2009年07月31日

体操競技男子「高校自由演技サンプル集(DVD付)」発刊

 競技会において規定演技が廃止されたとはいえ、規定演技に含まれる基礎・基本技を習得することは高校生の競技力向上のために重要なことであり、また、競技経験の浅い選手や指導者にも対応できる基本技の双方を包括する内容を選定することは困難を極めると考え、初級者から中級者向けにより新しいルールに則った内容となるよう吟味し、サンプル演技集及びDVDを作成いたしましたのでお知らせいたします。

販売チラシpdf

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●目次
・サンプル演技集作成にあたって
・サンプル演技Ⅰ(初級)6種目・・図解、難度表
・サンプル演技Ⅱ(中級)6種目・・図解、難度表
・演技の採点方法について
・平成21年度版高等学校男子適用規則

(DVD内容)
北京オリンピック出場選手により自由模範演技(初級・中級)&
栄光への架け橋「2004アテネオリンピック・2005メルボルン世界選手権・2006オーフス世界選手権・2007シュツットガルト世界選手権・2008北京オリンピック」上記出場選手 計17演技を収録 (映像に関しては日本体操協会研究部が撮影)
収録:約43分
★高校から体操を始めた生徒
★体操のルールを知りたい先生、指導者
★体操ファン必見!
難度が表示されてわかりやすい!

【DVD模範演技】
ゆか:内村航平、あん馬:鹿島丈博、つり輪:中瀬卓也、跳馬:沖口誠、平行棒:冨田洋之、鉄棒:坂本功貴
【DVDサンプル演技集】
冨田洋之、米田功、塚原直也、鹿島丈博、水鳥寿思、中野大輔、山田辰也、関口栄一、森赳人、中瀬卓也、星陽輔、桑原俊、沖口誠、内村航平、坂本功貴(順不同)

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●品番 AB0902 (※通信欄に必ずお書き下さい)
●金額 3,000円(税込、送料サービス)

各種販売物購入方法
★郵便局備え付けの郵便振替用紙を利用してください
★振替番号「00160-5-86686」
★加入者名「財団法人 日本体操協会」
★通信欄に品番、数量をお書き下さい
★送り先住所、名前、電話番号をお書き下さい

各種販売物購入方法(モバイル)

*ご注文の際は必ず「品番」をお書き下さい。

※ATM(ご自身の口座)でのお申込の際は必ずお電話またはメールにてご連絡下さい。振替用紙に手書きにて記載されている場合は事前の連絡の必要ありません。
●振込日
●品名
●住所、名前、電話番号

【協会事務局】平日10:00~18:00 電話 03-3481-2341

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2009年07月28日

ユニバーシアード女子種目別レポート

 7月5日(日)最終日、種目別が行われた。各種目のスペシャリストが揃うこの日、全種目において出場権を獲得した田中選手の功績は素晴らしかった。現在の採点規則ではトップ国でもまれに見ないオールラウンダーであることを証明したと言っても過言ではないだろう。

跳馬
 最終演技者の田中選手は、1本目ロンダート後転とび~後方伸身宙返り1回ひねり(13.750)、2本目前転とび~前方宙返り1/2ひねり(13.475)を着地まで余裕のある跳躍でまとめた。しかし、Dスコアがトップ選手には及ばず7位(13.612)という結果であった。

段違い平行棒
 5番目の演技であったが、トカチェフでバーの近い実施となり、また低棒移動1/2ひねり倒立はD難度に認められずDスコアを下げてしまったが、下りの着地までしっかりと決め13.875と結果6位であった。

平均台
 2番目の演技で、片足踏み切り前方宙返り~後転とび~後方屈身開脚宙返りの組み合わせを加点が得られるように実施を試みたが承認されず、さらに羊とびの姿勢不良が見受けられDスコアを伸ばすことができなかったが、後方屈身2回宙返り下りまで気のゆるむことのない素晴らしい演技を披露した(13.700:6位)。

ゆか
 7番目の演技順で、アップが終了してから大分時間が空いてのスタートとなった。1本目の前方伸身宙返り2回ひねりで前に大きく1歩出てしまったが、2本目のかかえ込み2回宙返りと3本目の組み合わせのアクロバットは着地まできれいに決めた。ラストの後方屈身2回宙返りで着地姿勢が前にかかり、大きく1歩出てしまったが、3日間の計12演技を大きなミスを出すことなくフィニッシュした(13.525:7位)。

競技の総評
 メダルには届かなかったものの、試合後、帯同審判に日本女子は世界の各審判員の評価は高かったという朗報を聞いた。今大会の代表選手は、長身の選手が多くその恵まれたスタイルをしっかりと生かした演技を披露できる選手が揃っていた。日本が強化し続けている「美しい体操」をアピールできたものの、トップの国とはDスコアの差があり過ぎる。2年後のユニバーシアード大会は、ロンドン・オリンピック大会の前年であり、どの国も自国のプライドを背負って挑んでくるであろう。これから2年の強化で、引き続き美しい体操と失敗しない高い競技能力を向上させつつ、Dスコアの強化に励み、メダルを獲得することを目標に歩んでいきたい。

 最後に、試合会場にて、声援を送って下さった男子役員や選手のご家族の方々、ビデオ撮影を協力して下さった男子審判員、会場まで足を運んで下さったドクター、今大会を支えて下さった全ての方々に心より感謝し大会報告とする。

田中キャプテンのコメント
 他国の強い選手に比べ、Dスコアが低く勝負できないということを強く感じたので、これからもっと技を増やし、同じスタートから戦えるようにしたいと思いました。
 今回、ユニバーシアード日本代表になり、キャプテンを務め、皆と力あわせて満足できる試合ができたのは、ずっと近くで見守ってくれていた監督、コーチ、スタッフ、審判、応援してくださった方々のおかげだと感謝しています。今回は何の不安もなく思いきって演技をすることができました。 ありがとうございました。今回の経験を生かし、これからも頑張ります。

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跳馬、種目別決勝


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posted by 北村彩子 |16:12 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2009年07月26日

JAPAN CUP 男子個人総合レポート

 個人総合は、あらかじめ各国2選手がエントリーされ、男子は12選手によって競技が行われた。
 日本からは内村航平選手と田中和仁選手が出場した。競技は、6選手ずつ、ゆかスタート、あん馬スタートの2つの班に分けられ、正ローテーションで進行した。
○第1ローテーション
ゆか
1.ダネル・レイバ選手(USA)       Dスコア6.00、得点14.500
 後方伸身2回宙返り2回ひねり、前方伸身宙返り~前方かかえ込み2回宙返り、マンナから伸腕屈身力倒立、後ろとびひねり前方かかえこみ宙返り、前方伸身宙返り1回ひねり~前方宙返りひねり、テンポ~後方伸身宙返り2回半ひねり、後方伸身2回宙返り
 大きなミスはなかったが、ラインオーバーあり
2.ファビアン・ハンブッヘン(GER)    Dスコア6.40、得点15.600
 後方伸身2回宙返り2回ひねり(着地止める)、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり、テンポ~トーマス転、開脚旋回360度シュピンデル倒立ひねり振り下ろして開脚旋回、ゴゴラーゼ、十字倒立、後方かかえこみ2回宙返り1回ひねり(前に1歩)  全体的に良い実施
3.内村航平(日本)                          Dスコア6.50、得点15.800
 後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り2回ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり(止まらず)、前方伸身宙返り2回半ひねり(止まらず)、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり(止まらず)、トーマス転、フェドルチェンコ、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方かかえこみ宙返り1回ひねり、後方伸身宙返り3回ひねり(止める)
 前半着地が止まらなかったが、宙返りの高さ・ひねりの切れは素晴らしく高得点を獲得。
まずまずのスタートとなった。
4.キム・スンイル(韓国)          Dスコア5.80、得点15.100
 前方伸身宙返り2回ひねり~前方宙返りひねり、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり~前方かかえこみ宙返り転、トーマス転、後方伸身宙返り2回ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後方伸身宙返り2回半ひねり  素晴らしい実施。
5.マキシム・デヴィヤトフスキー(RUS)    Dスコア5.70、得点14.250
 後方伸身2回宙返り1回ひねり、前方伸身宙返り2回ひねり~前方かかえこみ宙返り1回ひねり(-0.50のライン減点)、後ろとびひねり前方かかえこみ宙返り、フェドルチェンコ、十字倒立、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り~前方伸身宙返りひねり(1回半ひねりの予定?)、後方伸身宙返り2回半ひねり        
6.グォ・ウェイヤン(中国)         Dスコア5.50、得点13.100
 前方伸身宙返り2回ひねり、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり~前方かかえこみ宙返り転、後ろとびひねり前方かかえこみ2回宙返り(しりもち)、下向き720度転向、十字倒立、側方開脚伸身宙返り、後方かかえこみ2回宙返り1回ひねり

