2009年05月28日
バルサのスタメンは、バルデス、シウビーニョ、ピケ、ヤヤ、プジョル、ブスケツ、イニエスタ、シャビ、アンリ、エトー、メッシ。スタメン予想と比べると、ケイタ→シウビーニョ。個人的にはとっても嬉しい誤算。でも、ケイタをアンカーで使わないってことは、自分のイズムをさらに忠実に実行したってことだろう。原点回帰の大勝負。
ユナイテッドのスタメンは、ファンデルサール、エブラ、ビディッチ、リオ、オシェイ、ギグス、キャリック、アンデルソン、ルーニー、パク、ロナウド。いや、何だか不思議なメンバーである。ハードワークのテベスがいない。パクを使っているわりに、ギグスがスタメンにいる。ちょっと余裕を見せたスタメンのユナイテッドであった。
■バルサのネタ
序盤は完璧なユナイテッドペースであった。ユナイテッドのシステムは4-1-4-1のようで。ただし、ルーニーとギグスの位置関係の把握がちょっと流動的過ぎる。なので、守備のときの役割が流動性とともに入れ替わるのだけど、そういうのは昨年のサッカーなんでないのかユナイテッド。
ユナイテッドのスコールズの位置の選手って守備のバランスを考えて、あんまり攻撃参加するイメージがない。そりゃSHとSBが攻撃的に振舞うのだから、当たり前のリスクマネージメントともいえるけれど。ただ、攻撃的である一方で、そういう固さがユナイテッドらしさなのかなとか感じていた。しかし、この試合では、ギグス、アンデルソンと3センターが妙に攻撃志向で、ファーガソンまさかの斬りあいかよとか思ってしまった序盤であった。
序盤のユナイテッドは、アンデルソンの股抜きをきっかけに加勢に出る。ロナウドのFK、前からのプレスと、試合が落ち着く前に先制点を狙いに来た模様。シュートもがんがん放ち、自分たちでボールを繋いで攻めるさまは、引きこもるユナイテッド、、、ってな予想を覆すには十分であった。
そんなファーガソンの奇策の前に、バルサは非常に固さがみられる序盤戦。ユナイテッドのプレスが立派だった要因もあるだろうけど、単純なミスを連発。バルサらしいボール運びは鳴りを潜め、ユナイテッドの勢いにおされているように見えた。バルサはゴールキックからも愚直にボールを運ぼうとしていたけど、バルデスがそれを嫌がったのが印象的で。
しかし、9分。中央のメッシのおかげで、ほんのわずかなスペースをもらったイニエスタのドリブル突破。アンデルソンが恐ろしく軽い守備を披露し突破を許してしまう。パスを受けたエトーが最近は低調なビディッチをあっさりとかわし、なんとバルサがファーストシュートで先制点を取ってしまう。
ファンデルサールからのロングボールを誰も競らなかったとか、ギグスの位置がおかしいとか、アンデルソンが軽すぎとか、ビディッチがあんなに簡単に抜かれるとは誰も思っていなかったとか、どっちかというと、ユナイテッドの選手に慢心が合ったようで。試合前の評判と序盤の内容から、こりゃ勝てると予想してしまったかのような失点であった。でも、これで目が覚めるだろう。
バルサのシステムは4-1-2-3。いつもの形である。ただし、メッシが中央にいる。クラシコのトップ下・メッシにちょっと似ているけど狙いがちょっと違う。バルサのアンカーはブスケツ。繋ぐのはうまいが、このレベルでできる選手かというと怪しさが残る。なので、ここにテベスをおくか、ギグスをおくかという判断はリスクとの取り方次第だろう。つまり、ブスケツにはそこまでの対策を練らなくていいかもしれない。
それはバルサもわかっていたようで。この試合でのブスケツはうまく試合から消えていた。たぶんわざと。で、守備面でのギグスを消していた。ギグスからすると、自分の担当が消えているのだから、僕の仕事はないよってな意味合いで。ブスケツが攻撃に絡まなければ、ギグスも守備に絡まない現象。
となると、アンデルソン×キャリック対シャビ×イニエスタ。で、ここの中盤の攻防を有利に進めるために、バルサはメッシを中盤に組み込む作戦に出る。つまり、実質はメッシ×イニエスタ×シャビ対アンデルソン×キャリック対決。いや、非常にうまい采配。しかも、守備のときはメッシを最前線に配置する形にして、巧妙のこのネタを隠そうとしている。まとめると、ブスケツを試合から消すことで、ギグスを消す→メッシを中盤に下げることで、中央で数的有利を形成させる。そんなネタを仕込んできたバルサ。
でもさ、パクだったりルーニーがそのギャップを埋めようとするだろうと。そのとおりで、特にパクチソンは精力的に動くのだけど、彼の担当はシウビーニョ。パクチソンが中央のスペースを助けに行ったら、シウビーニョが浮くわけで。ケイタでなくてシウビーニョを使った理由はこんなところだろう。17分のシウビーニョへのサイドチェンジがまさにそんな感じで。ギグスがちゃんとした位置にいれば、パクチソンはあんなに中央に絞る必要はない。
24分。バルサが中央からの繋ぎでメッシがフリーになったのも同じ現象。今度はイニエスタにプレスをかけたらメッシが空いたパターン。ユナイテッドは守備のときに4-4-2みたいになる場面もあって、完全に守備機能が麻痺している状態。麻痺に追い込んだのはバルサのネタのせいだけど。。。ってか、4-4-2だったら、ルーニーがSHをやらされている意味もわからないし、ベルバトフでも良かったのではないかと。
30分過ぎになると、ユナイテッドは完全に4-4-2の形になる。ギグスとロナウドのツートップ。で、2人とも守備をしない。ただでさえ、中盤の中央で数的不利ができていて、プレスをかけにくい状態なのに、それを加速させる4-4-2。最初から4-4-2だったのか、ギグスが守備をしないから4-4-2に見えるのかは謎。それにしても、ブスケツも消えている。
ちなみに、ルーニーとパクチソンはチームの守備が機能しない状況に気づいているようで、メッシだったり、数的不利で浮くシャビやイニエスタを潰そうとゾーンを越えることがある。だから、バルサのSBが空くのだけど。はやめに、ギグスの位置にルーニーを入れないと取り返しのつかないことになるかもね。
何だか噂の試合を見ているようだった。ファガーソンが学んだっていわれている、CLのミラン戦に非常に似ている。選手の配置に対して、有効な対策が出来ていないってな感じ。数的不利を作りにくい4-3-3が4-4-2に見えるようじゃきついだろう。
また、バルサは先制したことで、守備の意識も非常に高くなった。組織的なプレスによって、ユナイテッドの攻撃を食い止めていたのは非常に素晴らしい。キャリックとアンデルソンが過労死しそうなので、ユナイテッドはボール運びの部分と中盤の数的不利を修正する必要がある。やはり、スコールズかな。パクチソンを中央にしても大丈夫かもしれないけど。
■特攻じゃないだろうに
アンデルソン→テベスで後半に臨むユナイテッド。やはり移籍しちゃう選手は使いにくいのかなとか邪推な予想。後半のユナイテッドは4-1-3-2みたいな。左にパクチソン、右にルーニー、中央にテベスとロナウド。この布陣の狙いは前プレでバルサのボール運びを破壊するか、ルーニー対シウビーニョの機会を増やして、局地戦を作ろうってとこだろうか。パクチソンがプジョルに勝てるわけないだろうし。
しかし、前半から見られたユナイテッドのボール運び問題が後半も顕在。ろくな形で前線にボールが入らないので、前線に選手をそろえてもあんまり効果的とはいえなかった。特に後半のバルサはプレスがちょっとゆるくなったので、チャンスだったのっだけど。
バルサ側からすると、最初のプレスさえかいくぐればチャンスを量産できる形になった後半。中盤にスペースが出来たので、後半の攻撃はドリブルがちょっと多くなった気がする。前半ほど苦労せずにボールを運んでさっさと勝負。
ユナイテッドがボールを下から運べれば、チャンスが作れそうなのだけど、ロングボールがメインとなってしまいかなり辛い。そして、狙い撃ちのルーニーがどうも良くない。なんで、この舞台でSHなんだよってぐれる子ではないと思うが、シウビーニョを狙い撃ちにするなら、ロナウドでいいのではないかと。それに、ボール運びにロナウドを使ったら面白かったのではないかなって。今日のロナウドは怖いくらいに気合が入っていたし。
65分にパクチソン→ベルバトフ。そういえば、バルサは4トップの放り込みに弱いんだった。それかユナイテッド。でも、ユナイテッドもロングボールに強くないんだったら五分五分でなはないか。と思ったら、ロナウドがいきなりプジョルを吹っ飛ばした。ちなみに、パクチソンとベルバトフを変えただけで、前線に枚数を増やしたわけではなかった。
