2008年01月20日
クローザー上原の功罪
開幕から1ヶ月故障離脱していた上原浩治に、これだけMVP票が集まるとは思ってもみなかった。
別項でセ・リーグMVPについて扱った際にも、上原への信望の厚さがうかがえるコメントが寄せられ、これはしっかり検証しておく必要があると感じさせられた次第である。
沢村賞を二度獲得した上原は、クローザーとしてどのような役割を果たしたのか。功罪含めて振り返ってみたい。
上原 浩治
登板数55 投球回数62 4勝3敗32セーブ ※WHIP0.84 奪三振率9.58 防御率1.74
※(被安打+四死球)÷投球回数
1イニングあたりに許すランナー数の目安(07年セ・リーグ平均は1.46)
まずは、昨年の上原が残した成績である。
「登板数」「投球回数」「勝敗」「セーブ数」がチームへの貢献度を表す数字なら、「WHIP」「奪三振率」「防御率」は投手としての能力を示す指標である。
リリーフの仕事は、数字に表れにくい。だからこそ、リリーフピッチャーのMVP獲得には、「貢献度」と「能力」で完璧に近いものが要求され、その「実績」においても周囲を納得させるだけのものが必要になる。
比較対象として、同リーグ内屈指のクローザー二人の成績を用意する。
岩瀬 仁紀
登板数61 投球回数59 2勝4敗43セーブ WHIP1.05 奪三振率7.63 防御率2.44
藤川 球児
登板数71 投球回数83 5勝5敗46セーブ WHIP0.83 奪三振率12.47 防御率1.63
三者を比較してみると、開幕から出遅れた上原は、積み重ねの数字でやや劣る。逆に、統計数字では藤川と甲乙つけがたい成績を残した。
とはいえ、1年間チームに帯同した2人とでは価値が違う。上原をMVPとするには、「貢献度」の面から条件を満たしていないと言える。
また、個人成績には残らない貢献度を計るため、クローザー3人の点差別登板状況を比較してみた。当然、僅差の場面での登板が増えるほど、その価値は高まる。
上原 岩瀬 藤川
1点リード 9 17 18
2点 〃 8 11 20
3点 〃 11 19 10
4点 〃 12 5 7
5点 〃 1 1 1
6点 〃 1 3
7点 〃 2
10点 〃 1
同点時 10 5 13
1点 2
ビハインド
登板数 55 61 71
傾向は、明確に表れている。上原は、岩瀬や藤川ほどにタフな場面で投げていない。1、2点のリードより、3、4点のリードを守るケースが多かったのである。
内訳を見ると、終盤まで激しい優勝争いを繰り広げたドラゴンズ戦には、1点リードの場面で1試合、2点リードの場面で3試合投げただけだ。タイガース戦に至っては、ともに1試合ずつにしか過ぎない。
逆に、藤川は、ジャイアンツ戦1点リードの場面で8試合も投げている。
このような傾向が現れるのは、ジャイアンツのチーム構成に原因がある。
言うまでもなく、ジャイアンツは強力打線を抱え、大量得点を望めるチームだ。反面、効果的な足攻から局面を打開する、などという芸当にはほぼ縁がない。スコアが大味になるのは当然で、それだけクローザーの出番もまちまちになってしまう。1点をしぶとく勝ちにつなげるドラゴンズや、先攻逃げ切りのタイガースとは、まったく性質の異なったチームなのである。
破壊力抜群の打線が火を噴けば、相手チームは勝ちパターンのリリーフを送ることができない。力の劣る2番手以降のリリーフから、追加点をあげるのは容易である。そのような展開に持ち込めれば、大量得点が、アキレス腱となるブルペンを覆い隠す。攻撃は最大の防御なり、である。
実際、昨季のジャイアンツは、大味な展開に持ち込むほど勝率が上がった。5得点差以内の試合では60勝59敗だが、6得点差以上の試合には20勝4敗と圧倒的である。ゆえに、他球団ほどクローザーへの需要は高くならない。ジャイアンツのようなチームでは、絶対的なクローザーの確立が最優先事項とはならないのである。
