2007年07月05日
夏なのにアイス・スケート?
とお思いかもしれませんが、夏こそ涼しくていいんです。
数年前からアイススケート競技として注目され始めた、「カーリング」に次いで、新たにこの夏から注目を浴びそうなスケート競技があります。
その名も「シンクロナイズド・スケーティング」。
16人の選手が1チームとなり、フォーメーションを組んで滑ったり、全員でスピンをするなどして、音楽に合わせたプログラムを演じます。隊形やスケーティング・スキルによってレベルが与えられ、シングル・スケーティングと同じように技術点と芸術点の総合点で競います。
競技の発祥地はアメリカ。既に50年の歴史を持ち、国内に400以上のチームが
あり、子供からご高齢の方まで(70歳以上の方までも!!)が競技会に出場して楽しんでいます。
国際スケート連盟が開催する世界選手権は既に8回開催され、2007年1月からは冬季ユニバーシアード種目として認められました。2010年冬季オリンピック種目化が期待されている世界でもホットな競技です。
20年前から東京女子体育大学チームがアジアのシンクロ・スケートチームのパイオニアとして国内・国際試合、実演などを通じて活躍してきたほか、近年は明治神宮アイススケート場を拠点に活動している「神宮Ice Messengers」が頭角を現し、2007年世界選手権では21チーム中13位という成績を収めています。
8月には、シンクロ・スケート・エキシビジョンマッチ『アイス・ガールズ』がTBSによって開催され、その模様が放映されます。
8月15日(水)TBS 19時~21時 放映
2007年世界選手権優勝チームの動画
Team Surprise
※シンクロ・スケートの詳しい情報はこちら
シンクロ・スケート支援組織「SYStem」
posted by 荻田 |14:13 |
スポーツエッセイ |
コメント(2) |
2006年12月06日
アジア大会が開かれているドーハから戻ってきました。
今回はこの大会期間中にアジアオリンピック評議会(OCA)の女性スポーツ委員会が開かれたので、その機会に開会式観戦、選手村見学、そして競泳競技も見てきました。
開会式の開かれた12月1日は、1年に数回しか降らないという雨が、しかも激しい雨が降る最悪なコンディションでした。
18:00から行われていたプレイベントの演技は本当に出演者がかわいそうなくらい土砂降りで、本当にこのまま続行できるのか、皆が心配して見守っているという雰囲気でした。特に、カタールの国王をはじめVIPが座る席は皆よりも前にせり出しているために、雨にぬれ易くなっており、とくに心配でした。
しかし、テレビ中継が始まる時間(19:00)になると雨がピタッと止まり、見事にその状態が開会式の花火を上げる最後まで続きました。本当に、神様は存在するんだ!と思わずにはいられないほど不思議な瞬間でした。なぜなら、その後はまた大雨が振り出し、ホテルへ帰るバスを待っている間に皆びしょぬれ状態になってしまったわけですから。
今回私が最も感動したのは、選手団の行進の時でした。
アジアの各国の団長や副団長としてそれぞれのオリンピック委員会を代表して、先頭を歩いてくる仲間の姿でした。タイ、韓国、シンガポール、シリア、香港など、今回のアジア大会としては初めて女性がその選手団長や副団長に選ばれて、その先頭集団を歩いていたのです。
2001年に大阪で第1回アジア女性スポーツ会議を開き、女性とスポーツの振興を話し合っていたときには想像もできないほど、たった5年でアジアの女性とスポーツはこのように大きな発展を示したといえると思います。
とくに、ホスト国カタールの行進のときは大変感慨深いものがありました。
それは、今回の女性選手団のマネージャーをつとめているカタール女性スポーツ委員会のアハラムが真っ白な男性選手団の中で、ただ一人真っ黒な民族衣装をまとい行進してきた時でした(写真参照)。