70分。バルサに追加点が生まれる。きっかけはプジョルのインターセプト。頑張ったプジョル。中盤がすかすかのユナイテッドを尻目に、シャビがこぼれ球を拾うとフリーでクロス→メッシが頭で決めて2-0。で、すかさずにアンリ→ケイタ。ぶっちゃたはなし、エトーとアンリにサイドを突破する能力がもっとあれば、バルサは楽勝だったね。
75分にギグス→スコールズ。ここまでギグスを引っ張った意味がかなりわからない。中央も出来る選手だってことは百も承知だが、今日はまったく機能していなかったじゃないか。スコールズとキャリックだけではつらいけど、他の選手は特攻なのだろうな。
で、残り時間が少なくなっても流れは変わらず。逆にプジョルに決定機を2度も与える始末のユナイテッドだった。個人的には、プジョルにゴールを決めてほしかったぜと。そして、そのまま試合が終了。審判が非常にうまかったなと感じた試合であった。
■独り言
プレビューにもあったが、ファーガソンは何をしたかったのだろうか。引きこもってカウンターを選択せずに正面からの斬り合い??にしては、守備的な選手を配置している。ミラン戦の反省をまったく活かしきれていない戦術もかなりひどかった。4-4-1-1みたいな布陣で守れるかっての。
バルサとユナイテッドに差があったのは事実だけど、戦術的な差が一番多かったように感じる。やっぱり、アウベスとアビダルの不在がファーガソンに余裕を与え、その余裕が結果として凶と出ちゃったのかなってな試合であった。ギグスの代わりにフレッチャーがいれば、引きこもったのかユナイテッド。スコールズ、アンデルソン、キャリック、パク、ルーニーがいるんだから、やっぱり選択ミスだろうか。
チェルシーのやり方をまねするならば、前プレが必須なのにテベスしかまともにやっていないちぐはぐさが非常に悲しかった。そんな決勝戦となった。バルサはもちろん素晴らしかったけれど、ユナイテッドの采配ミスかなって。これで、ユナイテッドがさらに守備的になったら嫌だななんか。
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バルセロナ対ユナイテッド ~采配の差~
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2009年05月26日
ビルバオのスタメンは、イライソス、コイキリ、アモレビエタ、エチェイタ、グルペギ、ハビマル、オルバイス、スサエタ、ダビロペ、ジョレンテ、トケーロ。残留が確定しているコパのファイナリスト。それでも、ホームで無様な試合を出来ないはずだ。
アトレチコのスタメンは、レオ・フランコ、ペルニア、ウイファルシ、パブロ、ハイティンハ、シモン、ラウール・ガルシア、アスンソン、マキシ、アグエロ、フォルラン。CLの出場権獲得に向けて、好調のアトレチコ。この調子だと、レシーノは継続になるかもしれない。
■ビルバオの前半戦
バレンシアの選手たちが、お願いだからアトレチコを倒してくれと頼んだらしい。そんな願いが通じたのか、それとももともと高いモラルを保有していたからか、ビルバオは全力でアトレチコに臨んだ。ビルバオがちょっとはゆるいのではないかと予想していただろうアトレチコは、完全に試合の入り方をしくじってしまう。
ビルバオのサッカーを整理。序盤はジョレンテへの放り込みがメイン。ボールをキープしてくれるジョレンテを信じて、前線に人を集中させる。人が多い前線にボールを放り込むので、もしもジョレンテがボールをキープできなくても前プレで相手にプレッシャーをかける。それで、相手の攻撃の出所を潰し、マイボールを続けようとする。
ジョレンテへの放り込みと人数をかけた攻撃と守備が機能すれば、徐々に相手のDFラインは下がるしかないので、そうなれば、ビルバオは中盤からボールを繋いで攻撃を構築するようになる。SBも攻撃的で、今度はアーリークロスやセンタリングを連発し、ジョレンテをゴールに近い位置でプレーさせようと試みる。
そうなれば、相手も中盤を潰そうと試みるわけで、しかし、そこはオルバイスとハビ・マルティネス。抜群のキープ力でプレスをものともしないし、後ろにはボールを蹴られるアモレビエタ、さらにGKのイライソスも普通に繋げるので、安心安心。いざとなったら、バックパスがあるよってことで、精神的に余裕のあるビルバオの中盤であった。
相手の立場から言うと、イライソスまで追いかけるわけには行かないので、前プレがろくに機能しないのである。後ろの選手が前プレに連動したとしても、イライソス→ジョレンテへのロングボールが頭上を通り越したら体力の無駄使いなわけで。つまり、ビルバオのサッカーはジョレンテの成長とともにかなり完成の時が近づいている。相手の守備を無効化し、自分たちの強いところで徹底的に勝負するように試合を運んでいくプランが良く出来ているなと。
それでいて、サイドにはドリブルで仕掛けられるスサエタ、運動量で勝負のトケーロ、攻撃的な両SBとなかなか選手が揃っている。こりゃ来季のELが楽しみだね。エスパニョール並みに快進撃が期待される。誰も引き抜かれないだろうし。ジョレンテもあと一年は頑張るだろう。
さて、アトレチコ。上記のように、前半はまるで駄目だった。駄目なりにスローインから2~3人ぐらいの関係で決定機をつくってしまう当たりは個人能力の高さを見せ付けていたが、頼みのアグエロは神様にすがりたくなるくらいシュートが枠に飛ばない。
ビルバオの前プレの前に、アトレチコは冷静さを失ったようなミスを連発。SBからSHへの縦パスなんてインターセプトされるに決まっているじゃないか。ボール運びに工夫がない状態に追い込まれたから仕方ないのだけど、そんな中で状況を打破しようってな試みが見られなかったのが本当に残念。アスンソンとラウガルがいまいち頼りないのはこういうところだろう。アギーレ時代にはマキシが中央に入ってきたのだけど、レシーノになったらさっぱりだし。
よって、アグエロの特攻で前半は終了。フォルランも守備に追われて、前半は勝てる雰囲気のないまま終了。
■何なんだフォルラン
後半になっても流れは変わらない。前半に比べると、アトレチコは意地でDFラインを維持するようになった。ゴール前で競られるよりは、裏への飛び出しのほうがましと判断したのかもしれない。オフサイドを取れる場面もあったが、かなり危険なシーンも目立った。よって、レオフランコの大活躍。ただ、アトレチコの場合、DFラインを高くすると、中盤の選手の守備が間に合わなかったりする弱点がある。
そんな試合展開だったので、こりゃビルバオが普通に勝つのだろうと思っていたわけで。最初の交代はマキシ→シナマ。そんなシナマが影響力を発揮する前に、なんとアトレチコが先制する。ペルニアのクロスをラウール・ガルシアが左足でボレー。愕然とするビルバオであった。
で、。ビルバオもエチェべリア、バレンシアガを投入し、攻撃をさらに加速させる。そのころにシナマが縦への強さを発揮し始める。組織で無理だから、もう個人でやっちゃってよみたいな。マキシよりは機能したけど、チームを救うほどの采配ではなかった。
このまま終われるかよってことで、エチェベリアのコーナーキックをエチェイタがあわせて、ビルバオが同点ゴールを決める。サンマメスも大盛り上がり。で、アトレチコはフォルランの位置も上げて、あとは任せたよみたいな投げやりな感じになる。
しかし、フォルラン。なんとここからハットトリック。1点目はアグエロがつぶてれて左足が炸裂。2点目はアグエロがつぶれて、こぼれ球を拾ったフォルランのまたも左足が炸裂。3点目はエリア内で滑ったフォルラン。なぜかPK判定。で、これを決めてハットトリック達成。そして試合終了。フォルランがすべてをもっていってしまった試合となった。
■独り言
論理的にはビルバオだったのだけど、最後はアトレチコが結果を持って帰ってしまった。あんなに頑張ったビルバオが少しかわいそうなくらいで。試合を壊せる選手の有無によってこういう試合がたまにあるんだろう。アトレチコはしょっちゅうな気がするけれど。ビルバオの良い姿勢が見れたので、面白い試合ではあった。
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ビルバオ対アトレチコの雑感
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2009年05月25日
さて、欧州のサッカーの最後のメインイベントがもうじき行われるわけで。本当はFAカップとか、ドイツカップとかあるんだけど華麗にスルー。でも、FAカップは楽しみだったり。そして6月はコンフェデ。
■ねじれの構造
両チームの戦力を比べてみると、普通に考えればユナイテッドのほうが強い。さらにいえば、バルサは累積や怪我人によって、ベストには遠い状態にある。ユナイテッドはフレッチャーがいないくらいだ。リオがいなかったら話は別だけど。
