2007年09月08日
私的ドラフト改革案(検証)
前述のドラフト・ポイントを導入したとして、06年を例に挙げると以下のようになります。 1、日本ハム 30(P) 2、ロッテ 26 3、中日 24 4、ヤクルト 23 5、広島 23 6、阪神 21 7、西武 21 8、オリックス 21 9、楽天 20 10、横浜 18 11、巨人 18 12、ソフトバンク 17 コストパフォーマンスと結果のバランスに優れたチームが上位につけているともそうでないともとれるような微妙な結果に…。 どちらにせよ、フロントのやりくり次第ではどうにかなる範疇ではないでしょうか。 それでは、私の主観で勝手に一巡目をシミュレートさせていただきます。 まずポイントトップの日本ハムは何としても駒大苫小牧の田中将大が欲しいところでしょう。ロッテ以下のチームとの駆け引きが見ものですが、ここは二順目以降のポイント提出を放棄してでも27のポイントをかけてほしいものです。今年の日本ハム快進撃に高卒スーパールーキーが貢献となっていれば、球界もさらなる盛り上がりを見せていたのでは?「ハムでは田中はエースになれない」との考えもあると思いますが、ダル、マー君、八木の三本柱はそれはそれで魅力的なものです。そして、クリムゾンレッドのユニフォームが板についてきたマー君ですが、個人的にはファイターズの「17」が似合うだろうなあと常々思っておりました。 ポイントの分配を見ると、日ハムに次いでロッテ、中日、ヤクルト、広島あたりが上位指名権を狙ってくるのではないでしょうか。 となれば、ロッテは将来性の大嶺か相思相愛であった東京ガス木村のどちらかに絞っていたはず。中日は堂上、ヤクルトは金刃の一本釣りであったと思われます。ヤクルトに金刃が入団していれば、春先のつまづきは軽減できたかも? 広島は現場がとにかく即戦力にこだわったということでしたが、社会人ではなく、大隣や岸に色気をだしていたかもしれませんね。 ポイント中位のチームは順当なら阪神は井川の抜けた即戦力左腕として小嶋を、西武は残っているなら岸、そうでないなら増渕。オリックス、楽天はうまく出し抜けたなら即戦力の大学生投手を指名したでしょう。 横浜は高崎で決まりそうですが、巨人は坂本より大引や前田健太に走った可能性が無きにしも非ず。一応、需要は満たしていましたし…。ホークスは運が良ければ一巡目ラストで大嶺も? シミュレーションしていて途中で気がついたのですが、検証もなにも、使用するポイントがわからない以上まったく無駄な作業でした。空想する分には楽しかったのですが。 しかし、時間のかかりそうなこのドラフト。何ならもうポイントによる指名権のオークションを行って順番に指名していく形でいいかもしれません。 ただ一つ言えるのが、完全ウェーバーなどカケラもドラマの要素がない安易な制度にはどこまでいっても反対だということです。 メジャーリーグみたく三千人前後も指名するわけでもなしに。たかだか百人ちょっとの指名ぐらいゆっくりやればいいのにと思います。 完全ウェーバーですと、今年のドラフトの目玉である大阪桐蔭高校中田、成田高校唐川、仙台育英佐藤は広島、ヤクルト、オリックス、西武はのけて楽天ぐらいにしかチャンスはないでしょう。これまた個人の勝手な意見ですが、たとえば中田は巨人か阪神に行って日本を代表するこの二チームの顔になるべき男であると考えています。その可能性がはじめからないなんて、私に言わせれば、そんな制度の方がいびつです。完全ウェーバーなど導入していれば、いかにも落合博満の後継者然とした平田や堂上の中日入団もなかったでしょう。 だいたい下位三球団でロッタリーなど採り入れてどうするというのでしょうか?
posted by AKIRA |17:40 |
プロ野球ドラフト |
コメント(5) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/journalist-akira/tb_ping/10
この記事に対するコメント一覧
Re:私的ドラフト改革案(検証)
投稿の際、ジャンル選択、この場合 野球を忘れてませんか? 忘れると、ブログ全体のジャンル別一覧や、スポーツナビ本体の関連ページに更新が表示されず、勿体無いですよ
posted by ジャンル選択をお奨めします | 2007-09-08 21:24
Re:私的ドラフト改革案(検証)
つまり、ドラフトをSHOWにしたいわけだ!
