2008年08月31日

バレンシア対マジョルカ ~マタの名前を覚えとこう~

 とうとうリーガが開幕です。そして移籍マーケットに動きはあったのでしょうか。ロビーニョは、ベルバトフはってほとんどプレミアがらみではないか。何でリーガは金がないんでしょうね。外資獲得キャンペーンでもやらないかな。

 バレンシア。なんてたってウナイエメリ監督。昨年はアルメリアで大旋風を巻き起こした。特に補強がないけれど、これといった放出もないバレンシア。でも、バネガとかは移籍したんだっけ。ジキッチがなんかかわいそうだなって。バルサにでも移籍しないかな。おいらだったら獲得する。

 バレンシアのスタメンは、レナン、モレッティ、アレクシス、アルビオル、ミゲル、マタ、バラハ、アルベルダ、パブロ・エルナンデス、シルバ、ビジャ。ヘタフェから復帰したパブロ・エルナンデスがスタメンとは。そしてまさかのアルベルダ×バラハ再結成。噂は本当だったのね。ホアキンとビセンテは。。。。

 マジョルカ。ホルヘバレーロ・フラドとレアルのカンテラ出身が引っ張るのかなって。そしてマジョルカの王様・アランゴ。グティエレスやイバガサが移籍してしまったのが痛い。

 マジョルカのスタメンは、モヤ、コルテス、ラミス、ヌネス、ホセミ、アランゴ、フラド、マルティー、バレーラ、ウェポ、トレホ。特に感想はありません。

 ■マジョルカ崩壊

 マジョルカのシステムは4-4-2。昨年は4-2-3-1を使うことが多かった。両サイドに突破力と運動量のある選手を起用し、中央にはテクニカルな選手をそろえることで、非常にしぶといチームを作っていた。

 そもそも一昨年のマジョルカは攻撃的で有名な選手を同時起用して、非常に興味深い試みをしていたが、もちろん機能しなかった。プチ銀河系である。ヤンコビッチ、トリスタン、アランゴ、イバガサはさすがに機能しなかった。 で、運動量あふれるバレーラ、グティエレスにグイサを加えてチームが完成。でも、みんないなくなってしまった。

 そんで4-4-2の菱形。FWはトレホとウェポ。もちろん悪い選手ではないが、いかんせん守備が悪い。まったく組織の役割を果たせていなかった。それでいて、中盤にはフラドとアランゴがいる。

 これで、どうやって守れって言うんだろうか。前線の選手が組織的に守備をしてくれない場合は、後ろの選手に負担がかかる。ただし、後ろの選手が運動量とどこまでも相手についていく守備意識が備わっていれば、危機的状況にはなかなかならない。

 個人的にマジョルカの哲学は高い守備意識と運動量だと思っていた。しかし、この試合を見る限り、いったい何を目指しているのか謎々だった。中盤でゲームを作れるホルヘバレーロもいないので、新生バレンシアの前線からの守備に苦しむマジョルカを見て悲しくなってしまった。

 つまり、マジョルカは攻撃の形がろくにないので、前から守られると、相手にボールをプレゼント。守備も前線がろくに守備をしないので、楔のボールを入れられまくり。それでも、攻撃は個人技を中心に少ない人数で突破する力はわずかながらに残っているようで。ただ、これはバレンシアの守備に原因があるともいえる。それはまた別のお話。

 ■新生バレンシア

 4-2-3-1。クーマンの遺産であるマタ、中央ができるようになったシルバを中心にチームを構成。守備を前線から積極的に行い、後ろの選手もボールを奪えるチャンスだと判断したら、自分のゾーンを捨てていた。基本的には高い位置でボールを奪い返したいし、後ろで守る気なんてないようである。

 だからパブロ・エルナンデス。ヘタフェで成長したバレンシアのカンテラ出身。ホアキンの代わりにスタメンで起用。前線から献身的に守る姿はまさにウナイエメリの起用の意図をわかっているようで。ホアキンだったら、あそこまで守備はしてくれないだろう。攻撃面でも2点目をアシストする活躍を見せる。でも、もっとできる子。

 両翼をビセンテ×ホアキンでなく、マタ×パブロに任せるのは上記の理由だろう。単純にマタ>>ビセンテという噂もあるが。マタはボールを受けるのが上手くなったように感じた。特にビジャとポジションをわざとかぶせて、相手のマークを引き剥がした場面には感動。

 中盤にはバラハとアルベルダを起用。マジョルカが元気なときは、なかなかボールを前に展開できなくて不安要素。この中盤コンビよりもCBコンビのほうが展開力がありそうな気がしたのは自分だけだろう。ちなみに、序盤はCBが試合を作っていた。ここをマジョルカは潰したかったんだけど。

 SBにはミゲルとモレッティ。そういえば、モレッティも攻撃センスの開花もクーマンの置き土産。意外に土産が多いな。マタがフリーになるように相手をひきつけるだけなく、追い越す動きも見せていた。ミゲルは攻撃参加よりも、積極的な出足で守備に貢献していた。

 基本構造は前線からの守備→ショートカウンターでビジャにすべてを託す。GKも簡単に前に蹴らないで、なるべく繋いでいく。ピッチを広く使うよりは、縦へボールを運ぶ意識が高い。シルバ、マタ、ビジャとボールを受ける選手が多く、ポジションが限定されていないので、フラットな形で守るのはちょっときつい。ここにパブロが絡んでくるのは先の話か。

 18分。バラハ→マヌエルフェルナンデス。懐かしのマヌエル。ミゲルと同様に積極的な出足で貢献、さらのボールを出した後に必ず前線に顔を出す動きはマジョルカにとって脅威だった。マヌエルの加入でシルバはちょっと楽になったように見えた。また、中盤でボールが回り始める。マヌエルの積極性とマジョルカの集中力きれが原因だろう。

 34分にビジャ。起点はマヌエル。シルバのテクニック炸裂。なぜかフリーのパブロのクロスをビジャが押し込んで先制。38分にマタが追加点。こちらはボールを奪い返してと、バレンシアにとっては理想的な形での得点が生まれる。

 で、前半が終了。ただ、バレンシアが攻めまくっていたわけではない。バレンシアの不安要素・アルベルダ。もう少し守備が上手かったような。遅らせることも攻撃方向を限定することもなく突破される場面が何度かあり、ミドルを何本も打たれていた。マジョルカがミドルで攻撃を終わらせていたのは、攻撃の枚数が足らないし、タメを作れる選手もいないからだろう。

 ■あがくマンサーノ

 前半に比べると、マジョルカは守備意識を高めてくるが、焼け石に水。フラドは中央で使うよりも、サイドで使ったほうが良いような。60分にウェポ、バレーロ→クレベール・サンターナ、アドゥリス。ビルバオとアトレチコからやってきた。ボールを運べない中盤をてこ入れ。アドゥリスはマジョルカに引き抜かれた模様。

 62分にパブロ→アングロ。パブロの表情がつかれきっているように見えた。アングロはチームに復帰したのか。いなかった選手が帰ってきた実質的には補強みたいなもんだなと。

 その後も、バレンシアがチャンスを掴む。特に左サイドからビジャがチャンスメイクに徹し始めてから、えげつなくなり始める。また、前からの守備が途絶えないのも素晴らしい。

 72分にシルバ→ビセンテ。マタが中央でチャンスメイク。レアルは何で出してしまったのだろうって選手になりそうな予感。もうなっているか。ドリブルもパスでも仕掛けられるし、さらにパスを受けるセンスがやっぱり上手い。3点目の起点はマタ。中盤からフリーでボールを引き出して仕掛けると。

 最後はアングロからビセンテでゴール。バレンシアファンからしたら最高の展開のまま試合終了。

 ■独り言

 恐らくボール支配率はあまり変わらないのではないかと。ボールポゼッションは優位な形で前線にボールを届けるための手段で、別にピッチを広く使わなくても、すでにボールを通せる状態ならば、さっさと運べばいいんだなと再確認。すべては点を取るための行動だもんね。

 そういう意味では、バレンシアは完璧なサッカーを披露したといえる。うん、でも、マジョルカが酷すぎたのも現実。まともな相手とぶつかり合うのが非常に楽しみである。

 マジョルカは最適解を見つけるのに時間がかかりそうな予感。でも、マンサーノのならば、思いもつかない方法で年末には形にしてくると期待してます。

posted by らいかーると |21:06 | リーガエスパニョーラ08/09 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2008年08月28日

ドルトムント対バイエルン ~最初から10人で戦え~

 ドルトムントのスタメンは、ツィークラー、シュメルツアー、ヒュンメルズ、スコティッチ、ルカビナ、クリンゲ、ケーヒル、ハイナル、ヤクブ、バルデス、ジダン。攻撃的で有名な選手が多い。怪我人にはスイスのエーズ、フレイがいる。一番楽しみなのはケーヒル。なかなかブレイクしないね。

 バイエルンのスタメンは、レンジング、ラーム、ブイテン、ルシオ、レル、ファンボメル、オットル、ハミル、シュバ、トニ、クローゼ。だいぶスタメンをいじってきたようで。あれか焦ったクリンスマン。さっさと最適解を見つけられたらいいね。EUROで不振を極めたトニやいかに。

 ■どうしたクリンスマン

 バイエルンのシステムは謎。正確に言うと、オットルがどこにいるかさっぱり。先週のクロースもほとんどさっぱりだったから、バイエルンなりの考えがあるのかもしれない。多分、4-4-2の菱形か、4-1-3-2ってやつかと。シュバとハミルのポジショニングを見ている限り、後者なのかなと。

 スタメンをいじってきたので、ファンボメルのワンボランチをやめるのかと思ったが、そんなことはなかった。継続。ファンボメルは先週と特筆するほど動きに変化はなかった。つまり、これでOKということなのだろう。常識的に考えて、この出来でスタメンをこの形を継続する理由がまるでわからない。

 わかった!!!トニが復活したからだよ。別のDFラインからボールを前線まで運ばなくても、トニに放り込めばいいじゃんと。それだったら、ファイターのファンボメルと中盤の底に配置するのも納得だだって。