で、たいていの場合、その差を埋めるために、戦力で劣るチームが様々なネタを仕込んでくることが多い。しかし、このCLの決勝戦は違う。戦力で劣ると思われるバルサは、自分たちの戦い方を変えることはないだろう。なので、ユナイテッドがどのような戦い方を選択するかが注目されている。戦力で劣るバルサ相手に正面から潰しにかかるのか、それとも、それでも負けない戦い方をするのだろうかって。普通は逆だろうに。
ちょっと話題はそれて、ライカールト×テンカーテ時代のバルサのサッカーも恐ろしいぐらいに見事であった。今のペップ×バルサはあの時代のサッカーに非常に近似している。ただし、テンカーテ×バルサにあったリアリズムが、徹底的にそぎ落とされているのが今のバルサなのかなと。バルサと一心同体であるペップが率いているので、バルサイズムが以前よりも濃く現れてもなんら不思議ではない。
■ペップの性格を考えると
今季のバルサのサッカーを、ライカールト時代のサッカーからリアリズムをそぎ落とし、理想をより追求したものとすれば、答えは簡単。バルサはボールを支配し、徹底的な攻撃の姿勢をローマでも見せるだろう。いつもの日常とまったく同じ景色が見られるはずだ。
そして彼は非常にまじめな采配をする。スタメンは、バルデス、ケイタ、ピケ、ヤヤ、プジョル、ブスケツ、イニエスタ、シャビ、アンリ、エトー、メッシになるに違いない。怪我人が復活していればだけど。ペップは自分の信頼している選手を必ず送り出してくる。シウビーニョやカセレスはそれに値する出場時間を与えてもらっていない。
そんなわけで、このメンバー。それで、前プレで相手の攻撃を破壊し、高い位置でボールを奪い続けるサッカーを展開したらユナイテッドもびっくりするに違いない。プレスによって、精度の落ちたユナイテッドのロングボールもこの4人ならばそれなりに結果を出してくれそうだし。紙トラップのベルバトフは出てこないだろうしね。
守備→攻撃の展開を連続して繰り返すことが出来れば、バルサにも勝機が出てくる。特にオシェイを狙い打ちにすれば面白いことになると思う。ロナウドは右サイドで出場するだろうし。守備をしないロナウドを傍目にケイタが組み立てに関われれば、バルサが有利に試合を進める可能性は高い。
でも、バルサ原理主義のペップがリアリズムに染まるのはもうちょい先のお話である。こうして歴史は繰り返される可能性は高いのだけど、やはり他人のミスから学ぶってのは難しいもんだねと。それでも正面衝突するバルサを支持するファンは多いだろうし、バルセロナでも賞賛されるのだろう。でも、監督界からはブーイングされるんだろうな。これはCLの決勝で、育成年代の大会じゃないんだからって。
ありえないけれど、CLの決勝でユナイテッド対策をペップが実行してきたら、世界が驚くに違いない。今までの戦い方がすべてフェイクで、このときのために取っといたんだみたいな。全部布石だったのか、、、ってファーガソンが震える絵がみたいのだけど、、、ないだろうな。
ちなみに、ユナイテッドに攻めさせた場合のねらい目は、ロナウドサイドのSHとSBの間、オーバーラップしたSBの裏のスペース、特にエブラ側に強い選手を配置すると面白いことが起きる可能性が高い。エバンスがいたら、もっと楽しいことになる。なので、バルサのキーマンは左SB、メッシになるだろう。
で、バルサがひたすら攻めて、ユナイテッドがセットプレーやカウンターを狙う場合。いわゆる本命のケース。この場合だと、ユナイテッドはかなりの確率で前プレを行わないので、ピケがキーマンとなる。ピケがどれだけ中盤の選手を自由に出来るか、ゲームを作れるかにかかっている。ヤヤは守備でいっぱいいっぱいだろうし。
ユナイテッドがチーム全体で前プレをしてきたとすると、バルサはDFラインを下げて、中盤にスペースを作り出そうとする。文字通りにピッチ全体を使って、ボールを保持しようとするだろう。そうなれば、ユナイテッドは苦しい。前線の選手の深追いによって、コンパクトな布陣が保てなくなってしまうからだ。ってか、ユナイテッドは引篭る守りが強いしね。そんなリスクを犯す必要がまるでない。なので、やぱりピケとボールを受けるシャビとイニエスタがキーマンとなりそうである。
■ファーガソンに慢心はあるか。
そんなわけで、戦力的には優位。しかも、戦術も選び放題といった絶対的に有利な立場にあるユナイテッド。昨年のゼロトップをやめて、攻守のバランスを調整してきた今季は、最強の名をより欲しいままにした。チェルシーよりも守備が強くて、カウンターも鋭いという戦力でバルサを潰しにかかるわけだ。
最近のユナイテッドはいつのまにか守備的と評されることが多くなった。特にCLではその傾向が強い。2~3年前までは攻撃的なユナイテッドだったけれど、何かをきっかけにリアリズムの塊みたいなチームに変貌を遂げている。CLのミラン戦がきっかけだよってな意見もあるけれど、真意は定かではない。
別にさ、俺たちだってボールを保持して攻撃することだって出来るんだよ。スコールズ、ギグス、キャリック、ベルバトフ、ルーニー、ロナウド、フレッチャー、アンデルソン、、、まだまだいるんだぜ。でもさ、俺たちは攻撃的なサッカーって言葉にこだわりは持っていないんだ。だってさ、攻撃的なサッカーでトロフィーがもらえるのかよ。もらえるならやってもいいけどさ、今のサッカーのほうがトロフィーがもらえる確率は高いだろう。
そんなわけで、ユナイテッドは自由になる。攻撃的でも守備的でもサッカーは自由だ。相手によって使い分けるの。そのときに一番高い確率のサッカーを。イレギュラーな事態になったら、刀を抜けばいいだけさ。世界でも最強の刀をね。
さて、そんなユナイテッド。恐らくファーガソンに慢心はない。山王の監督のように、全力でバルサを潰しに来るに違いはない。でも、ひとつだけ気になることがある。それはパクチソンである。なぜか昨年のCLではスーツを着ていたパクチソン。さすがに今回はベンチには入ると思うけれど、無事にスタメンを飾れるかどうか。
もしもアウベスがいたならば、間違いなく対面に配置されただろうパクチソン。ごめん、ルーニーかもしれないけれど。しかし、バルサはアビダルとアウベスがいない。代役はプジョル&ケイタかシウビーニョ。そこまで恐れる選手ではない。つまり、わざわざ守備的な選手を配置する必要がないのである。
それでもパクを使うか、どうかってのがファーガソンの選択の興味深いところ。ギグスに華を持たせる余裕はあるわけで、そこのところで余裕が出るか、一部のすきも作らないかってな采配に注目。いきなり打ち合いを望んできたら本当にびっくりする。でも、相手を驚かせるってのはそういうことなのだろう。
ペップが守備的なサッカーをやるくらい、ユナイテッドが攻撃的なサッカーをやることはありえないと、管理人は考えている。でも、ユナイテッドが守備的だなんて許せない、、、とかファーガソンが考えるかどうか、攻撃でも負けるわけないだろって、、、、考えるかどうか。
そんなわけで、スタメンが大注目のユナイテッドでした。ユナイテッドのキーマンは守備をするのか、ぶれ球は炸裂するのかロナウドと、リオが出られなかったときの代役、両方の意味でミラクル・オシェイ。
■独り言
整理すると、必ずこういうサッカーをしてくるだろうバルサ対いろいろな戦術を選択できるユナイテッドの対決。なので、どう考えても後者が有利。愚直なまでに同じサッカーを追求する中で、どれだけの変化を試合に与えられるかがバルサのキーとなりそうである。繰り返しになるけど、イニエスタ、シャビ、ピケがどれだけ試合に影響力を発揮できるかどうか。ユナイテッドからすると、この3人をいかに止めるか。ちゃんとピケを潰しにきたら、、、、一方的な試合になるかもね。
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バルサ対ユナイテッドのプレビュー
posted by らいかーると |21:33 |
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2009年05月25日
大分のスタメンは、西川、坪内、上本、森重、梅田、宮沢、藤田、金崎、清武、家長、高橋。怪我人が続出ってことで、えらい状態になっている大分。芝生のせいなのか、パシフィックなんちゃらのせいなのかどっちだろうって。こういうイレギュラーな状態でこそ監督の力技は試されるわけで。
広島のスタメンは、中林、槙野、ストヤノフ、森脇、中島、青敏、服部、ミキッチ、柏木、高萩、寿人。こちらはお馴染みの面子。今年は内容を突き詰めすぎて降格って事態にはならなそうである。それにしても、ユース出身がめちゃくちゃ多い。
欧州が終わるので、ここからJだって思ったら、この試合で中断かよ!!