00年以降の、シーズン勝率1位チームで例を挙げてみよう。
ジャイアンツは00年、開幕からクローザーの槙原が背信の投球を続け、代わった桑田も結果を残せない。それを受け、セットアッパーの岡島を配置転換することとなったが、防御率3.11で7Sを挙げただけである。02年には、河原がクローザーに定着した。2.70の防御率と河原自身は安定していたが、リーグ4位の28セーブという数字が、セーブ機会の少なさを物語っている。
01年、バファローズが優勝を果たすが、チーム防御率はリーグ最下位。クローザーの大塚もご多分に漏れず、26セーブで4.02の防御率である。
ホークスは03年、日本一に輝いたが、スクルメタが11セーブ、篠原が10セーブであり、年間を通して信頼の置けるクローザーはいなかった。2年連続シーズン勝率1位を果たした翌年は、新人王に輝いた三瀬が28セーブを記録するも、防御率は3.06である。さらに、その翌年のホークスは馬原がクローザーに定着するが、防御率は3.08で22セーブを挙げたに過ぎない。
彼らのほとんどが良い投手であっても、「磐石」とするには疑問が残る投手であった。
絶対的なクローザーの不在は、先発力と得点力で補うことができると過去が証明している。01年のバファローズは例外にしても、先に挙げたほかのチームは、スタートに豪華な投手を揃えた。そして、05年のホークスを除く全てのチームが、リーグトップの得点を挙げている。
では、上原以外で、今季、試合の締めくくりを任せられたのは誰か。答えは、リリーフ陣の中で、上原に次ぐ成績を収めた豊田である。
上原は、1点リードの場面で9試合、2点リードで8試合、3点リードで11試合に登板した。上原の防御率は1.74であるから、1点リードの9試合中1.7試合でセーブに失敗するという計算が成り立つ。
対する豊田の防御率は3.38だ。上原と同様に仮定すると、豊田は1点リードの試合で3.4試合、2点リードの試合で1.5試合、3点リードの試合で1.3試合に追いつかれることになる。
2人の成績を比較すると、クローザー上原は勝ち試合を1.7試合壊し、同じ状況で豊田は6.2試合を壊すことになる。上原ではなく、豊田にしんがりを任せていれば、ジャイアンツは差し引き4.5の勝ち星を失っていただろう。
つまり、ジャイアンツはたかだか4つや5つの勝ちを守るために、上原のクローザーに執着したのである。4つや5つと簡単に言えるのは、上原の先発復帰に伴う波及効果が、それを補って余りあるほど大きなものだからだ。4つや5つの負けを受け入れることで、それを上回る勝ち星を得ることができたはずなのである。
ここからは、そのことについて触れるとともに、クローザー上原の存在がチームにもたらした悪影響について述べておきたい。
怪我から復帰した上原は、シーズン終盤まで1人元気だった。あの様子では、先発としても好成績が期待できたはずだ。昨シーズン同様、アテネ五輪で1ヶ月離脱した04シーズンの成績が参考になる。22試合に登板して13勝5敗、防御率2.60は出来すぎかもしれないが、不可能な数字ではないだろう。
だが、上原の復帰当初は、ローテーションがしっかり守られていた。上原の体調も考慮し、手薄だったブルペンに迎え入れたのは正解だったかもしれない。しかし、「今年は抑え一本で」と決めたのが失敗だった。金刃はルーキーで、木佐貫は故障明けの選手である。最悪の事態を想定して、後半からの先発起用も考えておくべきだった。
問題は、今季ジャイアンツをリードした両左腕、高橋と内海にもあった。原監督は、第1次政権時から「エースはシーズン終盤、中5日や4日で投げれなければならない」と口にしている。ドラゴンズとタイガースの猛追に遭い、迎えた9月。高橋は中4日で2試合、中5日と6日で1試合ずつに先発し、リリーフとしても1試合に登板と、フル回転する。だが、先発したドラゴンズ戦2試合とタイガース戦1試合では、どれも5イニング以内での降板となった。
