2008年11月30日
セビリアのスタメンは、パロップ、ナバーロ、エスキュデ、スキラッチ、モスケラ、アドリアーノ、マレスカ、ファシオ、デムル、カヌーテ、ルイス・ファビアーノ。残念ながら、ヘスス・ナバスは累積で出場停止。モスケラがスタメンに定着している。なぜにファシオがスタメン。。。
バルセロナのスタメンは、バルデス、プジョル、ピケ、マルケス、アウベス、ヤヤ、ケイタ、シャビ、アンリ、エトー、メッシ。CLも勝ちきったので、いい雰囲気でセビリアのホームに乗り込んできた。
■メッシとアンリ
バルサの選手の配置に変化が現れた。マルケスとピケの位置が逆。いまいち記憶にない出来事だった。前例はあるのでしょうか。マルケスが右CBをやるメリットは、得意のレーザービーム・サイドチェンジガ見られること。これが左SBだと、単なる精度の高い縦パスになってしまう。ちなみに、マルケスは逆レーザービームを披露することはなかった。付け加えると、ピケがマルケスのようなボールを蹴っていた。
なぜ位置を入れ代えたのですか、、、と聞かれれば、恐らくアウベスのカバーリングをピケに任せることだろう。さらされたら無力のマルケスの横には守備の達人プジョルを配置している。攻撃のメリットよりも、守備のメリット。これはセビリア対策かもしれない。だって、ヘススナバスもアウベスもいない右サイドを恐れる必要はないだろうって。
セビリアのシステムは4-2-3-1。カヌーテが中盤におりるよくある形である。ファビアーノよりも、カヌーテのほうが守備面で計算がたちからだろう。相手の裏に飛び出して逃げられそうなのはファビアーノだし。
シャビにはマレスカ、ケイタにはファシオをつけて組み立てに参加させない作戦。ケイタはあまり幅広く動かなかったので、ファシオ対ケイタはあまり目立たなかった。その代わりに、シャビは幅広く動き回りマレスカとのやりあいは各所で見ることが出来た。どこまでもついていくマレスカ。
バルサ対策としては、非常にオーソドックスなやり方。ただし、バルサもその対策として繋げるCBを配置している。ただ、ヤヤとケイタがやっぱりボール回しに加われないので、せっかくCBから楔のボールが入っても攻撃が加速しない悪循環であった。ヤヤとケイタはドリブルのほうがボールを運べそうな予感。毎回は無理だろうけど。
そんなわけで、無理の出来る選手募集。となると、出番はメッシとアンリ。アンリはピケからのロングボールをうまく処理していた。これがアンリというハードルさえなければ、左サイドでボールがおさまり、攻撃の組み立てに貢献できる選手と評価されるだろう。アンリじゃなければ。
メッシも中盤に降りてきて、シャビの下がったことによって発生したスペースをうまく使っていた。メッシが中央に入ってきても、サイドはアウベスが上がってくるので、チームのバランスが壊れることはない。アンリやメッシがボールを持つと、攻撃の可能性を感じさせるバルサであった。
よって、セビリアは守備から入り、うまくバルサの攻撃を凌いでいた。メッシやアンリが上記のような仕事をする状況に追い込めたのはさすがである。問題は攻撃。アドリアーノがアウベス相手にモチベーション全開で勝負を挑む以外はFWにまかせっきりであった。
しかし、そこはリーガ最強とうたわれたファビアーノとカヌーテ。数少ないチャンスを確実にフィニッシュまで持ち込む力技はさすがであった。セットプレーや裏への飛び出しでチャンスを作っていくセビリアだったが、なんとなく入りそうな雰囲気はない。おしているのだけどね。
逆にバルサが先制点を入れる。メッシのポジショニングがすべてだった。シャビが前線に上がったことによって発生したスペースでボールを受けるとシャビへ。こぼれだまをエトーさんが押し込んでバルサが先制。縦に多くの選手が並ぶことで、相手の3ラインの間に選手を送り込む流行りそうで流行らない縦ギャップでバルサが均衡を破る。
アンリとメッシさえ絡まなければ、どうにかなりそうなバルサ。彼らに届くボールの回数を減らす努力をセビリアはしているのだけど、やっぱり昨年に比べると、なぜお前がそこにいいるんだとか、カペルの足が速すぎるといった武器が不足している。アドリアーノが好調なので、カペルはベンチにいるのだろう。前半は終わり。
■ヒメレスの考えは
後半になると、負けているセビリアは全体的なラインを上げ始まる。攻撃に枚数をかける熱血ヒメレス監督であった。だったら、カウンターや相手のギャップ狙いでメッシを中央で使い始めるバルサであった。こういう采配が非常ににくい。
ただし、バレンシア戦では続いた熱血プレスがバルサ相手では続かない。そんなに走らされた記憶がないので、ちょっと不思議だった。もともと、カヌーテたちはエトーのようなプレスをするわけではないので、難しいのだろう。前半のカヌーテの守備の役割は正直いって、周りを助けているかどうか微妙であった。
そんなわけで、徐々にバルサが流れをつかんでいく。というよりも、前半よりも相手に決定機を与えない状況になっていく。最初に動いたのはセビリア。52分にデムル→カペル。そのままカペルは右サイドに入っていた。アドリアーノをSBにするかと思ったが、モチベーションの高いアドリアーノをそのまま左サイドで。
で、右サイドのカペルがまったく仕事をこなせなかった。縦に突破してもいちいち左足に持ち帰る間に相手が戻ってくる最悪の状況で、さっさと左サイドに移動すれば良いのにと。で、実際に移動したのだけれど、今度はカペルにボールを届ける選手がいない現実。昨年はアウベスのサイドチェンジで簡単に一対一を申し込めたカペル。今年はアウベスのサイドチェンジがないので、苦労しそうなカペルであった。
62分にマレスカ→ロマリッチ。前節ではゲームメイカーとして活躍したマレスカ→ゲームを作ることを期待してロマリッチ。なんだかもったいない交代策の使い方である。カペルやアドリアーノにしっかりボールを届けるのがロマリッチに期待されたのだろうが、右サイドに移動したアドリアーノ、自分の好きな状態でボールをもらえないカペルともに届けてもしょうもない状況に陥っていた。
そうこうしている間に、メッシがありえないゴールを二度も決めて3-0でバルサが勝利した。ナバス不在のセビリアだったら、もう少し危なげなく勝てるかなと予想していたが、前半はちょっと危なっかしかったけれど、見事に勝ってしまったバルサであった。
■独り言
セビリアの特殊サッカーを良い意味でも悪い意味でも破壊したケイタ。今のところ、バルサではあまり良い働きをしているとはいえない。ヤヤはなんだかんだ守備面でブスケッツとの違いを表現しているので救いがあるが、ケイタはどうだ。グジョンセンが良すぎるので、ちょっと困ったケイタ。ケイタとヤヤの同時起用に関しては、メッシがいれば何とかなりそうな気配である。
そのメッシはやはりプレーの幅が広がった。それにはアウベスの存在感が非常に大きい。アウベスがセビリア時代の神出鬼没さをバルサで発揮しそうな気配はないが、バルサスタイルにあってきているのかなとなんとなく感じた。あわせているのかもしれないけれど。
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セビリア対バルセロナ ~意外性をなくしたセビリア~
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2008年11月26日
インテルのスタメンは、セザール、マイコン、サムエル、マテラッツィ、マクスウェル、カンビアッソ、ムンタリ、スタンコビッチ、サネッティ、アドリアーノ、イブラヒモビッチ。このメンバーだと、4-3-3はありえなそうな雰囲気。とうとう自分の型でなく、チームの型にあったシステムを選択したのかモウリーニョ。
ユベントスのスタメンは、マニンガー、グリゲラ、レグロッターリエ、キエッリーニ、モリナーロ、マルキオンニ、シスコ、チアゴ、ネドヴェド、アマウリ、デルピエーロ。世界で一番隙のない4-4-2を実行できるチーム。それがユベントス。チアゴがスタメンだってのが実にうれしい。
■システムを気にしなくなったモウリーニョ
1分にチアゴが自滅してマルキジオが登場。マルキジオも繋げる選手だがチアゴほどではない。期待の若手だけれど、こういう大きい試合で自分の個性を発揮できるかどうか非常に楽しみである。