あん馬
1.ユー・ウォンチュル(韓国)                Dスコア5.80、得点14.200
 Eコンバイン~Dコンバイン、マジャール移動~後ろ移動3/3、ウー・グォニアン(バラスをくずし大きく姿勢をくずす)~フェドルチェンコ(バランスのくずれを引きずる)、前移動1/4ひねり、正交差ひねり逆交差入れ、下向き逆移動倒立3/4ひねり3/3移動下り
2.エウゲン・スピリドノフ(ドイツ)          Dスコア5.60、得点13.700
 正交差ひねり逆交差入れ、一把手上縦向き旋回、ウーグォニアン(バランスをくずし姿勢も大きくくずす)~フェドルチェンコ、前移動3/3(C)~後ろ移動3/3~Eフロップ~Aシュテクリ倒立3/4ひねり3/3移動下り
3.セルゲイ・ホロホルジン(RUS)          Dスコア5.60、得点13.550
 正交差~正交差ひねり逆交差入れ(倒立に上げようとしたが上がらず)、Dコンバイン、シュテクリB~シュテクリB(フロップの予定?)、シュテクリB、馬端から馬端への下向き540度転向移動、マジャール移動、後ろ移動3/3、前移動~一把手上縦向き旋回、下向き転向、後ろ移動2/3、シュテクリA倒立3/4ひねり3/3移動下り
 交差倒立、フロップが予定どおり遂行できなかったようである。
4.田中和仁(日本)                          Dスコア5.60、得点14.450
 フェドルチェンコ、マジャール移動~後ろ移動3/3~Eフロップ~後ろ移動~前移動~一把手上縦向き旋回、後ろ移動2/3、シュテクリB、下向き転向、正交差ひねり逆交差入れ、下向き逆移動倒立3/4ひねり3/3移動下り
 終末技で若干動きが詰まったが大事には至らず、まずまずの出来で1種目目を乗り切る。
5.スティーブン・レジェンドラ(USA)      Dスコア5.10、得点12.800
 正交差倒立、横移動、トン・フェイ、後ろ移動3/3~シュテクリB、ユーリーフェン(落下)、下向き転向、後ろ移動2/3、旋回倒立5/4ひねり3/3移動下り
6.ル・ボ(中国)                             Dスコア5.90、得点14.150
 馬端中向き旋回~マジャールシュピンデル、トン・フェイ、前移動~Dフロップ、Eコンバイン、正交差ひねり逆交差入れ、後ろ移動、マジャール移動~後ろ移動3/3~下向き360度転向(フェドルチェンコの予定?)、前移動~一把手上縦向き旋回~シュテクリA倒立3/4ひねり3/3移動下り
 後半大きくバランスをくずし、フェドルチェンコの予定が360度転向になってしまったようである。
 
第1ローテーションを終わっての順位
 1位:内村航平    15.800
 2位:ハンブッヘン  15.600
 3位:キム・スンイル 15.100
 5位:田中和仁    14.450

○第2ローテーション
あん馬
1.ハンブッヘン               Dスコア5.30、得点14.000
 ウーグォニアン~フェドルチェンコ、前移動3/3(C)~馬端外向き旋回~後ろ移動3/3~シュテクリB、下向き転向、正交差ひねり逆交差入れ、下向き逆移動倒立3/4ひねり3/3移動下り
 ミスはなかったが、Dスコアが低く、質もあまり高くない演技実施だった。
2.内村航平                                  Dスコア6.00、得点15.150
 逆交差倒立、正交差、Eフロップ~Dコンバイン、ウーグォニアン、マジャール移動~後ろ移動3/3~前移動~一把手上縦向き旋回、シュテクリB、シュテクリA倒立3/4ひねり3/3移動下り
  ほぼ完璧な実施で15点台を獲得。
3.キム・スンイル                            Dスコア3.90、得点10.900
 演技開始直後から不安定な実施で、1把手上縦向き旋回で落下、さらに前移動3/3で落下、予定の演技構成をほとんど遂行できず、得点は10.900。
4.デヴィヤトフスキー                       Dスコア6.00、得点14.100
 正交差ひねり逆交差入れ、Eフロップ、Dコンバイン、馬端から馬端への下向き540度転向移動~フェドルチェンコ、マジャール移動、後ろ移動3/3、前移動1/4ひねり(落下)、シュテクリA倒立3/4ひねり3/3移動下り
5.グォ・ウェイヤン                           Dスコア6.10、得点15.250
 馬端中向き旋回~マジャールシュピンデル、フェドルチェンコ、シュテクリB、Eコンバイン、正交差ひねり逆交差入れ、後ろ移動2/3、マジャール移動~後ろ移動3/3~Eフロップ~シュテクリA倒立3/4ひねり3/3移動下り
 内村選手と同じEスコアだったが、Dスコアが0.100上回る演技構成だった。
6.レイバ                                     Dスコア5.70、得点13.950
 正交差倒立、Eコンバイン、馬端から馬端へ1回の旋回で前移動~後ろ移動3/3~トンフェイ、ユーリーフェン、下向き転向、シュテクリA倒立3/4ひねり3/3移動下り 落下・停止などの大きなミスはなかったが、細かい減点箇所が多かった。

つり輪
1.スピリドノフ                 Dスコア6.10、得点14.850
 ピネダ~中水平、後ろ振り上がり中水平、後ろ振り上がり上水平、ほん転倒立、振り上がり開脚上水平、脚前挙、屈腕伸身力倒立、後ろ振り上がり倒立、後方車輪、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり下り
2.ホロホルジン                              Dスコア5.50、得点13.850
 アザリアン~中水平、ナカヤマ、後ろ振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、屈身ヤマワキ~ヤマワキ~後ろ振り上がり倒立(ひじまげ)、後方車輪、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(膝の屈がった実施になってしまった)
3.田中和仁                                  Dスコア6.10、得点15.100
 後ろ振り上がり中水平~アザリアン、けあがり脚前挙、屈腕伸身力倒立、屈身グツォギー~グツォギー~ほん転倒立、ヤマワキ~屈身ヤマワキ~後ろ振り上がり倒立、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり下り
 着地で後ろに大きく2歩動いたが、それまでの演技実施は良かった。
4.レジェンドラ                               Dスコア5.70、得点14.000
 後ろ振り上がり中水平、ナカヤマ、後ろ振り上がり開脚上水平、十字懸垂、前方懸垂回転~ヤマワキ~後ろ振り上がり脚前挙、屈腕伸身力倒立、後ろ振り上がり倒立、ほんてん倒立、後方かかえこみ3回宙返り(惜しくもマットに手を着く)
5.ル・ボ                                       Dスコア6.70、得点15.550
 後ろ振り上がり上水平、アザリアン~中水平、ほん転十字倒立、ほん転倒立、伸身ヤマワキ~後ろ振り上がり中水平、ナカヤマ、屈身ヤマワキ~後ろ振り上がり脚前挙、屈腕伸身力倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(着地1歩)

6.ユー・ウォンチュル            Dスコア6.60、得点15.250
 後ろ振り上がり中水平~アザリアン~伸腕伸身で十字倒立、屈身ヤマワキ~ホンマ十字懸垂~伸腕伸身で中水平、ほん転十字倒立、ほん転倒立、後ろ振り上がり倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り
 アザリアンの制止時間が短く、屈身ヤマワキで回転がとぎれ、さらに中水平の制止時間も短かったが、高いDスコアにより15点台を獲得。

第2ローテーションを終わっての順位
 1位:内村航平   30.950
 2位:ル・ボ     29.700
 3位:ハンブッヘン 29.600
 4位:田中和仁   29.550