 でも、バイエルンはトニに放り込む気配もなし。GKもボールをSBに渡して攻撃開始。謎なチームである。しかも、ドルトムントがしっかり前線から守備を行ってきたので、バイエルンは大混乱。苦し紛れに前線に蹴るか、慌ててGKに戻す場面が多々見られた。

 ただし、前線にボールが入れさえすれば、何とかなりそうな気配はある。問題はいかにして前線にボールを届けるかだろう。頼みの綱のゼロベルトは軽傷でベンチ外。他に大怪我している人でも良いけど、誰かいるのだろうか。それとも、リベリにボールを運ばせるのだろうか。

 さらに言うと、ボールを引き出す動きが本当にない。ハミルやシュバが中盤まで降りてくれば良いのに、そんな動きは皆無。もっと言えば、クローゼは何をしているんだと。2006年にヘディングだけじゃないことを証明してから、器用な選手だと思ってたが、前線で待っているだけだった。

 誰も助けに来ない→ドルトムントの激しいプレスの前にバイエルンはボールを失いまくり、ショートカウンターをくらいまくる。ドルトムントの攻撃の中心はジダン。献身的な守備と両SHへのフォロー&ポストプレーと大活躍であった。その姿は本物ジダンのようで。
 
 8分にドルトムントが先制。恐らくドルトムント陣内からのスローイン出発。相手陣地からのスローイン→ボールを前線に運ばれるのはしょうがないとして、守備がDFしかいないのはなぜだ。DFとファンボメルと他の前線の選手の距離が開きすぎのバイエルンであった。シュートはポーランド代表のヤクブ・ブワシュチコフスキが素晴らしいアウトサイドシュートを決める。

 その後もドルトムントペース。ヤクブ、クリンゲ、ジダン、バルデスの献身的な守備に後ろの選手もラインを上げて応援。組織的な守備の前に、バイエルンは単発的な攻撃しかできていなかった。それにしても、ドルトムントの前線の選手は強力。さらに中央のハイナルもドリブルで仕掛けられる選手のようで、末恐ろしい。

 そして事件がおきる。23分にファンボメルが退場。2枚目のイエロー。いったい何をしにきたんだか。ただ、何かそれで退場かよみたいな空気はあった。時間的にも。ドルトムントは帳尻合わせに注意である。

 ただし、これで試合は意外な展開を迎える。まず、23分という微妙な時間。ハードワークをしていたドルトムントにも疲れが見え始める時間で相手が1人減った。あれ、運動量落としても良いのみたいな。それと同時に、上手く噛み合っていた守備だが、相手の形が変わるので、ちょっと様子見だなと。

 そしてバイエルン。交代はなし。解決策はシュバとハミルとオットルのポジションニングを下げること、ついでにFWも下げること。これで、問題が解決するからサッカーは面白い。

 DFラインからボールを引き出す選手の枚数が増え、ボールが中盤を経由する回数が格段に増える。で、FWの距離間も悪くないので、攻撃がスムーズになり始める。また、少しボールを運べるようになったので、トニがゴール前で高さ勝負をすることができるようになった。

 よって、バイエルンが意外にも攻撃を開始する。1度変わった流れを取り戻すのは困難で、ドルトムントはちょっと苦労。今までは相手にチャンスを作らせていない&チャンスを作っていたのに、お互いがチャンスを作り出す嫌な展開へ。

 ロスタイムに、俺たちの形といわんばかりに高い位置でボールを取り戻して、最大の決定機を迎えたドルトムント。しかし、ジダンのパスをバルデスが外してバイエルンに止めをさせなかったのが悔やまれる前半戦だった。

 ■クローゼ→ボロフスキ

 後半の頭から登場。ボロフスキ。中盤を厚くしよう作戦か。で、このボロフスキが非常に良い。中盤でボールを受けて、相手を交わしてパスといわゆる無理が出来る選手で、リベリの代役にはぴったりなのかと。

 また、ドルトムントは鬼プレスをする体力がどうもないようで、落ち着いた展開に持ち込もうとしたが、かえってバイエルンのペースになってしまう。コーナーの数やラームの攻撃参加が増えて、徐々に得点の気配が漂ってきたバイエルン。

 しかし、ドルトムントもセットプレーでやり返すが、ゴールラインすれすれでシュバがクリアーしたり、レンジングのスーパーセーブで九死に一生を得る。逆にバイエルンはキッカーがいないのか、セットプレーは得点の気配なし。

 63分にハミル→クロース。あれだね、セットプレー要員。キッカーとして登場。もっと良い使い方はないのかと。それでも、悪くない起用。74分。クロースのコーナーキックからボロフスキが決める。交替した選手が絡んだゴールであった。

 76分にトニ→ポドルスキー。ドルトムントが攻撃に出るからカウンター要員ということだろう。しかし、バイエルンの面々にはやっと点が取れたし、これで十分というような空気が。そもそもポドルスキーをガ知らせるような場面も展開も見られなかったし。

 逆にドルトムントが攻勢に出る。しかし、ドルトムント。相手が守備の準備をしていると、崩せそうもない。後ろから飛び出してくる選手がいないので、攻撃に厚みが出ないので、前線の選手にまかせっきり。後半もがっちり前線から守れれば、ホームで大量得点も狙えたろうけど、いかんせんスタミナがってことで試合は終了。バイエルンはまたしても引き分けでしたと。

 ■独り言

 10人なってからチームバランスが改善されるという皮肉。12人いたらいいのになといったモウリーニョとは雲泥の差。ひとまず、前線に選手が多いから攻撃的という発想をどうにかしたほうがよさそうである。代表も4-1-3-2をしくじったわけで。アンカーに最適な選手がいない間は、戦い型を変えないとCLで抹殺されるよ。

 ドルトムントは非常に面白いチームだった。ジダンとハイナルは◎。特にハイナルのような小柄に見える選手がテクニックと運動量でゲームを作るのは爽快。そして、ジダンは無事に成長しているようで、安心した。

posted by らいかーると |09:24 | バイエルンミュンヘンTV/08/09 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年08月26日

ポーツマス対ユナイテッド ~アンデルソンとテベス~

 ポーツマス。チェルシーの引き立て役に終わったポーツマス。個々の選手は頑張っているけれど、チームとして大丈夫か、、、という試合だった。ムンタリやメンデスはなんで移籍してしまったのさ。

 ポーツマスのスタメンは、ジェームス、ジョンソン、キャンベル、カブール、ディスタン、ディオップ、ラサナ・ディアラ、デービス、トラオレ、クラウチ、デフォー。ウタカとクラニチャルをスタメンで使え。

 ユナイテッド。前節は生まれ変わってしまったニューキャッスルに苦戦。ユース出身の選手を大量に起用するしかない状況は少しずつ改善されてきているようで。

 ユナイテッドのスタメンは、ファンデルサール、ブラウン、リオ、ビディッチ、エブラ、フレッチャー、スコールズ、アンデルソン、オシェイ、ルーニー、テベス。注目は左サイドのオシェイ×エブラコンビだろう。前節では散々だった。

 ■テベスとアンデルソン

 オシェイはスコールズが真ん中であった。左サイドはアンデルソン。ただし、アンデルソンは、ほとんど中に絞り気味で、ルーニーやテベス、エブラがその空いた左サイドを使っていた。

 右サイドを眺めてみると、フレッチャー。ブラウンも高い位置取りでサポートをしていたが、相手を崩すにはいたらなかった。15分過ぎからフレッチャーも中に絞ってプレーするようになる。これで、ユナイテッドは活性化する。

 FWとSHの位置を入れ替えて、相手の混乱を誘う戦い方。また、局地的に人を集めて、相手のマークを混乱させるやり方。ユナイテッドはこの二つを上手く組み込んで相手をなぎ倒してきた。ただし、このやり方はギグスとロナウドがSHのときに発動する戦い方で、他の選手だといまいちバランスが悪いまま進んでいくことが多かった。

 しかし、今日はなかなか良い形で試合が進んでいく。フレッチャーたちが中に行くことで、中盤に降りるテベスたちが比較的に楽になることができた。ポーツマスの守備は純粋に4-4-2で守ることが多く、前線の2枚は気まぐれ守備なので、4-4のラインをぼこぼこにするには3ライン以上で望むと面白いことが起こる。相手のライン間に選手を送り込むことで、色々なところにスペースができる。

 この空論を機能させるには、その隙間にポジションを取った選手に楔のボールを入れられる選手がいないと話にならない。でも、ユナイテッドにはスコールズがいる。オシェイを信用していないスコールズは前に飛び出すよりもゲームメイクに徹していた。デフォーあたりがスコールズにマンツーマンでつけばどうなんだろうねと。ただ、アンデルソンが前にいるので、バランスを取っただけかもしれないけれど。

 ルーニーとテベスの信じられないキープ力と仕掛けるパスに、エブラやアンデルソン、フレッチャーが反応する攻撃はやはり脅威。特にエブラはグレン・ジョンソンの裏を何度も取っていた。得点場面もまさにそれ。32分→アンデルソンが相手をひきつけてテベスが中盤でフリー。で、エブラにスルーパス→ルーニーがファーサイドに流れて、フレッチャーがニアに走りこんでゴール。
 
 クロスにあわせる動きが本当に良くなってきたフレッチャー。それだけでなく、中央で楔のボールを受けるなど、ニューキャッスル戦では見られなかったプレーも随所に見られるようになった。後はサイドで起点になれれば、化けそうな気配である。

 そんなわけで、昨年のユナイテッドを感じさせるようなユナイテッドの攻撃だった。そりゃ昨年のほうがもっとスムーズだったけれど、ニューキャッスル戦に比べれば、雲泥の差。

 ポーツマス。序盤がっつりとボールに寄せることで、ユナイテッドの攻撃を止めようとしたが、25分過ぎから引いて守っていた。何にせよ、FWがチームの一員として守備をしてくれないと無理。前節に比べると、クラウチとデフォーは相手を追いかけていたが、中盤の選手との距離があるので、無駄走りになってしまう切なさ。テベスとルーニーぐらい深追いしてくれないかな。

