2009年11月15日

ロデオ医師「松井は週2、3試合守れる」

NYタイムスに松井に膝の状況に関して重要な記事が出ました。(現地11月14日)
http://www.nytimes.com/2009/11/15/sports/baseball/15matsui.html?ref=sports

特に大事な部分は1年前に松井の膝を手術したドクター、スコット・ロデオの発言。以下に訳してみます(下手でごめんなさい)。

「彼(松井)はある程度まで(外野守備が)できると思います。週に4試合、5試合ということになると、彼にとって厳しいかも知れません。彼なりにある程度のレベル、2、3試合程度のプレーを確立できるでしょう、4、5試合は無理でも。私の感覚では彼を毎日守備に出すと、問題になるかもしれません。」

「(今シーズン)ヤンキースが彼を外野守備から除いて彼とっては助かりました。良いリハビリをしました。(ヤンキースには)ジーン・モナハンを筆頭に素晴らしいトレーニング・スタッフがいます。彼(モナハン)は経験も豊富でスマートな人間で、選手と怪我をマネージするにあたって、明らかに彼(松井)に良いケアを施しました。」

「( 膝内部を)きれいにして時間を稼ぐために(関節鏡視下手術を)繰り返すこともあります。結論としては、それがどれくらいの助けになるか、どのくらいの期間もつのか、予測しにくいところがあります。」

「(WSでの松井の活躍は)本当によかった。彼は素晴らしい人間で謙虚で礼儀正しい。彼のプレーぶりを見ていれば応援したくなりますよ。彼(の努力)とチーム全体、チームがよく彼をケアしたことの結果でしょう。」

要点は
1)来年、松井は週2、3試合なら守備もできる。
2)今年守備をしなかったのが良かった。が、一番は松井のあっぱれな努力。(直接引用されてはいませんが、記述があります)
3)もう一度関節鏡視下手術をする可能性もある。

僕はなにしろ松井さえ納得して野球ができればどこでもいいですが、さあ、FA、どうなるでしょうか。キャッシュマンはまったく松井に守備させる気はなさそう。複数年契約の方がいいに決まっていますがその金額はあんまりひどいことが無ければ本人はこだわらない気がする。エージェントはこだわるかな。エンジェルズ、マリナーズ、Wソックスなどが一番信憑性があるうわさだと思いますが、ヤンキース残留の可能性もまだまだありますね。

posted by justafan |12:36 | MLB | コメント(56) | トラックバック(0)
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2009年11月15日

ちょっとレブロン、やりすぎた?

レブロン・ジェームスがマイアミ・ヒート戦後のインタビューで、自分の番号23を来シーズンから6に代えると発表しました。

「23番はマイケル・ジョーダンの番号でもう誰も着るべきではない。」
「マイケルがいなければ今の選手もいなかった。」

この試合はマイケル・ジョーダンもパット・ライリーの隣に座って観戦していました。(これはおそらく新しいエア・ジョーダンブランドのバッシュをドウェイン・ウェイドが履くことになったため)

マイアミというのは面白い(変な?)チームで、すでに、一度もヒートのためにプレーしたことのないマイケルの23番を永久欠番にしています。

もともとマイケル大好きで23番を着けていたレブロンは、NBA全体で23番を永久欠番にするべきだと言っているわけです。

当然こっちはバスケ関係者みんなでちょっとした騒ぎになっています。だいたい一致している意見。若干25歳のレブロンが引退しているマイケルにこれだけの敬意を払っているのは感心。しかし、マイケルの前にも多くの名選手がいたわけで、マイケルが最高の選手であることに異議はないながらも、リーグ全体で永久欠番はやりすぎ。こんな感じです。