彼女たちとは2002年からずっと毎年、様々な女性とスポーツに関わる活動で一緒になってきました。特に2003年12月にカタールオリンピック委員会が主催したドーハでの第2回のアジア女性スポーツ会議では、国内外の人々に、カタールがいかにこの2006年ドーハアジア大会で、女性の進出をも見せたいかもアピールしていました。
そして、この目で本当にその瞬間を見ることができた!という感慨深い気持ちでした。
本当に、カタールの皆さん、おめでとうございます。
そして、最後まで、成功裡に無事に終えられることを願っています。
大会等の情報はまた後ほど書きます。

posted by Etsuko |17:22 |
スポーツエッセイ |
コメント(2) |
2006年11月23日
ところで、ある本で読んだのですが、昔から良い出産を経験した女性が共通して、「大きな何かに受け入れられ、全てを手放し、自分に「はまる」感覚」を話すそうです。私もサッカーに夢中になり、きつく自分のカラダを追い込む時、一瞬ヘブンを感じるような、この同じ「はまる」感覚をすることが多々ありました。働く女性が増えて、色々なものが便利になり、本来の豊かな感受性と生命力を発揮する場が極端に減ってきていると思います。「感覚」という、見えないけれど確かな心の動きに鈍感になりがちな現代で、そんな女性特有の豊かな感受性が発揮される場を、これからのスポーツが提供していけるのではと私は思っています。無意識のうちに、今の女性達が「スポーツを通して豊かな感受性と心身の健康を復活させ、生きている喜びを共有したい!」という願いが、このちょっとした運動ブームを起こし始めているのではと勝手ですが想像してしまいます。
女性の視点が活かされた様々なジャンルで、個性や発想力を発揮し、ベンチャーに成功した女性が数多くでているように、今、女性スポーツ界に求められるものはいわゆるこういった マネージメントができる「言い出しっぺ」のようなリーダー達ではないかと思います。ナイキの例を先に挙げましたが、女性スポーツの需要はどんどん増えていくなかで、少子高齢化など社会の変化に順応したサービスがこれから注目されて、ビジネス・教育・介護など様々な分野で女性が生き生きと活躍する場はこれからも開拓され続けるかと思います。そんな中、残念ながら私も含めて女子のスポーツ選手で若い学生時代から、スポーツを楽しむ際に受けている恩恵(社会の仕組み・指導者・施設・クラブ運営)についての知識や、自分が受けてきたスポーツでの経験をいつか社会にでて還元しよう!という意識を高く持っている人は実際少ないかと思います。
スポーツを通して自分は何を感じてきたか?という視点は、それぞれ個性豊かで千差万別であっていいと思います。私も今、いわゆるロハス(LOHAS)的生活の喜びと楽しみに夢中になっている一人で、個人的にこれからの女性スポーツがロハスビジネスに乗っかって活性化していったら面白そうだ!と夢みています。(LOHAS(ロハス/ローハス)"とは、アメリカのコロラド州ボールダーで1997年頃に命名された「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字をとったもの。”健康や環境に配慮し、持続可能な社会を志向するライフスタイル”のことで、自分の生活を起点に、衣食住学遊とあらゆる場面で地球・自然に感謝し配慮した「本当に心地いい」を求める人々の消費活動の規範。エコロジカルな商品開発や環境をテーマにしたビジネスがどんどん開拓展開されている。)
想いを形にしたい、変化を起こしたいと考える人がいても実際自分がやってみよう、第一人者になれると想像する事はなかなか難しいですよね。もう既存のスポーツ界での理不尽な不平等やセクハラ問題にお互いどうストレスマネジメントするか、ファミレスで顧問の文句をいって盛り上がってる場合じゃないです(笑)!ベルバラのオスカルのようにクーデター起こすなり新しい組織をつくるぐらいの勇気意識と、なによりマネジメントスキルをもったリーダーを増やす必要がありそうです。全部女性がやっちゃえばいいんだ!
