2008年12月30日
ユナイテッドのスタメンは、ファンデルサール、ラファエル、エバンス、ビディッチ、オシェイ、パクチソン、フレッチャー、キャリック、ロナウド、ベルバトフ、ルーニー。久々のユナイテッド。ラファエルやエバンスやフレッチャーなどなど、いい意味で期待を裏切っている選手が多いような。
ミドルスブラのスタメンは、ターンブル、ベイツ、リゴット、ウィーター、ポガテッツ、オニール、アルカ、ダウニング、アリアディエール、トゥンジャイ、アフォンソ・アウベス。もしかしたら今季は初めて見るかも。前線は豪華な選手がずらり。7試合勝利していないそうなので、攻守のバランスが悪いのかなとか、攻撃が結果を出していないんだろうってな予想。
■ミドルスブラだよ。
ミドルスブラのシステムは4-5-1。別に4-1-4-1でも良い。左サイドにトゥンジャイがいて、ダウニングは中央にいた。ただし、攻撃の場面はトゥンジャイが中に入っていくので、空いた左サイドをダウニングが使う仕様になっている。ダウニングをフリーにするための方法なのか、守備のためなのかは不明。最初から逆にしたほうが面白そうな気配はある。だって、ダウニングの体のキレがよさそうなので、ラファエルと勝負させても勝ちそううじゃんか。
で、ミドルスブラの調子の悪さの原因は守備なんだろうってな試合内容だった。選手間で守備意識がばらばら。対面のボールホルダに対して鬼プレスを見せる選手もいれば、何もせずにボーっとしている選手もいる。そのため、守備にむらっけがありすぎて、奮闘している選手を見殺しにする場面が多数。そうなれば、がんばっている選手も走らなくなる。
次にボールの奪いどころが完全に謎。DFとMFで挟み込むのか、相手の攻撃をどこに追い込むのか、誰にボールを持たせるのか、ボールを奪ったとはどうするのかなどなどが完全に不明確。多分、監督が明確な指示をしていないのだろう。ボールを奪えるチャンスがあったら、とにかく突っ込め、周りの選手は突っ込んだ選手に遅れるなみたいな。つまり、がんばる選手に周りがついていければユナイテッドの組み立てをあわてさせることもできたけど、そういう場面は序盤だけだった。
最後にDFラインの中途半端な高さ。前で守る気持ちだけはあるようで、DFもMFも中途半端な高いラインを維持していた。もちろん、ボールホルダーへのプレスはしない。で、DFとMFの間でボールを挟み込む気持ちもないようで、裏に蹴られたり、楔でボールを受けられたり、ユナイテッドのやりたい放題であった。さっさと引きこもってブロックを形成すればいいのに、前で耐えるミドルスブラ。これはひどい。
疲労のたまっているであろうユナイテッドからすると、願ったり叶ったりの相手であった。ボール運びにも苦労しないし、やりたい放題。序盤こそ苦労したが、15分以降は試合を支配していた。ってか、中央が自由すぎてフレッチャーが戸惑っていた。エバンスはパスに自信があるようだけど、いまいち、周りとかみ合っていなかった。おそらく、時間が解決するだろう。
今日のユナイテッドで面白かったのは、中央のスペースの使い方。FWがサイドに流れて、SHが中でボールを受ける形が前半の終了間際まで見られなかった。中央はルーニーとベルバトフを縦関係にしてアタック。パクチソンが左サイドから仕掛けてチャンスを量産していた。誤算はロナウドがシュートをはずしまくったことだろう。本人もいらついていた。今日は入らないぜみたいな。
ただし、前半の終了間際の点を取りに行った場面で見られたって事は、今のところはポジションチェンジアタックのほうが、破壊力が強いって選手たちが感じているのかもしれない。それでも、中央をFWで使うのも攻撃の幅を広げるためには重要。
他に気になったのはラファエル。対面のトゥンジャイが完全に空気だったので、自由にプレーしていた。得意のドリブルでなく浮きだまで楔のボールを入れるなどパスセンスを発揮していた。この調子で試合に出場できれば、恐ろしく成長するのだろうな。ミドルスブラはこのラファエル君に誰をぶつけるかを考えないと前半のエンドレスリピートになる恐れがある。前半は0-0。
後半も流れは変わらないかなって思っていたが、ミドルスブラが反抗を試みる。攻撃の中心はダウニングとアリアディエール。前半は空気だったアリアディエール。前半にはなかったボールの収まりどころができて、攻撃に厚みを加えることができた。
攻撃参加する時間ができたので、後ろから選手が攻めあがってくるミドルスブラ。すると、オニールも存在感を示し始めて、攻撃に迫力を増していく。しかし、アフォンソ・アウベスは蚊帳の外であった。前半におとりの動きで裏へ飛び出し場面のアウベスは見事だったが、ポストプレーは苦手なのだろうか。ミドルスブラのサッカーは点を取ることだけでなく、組み立てに絡むことも必要とされそうなので、ちょっと苦労しそう。
にしても、ダウニングの仕事量が多い。組み立て、散らし、ペースチェンジ、前線への飛び出し、ドリブルでの仕掛けと何でも屋だった。評判は聞いていたけど、ここまでいろいろやっている選手だとは思わなかった。いろいろなプレーができるほうが成長もするだろうでいいけど。
相手が前に出てきたことで、スペースのできるユナイテッド。チャンスを量産していくが、パクチソンがはずしまくる。チャンスに絡む嗅覚はすごいが、本当に決定力がない。パクチソンが外した後に微笑む観客が面白かった。
そんなミドルスブラをこじ開けたのがベルバトフ。今日もいちいちうまいベルバトフだったが、ゴール前でのこぼれだまをカンフーキックっぽく蹴りこんでゴール。
で、この得点の前にネビル兄とスコールズが登場。おそらく試合を落ち着けて、確実に点を取りにいったんだろうと思う。でも、前への圧力が強いユナイテッド。落ち着けることで、圧力が落ちたら切ない。両者を共存させたら最強になるのだろうな。
■独り言
ダウニングが非常に良かった。で、プレミアはちょっと冬休み何だなって思ったら、FAやカーリングカップがあるんだねと。がんばってください。
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ユナイテッド対ミドルスブラの雑感
posted by らいかーると |09:27 |
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2008年12月27日
アストンビラのスタメンは、フリーデル、レオコーカー、デイビス、ナイト、ルーク・ヤング、ペトロフ、シドウェル、バリー、ミルナー、アシュリー・ヤング、アグボンラホール。チームとしての守備のレベルは高い。恐らく中堅のプレミアどころでは、なかなか崩せないのではないかと。でも、相手はアーセナル。ビック4争いの始まり。
アーセナルのスタメンは、アルムニア、サニャ、ギャラス、コロ、シルベストル、エブエ、デニウソン、ソング、ディアビ、ナスリ、ファンペルシ。アデバヨールは累積ってことで、ファンペルシーに期待がかかりまっせ。
■ボールがもてないぞ
前節でアーセナルが経験したもの。それは、セスク抜き&10人で戦うものだった。今日はセスク抜きで11人で戦う。ついでに、アデバヨールもいない。さらにいうと、ジュルーが試合の前に怪我をしたらしい。相手もカリューや前節で好プレーを連発していたクエージャルがいない。
アストンビラのシステムは4-1-4-1。全員で守備を行う。その組織のレベルは非常に高い。中央でボールを持っている選手にはシドウェルとバリーが襲い掛かり、ペトロフがカバーリングを行っている。サイドの守備はサイドの選手が当たり前のように行う。
ハードワークをいとわないチームに対して、攻撃を組み立てるのは非常に困難である。普段からポゼッションに親しんでいないと、ビラの守備の前にロングボールを蹴るだけか、ただ相手にボールを渡すことを繰り返すことになってしまうかもしれない。そんなアストンビラに対して、ウェストハムが試合を支配できたのは、前線のポジションチェンジがうまくはまったからだろう。ただし、ウェストハムはボールを運んだ後に難があった。
でもさ、ロングボールがおさまれば、ビラ相手に戦うことも難しくないはずだ。でもさ、ビラにはラウルセンがいる。ウェストハム戦では空中戦で強さを発揮していた。でもさ、今日はラウルセンがいない。でもさ、代わりのナイトは198センチで、相手はファンペルシーだよ。
序盤は圧倒的なビラペースであった。堅固な守備から相手のミスを誘うと一気に攻撃開始。両SBを積極的に上げて、数的不利にならないように攻撃を何度も仕掛けていた。困ったらサイドからクロス。ワントップなので、中央に枚数が足りなくなりがちだが、シドウェルとバリーを飛び込ませることで、その問題を解決していた。
また、サイドで数的有利を作れるので、攻撃を急ぐ必要がない→シドウェルたちがゴール前に上がる時間を稼げるので、攻撃がうまくはまっていた。強いて言うならば、中央突破が本当に少ない。狭いところを通すなど、中央攻撃があれば、サイド攻撃ももっとはまるのではないかなって。
そんなビラの守備とサイド攻撃の前になすすべないアーセナル。ファンペルシーにハイボールを蹴ってもしょうがないし、繋いで進もうにもボールが落ち着くかないので、SBが上がるタイミングがない→ピッチを広く使えないで相手のプレスにさらされやすくなる現象がおきていた。