■広島のバランスの崩し方。
怪我人が続出ってことで、システムも変更することになった大分。3-5-2→4-2-3-1と一般的な形へ変貌していた。もともと高い位置から守備をすることが苦手な大分は、どうしても引きこもって守る習慣が身についている。ま、引きこもって守るのが得意でもあるから、別に問題ではない。
広島はボールを大切にするサッカーを志向している。ボールを大切にするチームの弱点はDFの攻撃参加で空いたスペースを利用したり、ボールを繋げない部分を狙い撃ちにすることで、相手をリズムに乗せないようにしたり、鬼プレスでボールを落ち着かせないようにしたりと様々。
しかし、大分は前から守れないし、広島相手に中盤にスペースを与えるのは危険極まりないってことで、いつもどおりに守り方を選択。開始直後は鬼プレスでストヤノフをびびらせたが、本当に最初だけであった。そんなわけで、後ろに人数をかけて広島の攻撃を跳ね返してカウンターを狙う大分。
この間のバルサ対チェルシーを例に出すまでもなく、後ろで守備を固めると、たいていの場合、攻撃に枚数をかけられなくなってしまう。なので、独力で攻撃を完結させてしまうダヴィのような選手や、抜群のキープ力で後ろの選手の攻め上がりの時間を稼げる選手が必要となってくる。大分の選手を見てみると、ウェズレイがボールをキープする役割を担っているのだなみたいな。でも、怪我でいない。
となれば、代役は家長になるのだろうと思っていたが、前線に配置されたのは高橋であった。彼はいったい何を期待されていたのだろう。後ろからのロングボールに競り勝てる選手でもないし、ボールキープで飯を食っているわけでもない。じゃ、守備を頑張っているかってな話だが、みんなが後ろに下がってしまうので、孤独に頑張ってもあんまり意味はない。そんなわけで、大分のカウンターはあんまり切れ味があるものとはいえなかった。
家長がカウンターの起点になるか、金崎の特攻かってなぐらいで。清武はドリブルで仕掛けられるし、周りを助けるパスも非常にうまく今後が楽しみな選手である。でも、組織で崩すには枚数が足りなく、個人で崩すにはゴールが遠すぎるし、ってな切ない状態であった。
しかし、守備はさすがってな感じで。広島はCBも次から次へと攻撃参加していくる異例なチームである。選手のポジションを変えて攻撃することで、数的有利を作ったり、フリーな選手を作ったり。
攻撃に枚数をかけることで、圧倒的な数的有利を形成。そんな数的有利によって、相手のプレスを無効化する。で、相手から浮いた選手から徐々に相手の組織を破壊していく。そんな広島。ただし気になるのが、槙野や森脇の上がったスペースをケアしているのが青敏と中島のポジションの選手であっているのだろか。テレビだとわからん。
3バック&ボランチコンビで相手のプレスを回避し、前線にボールが入ったら、後ろの選手が前に飛び出すことで、全員攻撃サッカーが可能となっている。ちなみに、この3バックとボランチコンビに鬼プレスをかけたら、ストヤノフから精度の高いロングボールが供給される逃げ道が用意されている。
そんな運動量とボールポゼッションの広島に対して、大分は人海戦術で対抗。デポルの発想である。大分は6バックともいえる布陣で広島の攻撃を迎え撃った、ちなみに、広島は4トップの放り込みみたいなところもあるので、6バックでも別におかしくはない。柏木と高萩を大分のボランチとCBがマークを受け渡し、ミキッチたちは大分のSBが、オーバーラップしてくる槙野たちは大分のSHが担当することで、広島に数的有利で浮く選手をなかなか作らせなかった。
しかし、大分。ゴールを守る意識が強すぎて、ボールを奪う意識が軽薄。もう少しインターセプトを狙うポジショニングにサイドの選手は意識を高めてもいいはずなのだけど、かなり中央に絞り気味。失点したくないんだもんってな、考えが存分に読み取れる守備であった。これが連敗スパイラルってやつだろうか。点を取るために守備をするんだぜっと。
そんなわけで、ひたすら守る大分だけど、一瞬の隙。逆カウンターのような形で失点してしまう。柏木の粘りと青敏のドリブルのコース取りで勝負あったような。ドリブルで相手を真ん中に集中させた青敏の仕掛けが本当に素晴らしかった。残念なのが、数的同数だとあっさり崩されちゃうのかいってな大分。前半は1-0で終了。
後半になると、大分も徐々に攻撃に枚数をかけ始める。そして、広島はパス&ゴーの頻度を高めるようになった。大分は繋ぐ意識が改善されたが、最後はクロスに頼る場面が多かった。悲しかったのはそのクロスの精度が高いわけでもなく、中央であわせるのがうまい選手がいるわけでもなく。
自分たちのサッカーの精度を高めてきた広島の前に、決定機を作られる場面が増えてしまう大分。特にストヤノフ発信の攻撃が多く、何らかの対策が必要そうに見えた。ストヤノフにマンツーで対応したら、より森脇たちが暴走することになるのだろうけど。
西川のスーパーセーブで事なきをえて、下手なクロスも数打てば決定機を作れるわけで、大分も頑張るのだけど、やはり最後の精度が悪い。精度が悪いならさらなる工夫が必要なのだけど、ウェズレイの器用さに頼っていたつけが出てきたのかなと。いきなり前プレができるほど甘くはないしねってな話で広島が逃げ切って終了。
■独り言
家長がまともにプレーしているのを久々に見た。このチャンスをいかして、前線のポジション争いで彼らしさを発揮してほしい。前俊はどうした。金崎と清武など有望な選手は多いので、彼らの位置と役割で攻撃は何とか出来そうな気がしないでもない。ただ、守りきれる経験が最近はないので、攻撃にリスクをかけることはできそうもないんだな。つまり、開き直りが必要か。シャムスカの幅に期待。っても、中断か。
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大分対広島 ~攻守のバランス~
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2009年05月24日
ビジャレアルのスタメンは、ディエゴ・ロペス、カプテビラ、ゴンサロ、ゴティン、ハビ・ベンタ、エグレン、イバガサ、ピレス、カニ、ロッシ、ジョレンテ。CL争いとバレンシアダービーが重なった重要な試合。なので、ビジャレアルは現時点でのベストメンバーで試合に臨む。
バレンシアのスタメンは、セサル、アレクシス、マドゥロ、アルビオル、ミゲル、バラハ、マルチェナ、ホアキン、マタ、パブロ・エルナンデス、ビジャ。主力の大量離脱を防ぐためにもCLには是が非でも出たいバレンシア。CLに出ることでクラブのブランド価値も上がるもんね。
■システムのゆがみ
ビジャレアルのシステムは4-1-3-2。エグレンをアンカーにして、左にカニ、中央にピレス、下がり目からイバガサが攻撃をサポートする形であった。怪我によってセナが離脱したことで、ビジャレアルは吹っ切れたかのような攻撃的な布陣で試合に臨むことが多くなった。たいていの場合、攻撃的な選手の守備意識の低さが現象として現れることが多かった。
しかし、今日の試合はうまく攻撃が機能していた。いわゆる選手配置の妙を利用した形となる。バレンシアのシステムは4-2-3-1。いつもどおりの形である。で、バレンシアの特徴として、前と後ろの選手の意識の食い違いが挙げられる。具体的にいうと、前線の4枚と後ろの6枚の間にスペースが出来ることが多い。高い位置で守備をしたい攻撃陣と後ろで守りたい守備陣と。
で、その間のスペースを利用しようと考えたぺジェグリーニ。恐らくマタはバラハたちとビジャレアルの選手を挟み込むような守りはしない。で、ホアキンたちはビジャレアルのSBに気を使うだろうが、恐らくカニやイバガサに気を使わない。自分の担当する選手以上の守備はしないだろうって。
中央にいるバラハとマルチェナをピレスで引き寄せて、カニとイバガサにスペースを与える。で、そこから徐々にバレンシアの守備のバランスを壊していくのがビジャレアルの狙い。オーバーラップするSBの上がりにバレンシアのSHの守備はどうしても遅れるしね。
一番の見ごたえはピレス対マルチェナ&バラハ。抜群のキープ力で2人の注意をひきつけ、ファウルの応酬でカードを誘う潰しあい。特にピレスはやる気満々のようで、守備面でも自陣に戻りまくっていた。CLへの意欲がピレスに運動量をもたらしているのかもしれない。そんなビジャレアルのペースで試合がすすんでいく。
バレンシアの攻撃はかなり落ち着かないものであった。ビジャレアルのボールホルダーへのプレスが良かったのもあるが、ボールの納まる選手が皆無。いわゆる仕掛けられる選手はいるのだけど、的が少ない。なので、一発を狙うプレーが続出。バラハが裏を狙う場面が多かったかなって。
セサルは確実にマドゥロに繋いで、DFラインは問題ないのだけど、やじはりバラハとマルチェナが弱い。途中からバラハはDFラインに割って入ってゲームを作ろうとしていたが、守備が特徴のアレクシスや大人しくなったミゲルがサイドでボールを持っても、あんまり意味はなかった。何よりも、DFラインに入ったバラハはビジャレアルのプレスを嫌がった印象で。。。。