内海も、中5日中心の登板からくる疲労によって、シーズン序盤ほどの勢いがなくなっていた。迎えたクライマックスシリーズ第2ステージ。内海は初戦のマウンドを任されるが、4回を投げて早々にマウンドを降りる。
彼らにエースを求めるのは無理だったのだ。
「クローザー上原につなぐ」という意識は、先発やブルペン全体にモチベーションを与えていたかもしれない。しかし、ジャイアンツ投手陣は終盤、気持ちどうこうの問題以前に、体力がなかったのである。上原が長いイニングを投げていれば、チームは楽になった。大量得点差での登板も目立ったのが、クローザー上原であるが、勝ちを勝ちにつなぐことしかできないポジションの特性にはやきもきしたはずだ。
中4日は全て上原が引き受け、高橋が中5日中心に。内海は中6日で、という状況が確立されていれば、ジャイアンツは後半も優位に戦えただろう。他球団には、川上や黒田、三浦など、力あるエースがいるが、2番手以降は実力でかなり劣る。ジャイアンツは、高橋から内海、木佐貫までは、そう見劣りしない。
先発に余裕が生まれれば、当然好投が増える。先発の好投は、長いイニングの消化を呼び、リリーフ陣の登板機会と負担が減少を呼び込む。それがリリーフの好投につながる、という好循環が生まれていただろう。西村などは、9月の防御率が5.65と、限界に達していた。
こちらも、あくまで仮想の域を出ないが、クライマックスシリーズにも同様のことが言えるかもしれない。初戦、落合竜の奇襲に対応できなかったジャイアンツだが、それでも2点を取っている。上原には十分な援護だったのではないか。そして、高橋に2戦目のマウンドを託せば、歴史は変わっていたかもしれない。ジャイアンツはこの試合、川上から4点を奪っている。
上原のクローザー起用は、ジャイアンツの打線にも影響を与えた。クローザー上原の固定が、チームの動脈硬化を引き起こしたのである。
繰り返すが、ジャイアンツは点が点を呼ぶ循環で勝つチームなのだ。他球団ほどに、僅差の試合に対して過敏になる必要はない。そうであるにもかかわらず、後ろが安定してしまったことで「1点を取ろう」の意識が過剰なまでに作用し、よそ行きの野球が始まったのである。
ジャイアンツは、中軸に怪我人や不振者が出ると、先頭の高橋を3番で起用した。得点圏打率の高さを見込んでのことだろう。だが、ここだけは代えてはならなかった。
代わってトップを務めたのは静かなる巧打者谷だったが、そこから打線は迫力を失うのである。つなぎ役には木村が入り、悪循環に拍車が掛かった。木村は、強力打線の中で、下位を打つ分には良いアクセントになっていたが、上位を打てば事実上の穴でしかなかった。
爆弾も、導火線なしには爆発しない。高橋を生かすはずだった打順は、得点圏自体が減り、流れを失う。「侵略すること火の如し」を絵に描いたような打線は、すっかり鳴りを潜めた。
高橋をトップに据える打線のように、ジャイアンツの野球は大味である。クライマックスシリーズ初戦敗退を受けて、「細かい野球ができない」とする声は多かった。たが、そんなことはする必要がない。根拠は、前回出場した日本シリーズにある。
ジャイアンツは、その圧倒的なタレントでもって、「緻密な野球」の代名詞のようなライオンズをスウィープした。00年も同様である。「緻密な野球」の重要性は、それを標榜するチームにとっての論理にしか過ぎない。
肉を切らせて骨を断つ覚悟がなかったのは、ジャイアンツ首脳陣であるが、クローザー上原の存在は追い風にはならなかった。
上原の1番の武器は、何と言ってもリズムとテンポの良さだ。