ボールの落ち着きどころはディアビやナスリが期待されていたのだろうけど、ディアビは相手に潰され、ナスリは仕掛けることに神経を集中させているように見えた。あえて言うならば、低いボールを何度もマイボールにしているファンペルシーくらいであった。1人だけ好調を維持しているようで。
予想外のところでボールを奪われる→攻守に切り替えがうまくいかない→相手に簡単にボールを運ばれる→低い位置でボールを奪い返す→予想外のところで~の繰り返しであったアーセナル。そんな状況を打開しようと、ソングが攻守の切り替えの場面でファウルを辞さないプレーをしていたが、2回目でイエロー。ついでに怪我をしたようで、前半の終了間際にラムジーと交代したソングであった。
相方のデニウソン。サイドに散らしても奪われるし、楔のボールを通すのはそんなに得意でないってことで、かなり苦労していた。試合を見ていて感じたのは、パスで味方を動かすよりも、パス&ゴーで攻撃に勢いをつけるほうが得意なのかなって。フリーなサイドの選手に出して、縦に抜けるみたいな。
そんなデニウソングの苦労を尻目に、ビラが決定機を量産していく。開始直後にCKからポスト直撃→エリア外からの強烈なミドル→アグボンのドリブルシュート、ミルナーの裏への飛び出し→デイビスの振り向きざまのシュートがポストに直撃、多分アグボンのヘディングをサニャがゴールラインすれすれでオーバーヘッドクリアーなどなど。
覚えている限りでこれである。久々のコロもびっくり。サイドからクロスを浴びせられるは、セカンドボールはシドウェルたちに拾われるわで散々であった。それでも前半を0で追われたのはアルムニアのスーパーセーブで間違いない。今日は当っているぞアルムニア。
こんな展開なのに、先制点はアーセナル。相手の足が止まり始めた37分過ぎからアーセナルはボールを持てるようになる。相手がプレスに来るのが遅いんだもん。その間にサニャたちがサイドに張り出してピッチを広く使った攻撃が可能となった。
で、先制点が生まれる。ワンツーを試みたデニウソン。しかし、受け手のディアビがレオコーカーに奪われる→ただ、ボールを奪われる前にディアビに接近していたことが絶妙の攻守の切り替えとなる。ボールを奪ったデニウソンは左足を振りぬいて先制点を決めた。必然か偶然かっていったら偶然。ただ、パス出したあとに走るのは重要だね。
■死力を尽くした後半戦
後半になってもビラは姿勢を変えない、、、ように見えた。バリーの飛び出しは本当に見事で、ただしそのクロスの雑さがアーセナルのカウンターに繋がる。こぼれだまをディアビが持ち味を始めて発揮し、カウンターの起点となった。なぜにビラの守備があんなにいなかったのはか不思議だが、痛いダメージである。ゴールはディアビ。起点になって、ゴールも決めちゃったディアビだった。48分の早すぎる追加点。
54分にファンペルシーがポスト直撃のシュートを放つ。DFラインからサイドに流れてボールを引き出したファンペルシー。で、逆サイドに展開→サニャが攻撃参加する時間は十分。で、アーセナルパス回しが展開されて、最後はファンペルシー。
きっちりとしたゾーン配分をするアストンビラは、ゾーンを越えた動きに弱いのかなという印象。2-0になってからは、アーセナルの時間帯が続いた。ビラはプレスが弱まっているのに、中盤の位置は高いという危険なシステムに落ち着いていた。これは仕様なのか、疲労なのか不明。
しかし、64分。アグボンの罠にはまったギャラスがPKを与えてしまう。悲しみのギャラス。これをバリーが落ち着いて決めて2-1。
で、大切なのは残り時間のすごし方。アーセナルはリードしていて、復活したビラの前に試合を支配できるわけもないけど、そこのチャレンジすべきだったかなと思う。守りにはいって、ロングカウンターを仕掛けられる人材がいないので。
最後には相手の攻撃の前に屈し、ロスタイムにナイトに決められて2-2で終了でした。でも、よく引き分けたと思う。
■独り言
アーセナルのパス回しに欠かせないのがボールのないところの動き。もっというと、ボールをもらう動き。それが全体的に少ないんで内科と思った。チームが機能していれば、ボールをもらったあとに責任逃れのパスを選択しなければならないことはないので、みんなが気合を入れて動く。そういう場面もちらほらあるのだけど、最近のアーセナルは選手同士の信頼感がちょっとあやしいのかなって。ゆっくりと歯車がかみ合っていかなくなっているのが杞憂だったらいいんだけど。
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アストンビラ対アーセナル ~最後に笑うのは~
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2008年12月25日
ウェストハムのスタメンは、グリーン、ニール、ダベンポート、アプソン、イルング、コリソン、パーカー、ノーブル、ベーラミ、コール、ベラミー。ウェストハムは久々だなあ。ノーブルとパーカーが楽しみだな。ベラミーとベーラミとか紛らわしいなあ。
アストンビラのスタメンは、フリーデル、クエージャル、デイビス、ラウルセン、ルーク・ヤング、ミルナー、シドウェル、バリー、ペトロフ、アシュリー・ヤング、アグボンラホール。レオ・コーカーは控えのようで。目下、絶好調らしい。
■ゾラが監督です
ウェストハムのシステムは4-4-2。ザ・プレミアスタイル。監督がゾラ。就任直後は2連勝したらしいが、その後は不調らしい。この試合でもその不調振りが目に付いた。フォーベルやダイアーやエザリントンが出ていないSHがどうも弱い。
ノーブルとパーカーはゲームに絡もうとする意欲が高い。特にパーカーは姿勢が良い。DFラインからボールを引き出して、ゲームを組み立てようとするが、どうもうまくいかない。アストンビラの守備が良いからって理由もあるのだろうけど、周りの選手の動きがすこぶる悪い。
SHの選手はまれに中央でボールを受けることもあったが、基本的には自分のゾーンでボールを待っていた。守備のときにアシュリー・ヤングやミルナーを抑える役割を同時に担っているので、守備のときに自分のゾーンにいないことはさけたい。そんな姿勢が攻撃の足かせとなりました。
アストンビラのシステムは4-1-4-1。バリーとシドウェルが積極的にノーブルたちを潰しに行く。ただし、深追いは厳禁のようで、自分たちのプレス開始ラインまではじっと我慢していた。アグボンとバリーたちで挟み込む形は見られなかった。ま、必要もなかったろうけど。
高い位置からの守備でボールを奪うよりは、相手に試合を組み立てさせない→ミスを狙う形がアストンビラの守備であった。強引なプレスをかけて抜かれるリスクを背負うよりも、前にボールを展開させない守備をすることで相手を精神的に追い詰めていく作戦である。さらに、前に展開されそうになったら、素早く自陣に引いて守備ブロックを形成。で、カウンターに備える。ずいぶんと守備を重視したチームだなという印象。カウンター歓迎なだけかもしれないけれど。
さて、そんなアストンビラの守備の前に、ちっともゲームを組み立てれらないウェストハム。それでも、しゃかりきにボールを奪いに来るわけではないので、危機的状況には陥らなかった。たまには前線にパスを通せる。サイドに散らしても、サイドの選手が何かできるわけでもないので、苦しい時間が続いていく。それでもポゼッション率は高いはず。
ボールを奪うアストンビラは基本的に速攻がメイン。アシュリーヤングとアグボンの足が速いってのもあるのだろう。ただし、攻撃を遅らせることもできて、SBを上がらせてピッチを広く使った展開もできるようだった。しかし、あんまりやらなかった。サイドからのクロスとか、中央を強引にわるとかはあまり得意でないようで。クエージャルは面白い選手だった。本職はCBらしいけど、立派にSBをこなしていた。
ボールは持てど、攻撃がうまくいかないアストンビラ。たまにコールまでボールが届くものの、コールがボールを保持してくれないので困った状態。それを脱する手段がベラミーを走らせる。以上であった。元気なベラミーは中央から相手の裏を取ったり、サイドから相手の裏を取ったりと元気満々。裏を取られる状況を嫌がって、ビラが下がって守備を固める決断がちょっと早かったのかもしれない。
そんなウェストハムの攻撃をフリーデルが見事に防ぐと、ビラもカウンターからチャンスを作っていく。最大のチャンスはパーカーのスルーパスをアシュリーヤングが外した場面だろう。チームが機能していないと、あんなパスミスも出るのだろうと実感。
両チームのキーパーの奮闘もあり、前半は0-0。このままだと、個人技に秀でるビラが先制しそうな予感。それとも、ベラミーが意地を見せるか。まさかの采配が見られるか。果たして。
■まさに運か
56分にベーラミ→ボウヤー。ボウヤーとベラミーがそろったチームなんだな。練習が怖いぞ。クエージャル→レオコーカー。クエージャルは怪我をしてしまった。で、ウェストハムの元キャプテンはブーイングで迎えられた。
77分にミルナーのクロスが相手に当ってゴール。カウンターの流れで、左サイドに流れたミルナー。サイドステップでクロスの隙を作ったミルナー。幸運なゴールでしたと。で、試合は1-0で終了でした。アストンビラが勢いのまま勝利。