第3ローテーション
つり輪
1.内村航平                                  Dスコア6.20、得点14.750
 後ろ振り上がり中水平~アザリアン、後ろ振り上がり十字倒立、後ろ振り上がり倒立、屈身ヤマワキ~ヤマワキ~ホンマ十字懸垂、ほん転倒立、後方車輪~後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり下り(着地止まらず)
 ホンマ十字懸垂の制止時間が短く、着地も動いてしまい15点台に乗せることができなかった。
2.キム・スンイル              Dスコア5.50、得点14.400
 後ろ振り上がり中水平~アザリアン、屈身ヤマワキ~ヤマワキ~ほんま十字懸垂、けあがり脚前挙、屈腕伸身力倒立、ほん転倒立、後方かかえこみ2回宙返り1回ひねり下り
 実施はまずまずだったが終末技がC難度。
3.デヴィヤトフスキー                       Dスコア6.30、得点15.450
 伸腕伸身で後方に回転して中水平(F)~ナカヤマ、ヤマワキ~後ろ振り上がり上水平~アザリアン、けあがり脚前挙、伸腕伸身力倒立、ほん転倒立、屈身ヤマワキ~後ろ振り上がり倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(止める)
 高度な力技を力強い実施で捌き、着地も止めたが、ほん転倒立で少しバランスをくずしてしまった。
4.グォ・ウェイヤン                          Dスコア6.40、得点15.200
 後ろ振り上がり十字倒立、リーニンⅡ十字懸垂脚前挙~伸腕伸身で中水平~ナカヤマ、伸身ヤマワキ~屈身ヤマワキ~後ろ振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、後ろ振り上がり倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り
 高いDスコアで大きなミスもなかったが、中欠点程度の減点箇所が多い演技だった。
5.レイバ                                      Dスコア5.50、得点14.150
 けあがり十字懸垂、ホンマ十字懸垂、屈身ヤマワキ~ヤマワキ~後ろ振り上がり開脚上水平~開脚前挙~伸腕屈身力倒立、後ろ振り上がり倒立、ほん転倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り
 2つの十字懸垂の静止時間がともに短く、着地も大きく動いた。
6.ハンブッヘン               Dスコア5.90、得点15.150
 ホンマ十字懸垂、後ろ振り上がり開脚上水平、アザリアン、後ろ振り上がり十字倒立、ほん転倒立、屈身ヤマワキ~ヤマワキ~後ろ振り上がり倒立、前方車輪~前方屈身2回宙返りひねり下り(止める)
 Dスコアはさほど高くなかったが、実施は良く着地も止めた。

跳馬
1.ホロホルジン               Dスコア6.20、得点15.500
 伸身カサマツとび1回ひねり(アカピアン)
2.田中和仁                                  Dスコア6.60、得点16.050
 伸身カサマツとび1回半ひねり(ドリッグス) 着地は前に1歩
3.レジェンドラ                               Dスコア6.60、得点14.900
 前転とび前方かかえこみ2回宙返り(ローチェ) しりもち
4.ル・ボ                                       Dスコア6.60、得点16.000
 伸身カサマツとび1回半ひねり(ドリッグス) 着地は前に1歩 
5.ユー・ウォンチュル                       Dスコア6.20、得点15.750
 伸身ユルチェンコ2回ひねり  着地を止める
6.スピリドノフ                                Dスコア6.20、得点15.450
 伸身カサマツとび1回ひねり(アカピアン)

第3ローテーションを終わっての順位
 1位:内村航平       45.700
 1位:ル・ボ                45.700
 3位:田中和仁             45.600
 4位:ユー・ウォンチュル 45.200
 5位:ハンブッヘン         44.750

第4ローテーション
跳馬
1.キム・スンイル                            Dスコア4.60、得点12.800
 前転とび前方かかえこみ宙返り1回ひねり ローウンの失敗?
2.デヴィヤトフスキー                        Dスコア6.60、得点14.850
 前転とび前方かかえこみ2回宙返り(ローチェ) しりもち
3.グォ・ウェイヤン                          Dスコア6.20、得点15.500
 伸身カサマツとび1回ひねり(アカピアン)
4.レイバ                                      Dスコア6.20、得点15.600
 伸身カサマツとび1回ひねり(アカピアン)
5.ハンブッヘン                              Dスコア6.60、得点16.200
 伸身ユルチェンコ2回半ひねり(シューヘルト) 小さく前に1歩
6.内村航平                                  Dスコア6.60、得点16.250
 伸身ユルチェンコ2回半ひねり(シューヘルト) 両脚で前に1歩
 ハンブッヘン選手と内村選手の跳躍は遜色のない素晴らしい実施だった。

平行棒
1.田中和仁                                  Dスコア6.40、得点15.500
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り1回ひねり倒立~棒下宙返り~屈身ベーレ、モリスエ、前振りひねり倒立~前振り1/4ひねり単棒倒立~閉脚浮き腰上がり倒立、後方屈身2回宙返り下り(後ろに両脚で1歩)
 素晴らしい演技実施だったが、惜しくも着地は止まらず。
2.レジェンドラ                               Dスコア5.80、得点13.100
 けあがり開脚抜き倒立~ヒーリー支持、前方宙返り開脚抜き腕支持、後方車輪~ベーレ、モリスエ~前振り上がり(ダブルスイング)、棒上宙返り倒立~後方屈身2回宙返り下り
 後半2回の中間振動(ダブルスイング)があり、着地も前に大きく1歩。
3.ル・ボ                                       Dスコア6.30、得点14.950
 前振り上がり開脚抜き倒立~ドミトリエンコ、棒下宙返り倒立~後方車輪~ベーレ、チッペルト、モリスエ、前方屈身宙返り腕支持(正面受け)、ヒーリー支持、後方屈身2回宙返り下り                                   
 団体選で実施した前方宙返り開脚抜き支持(E)がB難度の技になってしまいDスコアを下げる。   
4.ユー・ウォンチュル                       Dスコア6.50、得点15.550
 逆上がり倒立~後方車輪~ベーレ、屈身モリスエ、ドミトリエンコ、ヒーリー支持~前方宙返り開脚抜き腕支持、チッペルト~棒上宙返り倒立~後方屈身2回宙返り下り
 着地はわずかに動いたが、全体的に良い実施でこの種目の最高点を獲得。
5.スピリドノフ                                Dスコア5.60、得点14.700
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返り倒立~後方車輪~ベーレ、モリスエ、前振りひねり倒立~支持前振り開脚抜き倒立、ヒーリー支持、後方屈身2回宙返り下り
 Dスコアは低いが、Eスコアは9点台を獲得。
6.ホロホルジン                              Dスコア6.30、得点14.750
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り倒立~後方車輪~ベーレ、モリスエ、ヒーリー支持、前方宙返り開脚抜き支持~脚前挙、伸腕屈身力倒立、前振りひねり倒立~後方屈身2回宙返り下り
 大きなミスもなく豪快ではあるが、実施欠点の多い演技だった。

第4ローテーションを終わっての順位
 1位:内村航平            61.950
 2位:田中和仁            61.100
 3位:ハンブッヘン        60.950
 4位:ユーウォンチュル 60.750

