2008年10月31日
インテルのスタメンは、セザール、マイコン、ブルディッソ、キブ、サネッティ、スタンコビッチ、ムンタリ、クアレスマ、イブラヒモビッチ、アドリアーノ。スカイスポーツのおかげでインテルが見られる。というか、セリエAが観られる。これは嬉しいぞと。ミッドウィークに何もなければ、バイエルンもレポれるのになって。
ジェノアのスタメンは、ルベニョ、フェラーリ、ババスタトプロス、ヴィアーバ、クリシート、ロッシ、メスト、ユリッチ、モッタ、スックリ、ディエゴ・ミリート。そうです、ミリートがいるわけです。ってか、各所で妙に評判の良いジェノアが目当てだったりする。
■モウリーニョが怒るわけだ
ジェノアがすげえってのもあるけれども、インテルがひどい。俺のやり方を~ってモウリーニョが叫ぶのもわかる気がするけど、それをどうにかするのが、おみいちゃんのお仕事だ。
インテルのシステムは4-3-3。でも、アドリアーノとイブラヒモビッチはツートップみたいな動きをしている。それでいて、アドリアーノは左サイドに流れるので、クアレスマが窮屈そうだった。つまり、レアル式変則的スリートップ。
で、レアルの弱点は前線からの守備。特に相手のサイドに対してろくに守備ができていないので、引きこもらなければならない現象を亀の甲羅のように背負って戦い続けている。
モウリーニョといえば、4-1-4-1のゾーン守備から自陣深くではマンツーに移行する守備が有名だってわけだけど、前線のアドリアーノ、イブラヒモビッチが全然守備をしない。つまり、4-1-3みたいになっているのである。しかし、3では選手間の距離が開きすぎて、広大なピッチをカバーできない。よって、アンカーの選手がゾーンを越えて、相手にプレスをかける場面が多かった。
つまり、普通に4-4で守るようなイメージ。で、4-1-4と4-4の最大の違いは中盤のラインの位置。4-4だと引いて守らなければ、分厚い守備を形成するのが困難である。ただし、ユベントスのようにFWが組織的に守備をすれば、これほど堅固な守備組織もないけれど。
そんなわけで、モウリーニョ・インテルは非常にDFラインを下げるのが早かった。で、一緒に中盤も下がる。イブラヒモビッチたちは時々しか挟み込み運動に参加しない。よって、FWとMFの間に広大なスペースが生まれる。そのスペースをジェノアに使われたい放題だった。
インテルの中盤の選手は、ボールホルダーにプレッシャーをかけたい意思は何度も見られたが、いかんせん人が足らないので、無駄走りとなって終わっていた。また、この位置にジェノアが大量に人を配置してきたは、完全に作戦勝ち。
ジェノアはおそらく予想した。アドリアーノたちは組織的な守備をしない。で、そういうときのインテルは、一気にDFラインを下げるように指示されている。だから、中盤を支配することは可能だって。この試合でも、選手の判断じゃないだろうってスピードでインテルはDFラインを下げていた。おそらく前で守れない場合はそうしなさいって言われているのだろう。
ジェノアのシステムは5-4-1。別に3-4-3でもいいけれど。ミリートを頂点として、スクッリが右から、メストが左から仕掛けてくる。で、3バックの弱点として、日本で騒がれているのはサイドの守備をどうすんだって話。でも、デポルやジェノアのように5-4で守れば、サイドは数的不利にならないんだよね。ってか、3バック=トップ下を配置するためのシステムじゃないってこと。
後ろに大量に人数を配置することのメリットは、ボールホルダーにプレッシャーをかけやすくなること。デポルでも観られたが、後ろの選手がいるので、仮に自分が抜かれても大丈夫。よって、思いっきりの良い守備が可能となる。また、相手の流動性に対しても、どこまでも着いていっても、自分のゾーンが空になることが少ない。味方がカバーしてくれるから。
わかりやすくいうと、トッティが中盤に降りてった。4バックの場合、CBがついていくと、もう一人のCBがひとりぼっちになるが、5バックだったら、何の問題もない。ひとりぼっちにならない。
そんな5-4の守備をぶち破るのは、味方のDFラインの攻撃参加が必須となる。特にCB。たいていワントップの選手は熱心に守備をしないので、CBの選手はドリブルで駆け上がって、中盤の選手のマークをはがすことが求められる。でも、インテルはそういうサッカーをしないし、SBもあまり攻撃的とはいえない。よって、相性が最悪。ジェノアがそうなるように仕組んだ可能性が高いけれど。
で、さらにインテルはゲームメーカーがびっくりするくらい不在。攻撃のペースをコントロールする選手が皆無で、いつだって特攻のまるで少年サッカー。それでも、イブラヒモビッチやクアレスマがいるので、決定機までたどり着きそうなんだけど、これじゃCL決勝トーナメントで勝てないかもしれないよ。
ジェノアの攻撃は組織カウンター。いわゆるシュスター・ヘタフェの得意技。個人技で状況を打開できないのだから、みんなで攻めるしかないだろってな攻撃。具体的にいうと、パスを出したらボールホルダーを必ず追い越して攻撃を構築。すさまじい運動量を必要とするけど、攻撃が面白いように決まるので、感覚が麻痺すること必須。とにかく走りまくる相手に対して、インテルは守備ブロックがちゃんと形成されていないので、危ない場面が多数。ポストやバーの直撃する場面も見られた。
そして、前半が0-0で終了。インテルは、ほとんどいいところがなく終わった。後半の修正に期待。まずは守備をどうにかしないと、駄目だろうな。
後半の頭から、クアレスマ→オビンナ、アドリアーノ→バロテッリを投入。で、変則的3トップをやめて、正当派3トップの変更。ちなみに、ホームで勝たなくてはいけない状況なので、オビンナたちは守備を捨てて、前線に張り付いていた。
で、前半に比べると、サイド攻撃の意識が高まったインテル。オビンナたちにもボールが頻繁に入るようになるが、そこから先の仕掛けに迫力がない。正確にいうと、ドリブルで仕掛けたときくらいしか、バロテッリたちに可能性は感じない。
それよりも中央からの飛び出しとか、後ろからの追越とかそういう攻撃を仕掛けるべきなんだろうけど、そういう意図をもった選手がいないのだろう。怒り狂うモウリーニョ。で、審判のご乱心によって、ユリッチが退場してジェノアが10人になったのに、数的有利を活かせないインテル。
なんと0-0のまま終わってしまったとさ。
■独り言
現時点でのジェノアの完成度と、インテルの戦術の幅の狭さが目立った試合となった。ってか中盤がひどい。中盤を使う気のない前線もやばいし、攻撃参加の少ないDFもやばい。
相手の完成度が高いと、これからも苦労しそうなインテルであった。
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インテル対ジェノアの雑感
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2008年10月30日
ハルのスタメンは、マイヒル、マクシェイン、ターナー、ザヤト、ドーソン、アシュビー、マーニー、ボアテング、ジオバンニ、キング、クサン。ジオバンニやボアテングが有名どころで、他にはギニア、ジャマイカ代表がいる。現在の順位は3位。
チェルシーのスタメンは、チェフ、ボジングワ、カウバーリョ、テリー、アシェリーコール、ミケル、ランパード、デコ、ジョーコール、アネルカ、マルダ。ジョーコールが復活。現在の順位は2位。つまり、優勝戦線にどっちが生き残るかって試合。
■やっぱりジョーコール
チェルシーのシステムはいつもどおり、ジョーコールの復活がいきなり成果となって現れる。中盤でボールを持つランパードから、中央で楔のボールを受けるジョーコール。ダイレクトで左サイドに展開して、一気に攻撃を加速させた。右サイドの選手が左サイドよりの中央でボールを受けるのは相手からすると、誰がマークすんの??って話で、隙が生まれる。こういうプレーをできるWGはジョーコールと時々マルダ。
で、その左サイドの崩しから、最後はランパードが相手に力の差を見せ付けるようなループシュートを決めて、いきなりチェルシーが先制。3分くらい。突破のきっかけとなったジョーコールとランパードの個性が爆発した場面だった。
ハルのシステムは4-3-3。特徴的なのは、ウイングシステムでなくて、トップ下にジオバンニを配置するシステム。FWはキング、クサン。ジャマイカ代表とガボン代表。ガボンは中部アフリカに位置する共和制国家。北西に赤道ギニア、北にカメルーン、南と東にコンゴ共和国と国境を接し、西は大西洋のギニア湾に面している。首都はリーブルヴィル。いきなりwikiの登場でした。
基本的な戦い方は、攻撃的な守備によって、高い位置でボールを奪う作戦。全員が球際での体の寄せが異様に強い。ついでに、こぼれだまへの反応も早い。ボディコンタクトを嫌うチームは相当苦戦しそうな雰囲気。
高い位置でボールを奪うためには、相手の陣地深くにボールを運ぶ必要がある。その方法はロングボールを多用。的はキング。ただ、このキングがなかなかいい選手で、ロングボールを簡単に相手に渡すような選手じゃない。また、そのこぼれだまに対しても、ジオバンニとクサンがしっかりと狙っている。
そんな前線の選手のキープ力と粘りの間に、後ろから押し上げるのがハルの特徴。結果として、SBも高い位置取りを可能としているから面白い。また、最低限の繋ぐ力は持っていて、楔のボールがジオバンニやクサンに入ると、攻撃の迫力が増す。信頼と安定を与えられたジオバンニはブラジル人特有のむらっけがまったく感じられないし、クサンには野心を感じる。
この2人のドリブルでの仕掛けは、ちょっとずば抜けている。特にカズンは中央で相手を切り裂き、最後のミドルをポストに当てるビックチャンスをチェルシー相手に独力で演出してしまった。つまり、ロングボール、リアクションの中にも、攻撃に違いを生み出せる選手が2人もいるのである。
他にはセットプレーでマーニーがかなり精度の高いキックで好機を演出しそうな予感。流れの中からは、ジオバンニ、クサン、セットプレーではマーニーがってわけで、昇格チームにありがちな得点力不足には陥らない気配。ただし、相手が攻めてくればって前提だけど。
ハル。問題は守備にある。4-3-3。ロングボールを多用するために、前線の選手はゾーンを越えてまで、守備をすることはあまりない。一人ぼっちでロングボールをマイボールにできる選手はハルにはいないので、最低でも2人は前線に残す必要のあるハル。ジオバンニもそんなに熱心でないので、3人が前線に残ることが多かった。