結果を言うと、自分の個性を発揮でいている場面は非常に少なかった。前半の終了間際に狙い済ましたミドルを打ったくらいであった。他にはボールを持つ→ボールを前に通そうとするが無理で違う選択肢。この前に通すのをやめるというタイムラグが、ユベントスの攻撃のスピードに結構影響を与えていた。
インテルのシステムは4-3-1-2。管理人は見たことがないが、昨年の形である。バラックとシェフチェンコが加入したチェルシーでも見られた形であったが、チェルシーのそれは本当にひどかった。ドログバとシェフチェンコがろくに守備をしないで、バラックの存在理由もいまいち。で、4-3で守ることになり、ランパードのポジショニングが下がり、攻撃はドログバのみになった懐かしい記憶。
ユベントスのシステムはいつもの4-4-2。高いDFラインが最大の特徴。デルピエーロとアマウリが2人の関係で得点を上げてしまうことがある。今日のアマウリはボクシッチに見えた。日向君のような強引なドリブルと献身性を兼ね備えたアマウリはめちゃくちゃいい選手である。
4-3-1-2対4-4-2。最大の違いはラインの数と人数の配置。特に後者が試合に影響を与えた。インテルの序盤の狙いは徹底した裏狙い。ユベントスのDFラインが高いのはみんな知ってる。だから、徹底的に裏を狙おうぜと。3トップで全員に裏を狙わせるよりは、キエッリーニ×レグロッターリエにアドリアーノ×イブラをぶつけて裏を狙ったほうが良い。真ん中で数的同数を作って、SBがカバーリングできるかな作戦。
アドリアーノとイブラが裏を狙う。そこにボールを送り込むのは誰だ。精度の高いボールを蹴るにはフリーな状態を作りたい。フリーな状態を作るならば、どこが相手のシステムの穴か。相手のシステムは4-4-2。基本的に前プレにチームである。ただし、だからといって、相手のペナまでプレスに来ることはない。ここで答えが出る。DFラインをちょっと下がり気味に設定して、ボランチを3枚にすれば、圧倒的な数的有利の出来上がり。
いつもだったら、もっとボールを追い回すアマウリたちが今日はおとなしかった。その原因は無駄走りになることが目に見えていたからだろう。25分過ぎからネドヴェドが中央に来て、数的不利を打開しようとしたけれど、チームメイトがそのネドヴェドの意図に気付くことは、少なくとも前半のうちには訪れなかった。
そんなわけで、インテルが狙い通りにロングボールを裏に蹴りまくる。案の定オフサイドになるし、競争になっても相手が先に追いつくが、これでCBの体力を削ったり、DFラインがいつもよりも低めになれば、ポストプレーがやりやすくなる。
ユベントスは相手の低い位置で数的有利作戦にどう守るべきか最適な解を探しあぐねているようだった。インテルはスタンコビッチがアドリアーノたちをおとりにして2列目から飛び出すなど、徐々にDFラインを破り始める。で、ユベントスは仕方なくDFラインを少し下げて対応。すつろ、インテルはロングボールを裏でなくイブラに狙ってチャンスメイクを狙う。
WGがいないので、サイドに流れ放題のイブラは非常にやりやすそうに見えた。また、右サイドはマイコンが積極的に攻撃参加していた。アドリアーノとスタンコビッチも両サイドに攻撃を形成。ゴール前にはムンタリが飛び込んでくるおまけつきでインテルが決定機を作っていく。
4-3-1-2なんだから、こっちはSBから攻撃だってことで、ユベントスはモリナーロにボールを集めて攻撃を開始。しかし、スタンコビッチがサイドの守備を行ったり、サネッティ×ムンタリ×カンビアッソがゾーンを越えてプレスに来るので、システムの弱点はほとんど隠されてしまっていた。4-3で守る場合は、これくらいの選手をそろえないと厳しいってこと。
中央にチアゴがいれば。また状況は変わったのだろうが、シッソコがゲームを組み立てようとするのではちょっと苦しい。ただし、シッソコの守備はマスチェラーノに匹敵するといってもよい出来だった。
ユベントスの頼みのデルピエーロたちも復活したサムエルと気合十分のマテラッツィの前にチャンスを作れないまま前半が終了。不気味なのはネドヴェドで、ポジションを移動して何かをやらかしそうな気配がある。
■チアゴ。。。。
後半になると、インテルが妙に守備的に見えた。原因はムンタリたちの運動量が落ちたのか、このままでオーバーペースで死ぬから抑えたのかはわからない。前半に見られたロングボールに対して、前半は走って支えていたムンタリ軍団。後半はムンタリしか走っていなかった。ちなみに、マイコンも走っていた。攻撃参加していいよといわれて、箍が外れたようである。
中盤が下がり気味になったので、イブラたちは孤立することになる。そばにアドリアーノはいるけれど。それでも問題ないかと思ったが、後半のユベントスのCBは長いパスに足して出足が改善されていた。優先順位はインターセプト。ボールを触られたら終わりじゃってことで体を張った守りでインテルの極悪FWを前半よりも抑え込むことに成功。
前半に比べると、後半のほうがボールを持てるユベントス。しかし、チアゴ不在がここでも響いてくる。せっかくボールを持てても、味方に良い状態でボールを繋げないし、インテルは守る気満々なので、各所で数的有利を作っていく。ただし、スタンコビッチのポジショニングは謎だった。
インテルは放り込みで省エネサッカー。ユベントスは攻め倦む格好となった後半戦。インテルがたびたび裏をついていて、ユベントスはなかなか決定機が作れない。ネドベドも仕事をできていなかった。FK狙いの仕掛けもあまり見られなかった。
で、試合が動いたのはセザールのゴールキック。アドリアーノがつぶれて、イブラのミスシュートがフットサルで言うファー詰めのような形となり、走り続けたムンタリが報われた形となった。
ユベントスはカモラネージ、イアクインタを投入。ただし、ポジションを入れ替えただけで、カモラネージはマルキオンニとの違いを見せ付けたが、妙な気合をまとっているインテルの前にゴールを奪うことは出来なかった。勝利したインテルはめちゃくちゃ喜んでいた。なんだかんだ、ユベントスの壁は大きかったのだろう。
■独り言
モウリーニョがシステムにこだわらなくなれば、ちょっとインテルは面白くなりそうな予感。次は好調らしいナポリで非常に楽しみである。
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インテル対ユベントス ~開き直ったか~
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2008年11月25日
バルサのスタメンは、バルデス、シウビーニョ、プジョル、ピケ、アウベス、ヤヤ、ケイタ、シャビ、フレブ、エトー、ボージャン。アンリとメッシとマルケスがお休み。CLに向けて温存か。ボージャンを久々に見る気がする。初スタメンだってさ。
ヘタフェのスタメンは、アボンダンシエリ、リヒト、マリオ、ディアス、コントラ、ガビラン、カスケロ、ボランスキー、グラネロ、アルビン、モラル。カスケロ×ボランスキーは楽しみだけど、ベンチにいるウチェとゲロンをFWで使ってくれよ。ソルダードも控え。
■ポゼッション・ヘタフェ
ヘタフェのシステムは4-4-2。アルビンをヤヤのマークにつかせる4-2-3-1をイメージしたが、その想像はあっさり破られた。FWがそのまま相手のCBについていて、ヤヤはフリー。4-4-2で一番やっちゃいけないパターンである。しかし、CBに対して自由を与えなかったことで、バルサのパス回しはいつもに比べると、非常にスムーズさをかくものになった。さらに、無理の出来る選手がシャビくらいなので、チーム全体でしっかり回さないと、効率の良い攻撃は出来なそうな気配。
ヤヤでなくてブスケッツを起用していれば、前半の立ち上がりで攻撃に機転が出来たろう。4-4-2に対してはFWとMFの間のスペースをいかに使うかで試合内容が決まってくる最近の事情。MFとDFの間に選手を送り込んで、MFのラインを下げさせるのが大前提だけど。そのおいしいスペースをヤヤ。ブスケッツの台頭で苦しいぞと。
メッシ依存。昨年も散々言われてきたが、メッシに頼っているつけがこの試合でも現れる。いかんせん、ボールをキープできる選手がいない。エトーがサイドに流れて持ち込んだり、シウビーニョが相手の裏へ飛び出すプジョルにはできない動きなどが目立ったが、個の頑張りがチームと結びついていない。
それに比べて、ヘタフェが全員でボールを運ぶさまは壮観。バルサのプレスが悪いというよりも、ヘタフェのパス回しがうまい。ボールを回しながら、チャンスを伺うヘタフェを、WOWOWの解説曰く、ヘタフェはボールを前に展開できませんね、さすがバルサ!!!!。。。。とか言っていた。