しかし、後半のウェストハムはすばらしかった。もしかしたら最初から後半勝負って考えだったのかもしれない。SHとコールの位置を柔軟に変えて徹底的に相手を攻め立てた。ポジションを降りたコールにボールがおさまるので、ウェストハムの攻撃はスピードを増した。
そしてボウヤー。相手のDFとMFの間でボールを受けてアタックした場面。この時間帯くらいから、アストンビラは完全に混乱した状態に陥った。前で守るのか、後ろで守るのか。SBも上げてきたウェストハムに対して、アシュリーヤングも守備に参加したビラ。攻撃はアグボンのみになってしまい、今度はアグボンにボールがおさまらない逆の展開へ。
で、ウェストハムの猛攻が続いたのだけど、ラウルセンの高さとフリーデルの安定性に前にゴールが遠いウェストハム。ビラが引いて守ったので、ベラミーの大好きなスペースがなくなったは仕方ないけれど、こういうときはセットプレーを狙いにいくべきなのかな。
カウンターのワンチャンスをビラがものにしちゃった試合でした。しかも、得点場面が不運なものでで、ウェストハムからするとやるせない試合でした。
■独り言
アストンビラの全盛期は終わったのか、それとも疲れているだけなのかどっちなのか。ただ、次がアーセナル戦なので、がんばってくれそうである。
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ウェストハム対アストン・ビラ ~肉でも魚でもない~
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2008年12月24日
アーセナルのスタメンは、アルムニア、サニャ、ジュルー、ギャラス、クリシー、デニウソン、セスク、ソング、ナスリ、アデバヨール、ファンペルシ。ロシツキーが本当に帰ってこないな。さすがに冬に補強するのだろうか。昨年に比べると、立派なサッカーをやっているわけではないアーセナルであった。でも、強豪には強い。
リバプールのスタメンは、レイナ、アルベロア、キャラガー、アッガー、インスア、ルーカス、シャビアロンソ、カイト、リエラ、ジェラード、キーン。こっちはトーレスが帰ってこない。そしてキーンに付きまとうバッシング。だったら、バベルをFWで使ってみれば良いのだけど、やったのかはわからない。
今日からプレミア特集です。てかプレミアしかやってないもんね。
■リスクをかけたくないリバプールと普段着のアーセナル
しばらく見ない間に、ファンペルシーとデニウソンが試合に絡めるようになっていて驚いた。怪我をする前のファンペルシーはアーセナルのリーダーになっていくものだと思っていたが、その座をセスクに奪われて、何ともいえないレベルの選手に落ち込んでいたのは懐かしい記憶。デニウソンもうまいんだけど、スタメンをはるには一回り能力が足りないとか思っていたけど、今日の出来を見る限り、試合に出れば成長するんだなと実感。
4-4-2のアーセナル。守備のときは4-5-1。ファンペルシーが中盤に降りてスペースをしっかり埋めていた。こんなことが出来る選手だった記憶がない。アーセナルはリバプールのサイド攻撃をかなり警戒していた。普通の警戒だったらSHとSBで挟み込んで終了なのだけど、CHの選手もサイドに送り込む場面がちらほら。そうしたら、中央が空いてしまうんでないの→そこへファンペルシーが戻ってくることで解決みたいな。組織的な守備をするファンペルシーはあまりみたことがなかった。
デニウソン。リエラ対策としてサニャを助けまくりであった。挟み込み作戦を忠実に行ってリエラに仕事をさせない。さらに攻撃面でも面白い働きを見せた。SHだけど、サイドを突破する力のないデニウソン。まるで、CHの選手のようにボールを引き出す動きをしていた。つまり、サイドだけど、やっていることは中央の選手と同じ。位置が違うだけ。つまり、FWとMFの間でボールを受けたり、DFラインの間に入ってギャップを作ったり、サイドのスペースを空けてサニャを走らせたりと、アーセナルの攻撃は右サイドから主に行われた。
ちなみに、ナスリは常にカイトがついてくるので試合から追い出されていた。後はソングがもっとうまくなってくれれば、セスクが安心して高い位置で攻撃に絡めるようになるかもしれない。ソングは危なっかしいボールタッチを連発していたが、時が解決してくれることを願うしかないだろう。
そんなわけで、サニャを積極的に攻撃参加させて、逆サイドからはアデバヨールが仕替けたりといつもどおりのアーセナルであった。ファンペルシーとデニウソンの頑張りから、意外にやるじゃないかと素直に思ってしまった。良い意味で期待を裏切るアーセナル。
23分にファンペルシーが先制点を取る。ナスリからのロングボールを見事なトラップで相手を振り切り、なんと右足で豪快に決めた。ナスリからのロングボールが起点。ナスリの視野の広さも恐ろしいが、ファンペルシーの状況打開力の高さには恐れ入った。それまでは細かく繋いでいたアーセナルだったが、この場面ではロングボール一発だった。
リバプールのシステムは4-2-3-1。4-4-1-1のほうが正確かも知れない。この形だと、ジェラードの攻撃力が活かせるが守備をあんまりしてくれないので、高い位置で守備を継続させることが困難なリバプール。この試合でも、ときどきは攻撃的な守備を見せていたがm継続性はまったくみられなかった。
アウェーだってこともあり、おとなしいリバプール。先制されるまではSBがまったく攻撃参加していなかった。アデバヨールがプレスに来ないので、アッガーたちは自由だったんだけど、ドリブルで攻撃を構築する場面はなかった。つまり、後方からの攻撃は自嘲気味。
また、ロングボールが異様に多かった。しかし、キーンが競り勝てるわけもなく、ほとんどは相手ボールになっていた。意味不明。ロングボールの多いわけは中盤でボールを奪われて、ショートカウンターを食らうの嫌がったとか、SBを攻撃参加させないので、それではサイド攻撃しても突破できないと考えたからかのどっちかだろう。
それでも、せめてDFラインの裏に蹴るとか、こぼれだまをマイボールにする工夫をしないと意味がないような。キーンが裏を取ったのはジェラードのミドルを誘発した場面くらいであった。効率が悪すぎる。それでも、いざとなったら蹴っ飛ばして良いという許可は、後ろの選手に余裕を与えたかもしれない。
ロングボールがぜんぜんうまくいいかないじゃんってことで、ボールを繋ぎはじめるリバプール。しかし、予想通りサイドにボールがわたると攻撃が終了してしまうので、ワンタッチで華麗につなげるときしか突破ができなかった。そんなこと毎回できるわけもないし。
先制されると、アルベロアが耐え切れなくなったようで攻撃参加を始める。これで、右サイドが徐々に活性化。ピッチを広く使えるようになり、多少まともになり始めるが、インスアは我慢している。
35分くらいになると、ようやくリバプールが相手のDFラインの裏にボールを蹴るようになる。始まる徒競走。ボールはアルムニアの元に渡ってしまうが、CBの体力を削るにはもってこいの作戦、
41分にリバプールが同点ゴール。相手の裏に出たボールをヨーイドン。先頭のキーンがこちらも豪快に決めて同点。アイリッシュ魂を見せた。はっきりいって、狙ってボールを蹴ったのかどうかは定かでないが、こういうときは今日は蹴るってわかっていた分、キーンのほうが早かったのかなと。そういう意味ではリバプールは狙い通りの形で点を決める。
ロスタイムにセスクが負傷。全治3ヶ月くらいらしい。これはさすがにやばそうなアーセナル。代わりにディアビが登場。で、後半を迎える。
■デニウソング
ディアビが左サイドに、ナスリが右サイドに。中央はソングとデニウソン。で、中央でもデニウソンは輝きを失わなかった。ただし、ソングは守備に専念してればいいものをなぜか高い位置で仕掛ける動きを繰り返すことが多かった。最低限の繋げる能力がないと判断されたために、前に追いやられるのだろうか。
60分にアデバヨールが退場。なんか前半に警告を受けたプレーに似ている。そんな悪質ではないと思うのだけど、この審判が嫌いなプレーなのだろうか。これで、アーセナルのシステムは4-4-1になる。この場面からデニウソンとソングの動きが激しさを増していく。
70分にリエラ→バベル。サニャに削られたから交代ってわけでもないだろうけど、執拗なサイドで数的有利を作る動きにリエラは苦しんでいた。ちなみに、後半の左サイドはインスアの攻撃参加によってよみがえってた。ただし、バベルが入ったころにはスペースを消されていてどうしようもなかったけれど。
80分にキーン→エルザハル。この場面で小兵を入れる意味がわからない。
88分にルーカス→エヌゴグ。この時間で背の高い選手を投入。明らかに遅い。ついでに、ルーカスを下げるタイミングも恐ろしく遅い。テレビの前では交代の判断が鈍るのだろうか、ベニテス監督。
90分にナスリ→エブエ。もう少しはやくエブエを入れても良かったのではないかと思うよん。特に10人になってからのアーセナルはカウンターに勝機を見出すしかなかったし。ディアビを下げる勇気がベンゲルにあればな。
つまり、数的有利を活かせないリバプールとアデバヨールの退場によって守備意識を高めたアーセナルは1-1のドローでした。
