2008年06月08日
海外との差
昔から思っていたことがある。 これは自分自身にも当てはまることなのだが、日本人と外国人ではプレーのアピールの仕方が違うように思える。特にアタッカーに差がある。 日本人は基本的にミスしないことでアピールする傾向がある。消極的なアピールである。 しかし外国人はというと自分の特長をアピールする。とにかく積極的にプレーしている印象だ。 今海外では若い世代が台頭している。クリスチアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、ウェイン・ルーニー、フェルナンド・トーレス、数えればキリがないが、こういった選手らは誰を見ても消極的なプレーは見られない。自分が決める、自分がチームを引っ張る、そういった強い意志が感じられるアタッカーばかりだ。 これらの選手は幼いときから自分の特長を磨いてきたのだろう。迷いがない。自分の長所で勝負する。アグレッシブな姿勢を絶やさない。そうやって成長してきたのだ。ドリブルにしても、なぜクリスチアーノ・ロナウド、リオネル・メッシらは高速なドリブルの中であれだけ正確にボールを操ることができるのか。なぜフェルナンド・トーレス、ウェイン・ルーニーらはあれだけの決定力を持っているのだろうか。 その答えは簡単である。昔からアグレッシブにプレーし、強靭なDFに対しギリギリの闘いをしてきたのである。 自分が決めるという気持ちを持って、ゴール前では必ずシュートを打つ。打ち続ける。たとえ外したとしても、横に味方がいたとしても、強い意志を持って打ち続ける。すると、そうした状況の中で次はどういった時に外れるか、どういった時に横にいる選手にはたけば成功するか見えてくる。これが「経験」である。こうしてアグレッシブな闘いをしていく中で技術、判断力が養われていくのである。 もちろん日本にもそういった選手はいるだろう。しかし、少なくとも今の日本代表にはシュートを第一選択としているアタッカーはいないように感じる。日本代表の試合を見ていて「なぜ打たないんだ」と思う場面が数多くある。多すぎる。打たずに横パスを入れる。敵に引っ掛かる。奪われてカウンター。そんな場面があまりにも多い。決定力がない?そんな問題ではない。みんなあまりにも大事にプレーしすぎる。それが正解ではないと思う。 たしかにミスが少ないサッカーは綺麗だろう。綺麗なサッカーに点数がいただけるのであろうか。違う。ゴールネットを揺らさなければ点数にならない。よってシュートを打たれることが相手にとって脅威になるのだ。日本人の性格のせいなのか。アグレッシブさが欠けるのは。アグレッシブなプレーの中で技術を磨かなければここ一番での正確性は生まれないのだ。 僕自身、小学校時代に一時期ウイングをやっていたのだが、ドリブルに自信があり次々にDFをかわしてゴールに襲い掛かった。もちろん、ドリブルが全て成功するわけはない。奪われる場面も多かった。そして、試合中交代が告げられベンチに下がると監督は僕に言った。「お前はもう試合に出さん。」僕はチームのために自分が出せる長所を出し切りアグレッシブに闘った。しかし監督が見ていたのはミスの多さだった。失意のまま中学へ進学。ここでも監督は変わっても同じ環境だった。試合中ミスに対する叱咤の連続。そして選手の萎縮。こうしてまだ伸び盛りの若い選手がミスを恐れ消極的なプレーで監督の機嫌をとっていくこととなった。周りを見ても同じような監督ばかりだ。 若い世代の精神の部分。ここに日本サッカー躍進の鍵があると思う。世界トッププレイヤーとの差は身体能力ではなく、精神の部分にあるように思えてならない。
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posted by justin |02:20 |
コメント(8) |
この記事に対するコメント一覧
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海外との差
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確かにそうですね。ただそれはサッカーが浸透していない頃のサッカー経験者が監督となり、日本人の特徴から「ミスのないサッカー」をさせていたのではないでしょうか?
中学までは指導者でチーム成績が決まりますから「出会い」というのが最も大事だと思います
posted by jp | 2008-06-08 03:13
海外との差
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よく何でもシュート打てという人がいますが、それは間違っています。
>シュートを打たれることが相手にとって脅威になるのだ
そうでもないです。
それに状況や選手によります。
DFするときにはシュートを打たせても良いというところを作りますから。
それに海外の選手が多くシュートを打つようなことを言っていますが、誰もがシュートを打っているわけではないですよ。
ルーニはそんなにシュートを打ちませんし、決定力も高いほうではないでしょう。
メッシもシュートはあまり打たないですよ。
最後までドリブルにこだわりますから。
監督についてですが、
日本人監督がバランスの良い選手を求めているのはそうだと思いますが、管理人さんが試合を途中で代えられた理由はドリブルがチームとして不利益な状況しか作ってなかったからではないでしょうか?