 攻撃面はボールを繋ぐチームだったのに、クラウチめがけるチームになっていた。グレンジョンソンの縦への強さや、ディオップのフィジカルの強さ、デフォーのスピードと色々仕掛けられるチームだと思うのだが。ラサナディアラというゲームメイカーもいるし、怪我でいないが、クラニチャルもいるし、このトラオレは優秀なトラオレっぽいし。

 クロスボールに対して、ゴール前に入っていく人数は多かった。だから、その後は前で守れなくなったんだけれど、狙いは今のところクロス。クラウチと心中するのは惜しいチームだぞと。

 ■後半戦だよ

 後半のポーツマスはクラウチに当てるのでなく、エブラの裏にデフォーを走らせる作戦に出る。ユナイテッドの左サイドを牽制すると共に、デフォーのスピードにかけたのだろう。デフォーが孤立しないように、ディオップも位置を上げた結果、さらにグレンジョンソンが守備で足を引っ張る。

 裏を取られることは日常茶飯事で、63分にはエブラに抜かれてサイドを深くえぐられる始末。この守備ではチェルシーで生き残れるわけもないぞ。そんなポーツマスは50分過ぎにトマスが登場。足の速いサイドの選手らしい。66分にデービス→ウタカ。ってか、ポーツマスの短所とユナイテッドの長所がたまたまあってしまったのが不幸というか何と言うか。

 この当たりで気づいたのが、ユナイテッド。4-4-2の菱形みたいだなって。特にオシェイはエブラの上がったスペースのケアを頻繁に行っていた。そのオシェイは48分にルーニーにスルーパスを通す。しかし、涙のオフサイド判定だったが、攻撃に参加した場面はこれだけでチャンスを演出。さすがミラクルである。

 アンデルソンは動き回るFWが孤立しないように、高い位置で走り回っていた。ただ、アンデルソンの場合は隙間でボールを受ける才能もあるし、パスで仕掛ける才能もある。本当に恐ろしい選手。前半の終了間際にルーニーにパスを通した場面はまさにだった。

 76分にアンデルソン→ロドリゴ。アンデルソンお疲れ様ということだろう。ロドリゴは若いブラジル人。線が非常に細い。それでも、やわらかいボールタッチとパスで上手くバランスを取っていた。ただし、相手のプレスを嫌がってかちょっとボールを離すのがはやい。正確に言うと、ボールを持つ→相手が奪いに来る→ギリギリまで相手を引き寄せることをしないでパスがちょっと多かった。

 ポーツマスは放り込みやミドルで何とか同点に追いつこうと試みるが、何だかチームがバラバラのような。トッテナムに続いて、こちらも時間がかかりそうである。試合はユナイテッドが無事に勝ち点を持って帰ったとさ。

 ■独り言

 カブールが最終ラインに戻ったことで、ちっとはましになった中盤。それでも、ラサナディアラの相方は引き続き募集。ってか、ウタカ、デフォーを並べれば良いのにと。何かクラウチに気を使いすぎのような気がする。監督が。クラニチャルは戻ってきて。

 ユナイテッドは内容も結果も上々。ただ、ルーニーは判定ミスで得点を消されるなど、今年も得点数は減りそうな予感。それでも、キープ、アシストでチームに貢献しそうである。ベルバトフが来たらどうなるんだろう。。。ってか、ロナウドは山瀬のようにボクの居場所が、、、、とかいって移籍しなければいいね。

posted by らいかーると |09:50 | プレミアリーグ/08/09 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年08月25日

トッテナム対サンダーランド ~我慢勝負の始まり~

 トッテナム。大量補強とファンデラモスの挑戦がいよいよ始まるみたいな。昨年のマルブランク、レノン、キーン、ベルバトフの攻撃ユニットが大好きだった管理人。何と全員に移籍の噂があって、キーン→リバプール、マルブランク→サンダーランド。。。。この試合でベルバトフは謎のベンチ外なので、ユナイテッドに行くのでしょうか。そしたら日本に来るのか。。。。

 トッテナムのスタメンは、ゴメス、ゾコラ、キング、ウッドゲイト、アスエコト、モドリッチ、レノン、ベントリー、ベイル、ジェナス、ベント。まるでシステムが分からない。控えにドスサントスやハドルストン、オハラがいる。

 サンダーランド。ロイキーンの二年目の挑戦が始まる。トッテナムから大量補強したり、シセを急遽獲得するなど野心に満ち溢れたチームとなりそうだ。

 サンダーランドのスタメンは、ゴードン、バーズリー、ノズワージー、ヒギンボサム、コリンズ、マルブランク、ホワイトヘッド、リード、リチャードソン、ディウフ、マーフィー。最近のイングランド人って不思議な名前が多いような。

 ■これは時間がかかる

 トッテナム。システムは4-4-1-1。ハットンが確か怪我をしたので、代役としてゾコラが選ばれているようだ。中盤は左からベイル、モドリッチ、ジェナス、レノン。ベントリーはいまいちポジションがわからなかった。良い意味で分からなかったのではなく、悪い意味でわからなかった。

 昨年のトッテナムは前線の4枚が代わる代わるボールを受けて相手を混乱させていた。その中心は確かにベルバトフだったが、マルブランク、そしてレノンの動きも見逃せなかった。相手のゾーンでボールを受けて攻撃を加速させる役割をこなしていたマルブランクが移籍してしまったのは残念無念。縦にはやいだけのイメージのあるレノンだが、ボールを受ける動きは結構上手いぞ。

 で、昨年のトッテナムはサイドアタックでクロスを上げるよりも、中央突破の延長線上でサイドを使っていた。相手選手の距離を広げる役割で。そのため、高さでうんぬんではなかったのである。自分の記憶の中では。

 さて、新生トッテナム。中盤にモドリッチが加入。周りの選手に比べると、明らかに線が細い。しかし、普通にCHをこなしていて驚いた。ロシツキーのような使われ方をするもんだと思っていたが、ゲームを作る役割をそのまんまになっていた。つまり、前線にボールを届けて、さらに飛び出していけたら良いねみたいな。

 右サイドは昨年と同じであった。縦だけじゃないレノンが相手のゾーンの隙間でボールを受けてドリブルで突っかけたり、サイドから得意のスピードで揺さぶったり。まら、レノンが中に絞ったら、後ろからゾコラが積極的に攻撃に参加していた。ドリブルで中に切れ込んだり、はやめにクロスを上げたりといつのまにか便利屋。エッシェン以外にも続々と現れるアフリカの便利屋軍団。

 問題は左サイドとダレンベント。特にベントは完全に空気。ベルバトフが中盤深くまで降りてきた時代が懐かしい。組み立てにはまったく参加せず、守備も参加していた記憶がない。

 左サイドはベイルが担っている。昨年は大怪我をして久々の試合。それでも、左サイドからドリブルで仕掛け何度もクロスを供給していた。しかし、中にいるベントが空気、さらにCHがクロスにあわせることを前提としてチームを作っていないので、ほとんど意味がない。つまり、サイドで仕掛けてクロスを供給するサイドアタッカーとしては最高の仕事をしているのだけれど、中に誰もいない。それなのにクロスを繰り返すのは切なかった。

 で、ベントリー。キック精度が高いようで、コーナーキックで良いボールを蹴っていた。ベントリーはサイドに流れて勝負だとは思うのだが、代わりに中央で踏ん張れる選手がいない&中央から試合を始めるのに明らかになれていない(伸びしろはありそう)ので、機能するにはまだまだ時間がかかりそうである。

 そんなわけで、モドリッチ、レノン、ゾコラが点で機能するだけの切ない状態に成り下がってしまったトッテナム。アルシャビンでなくて、パブリチェンコを狙ったほうがよさそうである。ベイル、ベントリーは教育すれば、何とかなりそうなので。つまり、我慢比べの始まり始まり。

 サンダーランドはリードとマルブランクのトッテナム組が良いアクセントになっている。マルブランクは昨年のプレーを髣髴とさせ、リードは質の高い左足で攻撃を牽引している。前線のディウフが何とかしようと躍起になっていたが、明らかに1人では辛そうであった。シセが馴染めば、いかついコンビになりそうである。

 ただし、リードもマルブランクもある程度自由にプレーできていて、今年のトッテナムはやっぱり守備が怪しんだろうなと感じざるを得なかった。それでも、ゴメスの加入で失点は減りそうだけれども。

 前半はそんな感じで0-0で終わる。決定機はあったか思い出せないほど。マルブランクのミドルがポストに直撃したくらいかなと。

 ■システム変更

 後半も序盤は変わらない試合展開。モドリッチが後半も孤軍奮闘っぷりである。ボールを運んで仕掛けて守ってと大車輪。今年のトッテナムはモドリッチを見るために観るみたいな存在になりそうだなと。トッテナムが基本はボールを保持し、サンダーランドはボールを奪って攻撃を展開。

 いきなり試合が動く。54分にリチャードソンがクリアボールを拾ってミドルを叩き込む。そんなばかな。リチャードソンの思い切りの良さと球際の競り合いでボールがリチャードソンの下にこぼれた偶然の現実に感謝。

 これで、ファンデラモスに火がついた。ホームで負けられるかとばかりに、一気に2枚交代。56分にレノン→ドスサントス。さりげなくハドルストンも登場。ベイルがSBに入った。レノン下がってしまった。。。

 4-3-3。右にドスサントス、左にベントリー、中央にベント。中央にハドルストン、モドリッチ、ジェナス。この配置でだいぶバランスを改善した。

 クロスに飛び込む人数が少ないとか、中央のバイタルエリアをうまく使えていないことをジェナス、モドリッチが飛び出しやすくした。ゲームを組み立てられるのはハドルストンに任せればいいわけで。ここからジェナスがどんどん飛び出すようになる。これで一気にサンダーランドは大混乱。

 65分にリチャードソン→シセ。シセを投入して流れを取り戻そうと試みたロイキーン。しかし、シセは何にもしてなかった。サンダーランドが我慢の時間が続く。

 ここで、ダレンベントが決定機を外す。サイドからのクロスでなく、相手の裏を取った場面である。で、思ったのがダレンベント。どういう形が一番すきなのだろうか。トッテナムはプレミアらしくないチームになって行きそうなので、合うのか合わないのか。他に選手がいないのだろうけど。