その上原を、イチローは「世界のどのチームを相手にしても、自分のペースでピッチングができる」と評する。
リズムがいいから、上原は乱れない。テンポがいいから、相手の攻撃がすぐに終わる。上原が作ったテンポは打線に移り、そこから流れが生まれるのだ。
クローザーのポジションでは、持ち味が半減した。
生粋のスターターは今、まっさらなマウンドに飢えている。
posted by AKIRA |07:26 |
プロ野球 |
コメント(31) |
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この記事に対するコメント一覧
クローザー上原の功罪
確かにそのとおりかもしれません。今年先発に復帰する上原に期待です。
posted by G-FAN | 2008-01-20 10:59
クローザー上原の功罪
なるほど、そういう見方もあります。
問題は今年、先発上原が通用するかどうかですね。
posted by ティーエン | 2008-01-20 11:04
クローザー上原の功罪
クローザーまでつないだ末の逆転負けが,単に「4・5試合を失う」だけと言えるかどうか?今年の上原に先発として活躍する体があったのか?などいくつか疑問が沸くところですね。
posted by ころ | 2008-01-20 11:21
Re:クローザー上原の功罪
ホークスファンですけど、上原の話はともかくとして、ホークスの話はちょっと変ですよ。
03年スクルメタ10S、篠原11Sで固定できず、ですか?シーズン始めから威力ある直球でストッパーを担ったスクルメタが6月頃に怪我をして、代わってシーズン終了まで篠原になったんですよね。怪我により途中で交代はしましたが、それぞれ固定していましたよ。
04年は確かにその通りですが、シーズン序盤に河野、水田などで失敗して、中継ぎで好成績だった7巡目ルーキー三瀬を抜擢したんですよ。3点台でも許してもらえませんか?
そして05年も三瀬で突入しましたが、金本への危険球以来、安定感がガタ落ちしました。それに代わってシーズン序盤に先発で散々で2軍落ちし、中継ぎとして復帰していたのが馬原です。忘れもしない6月3日からの東京ドームの巨人戦で圧巻のリリーフをし、一気にストッパーに定着しました。防御率3点台というのも、シーズン序盤の先発での乱調を含んでいるためで、この前もストッパー定着後は1.5前後に抑えていると自ら言っていました。
数字だけで語るのは限界があるので、今後気をつけてください。
posted by 若手ホークスファン | 2008-01-20 11:39
クローザー上原の功罪
だからぁ、04年は序盤で失敗してるんだろ?でもって05年もストッパーが怪我してシーズン途中で変わってるんだろ?その状況で絶対的な守護神が居たなんて言えないだろーが。
ここのブログ主が言ってるのはそうした状況でも優勝に繋げられるチームもあるって事だよ。
文意を読み取れ。自分のチームのことだからってムキになるな見苦しい。
posted by 上のホークスファン | 2008-01-20 12:05
Re:クローザー上原の功罪
すいません。長い文章だったんでホークスの話だけ目に止まってしまいました。反省します。
だとしても馬原は…、ダメですか?
posted by 若手ホークスファン | 2008-01-20 12:12
クローザー上原の功罪
データだけで語ることは出来ない
1点リードでの投球と3点リードでの投球は
当然違った物になるし、1点でもリードして
試合を終わらせさえすればいいクローザーならなお更
ただ、このような見方もあるんだなと思わされた
posted by カープファン | 2008-01-20 12:14
クローザー上原の功罪
人それぞれ感じることは違うにしても、敵として、クローザー上原は厄介な相手やったと思うがねぇ!