第5ローテーション
平行棒
1.デヴィヤトフスキー                       Dスコア6.00、得点15.050
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返り倒立~棒下宙返りひねり倒立~後方車輪~ベーレ、ヒーリー支持、前振りひねり倒立~前振り1/4ひねり単棒倒立~開脚浮き腰上がり倒立、後方屈身2回宙返り下り
 棒下宙返りひねり倒立で倒立からはずれ、着地も動いたが、全体的には良い実施だった。
2.グォ・ウェイヤン                          Dスコア6.30、得点15.200
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返り倒立~屈身ベーレ、後方車輪~チッペルト~ヒーリー支持、前振りひねり倒立(歩く)、前方宙返り開脚抜き腕支持、後方屈身2回宙返り下り(後ろに1歩)
 全体的に良い演技だったが、前振りひねり倒立で歩いてしまい、着地は後ろに1歩
3.レイバ                                      Dスコア6.30、得点15.200
 前振り上がり開脚抜き倒立~ディアミドフ1/2ひねり~テン・ハイビン(棒下宙返りディアミドフ=大きくぶれ姿勢をくずす)~棒下宙返り1回ひねり(脚割れ)~棒下宙返り~車輪ディアミドフ~後方車輪~デイアミドフ~前振りひねり倒立~後方屈身2回宙返り下り
 非常に連続性のある演技構成だったが、テン・ハイビンで大きくぶれ、姿勢もみだすがなんとかもちこたえる。続く棒下1回ひねりも脚割れがあり、着地は前に両脚で1歩。
4.ハンブッヘン                              Dスコア6.30、得点15.450
 逆上がりひねり倒立~棒下宙返り倒立~背面車輪~後方車輪~屈身ベーレ、デアミドフ~チッペルト~ヒーリー支持~ヒーリー腕支持~後ろ振り上がり開脚入れ支持~倒立~後方屈身2回宙返り下り(後ろに両脚で1歩)
 着地は止まらなかったが、素晴らしい実施。
5.内村航平                                  Dスコア6.50、得点15.450
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り倒立~後方車輪~ドミトリエンコ、屈身ベーレ、支持前振り開脚抜き倒立~モリスエ、車輪ライヘルト~前振り上がり~前方宙返り開脚抜き腕支持、後方屈身2回宙返り下り(止める)
 棒下宙返りひねり倒立が倒立位から若干はずれたが、あとはほぼ完璧な実施で着地をピタリと止める。
6.キム・スンイル                            Dスコア5.70、得点13.800
  前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り倒立~後方車輪、モリスエ、ヒーリー、支持前振り開脚抜き倒立~チッペルト、前振りひねり倒立~後方屈身2回宙返り下り
 チッペルトでバーに腰掛けてしまう。着地も前に両脚で1歩。
鉄棒
1.レジェンドラ                               Dスコア5.60、得点14.150
 逆手車輪1回ひねり大逆手~大逆手車輪、屈身コバチ、コバチ、ホップターンひねり片大逆手、ロシアンキッペ1回ひねり片大逆手、ロシアンキッペ、ホップターン、後方かかえこみ3回宙返り下り(前に1歩)
2.ル・ボ                                       Dスコア5.90、得点14.650
 アドラーひねり、伸身トカチェフ、アドラー1回ひねり~伸身コスミック、順手エンドーひねり、ホップターン、ホップターンひねり片大逆手、エンドー1回ひねり片大逆手、アドラー、大逆手エンドー、後方屈身2回宙返り1回ひねり下り(止める)
 表示されたDスコアから換算すると、アドラーはC、終末技は屈身としてC難度に判定されたようである。
3.ユー・ウォンチュル                       Dスコア6.20、得点14.850
 エンドー1回ひねり片大逆手、アドラー1回ひねり~伸身コスミック(ほぼ90度近い屈身姿勢)、コバチ、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラーひねり、ホップターン、ホップターンひねり片大逆手、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り
 コスミックはかなり腰の屈がりが見られたが、伸身として判定されたようである。
4.スピリドノフ                                Dスコア5.80,得点14.500
 コールマン、コバチ、順手車輪ひねり大逆手、アドラーひねり、伸身トカチェフ、ホップターンひねり片大逆手、エンドー、エンドー1回ひねり片大逆手、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(止める)
5.ホロホルジン                              Dスコア6.30、得点13.250
 コールマン、伸身トカチェフ、アドラー1回ひねり~(落下)、シュタルダー1回ひねり大逆手、アドラーひねり、エンドー1回ひねり大逆手(落下)、エンドー1回ひねり大逆手、大逆手振り上がり逆手持ち換え~1回ひねり大逆手、シュタルダー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(止める)
 着地は止めたが、アドラー1回ひねりの後、伸身コスミックのあふりで握りがはずれ落下、さらにもう一度の落下が響き7点に満たないEスコアとなった。
6.田中和仁                                  Dスコア6.10、得点14.900
 アドラー1回ひねり~伸身コスミック、順手エンドーひねり、アドラーひねり、シュタルダーひねり大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、大逆手振り上がり逆手持ち換え~1回ひねり大逆手、アドラー、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(後ろに1歩)
 アドラー1回ひねり~伸身コスミックはほぼ完璧な実施。その後も良い実施だったが、着地は後ろに1歩動く。

第5ローテーションを終わっての順位
 1位:内村航平              77.400
 2位:ハンブッヘン          76.400
 3位:田中和仁              76.000
 4位:ユー・ウォンチュル  75.600

第6ローテーション
鉄棒
1.グォ・ウェイヤン                          Dスコア6.70、得点15.450
 逆手車輪1回ひねり大逆手、アドラー1回ひねり~伸身コスミック、順手エンドーひねり、シュタルダー1回ひねり大逆手、アドラーひねり~伸身トカチェフ、トカチェフ、アドラー、エンドー1回ひねり大逆手、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り
 2つの加点組み合わせによる高い価値点の演技構成、実施もまずまず。
2.レイバ                                      Dスコア6.70、得点15.100
 アドラー1回ひねり~伸身コスミック、伸身コバチ、コバチ、アドラーひねり~伸身トカチェフ、アドラーカット、逆手車輪1回ひねり大逆手、閉脚エンドー(倒立に上がらず戻る)、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り
 2つの加点組み合わせを入れた構成だったが、後半のミスが響き
3.ハンブッヘン                              Dスコア6.60、得点15.700
 屈身コバチ~順手エンドーひねり、シュタルダー1回半ひねり大逆手、アドラー1回ひねり~伸身コスミック、伸身トカチェフ、リバルコ、アドラー~大逆手車輪、ホップターン、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(両脚で後ろに1歩)
 着地は止まらなかったが、素晴らしい演技実施。
4.内村航平                                  Dスコア6.40、得点15.350
 屈身コバチ、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、コバチ、コールマン、ホップターン、ホップターンひねり片大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、大逆手エンド、大逆手車輪、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(両脚で前に1歩)
 コバチが少し近づき、次の車輪で少し肘を屈げる。全体的には良い実施だったが、着地は止まらず、両脚で前に1歩。
5.キム・スンイル                            Dスコア5.90、得点14.300
 伸身コバチ、コールマン、ホップターンひねり片大逆手、アドラー1回ひねり(戻る)、シュタルダー1回ひねり片大逆手、アドラーひねり(戻る)、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り
 2つのアドラーひねり技で戻ってしまい、着地も後ろに1歩動く。
6.デヴィヤトフスキー                       Dスコア6.20、得点14.600
 アドラー1回ひねり(ぶれと脚割れ)~伸身コスミック、伸身トカチェフ、シュタルダーひねり大逆手、アドラーひねり(脚割れ)、エンドー1回ひねり大逆手、大逆手振り上がり逆手持ち換え~1回ひねり大逆手、アドラー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り
 脚割れ、角度減点の目立つ実施、着地は止める。

ゆか
1.ル・ボ                                       Dスコア5.80、得点14.050
 前方伸身宙返り2回ひねり~前方伸身宙返りひねり、ツルバノフ、前方かかえこみ宙返り転、後方伸身宙返り2回ひねり、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり、フェドルチェンコ、脚上挙支持から伸腕屈身力倒立、後方伸身宙返り2回半ひねり
2.ユー・ウォンチュル                       Dスコア5.50、得点14.450
 後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり~前方かかえこみ宙返り転、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返りひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、前転から開脚浮き腰姿勢を経過して伸腕屈伸倒立、後ろとびひねり前方かかえこみ宙返り、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり(止める)
3.スピリドノフ                                Dスコア5.80、得点14.350
 前方伸身宙返り2回ひねり~前方伸身宙返り、テンポ~ツルバノフ、フェドルチェンコ、十字倒立、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方かかえこみ宙返り1回ひねり、後ろとびひねり前方かかえこみ宙返り転、後方伸身宙返り2回半ひねり(前に3歩)
4.ホロホルジン                              Dスコア5.90、得点13.150
 前方伸身宙返り~前方かかえこみ2回宙返り、テンポ~後ろとびひねり前方かかえこみ2回宙返り(お手つき、ラインオーバー)、前方かかえこみ宙返り転、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方かかえこみ宙返りひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後方かかえこみ2回宙返り1回ひねり(大きく動く)
 第4節もけりそこねてしまい、さらに終末技の着地もゆかにはじかれ大きく動く。
5.田中和仁                                  Dスコア6.00、得点14.850
 後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり(前に大きく1歩)、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり(前に大きく1歩)、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方かかえこみ宙返りひねり、十字倒立、後ろとびひねり前方伸身宙返り転、前方かかえこみ宙返り転、後方伸身宙返り3回ひねり(止める)
 第1節、第2節と前に大きく1歩、しかし終末の3回ひねりを止め、3位に踏みとどまる。
6.レジェンドラ                Dスコア6.60、得点15.400
 前方かかえこみ2回宙返り~前方伸身宙返り1回半ひねり、後ろとびひねり前方伸身2回宙返り1回ひねり、テンポ~トーマス転、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方かかえこみ宙返り1回ひねり、十字倒立、ツルバノフ、後ろとびひねり前方かかえこみ2回宙返り
 第1節は団体戦で行った2回ひねりを1回半ひねりに変えてきたが、全体的に大きなミスを出すことなく、高得点を獲得。