 73分。試合の流れを掴んだトッテナムがとうとう同点に追いつく。ゴール前に相手を押し込んで、後ろから上がってきたモドリッチのミドル→こぼれ球をモドリッチがまたシュート。キーパーに当たったこぼれ球をジェナスが押し込んで同点。システム変更が吉とでたかと。

 その後もトッテナムはセットプレーでチャンスを掴むもののシュートが枠に飛ばない。そして80分過ぎに事件が起こる。左サイドからのクロスをシセがヘディングで決めて2-1。シセはうまくCBの間に走りこんでいた。シセとディウフが抱き合って喜ぶ姿は恐ろしいものだった。

 このゴールで勇気を得たサンダーランドは、体をはって残りの時間を耐え忍んで試合が終了。次はチェルシーだぞトッテナム。でも、サッカーは何が起こるかわからない。

 ■独り言

 パス&ムーブ。クラマーさんが広めた言葉だと思うけれど、モドリッチがこの言葉にかなり忠実だった。そして、いまいち成長しているのか謎なジェナスが、中盤を厚くしたら存在感を増したので驚き。ベイルとベントリーがどれだけはやくファンデラモスのサッカーに馴染めるかで、試合内容が変わってきそうである。ちなみに、セビリアのサッカーを再現しようとは絶対に考えていないよ。

posted by らいかーると |12:33 | プレミアリーグ/07~08 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年08月25日

ウィガン対チェルシー ~お帰りチェフ~

 ウィガン。情報がない。開幕戦は無事に勝利したようである。さりげなくプレミアに定着しつつあるのだろうか。

 ウィガンのスタメンは、ポリット、メルヒオット、ボイス、ブランブル、フィゲロア、、キャタモール、バレンシア、パラシオス、クーマス、ザキ、へスキー。思い出した、バレンシアとパラシオスのテクニカル選手が攻撃をつかさどるチームだ。確か縦に速いんだ。

 チェルシー。開幕戦でポーツマスを完膚なきまでに叩きのめしたチェルシ。それが本物だったことをこの試合でも証明できるか。

 チェルシーのスタメンは、チェフ、アシェリーコール、テリー、カウバーリョ、ボジングワ、エッシェン、ランパード、バラック、デコ、ジョーコール、アネルカ。エッシェンが怪我から復帰である。恐らくベストメンバーだろう。ドログバ。。。。。。。。。。

 ■強いぞウィガン

 開始直後、いきなりチェルシーが先制点を取る。開幕戦のリプレイのような繋ぎから、ゴール前で直接FKを得る。そのFKをデコが見事なコントロールシュートでゴールに決める。壁と壁の間を抜いてゴール。足を降りぬくのでなく、止めてコントロールする直接FKは久々に見たぜと。

 アウェーで早すぎる先制点。さらに攻めるのか、ちょっとバランスを保つのか。チームの意思統一が試される。引いてカウンターを狙うのか、先週のようにボールを保持するのか。そんなことを考えていた4分にウィガンがチャンスを掴む。ホンジュラス代表のパラシオスがボジングワを抜きさって、エリア内から強烈なシュート。これをチェフが安定したセーブでピンチを凌ぐ。

 で、チェルシーは徐々に縦志向が強くなっていく。デコのミスパスやアネルカにボールがおさまらない場面が多かったこともあり、とにかく相手ゴールのほうにボールを運びたいようだった。特にランパードからのロングボールが格段に増えた。このロングボールが通れば、チャンスになるだろうが、そう簡単にはチャンスにならなかった。つまり、ロングボール主体になったので、デコの出番が減っていった。

 ウィガンのシステムは4-4-2。ただし、守備の場面では4-5-1に変更する。ザキがエッシェンからの展開力を邪魔し、へスキーもすきあらば狙っている。ポーツマスとの一番の違いはこのFWの守備の貢献度である。デコがボールをもらいに下がってきても、守備の枚数が多いウィガンはたんについていくことで、相手のゾーンを越えたポジションチェンジに対応していた。

 そんな事情もあって、ボールをうまく運べないチェルシー。ポーツマス戦に比べると、バラックとジョーコールの上下動が明らかに減っているのはなぜだ。ただし、デコが絡んでサイドチェンジが行われると、ボジングワが活き活きする。クライフターンで再三にわたり、右サイドを突破していた。

 ウィガンの守備、先制点を取ったこと、アウェー、ウィガンの勢いなどの条件発動によって、チェルシーはボールを回すよりも、縦にはやく運ぶことを心がけてように見えた。で、この形だと、前線の選手のキープ力た突破力にかかってくるのだけれど、ロッベンはいないし、ロビーニョはまだ来ていない。そして、チャレンジ&カバーが徹底されているウィガンの思い切ったアタックの前に、ボールを失いまくるチェルシー、つまり、前半はウィガンのペースだった。

 ウィガンのFWはヘスキーとザキ。懐かしのヘスキー。いつのまにか代表に復帰。ダレンベントが伸び悩んでいるからか。ただ、へスキーはいきなりテリーに空中戦で勝利する。テリーとの勝負する場面が多かったヘスキー。

 結果はほぼ五分五分なので、実質FWの勝利かってぐらいへスキーは頑張っていた。代表復帰も納得できるほどに。テリーはミスパからのピンチを凌いだ以外は、いつもの強さが何発揮できているとは思えなかった。へスキーに手を焼いていたからだろう。

 へスキー×ザキ。競り合いも強いし、突破力もある。特にザキはブルドーザーといわれているらしい。日本では相手に死をもたらすFWとt解釈されるだろう。強さと速さを兼ね備えたように見えた。

 FWにボールを送るのは、中盤の選手とメルヒオット。特にメルヒオットは質の高いロングボールでチームの攻撃の流れに変化を加えていた。バレンシアが右サイドからドリブルで仕掛け、つまったらメルヒオットがサイドチェンジみたいな。2列目からはパラシオスが飛び出してきて、他の中盤の選手はワンタッチプレーで仕掛けられる選手に仕掛けられる状態を作ることに全力を注いでいた。ファイターキャタモールはすばやい寄せで守備に貢献。

 決定機を作るものの、チェフのセーブの前になかなかゴールを決められないウィガン。30分過ぎになると、曲者デコがボールを触る回数が増えて、徐々にチェルシーがチャンスを攻撃の時間を増やしていく。そんなところで前半が終了。
 

 このままだと、チェルシーは失点の可能性もあるので、守備をてこ入れするか、攻撃方法を変える必要がありそうである。ウィガンは今のままで問題がない。

 ■to be or not to be

 先に動いたのはウィガン。クーマス→リーダー。多分髪の長い選手だろう。選手名鑑がないので、まったくわからない。

 後半のチェルシーはやっぱりボールを保持して攻撃って形に戻してくる。これが、本来の形だろうにってことだろう。しかし、どうも前線の動きがやっぱり悪い。例えば、デコが中盤に降りました。そんなときに前線でアネルカの近くにいる選手がいない。キャタモール率いる中盤の戦士たちは、なるべく高い位置でボールを奪おうと試みている。DFとの距離が空くことも恐れてはいないようで。

 で、その激しいプレスでボールを失うことが多いのだとしたら、アネルカと誰かを縦関係で並べて、空いたバイタルを使いまくれば良いんだけど、ジョーコールとバラックのポジショニングがやっぱりおかしい。デコが前を向いてボールを持っても、良い位置にいない。

 また、ポゼッションが上手くいかないと、チェルシーはあきらめるのがどうもはやい。バルサや昔のスペイン代表は頑なにボールを繋いで意地で状況を打開しようとするので、素晴らしい選手の閃きが見られるが、チェルシーはどうだろうなと見ていた。

 57分にジョーコール→カルー。カルーの動きに期待。4-4-2に変更かな。ランパードの位置を高くして、エッシェンとバラックが低い位置に移動した模様。

 この変更で、チェルシーが一気に勢いを取り戻す。システム云々ではなく、空気だったバラックがボールを触らなければいけないポジションに移動したことで復活。バラックとエッシェンが距離を近くしたことで、エッシェンもやりやすそうだった。

 ランパードとカルーがアネルカのバイタルエリアをうろちょろすることで、ウィガンもかなり苦戦していた。やっぱりチェルシーはもうボールを回すチームになってきているのかもしれない。ただし、最適な解をフェリペも探しているのだろうな。

 80分にパラシオス→カポ。ウィガンも負けじと最後の猛攻を見せる。チェルシーは止めを刺したかったが、守備をすることを選択。ポゼッションで負ける時間もあり、ゴール機会も似たようなものだったので、守備に集中する道を選んだのだろう。

 守ったら強いチェルシー。でも、高い位置で守れなくなっているのは気のせいか。心なしかチェフが一番目立っているように見えた。というか目立っていた。終了間際のミドルも間一髪防いで、続けてコーナーキックも前に出てセーブ。クロスやコーナーキックまでボールを運ばれてしまうのは、守備からすると悪い傾向。それをGKが手でボールをおさめてくれると、流れが止まるのでみんな安心。でも、終了間際に飛び出してボールを取りに行くのは凄く勇気のいることだったり。そんな勇気が戻ってきたチェフに怖いものはなくなるだろうな。

 守りきってチェルシーが勝利。いろいろさぐりながら、しっかり勝ち点を持って帰るのはさすがです。

 ■独り言

 ウィガンがこれから楽しみになってきたのは言うまでもない。キャタモールは徹底的な潰しだけでなく、幅広い展開を心がけているので将来が楽しみな選手。メルヒオットの活躍も目立ったが、もう少しバレンシアが見てみたかったぜ。強力FWが揃っているし、CBのブランブルとボイスが昨年のシティコンビぶりに相手を止めていた。

 チェルシーはブレながら進んでいくのだろう。ただ、相手がちゃんと守備を固めてきた相手に、ポゼッションをあきらめて遠い距離からの裏狙いのボールを安易に増やすようだと残念だぜ。そして、エッシェンのアンカーはもったいない。

posted by らいかーると |08:46 | プレミアリーグ/08/09 | コメント(10) | トラックバック(1)
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2008年08月21日

