2006年12月07日

ソフトバンクホークス・寺原放出

2006年12月5日(火)ソフトバンクホークス・寺原隼人投手(23)と
横浜ベイスターズの多村仁外野手(29)の交換トレードが発表された。

今回のトレードを私はこう見る。

ベイスターズは、
2,3年後を見据えてたチーム作りを図っているのではないだろうか。

その要因のひとつが、「若手野手の台頭」。
今シーズンブレイクした村田、吉村の東福岡コンビに加え、
小池、内川、古木(?)といった将来期待大の若手が多いこと。
(小田嶋の放出には疑問が残るが、仁志の若手指導に期待して追々トントンということで)

加えて、来シーズンからセ・リーグでも導入される「プレーオフ」。
今年の日本ハム、昨年のロッテからわかるように、
勢いに乗れば十分チャンスはある。

そして、この2球団とその前に優勝した西武を加えた3球団に共通していえることは…
04' 西武(中島、赤田、大沼、帆足)
05' ロッテ(西岡、今江、小林宏)
06’ 日本ハム(森本、田中賢、ダルビッシュ、八木、武田) 
といった若手の躍進。
その点でベイスターズの野手には、そういった期待を十分に感じさせてくれる。

ただ、若手投手の人材不足だったベイスターズ。
また、今シーズン2桁勝利を挙げた門倉が抜ける穴(あくまで数字上の穴)を
埋める先発投手の補強は不可欠であった。
その共通の問題を解決してくれる人材が寺原であったのだろう。

04、05年未勝利で、今シーズンも3勝どまりと、伸び悩んでいる寺原だが、
高校時代の速球投手からのバランスのとれたプロの投手への転換期と考えると、
まだまだ化ける可能性は大である。

さらに、来季から指揮をとるのは若手育成に定評のある大矢氏。
数年後、寺原がエースに成長しているかもしれない。

大矢氏が前回指揮した1996年の3年後、
ベイスターズは38年ぶりの優勝を飾った(大矢氏は優勝の前年に退任)。
第2次大矢政権から3年後の2009年のベイスターズは優勝が狙えるチームになっているのではないだろうか。


ズレータ(31)との残留交渉が難航しているホークスにとって、
右の長距離打者(特に外野手)は最大の補強ポイント。

今シーズン、怪我で39試合の出場にとどまり。
8本塁打20打点(打率.275)の成績に終わったものの、
04年から2年連続で3割30本を記録し、
世界一となった今年のWBC日本代表で5番を任されていた多村であれば、是が非で欲しい選手。

さらに、ホークス投手陣は、斉藤和、和田、新垣、杉内の強力な先発4本柱に、
豊富な救援陣、さらに「江夏2世」との呼び声高い大隣も加わり、
投手力は12球団一といえるほどの充実ぶり。
あくまで先発の5、6番手候補。
ホークスにとって、
多村獲得の代償として寺原を放出は安い買い物だったのか・・・?

このトレードで懸念されることは、ホークスの巨人化。
(FAなどの補強で他球団から有力選手を獲得し、若手の人材が育たないこと)

ホークスには、江川、城所、井出、小斉…
といった将来楽しみな若手外野手が数数く揃っているのだから、
しばらくは外国人で戦力を補い、彼らの成長を待ってよかったのではないだろうか。
もし、これから新たに外国人外野手を獲得すると、大村、多村、新外国人の3人でほぼ決まり。
生え抜き選手が0(松中はDHか一塁、柴原はDHかベンチ)となってしまう…。

「レギュラーは自分の力で獲るもの」…確かにそうだ。
しかし、今季は出場機会を与えられながら、首脳陣の期待に応えられなかった彼らが、
来季こそはと意気込んでいたことを考えると、非常に悲しい限りである。
(試合に出るチャンスさえ与えられず、いつの間にかトレード要員になっている巨人の若手の気持ち)


そもそも、ホークスは九州唯一の球団として地域密着を図っていたのではないのか?
であれば、地元九州は宮崎出身(日南学園)の寺原を見切るには、あまりにも早すぎるのではないだろうか。
まだ23歳と若く、今後の成長にまだ大きな期待ができるほどの潜在能力を持っていた投手。
チームの中でも人気が高かった選手。
さらには、甲子園のスターであったため、地方球団の選手の割には全国的な知名度もあった。
人情に厚い福岡(九州)のファンはただ強いだけのチームを望んでいるわけではない。
今後、選手の育成を無視したチーム強化を進めていくと、
近年のホークスの躍進を支えている、あの熱狂的なファンは離れていかないだろうか・・・。

'ホークスが安いと思っていたこのトレードの代償は、
実はとてつもなく高いものとなって還ってくるかもしれない'。

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posted by じゅぼー |01:38 | 福岡ソフトバンクホークス | コメント(3) | トラックバック(1)
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多村と寺原、電撃トレード成立 【 プロ野球狂の詩 】

新庄の抜ける外野手の補強が急務だ。地元のスポーツ新聞を始め過去何度かファイターズが多村の獲得に乗り出すという記事が紙面を飾った。交換要員は金村を軸に水面下で交渉を進めて行くかのごとく書かれていたが、あれは事実だった

2006-12-07 21:21 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
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Re:ソフトバンクホークス・寺原放出

コメント投稿者ID :

まあ4本柱+大隣で寺原の出場機会のほうが危ういですからね。
ホークスはこれからは外国人を安く雇っていくらしいですし、生え抜きの出場機会を心配することはないと思いますよ。てか外野が生え抜き以外で埋まっても内野は生え抜きだらけですし阪神よりはましです。
ファンに関しては川崎・和田がいりゃ十分です。1人消えたところで減りません。
今のホークスは育成を待つのではなく優勝を狙いにいく立場なので今回のトレードは来年多村が怪我さえしなければ大成功だと思います。

posted by エレ | 2006-12-07 19:27

Re:ソフトバンクホークス・寺原放出

コメント投稿者ID :

江川、城所、井出の3人の出場機会が減るのは今の現状では仕方ないのでは。(3人とも外野だし)小斉は微妙ですが。笑

実際、現時点の実力不足は否めない。2.3年後にも期待できる年齢だし。

寺原はもちろん惜しい選手ですが、5.6番手と言われても仕方ない成績。神内・高橋が成長すれば穴は埋まるし。。。。

そう考えると来期の日本一奪回に向けて王監督・フロントの強い意思を感じるし、選手もそれは理解してるハズ。

大成功でしょう!ファンとしては寂しい気持ちもあるけど、やっぱり強いホークスが見たい!
外様の大村だって九州のファンは受け入れているハズ!多村だって王監督が認めているなら、認めるべきです!!!

posted by さね | 2006-12-07 21:28

Re:ソフトバンクホークス・寺原放出

コメント投稿者ID :

いや~でもどうなん?多村って結構評判良くないよ?新聞とかニュース見てると。ケガで出場試合数が伸びないっていうか、サボりぐせがついてるらしいよ。だから横浜でも若手選手への悪影響になっていたとか?ってスポーツ紙にあった。体の面っていうか精神面?が横浜放出になった最大の原因ていう話もあるみたいじゃないよ。だから、ホークスの来期の外野手は大村くらいじゃね?決まってんの。松中が一塁やって、新外国人がDHやれば、少なくとも1枠は空くぜ?多村はフルでは出られないっしょ。多村の隙間に若手を使って、あと1枠はキャンプで伸びた選手に。これやろ!個人的には柴原スタメンで出てほしいけどな~。DHじゃなくて。センターで。

posted by ホークス愛 | 2006-12-08 01:45

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