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第35回世界新体操選手権大会レポート2

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【大会2日目】 第35回世界新体操選手権ペサロ大会2日目は個人総合予選、種目別決勝クラブ、リボンが行われた。

《個人総合予選》 喜田純鈴のクラブは、出だしのAD(加点の可能性のある手具操作)でクラブの速い回転を読めず、落下。中盤にも落下ミスがあったが、出だしと、この中盤の2箇所をミスするパターンは以前にも試合で見たことがある。習熟度が足りない技であろうが、悪いパターンにはまってしまった。13.350(D6.500 E6.850)

リボンでは、やはり難しいADで落下。すぐに取り戻したが、その際、足首にリボンが絡み、絡みから抜けるのに少し手を焼いた。 そのほかの箇所はBD(身体難度=ジャンプ、バランス、ローテーション)もカウントしやすく、惜しいミスであった。 得点は14.000(D6.800 E7.200)。 ミスはあったものの、もう少しD得点が出ても良いのではないかと、インクワイヤリーを提出(自国のD得点に納得がいかない場合、提出できる)。しかし、結果はくつがえらず、そのままの得点であった。4種目の総合点は58.950。

昨日の前半戦は、フープの17.000が効いて14位につけていたが、こうなると決勝進出(上位24名)があやぶまれる。昨日、大きなミスをしたジョージアのSalomeや、ウズベキスタンのSERDYUKOVA、カザフスタンのASHIRBAYEVAなどが喜田を抜き去ると見られ、また25位以下の圏外から上がってくる選手もいることを考えると、最後まで気の抜けない戦いとなった。

一方、昨日の種目別決勝フープで42年ぶりのメダル(銅メダル)を獲得した皆川夏穂は、なんとしても12位までに入っていたいところ。1位から12位がAグループ、13位から24位がBグループとなるのであるが、12位までに入っているとより上手い選手たちという印象がすり込まれる。

しかし、皆川のリボンは、中盤のジャンプターンの際にリボンがからみ、このBDがカウントできない(得点に加算されない)。パンシェのローテーションに入る前もリボンが身体に近くなり、手間取った。15.300(D7.500 E7.800)

クラブでも最初のMGキックのローテーションが、動脚が不安定になり、カウントできない。ADでもわずかに落下があり、リズム良くこなしてはいたものの15.750(D7.600 E8.150)。2種目とも15点台にとどまり、上位グループに位置できるかは他のグループのでき次第となった。

しかし、この後半種目はどの選手もミスが出たこともあり、皆川は9位で上位グループに。喜田も21位で、なんとか個人総合決勝進出を決めた。皆川や早川さくらの世界選手権デビュー戦が36位と40位だったことを考えると、喜田は健闘していると言えるが、彼女の力があればもっと上を望めるだろう。

個人総合決勝は予選の得点は持ち越されず、仕切り直しとなる。誰でも上位に行くチャンスはあるし、2人とも今日やり切れなかった点を修正し、がんばってほしい。

現在の1位はロシアのDina AVERINA。2位は双子の姉妹Arina AVERINA。 3位にイスラエルのASHRAM、4位にブルガリアのVLADINOVA、5位にベラルーシのHALKINA、6位にUSAのZENG、7位に地元イタリアのAGIURGIUCULESE、8位がブルガリアTASEVA、9位に皆川となっている。 明日は4種目を一気に行うことになり、体力勝負・精神力勝負である。 ロシアのワンツーは堅いと思われるが、銅メダルを手にできるのは誰なのか。 ADやR(リスク=手具を投げ上げ、2回転以上の回転を行う)を数多く入れている選手は、ふとしたリズムの狂いでミスが出てしまう。ひとつの落下ミスで1点や2点は軽く失うので、上位陣の誰にでもメダル獲得のチャンスはある。そういった意味でも面白い戦いとなるであろう。

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