バイエルンミュンヘン対ハンブルグ ~監督対決~

 昔はオランダサッカーを放映していた記憶のあるGAORA。今年からはバイエルンミュンヘンTVを放映する奇跡を起こす。そんなGAORAの野心に答えるために、バイエルンミュンヘンTVをしっかり見ようと思います。ただし、放送があるのが遅い。昨年はバイエルンがぶっちぎりで優勝を決めたらしい。

 バイエルンのスタメンは、レンジング、ラーム、ファンブイテン、ルイシオ、レル、ファンボメル、ゼロベルト、シュバインシュタイガー、クロース、ポドルスキー、クローゼ。何と新鋭のクロースがスタメンである。39番の90年生まれのクロースがバイエルンの中心なのか。

 ハンブルグのスタメンは、ロスト、ベンジャミン、マタイセン、ラインハルト、ボアテンク、デヨング、ヤロリム、トロホフスキ、ピトロイハ、オリッチ、ゲレーロ。地味に知っている選手が多い。注目はデヨングとベンジャミンとオリッチ。監督はファンデラモスの前にトッテナムにいたヨル。

 ■弱いぞバイエルン

 この出来でデフォだとしたら、どんだけリベリとトニに依存しているんだって試合。バイエルンのシステムは4-4-2の菱形。綺麗な菱形。ドイツ代表がこのシステムを捨てたっていうのに、、、、ってドイツは4-1-3-2か。

 ハンブルグのシステムは予想外の4-1-4-1。ゲレーロとオリッチがFWだと思っていたら、ゲレーロがグジョンセンのように中盤をこなしていてびびった。デヨングがアンカーを務めている。

 序盤はハンブルグの積極性が目立った。高い位置からの守備を目指しているハンブルグはバイエルンの攻撃を防ぐことに成功する。高い位置からの積極的な守備の前に、バイエルンはボールをろくに運べない状態であった。さらに、中盤の底を任されているファンボメル。まるで、バルサにいたエジミウソンを髣髴とさせるボール欲しがらない病であった。

 オリッチが代表ほどの気が狂った守備を見せないので、バイエルンのCBには余裕があったけれど、恐らく攻撃を組み立てる意欲もなければ、能力もないような。ルシオあたりが暴走ドリブルを見せるかと思っていたが、まったくそんなことはなかった。

 CBに弁明の余地を許すと、SBがまったく攻撃参加しなかったことが上げられる。バイエルンのシステムは、どうしても中央よりになってしまうことが多いので、SBが積極的に高い位置を取らなければ、4-1-4-1の前に崩壊する可能性が高い。中央をゲレーロ、ヤロリム、デヨングに抑えらているので、サイドで数的有利を作って、中央にスペースを作らないと話にならないんだけど、そんな動きはある条件になるまで皆無だった。

 こういうときにトニがいれば、ハイボールをマイボールにしてくれるかもしれないし、リベリがいればドリブルで状況を打開できるかもしれない。でも、いない。よって、バイエルンは楔のボールが入れば、攻撃が形になるが、楔のボールが入らない状態が続く。

 で、ハンブルグがバイエルンの攻撃を上手く凌ぎ、何度も仕掛ける。攻撃の中心は左サイドのトロホフスキ。小刻みの良いドリブルで何度も左サイドから仕掛けていた。中央からはヤロリムが仕掛け、ゲレーロがポストプレーでボールを前に進める。さらにSBも組み立てに参加するので、バイエルンの守備は選手間の距離が開きすぎて、バラバラの守備になっていた。FWが守備に参加すれば、問題解決だけど、しないよね。

 しかし、先制点を取ったのはバイエルン。11分にセロベルトのクロスをシュバがボレー。EUROから右サイドでのプレーが増えたシュバ。クロスを中で受けるポジショニングは長所だね。イグアインのようだ。ハンブルガーはスローインでゼロベルトに裏を取られる大失態だった。で、この失敗をしてしまったボアテングは前半のうちに交代してしまう。怪我か精神的なダメージかはわからない。

 さらに15分。クロスの競り合いをファウルと判定されるハンブルガー。昔のEUROで、ネスタがクライファートにPKを与えた場面に似ている。これがファウルかよみたいな。このPKをポドルスキーが決めて2-0。

 先制点を取ったことで、バイエルンには余裕が生まれる。開幕戦の硬さが取れたのか、それとも先制点がきっかけか、SBが積極的に高き位置取りをするようになって、ボールを前に運べるようになる。サイドでの数的有利がピッチ全体に波及したようだった。

 しかし、24分。ゲレーロの復讐。すばやいチェックでヤロリムがボールを奪って右サイドを突破。粘ってトロホウスキにボールを預けるとクロス→ゲレーロにピンポイント。左利きに見えたトロホウスキが右足ですばらしいクロスを上げた。

 で、この失点で臆病風に吹かれたバイエルン。SBの飛び出しがなくなると、試合内容は序盤に戻ってしまう。ハンブルグが次から次へと仕掛けるのを最終ラインを中心に何とか跳ね返して前半が終了。バイエルンは仕掛ける段階までボールを運べないので、得点を取りそうな気配がまるでない。ハンブルグはファンデルファールト離脱の影響がンまるでないように見える。チーム全体で意識が高まったか。

 ■修正したけれど

 バイエルンはハーフタイムにいろんな修正を加える。最初にFWに守備をさせることを厳命。2人とも、鬼ほどではないが、ちゃんと相手にプレッシャーをかけていた。その甲斐もあって、ハンブルグの攻撃の何割かを自滅させることに成功。

 よって、相手のボールを奪って攻撃する場面が増えたバイエルン。次に攻撃の中央よりを解消させるために、セロベルト、シュバ、クロースにサイドに流れる役割と、中央でボールを受ける役割をはっきりさせる。シュバが中央に行ったら、2人はサイドにいけ見たいな。

 これで、相手の守備を間延びさせることに成功。前半からもそうだったが、ボールを受ける動きはうまくないが、受けたら強いクローゼとポドルスキーのキープ力を活かして、バイエルンがチャンスを作りまくる。

 しかし、バイエルンに悪夢が。56分にトロホフスキがPKを決める。これもクロスの競り合いをファウルと判定された。前半にPKをもらったのもあるだろうが、ブンデス基準なんでしょうか。そんなわけで、同点になっちまったバイエルン。さらに好悪劇意欲を高めるぞって話だが、相手が守りを固めてきて困った状態となる。

 64分にシュバ→ボロフスキ。攻撃に変化をつけたいのだろう。ハンブルグは前半からスタミナを使う守備をしていたので、どんどんラインを下げて守備を行う。バイエルンはなぜか放り込みや裏狙いのパスが少ないので、完全に攻めあぐねる形となる。ドリブルで仕掛けても、ゴール前でファウルを辞さないハンブルグの前にチャンスを作れない。

 で、ドリブルで得たセットプレーもキックの精度が恐ろしく悪く、チャンスに成りそうな気配がない。つまり、ファウルをしやすくなったハンブルグに与えた精神的余裕はでかい。つまり、いざとなったファウルで止めても失点はないぞという気持ちで守れるのはでかい。

 75分にピトロイカ→アトバ。さらに守備を固めるハンブルグ。で、最後まで守りきって試合終了。解説の人も困っている試合だったが、ハンブルグの健闘もあって、結構面白かった。

 ■独り言

 ハンブルグはオリッチが左に流れすぎ。中央に人がいなくなるのが辛いかも。キープ力のある選手が加入すればおおばけするかもしれない。あとはヤロリムたちが怪我したときの選手層が気になる。

 バイエルンは、、、、、大変そうだな。

posted by らいかーると |09:43 | バイエルンミュンヘンTV/08/09 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年08月18日

マンチェスターユナイテッド対ニューキャッスル ~こちらも駒不足~

 マンチェスターユナイテッド。ブレイクを果たしたロナウドは心身が満たされていないようで、ベンチ外。そして他にも怪我人がたくさん。しかも、テベスが家庭の事情でアルゼンチンに帰っちゃった。。さらに補強は今のところなし。むらっけのあるベルバトフをファーガソンが好むのか非常に疑りぶかいぜ。ちなみに、ナニは出場停止。

 ユナイテッドのスタメンは、ファンデルサール、ブラウン、ビディッチ、リオ、エブラ、フレッチャー、キャリック、スコールズ、ギグス、ルーニー、キャンベル。キャンベルはアカデミー出身の若手のようで、こんなチャンスを貰えるなんて、もうないかも。

 ニューキャッスル。ウイイレでは強いだろうが、現実は迷走が続いている。妙に補強しまくって機能せず、また放出みたいなイメージがある。たまには固定したらどうでしょうか。コロッチーニとごり押しドリブラー・グティエレスが新加入でスタメン。プレミアサポの目にはロナウドと正反対のドリブルなのに、なぜか抜けるごり押しドリブルがどのように目に映るか。

 ニューキャッスルのスタメンは、ギブン、ベイ、テイラー、コロッチーニ、エンゾクビア、バット、ガスリー、ミルナー、グティエレス、ダフ、マルティンス。4-4-2で、ダフがちょっと下がり気味。ガスリーも新加入。

 ■いつもどおりだけど

 ロナウドもテベスもいないぜってことで、フレッチャーとキャンベルが代わりにスタメンに名を連ねた。ポジションを言うと、ギグスが左サイドにいくことになるだろう。最近のギグスは縦に抜くよりも、相手のバランスを崩して切り込んだり、中央でチャンスメイクしたりと、失ったプレーをプレーの幅でカバーしているように思う。そんなギグスが最初から左だとどうだ。

 ユナイテッドは昨年と同じ攻め方を見せる。何と言うデジャブ。ルーニーがサイドに流れたり、中央で中盤に参加して、ワンクッションになったりと大忙し。また、そんなルーニーに呼応するかのようにスコールズも好調を維持している。いつもよりも高い位置で攻撃参加。