後半のリバプールはインスアを上げて左サイドを復活させる。前半は我慢していたインスア。ハーフタイムにもっと攻撃参加しろよと言われたのだろう。だったら、最初からいってくれよとばかりにサイドからクロスを上げまくる。でも、クラウチはもういない。
セスクのいなくなったアーセナルは明らかに混乱状態にあった。デニウソングのがんばりもあって完全に破綻することはなかったが、徐々にFWとMFの距離が空いていき、破綻も時間の問題であった。ただし、右サイドのナスリが徐々に試合にかかわり始めたのも事実である。ナスリ君はもう少しチームの主力だって自覚を持ったほうが良い。中央に飛び出したら、FWの選手はサイドに流れてくれるはずだよん。
そんな状況を救ったのが審判。アデバヨールが退場して、こりゃ守るしかないって状況がアーセナルに正しさをもたらす。試合が作れていないのだから、引きこもってカウンターにかけるのが勝つ確率は高い。ただし、ディアビを入れたことからわかるように、セスクがいなくなってもカウンターにしないベンゲルはいろんな意味で凄い。
数的有利になったことで、アッガーのアタックなど仕掛けまくるリバプールだがサイドで潰される状況は変わらない。サイドの選手がボールをもてないと、高い位置でボールを保有することはできない。だったら、ロングボール大作戦なんだけど、エヌゴグが登場したのは88分。
また、ルーカスが攻撃をかなり停滞させていた。ただ、相手が退場したので、シャビアロンソ×ジェラードの中盤にしてボールポゼッションをもっと高めて勝負させた法が良いのではないかと思ったけれど、ルーカスが交代したのも88分。
首位であることがリスクをおかすことを許さなかったのかな。だとしたら、リバプールはこのさきやばそうな気配である。アーセナルはナスリの覚醒とデニウソンとソングに期待します。
■独り言
アーセナルは怪我人だらけで笑えない。本当に笑えない。でも、ここから若手が成長したら面白い。セスクが帰ってくることころに相方が出てくると良いね。冬の補強には期待できないし。どうしてもっていうならば、エグレンを強奪するしかない。
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アーセナル対リバプール ~首位を堅守??~
posted by らいかーると |08:46 |
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2008年12月23日
アーセナル対リバプールは明日やります。先に、恒例の前半戦・ベストイレブンです。選考基準はWOWOWが放送した試合で、なおかつ自分が見た試合で活躍した選手。観てもいない選手を評価するのは危険なので。他には、線よりも点での活躍や印象度を重視。要するに独断と偏見で選ばれるものになります。そうはいっても一試合の活躍から選ばれることはないです。多分。
■ディエゴ・ロペス
対抗はビクトール・バルデス。このブログではバルデスを大支援してきたので、今回はいいかと。カンテラでカシージャスと同期らしいディエゴ・ロペス。前半戦のパフォーマンスは圧巻でした。ちょっとここにきて神通力が落ちてきている感はあるけど、バルサ戦でも活躍。ユナイテッド戦でも大活躍。いわゆる止める能力に秀でたキーパーで、どこかに引き抜かれそうな予感。ユナイテッドとか。
■ダニエウ・アウベス
対抗はミゲル、コントラ。ミゲルもコントラも華々しく復活してきている。後は冗談抜きでペレア。ただし、横にハイティンハやウイファルシがいるとき限定だけど。懐疑的に見られていたアウベス。確かにセビリアのときのような神出鬼没っぷりは消えたけれど、バルサに単純なサイド攻撃というオプションをもたらしたのは大きい。アウベスのクロスを誰かが押し込む形は、困ったときにバルサを救いまくりそうな予感。
アスクリピエタは何をしているのだろうか。
■プジョル
対抗はマルケスとピケ。バルサ枠です。普通に考えれば、攻撃の組み立てでチームを救っているマルケスや、攻守に安定しているピケなんだろうけど、SBやったりCBやったり、しかもがんばって攻撃に貢献しようと努力している姿とか、さらにクラシコでのヘディングとか選ぶしかないだろうと。
■ウイファルシ
待望の繋げて守れるCBの加入でアトレチコの躍進を支えた。ハイティンガは不安定なプレーを連発するのに対して、非常に安定したプレーを披露。プレッシャーが来なければ、どこまでもドリブルしていける柔軟性も魅力。前がつまったときに、後ろから打開できるCBのいるチームは強い。もしかしたら、カウバーリョクラスになれるかもしれない。対抗はゴンサロ。
■モレッティ
対抗はフェルナンド・ナバーロ、フェルナンド・ベガ。代役のデルオルノがいつもひどすぎるってのが、モレッティの偉大さを証明している。ポゼッションサッカーには欠かせない攻撃センスを実は装備している。攻撃に参加するタイミングが絶妙。守備も問題ない。ただし、過労が心配。マタが中央に安心して進出できるのも、モレッティのスペースを埋める動きが鍵だったりする。
■ガゴ
対抗はデラレッド。まさかのレアル枠です。いやあ、デラレッドはいつになったら帰ってくるのだろうか。帰ってきて欲しいけど、万全を期して欲しいな。1人で広いゾーンをカバーしまくっているガゴ。もともと寄せるのが大好きな選手にゾーンを埋めさせるなんて、非常にもったいない。ファンデラモスの就任によって、ちょっとは疲れがとれるかもしれない。孤軍奮闘ぶりをたたえて。
■シャビ
対抗はマレスカ、レナト、パスロ・アスンソン、マヌエル・フェルナンデス。地味な対抗メンバーだけど、彼らはすごかった。でも、シャビのほうが凄かった。高い位置でゴールに絡むとか、そんな問題でなく、相手のギャップでボールを受けたり、ドリブルで突っかけたり、ゲームメイク以外の崩しの部分での成長が目立つ。困ったときのメッシでなく、シャビが牙をむいたときが本当は一番怖いかもしれない。
■マニシェ
対抗はポランスキ、セナ、エマナ。特にポランスキには驚かされた。マニシェの復活を誰が想像できたかって話で、懐疑的な意見を良い意味で裏切り続けたマニシェ。豊富な運動量で、チームの攻撃に厚みを加え続け、さらにゲームメイクでもサイドチェンジで違いを見せ付けた。まじで、EUROに間に合っていればってパフォーマンスでした。
■エトー
バルサ枠です。対抗は異次元のメッシと復活したアンリ。なぜにエトーかというと、個人的に復活しないと思っていたからです。ごめんねエトーさん。この調子でがんばってください。謝罪の意味を込めて。
■シモン
まさかのアトレチコ枠です。対抗は異次元のアグエロとその影に隠れているが、とんでもない実力者のフォルラン。でも、今年は間違いなくシモン。怪我してから妙に調子の良くなったシモン。独力で何度も試合を破壊したパフォーマンスは圧巻だった。CLで暴れまわって欲しいな。クリロナをあっと言わして欲しいぞ。別にいわないか。
■ヘスス・ナバス
対抗はたくさんです。ホアキン、シルバ、ビジャ、アドリアーノ、カヌーテ、アルビン、ロッベン、イグアインなどなど多数。今季のセビリアはようやく面白いことをやり始めたのだけど、それまではヘススナバスが唯一の光明であった。今まではアウベスを活かす動きが多かったけれど、後ろに控えているのがモスケラ。。。。。。なので、独力で何度も突破を成功させていた。何であんなに巧いんだろうね。
整理すると、ディエゴ・ロペス、ダニエウ・アウベス、プジョル、ウイファルシ、モレッティ、ガゴ、シャビ、マニシェ、ヘスス・ナバス、エトー、シモン。珍しく強そうなチームが出来上がりました。
■独り言
ビッククラブ以外で面白そうなのが、ベティスとヘタフェ。ヘタフェは例年面白いチームを作ってくるのでユニフォームを買ってやろうかとも思う。後半戦はこのチームを追っていけたらなと。もちろん、新生レアルやお気に入りのアトレチコ、最強バルサもおっていきます。もう少し更新頻度を上げる努力をせなば。今週からはプレミア特集ですけどね。
ガビランとマタをベストイレブンに入れようと思ったけれど、無茶でした。それが残念。ホアキンもビジャも入れたかった。バレンシアごめん。後はカソルラやイバガサ。そしてロッシ。このあたりの選手は調子に波があった印象。
シルバやイニエスタは年間のベストイレブンで入ってくるに違いない。後はレアル勢の奮起に期待。
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リーガ・前半戦ベストイレブンを決めよう0809
posted by らいかーると |20:30 |
新企画やベストイレブンなどなど |
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2008年12月22日
レアルのスタメンは、カシージャス、マルセロ、メッツェルダー、カンナバーロ、サルガド、ガゴ、グティ、ロッベン、ドレンテ、ラファエル、イグアイン。セルヒオ・ラモスは累積で、ラウールは風邪のためベンチ。ラファエルがセカンドストライカーみたいになるのだろうか。レナトの役割。ちなみに、ラサナ・ディアラを獲得するとはやるではないかレアル。