それが貢献度であり、MVPの対象やないかね。
確かに出遅れて年間通して仕事は出来んかったかもしれんが、優勝への貢献度や敵に対して脅威だったのは、間違いなく上原が№1やったと思うでぇ。
俺は上原のMVPは有りやと思うがね!!
posted by 虎ファン | 2008-01-20 12:30
クローザー上原の功罪
ソフバンのことなんてどーでもいいじゃん
粘着質キモいよ
posted by わかてほくすふあんってやつ | 2008-01-20 13:07
クローザー上原の功罪
とはいえ、豊田のデータはそれこそ中継ぎとしてのデータだということを忘れてはいないか?
明らかに初年度の豊田は抑えのプレッシャーで潰れていただろ?だからこそ別の抑えが必要だったのではなかっただろうか?
posted by K | 2008-01-20 13:59
クローザー上原の功罪
MVPは印象度も高いからね。
抑えで泣かされ続けた巨人だから上原の存在は際立つんじゃない?
02年河原も終盤は不安定だったし。
posted by | 2008-01-20 14:01
クローザー上原の功罪
上原は抑えで戻らなければ、復帰したのは
オールスター前後だったと思うよ
まだ足が完全じゃなく打ったり、ベースランニングに不安があるが
抑えでもいいから早く投げたかった上原の考えと
豊田がコケて抑えが不在になっていた一軍の
需要と供給が丁度合っただけ
posted by TAT | 2008-01-20 14:03
クローザー上原の功罪
後ろに上原がいるという相手の恐怖も数字には表れないですが存在します。
「あの上原が最後に出てくる」ではなく「豊田が出てきたら打てる」と相手に思われているだけでも星4、5個どころではないほど不利になると思う。
それほど中継ぎになる前の豊田はひどかった。
上原が先発復帰してたら、オールスター明けからなので(監督が明言してました)どれだけいいように考えても10勝もしない(貯金はせいぜい5個くらい)と思いますけど。
posted by たーぼ | 2008-01-20 14:15
クローザー上原の功罪
まぁプロ野球ファンの方はイメージというものを大切にするのでしょう。
今回の西武和田の人的保障の中日岡本の件で見てみると
数字で見る他球団のファンの方は貴重なセットアッパーを放出に疑問のようですし
中日ファンの方は不安定なイメージの岡本の放出でナイスな選択!と思っている。
上原を別格扱いしているのは巨人だけでなく、星野ジャパンでもそうでしたし
数字では語れない部分が大きいのが抑えということでいいんじゃないですかね。
私は管理人さんを支持しますが。
posted by バンキソ | 2008-01-20 14:17
クローザー上原の功罪
上原は先発としてもクローザーとしても優秀だと思います。
今季はクルーンが加入しますが、防御率を比べても、
上原>クルーンですから、首脳陣が上原ほど頼りにならないと
感じたときに、再配置転換があるかもしれません。
クルーンで我慢出来るか、そこがG投のポイントのひとつとみています。
posted by 川崎市民 | 2008-01-20 14:47
クローザー上原の功罪
2005年9勝、2006年8勝と上原は2004年以来二桁勝ってません。「先発上原」は意外と巨人の弱みになるかも?(抑え上原は強みになってたけど)
posted by 渕コロ助 | 2008-01-20 15:34
クローザー上原の功罪
上原は嫌な奴やった。打てる気無しやったけどなあ。クルーンになって助かった。
posted by 虎・虎・虎 | 2008-01-20 15:50
クローザー上原の功罪
でも去年阪神の場合は、クルーンより上原の方が打ててましたよ・・・
実際の防御率見ても、上原の対阪神戦防御率3.86に対し、クルーンの場合は1.59
ドームで2日連続上原に黒星付けた事もありましたし。
もちろん他の球団、特に中日は上原全く打てず0.00で、クルーンが4.32だったので、抑え代わって断然有利だと思いますが、阪神の場合はクルーンの方が打ててないので、他球団がクルーンで有利になった分、さらに不利かも。。
posted by ↑ | 2008-01-20 16:24
クローザー上原の功罪
こんばんは。皆さんご意見ありがとうございます。
