2008年01月19日
今季のビルバオはセビリア基礎を築いたカパロスを監督に迎えている。ちなみに、カパロスのデポルでの冒険は、なんとなく終わりを告げてビルバオで冒険を再開。いつの間にか好選手も揃ってきているので、昨年のなんとなく負ける時代は終了。久々にスサエタが登場。ジェステが攻撃的なポジションに配置されている。
セビリアは原点回帰で調子を取り戻してきている。問題のCBも怪我人が続々戻ってきているので、今後が非常に楽しみである。そして、CLでの大暴れを期待。マレスカ、レナト、ポウルセンの中盤にFWはチェバントン。アフリカの影響がもろに出ているセビリア。久しぶりに左SBのクレスポが復帰。
■カヌーテがいない
カヌーテもいなければ、累積でルイスファビアーノもいないセビリア。ベンチには急遽カンテラから呼び寄せたFWがいるらしい。コネもアフリカに行っているので、選択肢はほとんどない。チェバントンのワントップ。
セビリアの特徴は右サイド攻撃である。最近はカペルが絶好調のため、左サイドも活性化しつつあるセビリア。組織で崩すよりは個で崩す場面が多い。または少人数での連携。3人目を使うのではなく、2人のコンビプレーで崩したり。
個が輝くには、スペースが必要になってくる。相手が密集してきたら、せっかくの個も輝く場面がどうしても減ってしまう。スペースを作るのは相手のDFラインを下げさせるのが手っ取り早い。そのためのカヌーテへのロングボール。
もともと、組織でボールを運ぶことが苦手なセビリアにとって、中盤のスペースを潰されるのは最悪なことである。また、ボールを繋ぐのが苦手ならば、カヌーテの放り込めば、簡単に前線にボールを運ぶことができる。セカンドボールを拾うためにレナトはポウルセンと縦関係になれるし。
しかし、今日のワントップはチェバントン。相手はアイトールオシオとアモレビエタ。名はそこまで売れていないものの、2人とも世界に通用する選手である。チェバントンが空中戦を挑んでも、簡単に勝てる相手ではないし、しかもターゲットがチェバントンのみなので、狙い撃ちが可能である。
レナトがターゲットになるのは不可能だし、カペル、ヘススナバスも中央に来て、楔のボールを受けることは得意ではない。よって、セビリアの攻撃の肝であるロングボールは試合開始と共に営業を終了した。
そもそも、マレスカ、レナト、ポウルセンを同時期用する理由は、高い位置でボールを奪う、自分達でボールを繋ぐことのどちらかを目指しているのだと思う。まず、高い位置でボールを奪うことはまったく機能していなかった、というよりも、そのような場面が少なかった。
基本的にはセビリアがDFラインからボールを組み立てる→ビルバオに奪われるという試合展開だった。上手く行かないセビリアはロングボールを試みるものの、何の意味もなかった。ボールが前線に展開できなければいくらダニエウアウベスでも攻撃参加はできない。
逆に中盤でボールを奪ったビルバオは仕掛けまくり。なかなかフィニッシュまでは持っていないものの、コイキリ×イラオラコンビが非常に積極的に攻撃参加していた。さすがサンマメス劇場。一度きりの決定機をジェステが見事に決めてビルバオが先制する。
先制された後も、セビリアは試合の流れに乗り切れない。チェバントンの数的有利のカウンターアタックは相手のDFに止められ、チェバントンの神の手はあっさり見破られ、ヘススナバスの中に切れ込んでのシュートはキーパーに止められてしまう。
そんな流れのまま前半は終了。カヌーテのいないセビリアは中盤からボールを展開するしかない。その中盤の守備的な選手を配置したカパロス。そしてクレスポサイドにスサエタを配置するなど、、、作戦勝ちかもしれない。
■クレスポ→アドリアーノ
脅威の左サイドアタックかと思いきや、カペルが右サイドにいて、ヘススナバスも右サイドをふらふらしていた。右サイドの人数を増やして、意地でも右サイドから突破大作戦のようである。これだけ人数がいれば、ダニエルアウベスも勇気を持った神出鬼没っぷりを発揮できるかもしれない。
なんて思っていたら、53分にエスキュデが退場。過剰な競り合いが報復行為として審判に判断されたのだろう。94年のゾラの退場のような、ちょっとそれは厳しいだろうという判定。