ただし、ハル。守ることに慣れているのか、4-3で後ろにしっかり引いて前から守る愚作を行うことはなかった。ただ、相手がチェルシーだったのが切ない。4-3の守備はどう頑張っても、サイドのヘルプが遅れるという弱点がある。で、チェルシーは頻繁にSBの選手を攻撃参加させるチームで、さらにデコを経由してサイドチェンジを頻繁に行うチームに変貌している。
そんなわけで、チェルシーに攻め込まれたら、かなり危なっかしいハル。また、ジョーコールの加入によって、アネルカが自由を得た模様。もともと、テクニックがあって、サイドに流れるのが好きな選手だったアネルカ。ジョーコールが中に絞れば、サイドに流れて、ポゼッションに参加してフィニッシュに絡むアネルカ。リバプール戦ではまったく観られなかった光景である。つまり、相性が悪い。
試合展開へ。先制したチェルシーは、ハルの目を覚ました攻撃的な守備に驚く。そして、ちょっと引いて様子を見ることを選択する。20分過ぎまではハルペースで試合が進んでいく。しかし、しっかりと守りを固めたチェルシーを崩すことに手こずるハル。
しかし、そんななかでも、キングたちが個性を発揮し始めると、徐々に相手のゴールに近づいていく。クサンの中央突破やジオバンニの直接FKで得点の可能性を感じさせていたが、30分過ぎからはチェルシーがもう攻めさせないよとポゼッションを開始。
体力を消耗するハル、そしてもともと4-3で守ることを前提にしているので、相手が無理をしないポゼッションをしてきたらなかなかボールを奪い返せない。で、ジョーコールの巧みなポジショニングによって、攻撃のリズムが生まれるチェルシーはチャンスを量産するものの、マイヒルのスーパーセーブやマルダが枠を捉えきれずに前半が終了。
で、マルダ。ギャップでボールを受ける場面がかなり増えてきて、意外とポゼッションには向いているのかってリヨンにいたんだからできて当たり前かと。そういうプレーが期待されてのスタメンなのかと予想。
後半の立ち上がり。ハルがとんでないミスを犯す。DFラインの裏にでたロングボールをCBとGKがお見合い。その隙を見逃さないアネルカ。あっさりと追加点を奪ったチェルシーが完全に試合を支配する。
安全圏に試合を進めたチェルシーはすぐにジョーコール→ベレッチ。で、ハルの攻撃を左サイドに押し込める作戦で攻撃の機能性をずたずたにする。ボールをキングに入れさせれサイドに追い込んで囲い込み運動。ベレッチの位置を下げて、マルダ、アネルカを中心に左へ左への守備によって、ハルはチェルシーの手のひらで踊ったとさ。
攻撃のスイッチであるジョーコールの代役は、ベレッチでなくてマルダ。ジョーコールがいなくなると、急に自由を得たように動き回ってびっくりした。シュートははずしまくったけれど、ボールのないところの動きのレベルが上がってきている。一皮向けそうな予感。
で、最後はそんなマルダが右足で決めて3-0。デコも下げてお休みモードのチェルシー。それでも、集中力の切れないテリー軍団。すげえなと。リバプールとの熱戦をまったく引きずらないチェルシーであった。
■独り言
ジョーコールのような選手を量産できれば、チェルシーは強豪相手にも3ポイントを稼いでいけそうな予感。マルダがそれになれるんじゃないかって期待がスコラーリにはあるのかもしれない。カルーはなれそうもないし。デコをジョーコールの位置で使って、バラックかエッシェンの復活を待つのも手だけどさ。
ハルはいいチームだとは思った。うん。でも、最終的には10位くらいで終わりそうな予感。根拠はない。
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ハル対チェルシー ~ジョーコールの存在感~
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2008年10月28日
ビジャレアルのスタメンは、ディエゴ・ロペス、カプテビラ、ゴティン、ゴンサロ、ハビ・ベンタ、ピレス、ブルーノ、セナ、カソルラ、ロッシ、ジョレンテ。けが人が全然いないのか、選手層が厚いのか不明。ベストメンバーと呼んでも差し支えなさそうな面子です。
アトレチコのスタメンは、レオ・フランコ、ペルニア、ドミンゴス、ハイティンハ、セイタリディス、バネガ、アスンソン、シモン、マニシェ、マキシ、フォルラン。お疲れのアグエロに無理をさせない戦術。ただ、中盤の人材はさりげなく豊富なので、4-1-4-1のアトレチコは結構厄介だったり。そして、なぜか絶好調のシモンが危険な存在となっています。
■バネガ。。。。
1分でアトレチコが先制。ベストメンバーに限りなく近いと今季のアトレチコは一味違うと伝えてきたように、見事なパス回しから、最後はシモンがミドルを叩き込む。
きっかけはハイティンハ。レオ・フランコに戻したボールを、また受けて、相手のプレッシャーをまったく気にせずに味方に繋ぎましたと。バックパスをしたあとにまたボールを受ける姿勢と、相手のプレッシャーに動じないCBが必要だったことをまさに証明。
しかも、セイタリディスのロングボールをシモン→マニシェとワンタッチで繋いでサイドチェンジするのだから凄い。ペルニアがぬれた芝生に足を取られても、相手が寄せれない時間的余裕をこうして作り出したアトレチコ。そしてペルニア→フォルラン→ペルニア→シモンと繋いでゴール。ここもすべてワンタッチ。
アトレチコのシステムは4-1-4-1。今季になってから、機能し始めたシステムである。だいたい後半30分くらいから登場するシステムで、ボールを支配して試合を落ち着かせるのが狙いだけど、今日はビジャレアルの攻撃を止めるのが狙いだろう。
ビジャレアルのシステムは4-4-2。いつもどおりの正統派ポゼッション。SBの位置を上げて、SHを中央に絞らせて、パスの選択肢を増やす大作戦。セナ、ブルーノと守れて繋げる選手が攻撃を組み立てるので、非常に厄介なチームとなっておる。
そんなビジャレアル対策として考えられるのが、前線からリバプールのように攻撃的な守備をするか、それとも、後ろの枚数を増やし、引きこもって守るかデポル戦法か。大切なのは、守備だけで終わらないこと。アトレチコは、万能型でキープ力も抜群のフォルランが前線にいるので、引きこもって守るボールの回復点が後ろすぎてろくに攻撃ができない病に陥ることがない。よって、引いて守ることを選択する。
早すぎる先制点、しかもアウェーということで、アトレチコは守ってカウンターに切り替える。ビジャレアルの立場からすると、自分たちのサッカーをすることができるので、焦らずじっくり攻めればいい。カウンターに気をつけながら。
よって、ビジャレアルがボールを支配する時間が長くなっていく。で、ビジャレアルの持ち味であるサイドの使い方はやはり秀逸。選手をおとりにして、さらに外からSHやSBが上がってくる攻撃をなかなか止めることはできない。
それでも、シモン&マキシが守備をやる気満々なアトレチコ。さらに、サイドでもアスンソンが頻繁にサイドのヘルプに行くことで、1対1の状況を作らせないように苦心していた。そんなアトレチコの懸命な守備の前に決定機を作れないビジャレアル。後ろに枚数をかけるアトレチコに苦労するビジャレアル。
そしてハイティンハとロッシがエリア内で交錯。これをPKと判定してもらえなかったビジャレアルはさらにいらいらが増す。むやみなミドルを打ったり、すぐに倒れたり。そんなビジャレアルの挑発にアトレチコものってしまうのだから切ない。老練なピレスによって、シモンとバネガはイエローを食らってしまう。両者とも必要のないファウルだった。
そのセットプレーもレオ・フランコのスーパーセーブで防ぐと、絶好調のシモンが個人技を披露する。サイドでゴンサロをあっさりと独力で交わすと、中央へクロス。ゴティンはクロスを触るだけで精一杯。そのこぼれだまをフォルランが蹴りこんで、まさにカウンターが決まったアトレチコでした。22分のこと。ちなみに、SBを前にあげるので、ビジャレアルにはカウンターが決まりやすいのだけど、なんでこんなに失点が少ないのだろう。
2-0になっちまったってことで、ビジャレアルはさらに強引な攻撃を仕掛けるようになる。ロッシの中央突破をドミンゴスが止めて、カソルラの強引なドリブルは複数で対応。アトレチコからすると、厄介なのは中央に進出してきたピレス。ファウルをもらうのが異様に上手い。
それでも耐え忍ぶアトレチコ。ロッシの振り向きざまのシュートはレオフランコが防いで、集中力が高まっていく。しかし、37分に事件がおきる。相手陣地でボールをキープしていたバネガ。ボールを奪われたので取り返しに行くものの、結果的にカプテビラに後ろからスライディングしたってことで、2枚目のイエローで退場。
アトレチコは4-4-1にシステムを変更。4-1-4と4-4で守ったときに、どんな違いが出るかっていうと、一目瞭然。サイドのヘルプが遅れることで、相手にスペースを与える。ポゼッションのビジャレアルからすると、ありがたすぎる状況で、サイドをおとりにして中央のスペースを空けることが簡単になっていく。それでも、意地で前半は凌ぎきったアトレチコ。やばいぞ、後半戦。
■シモンシモンシモン
ビジャレアルは交代なし。アトレチコはセイタリディス→アントニオ・ロペス。セイタリディスは怪我でもしたかって。
で、後半のビジャレアル。反撃の狼煙はセナの無回転ミドルにレオ・フランコが対応できずにゴール。ドイツで川口が決められたようなシュートだった。そのあとはゴールラッシュ。相手の裏に抜け出したジョレンテ。オフサイドトラップのミスをついたピレスのアシストでゴンサロがゴール。とどめはロッシ。
一気に4-2にされてしまったアトレチコ。やっぱり4-4-1で守るには無理があった。具体的に前半に比べると、個々の担当する守備範囲が増したことで、スタミナの消費が激しかった。さらに、。相手はボールをまわすチームだからその消費の拍車がかかる。
さらに、前半はなるべく1対1の場面を減らし、積極的にボールホルダーにプレッシャーをかけようってことだったアトレチコだけど、カバーリングが各所で間に合わなかったので、ボールホルダーにろくなプレスがかからなかった。よって、4点も叩き込まれることになる。
ユベントスのFWのように、フォルランが後ろからセナやブルーノに襲い掛かれば、もう少し守りきれかたと思うけれど、そうすれば、攻撃が機能しなくなる恐れがある。ってか、もともと攻撃が機能していなかったのだから、そうしても良かったかもね。疲れたらシナマを投入すればいいわけだし。