長い文章ですが、読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
若手ホークスファンさん。申し訳ございません。私の言葉足らずでした。
例に挙げたチームのような場合、クローザーは「磐石でなくても優勝できる」と言いたかったのです。グレートでなくとも、グッドであるなら事足りる、と。
修正させていただくとともにお詫びさせていただきます。
posted by AKIRA | 2008-01-20 16:48
クローザー上原の功罪
クローザーの真価はピンチの場面での奪三振率と思っている者です
ランナー背負った場面での登板も知りたかったですね
上原はフォークのコマンドも優れていますが基本的に決め球がフォークのPなので
回の頭から(よーするに楽な場面からの登板)が多い印象を持っています
posted by このデータも欲しい | 2008-01-20 17:30
クローザー上原の功罪
1点リード時での登板が必ずしも2・3点差登板時よりタフな場面とは言えない。
岩瀬は9回頭からが多かったが、上原は点差が2点以上合ってもランナー置いた状態で8回途中からの登板があった。
>上原の防御率は1.74であるから、1点リードの9試合中1.7試合でセーブに失敗するという計算が成り立つ。
これはちょっと強引では?1~2点なら取られてもOKな場面と1点差の場面ではピッチングが全然違いますから。
>1点を取ろう」の意識が過剰なまでに作用し、よそ行きの野球が始まったのである。
これも、夏場以降連敗しだした時に、原監督がある意味てんぱった状態になって出来もしない細かい野球をやろうとしたからで、上原の功罪というのとは無関係だと思います。
posted by ルイルイ | 2008-01-20 19:38
このデータも欲しいさんへ
ご意見ありがとうございます。
私はクローザーに必要なのは、何より結果だと思っています。年に何度もないランナーを置いたケースのために、三振を奪える投手の起用はもったいないと思っております。もちろん、とれるにこしたことはありませんが、ピンチの場面で奪三振の能力が必要なのはセットアップであると考えます。
posted by AKIRA | 2008-01-20 19:55
ルイルイさんへ
「1点リード時での登板が必ずしも2・3点差登板時よりタフな場面とは言えない」は、まさにその通りですが、それでもそのようなケースはきわめてまれだと思います。上原が先発していれば、そのようなケースすら軽減されるのではないでしょうか。
ここは、個人の考えですが、プロ野球は50回負けても優勝できるリーグ。にもかかわらず、クローザーにあまりにも大きなプライオリティを置く現在の傾向に疑問を持っています。
岩瀬が9回の頭からの登板が多かったのは、先発が長いイニングを投げたからですね。結果、リリーフへの負担が減りました。
他の先発やリリーフへの負担といった面で、上原がイニングイーターの役割を担うことがとても有意義であったと考えます。
「これはちょっと強引では?1~2点なら取られてもOKな場面と1点差の場面ではピッチングが全然違いますから」
たしかにその通りですが、ここでは確率論の話ですので、結果を仮定してのif話となります。綿密な部分に関しましてはご容赦くださいませ。
よそゆき野球に関しては、確かに上原の責任ではございませんが、クローザー上原が生み出した確実な罪であると思います。
posted by AKIRA | 2008-01-20 20:14
クローザー上原の功罪
面白く読ませて頂きました。
ただ、自分の意見とは全く逆ですね・・。たかが4・5勝の為にといいますが、上原が抑えにまわっった効果を過少評価しすぎでは??巨人が阪神やロッテといったチームにここ数年負け越しているのは、明らかに中継ぎ以降の投手力の差です。巨人の攻撃陣や監督・コーチが阪神のJFKを意識して、早いうちにできるだけ点を取りたいと、不必要な程のプレッシャーを感じてしまっていたように、リリーフに上原がいたということは、毎試合その存在だけで他球団のプレッシャーになっていたはず。その効果だけでも・・実際かなりのものかと・・。データや確立だけでは、リリーフ上原の凄さは正確にわからないと思いますが・・。