最終順位
 1位:内村航平                    92.750
 2位:ファビアン・ハンブッヘン 92.100
 3位:田中和仁                    90.850
 4位:ユー・ウォンチュル        90.050
 5位:グォ・ウェイヤン            89.700
 6位:ル・ボ                         89.350

 内村航平選手が安定した演技を披露。途中ル・ボ選手に並ばれはしたが終始1位の座をキープ、男子個人総合初代王者の座についた。2位にはファビアン・ハンブッヘン選手。田中和仁選手は4種目を終わった時点で2位まで順位を上げたが、最終的には惜しくもハンブッヘン選手に及ばず3位という結果となった。

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posted by 広報部 湯浅和宗 |10:14 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2009年07月24日

JAPAN CUP 2009 フォトギャラリー

http://www.jpn-gym.or.jp/goods/photo/2009/jc/00.html

7月16日 ウェルカムパーティー
7月17日 ポディウム練習男女
7月18日 男女団体
7月19日 男女個人総合

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posted by 総務委員会広報 |03:25 | フォトギャラリー | トラックバック(0)
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2009年07月21日

JAPAN CUP 男子団体レポート

オリンピック北京大会上位6カ国が参加し、競技が行われた。
競技は、5-3-3制が採用され、開始種目は次のように割り振られた。
ゆか:日本・中国、あん馬:ドイツ・アメリカ、つり輪:ロシア・韓国

◎1種目目
 日本は、1番手のキャプテン関口栄一選手(KONAMI)が前方宙返り2回ひねり~前方宙返りひねり~後方伸身宙返り2回ひねりの宙返り3連続をうまくまとめ、順調に演技をすすめていったが、終盤の旋回技でバランスを崩し、さらに終末技の後方かかえこみ2回宙返り1回ひねり(かかえこみ月面)で前に倒れてしまうまさかのミスで、得点は13.650。 団体総合優勝に向け、早々と黄色信号がともってしまった。
 続く山室光史選手(日本体育大学3年生)も動きがかたく、入り技の後方宙返りひねり~前方宙返り1回ひねりから蹴りそこねた感じで本来予定していた前方宙返り1回半ひりが半ひねりとなってしまう。さらに終末技の後ろとびひねり前方かかえこみ2回宙返りでしりもち。2人続けての大きなミスで黄色信号から赤信号に。
 しかし、第3演技者の内村選手は、後方宙返り1回半ひねり~前方宙返り2回ひねり~前方宙返り1回半ひねりの連続をほぼ完璧にきめ、第3節の大技後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり、終末の後方伸身宙返り3回ひねりの着地を見事に止め、15.800の高得点を獲得。悪い流れに歯止めをかけた。

 中国も、1番手のル・ボ選手が大きなミスはなかったものの得点を伸ばせず13.650。
 2番手のテン・ハイビン選手が最初の3連続宙返りの2回目の宙返りで失速、3回目の宙返りで前に倒れる大きなミス。さらに、終末技の後方かかえこみ2回宙返り1回ひねりも失速し、前に倒れてしまい、13.200。大きなブレーキとなってしまった。
 3番手のフォン・ツェ選手は、後方伸身2回宙返り1回ひねり(伸身月面)で入り、後ろとびひねり前方屈身2回宙返り、後ろとび前方伸身宙返り転、宙返り連続、とうまくまとめ、終末技の後方かかえこみ2回宙返り1回ひねりも1歩で押さえるまずまずの演技で14.900。日本よりも低いチーム得点でのスタートとなった。

 ドイツはあん馬で、スピリドノフ選手とボーイ選手が無難にまとめ14点台をそろえたが、エース ハンブッヘンが後半の正交差ひねりで馬体に腰掛けてしまう大きなミスをおかし13.850。

 アメリカはあん馬で、第1演技者のレイバ選手が一把手上縦向き旋回で落下、さらに終末技で倒立に上げようとして馬体に腰をかけてしまう。
 さらに、2番手のナカモリ選手が後半の後ろ移動(3/3)で落下。
 3番手のマクニール選手は、メリーゴーランド、馬端から馬端へ1回の旋回で横移動、馬端から馬端へ一気に移動する前移動を成功させたが、終末技がC難度。
 2人の大きなミスが響き1種目目を終了して最下位。
 1種目目でトップに立ったのは、つり輪スタートのロシア。オレニコフ選手が後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり下りの着地をピタリと止めるなど、比較的失敗の少ないこの種目を確実にこなした。

1種目目終了時の順位
 1位:ロシア  45.200
 2位:韓国   44.300
 3位:日本   44.150
 4位:中国   41.750
 5位:ドイツ  41.700
 6位:アメリカ 39.250

◎2種目目、日本と中国はあん馬。大きなミスが出やすいこの種目、中国が先に演技。
 中国は、3選手ともマジャールシュピンデルから入る演技構成で大きなミスを出すことなく、テン・ハイビン選手の15.450を筆頭に、グォ・ウェイヤン選手が15.200、ル・ボ選手も14.600を獲得。
・テン・ハイビン選手の演技構成
 馬端中向き旋回~マジャールシュピンデル~ウーグォニアン~Eコ ンバイン~あん部馬 背(把手間)でのフェドルチェンコ、マジャール移動~3/3後ろ移動~Eフロップ、 正交差ひねり逆交差入れ、シュテクリA直接倒立3/4ひねり3/3移動下り

 日本はトップバッター山室選手が逆交差倒立から入り、Dコンバイン、ウーグォニアン、Eフロップ、マジャール、シバドを取り入れた演技構成を失敗無く遂行し14.750。 続く内村選手も、逆交差倒立で入りEフロップ、Dコンバイン、ウーグォニアン、マジャール、シバドを取り入れた演技を素晴らしい実施で、15.150。
 さらに、3番手坂本功貴選手(セントラルスポーツ)が、終末技をD難度にしたためDスコア6.20の演技構成となったものの、素晴らしい実施で15.500を獲得。
 日本の3選手もこの種目をほぼ完璧に乗り切った。坂本選手は、アテネオリンピック金メダルのテン・ハイビン選手を0.05上回り、この種目のトップの得点となった。
・坂本選手の演技構成
  Eフロップ~Eコンバイン~2/3後ろ移動~ウーグォニアン~マジャール移動~3/3 後ろ移動~フェドルチェンコ~一把手上縦向き旋回、とび背交差、下向き逆移動直接倒立3/4ひねり3/3移動下り

 1種目目を終わって1位のロシアは跳馬。1番手のホロホルジン選手がアカピアンを無難にまとめると、2番手のデヴィヤトフスキー選手がローチェを成功、さらにゴロチュツコフ選手がルーユーフー(側転とび後方屈身2回宙返り)を成功させ、高得点をそろえトップの座を維持。

2種目終了時の順位
 1位:ロシア  92.750
 2位:韓国     90.350
 3位:日本     89.550
 4位:中国     87.000
 5位:ドイツ   86.300
 6位:アメリカ 83.950

◎3種目目、日本と中国はつり輪。
 日本は、田中和仁(徳洲会体操クラブ)、山室、坂本の3選手が出場。着地こそ止まらなかったものの全員が15点台を獲得する素晴らしい出来。
 中国も、グォ・ウェイヤン選手が15.150を獲得するとル・ボ選手も15.450、さらにこの種目の王者チェン・イビン選手が格違いの演技を見せ16.200の高得点を獲得。グォ・ウェイヤン選手とル・ボ選手が伸身ヤマワキを実施したが、若干難のある実施と思われた。

