2010年07月31日

“崖っぷち”のボクス・デヴィリアス(南アフリカ代表監督)

今年のトライネーションズで3戦3敗。しかもボーナスポイントもゼロ…。
連覇を目指すはずだった南アフリカ代表・スプリングボクスでしたが、早くもその可能性は途絶えつつあり、残る3試合の結果如何ではデヴィリアス監督のクビが飛びかねない状況に陥っています。

南アフリカと言えば王国ニュージーランドに引けを取らない”ラグビー・マッド”の国。ファンが代表チームに求めるのは勝利のみ、です。昨年のトライネーションズではオールブラックスに3戦3勝、見事に優勝しIRB世界ランキング1位の座も勝ち取ってそれはそれは盛り上がっておりました。
ところが秋に1位から2位に陥落したあたりから、少しずつデヴィリアス監督の采配に対する不満の声が上がり始めたのです。

まず、「戦術がない!」こと。
南アフリカのラグビーと言えば、大きなFWを前面に押し出してどんどん前に出る。テンポよく細かくボールを動かすオールブラックスのラグビーや、決まりごとの多い緻密なラグビーを行うワラビーズと比べると、極めて単純明快(笑)。HBのところでキックをドカーーンドカーーンと蹴りすぎだろっ!もっと展開しろ!という批判が目立ち始めてきました。

また、「適材適所の起用ではない!」ことも。
世界屈指のミッドフィールダーとされるジャン・デヴィリアスを本職のCTBではなくWTBに起用したり、No.8が本職のライアン・カンコウスキーをいきなりFLとして使ってみるなど、どうも意図がはっきりしません。「タレントを15人並べて勝てるほどラグビーは甘くないわい!」というファンの怒りの声が日増しに大きくなっています。

個人的には決して好調ではないプレーヤーを起用し続ける点に「???」となってしまいます。世界一のSHデュプレアとロケットキックのF・ステインを欠くほか、キープレーヤーをケガで失っていることも低迷の原因でしょうが、せっかく層が厚いのですからもっと多くのプレーヤーにチャンスを与えてもいいのではないかと思うのです。

残る3試合はすべてホームゲーム。熱狂的なサポーターの前で強いスプリングボクスが甦るかどうかに注目しています。


菊地 紀満
★菊地紀満のJ SPORTSコラム

★J SPORTSではトライネーションズの模様をお届けします!
http://www.jsports.co.jp/tv/rugby/
07月31日(土)18:50~生放送 J sports 1 オーストラリア vs. オールブラックス

posted by jsrugby |07:40 | 日本代表 | コメント(0) | トラックバック(0)
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