そんなチーム全体でボールを回すヘタフェ。ようやくガビランが戻ってきた模様。ちょっとしたパスミスをすべてゼロにするテクニックでボール回しを助けていた。グラネロ、ガビラン、ボランスキー、カスケロの中盤はかなり質が高い。エトーさんが頑張って追いかけても、ボールを奪えそうな気配はない。特にガビランはアボンダンシエリのパントキックを、何の苦労もなくマイボールにしていたのは貢献度大。
ちなみに、バルサのプレスは決して悪くなかった。ボールホルダーに対するプレスも出来ていたが、SBもビルドアップに使うヘタフェ相手に、これは飛び込んだら苦しいよねという判断で様子を見ていた。いつもの勢いでプレスをかけたら交わされるかもしれないという不安。
カンプノウだけど、五分五分の展開で時間が過ぎていく。最初にチャンスをつかんだのはヘタフェ。相手陣地深くでのスローインをアウベスが無謀にもドリブル。これを奪ってピケのファウルを誘う。前節に続いて、アウベスはわけのわからない位置でドリブルをする癖がある。セビリアではそんな癖はみたことがない。
19分。先制点もヘタフェ。ピケが楔のボールを相手に渡し速攻をくらう。アルビンとモラルがうまくパスを繋ぎ、最後がモラルがコントロールシュート。デルピエロかというシュートでバルサが先制。カウンターなので仕方ないかもしれないが、不利な状況をどうにかするのがプジョルの仕事のはずだ。
先制後のヘタフェ。後ろに引きこもることなく、高いDFラインでバルサと対峙。基本的には両SHとSBが連動してサイドで数的不利にならないようにしているけれど、カウンターのために前線に残っている場合もある。そういうケースだと、バルサは高確率でシュートまでいっていた。
ただし、サイドの深い位置でフレブやボージャンがボールを持ったときのサポートが少ない。いつもだったら、アンリが縦に抜けて、メッシが中央に切れ込むからほっておいても大丈夫なのだろうが、今日の2人に同じ役割を期待するのは酷。特にボージャンはそうとうボールを失っている印象。フレブはシウビーニョをうまく使って凌いでいる感じだが、フレブ自体に恐怖を感じるようなプレーはない。
そんなバルサはシャビが中盤の低い位置でゲームを作り始める懐かしい光景。これで攻撃がスムーズになるが、今度はゴール前に殺到する人数が減るわけで。それにしても、ケイタの位置はほとんどFWとしての役割が求められているように見える。だったら、グジョンセンなのだろう。
序盤に比べれば、ボールは回るけれど、サイドにいつもの破壊力がないバルサ。だったら、エトーさんがサイドに流れればいい話だけど、リードされてからはそんな動きをほとんどしなくなったエトーさん。わかりやすい性格。ボージャンもフレブも中央に入ってきて、サイドの攻撃をSBに任せちゃえばいいのだけど、不自然なくらいにサイドに張り付いていた。恐らく監督の指示。
バルサの最大のチャンスはエトーのバー直撃。そのきっかけが最終ラインからのプジョルの中央突破だということが、前半のバルサを物語っている。ヘタフェは何度かカウンターでチャンスをつかんだが、モラルやアルビンよりもウチェを出せ。
■出てこないウチェとゲロン
怪我か、戦術的な理由か。特にウチェはビッククラブでも活躍する逸材だと信じているのだけど、何で出られないのでしょうか。誰か教えていただけると助かります。
後半のバルサ。50分過ぎからボージャンとフレブの位置が入れ替わる。この試合で初めての光景っていうのが不思議。で、フレブは新たな可能性を提示。アウベスが常にあがってくるので、シャビの位置で活躍していた。特に狭いところにパスを通そうとする姿勢はアーセナル時代を思い出させる。
54分にボージャン→アンリ。フレブ→ペドロ。ボージャンはベンチで悲しそうな雰囲気をかもし出していた。ここでアンリが仕事をし始める。左サイドを単独で突破してクロス。裏でボールを受けることも出来るので、アンリはボージャンやフレブとの違いを見せつけ始める。ただ、昔のアンリからすると、それでいいのかとなりそうだけど、今出来ることを懸命にこなすアンリであった。
ペドロもアンリと同じ役割をこなしていた。バルサのウイングは縦に仕掛けてクロスや裏に抜けてクロスや逆サイドに流れて中央に切れ込むってスキルが特に特に必要なんだろう。
前半のように、ヘタフェはSBを上げてポゼッションをすることなく、守備に集中していた。よって、攻撃はカウンターのみでだからこそウチェたちを使って切りあいをしてほしかったぞ。
さあ守りきれるかで、守りきれなかった。アウベスのクロスの飛び込んだケイタ。ケイタはその後SBへ移動し、シウビーニョ→グジョンセンでさらに攻勢に出るバルサ。アウベスのクロスでの得点場面が増えた気がするぞ。
攻勢に出たけど1-1で終了。バルサは連勝がストップ。ケイタのSBはちょっと面白かった。キック力があるので、非常に早いアーリークロスを上げていた。グジョンセンを投入する前まで、バルサはやはりヤヤがきつかったので、ブスケッツを入れるかと思ったが、時間を考えれば、ヘタフェが引きこもるのは当然なわけで、中盤をてこ入れする必要はないんだなと。
■独り言
バルサはスポルティングとの首位決戦。バルサは地獄の連戦が控えているので、ここからが非常に楽しみになってくる。死の12月。誰がこんな日程を組んだのだろうか。
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バルサ対ヘタフェ ~ボージャンのやるせなさ~
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2008年11月24日
セビリアのスタメンは、パロップ、モスケラ、スキラッチ、プリエト、ナバーロ、ヘスス・ナバス、ドゥシェル、ロマリッチ、アドリアーノ、カヌーテ、ルイス・ファビアーノ。失点がめちゃくちゃ減っているセビリア。守備の安定感を得たともに、彼らの独自性が溶けてきているのが個人的に切ない。ディエゴ・カペルはベンチにおります。
バレンシアのスタメンは、レナン、モレッティ、アレクシス、アルビオル、ミゲル、マルチェナ、マタ、バラハ、マヌエル、ホアキン、ビジャ。まさかの4-1-4-1。5-4-1だったら、非常に面白いけれど、4-1-4-1だろうな。最近の弱点はゲームメーカーの不在。
■選手の配置とか
セビリアのシステムは4-4-2。だけど、カヌーテが中盤からのボールを受けることが多いので、4-5-1のようになることが多い。ファビアーノは前線で得点を取ることに集中というか、カヌーテほど器用ではないので、あまり下がってこない。最近のバレンシアは失点が多いので、このカヌーテへの対応をどうするかで、マルチェナの中盤起用を踏み切ったんだと思う。
中盤へ降りていくカヌーテをマルチェナが観て、ファビアーノをアレクシスとアルビオルが観るというわかりやすい作戦をウナイ・エメリは選択。それで、バラハとマヌエルが対面のドゥシェル、ロマリッチの対応をする。
最初にマルチェナの位置を見たときの感想は、ボールをつなげるようにするためかと思ったが、それだったら断然エドゥなわけで。累積で出場できないアルベルダをマルチェナの位置で使いたかったのだろうと予測。つまり、マルチェナはアルベルダの代役。
トップ下にモリエンテスの代わりに、DFとMFの間にマルチェナを配置するのだから守備重視のバレンシア。セビリアのホームなのでアウェーの闘い方ってやつだろう。
そんなバレンシア相手に、序盤はカヌーテが奔走する。中央でボールをキープして何度か攻撃に繋げていた。ただし、バレンシアもそれは織り込み済みなわけで、守備側が数的不利になることなく攻撃をしのいでいく。
アウベスの代わりがモスケラという時点で、セビリアのサッカーはかなり変わった。SBの攻撃参加はまれで、ヘススナバスも基本は単独突破。カヌーテのキープ力がなかったら、一気にしぼみそうだけどなぜか上位にいる。結局はそれでも突破できて、なおかつFWの選手層が実は厚いのが理由かもしれない。
セビリアの守備は、とにかくボールホルダーにプレスをかけ続けるものである。熱血ヒメレスの印象のまま。どこまでも突っ走れ。ファビアーノが思ったよりも守備に参加していてびっくり。またカヌーテがマルチェナを完全にしかとして、相手のCBにプレスに行く場面はちょっと面白かった。
