2008年11月29日

米田功選手のコメント紹介

 今年5月のNHK杯(北京五輪代表選考会)において、僅差で代表に選ばれませんでしたが、最高の演技を披露して引退した米田功選手(アテネ五輪金メダリスト)が自身のブログにコメントを寄せていますのでお知らせします。

米田功ブログ

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水鳥寿思

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2008年11月22日

DTBポカール・レポート

期日: 平成20年11月11日(火)~11月18日(火)
場所: ドイツ国 / シュツットガルト
参加国: 男子33カ国98名参加 女子18カ国39名参加

 26回目を迎えたDTBカップ(DTBポカール)には、男子33カ国98名、女子18カ国39名の選手が出場した。また、個人総合大会のチャンピオン・トロフィー大会には、7カ国8名の選手が出場した。今年から、従来のDTBカップ(ワールドカップシリーズ・ドイツ大会)に、新たな試みとして、個人総合大会のチャンピオン・トロフィー大会が同時期に開催された。
 大会会場は、両大会とも昨年の世界選手権大会時に本会場横のサブ会場となったポルシェアリーナで行われた。DTBカップ決勝には5.500名の観客、チャンピオン・トロフィー大会には5.000名の観客で会場がいっぱいになり、非常に盛り上がった大会となった。

日本選手の演技内容(開始種目の演技順に報告)
種目別予選(11月14日)
<鉄棒>
田中(JPN)   A=6.2  B=9.075  15.275  5位通過
 アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー、アドラーひねり、シュタルダーひねり両大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、1回ひねり大逆手、アドラー、伸身新月面
*全体的にスムーズで、よい出来だった。着地はわずかに一歩前。

水鳥(JPN)   A=6.5  B=8.475  14.975  10位 リザーブ2
 アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身コバチ、コールマン、コバチ、リバルコ片大逆手、エンドー、ツォリミン、伸身新月面
*エンドーで両肘が曲がり倒立を経過。予定していたホップターンを実施出来なかった。

<あん馬>
田中(JPN)   A=5.6  B=8.300  13.900  15位  予選落ち
マジャール移動、シバド移動、Eフロップ、Dコンバイン、ループ、Bバック、Bシテ、下向き転向、セアひねり、下向き逆移動倒立3部分移動下り
*Dコンバイン後、馬端の背面支持をした所で落下。

水鳥(JPN)   A=5.5  B=8.425  13.925  14位  予選落ち
Bバック、前移動前とび、シバド移動、Eフロップ、Dコンバイン、下向き1080、Bシテ、ループ、下向き転向、セアひねり、DSA倒立下り
*Eフロップ時に左膝後ろをポメルに強打し、その後に実施が全体的に不安定になった。

<平行棒>
田中(JPN)   A=6.5  B=9.400  15.900  2位通過
 腕支持前振り上がり開脚抜き倒立、棒下ひねり、棒下、屈身ベーレ、後方車輪、ベーレ、ツイスト、Dツイスト、単棒横向き閉脚抜き倒立、屈身ダブル下り
*着地も決まり、素晴らしい実施であった。

種目別決勝(11月15日)
<平行棒>
田中(JPN)   A=6.1  B=8.100  14.700  8位
 腕支持前振り上がり開脚抜き倒立、棒下ひねり、棒下、屈身ベーレ、後方車輪、ツイスト、Dツイスト、単棒横向き閉脚抜き倒立、屈身ダブル下り
*屈身ベーレですべり、その後のベーレを実施する事が出来なかった。また、着地の際にも両手をつく大過失をしてしまった。
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田中選手の平行棒

<鉄棒>
田中(JPN)   A=6.2  B=9.200  15.400  5位
 アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー、アドラーひねり、シュタルダーひねり両大逆手、エンドー1回ひねり両大逆手、1回ひねり両大逆手、アドラー、伸身新月面
*着地も決まり、全体的に素晴らしい実施だった。
上位陣の各スコアは、1位=7.1(B=9.175)、2位=6.8(B=9.00)、3位=6.8(B=8.70)であった。

種目別決勝 各種目優勝者演技構成(11月15日)
<ゆか 優勝者>
HAMBUECHEN Fabian (GER)    A=6.5  B=9.125  Pen=0.1  15.525
 後方伸身2回宙返り1回ひねり、テンポ~後方2回半ひねり~前宙ひねり、後方1回半ひ ねり~前宙1回ひねり~前宙転、トーマス転、ゴゴラーゼ、十字倒立、サルト

<あん馬 優勝者>
ZHANG Hongtao (CHN)   A=6.8  B=9.500  16.300
シュピンデル、Eコンバイン、リーニン、逆交差1/4ひねり一把手上倒立経過振り下ろして開脚支持、シバド、ウゴニアン、下向き1080、マジャール、Eフロップ、DSA倒立3部分移動下り

<つり輪 優勝者>
YAN Mingyong (CHN)   A=7.3  B=9.350  16.650
 アザリアン~中水平~十字倒立、ホンマ十字~十字倒立、ジョナサン、振りあがり上水平、ホンマ中水平、振り上がり倒立、伸身サルト