「中田は巨人か阪神に行って日本を代表するこの二チームの顔になるべき男であると考えています。」というのが目的で、その為の手段を企てていたわけですな。
だいたい「日本を代表するチーム」って何だ?
広島や横浜が「日本を代表するチーム」になる可能性を完全否定するのか?現在人気のあるチームが有利になり続けることがそんなに大切か?
posted by Wasizum | 2007-09-08 21:31
Wasizum さんへ
SHOWにしたいというと大げさですが、似たようなものです。人為的に作られたものであっても、そこに苦労や工夫のあとが見られるなら、それはもうドラマであり、テレビでいうところのドキュメントバラエティのような効果が期待できるのではないでしょうか。
「日本を代表するチーム」というのは、主に伝統や人気を考慮しての独断です。言葉足らずでした。
やっぱり中田君には巨人か阪神が似合うと思いませんか?地元広島でも悪くはないと思うのですが、チーム事情を考えると最優先して獲得すべき選手ではないと思うので。横浜の場合も投手でしょう。中田指名の意思はあると聞くのですが、そうなったら正直「空気読め」ですね。どう考えても合っていません。
「現在人気のあるチームが有利になり続けることがそんなに大切か?」とのことですが、他にも素晴らしいドラフト候補生はいます。
posted by AKIRA | 2007-09-09 02:12
Re:私的ドラフト改革案(検証)
ドラフトは球界全体のためにあり、特定球団とそこのファンのためにある訳のではない。
目的は「戦力均衡・機会均等・過当(札束)競争の防止」にあるので、この3原則を破らない方法でなくてはなりません。
中田選手をどこの球団が指名して獲得しようと、それは各球団の戦略であって、間違いでも何でもないし、否定される理由はありません。
他球団に入団した新人選手をどうしても欲しいのなら、FA取得を待つ、トレードを申し込むなどの獲得方法で工夫できるのだから、新人まで買い漁る愚行は球界を腐らせるだけです。
posted by ガトーショコラ | 2007-09-09 08:46
ガトーショコラ さんへ
3原則の遵守は、企業努力の末にあるべきものだと思います。3原則の遵守を免罪符に、ただただ勝てないチームに無条件で権利を与えるような制度を敷いてしまえば、そこにはフロントの進歩がありません。ドラフトとはフロントの力を磨く絶好の機会でもあるのです。検証しましたように、球団間でさほど条件に差が生じるわけではありませんし、ウェーバー同様目玉選手の一挙両獲も防げるようなシステムになっております。 「中田選手をどこの球団が指名して獲得しようと、それは各球団の戦略であって、間違いでも何でもない」とのことですが、それも真っ当な正論でしょう。しかし、レンタル制度もままならない現在、本来ならレギュラークラスの選手がスタメン選手との関係からなかなか器用してもらえなかったり、本来とは違うポジションをたらいまわしにされたり。「力がなかった」と言えばそこまでですが、なるべくそのような事態は防ぎたい、一人でも多くの良い選手が見たいというのがファン心理ではないでしょうか。ウェーバー方式による入札を認めてしまえば、そのようなケースは増えてしまいます。やはり、需要と供給を満たすチームに入団することが、選手、球団、ファン、そして球界のためになるのです。目玉選手の需要を満たしているチームが「一位指名権権あるし獲っとくか」では興ざめ。元の在籍球団にとっては余剰戦力であっても、環境を変えたとたん活躍するなどよくある話です。しかし、FAを待つに仮にその取得年数が六年であったとしても長すぎます。第一使ってもらえないのですから、FA権を利用するには無理があるでしょう。トレードにしても、消極的な姿勢しか見せないこのリーグでは、若手の話はほぼ皆無。よほどお互いの利益が一致したときだけか、相手方に有利な条件を提示され破綻になるのがオチです。
posted by AKIRA | 2007-09-09 14:08