そんなセビリアの熱血プレスの前に、バレンシアはロングボールをぼかぼか蹴るしかなく、それを何とかキープしてくれるカヌーテのような選手はいない。マルチェナたちは困っているDFラインをスルーしていた。このボールを引き出す動きや相手をひきつける動きをする選手がバレンシアにはいない。
20分くらいになると、カヌーテの運動量が落ちはじめる。4-4-2を4-5-2にしているのがカヌーテの頑張りであって、でもご老体。中盤の守備をカヌーテが助けられなくなってくると、徐々にバレンシアが優勢に立ち始める。
4-1-4-1対4-4-2で、4-4-2のFWが守備をサボり始めるとあら不思議。一気に4-1-4-1が有利になるのはアンカーがフリーになるからだろう。4-4-2がひし形気味で勝負を挑んできたら、アンカーの横を使えばいいし、アンカーの横の対策をしてきたら、SBを攻撃参加させれば絶対的な数的有利が誕生する。
カヌーテの疲労から、バレンシアが一気にチャンスを作る。きっかけはホアキンとビジャのキープ力。モリエンテスの位置の仕事をホアキンがこなせるようになったのは非常に大きい。ただ、ビジャもボールを触りに降りてくることもあったけれど、監督の指示はゴールに近いところでプレーしろってことなのだろう。マタがフィニッシュに絡む場面が増えてくる。対面のモスケラは何をしているんだ。
ラストパスで輝きを見せ始めたバラハを中心に、バレンシアが試合の流れを引き寄せつつあったが、やはりDFラインに入ると攻撃が停滞。DFラインからボールを引き出す動きが悪いことと、本人たちに原因があるようで、これはちょっと修正が出来なそう。
そんな隙を見逃さないセビリア。ロマリッチがファビアーノにスルーパスを通してから流れが一変する。松井の元同僚は、攻撃面でケイタとの違いを存分に見せ付ける。何度も中央からパスで突破を試みて、最後はカヌーテたちが絡む攻撃は破壊力抜群であった。中央の守備を固めているはずのバレンシアは、低い位置でロマリッチを抑えきれないバラハたちの分の負担までかぶっていた。
バレンシアはマタが、セビリアはファビアーノ&カヌーテが決定機で絡んだが、前半は0-0。レナンのセーブが目立った前半となった。後半の采配に期待。
■相手の裏をかけ
ドゥシェル→マレスカ。伊達男の登場で、セビリアが博打采配を行う。中盤のゲームメイクをマレスカだけに任せて、ロマリッチを前線へ上げた。4-4-2→4-1-3-2。その心は、マルチェナをアンカーにして数的不利にならないように気をつけているならば、数的同数にしてやろうでないか作戦。またの名をマルチェナを混乱させよう作戦。さらされたマルチェナは退場寸前まで追い込まれていた。
4-1-3-2の弱点は、後ろの枚数が少ないってことで、その空いているスペースをバレンシアの前線の選手がうまく使えれば、バレンシアはカウンターでセビリアをしとめることが出来る。でも、そこにボールを運べないと判断したヒメレスの博打は大当たりであった。
そうはいっても運べるかなと思っていたが、まったく運べなかったバレンシア。よって、前半とは打って変わり防戦一方。シュートの雨嵐。モスケラも攻撃参加していた。モスケラがゴール前でボールを持つと、会場があたたかくなるような気がするのは気のせいだろうか。
そんなセビリアの猛攻をひたすら耐え忍ぶバレンシア。セビリアは崩すんだけど、ラストパスが合わなかったり、焦りからかミドルを連発したりで入りそうで入らない。ファンデラモス時代に比べると、こんな風に点を取るんだよみたいな型がないのが苦しいか。
ちなみに、4-1-3-2のセビリアはマレスカがゲームを作れない状況のときはカヌーテに当ててプレッシャーという、えげつない作戦。4-1-3-2を機能させるにこの方法がベストかもしれない。
終了間際にはバレンシアもカウンターでチャンスを作るものの、元バレンシアのパロップが冷静に対処。結局スコアレスで終わったが、ヒメレスの采配のうまさを初めて目撃したので、収穫のある試合となった。
■独り言
両チームともUEFAカップをがんばってください。
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セビリア対バレンシア ~ヒメレスの采配~
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リーガエスパニョーラ/0809 |
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2008年11月23日
シティのスタメンは、ハート、サバレタ、リチャーズ、ダン、ガリード、SWP、コンパニ、アイルランド、バッセル、ロビーニョ、ベンジャニ。ダンの呪いが解けたのかどうかなど、妙に気になるシティ。最近はベンジャニがスタメンでうれしいぞ。
アーセナルのスタメンは、アルムニア、ホイト、ジュルー、シルベストル、クリシー、ソング、デニウソン、ナスリ、ディアビ、ファンペルシー、ベントナー。セスクとアデバヨールがいねーーーーーーー。代表でお疲れなのか、それとも累積か。
せっかくユナイテッドに勝って優勝戦線に生き残ったのに、アストンビラに負けて、ギャラスの乱が起きてとチーム状態はかなり悪いようであります。キャプテンはアルムニア。ウォルコットは肩の脱臼によって、しばらく帰ってこないらしい。
■シティの改良
アーセナルのシステムは4-4-2。ファンペルシーが頻繁に中盤からのボールを引き出そうと下がってくる。なんで、別に4-2-3-1でも良い。いつもはセスクが使うスペースを謳歌しているファンペルシーを見て、彼の最適なポジションはどこなのだろうといつも気になる。
右サイドでディアビが大きな体とテクニックでためを作れるにもかかわらず、アーセナルの攻撃は誰かを中心にといった狙いは見られなかった。左サイドにナスリがいたので、両サイドを万遍なく使っていたが、サッカーは相手のあるスポーツ。ガリード×ロビーニョ側を狙ったほうが楽だと思うけれど、いつもの癖のようで。
シティは4-4-2で、SHがロビーニョとSWPという特攻型のチームだったが、この試合の途中で、システムを変更。4-1-4-1になった。ベンジャニを頂点として、左サイドからロビーニョ、アイルランド、SWP、バッセル。だったら、エラーノを出して、SWPを右サイドにすればいいのかと思ったけれど、敏捷性に優れたSWPと喧嘩上等に見えるアイルランドのほうが相手に対するプレスが強いのかもしれない。
シティが4-1-4-1に明確に変更してから、アーセナルはほとんどチャンスを作れなくなってしまう。シティのボールに対する寄せが早くなったのもその原因だが、ファンペルシーが他の選手との違いを証明できなかったのが大きいと思われる。才能の違いを感じさせたのはナスリだが、あくまで感じさせただけで、決定機を演出するようなプレーからは程遠かった。
コンパニ、アイルランド、SWPの中盤の前に、アーセナルはいつものサッカーを展開できないまま、時間が過ぎていく。だったら、ショートカウンターに徹しれば面白いんだけど、そういう風にチームを導く選手がピッチにいない。愚直に特攻を繰り返すアーセナルは悲劇的であった。
じゃ、シティはどうなんだというと、バッセルが意味不明。頑張れる選手だということはわかっているのだけど、SWPと比べられてしまうポジションなので、どうしても不出来が目立つ。アイルランドの飛び出しが4-4-2時代より効いているくらいで、ロビーニョがゲームを作って仕掛けと、ロビーニョ依存がかなり深刻。他にはガリードの左足くらいしか見るべきものがない。
序盤は4-4-2のシティ相手に、アーセナルがそこそこの展開を見せる。しかし、4-1-4-1にしたことで、デニウソンらがシティのプレスにさらされ、ファンペルシーもコンパニにつかまってしまう。ファンペルシーのマークをはがすために、ナスリらが中央にポジションを移そうとしても、楔のボールを入れるぜって場面がシティのプレスの前に作り出せないので、わけわからない状態に。CBが攻撃に参加できれば状況を打破出来たろうが、ジュルとシルベストルにそんな能力はない。
ソングが意外性のあるポジショニングを見せていたが、単純なパスミスを連発。シティのプレスの前に、無理の出来る選手が皆無なアーセナルは、DFラインに理不尽な負担がのしかかり、ミスを連発。シティにチャンスを作られると、ロスタイムに名波のスルーパスを決めたバティストゥータを髣髴とさせるゴールを4-1-4-1によって、前に出やすくなったアイルランドが決めて先制。