<跳馬 優勝者>
BOUHAIL Thomas (FRA)   
1, ルー・ユーフ A=7.0  B=9.325  16.325    16.200
2, ローチェ A=6.6  B=9.475  16.075
 
<平行棒 優勝者>
FENG Zhe (CHN)   A=7.0  B=9.200  16.200
 腕支持前振り上がり開脚抜き倒立、棒下ひねり、棒下1回ひねり、前方開脚5/4宙返り支持、脚前挙、閉脚シンピ、ヒーリー、棒下、前方開脚5/4宙返り腕支持、屈身ベーレ、ベーレ、屈身ダブル下り

<鉄棒 優勝者>
HAMBUECHEN Fabian (GER)   A=7.1  B=9.175  16.275
  屈身コバチ、コールマン、シュタルダー1回ひねり両大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身トカチェフ、リバルコ、アドラー、ホップターン、伸身新月面

チャンピオン・トロフィー(個人総合)大会(11月16日)
水鳥(JPN)  91.700  個人総合2位
<ゆか>  15.075
 前宙2回ひねり~前宙ひねり、後方宙1回半ひねり~前宙1回ひねり~前宙ひねり、テンポ宙~かかえ込みトーマス転、後方宙2回ひねり、フェドルチェンコ、後方宙2回半ひねり
*第2タンブリングの終末技が前宙ひねりになってしまったため、価値点を落とした。それ以外はしっかりと着地までまとめた内容であった。

<あん馬> 14.725
Bバック、前移動前とび、シバド移動、Eフロップ、Dコンバイン、下向き1080、Bシテ、ループ、セアひねり、DSA倒立下り
*安定した演技を実施した。また、終末技はC難度でまとめた。

<つり輪>  15.400
  振り上がり中水平、ピネダ、引き上げ中水平、ヤマワキ、ジョナサン、ホンマ十字、 ほん転倒立、グチョギー、後方車輪、ルドルフ
*ほん転倒立で少しバランスを崩しかけたが、演技全体をまとめ上げた。

<跳馬>  16.125
  ドリッグス
   *着地でわずかに右に動いたが、ほぼ完璧な実施。

<平行棒> 14.350
腕支持前振り上がり開脚抜き倒立、棒下ひねり(落下、難度なし)、棒下、屈身ベーレ、モリスエ、ベーレ、ツイスト、後方車輪、後ろ振り上がり開脚入れ支持、屈身ダブル下り
*棒下ひねりが中途半端な捌きとなり落下した。その後の演技は安定した演技であった。

<鉄棒> 16.025
アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身コバチ、コールマン、コバチ、リバルコ両大逆手、エンドー1回ひねり片大逆手、ツォリミン、ホップターン、伸身新月面
*着地も決め、全体的に素晴らしい実施の演技であった。


個人総合優勝者の演技構成  DEVIATOVSKI Maxim (RUS) 92.000
<ゆか>  15.000
後方宙1回半ひねり~前宙1回ひねり~前宙1回半ひねり、伸身サルト、前宙2回ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後ろとびひねり宙返り、サルト
<あん馬>  14.775
 セアひねり、Eフロップ、Dコンバイン、ウゴニアン、下向き1080、マジャール移動、シバド移動、B前移動、DSA倒立下り
<つり輪>  15.550
 逆上がり中水平、振り上がり上水平、ナカヤマ、アザリアン、け上がり脚前挙、身腕伸身力倒立、ほん転倒立、ジョナサン、ヤマワキ、振り上がり倒立、伸身サルト
<跳馬>  15.925
  ローチェ
<平行棒>  15.450
 腕支持前振り上がり開脚抜き倒立、棒下、棒下ひねり、後方車輪、ベーレ、ヒーリー、ツイスト、Dツイスト、単棒横向き開脚浮き腰支持経過倒立、屈身ダブル下り
<鉄棒> 15.300
 アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身トカチェフ、アドラーひねり、エンドー1回ひねり両大逆手、1回ひねり両大逆手、アドラー、背面車輪、伸身サルト

<選手のコメント>
水鳥寿思
 今回は種目別と個人総合にエントリーしました。最初の種目別予選では、器具への対応やコンディションを合わせきれず、納得のいかない演技内容になってしまいました。個人総合では、平行棒でのミスが響きましたが、他の種目ではいい演技が出来たのでよかったと思います。優勝のチャンスもあった分、2位というのは悔しい思いです。次にまた出場の機会があれば優勝したいと思います。

田中和仁
 思うような結果が残せませんでしたが、色々な面での課題が見つかり、いい経験になったと思います。一発勝負、ここ一番での勝負強さの大切さを感じました。

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個人総合


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posted by 立花泰則 |22:11 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2008年11月22日