 しかし、中央で踏ん張る選手がやっぱり弱い。フレッチャーがロナウドの代わりができるわけもないし、キャンベルがテベスの代わりをできるわけもなく。

 それでも、左からルーニーがアウトフロントでキャンベルにピンポイントクロス→キャンベルの頭→ギブンの頭でクリアーなんて場面を筆頭に、徐々に決定機を作っていく。両SBも攻撃に参加して、前半の終了間際にはブラウンが精度の高いクロスを放っていた。ただし、左に流れるルーニーと、いつもと景色が違うギグスがちょっとかぶっていた。

 いつもの攻撃を見せるものの、個々の能力の差からか、いつもよりもボールを持てる時間の短いユナイテッド。ルーニーを中心に前線から攻撃的な守備をみせるものの、ルーニーが交わされたあとは怪しさ満点。CLのように引きこもることができる状態でもないので、ちょっと中途半端な守備でピンチを招く。

 ニューキャッスルで元気なのはグティエレスとマルティンスまだ23歳。リーガで見せたごり押しドリブルをプレミアでも見事に披露。あわやPKか、という場面を1人で作り出すなど、グティエレスは攻守に大健闘していた。代わりにエンゾクビアが攻撃参加する必要がなくなって、ちょっと残念そうだった。

 マルティンスは持ち前のスピードとボディバランスでボールをキープしたり仕掛けたりと、前線で奮闘していた。マルティンスとルーニーのコンビが見てみたくなったよ。逆サイドのミルナーはエブラにてこずっていて、ダフはいつのまにかシンプルなプレーを心がけるダフらしくない選手になっていた。残念。
 
 21分にニューキャッスルが先制。CKから、マルティンスが恐ろしい打点のヘディングを見せる。その前から、相手の攻撃を受け止めるユナイテッドの不安定さは目立っていた。攻撃の時間が短くなると、粗を露呈してしまうようで。試合前から今日は守備を大事にしようぜとか心がけていれば、また違った形になったろうに。それはCLで証明している。これからの問題は、相手に攻められてしまった時間帯にどのように凌ぐかだろうな。

 しかし、23分にユナイテッドが追いつく。ギグスが2回続けて嫌らしいクロスを供給。最近の左サイドのギグスは縦に抜けなくなってきているイメージがあるが、その手があったかと。相手を抜けきる前にクロス。これをフレッチャーが押し込んで同点。

 24分にキャリック→オシェイ。キャリックは怪我。ミラクルオシェイの登場。これで、試合は停滞の方向へ。同点に追いつかれたことで、ニューキャッスルはひとまず試合を落ち着かせようと試みる。攻撃意欲を下げて、まずは守ろうと。いきなり同点にされたので気持ちは痛いほど理解できる。

 ユナイテッドの立場からすると、ミラクルオシェイが厄介だった。中盤の底で引きこもるキャリックがゲームを作るのはうまい。みんなからも、多分信頼されている。だから、スコールズが高い位置でプレーできる。でも、オシェイ。ミラクルオシェイ。スコールズの信頼は勝ち取っていないようで、スコールズは低い位置でゲームメイクをするようになる。これで、攻撃の迫力が落ちる。

 すかさず、ギグスが中に絞ってエブラが飛び出す場面が増えるあたりの柔軟性は世界最高峰だけど、やっぱり点を取る選手がいない。ルーニー、スコールズ、ギグスだけではちょっと苦しそうである。せめて、テベスがいれば。前半は1-1で終わる。

 ■駒が足りない

 後半のユナイテッド。やっぱりずれが生じている。楔のボールが入ったあとや、そもそもの展開で普段負担のかからないはずのギグスがずいぶんと目立ち始める。理不尽な負担。で、ついでに選手も苛立ち始める。そんなギグスはリオと口論をしていた。

 ニューキュッスルはだいぶ守備をしっかりするようになった。最後のところで人を離さない集中力やDFとMFの距離感、微妙にスペースを埋めているダフなどなど、昨年とは一味違うぜってことを証明している。両SHも積極的に守備を行っている。

 攻撃面はチャレンジする場面が減った。それだけボールを大切にしているともいえるし、相手のカウンターが怖いともいえる、結局ミドルで終わるのかって場面が多いけれど、そこまで運べているのはユナイテッドの稚拙さとニューキャッスルの慎重さが原因だろうと。特にダフとエンゾクビアは本当に仕掛けないな。

 62分。苛立ったギグス→ロドリゴ。誰だ。オシェイが左に行って、ロドリゴは中央であった。となると、中央が停滞気味だから梃入れってことだろう。オシェイ。。。。鬼の監督だったらオシェイ→ロドリゴだった可能性もある。ただし、ギグスが怪我してなければだけど。

 65分。スコールズのパスを奪ったマルティンスがグティエレスにスルーパス。一気にゴール前に迫るグティエレスをビディッチがすれすれで止まる。グティエレスのドリブルの良いところは、相手の進行方向に入っていくところだろう。

 79分にキャンベル→ラファエル。ブラジル人の双子の片割れらしい。面白い補強をするユナイテッド。中央にさらに人を集めて、ボールを前線に届けるんだいってことで、的確な采配なんだけど、前線に人がたらなすぎるような。オシェイが左に行ってから、左サイドは死んだし。

 よって、手の打ちようがないユナイテッドと、アウェーだったら勝ち点1でも良いよねってことで、試合はそのまま終了。ラストにパワープレーに出るユナイテッドを跳ね返し続けたコロッチーニとテイラーに巧み。

 ■独り言

 ニューキャッスルがまともなサッカーをしていて驚いた。コロッチーニが普通に馴染んでいて驚いた。デポル躍進の1人、コロッチーニの居場所探しはまだまだ続く。ダフも中盤と前線の中継地点として頑張っていた。誰もがダフにはそんなプレーを期待していないのだが。。どうせなら、ギグスのような進化を見せて欲しかったぞ。

 ユナイテッドはキャリックの離脱がすべてだった。流れを変えられる選手が皆無で最後にのとりでのキャリックの離脱が痛かった。アンデルソンでもいれば、問題なかったろうに。ちょっと選手が揃うまでは厳しそうなユナイテッド。つまり、前半は良かったけれど、後半はあがき続けるユナイテッドだった。

 新人のキャンベルについて少し。前線での仕掛けてシュートまでもって行く力はある。後半にも、決定機を自分で作ってギブンのスーパーセーブに防がれていた。ルーニーに影響されてか、守備に奔走するようになった。このまま学び続ければ、面白くなりそうだけど、果たしてどうなるか。

posted by らいかーると |14:06 | プレミアリーグ/08/09 | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年08月18日

チェルシー対ポーツマス ~オープンな状況を作ろう~

 チェルシー。フェリペ監督が就任。一緒にデコとボジングワがやってきた。そしてランパードが契約を延長、ドログバもなんだかんだ残るそうなので、今年は勝負の年となりそうな予感。問題はシステムか。誰が控えになるのだろう。

 チェルシーのスタメンは、チェフ、ボジングワ、カウバーリョ、テリー、アシェリー・コール、ミケル、ランパード、バラック、デコ、ジョーコール、アネルカ。システムは基本的には4-3-3。でも、ミケルより前の選手は状況に応じたポジショニングを取るに違いない。あれか、ポゼッションか。

 ポーツマス。管理人が期待するチーム。昨年はカヌにボールがおさまったりまさまらなかったり、非常に計算できない場面が多かったので、クラウチを獲得。しかし、ムンタリとメンデスが移籍してしまったようで。。。。。頑張れラサナディアラ、クラニチャル。

 ポーツマスのスタメンは、ジェームス、フレイダルソン、キャンベル、ディスタン、ジョンソン、クラニチャル、ディアラ、カブール、ディオップ、デフォー、クラウチ。恐らく4-4-2のフラット。ポーツマスは4-1-4-1だろうがと思うのだけど、やっぱり駒が揃ってないのか。

 ■どこのバルサだ

 序盤からチェルシーがボールを持つ形となる。バルサ化を狙ったかのようなグラント×テンカーテ時代を経て、バルサのデコを獲得。これで役者は揃ったってなわけで。見事なボールポゼッションを見せる。プレミアでこのサッカーはよっと反則だ。プレミアは相手に合わせて戦術を巧みに操作する中堅チームは非常に少ない印象である。

 チェルシーの選手の動きは、昨年の覇者に少しだけ似ている。グラント時代を経て攻撃参加を許されたアシェリーコール。昨年がリハビリになったのか、かなり高い位置取りをしていた。ボジングワも言うまでもなく、怪我をしているなんて噂もあったが仕掛けまくりであった。

 両SBが高い位置を保ち、サイド攻撃を担う。ユナイテッドはルーニーたちをサイドに流れさせて、SBはそのフォローであることが多い。エブラは別だけど。チェルシーの場合はSBに攻撃を任せる。SBにボールが入ったときは、近くにいる選手がフォロー。深くえぐることが求められているわけではないので、これで十分である。ようは、相手にサイドの守備もしないといけないと思わせれば大成功。

 デコとジョーコールは自由に動き回る。特にデコはウイングで使われたときにイニエスタのような動き。最初にデコがいる位置を右WGとしよう。そうなれば、左SBのフレイダルソンは今日はデコを相手にするんだなと試合前に思う。しかし、目の前からデコはいなくなる。代わりにボジングワがやってくる。

 で、デコは中盤にいった。ディアラにしろ、カブールにしろ、ランパード、バラックを相手にすると思っていたら、そこにデコやジョーコールが出てくる最悪の展開。中央での圧倒的な数的有利を活かしてチェルシーは攻撃を組み立てる。

 デフォーとクラウチが中盤まで降りて守備をしないので、中盤の底は比較的自由だった。そして相手は4-4の2ライン。チェルシーの攻撃はぐちゃぐちゃの3ライン。2ラインと3ラインが戦えば、自然と相手の隙間でボールを受けることが多くなるチェルシー。隙間でボールを受ければ、勝負。狙いとして、相手の裏にボールを入れる場面が目立った。ジェームスがすばらしい前に飛び出す判断力で攻撃を防いでいたが、防戦一方。

 11分にチェルシーが先制。まさにその形で攻撃が行われた。デコ→アネルカ→バラックとワンタッチでつなぎ、ジョーコールが裏を取って落ち着いてゴール。この得点に絡んだ4人がちょうと縦に並んでいて厄介なチームになったなと。