後半のアーセナル。さすがにベンゲルに活を入れられたか。前半よりも随所で狭いところを狙うパスが見られるようになる。さらにSBのリスクある飛び出しが頻繁に見られるようになり、全員が強引に仕掛けるようになった。
しかし、中央エリアで相手を潰しまくるSWPとアイルランド。この2人から一気にチャンスが生まれる。中央で相手からボールを奪い返すと、SWPがドリブルでアイルランドは一気に前へフリーランニング。すばやい攻守の切り替えで相手を置き去りにすると、ベンジャニをオフサイドの位置でおとりに使ったロビーニョへ見事なスルーパス。
ロビーニョは相手をあざわらうかのようなループで2点目を決める。これで優位にたったシティは、その後も必殺カウンターで何度もアーセナルゴールを脅かす。アーセナルも攻めるが、コンパニ、ダン、リチャーズの中央を破壊することができずに終了を迎える。
試合終了間際に、シティはスターリッジが自分で得たPKを決めて3-0。珍しくまともな試合を見せたシティであった。アーセナルはディナモキエフに勝てるのでしょうか。その試合よりも、シティ対シャルケのUEFAカップが見てみたかったよ。
■独り言
SWPが中央に入ったことで、攻守に武器を手に入れたシティ。ボールを運べないならば、SWPのドリブルに頼ればいいし、守りから攻撃への切り替えはアイルランドとSWPは鬼はやである。こう考えると、理にかなったコンバートだなと。チェルシーでもやっていたし。でも、右サイドがいないぞと。
さらにロビーニョの存在感が異常。チェルシーのデコの存在感もやばいが、ロビーニョも同じで、選手に気持ちよくプレーする環境を与えるのは大切だなと改めて実感。ロビーニョのプレーを理解してくれる選手を集めれば、シティは強豪になれるかもしれない。今後が楽しみになってきた。
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マンチェスターシティ対アーセナル ~SWPの位置に注目~
posted by らいかーると |18:06 |
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2008年11月20日
日本のスタメンは、川口、内田、田中マルクス、寺田、長友、遠藤、長谷部、俊輔、大久保、達也、玉田。オシム色一掃みたいな。はっきり行って、誰かのサッカーを継続するよりは、自分のやりたいようにやることが、一番良いってことだろう。結果が出なくても、後悔はないだろうし。
カタールは省略。セバスチャンってウルグアイ人がすごかった記憶がある。そういえば、エメルソンは出てこないのだろうか。日本に帰りたがっているらしい。なぜだ。監督がメツ。
■空想のメツ曰く
ウズベキスタンは前線からの積極的な守備で日本を苦しめていただろ??だから、我々もそのやり方を真似させてもらおうと思ったんだ。前線からしっかりと守備。特に中盤の選手には前を向かせないようにってね。バックパスだったらOKだよ。だって、日本のDFラインはろくなボールを蹴れないだろうし、ハイボールを強引に自分のボールにできる選手は出てこないと思っている。巻だっけ。いないでしょ確か。そういえば、鈴木ってFWはどこにいったんだ。ベルギー戦でがんばっていたやつだよ。
狙いはある程度うまくいったといっても良い。特に日本の左サイドはかなりボールを運ぶのに苦労していただろう。長友と大久保の位置も抑えることが出来たし、唯一世界的に有名な中村も自分の個性を発揮出来ずにいたと思う。ACLで活躍した遠藤やドイツでプレーしている長谷部も前線の選手にバシッと楔のボールを通されることはほとんどなかったはずだ。後半は通されていたけど。あとさ、長谷部がDFラインに降りたりしていたのがあったでしょ。欧州でよく見られる光景だよねあれは。
狙い通りに行かなかったのは、そのセカンドボールに対する準備不足だろうな。もう少し拾えると思っていたのだが、CBが跳ね返す→相手に拾われる場面は非常に多かった。あそこをマイボールにできれば、試合を支配することが出来たと思う。
一番の誤算は日本が守備から入ってきたことだ。あそこまでアウェーの闘い方をしてくるとは、正直予想も出来なかった。絶対的な強者がああいうサッカーをしてくると、ちょっと手のうちようがないね。うちの長所は両サイドアタッカーとセバスチャン。とくにSHはアジア限定だけど、なかなかいいドリブルを持っている。だから、序盤は長友が苦労していただろう。彼はファウルでしかうちのSHを止められていなかった。
そこで得たセットプレーを見事にあわせたのはすばらしかったが、あれで日本はマークを修正してしまったよね。あの対応の速さは監督の指示なのか、選手の自己判断なのか気になる。後者だったら最高なことだよね。
で、長友の位置が突破口になれば、救いがあったのだけど大久保の守備の意欲の高さには驚いた。もちろん、逆サイドの中村もだ。彼らがSBと連携することによって、我々のサイドアタックは可能性のないものとなってしまった。時々は守備をサボるかなと思っていたが、そんな要素はまったく。攻撃の選手だと聞いていたのが、守備の選手にしか見えなかったよ。
なんでカタールはSBを攻撃参加させなかったのかって??そうだよね。相手がSBとSHで連動して来たならば、こっちも後ろの選手を上げて、さらに中央の選手をサイドに流れさせれば、面白いことがおきる。でも、それはアジアレベルの話ではないよね。日本がそういう相手と対峙したときにどうするのかは興味があるよ。
つまり、カタールのサイドアタックは大久保と中村によって封じられてしまった。そうなれば、ゴール前までボールを運ぶ手段は強引なクロスしかない。そのクロスに対しては、背の高いCBが対応していた。中澤がいないって聞いていたから、もう少し高さで勝負できると思っていたが、まったくだったね。そのこぼれだまに対しては、遠藤たちが非常に集中していたと思う。日本の守備はパーフェクトな準備をしてきたといっても良い。
ただし、守備に重点を置きすぎたので、攻撃はちょっと辛そうだったね。巻みたいな選手がいて、すばしっこい田中がいればもっと楽に点をとることが出来ただろうし、ボールを保持することも出来ただろう。だから、前半は0-0でいくかなと思っていたが、カタールのCBがとんでもないミスをしただろう。あれはないよなって思ってしまった。我々のキーパーが相手のセットプレーに対して安定感を見せていたから、守りきれると思っていたのだけど、あのミスはない。
それにしてもあの田中って選手はいいね。なんで今まで使われなかったのか不思議だよ。
■相手の想像の上を行け。
日本のシステムは4-2-3-1。でも、4-4-1-1のほうが正しいかもしれない。そのくらいに俊輔と大久保は守備をがんばっていた。これは試合前から予想できるかといえば、ちょっと難しい。いかにして相手の裏をつくかはサッカーで非常に重要になってくる。ここまで守備の意識を高めさせた岡田監督はえぐい。
この試合のMVPは誰ですかと言われれば、長谷部の名前が多くあがるだろう。ボール狩りと同時にカウンターの基点となる動きは、ちょっとほかの選手にはまねできそうもない。ちなみに、遠藤ものすごくがんばっていた。ただし、この2人の役割は上記のことからはそんなにぶれないので、相手からすると計算内であることが多い。ただし、想像を超えて長谷部はすごかったかもしれないけれど。
前半は6:4で日本がリード。先制できたのは田中達也の個人技と相手のミスが絡まったものであった。達也の献身性は誰もが認めるところだと思う。またドリブルで仕掛けられる選手は日本人好みだろうと。ただし、先制点が取れたのは運の要素が大きかった。
で、後半開始早々に玉田が豪快なミドルを決めてカタールの心が折れる。玉田も昔に比べれば、守備をだいぶするようになった。後は、もう少しボールを引き出す動きをしてもいいのではないかと。達也や大久保とポジションを入れ替われる器用さがあると思うし。
中澤の代役の寺田。かなり足元が危険であった。でも、ああいう高い選手がCBに並ぶだけで相手は脅威だろうと。クロスを上げるのも一瞬の躊躇。どうせ勝てないしみたいな。寺田がいるからか、田中マルクスが守備に専念していて笑った。ま、点を取りに良く状況でなかったから、当たり前かもしれないけれど。