 ドイツは跳馬で、グエン選手が15.850の高得点でスタートしたが、着地に定評のあるハンブッヘン選手が伸身ユルチェンコ2回半ひねりの着地で大きく動いてしまい、ファーリグ選手はドラギュレスク(ローチェひねり)で片手を着くミス、チーム得点を伸ばせず。
 アメリカは跳馬で、ホートン選手とレジェンドラ選手がローチェを成功。しかし、あん馬での失点をなかなか挽回出来ない。

 韓国は平行棒で北京オリンピックこの種目銀メダリストのユ・ウォンチュル選手が一人気を吐き15.450を獲得したが、他の2人が得点を伸ばせず、中国にかわされ4位に下がる。
・ユ・ウォンチュル選手の演技構成
 逆上がり倒立~後方車輪~ベーレ、屈身モリスエ、ドミトリエンコ、ヒーリー~前方宙 返り開脚抜き腕支持、チッペルト~棒上宙返り倒立~後方屈身2回宙返り下り
 ロシアは落下などの大きな失敗はなかったものの少々実施に荒さが目立ち、1位の座はキープしたものの2位日本との差は1.950に詰まる。

3種目終了時の順位
 1位:ロシア  136.950
 2位:日本   135.000
 3位:中国   133.800
 4位:韓国   133.300
 5位:ドイツ  133.200
 6位:アメリカ 131.400

◎4種目目、日本と中国は跳馬。
 中国は、1番手のフォン・ツェ選手がロペスを成功。ル・ボ選手とチェン・イビン選手もドリッグスをまとめた。

 日本は1番手に内村選手、伸身ユルチェンコ2回半ひねり。両脚で前に1歩動く着地となったものの、実施は素晴らしく16.050を獲得。
 2番手山室選手がロペスを、3番手関口選手がヨーⅡ(伸身クエルボ2回ひねり)を成功させ、16.450、16.400を獲得。最高の出来で中国を突き放す。

 ドイツは平行棒で、ハンブッヘン選手が素晴らしい演技で15.550。グエン選手もまずまずの演技で14.850を獲得するが、ファーリッグ選手が得点を伸ばせず13点台。

 アメリカもレイバ選手が15.000だったが、ホートン選手が得点を伸ばせず13点台。

 韓国は鉄棒で、1番手のキム・ヒュンスが手堅い演技で14.650を獲得したが、2番手シン・ヒュンオクがアドラー1回ひねりでほぼ水平に流れてしまい、伸身コスミックに直接つなげることができなかった。その後、終末技までまとめたが、終末技のストローマン1回ひねりは伸身か屈身か曖昧な実施で、得点も13.550にとどまった。
 3番手のキム・スンイル選手は伸身コバチ、コールマン、アドラー1回ひねり~伸身コスミックを入れた演技構成だったが、コールマンが近づきけあがりで停滞、さらに後方伸身2回宙返り2回ひねり下りの着地で膝をついてしまい、Dスコアは6.40と比較的高かったものの得点は14.650。

 ロシアは鉄棒で、1番手のデヴィヤトフスキー選手が落下や演技の中断はなかったもののアドラー1回ひねりで大きく姿勢をくずすなど若干荒い演技実施で得点を伸ばせず14.700。デヴィヤトフスキー選手は肩転位をしない逆手背面車輪(C難度として認定される実施)を実施。
 2番手ホロホルジン選手はコールマンが鉄棒に近づき、直後の車輪で膝を屈げてしまうミス。続く伸身トカチェフ~トカチェフの連続はきれいにきめたが、さらにアドラー1回ひねりで大きく脚を開くミスを出し、Dスコアは6.70あったもののEスコアは8.050と低く、得点は14.500。   
  3番手リャザノフ選手は、アドラーひねり、アドラー1回ひねり~伸身コスミック、順手背面車輪を取り入れた演技構成で終末技は後方伸身2回宙返り2回ひねり下り。順手背面車輪には場内から歓声があがった。得点は14.850。

 ここで日本がトップに立つ。さらに中国もロシアを抜き2位、ロシアが3位となる。

4種目終了時の順位
 1位:日本   183.900
 2位:中国   182.250
 3位:ロシア  181.250
 4位:ドイツ  177.500
 5位:韓国   176.100
 6位:アメリカ 174.350

◎5種目目、日本と中国は平行棒
 中国は、1番手グォ・ウェイヤン選手が素晴らしい実施で15.500を獲得。
・グォ・ウェイヤン選手の演技構成
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り倒立~屈身ベーレ、チ ッペルト~ヒーリー支持、前方宙返り開脚抜き腕支持、後方屈身2回宙返り下り。
 2番手フォン・ツェ選手は、Dスコア6.90の高度な演技構成を無難にまとめ、得点は15.650。
・フォン・ツェ選手の演技構成
 前振り上がり開脚抜き倒立~ドミトリエンコ、棒下宙返りひねり倒立 ~棒下宙返り倒立 ~棒下宙返り1回ひねり倒立、前方宙返り開脚抜き支持~脚前挙支持~伸腕屈身力倒立 ~モリスエ、ヒーリー支持、後方車輪~屈身ベーレ、後方屈身2回宙返り下り。
 3番手テン・ハイビン選手も、車輪ディアミドフ、モリスエ、屈身ベーレ、ヒーリー、前方宙返り開脚抜き腕支持を織り込んだ演技構成を素晴らしい実施で捌き、15.500を獲得。この種目のチーム得点は46.650。

 日本は、1番手の山室選手が棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り1回ひねり倒立~車輪ディアミドフ~後方車輪~ベーレの連続技を大きなミス無くこなし、後方屈身2回宙返り下りの着地もまとめて15.000。
 2番手内村選手は、Dスコア6.50の演技構成で、着地までピタリと止め15.600を獲得。
・内村選手の演技構成
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り 倒立~ドミトリエン コ、屈身ベーレ、支持前振り開脚抜き倒立~モリスエ、車輪ライヘルト、前方宙返り開脚抜き腕支持、後方屈身2回宙 返り下り。
 3番手田中選手は、着地こそ両脚で後ろに1歩わずかに動いてしまったものの、素晴らしい実施で内村選手と同点の15.600を獲得。この種目のチーム得点は中国に及ばず46.200。
・田中選手の演技構成
 前振り上がり開脚抜き倒立~棒下宙返りひねり倒立~棒下宙返り1回ひねり倒立~棒下 宙返り倒立~屈身ベーレ、モリスエ、前振りひねり倒立~前振り1/4ひねり単棒倒立 ~閉脚浮き腰上がり倒立、後方屈身2回宙返り下り。

 ドイツは鉄棒で、スピリドノフ選手は無難にまとめたが、ボーイ選手はコールマンで落下。この種目得意のハンブッヘン選手は貫禄の演技で16.100を獲得。
・ハンブッヘン選手の演技構成
 屈身コバチ、コールマン、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アド ラー1回ひねり~ 伸身コスミック、伸身トカチェフ、後方車輪とび1回半ひねり片大逆手、アドラーひね り、ホップターン、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り

 アメリカは、1番手ナカモリ選手がコールマン、順手背面車輪を取り入れた演技構成を無難にまとめ(着地で膝を痛めた)、14.700。
 2番手レイバ選手は、アドラー1回ひねり~伸身コスミック、伸身コバチ、コバチ、アドラーひねり、明確な空中局面を伴う思い切りの良いアドラーカット逆手持ちを取り入れた豪快な演技だったが伸身コールマンで落下(再度挑戦し次は成功)し、さらに終末技でプロテクター切れ、着地で横たわるが大事には至らず。得点は12.500。
 3番手ホートン選手は、アドラー1回ひねり~伸身コスミック、伸身コバチ、コールマン、コバチを取り入れた高度な演技構成で実施もまずまずで15.850を獲得。北京オリンピックで優勝をきめたフェドルチェンコ(後方伸身2回宙返り3回ひねり下り)は今回は実施せず後方伸身2回宙返り1回ひねりで手堅くまとめてきた。

 ロシアはゆか。1番手ゴロチュツコフ選手は、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねりで入り、最後は後方かかえこみ2回宙返り1回ひねりの着地を止めるなど全体的に良い実施だったが14.250。
 2番手ホロホルジン選手は、前方伸身宙返り~前方かかえこみ2回宙返り、テンポ~後ろとびひねり前方かかえこみ2回宙返り、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方宙伸身返りひねりの3種類の連続を取り入れた演技構成だったが得点は14.250。
 3番手デヴィヤトフスキー選手は最初の後方伸身2回宙返り1回ひねり、2節目の宙返り連続と順調に演技を続けたが、4節目の3連続宙返りでつぶれてしまい13.600。