僕も同意見。可笑しいのはジェームスが新しい番号として発表した6番は、あのビル・ラッセル(ボストン・セルティックスのセンターとしてなんと11回優勝)とジュリアス・アービングがつけていた番号。僕は半分シカゴ育ちでマイケルはもちろん崇拝してますが、NBAの歴史は1985年から始まったわけじゃない。メジャーリーグがジャッキー・ロビンソン(初の黒人選手)の42番を永久欠番としたような場合を除けば、一人永久欠番を作るとその前もその後もスポーツ界、一般社会にも影響をあたえた選手はいるわけで、ま、きりがない。NHLがグレツキーの99を永久欠番にしているのも、あんまり賛成できません。

キング・ジェームスといわれるだけあって今のレブロンはすごい影響力があるから、とても話題になるおもしろい発言ですし、この発言によってみんなして昔の名手達を思い出すのも楽しいです。そういう意味では、さすがですかね。みなさんはどう思いますか?

posted by justafan |07:21 | NBA | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年11月14日

80年代後半のカブス

ちょっと感情的なカブスファンのぼやきを続けたいと思います。(ベアーズについてもぼやきたいけど)

なぜ80年代後半、90年代前半のカブスが勝っても負けても面白かったか、ということを自分なりに、とても個人的に、思い出しながら考えてみます。

アンドレ・ドーソンがFAで来たときカブスに「金額の無い契約書にサインをするから後から好きな額を入れろ、」とまで言って入ってきた(理由はただカブスが好きとかじゃないですが)。ショーン・ダンストンは最初から期待の大型新人。もくろみどおりのスーパースターにはならなかったけれど、とんでもない強肩で人気者。サンドバーグは21歳でフィリーズからやってきたあとはずっとカブスで殿堂入り。マダックスは最初打たれてもマウンドに送り続けて育て、26歳でサイ・ヤング賞。サトクリフは84年シーズン途中にやってきて16勝1敗というどんでもない成績でチームをプレーオフへと引っ張ったのが有名ですがその後も完全に実力・人気ともに申し分ないチームリーダーとして君臨。バッティンググローブを使わないマーク・グレースは1990年代のヒット・キングになった。89年はドワイト・スミスとかジェローム・ウォルトン(新人王)みたいな意気のいい若手が出てきた。監督はドン・ジマー。リリーフ陣がどうしようもないから継投はいつも綱渡り。個人的にはいかにもひ弱そうで球は遅く、必殺の変化球も無く、いつも必死にコーナーをついているジェフ・ピコを応援していた。ミッチ・ワイルドシング・ウィリアムズの豪快すぎる投球フォーム(に髪型、にノーコンぶり)。

こう見ると感情移入しやすい選手が多かったようです。おらが街のチームの選手という感覚がありました。はっきりした弱点と売りのある選手や、新人からじっくり育てた選手、FAで他所へ行けばもっと貰えたのにカブスにこだわった選手、その中に殿堂入りするような名手、という多彩な顔ぶれ。

そういう選手たちが、たまに、はまった年だけ勝つ。あとは負け。勝ったときは大騒ぎ、負けたときは、ま、いいか。そういう感覚。あーなつかしいです。おそらくそれは僕が日本からシカゴに引越しした88年以前からずっとそうだったと思います。

その2点なのかな。応援しがいのある選手たちや監督と、ファン側のリラックスした態度。それがあのころのカブスがあんなに面白かった理由、と自分なりには結論付けてしまいましょう。裏返せばなぜ現在のチームが強いのに面白くないときがあるのか、の答えにもなるかも、ということで次は現在のチームに対する期待(面白くするための)を書いてみたいと思います(約束はできないけれど)。

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posted by justafan |03:06 | MLB | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年11月13日

勝っても負けてもカブス

世間は松井のFAの話題で持ちきりですが、今日は我がカブスのことを書いてみたいです。

僕がカブスファンになったのは千葉県からシカゴに移り住んだ1988年の春から。その時のスター選手はRFアンドレ・ドーソン、2Bライン・サンドバーグ、Pリック・サトクリフ、Pグレッグ・マダックス。他にもSSショーン・ダンストン、期待の若手1Bマーク・グレース、LFラファエル・パルメイロ、Pジェイミー・モイヤー。ついでに後で中日にいった3Bバンス・ロー。監督はドン・ジマー。