そんなわけで、危なげなくカタールに勝利した日本。まずは予選を突破しなくてはいけないわけで、この勝利は大きいのではないかと。勝因は守備の組織を構築するのが得意技の岡田監督が本領を発揮した試合であった。
■独り言
メツ曰くはもちろん空想です。そして大久保が点を取りたそうにポジションを上げていたのが印象的だった。やっぱりFWの選手なんだなって。悪評がすすむ岡田監督の日本代表だけど、この試合は良かったのではないかと。恐らくアラブのかたが日本を応援していたけれど、あれはなんだ。そして中国の審判が意外にうまくてびっくりした。
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カタール対日本の雑感
posted by らいかーると |09:54 |
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2008年11月19日
頻繁に繰り返される独り言シリーズです。今日はカタール戦ですね。生で見るか、録画で見るかは悩み中です。久々にレポると思います。ちなみに代表の試合はパラグアイ戦以来遠ざかっているようです。ちなみに、記事ジャンルはなしです。
■広島について
良いサッカーをしているなって思う前に、川崎の前線の4枚にビックリしました。世界中を探しても、前線に4枚残して4-2で後ろで耐え忍ぶサッカーなんて見たことなかったので、いろんな意味で驚愕。4-2で守る川崎は本当にメチャクチャで、中村がいるだけでどこまで状況が改善されるのか、逆に見てみたくなってしまったわけです。つまり、広島のよさよりも、川崎のどうしようもなさのほうが、自然と目に付く試合であった。たまたまあの試合がそうなだけを望みます。
広島は森崎兄が非常に良い仕事をしているんだなと。3-5-2でCBが頻繁に攻撃参加するって聞いていたけれど、森崎兄がCBの位置に下りてゲームメイクすれば、そりゃ上がれるわなって。ただし、じゃ坪井や堀ノ内にそれが出来るかといえば、出来ないとは思うけど。3-5-2というより。4-5-2みたいでした。つまり、森崎兄が二人分の働きをしている。
後はシャドウの使い方が完璧。ワントップで相手のCBを引き付けて、WBで相手のSBをひきつける。大切なのは、SBをひきつける動き。で、バイタルエリアを使いまくる柏木と森崎弟。川崎のボランチがここのマークにつけば、相手のSBや青山の位置がフリーになる悪循環というか、圧倒的な数的不利の完成。川崎はそういうことを考えて試合に臨んだのかどうか非常に気になるわけです。準決勝が関東でやるなら観に行きたかったけど、桃太郎じゃどうしようもない。元旦に東京でお待ちしております。ただし、柏は守れるチームだよと。
■メールの返信について
プロフィールのところにメアドを載っけています。ここ専用のメアドなので、滅多にメールが着ません。なので、メールチェックはほとんどしていないのが現状です。ぽつぽつメールが来るんですが、明らかに返信しても遅いだろうなって場合はどうしようか悩んでます。そして月日が過ぎ去る。なので、ここでそのよくある要望の返信を行ないます。
よくあるのが、この試合のレポをして下さいみたいな。非常に嬉しい申し出で有難いのですが、その試合を見る術が自分にはない場合が多いです。例えば、CL。自分はJスポ+のみなので、バルサTVとあとはおこぼれにすがっているのが現状です。リーガとプレミアは全部見られます。だったら録画してメディアを送るよなんてさらに有難い話は、お互い面倒なのでやめましょう。個人的にチェルシー対ローマなんてのはめちゃくちゃ興味があったのですが、縁がないと思って諦めました。きりがないので。ただし、自分が見られる範囲でしたら、なるべく期待には答えたいなと思っています。あくまでなるべくですけど。
で、次に多いのが予告です。一回やった事があるのですが、全然予告どおりに行かなくなったのでやめました。変な義務感が生まれるのもよくないなと思っています。なんで、面倒だとは思いますが予想して下さい。基本的にリーガ、プレミア、インテル・バイエルンチャンネル、ときどき日本って感じだと思います。後はボカです。
あと、なんでこんなブログを始めたのかというと、自分の記録用です。試合を見たんだっていう。本当にそれだけです。おそらくスポナビブログの草創期からいるんじゃないかと思いますが、その時から比べると、試合分析系のブログも増えてきて、嬉しい限りです。
■独り言
メールの返信がメインの内容でした。広島はおまけです。何かあれば、ご連絡下さい。またはコメント下さい。以上です。ちなみに、いい加減にリンクとかいろいろ手をつけようとは思っています。
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最近気になっていること11
posted by らいかーると |20:25 |
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2008年11月18日
アトレチコのスタメンは、レオフランコ、ペルニア、ウイファルシ、ハイティンハ、ペレア、シモン、マニシェ、アスンソン、マキシ、アグエロ、フォルラン。久々のベストメンバー。このときのアトレチコは間違いなく強い。
デポルのスタメンは、アランスビア、フェリペルイス、ピスク、ロボ、マヌエルパブロ、セルヒオ、ロドリゲス、ベルドゥー、グアルダド、ラフィタ、リキ。リキらへんの若手が、そろそろものになってくれないかと願うデポルの監督ロティーナさん。
■試合前の準備
デポルのシステムは4-3-2-1。ミランのクリスマスツリーが代表例とされている。いわゆるWGでなくて、シャドウとしてワントップの後ろに選手を配置する形。このシステムの最大のメリットは、相手のDFとMFの間に選手を送り込ませやすいことである。また、中央の選手が好き勝手に動き回ることで、マークをかく乱することも出来る。ただし、ほっておけば、両サイドが空になってしまうので、SBの日常的な攻撃参加が求められる。
問題は守備面に含まれている。ミランはセードルフを守備のときはSHの役割を担わせることによって、4-4-1-1または4-4-2でピッチ全体を幅広くカバーしていた。WGをおくシステムだったら、相手のSBに対する守備は特に決めないでも明確だが、シャドウのときはその役割分担が明確ではない。
で、デポルはこの役割分担をサボった。具体的にはペルニアとペレアの位置のスペースががら空きであった。その位置を好んだマキシがポゼッションに絡んでアトレチコの攻撃が始まっていた。マキシがあんなにボールに触っている姿はあまり印象にない。
デポルの前線の選手は中央に多いので、アトレチコの攻撃は自然とすいているサイドからフリーで始まることが多かった。ペレアはまだしも、ペルニアをフリーにするデポルの考えは理解不能だった。よって、簡単にバイタルエリアにボールを運ばれてしまうデポル。ポゼッションサッカーを会得しつつあるアトレチコにとって、ボールの落ち着きどころを与えてしまったデポルの試合の入り方は完全に謎。
さらにDFラインがボールを持っているときに、中盤の選手が誰もボールを引き出す動きをしない。いつもだったら、それでもゼカストロが何とかしてくれるのかもしれないが、アトレチコからのレンタルなので、試合には出られない。
いやいや、わざと相手のSBの前のスペースを空けてその裏を狙うトラップディフェンスなんじゃねえのかって思ってみていたが、デポルは攻撃の面でも何がしたいのかさっぱりだった。ヒホンやレクレは守りを固めるだけでなく、こんな風にカウンターで相手を苦しめようみたいな考えがピッチに明確に現れていたが、デポルはそんな気配がまったくなかった。
昨年のデポルは前線の選手のキープ力&後ろの選手の走力で攻撃を形成していたが、今年はそんなそぶりもない。5バックをやめたので、昨年ほど攻撃的に振舞えないSBコンビと妙におとなしいセルヒオ。はっきりいって、デポルはただ守っているだけだった。ときどきラフィタやグアルダドが個人技で仕掛ける程度で、得点の気配はまったく。
逆にアトレチコの波状攻撃を跳ね返す仕事を延々と繰り返していた。20分くらいになると、さすがのデポルも気がつく。4-3-2-1じゃまともな守備も出来ないってことで、4-4-1-1に変更。完全に変更したわけではなかったので、ピッチ内で選手が勝手に自己判断したのだろう。すばらしい。