 韓国も鉄棒で得点をのばすことができず、順位は変わらず5位。

5種目目終了時の順位
 1位:日本   230.100
 2位:中国   228.900
 3位:ロシア  223.350
 4位:ドイツ  221.150
 5位:韓国   218.350
 6位:アメリカ 217.400

◎6種目目、日本と中国は鉄棒
 中国は、1番手グォ・ウェイヤン選手が高い演技価値点の演技構成を無難にまとめ15.400の高得点を獲得。
 しかし、2番手のフォン・ツェ選手がアドラー1回ひねりからの伸身コスミックで落下。その後のコールマンを成功させ、後方伸身2回宙返り2回ひねり下りの着地を止めたが14.300と得点を伸ばせず。
 3番手テン・ハイビン選手は、アドラー1回ひねり(両手逆手握り)からの伸身コスミックを成功させ、順調に演技を続けていったが、アドラーひねりで戻ってしまいひねりを加えてうまくカバー。その後、伸身トカチェフ、エンドー1回ひねり大逆手握りなどでDスコアを引き上げ、後方伸身2回宙返り2回ひねり下りの着地も1歩で押さえ15.250を獲得。日本選手の出来を待つこととなった。
・グォ・ウェイヤン選手の演技構成
 片逆手後ろ振り上がり逆手倒立~逆手車輪1回ひねり大逆手~アドラー1回ひねり+伸 身コスミック~順手エンドーひねり~順手車輪~シュタルダー1回ひねり大逆手、アド ラー、エンドー1回ひねり大逆手、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り

 日本はこの種目のチーム得点が43.800以上で中国を上回る状況となった。
 1番手の田中和仁選手はアドラー1回ひねり~伸身コスミックをほぼ完璧な実施で捌くと、続くアドラーひねり、エンドー1回ひねり大逆手なども順調に演技を進め、最後の後方伸身2回宙返り2回ひねり下りの着地も見事に止めた。
 Dスコアはさほど高くはないが、実施の良さがひかり15.350の高得点を獲得。
 2番手はこの種目を得意とする関口栄一選手。跳馬から1種目空いての演技ということで少し力が入りすぎたのか、アドラーひねりからのコバチがバーに近づきすぎ一瞬ひやりとさせられた。続くコールマン、シュタルダー1回半ひねり片大逆手はうまくまとめたが、アドラー1回ひねりで戻りそうになり、いわゆるバーを担ぐ姿勢になってしまった。
なんとか落下することなく伸身コスミックにつなげたが、後方伸身2回宙返り2回ひねり下りの着地も後ろに大きく一歩動き、得点は14.500。
 これで、中国を上回るにはあと13.950以上の得点が必要という状況の中、最終演技者内村航平選手は後半のエンドー1回ひねり大逆手で若干軸ぶれし、着地もピタリとはいかなかったが、三つの手放し技はほぼ完璧にきめ、15.550を獲得。2位中国に1.650の差をつけて日本が男子団体初代王者の座についた。
・ 内村選手の演技構成
 片逆手後ろ振り上がり倒立ひねり、屈身コバチ、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、 コバチ、コールマン、ホップターン、ホップターンひねり片大逆手、エンドー1回ひねり大逆手~大逆手エンドー、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り

 3位には最終種目のゆかでハンブッヘン選手とファーリッグ選手が高得点をあげたドイツが入り、4位には5種目目のゆかのミスが響いたロシアが、5位、6位には全体的にミスが目立った韓国、アメリカと続いた。
  なお、アメリカのレジェンドラ選手のゆかは失敗があったため得点は伸ばせなかったが、次のような非常に高度な演技構成に挑戦していた。
 助走から前方かかえこみ2回宙返り~前方伸身宙返り2回ひねり(D+D)、後ろとびひねり前方伸身2回宙返り1回ひねり(イポリト=F)、テンポ~トーマス転(B+D)、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方宙返り(D+A:しりもち=本来は前方宙返りひねりB?)、十字倒立(C)、ツルバノフ(E)、後ろとびひねり前方かかえこみ2回宙返り(D)

最終結果
 1位:日本   275.500
 2位:中国   273.850
 3位:ドイツ  266.800
 4位:ロシア  266.150
 5位:韓国   260.400
 6位:アメリカ 258.550

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posted by 広報部 湯浅和宗 |14:02 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2009年07月20日

JAPAN CUP 上村・鶴見両選手会見

上村選手
 最初の種目が跳馬で、昨日失敗で終わっていたこともあり緊張しましたが、うまくいってよかったです。最後のゆかの演技におけるラストの後方2回宙でつぶれてしまい、残念だったし、今後の課題となりました。

鶴見選手
 全体的には昨日より実施がよく満足しています。昨日は平均台のすべてでシリーズがとれませんでしたが、今日はうまくいきました。ただ、ユルチェンコ2回ひねりをしないとメダルには届かないんだなということも実感しました。2回ひねりは昨年の試合で使って立っていて、その時より習熟度はずいぶんあがっていますが、とにかく安定感がないのが問題です。試合で使うにはどんな体調でもできるようにならなければなりません。
 今大会、大過失がありませんでしたので、それは評価できますが、着地がぜんぜん止まっていないので次の試合に向けてしっかり練習していきたいと思います。

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posted by 総務広報 |20:25 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2009年07月20日

JAPAN CUP ハンブッヘン選手会見

 個人総合での銀メダル獲得には満足している。北京オリンピック後の試合としてはベストな大会の一つとなった。内村選手と最後まで優勝争いができてよかった。

 最初、少し緊張していたのでゆかスタートは落ち着くのによかった。実施も非常によく成功した。苦手としているあん馬もミスが少なくよかった。つり輪もベストに近いできだった。跳馬は昨日よりはいいできだったが、着地で少し動いてしまった。平行棒はよかったが、着地で動いて残念だった。鉄棒を迎えた時、トップの内村選手とは1点の差があり、演技前、Dスコアを向上させる演技構成で攻めていこうと考えていた。しかし、最初の手放し技である屈身コバチで近づきすぎたため、とっさに演技構成をリスクのないものへ戻すことを決めた。実際、昨日も全種目演技し、今日も6種目めだったので体力的に相当消耗していたこともあり、安全に2位獲得することを決めた。

 内村選手にとって、私の後に演技するのはやりにくかったのではと思っている。

 2005年から毎年日本で合宿しており、日本選手たちの練習などをみて、早い時期から日本選手の安定性とパーフェクトを求める方向性を感じてきた。それらはとても勉強になる。

 ロンドンでの世界選手権の目標としては、今日得たのと同じメダルを獲得できればと思う。ロンドンに向けて、多くのことを改善していきたい。Dスコア、Eスコア両面で。

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posted by 総務広報 |17:30 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2009年07月20日

JAPAN CUP女子個人レポート

<1種目め>
■跳馬
ムスタフィナ
 ユルチェンコ2回ひねり。着地を止める。
ミッチェル
 ユルチェンコ1回半ひねり。着地まとめられず。
上村
 ユルチェンコ1回半ひねり。昨日の失敗を克服。
黄秋爽
 ユルチェンコ2回ひねり。雄大な跳躍表現。
■段違い平行棒
ナビエワ
 最初の閉脚シュタルダー1回ひねりで回転が不足し、倒立で倒れるようになるがけ上がりをして対処。
張チン
 シュタルダー系を続けて、イエガーを成功。しかし最後の月面で手をついてしまう。
鶴見
 リズミカルに安定した演技を披露。最後の後方伸身2回宙の着地で動く。
グレーリー
 ほん転1回ひねり~車輪~ギンガー。昨日失敗したところは成功させる。