少し古いメジャーリーグファンならわかると思います、この素晴らしいメンバー。この個性。僕にとっては今でもこの88年と、そしてクローザーのミッチ・ウィリアムズが加わって89年にNLCSに行った(SFに負けた・SFはオークランドとあのクウェイク・シリーズへ)チーム、これが最高。次がサミー・ソーサ&マーク・グレースとケリー・ウッド&ロッド・ベックの98年でしょうか。2003年ももちろん盛り上がりましたけど。

ご存知カブスはBクラスが定位置でプレーオフまで行ったらものすごい大騒ぎのチームでした。87年は最下位チームでアンドレ・ドーソンがナ・リーグMVPという「偉業」を成し遂げたのを知っている人もいるでしょう。

得点力はありました。ドーソンは膝の心配がありましたが健在だったし、2塁手でサンドバーグのような打棒はあのころあり得なかった。ただリリーフ陣がひどかった。なにしろサトクリフかマダックスが先発で完投した場合以外は恐怖のリリーフ陣が出てくる。ジマーの継投策は外れてばかり。何点先制しても勝てるかわからない、手に汗握る、ものすごくスリリングな試合ばかりしていたんです。ファンとしては非常に面白かった。ホームはほとんどデーゲームでしたから、学校から帰ったらテレビをつければやってました。随分見ました。

もちろん、勝った年はよく覚えてますが、勝てなくても心の底から面白かった。ところが最近はねぇ、強くなったのに、なんだか面白くないです。どうしてでしょう。

なんで昔はあんなに負けても面白かったのか、どうして今は勝ってもそれほど面白くない時があるのか、考えてみるべきかもですね。

posted by justafan |06:13 | MLB | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年11月07日

コア・フォー + 松井

今日はNYでヤンキースの優勝パレードがあり、未だ興奮冷めやらぬ、という感じですが、どうしても気になるが松井のFAです。ファンも専門家も、いろんなところでいろんな意見があります。NYでは1995年にデビューしてトーリ監督の下、黄金時代を築いた生え抜きの4人、ジーター、リベラ、ペティット、ポサダをCORE4(中核4)と呼んでいますが、松井はこの4人に次ぐ古参になります。CORE4(コアフォー)はもうほとんどUntouchable、動かす気はないのはわかりますよね。

で、松井。よくこちらの新聞で書かれる表現に、「Matsui wears Yankee pinstripes better than anyone not named Jeter.」というのがあります。訳してみると、「松井よりもヤンキースの縦縞を美しく着たのはジーターぐらいだ。」それはつまり、見た目の話ではなくて、ヤンキースの選手としての責任を果たす、という意味においてなんですね。そのとおりじゃないかと思います。日本人としては、「CORE4+1」という感じで、もう4人と同じ扱いにしてやれよ、と思うんです。メジャーでの松井はヤンキースでルーキーとしてデビューしてますし、「生え抜き」とは言えないまでも、それに準ずるものがあるのではないか、と。なんで今更ボストンから来た外様もいいとこのデーモンと比べられなきゃならないのか、と。

過去の働きから、こちらのチーム関係者、ファン、選手だってそういう気持ちを少しでも持っていると思って間違いないです。デーモンと比べる云々は別としても。あのマリアーノ・リベラが松井について言っています。

「チームに残すために私も尽力したい選手だ。私たちにとって彼はとても大事な存在だった。」

うれしくなってしまいますね。ただ、その一方で、ワールドシリーズMVPをFAで引き止めなかった例が、CORE4の最初の優勝、1996年に起きています。ヤンキースがアトランタ・ブレーブスを下したシリーズでクローザーのジョン・ウェットランドがMVPを受賞していますが、そのオフにFAでテキサス・レンジャーズに移籍しています。それこそ若いリベラが育っていたので、ヤンキースはレンジャーズ以上の条件は提示しなかったんですね。