今年大補強しすぎて批判されて、こんなんで優勝してもわかりきってるじゃん・・とか言われてる巨人ですが、個人的に巨人の今年の優勝も日本一も無いと思います。上原が先発に戻っちゃうのがかなり痛いはず・・クルーンじゃどの球団も攻略してくるでしょ・・故障ももってるんだし。20セーブできたらいいとこでは??野手の方も、結局足を絡めたり細かい野球は今年もできないんだからさぁ・・100勝できる戦力とか優勝できなきゃおかしいとか、わけわからん・・。去年の優勝チームがあれだけの大補強したんだから、優勝するのがあたりまえだろ・・・って、素人か??って思うし。補強したって、得点に繋げる走力とか総合的な守備力でいったらまだまだ中日のが上だろうし、中継ぎ&抑えを含めた全体の投手力では阪神のがどうみたって巨人より上でしょ・・。巨人が勝ってるのは圧倒的な各打者のパワーくらいだし・・・去年と結局変わらないよ。大体巨人が優勝したら、あれだけの戦力があるんだから当然・・って言う人いるけど、どんなに戦力あろうが、優勝して当然のチームは無いと思うけどね。まぁ、80%以上の確立で今年の巨人は優勝無理ですね。
しかしまぁ、巨人の監督も大変だな。Bクラスから優勝させても、評価どころかCSの惨敗でアホ監督呼ばわりされた上に、大補強されて次は連覇どころか日本一逃したらクビって感じだもん・・。原って、采配とかみてたら迷采配な部分もあるけど、1回目に就任した時は1年目で日本一だし、今回は2年目でBクラスからリーグ優勝・・。実績だけでみれば、名将ってここでもさかんにいわれる落合とそこまで変わらないのに・・。監督が違うんだろうな・・・か。まぁ、確かにそうだけど、そこまではっきりいわれると、自分なら監督やめるんで別の人使ってくださいって言いたくなるよな。星野が巨人の監督やってても、同じような言い方するのかねぇ・・・。
って最後の方愚痴になっちゃってますが、長々とコメント失礼しました・・。
posted by のん | 2008-01-21 01:31
のんさんへ
貴重なご意見ありがとうございます。
「上原が抑えにまわっった効果を過少評価しすぎでは??」
とのことですが、そんなことはありません。それだけスターターとしての上原の役割が大きいと考えているのです。上原が相手エースに投げ勝てば、相手エースの勝ち星も、岩瀬や藤川の登板数も減らせますからね。
上原がいても接線には弱いのですから、いっそ接線など切り離してしまえ、と。それを増やさないようにしましょうよ、ということです。
ただ、ここでの数字を使っての裏付けは、あくまで「たられば」の域を出ません。現場には、私のような一野球ファンには分からない事情があるのかもしれませんからね。
ただ、数字の上では他球団を圧倒しているジャイアンツがこれだけ苦戦したのはなぜか。もちろん、効率の悪さが絡んでいるのだと思います。
私は、ジャイアンツが、たかだか4つや5つの勝ち星のために10数個の勝ち星を無駄にしたと考えています。
posted by AKIRA | 2008-01-21 23:12
クローザー上原の功罪
ご返答ありがとうございました。
>プロ野球は50回負けても優勝できるリーグ。にもかかわらず、クローザーにあまりにも大きなプライオリティを置く現在の傾向に疑問を持っています。
たしかに、クローザーに限らず、リリーフというポジションが過大評価されすぎている部分はあると思います。また、どんなに最強メンバーを集めても50敗はします。しかし、だからこそ勝てるゲームを確実に勝つためにストッパーというポジションが重要視されると思います。
個人的には、久保・野間口など、これまで先発での実績が乏しい選手の中にも、先発で1年間使えば2桁前後勝てるだろうと思われる選手がおり、なおかつグライシンガーを補強したのだから、上原は今年も抑えというのが理想だと考えています。
故に、今年の巨人のキーポイントはクルーン。彼が移籍1年目の豊田のようになった場合、それこそ、原監督がギクシャクし、よそ行きの野球をしだすと思います。
posted by ルイルイ | 2008-01-22 23:53
再びルイルイさんへ
確かに久保や野間口は先発で見たいものですね。勝ちに本気になったジャイアンツにとって、彼らはただの便利屋でしかないのでしょうか?