DTBポカール(体操競技)コメント紹介

 水鳥選手自身のブログにDTBの戦況が記載されています。

水鳥選手ブログ


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posted by 総務広報 |02:11 | 体操競技 | トラックバック(0)
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2008年11月21日

2009年版体操競技男子採点規則主な変更点

 標記、下記のとおり、2008年11月現在の2009年版採点規則(男子体操競技)における主な変更点についてお知らせいたします。正式には12月上旬に開催されるFIG大陸間講習を経て、1月上旬に開催する1種審判員研修会にて詳細を通達します。下記内容におきましてもFIG大陸間講習で修正されることも考慮して冬期トレーニングにご活用ください。

変更点pdf

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posted by 審判委員会男子体操競技部 |15:22 | 体操競技 | トラックバック(0)
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2008年11月19日

アジア選手権種目別後半レポ

男子種目別後半
 現地11月18日、男女の種目別後半の競技が行われました。

 男子跳馬はトップバッターで田頭選手が登場。1本目のロペス、2本目の伸身クエルボ1回ひねりともに雄大な跳躍で着地を一歩にまとめました。結果、2本の合計が16.000で、みごと2位の座を獲得しました。続いて山室選手が2番目に演技を行いました。1本目のドリッグスは着地をピタリと止め、2本目の伸身クエルボは着地を1歩でまとめました。
結果、2本の合計が15.825で惜しくも5位となりました。3位との差は0.062でした。優勝は16.400で北朝鮮の SE KWANG, Ri 選手でした。1本目が屈身のドラグレスク(Aスコア7.20)、2本目が屈身のヨー(Aスコア7.00)を跳び、着地でやや動いたものの圧巻の演技でした。

 平行棒は2番目に山室選手が登場しました。入り技からスムーズな演技が続いていましたが、前振り上がり開脚抜き倒立でバーに強く当たってしまい、この技が不認定となりAスコアを下げてしまいました。結果、14.925で6位という成績に終わりました。星選手は7番目に演技を行いました。非常に美しくスムーズな演技で15.625をマーク、カザフスタンの VALEIEV, Ildar 選手と優勝を分け合いました。

 鉄棒はトップバッターで星選手が登場しました。ほぼ完璧な演技で場内を沸かせ、15.650という高得点を獲得し、貫禄の優勝となりました。馬場選手は最後の演技者として演技を行い、星選手と同様、完璧な演技で着地も決め、15.525で2位となりました。日本選手の鉄棒の演技は今回のアジア選手権においても他を圧倒的に凌駕する内容であり、ワンツーフィニッシュで大会最後の種目を終了しました。

女子種目別後半
 女子平均台はトップバッターで鶴見選手が登場しました。途中まで良い演技が続いていましたが、オノディーで台に手をついてしまい、大きく減点されてしまいました。結果、14.800で惜しくもメダルには手が届きませんでした。美濃部選手は最後の演技者として演技を行いました。入り技で少しぐらつきましたが、なんとか踏んばって演技をまとめ、14.975で2位に入賞しました。

 女子ゆかは4番目に新竹選手が演技を行いました。ほぼ完璧な演技でしたが、3回ターンの部分が2回ターンで判定され、少しAスコアが下がりました。結果、14.075で3位に入賞しました。鶴見選手は7番目に登場し、着地で少し不安定がありましたが、うまく演技をまとめ、14.500でみごと優勝を勝ち取りました。これで鶴見選手は団体・個人・段違い平行棒・ゆかと合計4つの金メダルを獲得し、アジアにその存在を強くアピールしました。

 これで長かった2008年アジアシニア体操競技選手権も終了となりました。1日目の男子団体総合の金メダルに始まり種目別男子鉄棒の金メダルで幕が閉じました。多くのファンのみなさん、関係者の方々、あたたかいご声援・ご支援、本当にありがとうございました。

男子団体総合 優勝(馬場・星・山室・田頭・山本・寺尾)
女子団体総合 優勝(鶴見・大島・上村・新竹・美濃部・田中)
男子個人総合 優勝(山室)
女子個人総合 優勝(鶴見)
男子種目別 
ゆか:2位(山室)、4位(星)    
あん馬:3位(星)、5位(馬場)
つり輪:2位(山室)、7位(田頭)  
跳馬:2位(田頭)、4位(山室)
平行棒:優勝(星)、5位(山室)   
鉄棒:1位(星)、2位(馬場)
女子種目別
跳馬:6位(上村)   
段違い平行棒:優勝(鶴見)、4位(上村)
平均台:2位(美濃部)、4位(鶴見)   
ゆか:優勝(鶴見)、3位(新竹)

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男子跳馬表彰

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美濃部選手の平均台

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平行棒表彰

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女子ゆか表彰

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鉄棒表彰


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posted by 辻 哲夫 |09:45 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2008年11月19日