パブロ・エルナンデスのパスやホアキンの強引なドリブルと仕掛けでチャンスを作ろうとするバレンシア。開始直後は中央でホアキンが仕事をしようと必死になっていた。マタはボールを受けるのがうまいけれど、自分からゲームを作る動きをするのは苦手なようで。これだったら、中央をホアキンにしたら面白そうなのだけど。
単発なバレンシアに対して、組織で攻め込むビジャレアルをファウル覚悟で防ぐバレンシア。こんな構図で試合がすすめば、そりゃビジャレアルが先制する。浮いたイバガサスルーパス&ハビベンタのクロスをジョレンテが見事なボレーで先制点を決める。追加点はビジャレアルらしい崩しからまたもキャプテンマークをつけたハビベンタのクロスをまたもジョレンテが頭で押し込んで決まった。
バレンシア終わったと誰もが思ったが、パブロエルナンデスの閃きとビジャの嗅覚によって、何とか前半で反撃ののろしを上げることに成功する。パブロ・エルナンデスは左サイドでも普通にプレーできるようでびっくりした。
後半のバレンシア。そんなに攻め急ぐことはないよってなことで、ボールをキープする場面がちらほら。ビジャもポストプレーを意識し、ドリブラーも縦ではなく中央に仕掛けることで、攻撃の枚数をかけようという意識。
で、ビジャレアルは前半ほど守備に熱心でなくカウンターを狙っている模様。1点差で危ないのだけど、守りきれると判断したのだろう。ただし、バレンシアはそんな変化とともに徐々に攻撃の流れを取り戻していく。
60分にハビベンタ→アンヘル。怪我か疲れかどうしたか。
62分にホアキン→モリエンテス。この交代がはてな。最近のモリエンテスに何を期待しているのだろうか。予想通り、モリエンテスは試合に影響を発揮できていなかった。
66分にカニがとどめの一発。ピレスのフリーランニングにバレンシアの選手はだれもついていけなかった。たぶん、ジョレンテの空けたスペースにピレスが走りこんだんだけど、マークの担当はいちおいアレクシス。でも、アレクシスはアンヘルをみていたわけで、マークの受け渡しが非常に難しい。で、そんなマークの受け渡しの隙間を意図的に狙うビジャレアルのサッカーはやっぱり凄い。選手配置やフリーランニングにネタがあるんだろう。
ただし、前線の流動性や走るサッカーってのはようするにフリーになるための方法だから、いまさらか。2点差がついたことで、ビジャレアルには余裕が生まれ、バレンシアには焦りが生まれる。
デルオルノを入れて、サイド攻撃を活性化させようと試みたけど、ビジャレアルの粘りのディフェンスの前に沈黙。決定機もエグレンの体をはった守備の前にどうしようもない。そんで守りきられて終了。そして、バレンシアのCLへの願いは潰えた。
■独り言
チームの完成度の差が出たのかなって試合だった。やはり同じ監督、会長の下で長くチーム作りを行えるとこうなるのかなと。バレンシアはこれを機にさらに改革して生まれ変わってくれればなと。やはりビジャシルバは放出になるのだろうか。
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ビジャレアル対バレンシア ~ダービーですよ
posted by らいかーると |22:19 |
リーガエスパニョーラ/0809 |
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2009年05月23日
千葉のスタメンは、岡本、青木、ボスナー、池田、坂本、工藤、アレックス、下村、米倉、谷沢、巻。今日は4-4-2の千葉。普段は4-3-3らしい。
横浜のスタメンは、飯蔵、小宮山、中澤、栗原、田中、松田、兵藤、小椋、山瀬、狩野、渡邉。マリノもは4-3-3。松田がアンカーってわくわくするな。
■ボール運び
マリノスのシステムは4-3-3。いわゆるバルサシステム。そして、発展途上のバルサを見ているようだった。CBは無理のきくプレーをしない、SBは組み立てられないので、中盤の兵藤や狩野たちが中盤に降りてきてボールを動かしても、あんまり状況が改善しない切ない状況であった。田中にしても小宮山にしても将来が楽しみな選手で、こういったボールを大切にするサッカーで、成長する可能性はある。
千葉のシステムは4-4-2。4-3-3に変えたマリノス対策の4-4-2だったのではないかと予想。基本的に相手の攻撃を破壊することを前提としている。最初に千葉のFWはマリノスのCBがボールを持っていても寄せない。2人で中央のスペースを潰すことによって、松田経由でボールを運ばせないようにしていた。それでも松田にボールが入ったときは巻が潰しに行っていた。
よって、マリノスはCBから松田経由でボールを運ぶことが出来なかった。なので、CB→SBへってな展開が多く、小宮山と田中はそこから効果的にゲームを組み立てることが出来なかった。さらに、米倉とアレックスがプレスに来るので困った困った。
それでも、アレックスと米倉は、マリノスのSBに前を向かせる余裕を与えていた。SBにボールが入ってから、寄せに行く千葉のSH。インターセプトを狙ったり、前を向かせない激しい守備をすれば、もっと面白いのだけど、そこはリスクマネージメント。
中央からボールを運ばせることをとても嫌がっている千葉。なので、中盤の選手に隙間が出来ないように、中央に密集。よって、サイドへの守備が遅れる場面が出てくるようになる。でも、中央を通されるよりはましだってことで、相手にボールを持たせる戦い方を志向していた千葉。
つまり、新システムで新しい試みをしているマリノスに、がっつり対策をうってきて、しかもかなり守備的な千葉。そりゃ、マリノスは苦労するわなってな前半戦であった。ただし、千葉はボールを奪ってからどうってことのないミスが多く、それでマリノスにチャンスを与える場面がちらほらであった。
千葉の攻撃の中心は谷澤。ひとつひとつのプレーを見ても只者でない感じはある。ロスタイムに巻に通したアウトサイドパスなんてのは彼の才能を証明した場面だろう。仕掛ける役割も任されているようで、充実しているのかな。
マリノスの攻撃の中心は狩野と山瀬。両チームとも国内の選手に任せているのが偉い。単純に外国人がいないだけかもしれないが。山瀬と狩野は流動的に動いて相手のバランスに混乱を加えようとしたり、ボール運びを助けようと尽力していた。
他に気になったのは、マリノスは山瀬、渡邉、狩野と兵藤、小椋の間にスペースが生まれることが多い。よって、千葉の下村、工藤がフリーになる場面がかなりあったような。よって、そこからサイドチェンジをかまされることが多かった。ここは注意。前半は0-0で終わる。
■ラインを下げちゃった
後半のマリノス。序盤は前半のリピートであった。CB→SB→CBで楔のボールが全然入らない。出し手、受け手双方に問題がありそうな予感。で、全然ボールを運べないマリノスに対して、高い集中力でボールを奪いまくる千葉。
そんな千葉はワンチャンスをものにする。仕掛け人はやはり谷澤。サイドでボールを受けた谷澤は強引な個人技でサイドを突破すると、ふわりとしたピンポイントクロス→マァキのヘッドで千葉が先制。すべてが望みどおりにすすんでいく千葉であった。
このままじゃまずいぜよってことで、58分にマリノスはシステムを3バックに変更。その意図は田中と小宮山の位置を上げることだろう。低い位置で組み立てに関わることは苦手でもサイドからは仕掛けることは出来る。そんな適材適所作戦に出るが、いかんせんそこまでボールが運べない悲しい状況であった。マリノスは俺がボールを運ぶんだって意思のある選手がいなそうな感じ。
で、そういう仕事をやってくれそうな選手が交代。60分に山瀬→キムクナン。DF登録だが、FWで出場。背の高い選手で明らかにパワープレー要因である。しかしマリノス。全然放り込まないまま時間だけが過ぎていく。なぜに背の高い選手を入れたか不明。
70分には狩野→坂田。スペースがないのに坂田。直前に狩野はゴールまで良いアイディアを見せたのになってことでもったいなさそうな采配。
このまま千葉が守りきるかと思ったが、徐々に守備時のラインが下がり始める。マリノスのパワープレーによってラインが下がったのではなく、多分ばてたのだろう。マリノスはボール運びに苦労していたわけで、その苦労がなくなると一気にゴール前のチャンスが増えるようになる。特に小宮山の仕掛けが多く見られるようになり、システム変更がいまさら機能するようになった。
で、千葉はそのずるずる下がった状態を修正することなく、時間だけが過ぎていく。交代で良い手がうてそうな気もしたが静観であった。で、引きこもって守りきれるわけもなく小宮山の同点ゴールが生まれる。その前にも松田と中澤の攻撃参加などチームが一体となれたのかなと。