ドリブルをする選手は流れを悪くする可能性も秘めているのでしょうがないと思います。
そのドリブルがチームとして必要なければ選手たちからみても邪魔なだけです。
ちなみに個人技がある選手やストライカーが育たないのは日本人の監督が何でも仕事をできる選手を求めているからだと思います。
それとサッカー環境ですかね。
posted by あ | 2008-06-08 03:24
Re:海外との差
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まだまだ勉強不足だと感じます。コメントありがとうございます!
posted by justin | 2008-06-08 05:29
海外との差
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確かに外国人の方がアピール上手かも知れませんよね。
私もドリブルで怒られた経験があります。
上の方がおっしゃられているように結局はドリブルのためのドリブルではなく、ゴールを奪うためのドリブルなら誰も文句は言わないですよね。
posted by 私もウイングでした | 2008-06-08 05:52
海外との差
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ミスがないのを目指すのは、サッカーに限らず、日本人てきなものの考え方じゃないですか。
鎖国時代にはお互いを監視させ、少しでも人と違った者を密告させ、富国強兵時代には兵士としての規格品を満たす人間が尊重された。
今、ヨーロッパにいますけど、日本では子供のころ親に「どうしてお前は他人と同じに出来ないのか」と詰られた、などと言うと、「信じられない」と言われます。
まず、目の前にいる人間を認め、どうすればその特徴を生かせるのか、と考えるのと、自分の理想(単なる常識や固定観念だったりするわけですが)に沿って、規格品としての選手をそこにはめ込んでいこう、という違いかもしれません。
ちょっとステレオタイプな話になってしまいましたg。
posted by meme | 2008-06-09 05:35
海外との差
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結果が出るならドリブルしようが、何をしようが評価されるんじゃないですかね。
ミスを少なく、というのはありとあらゆる事を指導するときに
共通する事だと思うので、
ミスを減らせ、というのも当然。
何をもってミスとするのか?
状況によっては横パスが「判断ミス」となる事もあるし、
ドリブルが「ミス」となる場合もある。
ゴールを奪うためのドリブルではなく、
ドリブルの結果、ゴールが決まらなくては
評価には値しない→ミスである、となります。
今、自分の子供が少年サッカーをやっており、
自分もコーチをやっていますが、
多くのチームは、プレーヤーがボールを持つと
勝負に行く事を強く要求します。
特に小学生のチームでパスが優先なチームは
私のいる地域では全くお目にかからない。
貴兄の時代とは指導が変ったのかも知れません。
そうであれば、今後心配はいらないんじゃないですか?
posted by Otias | 2008-06-09 09:50
海外との差
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私は女性でサッカーをプレーした経験はありません。
でも8年来、欧州での生活(今回のEURO開催国の一つに住んでいます)を通して見えてきた日本と海外との差を自分のこととして実感しています。
それは、子供の頃からの親、周りの人との関係の築き方の根本的な違いです。よく個人主義と言われますが、子供の頃から自分のことを自分の言葉で表現する習慣、これは人間性、精神性を培っていく上でとても大きな影響を持っています。同じアジア人でも韓国、中国の人たちには同じ傾向が見られます。翻って、その対極にある日本人の育ち方、その違いはサッカーに限らず、その他の団体スポーツを見ていても顕著に現れていると外から見ていて思います。技術以前の差としてとても大きいですよ。
posted by みぃ | 2008-06-11 19:23
海外との差
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私も中高とサッカー部でFWしておりました。
ドリブルも得意でしたが突きぬけるぐらいのうまさでないと、監督や先輩からも罵声を浴びたものでした。シュートも同じ練習で百発百中ぐらいのレベルにならないと、シュートチャンスと思ってシュートを放ち枠にいかないと、こっぴどくしかられました。世界のトップレベルでは、相手のレベルも最高峰です。仕事の世界でもそうですが、とにかく普段の練習で仲間を認めさせ、試合で失敗したら、なぜ、失敗したか、自分でノートをつくるなり、パソコンや携帯でも記録して絶えずチェックするしかないでしょう。ただ日本人の指導者にいいたいのはFWの優先順位の一番はシュートを打つこと、前線からの守備は二番目、三番目でよいのではないか。
posted by ドリブル | 2008-06-17 12:11
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