両チームとも主力を下げる交代策を行う。両チームの監督が試合を終わらせようとした瞬間。最後までそういう瞬間を見せてはいけないと思うぞ。プロでもアマでも。
で、誰もがこのまま試合終了、、、だと思っていたが、シモンが最後に恐ろしい働きを見せる。アトレチコの3点目はフォルランの粘りにシモンがフリーランニングで答える。一気に相手の裏を取ったシモンはそのままゴールまで一直線。シモンを止めるチャンスがあったのはカニ。でも、2点差だし、無理はしなかったようで。ここで、シモンがわざとカニを追いつかせたらまるで仙道。結末は全然違ったけどね。
4点目はセットプレー。シモンのクロスをラウールガルシアが決めて、まさかの同点。ラウールガルシアもびっくり。ベジェグリーニもびっくり。多分、アギーレもびっくり。
そんな不思議な結末となって4-4で試合が終了した。アトレチコが先制点を取ったときは、リバプール対チェルシーみたいになるかと思ったが、さすがリーガである。
■独り言
サイドを使うことで、相手のDFラインは広がる。具体的にいうと、SHやSBがサイドでボールを持てば、相手のCBとSBの間は広がる。そのままスライドするといっても、誤差は出るもので、中央突破で仕掛けるよりも、どうしても選手間の距離は広がらざるを得ない。
そのCBとSBの間のスペースをいかに意識して使うかが流行っている気がする。ロシア代表、昨年のセビリア、今年のビジャレアルはそういうプレーが多い。SHが中に絞ってFWがそのスペースを使うでもいいし、立場は逆でも良い。覚えておきましょう。
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ビジャレアル対アトレチコ ~僕の名前はシモン~
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2008年10月27日
チェルシーのスタメンは、チェフ、ボジングワ、カウバーリョ、テリー、アシェリー・コール、ミケル、カルー、デコ、ランパード、マルダ、アネルカ。怪我をしていたデコがいつのまにか復活。実は久々のチェルシー。元気だったのでしょうか。ジョー・コールはどうした。
リバプールのスタメンは、レイナ、アルベロア、キャラガー、アッガー、アウレリオ、アロンソ、マスチェラーノ、カイト、ジェラード、リエラ、キーン。トーレスはいないけどキーンがいる。でも、アトレチコ戦ではワントップが恐ろしく機能しなかったよねってことで、おなじみのリバプール。4-2-3-1のガチメンバーで試合に挑みますよと。今週でいうならば、ビジャレアル対アトレチコに続く注目の試合です。
■WGの役割
リバプールのシステムは4-4-1-1。別に4-2-3-1でもいいんだけど、ジェラードを中盤の一員としてカウントするには無理があると思っている。そのわけは守備の位置。ミケルを徹底的に潰す役割を担っているならば、4-2-3-1でいいんだけど、ミケルよりも高い位置で攻撃の準備をしているジェラードを中盤としてカウントしたくない妙なこだわり。
で、さらに流れの中でのジェラードとキーンのポジションチェンジが目立った。攻撃のときじゃなくて、守備のときに。基本的に守る時間の多かったリバプール。後ろでボールを奪い返す→デコたちがすばやく奪い返しにくるので、自陣からボールを細かく繋ぐのはちょっと賢くない。よって、早めに前線にボールを展開し、そこでキープするかそのまま少人数でカウンターを仕掛けるかが、リバプールの攻撃のやり方。
となれば、前線にスペシャルな選手が必要で、トーレスがいない以上、その役割はジェラードが担っていた。SBをやったり、CHをやったり、本当にいろいろなポジションができる選手だねジェラード。もちろん、キーンよりもキープ力もあるし、視野も広いってことでカウンターの基点はジェラードでしたと。ただし、この位置のときのジェラードは、守備にかなりムラがあるのはなぜなんでしょう。そのムラさえなくなれば、さらに格があがると思うのだけど。
チェルシーのシステムは4-1-4-1。デコとランパードが試合を組み立てる。で、そこにミケルが頻繁に絡んでくる。しばらく観ないうちに、ミケルがだいぶチェルシーの新しいサッカーに適応しているのがわかった。あそこまでパスでチームに貢献できるとは正直思わなかったよ。相手をひきつけて味方を楽にする無理をするプレーが随所に見られた。
昔話をすると、チェルシーのWGは独力で相手を切り裂く能力を求められていた。今はSBが頻繁にWGを追い越すので、それを利用することができる。昔に比べれば、そのハードルは下がっているように思える。そりゃ、独力でいけちゃうに越したことないから、ロビーニョがほしかったのだろうけど。
で、今日のWGはカルーとマルダ。どっちかというと、カルーは個人技で、マルダは組織とギャップで勝負みたいなイメージがある。先に右サイドから見てみよう。
ボジングワの加入で、右サイドはかなり強力になったチェルシー。普段はジョーコールがボジングワの前で活躍している。ジョーコールはパス回しにも精力的に加わり、相手のギャップでボールを受ける能力に磨きがかかっている。強引にたとえるならば、2年前のイニエスタに非常に似ている。シャビ×デコにイニエスタが加わることで異次元のパス回しが完成したように、デコ×ランパードにジョーコールが加わることで、レベルが格段に増す。
ジョーコールほどの能力がカルーにはないけれども、カルーにはカルーのよさがある。特にスピードはぶっちぎり。しかし、この試合ではリバプールが自陣に引いて、さらにリエラとアウレリオが常に複数で対応してくるので自慢のスピードを活かせる場面がほとんどなかった。さらに、右サイドに張り付くことで、ボジングワが行き場所を失っていたのことも見逃せない。無理に中に切れ込んでいくボジングワは少し切なかった。
左サイドはマルダ&アシェリー・コール。カルーにはみられない、中でボールを受ける技術は時々発揮していたが、肝心の左サイドに流れる選手がいなかった。ランパードとデコは中央で試合を組み立てることに精一杯。怪我明けのアシェリー・コールはちょっと元気がないようで。
テリーとカウバーリョがボールをポゼッションしている間に、SBが高い位置に行くのが決まりごとだと思うのだけれど、SHが中に流れないから中途半端なポジションニングになっているのか、SBがリバプールのカウンターを恐れているかは謎。そんなわけで、両サイドともろくに機能していないチェルシーだった、もちろん、精力的に守備に奔走するカイトとリエラの頑張りは見逃せない。
サイドが機能しないから、自然とアネルカにボールが集まるのだけど、ほとんどキャラガーに競り負けていた。困ったときのアネルカがまったく機能しないチェルシー。つまり、サイドも中央も前線の選手がリバプールの選手のまえに力負けである。中盤は勝っているのだけど。
試合展開は序盤はチェルシーがおしていたのだけれど、リバプールにラッキーなゴールが生まれる。相手陣地深くからのスローインでカイトとジェラードが粘ってこぼれだまをアロンソがミドルを打つがこれが相手に当たってゴール。
で、リバプールは引いてカウンターを狙う条件がそろう。カウンターといっても、ジェラードにボールをおさめてからは、あがってくる選手を使ってゆったりと攻める。そんなボールを大切にする攻撃によって、試合の見ごたえがましたわけだった。
また、安易にカウンターの応酬にならなかったのも、リバプールのそんな姿勢が原因である。キーンの代わりにトーレスがでていたらどうなっていたかはわからない。チェルシーにとっては、そっちのほうが良かったかもしれない。だって、準備されたリバプールの守備を壊すには事故でもおきない限り、困難な仕事になりそうなんで。つまり、ゆったりと攻撃を進めることで、そこでボールを奪われんのかよって場面がリバプールはほとんどなかった。
そして前半が終了。チェルシーが圧倒的に攻め込むものの、リバプールが冷静に攻撃を跳ね返し続ける前半戦だった。チェルシーはベンチを眺めても、流れを変えられそうな選手がいない。となれば、システム変更しかないぞ。それかアレックスをFWで使うかどうか。それはないか。
■奇襲はなしだ。
後半のリバプールはすこしロングボールを織り交ぜて、かなりセーフティーな攻撃に出る。しっかり守備の準備さえすれば、今日のチェルシーは抑えきれるぜってな自信の表れ。
後半のチェルシーはカルーを中に入れて、ボジングワを右サイドの高い位置に押し上げた。左サイドはアシェリー・コールが前半に比べると、高い位置を取るようになる。しかし、中央にいったカルーが効果的なプレーをできるわけでもなく、左サイドには守備に達人・カイトがいるわけで、自由になれないアシェリー・コール。
57分にカルー→ディサント。マルダ→ベレッチ。やっぱり両SHが微妙だってことは同じ見解だけど、まさかのベレッチ。アレックスをFWにって無理か。
チェルシーはシステムを変更。FWを2枚に、左サイドにデコを配置して、攻勢に出る。中央突破はあきらめて、クロスに対しての可能性を増したかったのだろう。だったら、テリーを最前線に上げてもいいんだけど。ただディサント君の可能性にかけたのか。ちなみに、ベレッチは、はじめこそ右サイドから質の高いクロスを供給していたが、中でプレーすることがおおかった。
59分にキーン→バベル。もちろん、キーンの位置にそのまま。久々のFWにやる気満々のバベル。マスチェラーノのクロスの精度が悪くて怒り狂っていた。もりとん、守備達人カイトを前線に上げて、バベルを中盤に入れるような選択はしないベニテス。
攻め倦むチェルシーを尻目に、リバプールは攻撃を担う選手の差を見せ付け始める。特にリエラ。簡単にボールを奪えないチェルシーは、ファウルで相手を倒す場面が続出。つまり、リバプールの選手は攻撃でも時間を稼ぐことができたので、守備一辺倒にならなかったのは精神的に楽だったろうと。
ただし左サイドのデコはやっぱり異常だった。左サイドからチャンスメイクはするわ、フィニッシャーとしても表情も表すわで、昨年のバルサでのプレーは本当になんだったのだろか。そんなデコも今日は鬼神のごとく振舞うキャラガーの前に沈黙。
ラストはミドルやロングボールを連発するチェルシー。しかし、途中出場のヒーピアに跳ね返される始末。つまり、打つ手はやっぱりなかったようで。久々にチェルシーがホームで負けたようだった。
■独り言
