2008年07月02日
完璧な優勝 スペイン
見るものを魅了するフットボール。それを実行した監督、選手。完全優勝。スペインが完璧な形で欧州を制した。 攻撃は華麗でスペクタクルなものだったが、非常に合理的なものでもあった。チャビ、イニエスタ、ダビド・シルバ、セスクなど、ベンチの選手を含めてもあの華麗なパスサッカーを展開するのには十分なタレントが揃っており、またこのサッカーが一番合っていた。気になったのが、中盤でパスを回しリズムを出すため、ビジャ、トーレスの2トップが孤立し、なかなか試合に入れないことだったが、彼らは常に相手ディフェンスにとって怖いポジションに走り込み中盤からのパスを引き出していた。そしてチャンスをものにする能力を兼ね揃えていた。その攻撃を支えたディフェンスもとても高いレベルだった。大会前に懸念されていた失点の多さも、大会になるとディフェンスラインを上げすぎず、相手の攻撃に対してある程度退いて受け、ペナルティーエリア付近でプレスをかけていく手法で改善してきた。サイドバックも上がりすぎずに我慢しディフェンスを支えた。そして一番はアンカーのセナの存在が大きかった。攻撃面でスペインと同じくスペクタクルなフットボールでグループリーグの主役になったオランダはこの守備面でスペインとの差が大きかった。 また、チームとしてのまとまりも素晴らしかった。これまで大きな大会でなかなか結果を残せなかったスペインに対し、国内の民族問題でチームにまとまりがないと言われてきた。今大会はそれを乗り越えチーム全体で戦っている雰囲気が見られた。アラゴネスがした大きな仕事の一つでもあるだろう。2006年ワールドカップで優勝したイタリアにもチームとしてのまとまりが見られた。チームのまとまりがトーナメントを勝ち抜くにおいて大きな要因の一つであることを証明した。 スペインのようなサッカーの成功は、日本代表にとっても大きなものであると思える。フィジカル面の問題は日本代表の永遠の課題であり、同じようにフィジカルで他国に劣ったスペインの中盤を考えると今回のスペインのパスサッカーはそれを克服するものだった。そして、スペインは相手ディフェンスを脅かすミドルシュートも積極的に打っていた。日本に足りない部分だ。不用意な横パスをカットされカウンターを喰らうという日本のサッカーを改善しなければならない。こうしたスペインのサッカーをヒントに今の岡田監督の目指すサッカーを築いてほしい。もっともスペインのようなゴールゲッターが日本にはいないのだが…
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posted by justin |01:40 |
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