戦力補強に伴い、原監督が生え抜きに求めるものはより高くなっています。よほど調子がよくなければ、あるべきポジションでは使ってくれないのでしょうね。
posted by AKIRA | 2008-01-23 23:31
クローザー上原の功罪
豊田の成績は、抑えでは7点台
中継では2点台前半
5敗すべてが9回からの登板です
巨人ファンの多くはクローザー豊田ではなく
セットアッパー豊田を期待してると思います
>たかだか4つや5つの勝ち星のために10数個の勝ち星を無駄
上原の貯金は06,05とマイナスですよ
そしてたかだかの4勝が無ければ、巨人は優勝できてません
1勝の勝ちを軽視しすぎでは?
クローザー不要論は、どこぞの米GMが提唱してますが
数字で出る以上に最後の砦が破壊された
ダメージはでかいと思いますよ
ドームでの上原登場時の歓声を聞けばわかります
posted by | 2008-02-11 09:11
クローザー上原の功罪
豊田の抑え時成績が不調であるは時期的な問題であって、1年間任せていれば7点台といことはないでしょう。
上原の貯金に関しては、過去2年のジャイアンツ打線に問題があったのであり、上原個人の問題ではありません。彼は依然として日本有数のゲームメイクに優れた先発投手です。
繰り返しますが、そのたかだか4勝のために、それ以上のものをフイにしているのです。それがあれば、リーグ優勝がここまでずれ込むことはありませんでした。
私が1勝を守ることの価値を軽視しているのではなく、球界全体が保守的なのであり、勝ちを作りにいくことに対して積極的ではないのです。自らのやり方を曲げてまで、守りに入った後半のジャイアンツに魅力は感じませんでした。
クローザーが不要であるとは思いませんが、磐石である必要はありません。
posted by AKIRA | 2008-02-11 20:16
クローザー上原の功罪
クローザーの影響をどう考えるか で考え方は大きく変わりそうですね。
ただ、最近の巨人のクローザーを考えると、
磐石でなければ、使えないレッテルを張られる。
それに伴い、理不尽ともいえる批判が集まり、結果、それに潰されて調子を崩す、戻せないパターンでしたからね。だからこそ、磐石、もしくは打たれたら仕方が無い、と考える投手を置くのがいいのでは?と私は考えます。
どこからでも批判が集まる巨人ゆえに、誰もが巨人のNO1の投手であると考える上原に抑えをさせる、本人にとっては凄くしんどいでしょうが、ベストかもしれません。
最後に、球界全体が保守的~、の部分。
ちょっと疑問なんですが、これは守り勝つ、という風潮のことを指してるのでしょうか?
私の感覚では、先発重視、打ち勝つ野球のほうが、旧来の巨人のスタイルと言う意味において保守的だと感じるんですが。
posted by HC | 2008-02-12 14:07
HCさんへ
ご意見ありがとうございます。
私が第一に重要視しているのは、クローザーの影響ではございません。あまりにも軽視されている先発の重要性について言及しているわけです。例は挙げませんが、優勝するチームからは、防御率がそれほどでも、それに見合わない勝ち星を挙げる先発投手が現れます。その点が、どうにも理解されていない。先発上原が相手エースと潰れてくれることとリリーフの出番を減らすことの重要性について触れているのです。
プロは年間50以上の負けが許される世界です。あるのかないのかもわからない場面を固めることで、目の前の勝ちを作ることをフイにしているのだから保守的だと言うのです。
旧来のジャイアンツのスタイルなど例に挙げる必要はございません。
posted by AKIRA | 2008-02-13 03:29