今年のチェルシーは一味違うけれど、やっぱりデコの存在感とランパードがデコっぽくなってきたのは気のせいだろうか。CLで上位に行くにはキャラガーたちに完璧に抑えられてしまうFW軍団を何とかしないと厳しい。補強かな。
今年のリバプールも一味違うと伝えてきたが、昨年を知らないので、断言はできない。昨年から変わっていたのかもしれないし。なんいせよ、リエラの獲得が完璧にだったと思う。こんなに守備をする選手とは思っていなかったけれど。
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チェルシー対リバプール ~練習量が見えるサッカー~
posted by らいかーると |20:11 |
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2008年10月27日
レアルのスタメンは、カシージャス、マルセロ、エインセ、ペペ、サルガド、ガゴ、スナイデル、ラファエル、ロッベン、ラウール、イグアイン。累積のため、ニステルは出場停止。とうとうセルヒオ・ラモスがスタメンから外れましたと。コンディション不良でまったく働けていなかったので、この決断は遅いくらいだ。と思っていたら、WOWOW曰くセルヒオラモスはチーム批判をしたらしい。
ビルバオのスタメンは、イライソス、バレンシアガ、アモレビエタ、オシオ、イラオラ、ガビロンド。ジェステ、オルバイス、ダビド・ロペス、元祖ジョレンテ、エチェベリア。今季になって、初めてビルバオを観戦。スサエタはベンチだ。
■ビルバオの解説
初めてだもんねってことで、今日のビルバオを細かく解説できたらいいなって。ハビマルは怪我でもしているのだろうか。期待している大型ボランチなのに。そしてイラオラ、コイキリのSBコンビは片割れが怪我のようで。いや、本当に怪我をしているかはわかりません。
ビルバオのシステムは4-4-2。各ポジションに実は実力者がずらり。攻撃のスタイルはプレミア型と言われているが、別にそんなことはない。そんなことも過去にはあったのだろうけど。
攻撃の狙いはサイド攻撃。ただ、ダビド・ロペス、ガビロンドはともに独力で相手を切り裂くタイプではなく、味方の助けを得て輝くタイプ。なので、イラオラ×コイキリの力が必要になってくる。SBは積極的にボールをキープしているSHを追い越してクロスを供給しまくるのが仕事。
一番大切なクロスの先にはジョレンテが控えている。いまや、ビジャレアルのジョレンテのほうが有名になってしまいそうな元祖ジョレンテ。背の高い空中戦に強いタイプの選手である。ただし、少し痛がり。
で、そのジョレンテの周りを動き回るのがエチェベリア。相手がサイドを意識したら、中央でボールを受けて仕掛けたり、サイドに流れてサイド攻撃を助けたりと、運動量豊富でテクニックもある嫌らしい選手代表。
つまり、非常に正攻法の攻撃で、なおかつ矛盾のないチームとなっている。さらに、正攻法の攻撃に変化を加えられるジェステも控えているので、中位くらいには簡単にいけそうなのだけど、絶対的なストライカーがいないのが弱点かなと。
そんなビルバオ。システムが4-4-2なので、ついさっきみたユベントスとつい比較してしまう。当たり前だけど、ユベントスと比べると、ビルバオの守備はかなりやばい。何がひどいって、DFラインのコントロールとFWの守備。やっぱり守備はイタリア人だねってことで。ただ、最近はオフサイドの誤審が妙に多い。
レアル・マドリッド。頻繁にカメラに顔をぬかれるセルヒオ・ラモスの横にはグティの姿が。どうやらさりげなくベンチに復活したようで。そのせいか、しばらくの休養かデラレッドがベンチ外へ。働きすぎかもしれないからゆっくり休んでくれ。
システムは4-3-3。正統派でなくて、いつもの変則的。ロッベンが右に行ったり、左に行ったり。ラファエルは中央にいることが多いので、右サイドは空になっていた。でも、左サイドから崩せる場面が非常に多かった。その原因ははっきりしていて、ユベントス戦では明らかに足をひぱったエインセが何度も見事な攻撃参加を披露。エインセはサイドから攻撃をするよりも、中央から上がっていくほうが得意なのかもしれない。先制点はエインセのスルーパスから生まれた。
で、この先制点。ラファエルが中盤に相手を引き連れて下がる→空いたスペースにスナイデルが飛び出したのだけど、明らかにビルバオの守備がやばい。ラファエルの動きを賞賛するよりも、この程度のポジションチェンジに対応できないのはやばいぞビルバオ。
エインセが自由にボールを持てるってことで、ビルバオの守備はレアルの自由を奪うようなものではなかった。それでいて、DFラインが高くないのだから、レアルは徐々に攻め込んでいけばよいわけで。
2点目はラファエルのトリッキーなダイレクトパスがイグアインに通りゴール。ラウールがさりげなくおとりの動きをしていた。今日のラウールはスペースを作る動きでチームに貢献。その動きを後ろの選手やイグアインが利用していた。
前半で2-0。楽勝ペースのはずだが、攻撃は組織的に行うビルバオの前にレアルの選手は中盤が走りすぎ病にかかっている。相手がサイドから攻撃をしてくるので、スナイデルやラファエルはサイドの守備を助けに行かなければならない。でも、時々サボるので、ガゴが中央からサイドへ走っていく場面も見られた。過剰な運動量は2月3月に襲い掛かってくるよ。
で、課題の前線の守備だけれど、途中で4-4-2気味で守る場面も見られた。ロッベンをサイドに下げて、そのままスライドみたいな。4-3でサイド攻撃に対応するよりは、そっちのほうがはるかに運動量的にまし
。ただ、流れの中でたまたまそうなったのか、それが狙いだったのかは不明。
よって、正攻法の攻撃にジェステと嫌らしいエチェベリアによってまずは1点返されると、次はセットプレーの競り合いをなぜかPKと判断される謎の判定。エインセが俺?俺?と審判に聞いていたのが印象的だった。それくらい誰のファウルがとられたのかさえわからないものだった。
このPKをなぜかイラオラが決めて2-2で前半が終了。ビルバオの立場からすると、この調子で攻めるぜってことで、レアルからすると、やっぱり守備をどうにかしないと、このような展開が繰り返されそうな気配。
で、後半になると、ラウールを中心に単発の守備を繰り返すレアル。ってか、ラウールが頑張って守備をしている。ロッベンも深い位置まで下がる場面もあったが、なんていうか根本的な解決にはなっていない。
で、そんななか、ガゴが中盤でジェステからボールを奪い返してスルーパス→イグアインが抜け出してゴール。いわゆるガゴの積極性が良い現象として現れた。
それで試合が終了。グティやディアラのリハビリも行い、レアルはホームで無事に勝ったけれども、なんていうか良くなりそうな気配がない。昨年の終盤のほうが内容が良かったのはなぜだろうか。そんなにメンバーも変わっていないのだけれど。今度、まじめに考えてみよう。
■独り言
ガゴがすばらしいし、スナイデルも自分らしさをだすようになってきたと思う。スナイデル、本当はシャドウストライカーとしてアヤックスで結果を出したわけで。そういう意味では、グティ、ガゴと組んだほうがやりやすいのかもしれない。そして、ラウールかニステルを頂点にして、スナイデルとラファエルを後ろに、そんでデラレッドやディアラを使ったほうが面白いことがおきそうなのにやってくれないかなと。
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レアル・マドリッド対ビルバオの雑感
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2008年10月27日
今週の試合の前に、CLの残りをレポレポ。セリエのチームの試合を観るのは貴重な機会なので、見逃すわけにはいかないのである。ミヤトビッチのゴールが懐かしい。
ユベントスのスタメンは、マニンガー、モリナーロ、キエッリーニ、レグロッターリエ、グリゲラ、ネドベド、マルキジオ、シッソコ、マルキオンニ、デルピエーロ、アマウリ。怪我人が多数のユーべ。シッソコがスタメンに定着しているのがなんか面白い。ってか、チアゴは脱出しないのか。リーグ戦は調子が悪いらしい。
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、カンナバーロ、ペペ、セルヒオ・ラモス、ガゴ、スナイデル、ラファエル、イグアイン、ラウール、ニステル。どうやらイグアインは完全にお気に入りのようで。そして、ガゴの前にラファエルとスナイデル。オランダファンには最高の中盤。でも、デラレッドをはずしたのがどうでるか。
■設計ミスだろうが
レアルのシステムは4-3-3。で、この4-3-3はウイングを置いているわけではないので、攻守にサイドが空になることがある。メリットもあるが、デメリットも大きい。さらに、昨年のロビーニョがいたときのレアルは、前線から鬼プレスを見せていたが、最近の試合ではろくすっぽ前線の選手が守備をしなくなっている。
前線の選手が守備をしないと、引きこもって4-3の守備ブロックを形成することになる。しかし、この試合の中盤はガゴ、スナイデル、ラファエル。つまり、ポゼッションする気満々である。引きこもった状態からゆっくりとした攻撃を仕掛けることは得策とはいえない。そもそも、守備の枚数を減らしてまで、前線に3人も残しているのだから、さっさとロングボールで前線に繋ぐほうが論理的に間違っていない。
しかし、レアルの前線のトリオは決してカウンター向きの選手ではない。むしろ、ポゼッションに加わりながらチャンスをものにしていくタイプなのではないかと管理人は思っている。単純にスピード不足だともいいたい。ロビーニョがいれば、彼が独力でカウンターの状況を有利なものにしてくれるだろうけど、そういう選手はロッベンだけど、スタメンにはいない。
そんなわけで、序盤からチーム設計にミスのあるレアル。ユベントスの前に防戦一方であった。守備を惜しまないアマウリとデルピエーロ。高い位置で相手を挟み込もうとするSHとSBコンビ。セカンドボールに対する出足が異様に早いシッソコを中心にレアルのポゼッション作戦はあっさりと終焉を迎える。
そんなユベントスの攻撃的な守備の前にレアルはロングボールを蹴るしかないが、前線にハイタワーがいるわけでもないので、ボールがどこにもおさまらない。そんなユベントスの波状攻撃の前にはすすべもないレアル。さらに、レアルの中盤の選手は後ろで引いて守る決断をしていないようで、相手のSBのオーバーラップによって、簡単に崩されていた。