守備により重点をおいたデポルに対して、アトレチコはハイティンハ、ウイファルシ、フォルランが自分のゾーンを越えて活動を開始する。特にフォルランが無理をするプレーを担い、試合を組み立て始めた。
そんな矢先にアトレチコがコーナーキックから先制。序盤から何度もコーナーを与えていたつけをデポルが払うことになる。ニアの選手がボールに触れず、そのまま流れたボールに対して、ハイティンハが胸で押し込んだ。
その後は攻撃意欲を見せ始めるデポルのボールを高い位置で奪いかえして、カウンターを見せるアトレチコ。ポゼッションもできるし、カウンターもシュートまでいけそうなアトレチコは本当に昨年から比べると変わった。昨年は本当にひどかったので、当たり前のことが出来るだけでほめてしまい、アトレチコのハードルの低さが気になる。
特にフォルラン、アグエロ、シモンの絡みは手がつけられそうもない。特にフォルランの両足ミドルの強烈さはなんなんだろうか。ポスト直撃も含めて、アトレチコ優勢のまま前半が終わる。
後半も変更はなし。デポルはSBを積極的に攻撃に参加しろって指示が出た模様。マヌエル・パブロが前半に比べると、高い位置で攻撃に絡み始める。
52分にロボのミスからフォルランが抜け出してゴール。つなげる相棒の不在がロボのミスを誘発しているように見える。周りの選手がもっと気を使えば良いのに。2-0。心を折るには十分。
もうぐうちゃぐちゃのデポル。攻撃もしないといけないし、でも守備もおろそかにできない中途半端な状態。中盤でフリーのマニシェから一気にサイドチェンジ。マキシとアグエロが見事なコンビプレーで最後はマキシが決めて3-0。
で、一気に2枚代えで攻勢に出るデポル。しかし、アランスビアのフィードミスを奪ったペルニア。ショートカウンター発動。最後はフォルランが左足を振りぬいて4-0。
デポルはバレロンが最後に輝きを放った収穫を得て終了。4-1で試合が終わった。久しぶりにバレロンがらしさを発揮した試合だったと思う。今度はもっと見たいぞ。
■独り言
さりげなく多国籍軍団のアトレチコ。ラウール・ガルシアにはもっと頑張ってもらいたい。そしてカマーチョとか有望な若手はいい内容をしているときに何とか試合に出場することが大切。でも、なりふりかまってられないアギーレであった。ひとまず、ファンデラモスはない。
デポルは5バックやれば良いのに選手が足りないのだろうか。多分、そうだろう。それにしてもゼカストロのいないロボは不安でいっぱいだった。ちなみに、ウイファルシ、ハイティンガが隣にいるペレアは完璧だった。
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アトレチコ対ディポルティボ・ラ・コルーニャ ~ベストメンバーのアトレチコとバレロン~
posted by らいかーると |09:35 |
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2008年11月17日
バレンシアのスタメンは、レナン、モレッティ、マルチェナ、アルビオル、ミゲル、アルベルダ、マヌエル、ビセンテ、マタ、ホアキン、ビジャ。最初からマタを中央で使うは以前に失敗した記憶がある。ビセンテはサイドに張り付くだろうから、マタが窮屈にならないか心配。ちなみに、代表に招集されたそうです。
ヒホンのスタメンは、クエージャル、カネージャ、ネル、ジェラール、サストレ、カストロ、ミチェル、カマーチョ、モラン、バラル、ビリッチ。誰も知らない。代表歴のある選手もいない。雑草軍団の登場。っても、プロになった時点で十分エリートだが。最近は調子が良いみたい。
■SBの裏を狙おう
ヒホンのシステムは4-4-2。プレスのやり方がおかしい、、というよりやぶれかぶれで面白い。思い切ったプレスを可能とするのは、自分が抜かれても他の選手がフォローしてくれる安心感というより、他の選手のポジショニングが重要となってくる。積極的なプレスをかけるためには、選手間の距離に細心の注意を払う必要がある。レクレは高いDFラインを維持することによって、中盤の選手にアグレッシブな守備をさせることに成功していた。
ヒホンのDFラインは決して高くない。むしろ相手に合わせてずるずる下がることもある。下がりすぎて、DFラインの跳ね返したボールに中盤の選手がまったく触らない場面もあった。つまり、選手間の距離が適正な距離を保れていないのである。
それなのに、がむしゃらにプレスに行くヒホン。かなり破れかぶれである。ただし、どこまでも複数でついていくので、それなりに無理の出来る選手か、ポゼッションサッカーに慣れたチームでないと、破れかぶれプレスを交わすのは難しそうである。
で、さらに。DFとMFが連携して相手を挟み込むのは見慣れた光景だが、FWとMFで間を挟み込む場面も何度か見られた。つまり、前線の選手に守備意識が異様に高い。バレンシアの中盤の選手は前からも後ろからも相手が襲い掛かってくるので、はっきりいって何も出来ていなかった。アルベルダはいうまでもなく、マヌエルは途中から完全に試合から消えていた、、というより、なぜか前線にいた。
ホアキンが中盤に降りる場面は、この試合でも見られなかった。ボールを運べないときに、前線のスペシャルな選手が中盤に降りてくることはしょっちゅう見られるが、バレンシアはそういうやり方を好まないようで。その代わりに、ホアキンもなぜか前線にいた。空いた右のスペースにはミゲルが積極的に上がってきて、アーリークロスを試みていた。
バレンシアは、誰も無理が出来ない&ポゼッションに慣れていないので、低いDFラインで相手を引き出して意図的に間延びさせる作戦ができるわけもなく、ヒホンによって、攻撃が分断されたまま時間が過ぎていく。
ヒホンはボールの奪いどころを恐らくバレンシアの中盤に設定。ボールを奪ったら、FWの2枚を相手のSBの裏に走らせる作戦。また、プレスの延長上、自分のいる位置が相手の最終ライン付近だったらとにかく裏を狙う作戦。FWのビリッチとバラルがとても体が強いので、強引なドリブルで何度か突破していた。また。右SHのモラルはドリブルが得意なよう。
そんなヒホンは、ポストプレーと裏への飛び出しを見事に成功させて、先制点を得る。飛び出しは、オフサイになっても、気にしない。先制後も徹底した裏狙い。ここまで狙いがはっきりしていると、見ていてすっきりする。FWを2枚ともSBの裏を狙わせるのはPSVのクーマンの技。
失点後のバレンシアはロングボールを増やしてビジャへボールを集めようとするが、いかんせん距離が長くヒホンも裏を取られないようにラインを下げてきたので、いい形が作れないまま前半が終了。マタは得意のボールを受けるセンスを発揮するにはボールを出す選手がいないので、もったいない。
■今日は得点が入る日
ビセンテ→マタ。ちょっとビセンテのリハビリには相手が悪いようで。マタを左に持ってくるのだろう。モリエンテスを頂点に、ビジャをトップ下気味で勝負を挑む。そして、マタはビジャと左サイドから仕掛ける場面が増えた。モリエンテスの投入によって、ビジャが低い位置でボールを触るようになって、バレンシアは徐々に流れを引き寄せていく。ただ、ヒホンの守備は相変わらず。
51分。バレンシアのクリアミスを見逃さないヒホン。バラルがこぼれだまを拾うと、ロビーニョのようなシザース連続で相手を翻弄し、左にボールを動かして、一気に右へ狙い済ましたシュートでゴールを奪う。文字で書くとなんのこっちゃって話。つい最近の天皇杯・ジュビロの中山のゴールがちょっと似ている。ボールを動かすことでゴールキーパーを動かして逆をつくみたいな。
60分にマヌエル→バラハ。組み立てに難ありならば、先にエドゥのような気がするが。2-0なんだし。1-0ならばわかるけれど。時間がたてば、相手が引きこもるかと。そうなれば、バラハタイムが始まるかどうか。
68分にビジャがPKで1点返す。相手のハンドを副審が見逃さなかったファインプレー。久々にあたりの審判団のような気がする。
74分にアルベルダ→エドゥ。いまがそのときだってことで、エドゥが登場。ただ、この時間はすでに無秩序チックになっていたので、エドゥが持ち味を発揮するには嫌な状況であった。
80分にカストロがまさかの追加点。常に相手の裏を狙う姿勢が実った瞬間。バレンシアの選手がヘディングでボールを後ろにそらしてしまう。それを狙ったかどうかは本人のみぞ知るが、見事なコントロール&ボレーでカストロが3点目を決める。今日のヒホンはちょっとついている。