これでセビリアは箍が外れる。負けてるし、1人少ないんだから勝負するしかないじゃん、という心理状態になるとセビリアは強くなる。試合は徐々に打ち合い気味になっていく。ビルバオは何とか心理を冷静に保ち、相手のチャンスをつぶしながら、追加点を奪う。期待の若手、スサエタが泥臭いゴールを決めて2-0。
その後もセビリアは何度かシュートチャンスを掴むものの、シュートが枠に飛ばない。で、そのまま終了。
■独り言
特殊なサッカーをするセビリアはカヌーテがいないと、ここまで機能しないとは、正直予想していなかった。ルイスファビアーノがいればどれぐらいよくなるのか、これも予想はつかない。アフリカ選手権がある間に、セビリアはちょっときつそうである。
ビルバオはカヌーテ不在のセビリアを上手くシュミュレートして、試合に臨めたと思う。久しぶりにカパロスが手腕を発揮した。本当に久しぶりだと思う。
posted by josepgualdiola |19:40 |
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2008年01月18日
マニシェの放出が決定的になったアトレチコ。ラウールガルシアとコンビを組むのはクレーベルのようである。そしてゼカストロは完全にスタメンから外れたようである。レオフランコの怪我をしている間に、さりげなくアッピアッティが存在感を増している。そんなアトレチコ。一応四位である。
クーマン改革の進むバレンシア。個人的には好意的に捕らえている。ピッチ内だけで判断すると、言われているほど悪くはない。そんなクーマン改革の目玉に新しい作戦が加わった。ホアキンのワントップ。アリスの右SBは継続中。マタやモントーロといった若手の奮起に期待である。
■決断力と勇気
昨年のアトレチコはトーレスとアグエロにすべてを託し、残りの選手は徹底的に守るチームであった。今年のアトレチコはいまいち掴みにくい。ポゼッションでもなく、カウンターでもなく。ラウールガルシアを入れて、ボールを大切にするかと思いきや、相方が定まらない。昨年よりも強力なSHは試合を決定つける力を持っている。つまり、昨年はフォルランとアグエロだけだったのが、今年はそこにシモンが名を連ねる。攻撃力は上がったが、守備力は下がった。そのため、4-3なんて試合が連発するのかもしれない。
この試合でのアトレチコはバレンシアにボール保持されるものの、それを高い位置で迎え撃つ作戦でバレンシアに挑んだ。バレンシアのボールポゼッションの精度は恐ろしく高いというわけでないので、前線からハイプレッシャーをかけることが正解のように見える。高い位置でボールを奪って、アグエロやフォルランにボールを繋ぐ。相手が守備の準備ができていない状態で攻撃を仕掛けることができれば、アトレチコは最強。
前半にアグエロのスーパーなミドルが炸裂した場面がまさにそれ。ただし、あの場面は4対2の局面でバレンシアDF対フォルラン×アグエロの対決だった。フォルランの見事なフリーランニングのせいもあるが、バレンシアのDFは数的優位をまったくいかせなかった。結果として、アグエロにフリーな状態でシュートを打たせ、ヒルデブランドのファインセーブが見られた。
バレンシアはこれからポゼッションサッカーをやっていれば、こういったボールを奪われて速攻を食らう場面が増えるだろう。実際に増えていると思う。そんなときに、ボルーに誰かがプレッシャーを欠けなければいけない。当たり前の話だ。そのときには、自分のゾーンやマークを捨てる決断をしなければいけない、。カンナバーロ的決断。バレンシアはそれがまだまだ未発達である。昔に比べれば、少しは良くなってきているが、勇気ある守備の発達を願う。
アトレチコは勇気を持ってDFと中盤のラインを下げずに辛抱強く耐えていたと思う。フォルラン×アグエロも守備に参加していたので、バレンシアは中盤の組み立ての部分でボールを奪われることが多かった。しかし、ゴール前まで
ボールを運べる場面も徐々に増え、その中心はシルバ。中央が板についてきたようである。
