2006年07月01日

淀川語録、誕生か!?

続いて日刊スポーツ。

オシム交渉に不手際、協会また千葉に謝罪

「雨の日に傘に入れてあげたら、傘をとられたようなもの。次の雨の時に、傘を貸してくださいというのが筋」。名将の影響を受けたかのような「淀川節」も飛び出した。

淀川社長、なかなかさまになったアフォリズムですね。
言い方が悪いですけれど、単に一企業の経営者に過ぎない人間に、コトバでここまで影響を与える
オシム監督というのは、やはり並々ならぬ人物なのでしょう。


さて、だんだんと協会と千葉双方の腹が見えてきて、しっかし、今回の騒動っていったいなんなんでしょうね~と思うようになってきました。
協会の方が、偶然の(あるいは用意された?)ポロリ失言で、オシムの監督就任問題をなし崩し的にまとめようとしたのは、間違いないと思います。
そして千葉も、今回の騒動が「失言」という形で始まったことを逆手にとって、交渉を有利に働かせようとしているのでしょう。推測に過ぎませんが、交渉材料として、もしかしたらなんらかの見返りをもとめているのかもしれません。

このやりとりって、裁判所での離婚調停によく似ているんですよ。
奥さんと不倫相手が、旦那さんの奪い合いをしているみたいなものですからね。
でもね、離婚調停で裁判所がまず優先的に考えるのは、「子供」のことなんです。裁判所は子供目線。
協会も千葉も、もうちっと選手・ファンのことを考えた、大人としての対応をしてほしいと思います。
そして、裁判所に当たるような、スポーツの紛争に関する公平中立な第三者機関があったらいいのになあと切に思うのです。

posted by フニート |12:38 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年07月01日

KE・NA・GE

受けるべきか…オシム氏は無言貫く(デイリースポーツ)

あいかわらずデイリーの記者はいい記事を書きますね。
最初のパラグラフでファンや報道陣の喧噪ぶりを簡潔かつ充分に呈示し、次のパラグラフでは練習試合の経過と結果をこれまた簡潔に示します。
さらに、「日本代表監督就任騒動が持ち上がっても、イレブンはオシム監督の自主トレメニューを忠実に、苦もなくこなした」の一文で、オシム監督のチームへの愛着や、選手たちの監督に対する情愛まで行間ににじませちゃっててるんだから、すごいです。

僕は基本的にスポーツ新聞の記者の取材力や文章力を評価していなくて、サッカーの情報を詳しく知りたい時には、雑誌のNumberなどを読むようにしていました。
最近ではEL GOLAZOというサッカー専門紙が登場して、サッカーライターやコラムニストの最新かつ詳細な分析が手軽に読めるようになり、とても嬉しく思っていたのですけど、このデイリーの記者さんはなかなかのやり手だと思います。

第3パラグラフ、「選手会長のMF坂本が『監督はいつもと変わらないし、僕らもやることは一緒。こういう状況で変わることを一番嫌う』というように、65歳の老将は泰然自若。静かにそのときを待っている」とありますね。
坂本隊長、あいかわらず健気ですよね~。
いっそこのまま、ジェフ千葉をオシム監督ごと日本代表にしてしまえばいいのにと思いますが、現実的ではないですね、はい。

posted by フニート |12:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年06月29日

オシムのコトバから(その1)

オシム氏、代表監督就任に前向きも、結論先送り(毎日新聞)

記者との一問一答の中で、また素敵なアフォリズムがでてきますので、引用させていただきたいと思います。

――オファーを受けたことについて。
光栄に思う。1年1年の積み重ねがあって、人々に認められるようになった。だが、今後も千葉で監督を続けて同じような結果を残せるか分からないが。物事は何でも成功するとは限らない。私が千葉で結果を残せなかったら、とっくにクビになり、だれも私のことを知らなかったろう。選手が最高のプレーをして結果を出したから私はここにいられる。
――就任に迷いはあるのか。
代表とクラブの監督は別物。言えるのは代表監督は特別な挑戦であること。簡単に決めることのできないデリケートな問題だ。決める時ははっきり決める。残るのか、行くのか。迷っていたら選手は練習に集中できないだろう。(兼任は)二つの車はいっぺんに運転できない。
――決断の決め手と時期はいつか。
話し合って決めることで時期は問題ではない。私と同じ立場ですぐに引き受ける人がいるかも知れないが、私にはここで一緒にやってきた人がいるのでそれはできない。私の年齢からすれば、(千葉での)3年は5年や10年に匹敵する。また(協会は)あと5カ月間も私のことを待ってはくれないだろう。
――W杯での日本代表について。
1勝もできなかったのは日本だけではない。メディアが日本の実力を少し誇張し過ぎたのではないか。実力は伯仲しており、日本のような経済大国だからといってサッカーで勝てる保証はない。ただ、ジーコがアジア杯で優勝し、W杯出場権を得た事実も認められるべきだ。