う~ん。昨日はアブレイユがエンジェルズと2年1900万ドルプラスオプションの契約をしました。アブレイユの守備力は落ちてきたし、パワーは松井に劣るけど、未だに100打点30盗塁!してます。年齢も近いし、デーモン、松井ともに、(高いほうの)基準になる契約だと思います。松井は今年守備をしていないし、アブレイユ以上の契約はありえないでしょう。あ~、どうなるのだろう。明日、他に何も無ければ、NYポストで松井についてあのデビッド・ウェルズが書いたコラムを訳してみたいと思います。

~ おまけを二つ ~

リベラは本当にストイックでリスペクトしています。WS最後のアウトがコールされ、表彰式も終わり、歓喜の渦の中次々とインタビューされていく選手たちの中で、リベラが一人だけ敗れたフィリーズを称えるコメントを残しました。「彼らは本当にチャンピオンと呼ばれるに値する素晴らしいチームだったよ。」僕がテレビを見ている限りは彼だけでした。そういえば松井はどうだったんでしょうか?こちらでは松井のコメントはなかなか聞けないので。

「6打点だろう?そんなのプレーオフじゃありえないよ。9月に特別ロスター枠ができて、相手の10番目ピッチャーが出てきたりしたときぐらいだよ。」
テシェイラが松井の第6戦での活躍について

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posted by justafan |08:17 | MLB | コメント(26) | トラックバック(0)
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2009年11月06日

ペドロよ、どこへ?

ペドロ・マルティネス、彼の輝かしい現役生活の中で、松井には手痛い思いをすることになりました。2003年のALCS第7戦、ボストン時代にリトル監督を説得し続投した直後の適時2塁打。3点リードを追いつかれたボストンはそのあとブーンの劇的なサヨナラHRでヤンキースに屈しました。あの時はボストンのエースとして、85年ぶりの悲願の優勝を担っていました。夢破れ、リトル監督は解雇された。。。

あの時の松井はメジャー元年。それから6年後、今度はワールドシリーズで再び両者は雌雄を決するべく対峙したんですね。ご存知のとおり、結果は松井が4打数4安打、2HR、5打点、と返り討ちに斬ってとりました。

僕はこれまでペドロの記者会見での発言を訳してこのブログで紹介してきたので、戦い終え、敗れ去る彼がどんなことを言うのか、注目していたのですが、残念ながら、彼は逃げるようにヤンキースタジアムから消えてしまい、記者会見の壇上に上ることも、ロッカールームで記者に囲まれることもありませんでした。

しかし、スタジアムの関係者専用エレベーターに乗ろうとするペドロを捉まえた記者が何人かいました。以下、ボストン・ヘラルド紙のスティーブ・バックリーの記事から要点とペドロの発言を訳してみます。
http://news.bostonherald.com/sports/columnists/view/20091105no_magic_ending_for_valiant_pedro_martinez/srvc=home&position=recent




(ローッカールームで記者を待つこともなくひっそりと去ろうとしたマルティネスだったが、)廊下で彼を見つけ、一緒に歩くことを選んだ記者には紳士的に答えてくれた。

「このチャンスをあたえられて非常にうれしい。」(微笑みながら)「だが私が予想していた結果は得られなかった。」

(まだ現役を続けるか?との問いに)
「家に帰ってリラックスしてゆっくり考えるよ。でも今のところはそうだ。」

この時、ペトロにしかありえないようなことが起こった。エレベーターを待つマルティネスの前に、においからするとおそらく(かなり酔っている)。。。祝勝気分で興奮したヤンキースのファンが迷い込んできたのだ。

そして目の前でこのファンは「WHO’S YOUR DADDY!(おまえのご主人様は誰だ!)」と2回ほど叫んだ。そこにいた守衛はなにもしなかった。

マルティネスは笑って、私たちの質問に答え続けた。

その時そのファンは突如自分の前にいるには球史に残る偉大な投手であることを悟ったようだ。そして叫んだ、「あいつが誰かっていうと、野球殿堂に入るピッチャーだ!ブロンクス生まれの俺が言ってやる!」そして独り言のように、「俺がここにいるなんて信じられないよ。」と言った。

マルティネスは質問に答え続けた。

話は3回、1アウト満塁のシーンでアレックス・ロドリゲスを三振させた場面になった。マルティネスはそこであのピンチを切り抜けられると思ったのだろうか。

「ああ、思ったよ。」

次は松井だったが?