バレンシアのスタメンは、レナン、デル・オルノ、マルチェナ、アルビオル、ミゲル、アルバルダ、バラハ、マヌエル、マタ、ビジャ、ホアキン。シルバは??ってよりも、デル・オルノを最近良くみかける。チェルシーに移籍してから伸び悩みって感じだが、ぜひとも復活して欲しいな。モレッティは累積で出場停止。
■サイドの守備はサイドの選手で
クラシコでのサッカーがまぐれでなかったことを証明してくれないかなと管理人。で、しっかりと証明してくれたレアルマドリッドであった。前線からの守備をきっちりこなし、SHのロッベンとドレンテも低い位置まで降りてきて守備を行っていた。最低限だけど難しいとされるボールホルダーへのプレスも上出来で、バレンシアはまったく攻撃が形になっていなかった。
本来の位置で起用されたラファエルも持ち前の運動量とテクニックで攻撃をひっぱる。イグアインも積極的にプレスをするようになって、今までが、なんだったんだって感じである。レアルの中盤はガゴとグティ。マヌエルと対峙したガゴが高い位置までプレスをかけにいっていて、まったくゲームを作らせていなかった。
今までだったらガゴが寄せにいっても、周りの選手がついていけていないことが多かったが、今日のレアルはそんな様子もない。グティがたまに前線の守備についていけていない場面もあったが、それを補う長所を彼はピッチで証明している。
レアルの攻撃は右サイドのロッベン。対面がデル・オルノってことでやりたい放題だった。ぎたぎたにされたデルオルノは混乱したようで、サイドをきって中央をそのまま突破させる謎なプレーをしていた。中央に行きたがるロッベンに対して、サイドをきってどうする。
何度も高い位置でボールを奪い返したレアル。攻撃の流れを決めるのはグティ。低い位置でのプレーに味をしめたようで、何度もスルーパスを連発していた。低い位置でレアルがボールを取り返した場合は、すぐにフリーになれるポジションに移動し攻撃の基点へ、高い位置でボールを奪った場合は急いで自陣に戻るバレンシアの選手が移送してできたスペースに走りこんで攻撃の基点へ。
レアルがボールを保持しているときにグティをフリーにするのはあほだが、ボールを奪われた瞬間の相手チームにはグティをマークするよりも優先するプレーがある。なので、自然とフリーになれるグティ。チームメイトもこの仕組みを理解しているようで、グティのらしいパスが連発される前半戦だった。
ラファエルのポスト直撃のシュートを導いたのがイグアイン。で、そのイグアインのマークを外す動きを見事に理解したグティのパスも見事だった。グティとイグアインに必殺の関係が築かれたらちょっと面白い。
バレンシアはこの間までのレアルのようだった。MFとFWの間が空き、前線の3枚が単発で仕掛ける。ビジャの孤軍奮闘が目立ったというより、それしかなかった。レアルの懸命な守備の前にボール運びをあきらめた形である。これでは、中盤を助けられるようになったホアキンやポジショニングで勝負するマタの良さがいきないし、デルオルノを使っている意味もない。
時間がたつにつれて、バレンシアがチャンスを作り始める。きっかけはレアルの前線の選手たちの攻守の切り替えの遅さ。ロッベンが強引に仕掛けて攻撃を終わらせる→周りの選手曰く、パス出せよ→その隙にバレンシアが攻めるみたいな。
ホアキンがボールを運び始め、バレンシアが攻撃に枚数をかけ始めると、レアルは危ない場面を作られるようになってしまうが、バレンシアもシュートが枠に飛ばなかったり、カシージャスに止められたりで点が入らない。それにしても、カシージャスのキックがことごとく相手に渡っている。
そんな感じで前半が終了。切り替えの遅い選手にファンデ・ラモスがさっさと戻れってジェスチャーをしているのが印象的だった。ちなみに3分にレアルが先制したので1-0である。イグアインは難しいシュートを簡単に決めるなあ。簡単なシュートを外しまくるけど。
■なぜに4-3-3
後半頭から、ドレンテ→ラウール。ドレンテは痛がるそぶりもなかったので、怪我による交代ではないかもしれない。つまり、ドレンテの左サイドは機能していないから交代みたいな悲しい理由。ラウールはインフルエンザあけらしい。
55分にラファエル→パランカ。こっちは怪我による交代。肉離れらしい。でも、冬休み突入なので、不幸中の幸いか。この場面で出場できないサビオラがむなしい。でも、ラファエルの位置ができるわけもないので、しょうがない。
60分にバラハ→シルバ。デルオルノ→マドゥーロ。一気に攻勢だってわけで。ただ、デルオルノの代わりにマドゥーロって凄いな。他に誰かいないのか。それともロッベン対策かなと。
65分にマルチェナが退場。これで、一気にゲームプランが崩壊したバレンシア。シルバを入れて、ポゼッション作戦が1枚少なくなったら難しい。後ろの選手を前にあげたら、レアル・カウンターの餌食になってしまう。
70分にマルセロ→ミゲル・トーレス。マルセロはホアキンにやられなくっていたので、交代。ファウルでしか止められない印象のミゲル君だったが、そつなくこなしていた。そんあことよりもメッツェルダーが一番の当たりか。
75分にマタ→ビセンテ。こうなったら攻撃にスピードをってことで、ビセンテの投入。個で状況を打開にかかるが、妙に強いカンナバーロとメッツェルダーと当り始めたカシージャスの前にゴールを奪えずに終了した。
後半のレアルは4-3-3にシステムを変更。ドレンテ→ラウールの影響である。4-3-3にしたとたんに、サイドの守備をしなくなるのが笑った。シュスター時代に逆戻り。なぜなのかは謎。前半の終わりごろから攻撃に枚数をかけ始めたバレンシアからすると、願ったりの状況で、バラハのダイビングヘッドやホアキンのサイドからの仕掛けで得点が生まれそうな気配だった。
しかし、前線に3枚を残しているレアルもカウンターで決定機を作っていく。ほとんどのパターンがロッベンが左サイドを切り裂いてマイナスのクロス→ラウールが空けたスペースにイグアインかグティのパターン。これをことごとく外すイグアインとグティであった。かりに、バレンシアに引き分けに持ち込まれていたら、大ブーイングが2人を襲ったに違いない。
マルチェナの退場でゲームプランの狂ったバレンシアはちょっと残念。もしも退場しなかったら追いついて逆転も現実的な話だったと思う。退場したことで、攻撃に時間をかけられなかったこと、レアルのカウンターの前に決定機をつくられまくったことから、妥当な結果だったのかなと。
■独り言
ラサナ・ディアラはできる子です。特に周りの選手が巧ければ相乗的に能力を発揮できる子だという印象です。昨年の終盤のポーツマスでの出来を見ている限り、なんでチェルシーやアーセナルで試合に出られなかったのか謎でした。守れて繋げる子です。ただし、相方が繋げなかったり、周りの選手が走らなくなると試合から姿を消します。つまり、1人でどうこうできるタイプの選手ではないってことで。
フンテラールは微妙。なんだかんだ、ビッククラブへの移籍が遅れたのは、彼の能力を懐疑的に見ている人が多いんじゃないかなって。オランダ人が多いから馴染みやすいかもってことくらいか。
レアルは右サイドの補強をいい加減に行うと思うのだけど、誰が来るのか。ラサナ・ディアラのように、プレミアで対戦した相手からファンデラモスが選ぶのではないかなと勝手に思っている。ペナント、アルテタ、ミルナーあたりがくれば面白い。理想はジョーコールやSWPだけど。レノンとか来ないかな。
バレンシア。破産問題がどうなったかしらないが、ビセンテとシルバが復活すれば、前線の選手層は問題ない。問題はアルベルダの後継者だろうけど、そんなポジションを冬に補強できるわけもないので、このままがんばれ。来年になったら、アルメリアから教え子を引き抜けば強くなりそうである。
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レアルマドリッド対バレンシア ~ロッベン×ロッベン×ロッベン~
posted by らいかーると |18:09 |
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2008年12月22日
世界クラブ選手権を思いっきりスルーするほど忙しかったというよりも、疲れていたと表現するほうが正しいと思います。なんにせよ、チームの活動も落ち着いたので、更新のペースが元通りになるかと。保証はしませんが。リーガはこれで冬休み。ただ、再開が1/3って凄いな。
ビジャレアルのスタメンは、ディエゴロペス、カプテビラ、ゴティン、ゴンサロ、アンヘル、エグレン、セナ、ピレス、カソルラ、カニ、ロッシ。前節で失敗した形のような気がするんだけど、大丈夫か。練習で修正してきたのかな。イバガサ、マティ、ニハトがベンチに控えている。
バルサのスタメンは、バルデス、アビダル、プジョル、ピケ、アウベス、ブスケッツ、ケイタ、シャビ、アンリ、エトー、メッシ。最近はビジャレアルにやられているイメージが強い。昨年は入れ替わりの多かった前線も今年は固定されているのかな。カセレスに移籍のうわさがちらほら。
■試合の流れを渡すな
ビジャレアルのシステムは4-4-2。FWはロッシとピレス。カニは左サイドにいた。ピレスとの相性はいいようで、何度か左サイドから2人の連携で相手を崩す場面があった。久しぶりのカニ。