アジア選手権種目別2日目

■男子跳馬
・田頭 剛
 1本目のロペスは雄大に決め、着地も小さく一歩。16・350点。2本目のローユンでラインオーバーが出て、着地も一歩動き、15・650点。決定点16・000点でトップを守り続けたが、最終演技者の北朝鮮選手が価値点7・2の「屈身ローチェ1/2ひねり」で16・625点、2本目も16・175点をたたき出し、さすがに逆転負け。それでも価値ある銀メダル。
・山室光史
 1本目のドリッグスはいい角度で出て、着地も決まった。ただ、出来の割に16・100点と得点はいまひとつ出なかった。ローユンは大きく一歩踏み出し、15・550点

■平行棒
・山室光史
 途中の倒立や持ちかえですこしふらつきが出る場面もあったが、ベーレは大きく決まり、最後の屈身ダブルも着地ピタリ。14・925点
・星陽輔
 序盤から倒立のはまりもよく、いいリズムで進む。団体で身体が流れた棒下1回ひねり倒立も決まり、ベーレも上々。下りの屈身ダブルは小さく1歩出たが、内容は文句なしで、カザフスタン選手と同点優勝。

■鉄棒
・星陽輔
 第1演技者でいきなり雄大な演技を見せつけ、2個目の金メダル。伸身コールマンも大きく決まり、最後の下りもピタリ。文句なしの内容で15・625点。
・馬場亮輔
 最終演技者。途中のひねりの部分で脚割れがあったが、コールマンも身体が流れずに決まり、本来のダイナミックさが出た。下りも決まって15・625点。惜しくも星に届かなかったが、銀メダル

■平均台
・鶴見虹子
 第1演技者。腹痛の影響か、入りからやや重め。後転とびひねり倒立からの連続技でお手つきし、難度取れず。その後ジャンプでややふらつき。下りも一歩動いて14・800点
・美濃部ゆう
 入りでややバランスが傾き、ややふらつき。ここからリズム立て直せず、ふらつきが続く。中盤でもジャンプでややふらつき。屈身ダブルの下りは1歩。金のチャンスもあっただけに、ちょっとくやしい銀メダル

■女子ゆか
・新竹優子
 課題に挙げていたターンで一歩出てしまうが、タンブリングは雄大に決めた。最後の屈身ダブルも決まり、14・075点。うれしい銅メダル。
・鶴見虹子
 演技直前まで胃を抑える仕種。しかし演技が始まると、得意の開き直りで宙返りも優雅に決める。最後の屈身ダブルは着地こそ1歩動いたが、雄大にフィニッシュ。この大会4個目の金メダルとなったが、本人はぐったり…

▼星陽輔(セントラルスポーツ)
-最終日に金メダル2つ
「よかったです」
-言っていた通り、取れるもの取った
「よかったです」
-平行棒の演技を振り返って
「きょうは平行棒しっかりやったら、あとはちゃんとできそうな気がした。そこだけ集中した」
-鉄棒はやはり自信を持って
「ルール的に変わってきて、あんまりもう得意種目でもなくなってきたけど、きょうは思い切ってできてよかった」
-大きな自信になった
「そうですね。来年に向けて、本当にこれからしっかり練習していきたい」

▼田頭剛(順大)
-銀メダルおめでとう
「やっぱりうれしいですね」
-初の国際大会なのに、硬さ感じさせない
「やっぱり、インカレとか全日本と続く中で自信がついたというか、だいぶ落ち着いてできる」
-きょうの演技内容
「よかったと思う。自分的にも。」
-1本目はロペス
「ちょっとラインオーバーは出てしまった。出ちゃったとは思ったけど、でもまあ立ったのでよかった」
-2本目のローユンは雄大だった
「2本目はよかった。着地もまとまったし」
-金メダルもあるかと思ったけど、逆転されてしまった
「やっぱり彼は強いですね、さすがに」
-収穫の多い銀メダル
「だいぶ自信がつきました」
-個人種目の表彰台は
「自分で取ったじゃないですか。やっぱり違いますね」
-全日本の優勝が大きい
「違いますね。全日本で1番取ると」
-つり輪と合わせ、日本に求められる人材
「そうだとうれしいですね」
-次の目標
「次もこういう国際大会に出たい。世界選手権も目標にしたい」

▼馬場亮輔(KONAMI)
-最終種目、最終演技者でキャプテンらしい演技
「そうなれてよかった」
-銀メダルの感想
「率直にいって、満足のいく演技ができたことが何よりもうれしい」
-前日までメダルが頭をよぎって力が入る場面があったが
「きょうもちょっとよぎったが、それを最後に克服できたのはうれしい。いろいろいい経験できた」
-この大会の収穫
「一番歳上ということでムードとか気を配ってみたけど、いいムードで試合ができたと思う。女子チームも含めていい感じでできた。何かしら悔しい思いもあったと思うけど、それを無駄にしないで、次につなげていくことが大事」
-種目別でも存在感示したのは大きい
「たぶん、世界ではこうはいかないはずだし、それしか練習してないスペシャリストの失敗待ちになってしまうけど、その前に自分が完ぺきな演技をする大前提の大事さをあらためて感じた」
-来年の課題は
「体操やってるかわからないですけど(笑)」
-そんなこと言わず、ちゃんとロンドン目指してください
「まだロンドンはほんと考えてないです。まずは1年1年せいいっぱいやって、ロンドンが見えそうになったら頑張ります」