「もう終わってしまった。彼にはやられた。それだけだ。」

その後彼はスペイン語の質問にも少し答え、エレベーターに乗り込んだ。

「WHO’S YOUR DADDY!」例のファンがエレベーターに首を突っ込みもう一度言った。
そして今度は声を低めて言った、「俺たちはまだまだあなたのDADDYだけど、あなたは最高だ。」

困惑したマルティネスは笑うことにしたようだった。そしてエレベーターのドアが閉まった。

posted by justafan |05:37 | MLB | コメント(11) | トラックバック(0)
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2009年11月05日

You are a champion.

松井が照れくさそうにMVPのトロフィーを受け取った直後に、日本にいる父から電話がありました。

「よかったな。」
「凄かった。」

今も他になんとも言いようがないです。
心からおめでとうございます。

posted by justafan |15:15 | MLB | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年11月05日

「日本で学んだこと」マ二エル監督

今試合前の記者会見を見ていたらフィリーズのマニエル監督が絶不調の主砲ハワードの今夜の打順についてこんなことを言っていました。以下要約

「ハワードが4番だ。過去3年、4年もずっとそうだったろう。ワールドシリーズの第6戦で彼の打順を落とす?そんなことをしたら私は選手にどんなメッセージを送ることになる?私が選手だったらだまっちゃいないさ。監督との議論にも勝つだろう。ただそれは試合に勝つためなんだ。試合に勝つことが一番の目的なんだ。そべてはそのためで、選手のエゴなどは関係ない。私は長い自分のキャリアの中でそれを学んだよ。特に日本でプレーした時にね。だからハワードが4番だ。」

矛盾しているような気もしますが確かにこう言ってました。

posted by justafan |07:21 | MLB | コメント(12) | トラックバック(0)
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2009年11月05日

ペドロ節 〜第6戦を前に

今夜はワールドシリーズ第6戦。スポーツ、野球ファンのみなさんはこれまでの経過や松井の状況などもう知っていると思うので、僕は今夜フィリーズ先発投手のペドロ=マルティネスの昨日の記者会見を一部訳してみます。ペティットとの大ベテラン対決は本当に楽しみ。ペドロ節ともいえそうな様子がすこしでも伝わればうれしいです。
http://network.nationalpost.com/np/blogs/postedsports/archive/2009/11/04/pedro-don-t-save-your-props-until-i-m-dead.aspx

「神に感謝したい。私にこの機会だけじゃなく、健康を与えてくれ、そして私とアンディー(ペティット)を祝福してくれたことに。(略)2匹の古山羊が全力を尽くし、楽しんでいるのを見てほしい。」
(過去と違うユニフォームを着て、昔のライバルチーム、そしてペティットと対戦する感想を訊かれて)

「昨日(第5戦)はこのチームの粘り、頑固さ、勝利への渇望を現す良い例だった。このチームの一員であることに感謝しているんだ。こんなゲームが見たかった。もし、家のテレビで野球を見ていたら、こんなスピリットを見たいってことさ。しかもそれは私たちだけじゃない。相手チームも同じなんだ。あのチーム(ヤンキース)はまったく諦めなかった。私たちは大きなリードをしていたが最後まで安心できなかった。そういう試合にはお金を出す価値がある。」

「私のどんな小さな発言もあなた達(メディア関係者)には重要な意味を持つことがわかるまでには時間がかかった。これから僕がチャリティー活動をするときもしっかり私のメッセージを広めて、助けてもらいたいな。」