序盤はバルサの飛ばしっぷりに押され気味だったビジャレアル。アンリの決定機をディエゴ・ロペスが止めなければ、試合が終わった可能性もある。ただし、この場面でビジャレアルの守備陣は心を入れ替えたようにも見えた。その後のボールを奪う勝負所や自分のゾーンを捨てるタイミングが絶妙になっていった。
時間がたつにつれて、ビジャレアルが試合のペースを握っていく。ビジャレアルの戦い方は非常に面白かった。セビリア戦のような大渋滞も起きなかったので。ただし、ボールの運び方が前節とは違ったので、問題が修正されたかといえば微妙だが。
守備面から見てみると、4-4-2。プジョルにボールを持たせようという意図はなく、ピケが持ってもプジョルが持ってもビジャレアルは特にアクションは起こさなかった。もちろん、ボール処理が甘かったり、後ろを向いていたらボールを奪いにいっていたけれども。ピレスとロッシの狙いは、中盤に理不尽な負担をかけないこと。クラシコのように、プジョルがドリブルで相手陣地に侵入しないように気をつけていた。そして、ブスケッツに出させないようにポジションを置いていた。後者のできは微妙だったが。
シャビをエグレンがみて、ケイタをセナが見る。エグレンはかなりしつこかった。ブスケッツはあまり自分のエリアから飛びださなかった気がする。後ろのDFラインに入ってギャップを作ったり、CBの間に入ることはあったが、FWとMFの間でボールを受ける動きをしたら、ビジャレアルは苦労したけれど、前でボールを受ける意識は少なかった。
こうして、中盤が潰されているので、CBから一気にトップの選手へ楔のボールが入ることが多かった。しかし、長い距離を楔で通すので、ゴンサロやゴティンに狙われるバルサ。ポストプレーはほとんど成功せずに、リスクをいとわないビジャレアルのDFの前に、中央に移動したアンリはほとんど仕事ができなかった。
で、ボール運びに苦労するバルサ。それでも、ボールを運べることはあるけれど、そんなときにビジャレアルは、4-4をすぐにゴール前に撤退させる切り替えの速さを見せ付ける。そんなビジャレアルの前に、バルサは妙におとなしい。
アンリが中央に移ってからは、メッシやエトーが中央に飛び出す回数が減り、前線の流動性が微妙なものになった。また、シャビが相手のギャップでボールを受けようとしたり、ドリブルで仕掛けたりと、状況を打開しようとしていたが、周りの選手にそういうアイディアはないようで、単発な攻撃。
もともとボール運びに苦労していたので、ボールが前線に届いたら少ない機会をいかそうと攻撃を急ぎすぎた感はあった。そんな攻撃は集中したビジャレアルの前に跳ね返され続ける。相手のゴール前でボールを回し、相手の穴を探し続けるようないつものバルサではなく、とにかく攻撃みたいな。ケイタやアビダルの攻撃参加が少なかったのも試合を落ち着けようとした選手が少なかったかもしれない。
ビジャレアルの攻撃を見てみると、前節には見られなかったロングボールが非常に目立った。その意図は前向きなものと後ろ向きなものがある。前向きなものは前線にキープ力に秀でたロッシとピレスがいるので、彼らにボールが収まれば、ためもできるし、ファウルを受けて試合の流れを止めることができる。特にピレスは何度もファウルを受けて、試合の流れをきりまくっていた。
特にピレス。カウンターの場面でうまく相手のギャップでボールを受けていた。そこに絡んでくるロッシ。で、裏に飛び出すカソルラとカニ。ロッシがボールを受けて下がったときの裏への飛び出しは特に狙っている様子。
後ろ向きなものは、バルサのカウンターを嫌がったこと。アンヘルがエトーにボールを奪われて、アンリが裏に抜け出した場面を作られないためには、ポゼッションよりもロングボール作戦である。失敗しても、ピケたちからいちいち攻撃をはじめなければいけないバルサ。前線にボールが入ったら、仕掛けたくなるものよくわかる。
また、ボールを奪ったあとにボールを奪い返したいバルサだが、そこはポゼッションのビジャレアル。細かいパス回しやセナとピレスのキープ力で連続した攻撃をバルサに許さない。
このようなビジャレアルの攻撃の前に、バルサは攻撃のペースを狂わされてしまった前半戦であった。ビジャレアルもロッシが相手の裏に抜け出すなど、決定機をつくり、ぺジェグリーニのやりたいサッカーを忠実に行ったんだろう。0-0で後半を迎える。
■それでもバルサは強い
47分。ビジャレアルが先制。ゴンサロがアビダルからボールを奪って、フリーのピレスに繋ぐ。ピレスはロッシに預けて前線へ上がっていく。ロッシは前をむくと、DFラインの裏へふわりとしたスルーパス。これをカニが抜け出してゴールを決める。カニを見切れなかったのはピケ。ボールを見た瞬間にカニは動き出しを始めていて、まさにお手本のような飛び出しとゴールだった。
53分。アウベスのクロスをケイタが頭でゴール。ケイタの動きも見事だった。得点を取りにいかなくてはいけない場面でメッシが中央に進出。ゴンサロがフリーにしてしまったね。右サイドからのクロスのときに普通は時計回りで振り向いて後ろをチェックする気がするのだけど、なぜに左を向いたゴンサロ。
66分。バルサが逆転ゴール。徐々に空いた中盤。シャビがゆったりと前を向き、右サイドからのクロスをアンリが見事にあわせて逆転。シャビのボールはすばらしかったが、よく決めたアンリ。得点後にブスケッツ→ヤヤ。この場面でシャビが簡単に前を向いていて、シャビについていっていたのがピレス。前半は前線で守備に参加していなかったけれど、なんで後半はこんな位置にいたのでしょうか。これが4-4の弱点だったり。
70分。ロッシ→ニハト。カニ→フランコ。一気にフレッシュなFWを投入。ニハトは奇跡を起こせるか。
73分にピケが2枚目のイエローで退場。1枚目はともかく、2枚目はひじうち??みたいな謎なファウルだった。スローでみると、単なる競り合いにしか見えなかった。
78分にアンリ→カセレス。ピケの穴埋め。セナ→イバガサ。フランコが一対一のチャンスを外して、10人のバルサが勝利で試合終了。
後半のビジャレアル。先制点を決めたことで、カプテビラも高い位置を取り始める。また、前半のようなロングボールは少し減った。後半のほうが繋ぐ意識が強く、先制点とホームという状況がビジャレアルに勇気を与えたのかもしれない。
しかし、点を取りにいくバルサ。徐々にポジションのバランスが良い意味で壊れていく。4-4で守るビジャレアルに対して、DFとMFの間に選手を送り込んでいく。となると、ケイタとシャビの相手だけをしていれば良かった前半と異なる中盤の仕事量。
その仕事量の結果が、ブスケッツの位置が空いていく状況となる。シャビも中盤で空いていく。だから、守備をやらなくてはけないピレスまで守備に参加しないといけない状況になっていく。
先制点はアウベスのクロスをケイタというセビリアコンビであった。シャビもそうだけど、最近のバルサはシャビの位置の選手がゴール前に飛び出すことが多くなった。今日は後ろの仕事も多かったが、積極的に飛び出していて、運動量が凄い。
2点目はまさに空いたシャビからの展開だった。2点ともバルサらしくはなかったが、そういった技を持っていることが重要。困ったときにどんな技があるか。この形が一般化すればさらに強くなりそうである。
■独り言
調子が悪い割りにうまく闘ったビジャレアル。やることやったのに負けてしまったのだから、そのダメージは大きそうである。にしても、ロッシとピレスは巧かった。
バルサは強い。で、CLがリヨン。今年のリヨンはそれなりにやると思うので、非常に楽しみである。ベンゼマと確かエデルソンに注意。
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ビジャレアル対バルセロナ ~悪いなりにも~
posted by らいかーると |08:58 |
バルセロナ/0809 |
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2008年12月16日
バルサのスタメンは、バルデス、アビダル、プジョル、マルケス、アウベス、ヤヤ、グジョンセン、シャビ、アンリ、エトー、メッシ。レアルの立場からすると、やっぱりメッシが怖い。そして、クラシコになると界王拳を使うエトー。しっかりとしたバルサ対策を行い、自分たちの勝つ確率を極限まで高められるか。
レアルのスタメンは、カシージャス、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メッツェルダー、サルガド、ガゴ、グティ、ドレンテ、スナイデル、イグアイン、ラウール。ゼニト戦では見事に勝利。ファンデ・ラモスが就任して、正しい競争が行われそうな雰囲気がある。メッツェルダーがスタメンに復帰しているし。チーム状態から考えると、どこまで戦えるかが注目。
■狙い通りの前半戦
しっかりとしたバルサ対策が行われること事態がすでに夢のようなレアル。でも、これは現実。ってなわけで、時期尚早だけど、守備面から考えると、ファンデ・ラモスの就任は間違っていなかった。これがクラシコの魔力でないことを切に願う。