▼山室光史(日体大)
-ちょっと疲れも出た
「そうですね。まあ、きょうはもともと狙える種目はなかったので、こんなものかな、と。平行棒は乗れたな、とは思えたけど」
-大会を通じては満足のいく内容
「(3位になった)全日本にピークを合わせてたんで、すこし燃え尽きた感じもあったけど、そこから気持ちをもう一度作って、いい演技できてよかった」
-今後につながる大会
「この経験を来年につなげたい。世界も狙っていきたいな、なんてのもある」

▼鶴見虹子(朝日生命ク)
=腹痛と胃痛で、アップもままならない状況。演技前は終始胃を手で抑え、苦しそうな表情
-大変な1日だった
「はい…」
-平均台はお手つきがもったいなかった
「うん…」
-ゆかは演技始める前まで胃を抑えてた。痛みはあった
「あったけど、ふつうにはできた」
-大会通じて4個の金メダル
「メダルの数より、自分の思い通りの演技ができたからよかった」
-来年以降につながる演技ができた
「うん」
-来年までの目標
「跳馬の2回ひねりをちゃんと跳べるようにしたい。あとは新しい構成を安定させたい」

▼美濃部ゆう(朝日生命ク)
-銀メダルだが
「緊張してしまって納得のいく演技ができなくてちょっとくやしいです」
-金のチャンスがあっただけに
「狙えたはずなので、ちゃんとできなかったのが残念だった」
-入りでしっくりこなかった
「曲がってしまったので、そこからちょっと緊張もしてきて…。もうちょっとうまく入れればよかったけど」
-この大会の収穫は
「団体でいい演技できたのもよかったし、それで種目別に残れたのもよかった。次からはもっといろいろ経験して、緊張しても、種目別でも、どんな時でも自分の演技ができるようにしたい」
-来年への強化のポイント
「やっぱりルールも変わるので、それに対応したい。特に跳馬がちょっと苦手でそこで点数取れないので、この冬はどうにかして跳馬の点数を上に上げたい」
-なかなか脚を強くするのは大変だけど
「そうですね。でも筋力の問題もあるかもしれないけど、技術のところが大きいと思うので、やっぱり練習」

▼新竹優子(大阪・羽衣学園高)
-銅メダルの感想は
「取れると思ってなかったので、うれしい」
-演技を振り返って
「細かいミスがあったけど、自分の中で楽しんでできたんでよかったと思う」
-ターンやジャンプをしっかりと言っていたけど
「ターンで失敗しちゃったけど、ジャンプはまあまあよくできた」
-大会を通じては
「ミスもいっぱい出てしまったけど、すごくいい経験になったと思う。ことし最後の大会だし、反省するところは反省して、来年に向けて頑張りたい」
-来年への課題は
「技をもうちょっと覚えて、あとは足をもうちょっと鍛えたい」

▼佐藤寿治・男子チームリーダー
-いい最終日だった
「いい試合でしたね。山室がすこしリズムを崩したのが残念だったけど」
-団体、個人だけでなく種目別でもいい結果
「過酷なルールになっている中、日本は体力的な課題を抱えているが、最終日までしっかりやってくれた。今後も引き続きしっかり強化していきたい。ある程度の成績の見込みはあった。中国と戦っていく中では、まだまだ力的に足りない部分はたくさんある。今後の課題」
-来年に向けた課題
「すこしルールが変わるので、まずはその対応。中国との差は縮められるかなという部分は多少あるので、その部分は活用して、いい強化をしていきたい」
-あらてめてロンドンに向けて大きな一歩
「そうですね。団体では五輪後初の試合で、いい結果が出せてよかった」

▼鈴木美里・女子コーチ
-大会を総括して
「目標にしていた団体、個人総合を取れて、最大の目標を達成しただけでなく、種目別でも2つ取れたので、大成功といっていい。ただ、最後に鶴見、新竹が体調を崩すなど、反省は残った。注意はしていたんですが…。でも、ロンドンに向け、ルール改正前最後の試合でいい結果を出せたので、来年につなげたい」
-その中で、跳馬が課題となる
「いつでも同じ跳躍ができる強さがない。五輪でも2週間かけてようやく合わせられた。この4日間であの演技ができたのはよかったが、やはりどんな時でも自分の演技ができる強さが足りないと実感した。あとはいつも言っていることだけど、もっと器具慣れが早くできれば」
-いまのルールで種目別も取ったのは大きい
「そうですね。美しさが評価されたと思う。ずっとそれを目標に審判とも一緒に取り組んできたので」
-中国がいなくても価値ある結果
「中国がいたら、中国が断トツだろうけど、近づけたかなと思う。いつか勝てるようにしたい。五輪であの表彰台に上るのが最大の目標」

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posted by 崇島 慎一 |05:37 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2008年11月18日