スポーツを一生懸命続けてきたアスリート達が社会での活躍の場がないからといって、経験を活かさずに就職してしまうのは、とっても惜しい事であるし、残念ながら現状でもあります。実際にリーダーとして社会に女性スポーツを通して還元していく術を身に付けて、多くのスポーツ少女や生涯スポーツに関わる女性に対し、場の提供やネットワーク構築など、与えられるものをたくさん持った「宝の持ち腐れ」スポーツ選手はたくさんいるかと思います。私も、多くの同じ若い世代のスポーツ愛好家・選手達で、社会に対する知識と意識を高めてでっかい夢を抱いていこう!とこの場を借りて呼びかけたいです。
posted by くみ |15:28 |
スポーツエッセイ |
コメント(2) |
2006年11月22日
「スポーツを通して何を感じていますか?」「どうしてスポーツするんですか?」女性の皆さん、それぞれ何て答えますか?きっと統計的に、「気持ちいいから!」「共有する楽しみがあるから!」という感覚的で、仲間意識的な答えが多いのではないかと私は予想します。女性ってけっこう、子宮でものを考えると言われるように、感覚的で、さらに繋がっていたいという欲が強いのではないでしょうか。これからの女性スポーツを考えるとき、本人である女性自身の視点をそれぞれがしっかり意識して持つことはとても大事かと思います。ダイエットや健康に良いからという論理的な理由だけでは、特に女性はスポーツ続きませんよね。
女性の社会進出がもう当たり前の社会になってきたなか、今、女性のスポーツ参加は実際さほど困難なものではなくなりました。スポーツそのもの自体、より自由に、多種多様化してどんどん新しい競技も増えるような楽しい時代になってきました。「ゆとり」や「スローライフ」という言葉が多く聞かれるような人々のライフスタイルの変化と共に、カラダ一つで実践できて、日常生活の一部として楽しめるヨガやピラティス、ダンス、水泳、ジョギングなどを楽しむアクティブな女性の増加は日本でも注目を浴びています。
さらに、今、スピリチュアルな視点が特に女性の間でも話題になり、自由というものを女性がどう捉え、自分という価値に目覚めて、人生を意識的に歩んでいくという生き方が幅広い年齢層で受け入れられてきている時代。そのツール(手段)として、体を利用して内観し、自信をつける絶好のモノといえば、「スポーツ!!」と目覚める女性が多いのでしょうか?さて、私も、先日、10月28日(土)にナイキが主催する女性限定イベント「私。Nikebeautiful Day in Odaiba」 に一人で初参加してきました。このイベントのコンセプトは「私を新しくする、一日」。カラダの大切さに気付き、自分のカラダへの理解を深めて、「私」らしさと向き合えるよう、ランニング(3.6.10キロ)+ヨガのプログラムをはじめ、体の内からきれいにするきっかけとなる「マクロビォティックカフェ」やマドンナの振り付けを手がけているジェイミー・キングが考案した“NIKE ROCKSTAR WORKOUT”のスペシャルレッスン&ダンスショーにも挑戦し、マドンナ気分も味わいました。長谷川理恵さん×大橋まきさんのトークショーと、せっかく行ったからには!と、さも友達と来ている風なノリで全てのイベントを楽しみました。参加は無料で、事前にナイキウィメンズの公式サイトからウェブ会員登録(無料)を済ませ、イベント当日に受付番号と氏名を申告することが条件でしたが、今回は3000人以上の女性参加者が集まったようです。
私の一方的な話しかけ(笑)により、個人参加者や遠方からはるばる楽しみに来ている方、リピーターの参加者も多くいることが分かりました。特に印象的だったのは、若い世代よりも、20代後半~50代の参加者、ママさん、若いおばあちゃん世代の方達が多く目立っていた事(勝手な外見からの判断で失礼します)、そして年齢・外見関係なく、皆が「自分と向き合う事・楽しむ事・共有する事」に一生懸命だったことです。こういうイベントで、スリムでいかにもスポーツ選手っぽい参加者ではなく、自分のカラダを素直に受け入れて、自分のペースで「らしく」ジョギングやダンスを楽しんでいた方が多くいた事は素晴らしいイベントの効果でしたし、競争やコントロール色の強かった「スポーツ」という幅が広がり、女性ならではのスポーツの楽しみ方を体感したように思います。来年もあるようなので、興味のわいた方は参加してみてくださいね!