3-1になっても、相手の裏を狙い続けるヒホン。その精神はすばらしい。ただし、90分にバラハの狙い済ましたパスからマタがこれまた見事なトラップ&シュートで3-2に。周りの状況を把握した、マタのボールを引き出す動きはすごいが、テクニックもやっぱりすごい。世界的なブレイクはいつだ。
一矢を報いたバレンシアだったが、3点はきついぜってことで、3-2でヒホンが勝ってしまった。恐らくレナンは眠れない悔しい試合となっただろう。
■独り言
ヒホンみたいなチームは、いまのリーガの、、、というより、スペインの流行っぽい。これで組織カウンターに磨きがかかれば、UEFAカップ圏内は十分に狙えるだろう。ただし、こんなに得点が入る試合はそうない気がする。そういう意味では、バレンシアはちょっとついていなかった。
ただ、守備からはじめる相手をどう崩すかが課題となってきそうである。どこのチームもそうか。
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バレンシア対スポルティング・ヒホン ~スペインの流行~
posted by らいかーると |21:02 |
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2008年11月17日
レクレのスタメンは、リエスゴ、ボリ、アルソ、モーリス、ヤーゴ、アイトール、ベト、バスケス、シシ、コルンガ、ゲレーロ。久々のシシ。しぶとく残留していけるかどうか。コルンガって面白い名前。
バルサのスタメンは、バルデス、プジョル、ピケ、マルケス、アウベス、ヤヤ、シャビ、ブスケス、アンリ、エトー、メッシ。やはりカンテラ組で生き残っていきそうなのはブスケスで間違いないのだろうか。規律を正して絶好調。普段の生活態度がプレーに出るってことだろう。
■レクレのがんばり
レクレのシステムは4-4-1-1。でも、4-4-2だったり、4-1-4-1だったりする。すべてはFWの気分で決まるように見えた。ゲレーロがシステムの決定権を握っているようで。ただ、ゲレーロが中盤に入って守備をするときに、すばやく4-1-4-1に変更するレクレの中盤の選手たちの戦術理解度は本当に高い。
絶好調のバルセロナに対して、まずは守備からだよってことで、自陣に引いてスペースを潰すレクレ。特徴的だったのは高いDFライン。相手がドリブルで迫ってきても、なかなかラインを下げない。勇気のあるライン設定。確かにジュリのいないバルサは相手の裏をつく動きが少ないので、非常に理にかなった選択だけど、エトーが急に走り出しそうで非常に怖い。でも、エトーさんは走ることがなかった。
昨日のバジャドリッドのように、相手の裏にボールを蹴りまくって、相手のDFラインを下げさせるようなやり方をバルサは好むのか好まないのかしらない。現実はそういうやり方を選択しなかった。よって、スペースのないところで行われた正面対決の始まり始まり。マルケスやピケのロングボールが少なかったのは、DFとFWの距離が思いのほか短かったからだろう。
バジャドリッドは、シシとアイトールの位置を左右入れ替えていた。その心はシシの献身的な姿勢を評価したものと思える。実はバルセロナ、左サイドは死んでいる。アンリに対してヤーゴを当てるレクレ。つまり、アンリには1人で十分だが、メッシには複数で対応しないといけないし、アウベスもあがってくるぜってことで、シシは積極的に守備に参加していた。そんなシシは前半のうちにイエローをくらっていた。
アウベスの裏をつくのがバルサ相手の対策だっていうならば、そのためにシシを配置した説はありえない。なんのための2トップだって話で、恐らくアドリアンやゲレーロに相手のSBの裏を走らせる作戦だったのだろう。ちなみに、何度か成功していた。
で、バジャドリッドのFWはヤヤのマークについたり、ヤヤをわざとフリーにして、ボールが入ったらバックパスのコースの切りながら全力でよせるなど、がめつい守備をする場面もあったが、20分すぎからサボり始めた。
そんなレクレの懸命な戦い方の前に、バルサは苦戦。メッシとアウベスの右サイドから各々がドリブルやクロスで仕掛ける場面が一番得点の気配を感じた。特にメッシはキレキレのようで。さらに、アウベスのためにスペースを空ける賢さを完全に身に着けたメッシ。ちょっとレベルアップである。
ただし、左サイドが死んでいること。ブスケツがつなぎの場面でぜんぜん絡んでこないことなどから、バルサはなかなか決定機を作ることが出来ない。ヤヤの中央突破→メッシやエトーの中央突破など意外性をどれだけ作れるかの面で、ブスケッツがもう少し仕事できないと苦しい。アンリはもういい。
前半のボール支配率は、バルサがボール支配率70越えだろうけれど、その割にはボールを奪われた後に自陣ゴールまで迫られるなどちょっと危なっかしかった。なかなか点が入らなかったので、攻撃のときに守備の準備をするのを忘れたのだろう。また、レクレのシシ、アイトール、ヘススバスケスは相手のプレスをものともしないテクニックを持っているので、パスでプレスを交わす場面も見られた。ちょっと意外だった。ま、ヤヤのミスパスでカウンターをくらう場面が少し多かった。そこでミスすると予想できない場合、守備の準備なんて出来ない。
で、前半は0-0。後半のレクレの交代策に期待。ベンチには攻撃的な選手がズラリなので。また、バルサはメッシとアウベスがどうにかしちゃうんだろうな。
■クロスマシーン
51分。バルサがトリックプレーで先制。ネタ元は98年アルゼンチン対イングランドのゴール前でのフリーキック。直接狙う振りしたベロンのインサイドキック→壁の後ろから現れたサネッティみたいな。今回はシャビ→メッシの関係でしたと。
先制されちゃったレクレ。急に攻める意思を見せ始める。こうなれば、バルサは願ったり叶ったりの展開になるのだろう。
57分。レクレがゲレーロ→カムニャス、アイトール→アカレ。ここでスピードスター・アカレが登場。一気に攻めまくるぞというメッセージである。シシを右にして、アカレを左へ。メッシへの対応はどうする。
で、その直後にレクレに決定機。アウベスが自陣で無謀なドリブル突破を試みる→奪われてアウベスの裏をカムニャスに使われる→カバーに入ったマルケスがいとも簡単に交わされる→カムニャスのクロスをアカレが枠を外す。
その後もアグレッシブなレクレの攻撃的な守備の前に、バルサはボールを持てなくなり五分五分の展開へ。もともとボールホルダーに必ず寄せる習慣を持つレクレは、ポゼッションのチームからすると厄介な存在。
70分にプジョル→シウビーニョ。狙いは左サイドの活性化とお前ら守りに入るんじゃいないぞと監督からのメッセージ。ただ、後半のアンリはクロスの質は置いといて、左サイドを何度か突破していてシウビーニョと役割がかぶる。恐らくポゼッションを高めたいのかな。
シウビーニョではなく、レクレが前に出てきた恩恵をエトーやメッシが
受け始める。で、76分にレクレがシシ→ルベンを投入。コルンガは何もしていないけど、下がらないぞ。
ドログバの役割を期待されて投入したルベンだったが、ヤヤとの競り合いで負傷。長い治療を経て復活したが、出鼻をくじかれるレクレ。ちなみにヤヤはケイタと交代。つまり、相打ちだった。
で、パワープレー込みで何かを起こそうと躍起になるレクレ。しかし、バルサに止めをさされる。クロスに質はどうあれ、後半のアンリは左サイドからクロスマシーンと化していた。そんなアンリのクロスからエトーのシュートミスをケイタが押し込んで2-0。
これで試合終了。ほとんど危なげなく順当にバルサが勝利しましたとさ。にしても、メッシが半端ないけど、ボージャンはいつのまにか不遇の時代突入の予感。新監督には好かれていないのかな。
■独り言
ブスケッツはアンカーで使おう。そっちのほうが見ていて楽しい。で、バルサはとてもコンディションが良い。うまくローテーションしないと、年明けぐらいがきつそうだなと思っていたら、そのときにイニエスタが戻ってくるのか。
で、12月のリーガは強豪対決が多いらしいので、非常に楽しみです。このバルサがどれだけできるのかどうか。
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レクレアティーボ対バルセロナ ~クロスマシーン~
posted by らいかーると |09:03 |
バルセロナ/0809 |
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