さらにレアルの前線はやっぱり守備をしない。相手のDFラインがボールを持っているときに、全員がセンターサークルにいたのには驚いた。サイドの守備はどうする。そして5分。司令塔のうわさのあるマルキジオがCBからボールを引き出して、前を向く。誰もプレッシャーにいかない。フリーのマルキジオは余裕で楔のボールをデルピエーロに通す。デルピエーロはダイレクトでアマウリにボールを戻すとアマウリからあっさりとボールが戻ってくる。縦関係のギャップで相手のCBはズタズタ。
そしてデルピエーロのスーパーミドルが決まって、ユベントスが先制。狙ったところにボールが蹴られるって素敵。そういえば、ベッカムがミランに来るらしいね。日本の選手もオフの間に欧州で修行したら面白いけど、オーバーワークが心配だ。
で、この早すぎる先制点によって、レアルの前線の選手が守備に目覚め始める。やべえ、このままじゃなにもできないで終わるみたいな。そんな危機感がレアルのチーム設計に論理的な現象を導き出すことになる。
ユベントスも早すぎる先制点と、早すぎるレアルの目覚めによって、試合プランを変更。FWを自陣に下げて、自陣のスペースを消す作戦に出る。守備をサボる選手がいないので、ゴール前で耐え忍ぶような非効率的な守り方ではない。
元気のないセルヒオ・ラモスは相変わらずなので、左サイドから攻撃を仕掛けることの多いレアル。なぜかエインセがフリーであることが多かった。ユベントスの罠かと思ったが、アマウリが一回だけしかエインセの裏を取る場面がなかったので、罠ではない模様。おそらく、エインセにボールをもたれる分には問題なく、中央のスナイデルを潰すことを優先していたのだろう。特にスナイデルに対するシッソコのプレッシャーは鬼だった。
相手が自陣に引いたことで、一応ボールが落ち着くレアル。そして、徐々に流れを取り戻していく。ブーイングを浴びるカンナバーロやペペから精度の高いロングボールが供給されるようになり、ガゴも自陣でgはボールを持って前を向けるようになった。ただし、ガゴは相手陣地だと、相手のFWに挟み込まれていた。
時間がたつにつれて、ニステルが完全に左サイドに張り付くようになる。だって、エインセが自由なんだもん。そんなわけで、神トラップを連発するニステルを中心に攻め立てるものの、エインセの攻撃参加がどうも微妙なので、結局遠い位置からクロスを連発するレアルの攻撃で前半が終了。ラインコントロールでオフサイドを誘発させるレグロッターリエはキエーボ時代の輝きを取り戻したようで。
もともと競り合いの強い選手のいないレアルにとって、アーリークロスはちょっと難しい。マイナスのクロスならば、高いボールでも何とかなるかもしれないけれど。となると、後半はまさかのマルセロ君の出番か。そして、中央で潰されまくるラファエルとスナイデルをどう活かすかがポイントとなってきそうである。
■4-4-2で守ろう
レグロッターリエ→メルベリ。なんと怪我しちゃったか。大丈夫かと思ったら、いきなりの追加点。基本的な試合展開は変わらなかったのだが、前半の途中から中盤の中央に入ったネドベドが相手のクリアーボールを拾ってそのままサイドを突破してクロス→アマウリのヘッド→エインセにあたってコースが変わりゴール。でも、別にエインセは悪くない。カシージャスの俺どうしようもないよってな落胆を示す行動がこの得点の大きさを物語っていた。
で、イグアイン→ロッベンでレアルは攻撃に出る。ロッベンを左サイドに置くことで、ニステルを中央に配置。ニステルの得点能力、ポストプレーに期待がかかる。
ロッベンが入ったことで、後ろだけでなく、前線にもボールの落ち着きどころのできたレアル。そして、やっぱりロッベンは独力で相手を抜きさる能力が凄い。そんなロッベンが両サイドに自由に流れて勝負を仕掛けまくる。そんなロッベンの存在のせいで、ユベントスはサイドの守備を意識しないといけなくなる。そうなれば、中央に隙ができるってことで、スナイデルのミドルが連発。楔のボールも連発。
65分にロッベンが右サイドでボールをキープ。中央を経由して相手陣地深くまで侵入したエインセのクロスをニステルがフリーでヘディング。ようやくの得点で試合は一気に加速。
レアルは75分にラファエル→ドレンテ。この時間にイグアインが出てきたら心強いのだけど。ユベントスは77分にアマウリ→ヤクインタ。ユベントスはシステムを4-5-1に変更。ヤクインタは前線で相手を追いかけまわし、ボールをキープする役割。
で、試合を何とかクローズしたユベントスが勝利。シッソコの喜ぶ姿が感動できでしたと。
■独り言
4-4-2でここまでの守備をするチームはあまり観たことがない。後ろの選手は言うまでもなく、FWがほとんどサボらずに守備を行った結果、高いDFラインが維持できたのだろう。あれだけ攻撃センスがあって守備もできるFWをそろえたユベントスはやばい。久々に4-4-2で破綻のない守備を見た気がする。
ただ、後半は攻撃で見せ場がほとんどなかった。それでも、守りきるのはさすがイタリアなわけだけど、相手の喉元に刃を突きつけるような攻撃を時々でも見せることができれば、かなり上までくるのではないかと。アマウリがボクシッチのような突進力を兼ね備えた選手ならば、その可能性は高い。
スナイデル。テンカーテのもとで、得点能力を磨いた選手なんだけど、ちょっとゴールから位置が遠い。ラファエルと役割を変更したほうが、チャンス・得点の数が増えると思うよ。
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ユベントス対レアル・マドリッド ~4-4-2で守ろう~
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2008年10月23日
アトレチコのスタメンは、レオフランコ、アントニオ・ロペス、ドミンゴス、ペレア、セイタリディス、マニシェ、カマーチョ、シモン、ルイガル、シナマ、フォルラン。無事に、ビセンテ・カルデロンでできて良かったね。ただ、なんだこのスタメンは。
リバプールのスタメンは、レイナ、ドッセーナ、アッガー、キャラガー、アルベロア、アロンソ、マスチェラーノ、ジェラード、リエラ、ベナユン、キーン。リバプールは限りなくガチなメンバーであります。さて、どうなるか。
■CBの重要性
昨季までのアトレチコの最大の弱点は、DFラインが相手にボールをプレゼントしてしまう病だった。そんな病気を解決するための、ウイファルシ、ハイティンハを獲得したアトレチコ。見事に病気は解決して、今年は初めて組織的なサッカーを披露して管理人をびっくりさせたアトレチコ。
しかし、この試合のCBは若手のドミンゴスとペレア。ドミンゴスもいたって普通の選手であった。つまり、後ろからボールを繋げない、つまり、相手にボールを渡してしまう病が復活してしまうのではないかと、みんなが心配していた。
そこは智将アギーレ。明確な作戦を打つ。せっかくのビセンテ・カルデロンだけど、ポゼッションするのは選手が足りないってことで、リアクションサッカーに変貌。4-1-4-1でリバプールを迎え撃つ。FWはフォルラン、シナマはマニシェと一緒に中盤に組み込まれ、カマーチョがアンカーを務めていた。
4-1-4-1。中央の守備もサイドの守備も堅い。でも、CBが攻撃参加してきたらどうするってことと、DFラインで延々ボールをまわし続ける忍耐力をもったチームには適していないシステム。つまり、命運はリバプールのDFラインに預けられたってわけ。
ウィガン戦で見事な攻撃参加を披露したアッガーがいるリバプールDF軍団。こりゃアッガーが仕掛けたときに試合が動きそうだねと誰もが予想。ただし、序盤はフォルランがボールの位置にあわせて、ポジションを移動していたので、ドリブルで駆け上がる場面はほとんど見られなかった。
よって、序盤はロングボールが増えることになる。リエラが裏を狙ったり、キーンに当てたりとか。もちろん、簡単にそんなボールは通ることなくアトレチコにボールを渡すことになるのだけど、ここからがリバプールは凄い。
アトレチコの守備はあくまで受身なものだが、リバプールはやはり攻撃的。ボールを失ったら、すばやいプレスで高い位置でボールを奪おうとする。一番の違いはボールホルダーに対するプレッシャーの早さと質。前を向かせないし、ボールを離さないと奪われちゃうぜってプレッシャーはアトレチコにとって脅威。
ただし、はなからボールを繋ぐことを放棄気味のアトレチコは火傷することなくボールを離していく。相手にボールが渡ったとしても、自陣のきつい場所でボールを失うことはなかった。そんなわけで、ペースはほとんどリバプール。それでも、点を奪えそうな気配はない。ただし、リエラが個人技で状況を打開しそうな空気はある。
で、10分くらいになるとフォルランが守備をサボり始める。で、アッガーがドリブルで相手をひきつけてパスで攻撃を組み立て始める。得点の気配。しかし、得点は意外な形から生まれる。最初に危惧された形から。
相手の攻撃を受け止めたアトレチコ。ボールはレオフランコの手の中へ。レオフランコはセイタリディスにボールを転がす。セイタリディスはサイドに向かってドリブル。ボールをもらいにきたカマーチョをしかとした結果、自らサイドに追い込まれる失態。よって、無理やり蹴ったボールが相手に渡って終了。ジェラードのスルーパスをキーンが見事に押し込んでリバプールが先制。14分のことだった。セイタリディス、、、、、。
20分くらいまでは、リバプールがどんどん攻めていたが徐々に試合の様相が変わってくる。まず、フォルランが明確にアッガーのマークにつくようになる。常識的に考えて、最初からアッガーのマークにつくだろうと予想していた管理人。なぜに先制されたからなのか不思議で仕方ない。でも、これでキャラガーが困りはじめる。レイナに戻しても、レイナ曰く、お前がフリーなんだから自分で繋げよと、ボールが戻ってくる循環。
で、徐々に攻撃がおかしくなり始め、ボールをプレゼントされたアトレチコは徐々に攻撃のリズムが生まれていく。ただし、アトレチコのキーマンであるシモンは相手のSHとSBの執拗な挟み込み作戦の前に沈黙であった。こういうリバプールの守備のやり方は本当に凄い。
攻撃は徐々に停滞、それでも守備は上手くいっているのだけど、ボールを奪われる位置が変わったことで、リバプールに変化が生まれる30分過ぎ。