アジア選手権種目別前半レポ

 現地11月17日、男女の種目別前半が行われました。男子ゆかは2番目に星選手が登場しました。終末技まで、全ての着地をピタリと止め、完璧な演技が続いていましたが、最後の宙返りで予定していた後方宙返り3回ひねりができずに2回ひねりになってしまいました。これによりAスコアが大きく下がってしまい、結果、14.725で4位に甘んじました。山室選手は最後に演技を行いました。山室選手もまた、2節目の宙返り3連続で最後の前方宙返り11/2ひねりができずに1/2ひねりになってしまい、Aスコアをー0.30下げ、結果、15.375で惜しくも2位となりました。優勝は15.500で韓国のKIM, Soo Myun 選手で、Aスコアが6.50と出場選手中トップであり、演技もうまくまとめました。

 あん馬はトップバッターで星選手が登場。EコンバインがDコンバインになり、Aスコアがー0.10下がってしまいました。ウゴニアンでもバランスが崩れて脚を大きく開いてしまい、その後も少しもたついてしまいましたが、終末技まで粘り切り、結果、14.875で3位という成績でした。馬場選手は4番目に演技を行い、非常にスムーズで安定した演技を披露しました。高いBスコアを得ましたが、本来の演技内容を少し変更しAスコアを5.80に下げたため、上位には入ることができず、5位という結果となりました。優勝は15.375で韓国の HA, Chang Ju 選手でした。Aスコアは6.10とそれほど高くはないですが、旋回の腰の伸びとスピードは格別に素晴らしい演技でした。

 つり輪は5番目に田頭選手が登場しました。力静止技の姿勢や静止時間を十分にアピールし、着地も踏ん張り止めました。9.10という高いBスコアの評価を得ましたがAスコアが6.30、結果、15.400で7位となりました。山室選手は7番目に演技を行いました。7.00という高いAスコアで豊富な演技内容の中、力静止技も十分に静止時間をアピールし、強さを表現できた演技でした。結果、16.075で惜しくも2位という成績でした。優勝は16.100でカザフスタンの KURBANBAYEV, Timur 選手でした。Aスコアは6.80でしたが、非常に美しい体線で安定した正確な動きを行い、着地も止め9.30という高いBスコアを獲得しました。

女子種目別前半
 女子跳馬には上村選手一人だけの出場でした。8人目の最終演技者として登場し、1本目のユルチェンコ1回ひねりは着地1歩でうまくまとめ、13.90をマークしました。2本目のロンダートひねり前方屈身宙返りでは、後半失速して着地でしりもちを着いてしまいました。結果、合計で13.450となり6位となりました。優勝は14.387で北朝鮮の YONG MI, Kang 選手でした。1本目がユルチェンコの1回半ひねり、2本目が前方屈身2回宙返りひねりを行い、どちらも着地を含めうまくまとめました。

 女子段違い平行棒はトップバッターで上村選手が演技を行いました。正確にきれいに演技をまとめ、満足のいく出来栄えでした。Aスコアが6.10でしたので、残念ながらメダルには届かず、14.450で4位という結果でした。鶴見選手は7番目に登場し、ほぼパーフェクトの演技を披露しました。他を圧倒する迫力の演技で、場内からも拍手が沸き起こり、15.675でこの種目の優勝者となりました。

 明日は本大会最後となる男女種目別後半の競技が行われます。男女とも全種目にエントリーされているので、非常に楽しみです。長い競技日程で疲れもたまっていますが、精一杯頑張ってくれることと思います。みなさんからの声援をよろしくお願いします。

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段違い平行棒表彰

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ゆか表彰

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あん馬表彰


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posted by 辻 哲夫 |07:33 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2008年11月18日

アジア選手権種目別1日目

■男子ゆか
・星 陽輔
 最後の2回ひねりまで着地は決まったが、Aスコア5・5で得点伸びず。
・山室光史
 跳躍系シリーズでAスコアを伸ばせず、団体・個人の6・4から6・1に。最終タンブリングの後方宙返りでハーフひねってからの前方2回宙返りは着地もピタリ。

■あん馬
・星 陽輔
 馬端での下向き転向で大きく足割れ。旋回のバランスを崩したままで、スピードもいまひとつ。下りはまずまず。
・馬場亮輔
 序盤はまずまずの入りだったが、下向きでの移動でややバランスが崩れ、旋回が不安定に。馬端では危ない場面もあったが、よくこらえる。下りは少し動いてしまった。

■つり輪
・田頭 剛
 十字倒立がやや高め。それでも力技の連続をスムーズにこなし、波に乗る。倒立はやや動き、下りも一歩。ただ、全体的な線は美しく、見応えのある演技。
・山室光史
 中水平の位置がやや高かったが、十字倒立への連続技はスムーズに決まる。倒立もまずまず。下りでわずかに一歩。結局0・025点差で2位。着地が勝負を分けた。