本来は左WGのシルバが中央に移動することで、左サイドにスペースができる。その空いたスペースをモントーロが頻繁に飛び出していた。バラハも飛び出すことがあった。ホアキンが使うこともあった。このように前線が流動的になれば、相手のマークを外すことができる確率が高くなる。逆サイドのマタが左サイドに流れてくるようになれば、もっと面白くなる。
ただし、順序が逆というか。レアルの試合でも感じたが、ポゼッションには両SBのポジショニングがかなり重要になってくる。アトレチコの強力な両SHを警戒してか、それともアウェーだからか、アリスとモレッティはそんなに攻撃に参加できなかった。
前線が流動的になるのはポゼッションの仕上げの部分で、まずはピッチを広く使い、ボールを落ち着かせるためにパスコースの選択肢を増やす。そのためのSBの高い位置がバレンシアには根付いていないようだった。だから、ボールを運ぶ段階でアトレチコにボールを奪われる場面が目立つことになる。自分のゾーンを捨てて相手に寄せる決断はカンナバーロ的決断なら、攻撃は最大の防御を体現しているダニエルアウベス的決断をバレンシアの両SBは求められることになるだろう。特にアリスは。
ヒルデブランドの遠慮によって、バレンシアは前半を0-1で終えることになる。しかし、バルセロナのようなパス回しからモントーロのシュート、ホアキンの長いドリブル、走り回るモントーロとシルバ。ミスが多いものの攻撃に積極的なバラハと悪くない展開。特にモントーロは計算できる存在になるかもしれない。
■モントーロ、マタ→バネガ、ジキッチ
後半の頭から2枚も選手を交代してきた。監督には決断力があるようである。特にバネガ。
後半はバレンシアペースと言ってもいい感じであった。両SBも前半よりは攻撃的に振舞うようになり、多少はボールが回るようになった。しかし、負けている状況で、攻撃的になるのは当たり前というか、なんというか。
バレンシアの事情よりも、アトレチコのゲームプランが完全に謎。守るのか攻めるのか。35分過ぎからは守備で意識統一できていたけれど、フォルラン→レジェスの交代策が笑った。中盤を厚くして、バレンシアの攻撃回数を減らすのが狙いだと思うが、そんな狙いでレジェスが投入されるとは。セビリア時代が懐かしい。
バレンシアはシュートがポストやバーに当たりまくり、点が入らない日であった。それでも、最後まで全力を尽くし、やることをやりつくした感がある。それでも気になった点は、ボールを奪われたときの攻守の切り替えの遅さや、相手DFラインにボールがあるときの守備のやり方。両方とも守備じゃんというお話。バレンシアはもともとは守備が上手いチームだったので、そこそこ勝手に機能するかと思っていたが、そうでもないようで。
ただし、クーマンは攻撃に重点を置いているだろうから、この問題を解決しないと結果はついてこないかもしれない。最近のアトレチコにボールを簡単に運ばれてしまうのはせつな過ぎる。
最終的に0-0で終わる。ジキッチが出てきたときに、何本か放り込みをやって相手を脅すのは効果的だと思うのだが。パワプレーもできるし、ボールも繋げるよ、ということを示したほうが相乗効果があると思う。相手からすると、DFラインの位置取りが非常に難しくなる。それには2列目からの飛び出しが大好物な選手募集。ビジャの覚醒か、さらなるシルバの進化を願うか、どっかから取って来るかはお任せ。
■独り言
それにしても、アリスも右SBは上手い。バレンシアのDFラインの中で異次元の落ち着きっぷりである。もともと前線の選手のなので、ボール捌きが上手いのは当たり前だけれど。居場所を見つけた感がある。なんだかんだミゲルは高く売れると思うので、いい選手を連れてきちゃえ。
そしてバネガ。違いを生み出すプレーや試合を決めるプレーはなかったものの、昔からバレンシアにいたようなプレーであった。エドゥが完全復活すれば、面白い中盤が組めそうである。DFラインにサルシドが来れば、かなり面白くなるのだが。ヒルデブランドが好調なので、ゴメスは来ないでしょう。
そして、アグエロはもっと注目されてもいい。
posted by josepgualdiola |10:02 |
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2008年01月17日