リバプールはDFラインを下げて、カウンター狙いに切り替えた模様。前線にジェラードとキーンを残して引きこもり。攻撃の悪い流れを断ち切りたかったのだろう。ただし、これでアトレチコが息を吹き返す。
アトレチコの弱点はDFラインからの組み立てであって、そこに攻撃的な守備を当てるのが懸命。もしも、自由にしたら一応プロである。フリーで攻撃を組み立てられないほどへたくそではない。特に、アントニオロペスの前に広大なスペースができていたのはまさに。ジェラードとキーンがサイドの守備をすれば、ここまでアトレチコが復活することはなかったろうけど。そういうやり方ではないのだろう。
で、残り15分はアトレチコが一気にやり返す。中盤にさえボールが入れば、形を作れるアトレチコ。また、右サイドを捨てて、中央に進出したルイガルが相手にとって嫌な存在になっていた。そして、シモン。今日は俺がチームを引っ張るといわんばかりに仕掛けまくってファウルを誘発。相手が引いたことで、挟み込まれる状況から打破できたのは大きい。
でも、0-1で前半は終了。アグエロの登場に期待。あとは、リバプールの出方次第か。キーンは中央に居座っていて、ベナユンとの位置関係をもう少し考えたほうがいいぞい。
■試合を終結させろ
なんと、後半の頭からアグエロが登場。ルイガルと交代。ルイガルの位置にはシナマが登場。で、システムを4-1-4-1→4-4-2に変更。ただし、攻撃のときは、前半も4-4-2だったけどね。
後半のリバプールは前半のような戦い方を志向。ただ、どうも、前半のようなコンパクトさがない。選手間の距離も微妙に空いている。おそらく、DFラインは引いて守りたいのだけど、MFより前は監督の指示を忠実にみたいな現象が目の前に現れる。アグエロが登場したわけで、その気持ちはわかる。
ただし、アトレチコの守備が4-4に変わったことで、ジェラードが4-4の間でボールを受けやすくなったわけである。つまり、リバプールもチャンス。しかし、追加点を狙うぜって姿勢がどうも見られなかった。特に後ろからの追い越しがまったくみられなくて、ミドルシュートもなし。ボールを失うことを第一とした攻撃のようだった。カウンターが怖いようで。
アトレチコは右サイドのシナマが攻撃の基点となっていた。対面がドッセーナというの原因だろう。ドッセーナは今のところ何が良いのかわからない。で、右サイドから前線の選手にボールを渡すことがうまくいったので、フォルラン、アグエロ、シモンがゴール前で力を発揮し始める。
ただし、オフサイドのミスジャッジで何度もチャンスをつぶされる不運。ただし、リバプールも同じようにチャンスを潰されていたのでお相子である。ダービーでもそうだったけど、最近は副審の暴走が目立つ。
で、リバプールが明確な選手交代を見せる。最初にキーンを下げて、カイト。しっかり守備をしてほしかったのだろう。ジェラードを下げて、バベル。4-4-2に変更。4-4の間がもったいないけれども、前線からしっかり守備をしたかったのだろう。ただ、DFラインが後ろにあるので、FWの枚数を変えても何も変わらない悲しい現実。より、攻撃がどうしようもなくなったのは秘密だ。
で、最後にアロンソ→ルーカス。週末にチェルシー戦があるし、そもそもアトレチコがメンバー落として試合に臨んでいるじゃねえかみたいな。守備かためと週末に向けた温存。個人的には2点目を狙ったほうが良いと思う。だって4-4で守ってんだから、そんなに難しくないような。
後半の20分まではアトレチコは優勢に試合を進めてきたけれども、リバプールが試合を終わらせようとしたことで、試合は膠着状態へ。アトレチコはセカンドボールを拾い捲るものの、リバプールの守備を崩せないまま、焦って自滅が多くなっていった。
このまま試合が終わるかなと思っていたら、スローインから事件がおきる。アトレチコは自陣のスローインを前線のドカンと蹴る。このロングボールの処理をキャラガーが地面に落としてしまう。その隙を見逃さないフォルラン。見事なポストプレーでシモンにボールを繋ぐと、シモンが冷静に決めて同点。意外な形で試合が動くこととなる。82分のことでした。
そんで試合終了。1-1で終わり。アトレチコはメンバーを落としたわけで、リバプールはアウェーだったから、、まあ有りな結果なんだろうなと。
■独り言
トーレスがいたら、もっと盛り上がったのだろうか。審判がまたも試合に対して影響力を発揮しちゃった試合となりました。でも、それなりに面白かったです。アトレチコはこのCBでは難しいだろうな。。ハイティンハよ、はやく戻って来い。それと、アスンソンかラウールガルシアをCBで使ってほしいぜ。いや、まじで。
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アトレチコ対リバプール ~CBの重要性~
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2008年10月21日
アルメリアのスタメンは、ジエゴ、マネー、ペジェラーノ、チコ、ブルーノ、アルバレス、ファニート、ソリアーノ、コロナ、ファンマ、ネグレド。いまや御馴染みのメンバーであります。昨年の勢いそのままに、今季も大旋風を起こしそうな予感。
セビリアのスタメンは、パロップ、ナバーロ、エスキュデ、プリエト、コンコ、ドゥシェル、マレスカ、アドリアーノ、ロマリッチ、ナバス、アコスタ。カヌーテもファビアーノもいないぜって感じだけど、コンコがようやくスタメンのようで。みんな代表で怪我しちゃったらしい。セビリアのベンチに知っている選手がDFにしかいない。
■アルメリアの挑戦
昨季に大旋風を起こしたアルメリア。前線からの攻撃的な守備と、任数をかけたカウンターが持ち味であった。ボールを奪ったら、後ろの選手が一気にボールホルダーを追い起こす攻撃は迫力満点であった。しかし、このサッカーは非常に疲れる。それに、基本がリアクションなので、相手が構えてきた場合、何も起こらない我慢比べの試合となることが多い。
それでも、相手にボールを渡してみたり、トラップディフェンスで相手に攻め込ませてみたりと、様々な相手を挑発する方法があるが、一番簡単な方法は自分たちである程度攻撃を組み立てられればいいだけの話である。ま、それがすごく難しいのだけど。
ラウドルップ・ヘタフェはポゼッションへの道を突き進んだ結果、UEFAカップではバイエルンと死闘を繰り広げ、ヘタフェには戦術の幅をもたらし、ついでにデラレッド、グラネロの成長に大きく貢献した。ポゼッションは茨の道だけど、選手を成長させるにはもってこいの戦術だったり。だから、育成年代ではみんなポゼッションしてねみたいな感じなんだけど、、、、、、。
で、アルメリア。ウナイエメリがいなくなって、代わりに来たのはヌマンシアを一部に導いた監督。ちなみに、ヌマンシアではハードワークを前面に押し出したサッカーをしていたらしい。そんなアルコナーダ監督はポゼッションサッカーにチャレンジしたようで。ちなみに、マルセリーノはポゼッションに手を出さずにいろんな作戦で相手に攻撃を仕掛けさせる達人であった。
ただし、いきなりポゼッションが完成するわけがない。クーマンがどれほど苦労したことか。でも、リスクは最低限にしておきたいってことで、アルメリアのサッカーは非常に興味深かった。
GKであるジエゴ。基本的にはボールをけらない。なるべく繋ぐ。チャンスだったら、投げる。つまり、ボールを失わないことを最優先にプレーしているように見えた。ポゼッションを目指すチームのGKだったら当たり前の行動である。
だが、蹴ることもある。CBの2人は相手に取られそうなパスをすることは滅多にない。それくらいだったら、ジエゴに戻してやり直すか、ジエゴにロングボールを蹴ってもらう場面が多かった。こんなときに、ジエゴがボール回しに加われれば最高なんだけど、そこまで足元はうまくないのだろうか。
ちなみに、ロングボールの先にはフィジカル最強のネグレドがいるので、ボールを失うことはない。つまり、相手のプレッシャーに慌ててバックパス→とにかく前へ蹴る、といったような場面はあまり見られなかった。そうなる前にバックパス。
で、さらにセビリアの選手が前からプレスをかけてこないように、DFラインを下げて攻撃を開始することが多かった。昨年のバルサのやり方である。自陣深くから攻撃を開始することで、相手がどこからプレスを開始するべきか悩ます作戦である。全体のラインを上げたら裏へロングボール、前線の選手だけプレスにきたら、パス回しで交わせばいいだけの話である。
このじれったい攻撃にセビリアはかなりいらだっているように見えた。結果として、全体を間延びさせるしかなく、選手間の距離が離れる。ってことは、ポゼッション初心者のアルメリアにとって、中盤の密度が薄いのは願ったり叶ったり。。ってか、これを狙ったのだろう。相手の体力も削れるし。
そんなわけで、アルメリアはシステムや選手の配置によって、セビリアの守備の狙いどころを破壊し、ゆったり攻撃を進めることに成功する。ただし、ポゼッション初心者のためか、息の合わない場面が続出。不用意にボールを奪われて、速攻をくらう場面が目立った。つまり、試合を支配しているのに、ゴールチャンスは相手のほうが多い矛盾した状況へ。
マネーやブルーノは組み立てでかなり貢献していたけど、このSBコンビがもっと高い位置で攻撃に絡まないと得点の気配がしないアルメリアであった。
逆にセビリアはナバス、アドリアーノのSHコンビが個人能力の高さを見せ付ける。何かを起こしそうな気配が漂っている。ただし、クロスをあげても中にはアコスタ、ロマリッチ。競り勝てるわけないので、単純なクロスではちょっと点が取れそうもない。よっぽど息が合わないときついだろうなってことで、スコアレスで前半が終了。
後半がスタート。交代はなし。予想通り、アルメリアは攻撃に枚数をかけ始める。セビリアを疲れさせることには成功したろうから、ここからが勝負だってこと。
しかし、先制点はセビリア。前半によく見られたカウンターから得たCK。こぼれだまをアドリアーノがズドン。しかも、味方にあたってコースが変わる不運。そんなのありかよとはアルメリア。50分過ぎに先制。これで、セビリアは守備の意識を高めればいい話。で、アルメリアは相手が自陣に引きこもるので、攻撃に枚数をかけやすくなるぞと。
アルメリアは、ナタリオ、カルー・ウチェを続けて投入。4トップみたいになりそうな予感。まだ66分だけど。そういえば、あのウチェはいずこへ。