posted by くみ |00:24 |
スポーツエッセイ |
コメント(1) |
2006年11月15日
昨夜、六本木のグランドハイアット東京で「AVON Awards to Women 2006」の表彰ディナーレセプションが開かれました。
今年の受賞者は以下の通りです。
エイボン女性大賞 勝間 和代さん
エイボン功績賞 西村 かおるさん
エイボン教育賞 浅倉 むつ子さん
エイボン芸術賞 柴田 文江さん
エイボンスポーツ賞 大日方邦子さん
詳細は下記アドレスをご覧下さい。
http://www.avon.co.jp/company/awards/award.asp
私のディナーテーブルは、皆から「スポーツテーブル」と呼ばれていましたが、スポーツ賞を受賞した大日方邦子さん、日本スケート連盟の会長になった参議院議員の橋本聖子さん(今年9月に第3子を出産し、出産後2日目に会議に出席したとか!)、登山家の田部井淳子さん、太平洋横断ヨットレースで女性単独の無寄港世界記録を樹立した小林則子さん、そして71歳で未だに現役でパリダカラリーを走り続けている国際ラリードライバーの能城律子さんがご一緒でした。
しかし、このテーブルの中での会話で度肝を抜かれたのは、能城さんのご自身のお話でした。あの田部井さんでさえ、仰天していました。
来年72歳でパリダカに挑戦するとギネスブックに載るので挑戦するというのです。思わず、我々同士で「よーし!応援しよう!」と盛り上がってしまいました。
そして家に帰ってきてから能城さんのことをWebsiteで調べると、確かに能城さんがおっしゃっていたとおり、傷だらけの人生でした(子宮ガン、乳がんをはじめ、本当に体中に障害を抱えておられる方でした)。
何か、すごく勇気をいただいたパーティーでした。
負けちゃいられませんね!みなさん!
posted by Etsuko |10:20 |
スポーツエッセイ |
コメント(3) |
2006年10月22日
『女性』と『スポーツ』。
その関わり方は、男性同様に千差万別。プレーヤー、指導者、スタッフ、マスメディアなど……。
これまでに私がスポーツの世界で出会った女性は、数は少ないながらも、とても鮮烈な印象を残し、同性として魅力を感じる方ばかりでした。
男性が多いスポーツの現場で女性を見かけると、つい観察し、話しかけてしまい、そうしているうちに彼女たちの置かれている環境や立場、その中での“がんばり”を知ることができました。
そして、それを自分の励みにしたものです。
スポーツ・メディアでは、競技としての女性スポーツの扱いが極端に小さかったり、掲載されたとしても、その焦点が競技以外であることはよくあります。また、それを扱うメディア側や、スポーツの現場スタッフの女性について一般に知られることはほんのわずかです。
しかしながら、スポットライトをなかなか浴びることのない彼女たちの“ごく普通の毎日”の中には、やはり、スポーツの世界ならではのエピソードがたくさん存在するのです。
男性主導の社会でもがき苦しんだ話もあれば、女性だからこそ得られた体験談。女性特有の感性や気遣いが強力なマンパワーとして重宝されることもあれば、あらぬ誤解や嫉妬を招くこともあります。
すべてを性別の違いで語れはしないでしょうが、現実に存在する女性に起こった出来事を湾曲させずに、ありのままお伝えできるのも、JWSならではという気がします。
そして、「こんなステキな女性がいるよ」と、みなさんの周りに存在するステキな女性のことも紹介しあえたら、それこそスバラシイと思いませんか?
劇的なストーリー仕立てにしなくても、ささいな出来事や言葉だけでも、スポーツ界における女性の実像は垣間見られるはずです。
さまざまなスポーツウーマンの情報を共有できる場として、こちらが活用されますように。また、“輝く女性”のエピソードもお待ちしています。
posted by 坂田 純代 |21:52 |
スポーツエッセイ |
コメント(0) |