「二つの車はいっぺんに運動できない」なんて、要するに「二兎を追う者は一兎をも得ず」という昔からある諺と一緒のことなんですが、オシム監督が言うとなんか含蓄があるのよね~。

posted by フニート |22:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年06月29日

三者三様

今回のオシム監督就任騒動では、「代表歓迎派」と「ジェフ辞めないで派」が真っ向から対立して、その対立構造からしてなかなかに熱いのですが、今朝僕は、ひとつ見落としていることがあるのに気がつきました。

それは、ジェフの選手の視点です。

こればっかりは、普段フィールドに立つことのない我々には、想像はできるものの、実情はなかなかにわかるものではありません。
そこで、選手が今回の騒動をどう思っているのか、ニュースを検索してみると、ありました!

千葉イレブンはあきらめムード(スポーツ報知)

スポーツ報知はしっかり見るべき所を見ていますねぇ。

さて、選手のコメントを整理してみると…

坂本選手「報道を見るとリアルな話も出てるし、やるのではと思い始めてる。選手側から『辞めないで』と伝えたいが、監督が決めているなら変わらないでしょう。千葉の選手としては複雑だが、日本サッカーにとっては…」
巻選手「もちろん、千葉にいてもらいたいけど、いつまでも監督だけに頼っていても駄目。千葉と日本のどちらにとってもいい答えを出してくれるはず」
佐藤選手「積み重ねてきたものがあるので、監督が抜けても元の千葉には戻らない。また教えてもらいたいなら日の丸を背負うようになればいい」

半ば諦めムード、という点では3人とも変わらないのですが、面白いのはその受け止め方。
坂本選手は、なんかもう同情してあげたくなっちゃうくらい、がっかりした様子。
巻選手は一見ものわかりのいい優等生的発言ですが、オシムの選択に委ねるというやや依存的傾向があります。
そして、佐藤選手は今回の騒動をむしろ自分の成長のためとかなり前向きに捉えています。
まさに三者三様といったところですね。

こういう個性を相手に仕事をするのですから、サッカーの監督というのもなかなかに大変そうです。

posted by フニート |22:21 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年06月29日

大事なものはいくつありますか?

“オシム日本”メンバー大幅入れ替えも(デイリースポーツ)

オシム日本大改造!スタミナアップ(スポーツ報知)

どうやら世代交代の必要性は、オシムと協会との共通認識みたいですね。
今回のワールドカップに出場しなかった選手のうち、果たしてどのくらいの選手が、次のイエメン戦のピッチに立っているでしょうか。
なんだか今から楽しみになってきました。

面白いのは、協会側が選考基準は「走れる」「蹴れる」「闘争心」の3点だと言っているのに対し、オシムの方は最重要課題は「持久力」だと言っているところ。
確かに、現代の「ボールが動いて、選手も動く」ランニングサッカーでは、「走れる」ことすなわち「持久力」が大事なのは言うまでもないのですが、僕が面白く感じたのはそういう内容的なことではないのですよ。

例えば何かをプレゼンする場面なんかで、とりあえず重要と思うものを3点挙げるという人と、本当に大事なものだけ厳選して1点のみ挙げるという人というのは、日常生活の場面でよく出くわしますよね。
どっちが欲張りで、どっちが賢いとかいう話じゃないんです。
0か1かでも、1か2かでもないんです。
それが1か3かってところに、人が人を説き伏せる時の秘密の法則めいたものを感じて、僕なんかはうひょひょって思ってしまいます。

posted by フニート |22:14 | コメント(0) | トラックバック(0)
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