で、試合終了間際にようやくパワープレーを敢行するマリノス。なぜにパワープレー要因を入れた段階でやらないと不思議でしょうがなかったが、まあそんなこともあるだろう。ってなことで、1-1で終了。千葉は1-1が多すぎる気がする。
■独り言
俊輔を受け入れるために、マリノスは姿を変えようとしているのかもしれない。でも、自分たちのあっているスタイルでいいと思うのだが。こういうサッカーも悪くないけど。なんかもったいない。
千葉はちょっと守備的過ぎた。攻撃的にいける選手がいないんだから仕方ないのかもしれない。だったら、最後まで守りきる力がほしいけれど、自分たちから自滅のような形でラインを下げちゃうのは苦しい。
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千葉対マリノスの雑感
posted by らいかーると |18:59 |
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2009年05月21日
ホッフェンハイムのスタメンは、ヒルデブランド、グスタボ、ヴォルサー、コンパー、イベルツベルガー、サリホビッチ、ヴァイス、エドゥアルド、ウェリントン、バ、オバジ。イビセビッチが怪我をしちゃったホッフェンハイム。セネガル、ブラジル、ナイジェリアのスリートップが強力そうである。
バイエルンのスタメンは、ブット、ラーム、デミチェリス、ファンブイテン、ルシオ、ファンボメル、シュバインシュタイガー、ソサ、リベリ、トニ、ポドルスキ。優勝に向けて、勝ち点を落とすわけには行かないドイツの盟主。安定感は出てきたような。
■やっぱりソサとシュバインシュタイガー
ホッフェンハイムのシステムは4-2-1-3。前線の3枚はやっぱり強力であった。特にバ。バといえば、元ミランのフランス人を思い浮かべる人も多いと思う。もちろん、別人だ。フランス出身のセネガル人のバは身体能力もあるし、ボールのないところの動きも非常に洗練されている印象を受けた。走れるドログバみたいな。あんまりポストプレーはしないけれど。
ホッフェンハイムの攻撃の特徴を整理。すべての攻撃はトップ下のエドゥアルドを経由する。小柄の左利きのブラジル人。強いて言うならペーニャに似ているかもしれない。とっても視野が広く優しいパスで低い位置から仕掛けることのできる選手である。つまり、エドゥアルドがボールを持って前を向いたら、一気に動き出す前線の3枚。ポジションは流動性に満ちている。同点ゴールはまさにそんな感じから生まれた。
ビルドアップの場面では、左SBのグスタボが中心となっていた。ただし、バイエルンは前プレを仕掛けて来るチームではないので、全体的にボール運びに苦労している様子は見受けられなかった。簡単にエドゥアルドに預けて、そこから攻撃が始まっていく。大雑把に言うとそんな感じ。
バイエルン対策を言うと、ホッフェンハイムの狙いは左サイド。つまり、バイエルンの右サイド。右SBは今日もルシオ。で、ルシオのSBは不安定と読んだのか、ソサが守備をしないから数的有利を形成しやすいと考えたのか、単純に肥大サイド攻撃が得意だからいつもどおりなのかは不明。ボールに寄せたがるルシオをグスタボで引き出して、その裏のスペースを狙いまくるホッフェンハイムであった。
バイエルンのシステムは謎。相変わらずシュバとソサが試合から消えている。今日もポドルスキとリベリが元気。2人が縦横無尽に動き回ることで、働いていない選手の分までカバーしているのが現状。にしても、リベリのキレのあるドリブルと、ポドルスキーのボールを受ける運動量は異常であった。
バイエルンは引いて守るスタイルなので、相手にボールを運ばせる展開が多くなる。でも、後ろに枚数がいるんだから大丈夫だよねといいたいのだけど、中盤の選手の守備意識が今日は薄い。こっちこも自由に動くエドゥアルドを誰が抑えるのかはっきりせずに仕掛けられ放題の状況であった。前半の間にこの問題は解決されず。
で、ホッフェンハイムの守備。攻撃を仕掛ける時間が多いので、リベリとポドルスキにカウンターをくらう場面がちょこちょこあった。それはしょうがないとして、守備がそうとう弱い。恐らく訓練していないのではないかってぐらい。強力な3トップとエドゥアルドはゾーンを埋めているだけで、後ろに下がらない。なので、実質4-2で守るホッフェンハイム。攻撃が機能していないバイエルンでも決定機を量産できたのはそんな事情。
つまり、両チームとも守備がちょっとひどい。なので、ゴール前でのシーンが多く迫力のある試合となった。で、前半は2-2で終了。バイエルンはポドルスキとリベリの活躍で試合を同点に持ち込む形となった。
■ホッフェンハイムの修正
イベルツベルガ→ファブリ。ウェリントン→ヤンカー。なんと後半の頭から二枚代え。しかも超守備的。やはり、前半のノーガードの打ち合いは望むところではなかったのだろうか。ってことで、システムを4-3-3二変更。トップ下だったエドゥアルドの位置を上げる作戦に出る。
後半のホッフェンハイムはしっかり守ってカウンターの作戦に出る。自陣にたくさんの選手を配置することで、リベリやポドルスキーが活動するスペースを消す作戦を実行。この作戦によって、バイエルンの攻撃の迫力は一気にしょぼいものとなる。
ホッフェンハイムの守備の修正はお見事だったが、さすがに攻撃の枚数が足りないようで、攻撃の迫力はこっちも落ちることとなった。狙われやすくなったエドゥアルドとバだけでは崩せないようで。ただし、PKになりそうな怪しい場面やセットプレーからチャンスは掴んでいたけれど。
で、バイエルンは苦悩。ラームを攻撃参加させたり、ゼロベルトを投入したり、最後にはクローゼを入れたりするのだけど、さあ守ろうぜってなホッフェンハイムの前にゲームを作れる選手がいないのが痛い。相手に決定機を与えることもなかったが、自分たちもなかなか決定機を作れない、前半とはまったく異なった様相で試合が進んでいく。
そんなわけで、ホッフェンハイムにゲームをコントロールされたまま試合終了。これで、優勝が遠ざかってしまったバイエルン。ってか、ブンデスは優勝の勝ち点が少なすぎないかと心配になる。それだけ他のチームが頑張ったのだろう。群雄割拠だって、凄く面白いかなって。
■独り言
ヒルデブランドをホッフェンハイムで発見。いわゆるさらされる状況の多い中で、ヒルデブランドは好セーブを連発していた。攻撃的なチームには良いキーパーがいるとチームを救ってくれる。以前に所属していたチームに戻らなかったのはなぜだ。後はヴァイスもなかなか良かった。ポランスキもそうだけど、ドイツは働ける若手が続々出てtきている気がするぞ。
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ホッフェンハイム対バイエルン ~バ~
posted by らいかーると |08:28 |
バイエルンミュンヘンTV/0809 |
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2009年05月20日
残すところは、残留争いと4位争い。しかし、放送されるのが、4位争いだけとなったリーガ。なので、もうベストイレブンは発表してしまおうと。バルサの総括はCLの後かな。注意点として、今回は後期ってなイメージでお願いします。つまり、年間ではないと。
選考基準はWOWOWが放送した試合で、なおかつ自分が見た試合で活躍した選手。観てもいない選手を評価するのは危険なので。他には、線よりも点での活躍や印象度を重視。要するに独断と偏見で選ばれるものになります。そうはいっても一試合の活躍から選ばれることはないです。多分。
と、いつもの枕詞の後に、前期ベストイレブンをコピペ。前期・ベストイレブンは、ディエゴ・ロペス、ダニエウ・アウベス、プジョル、ウイファルシ、モレッティ、ガゴ、シャビ、マニシェ、ヘスス・ナバス、エトー、シモンでした。
■セサル・サンチェス
対抗はビクトール・バルデス。前期も対抗に上げられたかわいそうなバルデス。バルデスが落っこちた理由はペーニャへのアシストと、セビリア戦のクロスをスルーしたこと。しかも、そんなミスが勝ち点の損失に繋がるんだからついていない。で、セサル・サンチェス。カニサレス以降のバレンシアは様々な事情により停滞した。で、GKもヒルデブランドになったり、レナトになったりといったりきたりで不安定。そんな争いに終止符を打ちそうなのがセサル・サンチェス。
ファンデルサールやレイナのように、足元に優れているわけではないが、GKの基本であるボールをとめる能力において、抜群の実力を証明してみせた。決定機を防いだ数ではなかなかの成績だと思う。多分。
■ダニエウ・アウベス
今季の右SBは全体的に不作。でも、アウベスはやはり凄かった。昨年はザンブロッタを信用しない問題があったが、今季はそんな問題がなくなり、よって、チームのゆがみを消す存在となった。さらに、ベストメンバーがそろわなかったときに、アウベスが無理のきくプレーでチームを救っていたのはとっても印象に残っている。メッシとのコンビも鬼だった。今季の躍進の象徴といっても良い。恐らくアウベスがいなかったら、ここまでぶっちぎる内容や結果は出せなかったのではないかと。なので、CLの決勝が残念残念。