で、ウチェが個で勝負できる選手なので、攻撃の基点ができるアルメリア。そして、エリア内で勝負できる場面も徐々に増えてくる。しかし、肝心のゴールを決めるべきネグレドのマークをはがすことができずに試合が終了。ポゼッションに手を出して、やけどした試合となった。
■独り言
個で勝負できないから組織だっていっても、ある程度勝負できる選手がいないと、こりゃ苦しいと再確認。アルメリアはもう少し組織でどうにかできるチームだと思っていたが、後ろの選手にリスクを背負う決断力があったのかどうか。でも、ブルーノとマネは相変わらずいい選手だった。
セビリアはスタメンクラスが全然いない中で、精一杯のプレーをしたと思う。ホームであんな試合をしたら怒られそうだけど。アコスタはおそらくナバスみたいな選手なんだろうと。ワントップを不慣れながらも懸命にこなしていた。それこそ、アルメリアにレンタルしたら成長して帰ってきそうだよ。
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アルメリア対セビリア ~ポゼッションとやけど~
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2008年10月20日
リバプールのスタメンは、レイナ、アルベロア、キャラガー、アッガー、ドッセーナ、ペナント、ジェラード、アロンソ、リエラ、キーン、カイト。久々のペナント。そんなことより、トーレスが怪我をしてしまったそうで。
ウィガンのスタメンはカークランド、メルヒオット、シャーナー、ブランブル、フィゲロア、バレンシア、キャターモール、パラシオス、カポ、デリッデル、ザキ。どこか南米の香りが漂う異色なチームである。そして、ドラクエの呪文を髣髴とさせるザキが凄いらしい。ヘスキーが怪我をしたそうで。まだ代表に呼ばれているのか。
■僕の名前はザキ
第2節でチェルシーを苦しめたウィガン。それ以来の観戦になるのだけど、やっぱり強い。なぜか結果がついてこないようだけど、なんでだ。内容はいいけど、点が取れないチームは多いけれど、ウィガンにはザキがいるし。わかる方、教えていただけると助かります。
チェルシー戦ではロングボールでヘスキー対テリーが何度も見られた。今日はロングボールよりも、ポゼッションで相手のゴールに迫る。いわゆる中位のチームでポゼもロングボール戦法もできるチームってそんなにない印象である。つまり、戦術の幅が広い。
そうはいっても、ロングボールも随所に見られた。今日はザキ対キャラガー。ザキは高さで強さを発揮するだけでなく、足元のうまさも発揮。チームメイトもザキを信じて走る。ザキはその信頼にこたえてボールをキープする。こうしてチームは強くなっていく。
チェルシー戦ではメルヒオットからのロングボールが目立ったが、この試合では、カークランドが自陣から相手のぺナ付近までボールを蹴っ飛ばす場面が何度も見られた。ポゼッションの中にもロングボールを織り交ぜる、という法則を徹底。レイナのキック精度も目を見張るものがあるが、カークランドのキックもなかなか凄いものがある。
ウィガンはポゼッションで攻めたわけだけど、攻撃的な守備の代名詞でもあるリバプールは何をしていたわけという話。特にカイトとキーンがFWのときは鬼プレス復活な印象があったのだけど、まったくなし。中盤の選手はファイトできていたのだけれど、明らかにウィガンのボール回しを止めるには人数不足でした。
ウィガンの選手は一人一人がいちいち上手い。日本人的な意味でボールテクニックに秀でた選手が多い。特にバレンシア、パラシオス、カポは簡単にボールを失う選手ではない。その中でも特に気になったのがキャタモールとデリッデル。イングランド期待のホープとなぜかプレミアにいるオランダ人。
ウィガンのシステムは4-5-1。ザキをFW。中盤は中央から右サイドが流動的にポジションを変えていた。その心はバレンシアに気持ちよくプレーしてもらうため。ドリブルで仕掛けることもできるバレンシア。ちなみに、ホンジュラス代表。ザキとの距離感や自分の好きなプレーエリアと自由人であった。
そんな自由人に合わせて、ゾーンを移動しまくるデリッデル。ゾーンを空にしないように首を振りながら動き回る献身性に脱帽。時にはサイドに人を集めて指数的有利を作るデリッデル。どうやら曲者のようである。
キャタモール。前に見たときは、球際で体を投げ出す守備の選手だと思っていたが、その考えを一掃させるプレーを披露。中盤の底でボールをワンタッチで散らすプレーの精度はかなり高かった。いわゆるボールを失ってはいけないポジションで、なおかつ攻撃を円滑に進めなければいけない難しい判断が求められるアンカー。それをほぼ完璧にこなしていた。また、パスを出した後の選手がボールを奪われるケースも少なく、組み立ての上手い選手だと認識。ただし、守備でも大活躍していた。
そんなバランサーともいえる2人の支援を受けて、ウィガンの躍動。代表選手を数多く抱えるリバプールを完全に圧倒。リバプールに攻撃を許さずに時間が過ぎていく。
そんなリバプール。マスチェラーノはお休み。シュクルテルは怪我ってことでアッガーが復活、得意の左足でゲームを作っていたが、リバプールはどこか攻撃が上手く回らない。ウィガンの猛烈な守備に攻撃が破壊されたわけでもなく。
リバプールのシステムは4-4-2。4-4-2の注意点はジェラードたちとキーンたちの間のスペースをどのように有効活用するかがポイントとなってくる。
で、前半のリバプールはこれがよくなかった。カイトもトッテナム時代のキーンは抜群に上手かったはずなのだけど、それがない。監督の指示だろうかってぐらいにない。じゃ、ジェラードのためにスペースを空けているのかっていったら、そうでもない。ジェラードが相手の隙間でボールを受けたのは一回くらいであった。
リエラやペナントがそういう意図のプレーをするのだけど、今度はサイドが空になっていた。ドッセーナ、アルベロアにそのスペースを埋めさせるのがおそらくリバプールのやり方なんだろうけど、それはリスク管理が微妙。サイドでボールをアルベロアたちが持つよりも、カイトたちをサイドに流れさせるユナイテッド式のほうが守備の準備もできるような。
で、先制点は30分過ぎにザキ。レイナのパスを受けたアッガーのファーストタッチの乱れを見逃さないストライカーっぷりを披露。彼は守備もできる子です。アッガーのミスのあとに、ベンチに座っているヒーピアが何度も写された。
で、30分過ぎからウィガンの足が止まり始める。雨が強くなったこと、そして疲れがたまったこともあるだろう。でも、リバプールは効果的に攻撃を仕掛けられない。で、こんなときはCBの出番である。よって、攻撃センスのあるアッガーが復讐に燃える。
自陣のペナでボールを持ったアッガー。相手のプレスが来ないのでドリブルを開始。誰も来ないまま、相手陣地に侵入。キャタモールが慌ててゾーンを越えて寄せに行くが、時すでに遅し。突然のオーバーラップにウィガンは対応できずにアッガーにサイドを突破される。そしてクロスを豪快に押し込んだカイト。リバプール同点。
その後は一気にリバプールペース。カイトが強烈なミドルでバー直撃なんて場面もあった。また、ペナントのクロスに飛び込んだリエラのヘディングも紙一重。ちなみに、今日のリエラも左サイドを突破しまくっていた。移籍は完全に成功のようである。
しかし、ロスタイムに事件がおきる。右サイドでボールを受けたバレンシア。完全な数的不利を強引に打開。クロスをあげると、ザキがジャンピングボレーで選手の器を証明するゴールを上げる。何なんだザキ。会場が静まり返るゴールだった。2-1でウィガンがリードで前半が終了。
■得点の可能性とか。
後半のリバプール。鬼プレスが復活とまではいかないけれど、後半は全員で守備を行ってきた。そんなリバプールの攻撃的な守備の前にウィガンは落ち着いた攻撃を展開することができずにセーフティーな前へ前へ攻撃になってしまう。その結果、前線で孤立。悪い流れになってしまう。相手が積極的にきたときこそ、キャタモール経由で攻撃を組み立てなければいけないのだけど、キャタモールはほとんどボールに触っていなかったような。
で、リバプールが猛攻を仕掛ける。ここでデジャブ。最近はボランチがCBの間に入るのがはやっているのか、アロンソが下に下りてアトレチコと同じ現象が見られた。ちなみに、バルサはCBとSBの間に選手が入ることが多い。それで、相手の守備に混乱をもたらす。
前半のアッガーの攻撃参加に光明を見出したのか。後半のリバプールがキャラガー、アッガーの攻撃参加が目立った。相手が寄せてきたら味方につなぐ。中盤から前の選手に有利な状況を作るための、CBの攻撃参加。
3バックの利点はSBを攻撃参加させられることなのだけど、ドッセーナとアルベロアを前にあげても、あんまり意味がない。CBが攻撃参加している利点をあんまり活かせていないリバプールだった。
それでも、そんな攻撃の前に、ウィガンは徹底的に防戦一方となる。ときどき、やり返す場面もあったが、ロングカウンターで攻めきれる選手がいない。交代で誰か出てくるかなと思ったが、そんな選手はベンチにいないようで。
そして74分にバレンシアが2枚目のイエローで退場。プレミア基準でいうと、セーフかなと思ったが残念ながら退場。シティ戦に続いて相手が退場したリバプール。チャンスである。
77分にドッセーナ→エルザール。79分にアルベロア→ベナユン。なんとSBが両方とも交代。パーフェクトである。最近のベニテスは凄いなって。エルザールが左サイドに、ベナユンが右サイドに行くことで中にはリエラが入る。超攻撃的なようで、相手が10人の3-5-2としてはいたって普通。
で、一気に逆転。エルザールが左サイドを切り裂いて、リエラの右足が炸裂。逆転ゴールはペナントのクロスをカイトがボレーで終了。またも大逆転劇でしたと。
■独り言
ウィガンは前半に飛ばしすぎ病か。ヘスキーの離脱は痛いけれど、デルデッリは存分に力を発揮していたかと。スピードスターを求む。
リバプールはリエラの加入が大きいようで。そして、アッガーの復帰も大きい。ペナントも普通にクロスを何本もあげていて、あのカイトが得点を量産してきたことなど考えて、今年は雰囲気が違うぞ。
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リバプール対ウィガン ~SBの意味~
posted by らいかーると |22:22 |
プレミアリーグ/0809 |
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2008年10月20日