メッシ対策にセルヒオ・ラモス。ファウルを辞さない守りでメッシつぶしにかかる。数年前のクラシコでロナウジーニョにぶっちぎられたのは今は昔。ドレンテも守備に参加して数的有利を形成するようにしていた。これまでのレアルはサイドの守備を中盤の選手に任せていたが、最悪4-4でこれからは守るのだろう。ドレンテのポジショニングが明らかに低くなったので、これからは中盤が過労死することもなくなるといいな。
アンリ対サルガド。それにしても、サルガドはバックアッパーとして地味に活躍している。試合で活躍しているわけではないが、頼りになるベテランだろう。ファウルでしか相手を止められないミゲル・トーレスはきっついもんね。ドレンテと同じように、スナイデルもサイドの守備を行っていた。攻撃の場面では中央に流れることもあったけれど、サイドにいることが多かった。完全に使い方を間違っているけど、サイド攻撃を根付かせたいのかなと勘ぐってみる。イグアインの位置でスナイデルをみたい。
エトーさんにはカンナバーロとメッツェルダー。とうとう日の目を見たドイツ代表のCB。DFラインのコントロールがすばらしかった。レグロッターリエほどの高さではないが、低すぎず高すぎず、中盤と連動して上げ下げを何度も行っていた。グティとガゴもポジショニングに気を使っていたのだろう。バイタルエリアはほとんど生まれず、細かい上下動によって、裏を狙われる場面もほとんどなかった。もともと、バルサが裏を狙うチームではない事情もあるけど。
ガゴとグティ。グティのポジションの低さに驚いた。組織に一員として守備を行うグティ。それでいて、バルサのプレスをものともしないパスで状況をさりげなく打開していた。ガゴも同じく。特にガゴはセルヒオラモスのヘルプに大忙しだった。セルヒオラモスが攻撃参加→安易にボールを失う→ガゴがポジションを埋めるは何度もみられた。
ラウールとイグアイン。シュスター時代と位置が逆。イグアインがヤヤをみて、ラウールがマルケスを見る。プジョルはシカト。そのプジョルががんばったものだから、イグアインはちょっと焦っていたけどラウールのフォローによってバランスが崩れることはなかった。
攻撃の狙いはカウンター。イグアインかラウールがヤヤとプジョルたちの間でボールを受けてドレンテへスルーパス。フィニッシュがドレンテかよってのは仕方ない。スピードを考えると、ドレンテのみなのだろう
。レアルの攻撃は狙い通りに進んでいく。アウベスやマルケスの守備の前に沈黙気味だったが、ヤヤとプジョルの間のスペースをうまく使えていた。
しかも、ドレンテとバルデスの一騎打ちの場面も作れたので、前半のレアルは狙い通りだといって良いだろう。決めていれば、100点満点だったに違いない。バルデスはすごかったが、ドレンテのシュートは正直すぎた。ロビーニョならば、ループで決めているに違いない。
■耐え忍ぶ後半戦と今後
後半のレアル。バルサが思い通りにいかない時間帯は高い位置でボールを持つことができていた。しかし、高い位置からの攻撃は想定されていないようで、むしろカウンターをくらいそうになる切ない状況だった。前半途中から出場したパランカが決定的なチャンスを迎えたくらいかな。
それでも、メッツェルダーを中心としたDFラインの絶妙なコントロールでバルサの攻撃を跳ね返し続ける。特にカシージャスがなぜか復活していた。そして、危ない場面を作りながらも、DF軍団が体をはった守備でチームに貢献。
しかし、攻撃で望みが薄くなったことによって、精神的な負担が増大する危険性大。グティがいつもの一発のパスを狙う場面があったように、ちょっとどうしようもなかったっぽい。つまり、守るだけになってしまったレアル。
こうなれば守りきれるものも難しいというわけで、PKを与え止めるものの、80分にコーナーから決められてしまう。で、ロスタイムにはメッシに決められて試合終了。強いて言うならば、中央に移動したメッシをどうやって止めるかが、ちょっと曖昧だったことが痛い。ハビガルシアがんばれ。
なんにせよ、ただ守るだけなく、得点を決められるかもしれないっていう希望がないと耐え忍ぶのも辛い。ドレンテの位置がロッベンだったら、ロビーニョだったらといっても仕方がない。ただ、次は負けないよってレアルの選手は思っているかもしれない。この試合に手こずったバルサはその代償を払うことになるのか、さらに勝つのかちょっと楽しみである。
レアルの後半戦は特に、、、だったので、文章が短い。。。のもつまらないので、今後のレアルについて少し。ファンデ・ラモスのサッカーをセビリア時代とトッテナム時代でみて、どっちのサッカーをファンデ・ラモスが選択するかは興味深い。それとも、新しい表情を見せるか。ただし、しばらくは守備の構築から手をつけそうな気がする。組織カウンターはやらないだろう。
セビリア方式かトッテナム方式かの見分け方はSHの人選。スナイデルとラファエルならば、トッテナム。ロッベンとドレンテならばセビリア方式に近くなるかもしれない。ま、これは信じないほうが良いと思いますが。
■独り言
レアルの救いは久しぶりに論理的なサッカーをしたことだろう。レアルのサッカーを追ってきた人ならばわかると思うが、しっかりと計算された守備なんて本当に久しぶりにみた。それだけ、どん底だったわけで、ここからは復調していきそうなんだけど、次がシルバ、ビセンテの復活しているバレンシアってのが非常に辛い。良い試合になると思うので、楽しみだが、内容が想像つかないぞと。
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クラシコ ~レアル編・久々に見せた論理的なサッカー~
posted by らいかーると |09:34 |
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2008年12月16日
バルサのスタメンは、バルデス、アビダル、プジョル、マルケス、アウベス、ヤヤ、グジョンセン、シャビ、アンリ、エトー、メッシ。ミリートとイニエスタが帰ってきたら、どうなるのだろうか。注目はプジョルの攻撃参加だろう。攻撃が得意ではないけど、やる気満々のプジョル。ここらで存在感を示せないと、ピケやミリートにスタメンを奪われちまう、、、かもね。
レアルのスタメンは、カシージャス、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メッツェルダー、サルガド、ガゴ、グティ、ドレンテ、スナイデル、イグアイン、ラウール。メッツェルダーをスタメンで使ってきた。そしてメッシ対策でセルヒオ・ラモスを左SBのスクランブル。セビリアと同じように、4-5-1気味で守るのだろう。
■自由なプジョル
戦前の予想通り、プジョルは自由だった。前半だけでも無謀なドリブル突破を試みて潰される場面が2回はあった。無謀といっても自由な状態なので、プレスを受けることなくボールを運べるプジョル。なめられたものである。ラウールはマルケスのマークを、イグアインはヤヤをマンツー気味にみていた。
そんなプジョルさんは攻撃が大好き、というよりも、この状況を何とかしなきゃいけない、その判断と責任を引き受ける気持ちが持ち味の選手である。何度も自分がドリブルで運んで周りの味方の負担を少しでも軽減させようと努力していた。その甲斐もあってか、途中からイグアインがヤヤを捨てて潰しに来るようになる。
これでヤヤが空けば良いのだけど、ヤヤはそこまでボールを欲しがらないので、机上の空論。ヤヤがんばれ。ただし、イグアインがヤヤを捨てれば、ラウールがヤヤのマークにつくなどレアルはかなり守備の意識が高かった。今までは4-3で守っていたのが、急に4-5-1で守るのだから、相手からしたらやりきれない。
プジョルががんばってボールを運ぶものの、いつもよりは格段に効率が悪いバルセロナ。レアルのSHの選手の守備意識が高く、アンリやメッシは個人技でどうにもできなかった。特にメッシ対策のセルヒオ・ラモスはファウルを辞さない守りを披露。何度もファウルで止められるメッシは徐々に試合から消えていった。
頼みのエトーさんがボールを引き出しに行っても、カンナバーロかメッツェルダーがついてきて、激しい守りを見せるので沈黙。中盤で無理をできる選手がのきなみ潰されているので、シャビとグジョンセンがボールに何度も絡み攻撃を構築していくが、決定機をなかなか作れない。ヤヤとアビダルの強引なドリブルがチャンスになりそうだったように、攻撃に意外性をどれだけ作れるかがレアルを崩すポイントとなりそうである。
意外性といえば、アウベス。対面のドレンテが裏を狙ってくるので、大人しめだったが、前半が終わるにつれて攻撃で徐々に存在感を発揮し始める。メッシを中央に移動させるためにも、アウベスの攻撃参加は必須で、時間帯も含めて、すばらしい判断だったと思う。
後半の課題はプジョルが何かを起こせるかとか、相手の厳しい守りの前に、前線の3人が個性を発揮してしまうか、個性を発揮しやすいように周りが何かできるかとかたくさん。
守りの課題はカウンターのときにCBとヤヤの間にスペースができること。今まではあまり気にならなかったが、中央を起点にアウベスの裏を狙われたらちょっとやばい。
■プジョルの意地