「私の名前は(球史に)残るだろう。どんな呼び方でも。ただ、多くの場合は引退した後、死んだ後に賞賛するんだよね。だから今聴きたいよね。死んだ後に「彼は最高の選手の一人だった」と言われてもしょうがないから。もし褒めてくれるんならたった今からお願いします。」

「ただ選手としてだけじゃなく人間として思い出してもらいたい。コミュニティーのメンバーとして、人助けをするのが好きな人間として、面白い人間として、そして偉大な競技者として。」

「信じないかもしれないけどほとんどその場で創りだすんだ。皆さんが見ているのは経験と本能のコンビネーションです。本能なんです、生き延びるための。ドミニカで、裕福じゃない中、サバイバルだったということです。そして野球でも私は生き残った。そんなはずはなかったのに今私はここにいる。神に感謝している。今あなたたちにこうして注目されているのは大変な喜びです。」
(配球は最初から計画的ですか、それともその場で考えだされるもの?と訊かれて)

「これは神からの祝福。大好きな仕事を、それも誰でもできるわけじゃない仕事をしている。2ヶ月前まで私はただ家にいて、あなた達も私のことなど思いもしないでいた。それが今私はここにいて、ワールドシリーズの歴史の中でも大きな試合で投げようとしている。素晴らしいチーム同士、伝説的な名手が沢山いるチームの対戦で。デリック=ジーター、アレックス=ロドリゲス、テシェイラ、彼らは次のベーブ=ルースであり、ハンク=アーロンだ。アンディー=ペティットも。マリアノ=リベラ。。。もう一度彼を見れる。彼を観るならいつだってお金を払うよ。ここにいる私の喜びがどんなに大きいかは言葉で表せない。素晴らしい贈り物、祝福だよ。」

posted by justafan |05:00 | MLB | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年11月03日

決戦の地はニューヨーク!

なんてシリーズでしょう。
正直僕などには手に負えなくなって来ました。

昨日の記事内で僕はバーネットを中3日で登板させた場合の不安を少し書いたのですが、それは現実となり、フィリーズ打線に火をつける結果となりました。リーの立ち上がりが悪く、ヤンキースが1点先制したあたりはこのシリーズが5試合で終わってしまう覚悟をしました。しかし、バーネットは先頭のロリンズに粘られセンター前。その2球後には3点を失っていました。リズムも何も無いですよね。そしてフィリーズ打線は明らかに前回の対戦よりも積極的だった。バーネットは立て直せないまま6失点で降板。リーは打線にもささえられ、修正に成功。

そしてアトリー。あのコンパクトで超パワフルなスイングはボンズじみて来ました。変わったコークからも今夜2本目。凄い。フィリーズにとって非常に大きなことに、イバネスも一発で続く。ワースは安定しているし、フィリーズ打線は完全に上り調子でこの先に自信が持てるはずです。あとはハワードが乗って来れるか。

ヤンキース打線とて、今夜も最後まで食い下がった。バーネットを先発させることでモリーナも先発、カブレラの怪我でガードナーが先発、試合開始時点でDH松井、ポサダ、カブレラの打撃を欠いたわけです。ポサダを入れ、松井も出て来た終盤の攻撃が本来の姿。こちらで乗り遅れているのはテシェイラとカノですが、カノに1本ヒットが出た。こちらの打線も地元ではコワ〜い本来の姿に戻るでしょう。

お互いブルペンは不安でいっぱい。ヤンキースはリベラ、強いて言えばマーテが信用できる。フィリーズは、かろうじて朴?そのフィリーズ、マヌエル監督がついに決断を下し、3点リードの9回にリッジではなくマドソンを起用。これは大事件なんです。マヌエル監督は本当に信念の監督というか、リッジを信用し続けて来た。ここにきてクローザーとしてのリッジは完全にあきらめた、と捉えていいと思う。

この状況はものすごい乱打戦がこの先待っているのか。第6戦でそれを食い止めようと、大変な作業をしなければならないのが、中3日のペティット(ほとんど決まりらしい)と、中5日のペドロ。なんてシナリオ!はっきり言って中3日のペティットは賭け。ペドロだってあのヤンキースタジアムでもう一回第2戦のようなマジックを披露しろと言うの?本当にどうでるか、僕には全く想像もつきません。そこで松井はどんなバッティングを見せてくれるのか!?