 デコが中盤に降りることで、バルサのようにボールが回るようになるし、ランパードはどんどん前に飛び出していけるし、バラックとランパードが争うようにボール回しの中心になろうとして、ポジションを下げまくる現象も終幕を迎えたようで。

 また、サイドに流れて仕掛ける癖のあったアネルカは中央にどっしり。サイドはSBと中盤の選手に任せろということなのだろう。ジョーコールは両サイドに顔を出し、楽しそうにプレーしていた。

 それにしても、ボールが回りまくるのはなぜだってことでポーツマスの設計ミスを少し。ポーツマスのシステムは4-4-2のフラット。実は現代サッカーにおいて、この形のまま守備を行うのはちょっと難しい。ただし、FWがエトーばりに走るか、前線から相手を追い掛け回すチームには最適なシステムといえるんだけど。

 ポーツマスのFWはクラウチとデフォー。2人は守備のとき、横に並んでいた。CBにプレスをかけたいんだなという意志は見られたし、クラニチャルがボジングワにすぐ寄せた場面からも、ポーツマスは前から守備を行いたかったに違いない。

 しかし、クラウチとデフォーの間にはミケルがいる。何も考えずにプレスに行けば、クラウチとデフォーの間に楔のパスを通されて終了である。よって、クラウチとデフォーは闇雲にプレスにいけなくなる。

 だったら、ミケルに誰かがマークにつけば良いって話しなんだけど誰が?????ディアラとカブールはランパードたちを抑えないといけないし、DFとの距離を考えたポジショニングを取る必要がある。ディオップたちが中に絞れば、低い位置で相手のSBがフリーになる。つまり、より深刻な状態となると。

 なんで、メジャーなやり方はFWを縦関係にして、デフォーがミケルのマークをすること。しかし、そのやり方はみられないまま、ミケルは自由なまま、時間だけが過ぎていく。ただし、ミケルのマークをデフォーがしたとしても、カウバーリョがドリブルで仕掛けてきてどうしようもない可能性はあるんだけど。

 ただし、デフォーが後ろからデコやランパードたちにプレスをかければ、もう少しチェルシーのボール回しを邪魔できたと思う。せっかくDFラインを高く維持して、中盤のラインも高くする方法をポーツマスはやっているんだから、FWも参加しないと。

 24分にランパードがバイタルでボールをフリーで受ける場面がまさにそれ。ポーツマスの中盤の選手は、チェルシーの中盤の選手に前を向かせないようにプレスをかける。しかし、ジョーコールとアネルカに気を取られたDFラインが、プレスに連動したライン設定できずにランパードがフリーみたいな。

 25分にチェルシーが追加点。クラウチの中途半端な守備から、バラックにボールを繋がれ、サイドをボジングワが突破してクロス→最後はアネルカが頭で押し込んで2点目。

 このころからデフォーが自分の判断で守備をし始める。しかし、その場しのぎで機能するほど甘くはないようで。積極的なポーツマスの中盤の守備と連動するには、相手のDFから中盤にボールが入った瞬間を狙って挟み込みで、相方はリターンパスコースを切るんだけど、クラウチ。。。。。

 37分にバラック→マルダ。バラックは特に残念そうな素振りもなかったので、自分から言い出したのか何なのか。マルダが左に入ったことで、ジョーコールが自由を失ったように見えるのはきのせいか。右サイドが住処に成ったようで。

 ロスタイムにデコのパスからジョーコールが裏に抜け出して、クロス。相手の手に当たって、なんとPK。これをランパードが落ち着いて決めて3-0で前半が終了。

 ■チェルシーを整理しよう。

 後半のポーツマスはやり方をあまり変えてこなかった。ウタカはコンディションが悪いのだろうかと。ディオップが持ち前のフィジカルを活かしたキープ力で何度か状況打開を図ったが、それだけで崩せるほど甘くはない。

 さらに、チェルシーの選手は集中した守備を披露。特にクラウチの頭→クラニチャルのシュートに体を投げ出したカウバーリョはさすが。そんなわけで、チェルシーが磐石でデコが最後にスーパーミドルを決めて4-0で終了。ポーツマスの正直な戦い方にちょっとむなしくなった後半戦だった。ただし、志は高いことはわかったぞポーツマス。ただ、やり方がまずかったね。

 で、後半のレポが短いので、チェルシーを整理しよう。チェルシーはボールを細かく繋いで、前を向ける状況を作り出す。ボールを細かく繋ぐのは、この相手のゴールの方向を向く場面を作るためである。以下、オープンな状況とします。

 で、このオープンな状況を作り出すために、ポゼッションがあってと管理人は考えている。で、リーガのチームは、前を向かせない守備が上手い。近年のバルサ対策がまさにそれ。バルセは、いかにしてシャビやデコに前を向かせるかで苦心していたねと。

 ちなみに、スペイン代表は正面からポゼッションでオープンな状況を作り出すではなく、中盤でボールを奪った瞬間のスキを利用してオープンな状況を作り出していた。このやり方は相当えげつない。

 チェルシーは縦のギャップを上手く活かしていた。相手のゾーンの隙間に選手を送り込む。さらに流動的にポジションを変えることで、ゾーンをさらにかく乱する。で、バラック、デコ、ランパードがオープンな状況でボールを持ったら、相手のDFラインの裏にスルーパスを狙う。阿吽の呼吸でアネルカ、ジョーコールが前線に飛び出す。

 それだけでは中央を固められてしまうので、SBを利用したサイド攻撃でワイドオープンな攻撃を仕掛ける。この言葉の使い方はこれであっているのかどうか。おまけとして、バラックがいなくなってから、チェルシは高い位置でオープンな状況を作れなくなっていたねと。低い位置でオープンな状況を作っても、パス精度が落ちるからキーパーが前に飛び出してくるわけで。いつの間にかバラックが必要不可欠になりそうで。

 そんなとこです。SBが高い位置を取るので、中盤でボールを取り返せれば、カウンターで相手はチャンスを作れるかもね。ただし、中盤でボールを奪い返すには、連動性と献身性を兼ね備えた守備が必要となってくる。引きこもって守ったら、ミドルの嵐だよ。

 ■独り言

 モウリーニョ→グラント×テンカーテ→フェリペと偶然か必然か、良い流れになってきている。守備組織を最高峰まで高めたモウリーニョ、自分達で攻撃することを思い出させたグラント×テンカーテ。仕上げにかけていた右SBとデコ。今年のチェルシーはえげつなそうである。

posted by らいかーると |11:20 | プレミアリーグ/08/09 | コメント(11) | トラックバック(2)
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2008年08月17日

エバートン対ブラックバーン ~自分達のサッカー~

 エバートン。モイーズ監督の元で一致団結。ビック4をつぶしにかかるほどの志があるかは不明。お金持ちのプレミアの中では、資金不足か何なのか、今のところ補強はなし。大丈夫なのかエバートン。

 エバトンのスタメンは、ハワード、ネビル弟、ヨボ、レスコット、バレンテ、アルテタ、ロドウェル17歳、ジャギエルカ、バインズ、オスマン、ヤクブ。控えには30番台がずらり。ベンチ枠が増えたけれど、あまり意味を持たないようで。

 ブラックバーン。名称の誉れ高いヒューズをシティに引き抜かれたブラックバーン。代わりは懐かしのインス。あんまり監督経験はないらしい博打の大抜擢。

 ブラックバーンのスタメンは、ロビンソン、オーイエル、サンバ、ネルセン、ウォーノック、リード、ダン、モクーナ、ペデルセン、サンタクルス、ロバーツ。ベントリーがいなくなっちゃった。さてどうなる。

 ■ザ・プレミア

 15分までは試合がまったく落ち着かなかった。開幕戦で浮き足立つというよりは、お互いセーフティーにプレーするとか、まずはロングボールで様子を見るとか、そんな両チームの思惑が試合内容にもろに出る形となる。

 また、最初はしっかり守ろうぜって事で、お互いが守備を貪欲に行うので、ボールは行ったり来たり。特別な才能を持つ選手の下へボールが訪れると、急にチャンスが生まれる、そんな立ち上がりだった。

 お互いのシステムは4-4-2。と言いたいところだけど、攻撃面では4-2-3-1気味となっていた。FWが縦関係になっているだけといえばそれだけ。エバートンはオスマンが、ブラックバーンはサンタクルスがその役割を担う。具体的な役割は、SBや中盤からの楔のボールを受けて、後ろの選手に有利な状況でボールを持たせようってこと。

 オズマンとサンタクルス。役者が違うよねってことで、ブラックバーンが徐々に優勢に立っていく。また、シンプルなクロスを攻撃の中心とするブラックバーンのほうが、ゴール前にかける人数、後ろから飛び出す選手の枚数と圧倒的ではあった。

 エバートンはボールがおさまらないので、随所でボールを失う場面が目立った。攻撃だって場面で、ボールを失うと精神的ダメージも大きい。こういうときにアルテタが違いを見せてくれれば、評価できるんだけど、自分が観戦するといつもアルテタは活躍してくれないジレンマ。ウォーノックの激しい守りに沈黙していたんだけどね。

 20分に先制点。きっかけは中盤でボールを簡単に失ったエバートン。ロドウェルがワンタッチでジャギエルカにボールを渡したけど、ジャギエルカは感じられずにカウンター。ペデルセンが持ち込んで、最後はダンがキックフェイント&キーパーの届かないところにシュートをコントロールしてゴール。

 先制後のブラックバーンは、さらにサンタクルスにボールを集める。序盤の落ち着かなさはどこへやら。両SBは積極的に前線に飛び出して、両SHとポジションを入れ替える場面も目立った。また、中央のダンたちもゴール前に顔を出す動きを見せる。これもサンタクルスへの信頼感がなせる業。エバートンは前線から降りてくるサンタクルスの対応に困っていた。相方のロバーツも馬力のある選手で目立っていたからCBは思い切った対応ができなかったのだろう。