■ピケ
サラゴサでは中盤を任されていたピケ。バルサではCB。徐々にCBに慣れてくると、本領を発揮。マルケスを抑えておけばオッケーってな、バルサ対策を根本から破壊するきっかけとなった。シュクルテルのようにフィジカルを前面に押し出すタイプではないが、カバーリングは上手い。今季の終盤ではプジョルからスタメンを奪いそうな勢いを見せる。個人的にプジョルの奮起に期待したい。
■ペペ
ヘタフェ戦での錯乱がなければ、間違いないのだけど、やっぱりペペ。右SHが守備をしない→セルヒオ・ラモスが引っ張り出される→空いたスペースを特急でカバーリングしまくったペペ。彼がいなくなってから、レアルが崩壊したのは偶然ではないだろうと。SHが守備をすれば、あそこまでひどくなることはなかったなんて指摘はスルー。破格で移籍してきたわけだけど、しっかり試合に出場できれば、その価格に見合ったパフォーマンスをしてくれることを証明したシーズンとなった。
■プジョル
なぜか左SBで選出。ってか、今季はやはり不作。CBはいっぱいいるんだけどなってことで次点のプジョルを選出。選ばれた理由は文句なく様々なポジションをこなしていたから。バックアッパーを受け入れられる立場ではないだろうけど、黙々とこなす姿はちょっと感動的。そんな姿のおかげか、クラシコでは2得点。勝負強さも発揮して見せた。これで、CLでも得点を決めちゃったらMVPでも問題ないと思う。ほめすぎか。
■ラサナ・ディアラ
めちゃくちゃ懐疑的に見られていたけど、管理人は信じていた。ポーツマスでのプレーぶりを。で、ラサナ以降のレアルは快進撃を続ける。ラサナが出た試合はほとんど負けなしってのが凄い。キャプテン翼か。潰せるし繋げるしってことで、完全な万能型。アーセナルやチェルシーでは居場所がなかったけれど、ようやく自分の居場所を見つけたかなって。ってか、セスクの相方に最高な気がするんだけどね。
■シルバ
バレンシアのサッカーの質を一人で支えていたのではないかという疑惑なシルバ。アトレチコ戦でのバレンシアは本当にひどかったし。クーマン時代に中盤の中央にコンバートされてから、良くぞここまで成長したと思う。相手のギャップでボールを受ける能力、ボールを受けた後の多彩な仕掛け、サイドに流れても勝負ができるってことで争奪戦は間違いなし。イニエスタがほしいチームはシルバを買い付けに行けばよい。バルサにいったら、、さらに異次元なチームになると思う。
■デ・ラ・ペーニャ
お前の趣味じゃないかってな突っ込みは置いておいて。無敵といわれたバルサを滅ぼしたのがペーニャ。あの2得点は偉大すぎる。その後も降格圏にいたエスパニョールの順位をぐいぐい引き上げる中心的な役割を担う。変態的なパスも健在だが、ボールを受ける寸前に相手から離れる動きはみんな真似しよう。気の利いた動きをさせれば実に素晴らしい選手である。さらに、最近は前プレのスイッチにもなっている。彼に何があったのだろうか。
■イニエスタ
バルサの無敵感をさらにレベルアップさせた張本人。リーガの中では恐ろしい評価を受けていたけど、世界的にはどうなんだろう、、、みたいな感じだったが、CLでの活躍で完全にブレイク。特徴はスペースを見つける目、世界で数少ないボールを運べるドリブル力、チームの必要としている場所に躊躇なく移動できる決断力などなど。適正ポジションが議論されているが、管理人は3トップのウイングで好き勝手にやらせたほうが良いと思っている。中盤で彼の動きに意外性をなくすのはちょっとなって。
■ロッベン
健康なロッベンはクリロナやメッシをも凌駕する、、、なんていわれたロッベン。後半戦のレアルの原動力となったのは間違いなくロッベンで、何度も独力で試合を壊していた。守備をしない弱点をもっているので、諸刃の剣となっているが、彼が守備をしなくてもいい戦術を考えてほしかったなと感じている。ただ、ロッベンとメッシのドリブルは何か似ている気がする。あのアウトサイドの切り返しをみんなまねしよう。いや、本当に健康なロッベンは凄かった。
■フォルラン
監督交代により、中盤でのプレーを余儀なくされたが難なくこなしていた。ビジャレアル→アトレチコと活動の舞台を落としてもまったく衰えることのないパフォーマンス。ポストプレーもできるし、中盤で試合も作れるし、サイドからドリブルで仕掛けられるしってな真の万能型。アグエロがいまいちアトレチコを捨てきれないのはフォルランとのコンビが楽しいからかもしれない。ちなみに最大の武器は左足のミドル。彼は両利きなのかな。
整理すると、セサル、アウベス、ピケ、ペペ、プジョル、ラサナ、シルバ、ペーニャ、イニエスタ、ロッベン、フォルラン。今回も強そうである。レナト、ラウールとメッシはいれたかったけど、しょうがない。後はイバガサ。ちなみに今後が期待の選手は、ペロッティ(セビリア)、パレハ(エスパニョール)、ロマン・マルティネス(エスパニョール)、ホナタン・ペレイラ(ラシン)くらいかな。
■独り言
というわけで、ビッククラブばっかりの選出となりました。実に面白くない。でも、今季は中堅クラブがちょっと面白くなかった。シュスタ×ヘタフェ、マルセリーノ×レクレ、ウナイエメリ×アルメリアの系譜をつぐチームがなかったような。バジャドリッドも上記ほどのパフォーマンスをしていた記憶はない。ビッククラブ以外では、、、、エスパニョールくらいかな。
論理的なジャイアントキリングがリーガの醍醐味だと思っているので、来年はそういうのが起きてほしいなと。ひとまず、マルセリーノ×サラゴサにはぜひ上がってきてほしい。
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リーガ・後半戦のベストイレブンを決めよう。
posted by らいかーると |20:00 |
新企画やベストイレブンなどなど |
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2009年05月18日
バイエルンのスタメンは、ブット、ラーム、デミチェリス、ルシオ、ファンブイテン、ファンボメル、ソサ、リベリ、シュバインシュタイガー、ポドルスキ、トニ。かなり久々のバイエルン。予想通り、クリンスマンが解任されて、今度はAZで名声を高めたファンハールだってさ。個人的には楽しみである。でも、来季も放送があるのかどうか。
レバークーゼンのスタメンは、アドラー、カドレツ、シンキービッツ、フリードリヒ、カストロ、ロルフェス、クロース、ビダル、アウグスト、キースリンク、ヘルメス。このクロースはあのバイエルンのクロースだろうか。実はまだまだ優勝が決まりそうにないブンデスリーグ。フジテレビNEXTが妙に放送しているんだよね。もちろん、みられないけれど。
■新生バイエルン
レバークーゼンのシステムは4-1-3-2。前プレのチームかなと思っていたが決してそんなこともなかった。FWの2枚はバイエルンのCBへプレスに行かない。その代わりに中央からはボールを運ばせない守備を行っていた。で、バイエルンのCB→SBへってな展開が非常に多くなる試合となった。もともとファンボメルがそんなにボールを受けたがらない要素もあって、その流れに拍車がかかる。
で、レバークーゼンからすると、このバイエルンのSBでボールを奪うのがひとつ。もうひとつはそれでも強引に中央突破を狙ったバイエルンをFWとMFで挟み込んで奪っちゃえみたいな。中央でボールを奪う狙いはお見事だったけど、サイドでボールを奪うのはちょっと、、、、みたいな感じであった。
ゼロベルトがいないことから、小難しいチャレンジをしなくなったバイエルン。単純にサイドにボールを運んでいくと、右からはルシオが、左からはリベリがボールを運んでいった。右SBのルシオ。対面の相手がクロースだってこともあって、優位に立つことが出来ていた。クロースに抜かれることはあっても、ボールを奪われることはあるまい。ちなみに、リベリが独走しちゃうので、ラームの出番はほとんどなかった。
バイエルンのシステムは不明。強引に表現すれば、4-1-3-2で、レバークーゼンと一緒ってことなのだろう。クリンスマン時代と比べると、ボールを大切にするけれど、いざとなったら安全策みたいなサッカーになっていた。ちなみに、クリンスマン時代は空っぽであった。
選手起用で行くと、ポドルスキが活き活きしているのが最大の違い。トニをポストマンとして、何度もお互いの連携で相手を崩そうと試みていた。クローゼが怪我をしている間に、新監督から信頼を得たのかもしれない。
シュバインシュタイガーは相変わらずであった。流れの中ではまったく姿を現さない。ついでに、右サイドのソサもテレビに映ったか怪しいレベルであった。はっきりいって、11人で戦っているのかバイエルンみたいな。なので、目立つのは徹底してリベリ。左サイドから仕掛けさせたら、世界でも有数である。ファーガソンがギグスの後継者に考えているのもつくづく納得である。