後半のバルサ。プジョルはやっぱりドリブルをしていた。そして、グジョンセンの位置を下げて、中盤の低い位置からボールを運べるように改善しようとしたが、うまくいかず→プジョルの仕事をグジョンセンにやらせようとしたのかなと思ったが、せっかくの人余りが人足らずになるでよ。ってなわけで、機能するわけもなく。
次にメッシが中央に移動。エトーが右に移動。削られまくったメッシは中央で気持ちの切り替えをはかるが、いかんせんボールが届かない。よって、メッシがどこまでも降りていく。これで、バルサの状況は少し改善される。
メッシが下がったスペースにはアンリとエトーがいることが多かった。つまり、4-4-2の菱形みたいな。流れの中から生まれただけだけど、今後も時々見られるかもしれない。
レアルは中盤の低い位置まで降りていくメッシの対応に困っていた。また、60分くらいから相手の裏を狙い始めたバルサ。この時間帯からなりふりかまわずになる。焦りが見え始めるバルサ。
しかし、PKを得る。裏を狙ったボールの競り合いでサルガドが痛恨のファウル。それをエトーがカシージャスに止められる嫌な雰囲気。今季は調子の悪かったカシージャスだが、この試合ではなぜか復活。バルサにとっては最悪な事態である。
それでも、後半のレアルは攻撃をする力が残っていないようで、悪くても引き分けだなという空気が漂い始める。試合が動いたのはまさかのセットプレー。流れが駄目ならセットプレーである。
左からのコーナーキックをプジョルが競り勝ってエトーが押し込んで待望の先制点。自由だったプジョルが意地を見せた格好となった。そしてPKを外したエトー。いつもよりもシュート意識の高かったエトーも報われた瞬間。歓喜にゆれるカンプノウ。
攻撃の力が残っていないレアルはバランスを崩して攻撃をするしかなく、そのカウンターでメッシがシュートのうまさを見せ付ける。一対一はループだって。2点目を決めて止めをさしたバルサ。お見事である。
■独り言
バルサ対策をレアルがやってきた。それでもバルサが勝った。底力というか、先制点のときにセルヒオラモスに競り勝ったプジョルの意地がすごかった。今後もバルサ対策をやってきたチームには苦労するには違いない。今回のように勝つこともあれば、やっぱり負けることもあるだろう。それでも、この形を維持するだろうし、プジョルのポジションが本当に難しいだろうな。ミリート×マルケスが見たい気持ちもあるけれど、どうなるんだ。
バルサに対する願いは、バルサ対策の時に負けてしまうときが重要な場面でないことを願う。
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クラシコ ~バルサ編・これがプジョル~
posted by らいかーると |09:33 |
バルセロナ/0809 |
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2008年12月15日
バレンシアのスタメンは、レナン、モレッティ、マルチェナ、アルビオル、ミゲル、アルベルダ、バラハ、マヌエル、マタ、ビジャ、ホアキン。最近はこの形に落ち着いたようで。サッカーはショーだというエメリ監督。やっぱり基本は自分たちで崩す形を目指しているんだろうな。ベンチにシルバが復活!!!!
エスパニョールのスタメンは、カメニ、ベランジェ、バレハ、ジャルケ、ラクルス、モイセス、ロマン、ネネ、ルフェテ、ルイガル、カジェホン。しばらく見ない間にメンバーが入れ替わっているような気がする。カジェホンはレアルの下部組織出身。タムード、ペーニャがベンチにいないぞ。
■どうやって点を取るの??
サッカーはショーだってことで、バレンシアがボールを支配する。前半のポゼッションは67。エスパニョールが相手にボールを持たせる道を選んできたので、67なんて数字が叩き出されました。
エスパニョールのシステムは4-4-2。面白かったのは、相手のCBにはプレスに行かない。ドリブルで突っかけてきたら潰しにいく。SBにパスが出たら、CBへのパスコースをきりながら寄せるものだった。つまり、CB同士のパスコースならば問題ないけれど、CB→SBへのパス交換には厳しくチェック。相手のDFラインがピッチを幅広くつかってきたら、面倒くさいもんね。
前線の3人のボールが渡れば、面白いのだけど、効率よく運べないバレンシア。マルチェナ、アルビオル、ミゲルともに雑なパスが目立った。出し手の問題だけでなく、受け手の問題もあるのだけど、代表クラスなのだから、もう少しがんばれ。
ボールを失うバレンシア。でも、エスパニョールの攻撃はそんなに危険なものではなかった。おとなしいルイガル。古巣相手に奮闘するルフェテと、やっぱりものが違うネネくらいのエスパニョール。正直言って、どうやって点を取るのか心配なくらいであった。
マヌエルが中盤の底に下りて、ボールを受けてゲームを作ろうとしているバレンシア。それはアルベルダの仕事のような気もするが華麗にスルー。バラハはゲームメイクよりもフィニッシュに絡む意識のほうが高いように見えた。特にクロスには必ず飛び出そうって。
苦労しながらも、特別な3人にボールを集めて徐々にシュートまで持っていくバレンシア。しかし、カメニを中心としたDF軍団の前に、前半はあまりチャンスを作れないまま時間が過ぎていった。ビジャやマタ、ホアキンがサイドから仕掛けても、中央で競る選手がいない矛盾を解決するために、モリエンテスの投入が待たれる。
いつもだったら、カウンターのチャンスもあるのだろうけど、エスパニョールが守備から入ったこと、同時に素早い攻守の切り替えと戦略的なファウルによって、バレンシアはカウンターを仕掛けるチャンスをほとんどもらえなかった。
なかなか良いエスパニョールの守備。でも、点が取れそうにもないと思っていたら事故がおきる。最終ラインにいたアルベルダが痛恨のパスミス→ロマンが独走&ミドル→ミドルがアルベルダに当り、シュートは絶妙な位置へ飛んでいった。レナンは一歩も動けず。よって、エスパニョールが先制。
こんな展開だったので、スペインのカメラはベンチに座るシルバを何度も写していた。モリエンテスも写そうぜ。前半は1-0のまま終了。ボールを支配しているけれど、効率的にボールを運べない。運べても、フィニッシュに絡む枚数が足りない。カウンターを仕掛けさせてもらえないバレンシアの打つ手はなんだ。
ただし、38分にがんばっていたルフェテが退場。原因は2度のハンド。両方とも故意と判断されても仕方のないものだった。残念。
■シルバとビセンテ
10人になったエスパニョール。リードしているので、守りきれば問題ない。問題は守りきれるかどうか。4-4-1のシステムで後半に臨む。相手のCBやアルベルダのゾーンを埋めていた選手がいなくなったので、バレンシアは簡単にボールを運べるようになった。ゆっくりとしたサイドチェンジでもフリーになれるので、楽ちんなバレンシア。
そんなことは織り込み済みだとエスパニョール。さっさとDFラインを下げて、後ろでブロックを形成。4-4で守るならば、前で守ろうとせずに後ろで守るのは大正解。ただし、相手にボール支配を与えてしまう→仕掛け放題なので、守りきれるかが問題。
52分にマヌエル→モリエンテス。ボール運びに人数をかける状況でなくなったので、マヌエルをさっさと下げるエメリの論理的な采配。エスパニョールは55分にロマン→トレジョン。CBの選手を入れて、守備を分厚くしてきました。
しかし、57分にアルビオルがコーナーで同点ゴール。コーナーは人数が関係ないけれど、何回もコーナーを与える状況を導いたのはエスパニョールなので、まあしょうがない、。
60分にホアキン→シルバ。シルバが復活。ホアキンを下げるとはびっくり。シルバは中央に入っていったので、右サイドは空になった。ミゲルにお任せ。セルヒオ・ラモスにお任せみたいな状況になるバレンシア。
シルバの投入で、左サイドに人が集まりすぎる状況にもなったバレンシア。それでも、狭いところをパスで狙ったり、ゴール前でワンツーを仕掛けるなどショーっぽくなってきたバレンシア。やっぱりシルバはうまい。でも、全員が中央よりになりすぎてしまい、数的有利がいかせない状況になってしまう。
73分にマタ→ビセンテ。ビセンテをサイドにはらせて、相手を横に広げるんだ作戦。ビセンテはパス&ゴーを忠実に行い、何度もチャンスを作っていった。ビセンテのフリーランニングで攻撃のスイッチが入っていくバレンシア。これも良い交代である。
そして、80分にビセンテが逆転ゴール。モリエンテス→ビジャ→ビセンテと見事な擬似ワンツーでした。ゴール前に人数過多を見事に修正。どこにパス出したらいいんだって言う流れをビセンテの走りが見事に解決。で、試合終了。シルバの復帰戦を見事に飾りました。
■独り言
エスパニョールが悪い意味でやばい。得点の取れる絵がまるで見えなかった。早く帰って来いペーニャ、タムード。エメリの采配はパーフェクトでした。でも相手が1人少ないんだよな。でも、その状況から起こる現象をうまく利用したんだから良し。
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バレンシア対エスパニョール ~サッカーはショーだ~
posted by らいかーると |22:08 |
リーガエスパニョーラ/0809 |
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