アトレチコのスタメンは、レオ・フランコ、ペルニア、ウイファルイシ、ハイティンガ、ペレア、マニシェ、ラウール・ガルシア、アスンソン、バネガ、フォルラン、アグエロ。フォルランとアグエロが帰ってきたけど、なぜにSHが誰もスタメンにいないのでしょうか。
レアルのスタメンは、カシージャス、マルセロ、カンナバーロ、ペペ、セルヒオ・ラモス、ガゴ、デラレッド、スナイデル、ラウール、ニステル、イグアイン。今季はイグアインがスタメンで試合に出ることが多い。イグアインにとって、勝負の年になりそうな予感。そして、ガゴが復活。
■長所対長所
シモンはマルセロに当てるべきで、セルヒオ・ラモスに当てるべきではない。相手の長所に、自分たちの長所をぶつけることは賢いやり方とはいえない。ただし、相手の長所を打ち破ったときに得られるメリットは計り知れないけれど、リスクもでかい。ちなみに、これはたとえ話です。実際にシモンを右サイドで使うのは微妙な話です。
このぺージで絶賛されてきたアトレチコ。しかし、怪我人が続出。バルサ戦では大失態だったわけだけど、フォルランとマニシェが復帰。でも、スタメンを見てわかるとおり、不思議な選手起用であった。
アトレチコのシステムは攻守や状況によって変わる。攻撃のとき、特に遅攻のときは、アスンソンをCBの間に入れて、3-5-2のようになっていた。狙いは相手の前からのプレスを交わすことと、DFの前に枚数を増やして相手の守備をかく乱させようとしたのだろう。3バックが4バックのときと同じようにピッチを広く使ってボールをまわすことができれば、そのメリットは計り知れない。
ただし、レアルは前から守備を行ってこなかったので、アスンソンの動きによって、レアルが混乱することはなかった。そんなこともある。ウイファルシ、ハイティンガとつなげるCBの獲得によって、SBがWBのように振舞えるようになったわけだ。
ただし、問題はWBもこなせるのかってこと。ペルニアは特に問題なし。もともと攻撃的な選手なので、高い位置で使っても、問題はない。実際にロングパスで相手の裏を取ったり、左サイドから質の高いクロスで攻撃に参加していた。
問題は右サイド。ペレア。もともと足元もうまくない選手で対人には力を発揮するのだけど、攻撃はうまくない。しかも、今日は対面のマルセロに抜かれまくる失態であった。つまり、相手の弱点ともいえるマルセロにペレアをぶつけることになってしまったアトレチコ。賢くないぞ。
3-5-2はあくまで攻撃がゆったりのとき方法。基本的にはFWの速攻と4-4-2のひし形で仕掛ける場面が多かった。で、4-4-2のひし形だと、試合を組み立てられる選手がいない。
マニシェがその役割を担っていたが、いかんせんサイドに選手がいないので、攻撃が中央よりでそれを打開できるほど、中盤の組織力が優れているわけでもない。サイドに選手がいて、ピッチを広く使えれば可能性はあるけれども。ついでに、レアルの守備は4-3で行われることが多く、中央の守備は堅い。ここでも、自滅気味のアトレチコ。
守備のときは4-4-2のひし形。この守備はそこまで悪くなかった。ただ、ボールを奪ったあとにサイドに誰も選手がいない、ボールがつながらない場面が多々あった。特にペレアが苦労してクリア→スナイデルに拾われて無回転ミドルを打たれた場面がまさに象徴。ただし、15分以降からFWがサイドに流れる場面が増えて、攻撃は活性化した。
レアルは4-3-3。イグアインを右サイドに固定するのかと思いきや、左サイドにも頻繁に顔を出していたので、びっくり。ただし、3枚の距離感などで違和感を感じることもなかったので、息が合っているのだろう。右サイドが空になるってことで、セルヒオ・ラモスの出番!!!はあまりなかった。コンディションがよくないようで、かなり控えめにしていた。つまり、右サイドは死んでいた。
左サイドはマルセロが久々に本領発揮。ロッベンがいないもんねってことで、サイドのスペースをうまく使っていた。ただし、ピッチを広く使えているわけではないので、見事なポゼッションができていたわけでもない。それでも、パスをつなぐガゴやデラレッドはすごいなと。バネガも得点に直結するパスをやらなきゃ生き残れなそうな気配。
先制はレアル。30秒くらいにニステル。バックパスかクロスをあげるふりして、いきなりニアサイドにシュート。体をひねって相手の意表をつくグティスルーパスに似たシュートであった。さすが将来はピボーテである。
アトレチコからすると、バルサ戦の再来になるかって話だったが、スナイデルのミドルをレオフランコが危機一髪防いだことで、何とか立ち直ることに成功。ただし、サイドに人がいたりいなかったりで、なんともいえない攻撃を仕掛けていた。
それでも、アグエロたちにボールが渡ると、得点の雰囲気がでてくるのが鬼。バネガもいつもに比べれば、ボールに触る回数が増えた。ただし、サイドを突破する場面がなかったので、マニシェの飛び出しはほとんど見られなかった。
レアルはカウンター気味に攻撃を仕掛けたり、中盤が得点に直結するようなパスを連発するがオフサイドを連発。今日の副審は迷ったら旗を揚げるおかたなようで。ニステルがCKのこぼれだまを押し込んだのは明らかに誤審。その他にもラウールが何度もスルーパスを引き出していたが、微妙な判定に泣かされていた。それにしても、アトレチコ。レアルの中盤の選手に仕掛けられまくりである。レアルの選手も仕掛けるしかなかったわけだけど。
30分に事件がおきる。マルセロに抜かれるわ、攻撃ではうまくいかないわで大変だったペレア。スナイデルをドリブルで交わしたあとに思いっきり腕を振り回したことによって、退場。アトレチコのホームだけど仕方ないかってことで。
ただし、直後にニステルが一発退場。マニシェへの遅れたスライディングでことだろうが、これは厳しい。でも、アトレチコのホームだから仕方ないのかもしれない。10対10で後半を迎えることになる。これはこれで非常に興味深い展開となりましたと。
ただ、10人対11人の場面がすこしあったわけだけど、気になったことが少し。アトレチコは守備の枚数を削り、ラウールガルシアをCBにしたんだけど、攻撃の迫力は変わらなかった。これが何でだってことだけど、結局3センターがろくに攻撃に絡めていなかったことの証明になりそうな予感。アトレチコの3センターが機能していたのは3トップのときで、4-4-2のひし形ではないってことで。バネガが何かを起こせればよかったんだけど。
10対10でアトレチコがシモンを投入し、サイドを使えば中央も活きてくるだろうからそれに期待。
■4-3-2対3-4-2
ペルニア→シモン。アトレチコは3-4-2。中央に居座っていたバネガを右サイドに追いやった。中央のエリアはアグエロたちが降りてきたり、マニシェが飛び出すためにあけておくことにしたようで。アスンソンは完全に守備重視。
左サイドのシモンが本当に怪我明けなのか、、というパフォーマンスでセルヒオ・ラモスを切り裂くと一気にアトレチコが攻勢に出る。左サイドが活性化したこと、FWに自由度が上がったことで、右サイドのバネガもフィニッシュに絡めるようになってきた。
また、ボール運びの場面で、バネガに変わってアグエロがその役割を担うことになった後半戦。抜群の体の強さと瞬発力で相手を引き飛ばし置き去りにするアグエロのスーパープレーによって、アトレチコが試合の主導権を取り戻す。シュートの雨嵐。マニシェも前半とは打って変わって前線に何度も顔を出していた。後ろに3枚控えることで、サイドの選手の攻撃参加を促したアトレチコ。
リードしているし、、、ってことで、4-3-2のレアル。完全に防戦一方。破れかぶれで枚数をかけてくるアトレチコに対して、枚数をかけて守ると攻撃が足らなくなる悪循環。さらに、イグアインとラウールではロングカウンターを完結させることはできない。
それでも、ゴール前までボールを運べれば、中盤の選手が試合を決めるパスを出せるのはなぜだ。イグアインの浮きだまのスルーパスやデラレッドのミドルは十分の得点の可能性を感じさせた。
でも、アトレチコの流れは止まらない。ほtんどやりたい放題。レアルは鉄壁DF軍団が体を張った守りでアトレチコの攻撃を受け止める。ガゴ、デラレッド、ペペ、マルセロの体の投げ出し方はまるでカンナバーロのようだった。特にカンナバーロのミスをペペとマルセロがカバーリングしたのには少し感動した。
そしてシュートの嵐を冷静に防ぎまくるカシージャス。久しぶりに存在感を示した。ここで、アトレチコはルイガルを投入。ウイファルシの位置にアスンソン、中央をバネガ、マニシェでさらに攻勢に出る。ルイガルは仕事をこなせなかったが、右サイドはアグエロの持ち場として機能していた。左サイドはシモン。
両サイドが活性化したことで、中央にスペースが生まれる。その隙を見逃さないフォルラン。前が空けば、相手の寄せが遅れれば、積極的にミドルを放ち攻撃を引っ張る。しかし、今日のフォルランは枠に飛ばない。
流れが駄目ならセットプレーってことで、シモンがファウルを誘うドリブルで何度もセットプレーをもらう。しかし、こちらもシュートが枠に飛ばないし、集中力が切れないレアルの守備。
CK、決定機、内容とレアルを圧倒し続けるアトレチコだが、最後のつめが決まらない。しかし、89分。なぜか前線に残っていたハイティンハがゴール前でファウルを得る。このFKをシモンが完璧に決めて起死回生のゴール。ゆれるスタジアム。
しかし、ロスタイムにハイティンハがドレンテを引っ掛けてPKを献上。これをイグアインが豪快に決めてレアルが勝っちゃいました。つまり、2-1で終了。レアルの勝ち。
■独り言
ディアラがいなくても、ガゴがいるっていうのは本当に大きい。そして、攻守に別次元のデラレッドの存在がやばい。スナイデルとラファエルが同時に試合に出場するには、前線の1枚をはがさないと無理そうである。次はユベントス。
アトレチコは怪我人が戻ってきた。で、後半はそれまでの高評価につながるサッカーを見せてくれた。なので、リバプール戦が非常に楽しみである。面白い試合になると思うよん。
mixiチェック
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/josepgualdiola/article/530
アトレチコ対レアル ~後半のアトレチコのやばさ~
posted by らいかーると |10:49 |
レアルマドリッド/0809 |
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