まとめると、バイエルンの攻撃はリベリの特攻、右サイドからルシオの組み立てで最後に絡んでくるトニとポドルスキみたいな感じで。個々の能力は高いけれど、攻撃に厚みがあるとか迫力があるとかいった雰囲気はなかった。それでも、リベリのドリブルは鬼だったけれど。
そんでレバークーゼン。ボールを奪ってからの速攻がメイン。ここはバイエルンのホームスタジアムだもん、アウェーの戦い方だいってなことで。基本的には左サイドから仕掛けて、右サイドでフィニッシュに持ち込むのがうまいのかもしれない。右サイドのアウグストのスピードは魅力。ただし、試合が膠着していることもあって、リスクをかけた攻撃はあまり見られなかった。
恐らくの予想になるが、レバークーゼンの攻撃は前線の選手がフリーランニングでスペースを空ける→そのスペースに走りこんでくる→で、さらにってな感じでどんどん攻撃参加させるようなイメージ。チーム全体が試合の状況やスペースの変化を判断してゾーンを飛び出す決断をするのかなって。FWの機動力の多さに目を引かれる前半であった。ちなみに、クロースは厳しいチェックに苦しんでいた。フィジカルが弱いのか、バイエルンの選手が意識的に潰していたのかは不明。
全員で戦っているレバークーゼンのほうが優位に前半を進めるものの、バイエルンの守備も組織力が増していて、スコアレスで終了。下手に前で守る意識がなくなったのかな。シュバインシュタイガーも守備で貢献していた。
で、後半になると、バイエルンのカウンターが炸裂。レバークーゼンは攻撃的なカスケロが飛び出したスペースをリベリ→ポドルスキに使われてフィニッシュはゴールに愛されたトニによって生まれる。
よりにもよって、最初の飛び出しで結果を持っていかれてしまうのかよってなレバークーゼン。このあともリスクを犯して攻撃を仕掛けるが、スピード豊かなリベリやポドルスキにスペースを使われて、2点目、3点目を効率よく奪って試合が終了。
レバークーゼンからすると、もっと高い位置でボールを奪いたかったけれど、ルシオが厄介だった。そして、バイエルンがあんまりボール運びにこだわらなかったことから自分たちで攻め込む→カウンターをくらう循環の前に沈んだ模様。
新監督のバイエルンは、ポドルスキの復活やより現実的なサッカーを志向することで、そんじゃそこりゃの相手に負けなそうなイメージ。サッカーはそんなに面白くないけど、クリンスマン時代の空っぽに比べれば、数段に増し。でも、強豪には通用しなそうなイメージで。残りの2試合が楽しみである。
■独り言
インテル、ユナイテッド、バルセロナと優勝が決まっていく中で、団子状態であろうブンデスリーグ。内容を求めるチームも増えてきていて、もっと評価されてもいいんじゃないかと。UEFAカップでは結果も出ているようだし。もっと見やすい環境になってくれないものかと。サッカーセットに入るとか。
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バイエルン対レバークーゼン ~ポドルスキの復活~
posted by らいかーると |15:38 |
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2009年05月18日
アトレチコのスタメンは、レオフランコ、ペルニア、ドミンゲス、パブロ、ウイファルシ、ラウガル、アスンソン、シモン、マキシ、アグエロ、フォルラン。ハイティンハとペレアが累積で出場停止。CLげの出場権をかけたまさに決闘。
バレンシアのスタメンは、セサル、アレクシス、マドゥロ、アルビオル、ミゲル、アルベルダ、バラハ、エドゥ、マタ、パブロ・エルナンデス、ビジャ。こっちはシルバが怪我。試合を見るまでシステムの断言は出来ない。つまり、ちょっとスクランブル。消化試合が増える中で、モチベーションの高い試合を期待。
■象徴
確かにテンションの高い試合ではあった。結果を分けたのは不在の選手の穴を埋める戦術と代役の活躍といったところだろう。バレンシアはシルバが不在。ついでにマルチェナも累積ってことで、システムが4-3-3であった。前線は左からマタ、ビジャ、パブロ・エルナンデス。若手のマタとパブロエルナンデスは周りとの連携から試合を壊しにかかるタイプの選手で、シルバやホアキンのように無理が効けるほどの能力はまだない。
肝心の中盤の構成はアルベルダが守備的で、バラハとエドゥが攻撃を担うイメージであった。ビジャの後ろの位置でボールを受けて起点となれるシルバの代役をそのままこなせる選手はいない。だったら、そこの人数を増やして解決しよう作戦。試合の流れによっては、アルベルダの横にバラハを置いて守備のことも忘れないよってなバランス感覚なんだと思う。
もう少し具体的にいうと、ボールを支配することが出来れば、バラハの位置を上げて前線でボールを受ける選手の枚数を増やそうと。押し込まれる時間帯はバラハの位置を下げて、後ろで守備ブロックを作ろうと。そんなバラハのバランス感覚に期待して試合に取り組んだウナイエメリのバレンシア。
次にペレアとハイティンハのいないアトレチコ。ウイファルシがまさかのSBで、CBはユース出身のドミンゲスとパブロのコンビであった。ちなみに、フィオレンティーナ時代にウイファルシはSBの経験があったらしい。結論から言うと、ウイファルシのSBはセルヒオラモスばりのポテンシャルを見せ付けた。CBとSBをここまで高いレベルでこなせる選手は久々にみたような。
で、アトレチコ。繋げるCBで今季はイメチェンを計ったが、ドミンゲスたちでは無理だよってことで、徹底的に飛ばしのサッカーに回顧することになる。至って論理的な判断。さらに、バレンシアの弱点である後ろの選手の相対的な弱さに自分たちのスペシャルな前線の選手を徹底的にぶつけることを決断。
つまり、アトレチコは徹底的な前からの鬼プレスによって、バレンシアにボールを持つ余裕を与えなかった。さらに、アトレチコは常に高いDFラインを引くことで、ビジャたちの裏への飛び出しへのケアを行った。危険な場面も多々あったが、オフサイドが連発したのはアトレチコのDFラインが非常に集中していた証拠である。
そんなアトレチコの前に、ボールを支配できないバレンシア。攻撃は単調極まりないものになり、さらにバラハは守備に追われ、エドゥの頭上をボールが行きかう予想された展開とはまったく異なるものとなってしまった。
思うに、ウナイエメリはシルバの穴を埋めることに尽力で終わり、レシーノは穴を埋めることは当たり前として、さらにその先のバレンシア対策まで準備を行っていた。そんな準備の差が試合内容に差をつけることとなる。ついでにここはビセンテ・カルデロン劇場。圧倒的に押し込んだアトレチコが怪しいPKをもらうのもなんだか必然的なような気がして。
で、そんなうまくいかないバレンシアを支えたのがDFラインとセサル。特にセサルはスーパーセーブを連発。大差がついてもおかしくない試合だったが、セサルたちの粘りはCLへの執着心を表しているようで。そんな後ろの奮闘に答えたい前線の選手たちだけど、いかんせん3枚では無理。
後半になると、ホアキンとか出てくるのだけど、バレンシアは攻撃を繋いでくれるシルバの穴を最後まで埋めることができなかった。モリエンテスを出しても状況は変わらずってよりは、モリエンテスの役割もなんだか不明瞭で監督が仕事をしていない様子。ちょっとチーム内での力関係が心配。エメリのやりたいサッカーが出来ているのかなみたいな。
で、アトレチコは後半も猛攻なのだけど、やはり中盤の攻撃参加がゆるい。フォルランに仕事を任せすぎで、来季は誰を獲得するのか非常に楽しみである。
そんなわけで、前半のPKで得た先制点が決勝点で試合が終了する。論理的にもスタッツ的にもアトレチコが勝つべく試合だったと思う。
ただし、両チームともボール運びがかなり雑であった。ま、前線にスーパーな選手がいるので、それでもどうにかなっちゃうのが凄いけれど。そういう意味でも両チームの今季を象徴するかのような試合だった。バレンシアは後ろの選手たちの能力が、アトレチコは中盤のボランチの仕事のできが心配心配。
■独り言
続々と優勝が決まる中で、消化試合が増える昨今。真剣勝負を探すのが精一杯。で、その真剣勝負も内容が切なかったりする今の時期が苦手だ。
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http://www.plus-blog.sportsnavi.com/josepgualdiola/article/664
アトレチコ対バレンシアの雑感
posted by らいかーると |10:47 |
リーガエスパニョーラ/0809 |
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