今夜の試合直後、ロリンズが言いました。
「一つ言っておきたいのは、僕らはヤワじゃないってこと。」

ビクトリーノの手はどうか、カブレラの離脱はどう影響するのか、このストーリーはどこへ?もう最後まで行っちゃえ!

posted by justafan |15:12 | MLB | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年11月03日

「松井よ、良い旅路を」NYポストから

NYポスト紙のコラムニスト、マイク=バカロの現地11月2日のコラムを簡単に訳します。センチメンタルなコラムですし、僕の訳も下手ですが松井に対する地元の気持ちが少し読めるかもしれないと思いました。少し省略もしています。
www.nypost.com/p/sports/yankees/godspeed_godzilla_XDBsQeZPoHSQOVEhkzT5RI

「ゴジラよ、良い旅路を」

ヤンキースでは状況はしょっちゅう変わるから、これだって変わるかもしれない。

が、松井秀喜がヤンキースの一員である時間は終わりに近づいている。うれしい代打ホームランも出たことだし、ここで彼がヤンキースにとってどんな意味があったのか、思い出しておきたい。

知っておくべきことは、成功することが彼ほど求められたアスリートは他にいないかもしれないということ。自分のため、日本でスラッガーとして得た名声を証明するため、いつも世界の中で実力を証明したい日本のため、そして彼の市場価値も考慮して大金をつぎ込んで獲得したヤンキースのためだ。

日本の記者をひきつれた松井は7年間で140本塁打、597打点、打率2割9分2厘、OPS.852という数字を残した。

さらに、その成績と同じくらい素晴らしかったのは彼の人間性だ。彼は一度も、一度もだ、日本人記者に対して平静を失うということがなかった。それは、大勢に囲まれた時も、ひどいスランプに陥った時も、どんなに手痛い敗戦の時も変わることは無かった。

アメリカ人の選手が似たような状況で彼のように謙虚でいられるなんて想像もできない。

彼を観るのは喜びだった。次の街がそんな彼に出会えますように。

posted by justafan |02:01 | MLB | コメント(71) | トラックバック(2)
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2009年11月02日

リッジ炎上でヤンキース王手!

勝ち越しの2塁打を打ったAロッドが、試合終了直後のインタビューで
「デーモンの粘りのおかげだ」と言っています。

9回2アウトで、フィリーズのクローザー、リッジに追い込まれてから粘りに粘り、ついにレフト前ヒットで出塁。すぐに2盗を決めると、がら空きの3塁を見て3塁まで到達。フィリーズは対テシェイラのシフトを敷いていたため3塁手のフェリーズが2塁をカバーしていたんです。

その一連のプレーでリッジが崩れました。
デーモンの粘りでいや〜な感じになったこともありますし、3塁まで走られたことで、低めのスライダーが投げづらくなり、まっすぐをAロッドに痛打されました。これはテレビの解説者もすぐに指摘していました。

リッジ、僕は好きな投手なので固唾を呑んでみてましたが、今シーズンはずっと不調をかこっていたのであの場面で自分のベストピッチのスライダーを投げる自信がなかったのかな?と思います。ちょっと残念。
シリーズ前からフィリーズの不安材料でしたが、こういう緊迫した
試合がつづくとやっぱり表に出てしまうんですね。

フィリーズ先発のブラントンが頑張ったためまたしてもいい試合になりました。一つ一つの球はそんな凄い感じはしませんが、丁寧にコースをつき、タイミングを外し、審判も見方にした印象でした。3点目、4点目も彼にとっては非常に不運だった。