<2種目め>
■段違い平行棒
ミッチェル
 下移動ひねり倒立でバランスを崩す。下りの前方2回宙で大きく前にとぶ。
上村
 シュタルダー1回半ひねりでゆがむが調整し、イエガーを成功させる。下りの着地で1歩動く。
黄秋爽
 大逆手後ろ振り片手軸1回ひねり~逆手後ろ振り片手軸1回ひねり大逆手で大きくバランスを崩し落下。その後、大逆手エンドー~大逆手エンドー
1回ひねり~イエガーなど決め、昨日失敗した伸身月面は成功。Dスコア6.6だがEスコアは7.65。
ムスタフィナ
 閉脚シュタルダーひねり~ホルキナ、閉脚シュタルダー1回ひねり~トカチェフ、最後の月面の着地を止める。
■平均台
張チン
 後転とび~後方伸身宙閉脚着台は成功。開脚前宙~後方宙返りで落下。
鶴見
 開脚前宙~後転とび~後方伸身宙をリズミカルに成功。下りの後方宙2回半ひねりは着地で動く。
グレーリー
 宙返りの膝曲がりが気になる。最後の後方宙2回半ひねりで尻もち。
ナビエワ
 全般的に張りのある演技。ロンダート~後方伸身宙閉脚着台成功。後方かかえ込み2回宙返り下りで1歩動く。

<3種目め>
■平均台
上村
 前宙~後転とび~後方開脚伸身宙の組合せが途切れる。交差とび~後方宙でバランスを崩しかける。後方宙2回半ひねりの着地をまとめる。
黄秋爽
 後転とび~閉脚後転とび~後方伸身宙閉脚着台成功。屈身前宙なども成功。交差とび~後方宙と交差輪とびでバランスを崩す。後方屈身2回宙の着地で数歩動く。
ムスタフィナ
 昨日同様、後ろとびひねり前宙のF難度技を決める。片足上2回ターンでふらつく。オノディ~側宙を続けられず。後方宙3回ひねりの着地で動く。
ミッチェル
 昨日と同じ所、後転とび~閉脚後転とび~後方伸身宙閉脚着台
■ゆか
鶴見
 全体的にテンポよく、昨日乱れた後方屈身2回宙の着地を決めた。
グレーリー
 全体的にまとまった演技を披露。
ナビエワ
 昨日同様、後方宙2回半ひねりからの前宙ひねりでけりが合わず非常に低い姿勢となる。後方宙3回ひねり、後方2回宙の着地もまとめられず。
張チン
 最初の月面の着地で跳ね上がり手を尽くミス。足首を痛める。その後、頑張って演技を続けるが、最後の後方屈身2回宙の着地で乱れる。

<4種目め>
■ゆか
黄秋爽
 後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり(1歩大きく前に出てライン減点)、片足水平2回ターン、屈身月面、交差輪とび、交差とび1回ひねり、後方宙2回ひねり、後方屈身2回宙。その他安定した演技を披露。
ムスタフィナ
 後ろとびひねり前方2回宙、片足水平2回ターン(ひねりきれず)、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり、交差とび1回半ひねり、片足Y字2回ターン、後方宙1回半ひねり~前宙1回半ひねり、後方宙3回ひねり着地1歩動く。
ミッチェル
 屈身月面、後ろとびひねり前方2回宙~鹿とび、しゃがみ立ち2回ターン、後方宙2回半ひねり~前宙、後方屈身2回宙。まとめる。
上村
 片足上2回ターンでバランスを崩す。最後の後方屈身2回宙で手つき。
■跳馬
グレーリー
 ユルチェンコ1回半ひねり。空中でのひざ曲がり、着地動く。
ナビエワ
 ユルチェンコ2回半ひねり。空中でひざの曲がりが目立つが、迫力ある演技。
張チン
 ユルチェンコ2回ひねり。ゆかで足を痛めながら成功。
鶴見
 ユルチェンコ1回ひねり。着地前に1歩。

 結果、優勝は段違い平行棒でミスを出しながら全体的にDスコアの高い黄秋爽(中国)。2位、3位はロシア勢が続き、日本の鶴見選手はわずか0.05差でメダルを逃した。結果論になるが、メダル獲得のために不安定なユルチェンコ2回ひねりを跳ばずに1回ひねりにした戦略に間違いはなかった。しかし、1回ひねりであれば必ず着地を止める必要があった。

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posted by 遠藤幸一 |09:28 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2009年07月20日

JAPAN CUP 2009 男子個人総合・日本男子会見

男子個人総合記者会見

内村選手

 満足いく出来ではなかったものの、今日もミスなく6種目できて、満足してます。第1回目の大会でしたが、試合の雰囲気がどんなものかわかり、楽しい試合だなという印象を受けて、また出たいなと思いました。ファビアン(ハンビューヘン選手)がいい演技をしていたのでいい刺激になり、「やってやろう」という気持ちになりました。闘志に火が点くというのではなく、「ファビアンが頑張っているなら自分も」という感じでした。

 世界選手権も今回と同じ演技内容で演技をして、完成度が上がってきているところなので、着地と倒立の決めの欠点を合宿で強化していこうと思ってます。

 (あん馬の演技が向上したことについて)基本の技をしっかりやるようにしたというのと、いろいろな人に自分が悪いところがどこか言ってもらって、軸手の左腕が後半になってくると遅れてくるといわれて、また、交差から倒立に上げた後のEフロップで「入りが小さい」といわれて、それらを意識すると演技全体の流れがスムースになりました。

 (昨日の跳馬で痛めた右肩について)つり輪が少し不安で、それまでは痛みがなかったもののつり輪が終わって痛くなり、跳馬で痛めたということもあって、しんどかったです。痛みとしては、肩の前の部分が引っかかっている感じがあります。

 ファビアンに関しては年齢も近いし、順位も競り合っているので、今後もライバルとして戦っていけたら、いい刺激になると思います。



田中選手

 小さいミスはありましたが、痛みに耐えて最後まで出来たというのがよかったし、3位になれてホッとしています。表彰台で日の丸が揚がるというのはとても気持ちよかったです。最後のゆかに入る前に3位というのは聞いていたのですが、点差はわかってなくて、後で4位が誰なのか知りました。ゆかでは、最終種目のプレッシャーというより、最後にゆかというのがとてもしんどいので、プレッシャーよりも自分との戦いという感じで、最後までバテないようにと思って演技しました。また、途中で気を抜くと走るだけでつまづきそうになるので、気合を入れました。手首に関しては、あん馬がきつく、ゆかでもバク転で痛みはあります。

 世界選手権に向けて、得意の平行棒であと一つ技を入れたいなと思ってます。あん馬と鉄棒に関しては、他の選手の演技構成と比べて物足りないので、人並みになれるようにしていきたいと思います。頑張れば世界選手権では表彰台を狙えるのではとも思いますが、それにこだわらず、自分の満足のいく演技が出来ればいいなと思います。


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posted by 総務委員会広報 |01:42 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2009年07月20日

JAPAN CUP 2009 女子個人総合記者会見

女子個人総合記者会見

HUANG選手

自分のベストのレベルの演技とまではいかなかったのですが、まずまずの出来で、満足はしてます。今日の平均台のは昨日失敗した技を抜いたので、気持ちを楽にして演技が出来ました。跳馬の出来がよかったのは想定内です。自分は脚力が強いので四種目の中で跳馬が一番得意ですし、今後更に伸ばしていきたい種目です。



MUSTAFINA選手

今日の結果には満足してます。自分の力を発揮することが出来たと思ってます。全体的に見ると、今日の演技はよく出来た方だと思うのですが、跳馬はよかったものの、平均台は自分の納得のいかない出来だったので、得点も低くなってしまったと思います。段違い平行棒は止めるところは止め、飛ぶべきところは飛んで、いい出来だったと思います。それに対して観客のみなさんが盛り上がってくれたのも感じてました。

 今回で日本は二回目なのですが、日本人は友好的で明るくとても楽しく過ごすことが出来ました。、




NABIEVA選手

 私も自分の結果には満足しています。今まで練習してきた成果が発揮でき、すべてうまくいったと思います。一番重要なのはこの大会に参加できたことです。今日はどの種目でも落下をすることもなく、全体的にうまく出来たと思います。ゆかのところで一箇所ミスがありましたが、跳馬では今までになかったくらいのいい出来だったと思います。

 今回は日本は初めてなのですが、とても気に入りました。試合会場もとても気に入り、試合のレベルも高く、素晴らしい大会と思いました。日本の印象は素晴らしいものだけです。素敵な洋服を売っている店もたくさんあり、とても嬉しかったです。

 優勝した中国の選手には心からおめでとうといいたいですし、来年もこの大会が行われることを祈ってます。


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posted by 総務委員会広報 |01:36 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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