■女子跳馬
・上村美揮
 1本目はやや跳躍が小さくなったが、着地はわずかに1歩。2本目が跳躍がさらに小さくなり、尻もち。

■段違い平行棒
・上村美揮
 イエーガーのシークエンスもきれいに決まり、円熟製の高さを見せつける演技。ただ、着地が1歩動いた。
・鶴見虹子
 団体でやや身体の反りが出た倒立部分もこの日は問題なし。棒上での持ちかえ一回ひねり→イエーガーまでの新しい構成もきっちり決め、着地はピタリ。終始線の美しさと躍動感を兼ね備えた動きで目を引いた。

▼山室光史(日体大)
-ゆかはAスコアが下がってしまった
「ゆかは予定していた技ができなかった。いままでそういう風になったことなかったので、どんな大会でもそういう風にならないようにしなければ、という課題になった」
-跳躍系のシリーズでの難度不足だった
「1回半のはずがハーフになってしまった。1節目でハーフを使ってしまったので、2度使えなかった」
-つり輪は最後着地の差だった
「そうですね。自分的にいい出来だったし、力技の姿勢は優勝した選手の方がよかったので、負けてもしょうがないかな、と」
-銀2つは誇れる成績
「そうですね。まあ、金の方がよかったけど(笑)。しょうがないなという部分が強い。課題を感じた部分の方がでかいんで。収穫と課題の両方。まあ、ちょっと疲れてますね」

▼星陽輔(セントラルスポーツ)
-結果については
「まだまだ、みたいな感じ」
-体力的にきつかった
「自分ではいけると思っていたけど、身体がついてきていなかった感じ」

▼馬場亮輔(KONAMI)
-硬さはなかったように見える
「種目別にせっかく残ったんで、思い切りやろうと思った」
-後半ややばたついた
「ちょっと(メダルを)意識してしまった。でも、あしたもあるんで、また頑張りたい」

▼田頭剛(順大)
-堂々の演技だった
「出来はよかったです。僕のベストスコア、満足です。周りのレベルは高かったけど」
-国際大会は初めて
「その中でいい経験できた。ジュニア時代も含めて、全部初めてなんで」
-あしたは跳馬で何を跳ぶ
「ロペスとローユン。やっぱり得意種目なんで、メダル狙ってやっていきたい」

▼鶴見虹子(朝日生命ク)
=ドーピング検査に時間がかかり、試合後4時間近く拘束…
-金メダル3つめ
「うれしいです。きのうより、だいぶ点数がよく出て、そこはうれしかった」
-内容は満足?
「きのうの方が、中(新しい構成の部分)はよかったと思うけど、着地が決まったのできょうはそこがよかった」
-試合前は「なるようになれ」だったけど
「きょうは練習が結構よすぎて心配だったけど、練習通りにできてよかった」
-試合後は大変だった
「あしたもあるので、早く寝ようと思う」
-あしたの意気込み
「ふつうにがんばります」
-意識するポイントは
「あんまりそういうのは考えないでやりたい。全体的にふつうに。ふつうが一番。ノーマルで」

▼上村美揮(朝日生命ク)
-跳馬は残念だった
「失敗がすごく悔しい」
-でも、段違いはいい演技
「段違い平行棒はやるべきことができた。順位は気にしないで、自分の演技ができたのでよかった」
-これでこの大会での演技は終了
「最後が跳馬じゃなくてよかった。よかったと思う。頑張りました」

▼佐藤寿治・男子チームリーダー
-種目別前半を振り返って
「全種目でメダルを取れたんで、まずいいかな、と。あん馬で韓国が1、2取ったりしているんで、団体、個人、種目別とすべてで優勝にからんでいくような強化を進められればと思う」
-山室のつり輪は着地の差
「そうですね。惜しかったですね。でも、内容的にはよかった。団体の時よりもよかったかも。姿勢でもう少しきちっとできればな、という部分もあるけど」
-田頭も健闘した
「若手でこういう舞台にきてベストスコア、最後の着地で踏ん張るところまで自分でコントロールできていたので、いい経験ができていると思う。Aスコアがもう少し伸びてきたら、表彰台に上れる。得意な種目ができて、自信がいい方向に働いている」
-あしたは最終日
「すこしでも上位に食い込めるように、選手に思い切ってやってもらうだけ」

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posted by 崇島慎一 |06:58 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2008年11月17日

アジアシニア選手権、女子も優勝!