対するサバシアも調子は良くないのにさすがのピッチング。要所をしめていった。特に5回、ノーアウト1、2塁からアトリー、ハワード、ワースを打ち取った場面は見応えがありました。

さて、ヤンキース、あと一勝まで来ました。
明日の先発はバーネットと発表されています。僕は3勝1敗の状況ならバーネットには無理をさせず、ゴウディン先発もありと思います。まあ、どこかでバーネットの中三日でのデータを見た時に、良かったので、そこまでこだわったりはしないんですが。明日の相手はCリーで、バーネットで負けると、 ペティットは中三日では投げられないので、 結局第6戦でゴウディンが投げるということになります。だったら明日ゴウディン+ブルペンで勝負してもいいかなと。

と、思っていたら今、テレビで解説者のハロルド=レイノルズが同じことを言っていました。ただし、彼は今日のカブレラの故障にふれ、バーネット先発の場合モリーナがキャッチャーとなり、ただでさえNLルールで松井をDHで使えないところに、ポサダも欠け、カブレラもだめだった場合かなりのスクランブルを強いられる、ということも指摘していました。僕は納得です。

そのスクランブルの中に松井はどう絡むのか。代打だと思います。しかし、まあ、本当に見所の多いシリーズで楽しんでいます。

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posted by justafan |15:22 | MLB | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年11月02日

ヤンキーズ、ほぼ完璧な第3戦。第4戦は?

ヤンキーズにとってはほぼ最高の第3戦でした。
いくつかの不安材料が、とりあえずは払拭されたからです。

スウィッシャー、長打2本で復活。
Aロッド、ツーラン。
ジョバ、マーテ、1イニングずつをすっきる抑える。
スウィッシャーはスタンスを変えて、Aロッドはきびしい内角に
手を出さず、外角狙いで結果を出したようです。
ヒューズは心配ですが、というより緊迫した場面では順序を落としましたね、もう。

で、日本人にとっては松井。
もう言うことないですよね。
状況に応じてきっちり仕事をする、長打も狙える、つなげる、チャンスには
打点を挙げることに集中できる、投手の左右関係なし。
今の松井がベンチにいるのはヤンキーズにとってはすごく頼りになるし、
フィリーズにすれば無言の圧力となる。

打線の調子が上向いたことで、松井に無理をして守らせる必要はとりあえず
なくなりました。それにしてもレフトへ持ってっちゃったのは見事でした。

フィリーズのほうはペティットに左の強打者が沈黙。
右のワースはパワーをみせつけてくれましたけどね。
ハメルズはもともと調子が上がらなかったシーズンですけど、一回リズムが
狂うと修正できないのはペティットと対照的でした。
インタビューで、「一日も早くシーズンが終わって欲しい」なんて
言ってしまうほど自信も失ってしまった。
第7戦があったら順番はハメルズだけど、マヌエルは代えるかもしれないですね。
ブルペンも仲良く打たれてしまって心配です。
いや~な負け方だったと思います。

それで今夜はブラントン対サバシアなんですが、
ブラントンは去年までオークランドですからヤンキーズは良く知っています。
2005年から3回当たって防御率が8点台。怖さはないでしょう。
今年は12勝8敗で、すごく安定感があるタイプですが、
被ホームランが多いので、長打攻勢は続く可能性が高いです。
今夜はかなり単純にヤンキーズ有利だと思います(もちろんやってみなきゃ
わかりませんが)。

話題を松井に戻しますが、プロですね。
ジーターが「ちょっと考えてみれば、松井は日本でもアメリカでもずっと大きな
舞台でプレーしてきている。臆するようなことがまったく無い。」と言ってます。
僕は昔から、ヤンキーズの4番よりも巨人の4番のほうが精神的には難しいと
思っています。誰もが認めるプロフェッショナル・ヒッターです。

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posted by justafan |04:38 | コメント(11) | トラックバック(0)
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