 じゃ、逆にエバートンはどうだったか。まずヤクブはサンバとの戦いを繰り広げていた。ヤクブはサンバのしつこいプレーに苛立ったか、何もできずに時間だけが過ぎていく。終了間際にようやくファウルを奪うが、やり返すプレーも見られた。そんなわけで、余裕のブラックバーン。オスマンの位置にケイヒルがいたら、厄介だったろうに。ケイヒルは怪我だってさ。

 しかし、ブラックバーンもボールが繋がるようになったことで、相手ゴール前へのクロスの数は減った。よって、決定機を作れずに前半が終わる。エバートンの守備はあわただしいものだったので、前半で追加点を奪えなかったのはちょっと痛い。

 逆にエバートン。ほとんど良いところがなく、攻撃もかなり稚拙だったが、最後の最後でアルテタが見せる。左サイドからクロスで相手のハンドを誘発させると、角度のないところから見事に直接FKを叩き込む。その前のFKでもロビンソンの裏を突いていたアルテタ。なるほど、FKはかなり上手い気配である。前半は1-1で終了。

 ■初心を取り戻せ

 後半のエバートン。まずは守備を修正。中盤の前が空になることが多かったので、ヤクブたちに走り回ることを義務付ける。また、相手の最終ラインにもプレスをかけることで、そもそもサンタクルスに触らなさなければ良いよという考え方に変更。これが上手くはまる。後半のヤクブたちの献身性にはびっくり。後半のブラックバーンは前半の序盤のような形となる。ただ蹴るだけ。そんな中でも左サイドコンビは突出した個の能力でサイドからクロスを上げまくっておいた。

 で、エバートンの攻撃。前半からSHがボールを持ったときに、SBがボールホルダーを追い越すことは積極的にやっていた。また、ブラックバーンから有利な形でボールを奪い返すことに成功した後半。カウンター発動で徐々にブラックバーンのゴールに迫っていく。

 そして63分。またも中盤でボールを奪い返して見事な速攻。縦に抜け出したアルテタのクロスをヤクブが豪快なヘディングで押し込んで同点。ハードワークが実った瞬間である。アルテタのやわらかいクロスは絶品だった。逆転。

 しかし、65分。ウォーノックが最終ラインでボールを持つ。誰もプレスに来ない。一瞬の隙。というより、逆転して守備意識が高まって、後ろに選手が控えすぎ。ウォーノックは裏を狙ったサンタクルスを見逃さない。レスコットは裏を取られると、サンタクルスはベルカンプのようなトラップ&シュートで同点。なんだか凄い展開になってきた。

 2-2になったことで、完全に迷ったエバートン。前から行くか、落ち着いて行くか。前から行って流れを取り戻したんだから答えは1つなんだけど、なんだか中途半端な方向へ。よって、サンタクルスを中心に型が決まっているブラックバーンがまたまた優勢へ。

 ロバーツの独特のドリブルシュートやペデルセン、ウォーノックのクロスから決定機を掴むものの、ヨボとレスコットが立ちはだかる。レスコットは不安定なプレーもあったが、最後の最後で体を張る場面が多かった。

 75分にペデルセン→トリーシー。アイルランド期待の若手らしい。78分にバレンテ→バクスター16歳。若。しかし、80分付近からエバートンが意識を取り戻す。きっかけはアルテタ。左サイドや中央にプレーエリアを移したアルテタ。細かいパス回しを演出し、ボール運びに尽力。また、バクスター16歳と馬が合うらしく、何度か良い崩しをしていた。しかし、ジャギエルカが合わない。

 そんなこんなでロスタイム。引き分けが妥当かと思っていたが、最後にフリーキック&パワープレー。かなりオフサイドぽかったがスルー。最後はオーイエルが押し込んで、ブラックバーンが勝って試合終了。劇的な幕切れであった。

 ■独り言

 アルテタを少し理解できた気がする。もう少しアルテタによったサッカをしてくれたら、エバートンを追っかける意欲が出そうだ。なんにせよケイヒルの帰還が待ち遠しい。それにしても、エバートン。選手が足りない。これでは強制的アーセナル状態。チアゴとかラブとかよりも、堅実な選手を数名補強したほうが良いような。チアゴ来たら嬉しいけれど。バクスターはちょこちょこ使って欲しいぞ。

 ブラックバーン。サンタクルスが完全に中心。左サイドコンビはかなりいかつい。ウォーノックはクロスを相手に当てなくなればおおばけするかもしれない。そしてロバーツのドリブルが面白すぎた。

posted by らいかーると |14:18 | プレミアリーグ/08/09 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年08月16日

神戸対名古屋 ~求むSH~

今夜からプレミアです。その前にJです。最悪でも1試合は伝えていきたいなって。台風が来なければ、どこかにいきたかったんですが後の祭りです。

 神戸。鉄壁DFが少し少し崩壊してきてるのかな神戸。ボッティは復調気味かもしれないけれど、代わりに石櫃がいなくなったのが痛い。内田もいいかもしれないけれど、石櫃も良い選手だよって。でも、代わりが松岡ってどういうことだよ。

 名古屋。前半の勢いはどこへやら。でも、役者が揃ってきているので、前半戦の強さを取り戻せるのかどうなのか。そういえば、藤田は元気なんでしょうか。

 ちなみに、今季4度目の対戦のようです。ちなみに、神戸は1勝もしてないんだって。

 ■設計ミス

 神戸のシステムは4-4-2。フラットな4-4-2。ボッティが上がり目になるのかと思ったが、キムナミルの横で黙々と守備をしていてびびった。上手さは別にして。両SHは栗原と田中。この2人がいろんな意味で前半のキーマンとなる。

 ちょっと前の神戸は中盤の真ん中を松岡とキムナミルに任せていた。2人とも守れる選手なので、その存在感は抜群であった。さらにキムナミルが単なる潰し屋でないことが判明したのも嬉しい誤算。右SHのボッティが中央に進出してきて、空いた右サイドには石櫃が飛び出してきて、攻撃の流れを作る。右と中央が強いので、左サイドの栗原×内山コンビも余裕をもらうことができる。数的有利を作って勝負すれば、クロスで終わることができるし。

 で、今日の神戸。ポイントは前線からの守備。この暑さだけれど、ここで貢献しないでいつ貢献するんだ、今日のSHコンビ栗原と田中。名古屋のSBに猛烈なプレスをかけて、名古屋の攻撃を作らせなかった。特に竹内は相手が寄せてくると、ボールを離したがる印象を受けた。その苦し紛れのロングボールがせめてヨンセンの頭に飛べば、まだ救いはあるんだろうけど、そんなことはなかった。

 でも、その守備はやっぱり終わりを告げる。この暑さでハードワークをやるのは無理なんでしょうか。FWの大久保やレアンドロがプレスに来いよって合図しても来ないから苛立つ大久保。

 名古屋はなかなか自分達の形を作れないまま、時間が過ぎていく。だったら、神戸はどうなんだと。ボールを運べるのはボッティとキムナミル。そして中盤に降りてきたレアンドロ。大久保は前線で待ち。それが大久保の仕事なんだろう。

 問題は中盤。キムナミルとボッティ。彼らの狙いはサイドど前線にボールを届けること。しかし、サイドには誰もいなかった。栗原と田中がマンチェスター・ユナイテッドのように中に絞るので、中央で大渋滞が発生。ルーニーやテベスのようにFWがサイドに流れれば、相手のマークも外せるだろうに、大久保たちが譲るわけもなく。

 で、中央にきたSH組が中央で仕事ができるわけもなく。ボッティがFWの下に流れてきた場合はかなり面白いんだけれど、田中と栗原ではちょっと力が足りない。しかもサイドに誰も流れないんだから、どうしようもない。

 松岡や内山からすると、上がるタイミングがないぜって話なのだろう。ボールを失いまくる神戸は無理やりなロングボールが増えるし、孤立した攻撃は名古屋の組織的は挟み込み作戦の前になす術もなく。

 そんな中で名古屋が先制点をとる。ボールを奪ってサイドチェンジの先にマギヌン。マギヌンはもう一度やり直すことを選択し、バックパス。これで、相手のプレスを交わして逆サイドの右サイドから攻撃を組み立てる。玉田、小川、阿部が良い連携を見せて、玉田がサイドを抜け出して折り返すと小川で先制点。

 この場面のようなシーンは何度も見られた。名古屋は中盤の真ん中に構える中村、吉村はあまりタメを作ることはしない。サイドにボールを供給することを第一としているような。で、サイドにボールが出たら無理に勝負をするのでなくて、フリーで控えるSBにボールを渡す。そこから楔のボールを入れて勝負。阿部も竹内もフリーだったら、かなり良いボールを供給していた。

 栗原はマギヌンに気を取られ、田中は守備のフォローがかなり遅れていてびびった。松岡は1人で複数の相手と対峙。勝てるわけもなく。キムナミルが幅広くカバーといっても、相棒がボッティでは無理な話で。ボッティはちゃんと守備をしていたけど、比較相手が松岡では分が悪い。

 そんな名古屋ペースで試合が進んでいく。しかし、神戸にも光明の兆しがちらほら。名古屋が攻めまくったおかげで、神戸は自動的に中央の渋滞が解消される。すると、パスの選択肢はレアンドロと大久保が自然と残る。初めからこうすればいんだと大久保はレアンドロと仕掛けまくりで、チャンスを演出。

 最後は神戸が得点の香りを残して前半が終了。後半の神戸。松岡×キムナミルでボッティを攻撃的な位置で起用して欲しいぜ。

 ■田中→吉田

 後半の頭から吉田を投入。せっかくのチャンスを見事に台無しにしてしまった田中。次があるかないか。吉田の意図はちょっと分からない。うーん、なんでしょうか。

 吉田は左サイドに入った。栗原は右。吉田がボールを持てるせいで、内山も攻撃参加の頻度が上がっていく。よって、活性化した左サイド。右サイドは死んだままだけど、前半は両サイド死んでいたので、上出来っす。

 55分に松岡→ノリカル登場。もっと左サイドから攻めなさいということでしょうか。内山が右サイドへ。

 名古屋は落ち着いて守備をしてカウンターで決定機を作るけれど