 現地11月16日、女子の団体総合兼個人総合決勝が行われました。12日に現地に入ってから14日にポディウム練習を終え、順調に調整をしてきました。
 今回、中国・北朝鮮が団体で出場しておらず、日本にチャンスがある試合でした。メンバーも6名中5名が北京オリンピック経験者で組みました。
 ライバルの韓国の選手がミスを多発する中、日本は各自が安定した美しい演技を堂々と披露し、終わってみれば約20点の大差をつけて団体優勝しました。個人総合においても1位鶴見選手、3位上村選手という順位でした。以下、種目ごとの内容をお伝えします。

 日本は1班の段違い平行棒からのスタートでした。トップバッターの新竹選手が下りで手をついてしまいました。下り以外の内容は非常によいできでした。2番手上村選手はシュタルダー1回半ひねりの終了時が流れる場面もありましたが着地も1歩でおさえ、素晴らしい演技を披露しました。3番手鶴見選手はAスコア6.9のほぼ正確な演技で、本日の段違い平行棒の最高得点をたたき出しました。4番手大島選手ものびやかな演技でこれに続きました。最後の田中選手も堂々とした演技で、日本は1種目めの段違い平行棒で試合の流れをつかむことができました。

 2種目めの平均台は1番手の新竹選手が前方開脚伸身宙返り水平立ちの部分でバランスを崩す場面がありましたが、全体を無難にまとめてトップバッターの重責をみごとに果たしました。2番手田中選手は前方開脚伸身宙返り両足着台・羊とびで落下、下りの屈身2回宙返りで後ろに転倒してしまいました。3番手の鶴見選手は前方開脚伸身宙返りからのシリーズもきれいに決まり、完璧な演技を披露してくれました。4番手上村選手は体線の美しい演技で、得点をのばしていきました。最後の美濃部選手は落ち着いた演技で最後の着地まで決まり、みんなでミスをカバーすることができました。

 3種目めのゆかでは1番手の新竹選手が表現力豊かな演技を披露し、トップバッターの役割を果たしました。2番手美濃部選手は2シリーズ目の2回半ひねりから前方伸身宙返りのシリーズでラインオーバーをしてしまいました。3番手上村選手は、演技構成を変更して挑みましたが、素晴らしい演技を見せてくれました。4番手の鶴見選手も着地まで正確な演技で本日のゆかの最高得点を獲得しました。最後の大島選手は2シリーズ目の1回半ひねりから1回ひねりの着地で転倒してしまいました。

 最終種目の跳馬では1番手の美濃部選手、2番手の新竹選手がロンダートからの1回ひねりで着地まで決め、チームを盛り上げました。3番手の上村選手は種目別予選に出場し1本目がロンダートからの1回ひねり、2本目がロンダート1/2ひねり前方屈身宙返りを成功させました。種目別決勝に3位で通過しました。4番手の鶴見選手は雄大な実施で、チームの雰囲気を盛り上げました。5番手田中選手は着地までまとめて非常に良いできでした。

 以上、各種目での選手の演技の様子でした。

 ミスが出ても他のメンバーでカバーし、北京オリンピック団体5位の自信とチームワークがうまく働いた団体・個人競技となりました。また初代表の田中選手も3種目の出場でしたが、最後まで堂々とした演技を披露してくれました。今回のこの素晴らしい結果は選手たちの頑張りだけでなく、それをサポートする現場の団長、コーチ、トレーナー、審判員、そして応援し支えてくれるファンの皆さん方の力があってこそと強く思います。男子・女子が団体・個人ともにアジアシニア選手権のトップを獲得することができました。明日は男女種目別決勝前半です。期待を込めて応援をよろしくお願いします。

女子種目別出場予定選手
17日
跳 馬:上村選手
段違い:鶴見、上村選手

18日
平均台:鶴見、美濃部選手
ゆ か:鶴見、新竹選手

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優勝した日本女子チーム


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posted by 鈴木美里 |08:41 | 体操競技大会報告 | トラックバック(0)
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2008年11月17日

豊田国際2日目記者会見

■黒田真由選手
 いつもの試合のときは、自分の演技をすることを目標にしているので、昨日の段違い平行棒で落下するという予想外のミスはとても残念でした。そのこともあって今日の平均台は、気持ちを切り替えて演技しようと心がけて臨みました。側宙でのふらつきがありましたが、全体的にいいリズムで演技ができて満足のいく今年最後の試合となりました。
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黒田選手

■冨田洋之選手
 大会前、感謝の気持ちを込めて演技することを思い描いていて、大きな失敗なく終えられたことでホッとしていますし、表彰台にあがれて満足しています。平行棒では演技に入る前に、前の演技の採点がなかなかでなかったことで時間があり、観客の方々の応援が次から次に聞こえてきて少し感情が入りそうになりましたが、集中しないといけないと思い直しました。
 入り技で手が滑った感覚があったので、急きょ演技構成を変更して対処しましたが、これまで練習を継続してきたからこそできるようになったことだと今振り返れば思います。
 あと、体操を知らない方でもみていてわかるのは着地を止めることなので、今日出場する2種目は狙っていました。平行棒は動いてしまいましたが、鉄棒では決められてよかったです。
 国内ではそれぞれ能力が高い選手がいますし、それぞれが切磋琢磨していけば、これからもいい成績を残していけると思います。そして日本の体操は美しいと常に言ってもらえるようなチームであり続けること、それをこれからの選手たちには伝えていきたいです。20年という競技生活は本当に幸せでした。ありがとうございました。


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ありがとう


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posted by 総務広報 |00:12 | 体操競技大会報告 | トラックバック(1)
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