポートする、彼女のようなたくましい女性たちにもっともっと活躍してほしいと心から思う。
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posted by 坂田 純代 |16:51 | スポーツエッセイ | コメント(6) |
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2006年11月07日

発表した資料(パワーポイント)

アメリカ、スミスカレッジでの「2006世界女性スポーツが会議くまもと」報告の際、羽石架苗さん(JWS会員・スミスカレッジ大学院所属)が使用した資料をご紹介しています。

こちらをご覧ください。

posted by JW |18:10 | 海外からの便り | コメント(0) |
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