レアルはセルヒオラモスが累積のため出場停止。他にはカシージャスが胃腸炎らしい。でもスタメン出場。もしものために、ベンチにキーパーを2人も置いたレアルマドリッド。
レバンテはリガかストライキから復帰。どうやら説得に応じた模様。この試合の入場料も、早速差し押さえられてしあうようである。プレミアみたいに、誰か資金を投入してあげてくれ。前節のバレンシア戦では魂のこもった守備を見せたレバンテ。この試合でも金じゃないことを証明してくれるだろうか。
■なぜに調子が悪いか
前節、バレンシアに試合を支配されたものの、何とか守りきったレバンテ。バレンシアのスタジアムだったし、引きこもるのもしょうがない。しかし、この試合はホーム。多少は攻撃もしないと格好がつかないわけで。それに、前節で久々の勝ち点を得ることができたレバンテ。さりげなく、調子はよくなっているかもしれない。
レバンテの戦い方はペペとカンナバーロはある程度自由にするけれど、ドリブルで攻撃参加はさせないよという守備を基本とする。ガゴは自由奔放に動き回るので、マンツーマンはつけずに、その都度ゾーンで対応。ただし、DFラインまでボールを受けにいった場合はついていかない。狙いはCBとガゴから繰り出される前線へのボールをカットしたり、そこを囲い込んで取る作戦。前線に入ったボールに対するフォローがレアルは遅いと判断したのだろうか。この作戦は上手くいった。
問題はレアルはどうすべきだったかという点。最近のレアルは高い位置からの守備でボールを奪い、攻撃を展開することが多かった。他にはカシージャス→バチスタやペペ→前線の選手。または堅い守備からのロングカウンターでその基点はバチスタやスナイデル。
カペッロ時代はただ守って攻撃という非常に単純な構図だったので、それに比べると、組織の問題は改善されているように見える。ただし、まだまだ改善できるだろうけれど。
要するに、レアルは引かれたときに上手くボールを支配して攻撃することができない。ピッチ全体を使ってボールを動かし、相手のギャップを作り、そのギャップを作ることはやりたいけどできないのか、そもそもやろうとしていないのかは不明。将来的にはやりたいんだろうなとは、、何となく思うけれど。
この試合ではガゴを基点としてレアルはボールを展開するものの、攻撃が中央に偏ってしまっていた。よって、レバンテの囲い込みの絶好の餌食となる。攻撃が中央に偏ってしまった原因は、ガゴよりも前の選手は、中央でプレーするのが上手いからという単純な理由。もうすこしサイドを使うように仕向けたほうがよさそうである。一番の理由は、両SBのポジショニング。ピッチを広く使うには両SBのポジショニングが重要になってくる。アジアカップで日本が見せた両SBの高いポジション取りがまさにそれ。
しかし、レアルのSBはボールを持った選手を追い越したり、スペースを作ったりする動きはするものの、ボールを受ける動きはあまりしなかった。つまり、ボールのないところの動きで味方を助けるのは上手いんだけれど、自分がボールを受ける気持ちがどうも少ない。また、ボールを受けても前の意識が強すぎて攻撃が全然落ち着かない。唯一ガゴが攻撃のリズムに変化を加えようとしているものの、周りのその意図がまったく通じず。よって、レアルのポゼッションは上手くいくわけもなくボールを奪われて速攻をくらいまくることになる。
また、バチスタ×スナイデルの位置にグティがいないのはもちろん守備のことを考えた結果である。しかし、最近のレアルは前線の守備がどうもおかしい。ラウールは相変わらず走りまくっているが、ニステルの守備は計算できないくらいにムラができてきている。ロビーニョは高い位置でボールを奪うよりも、対面のデスカルガの飛び出しについていってしまっていて、前線から姿を消した。ちなみに、逆サイドのラウールはまったく後ろには下がらなかったので、ミゲルトーレスは慢性的に数的不利に陥っていた。
つまり、前線の守備がきかないならば、バチスタ×スナイデルである必要はない。それでもバチスタたちは前線が守備をしてくれることを信じて、高いポジショニングを取っていた。しかし、カンナバーロはさっさと見切りをつけてラインを下げていた。このギャップはハーフタイムで埋めないと苦しいね。
レアル好調の原因といえる前線からのハイプレッシャーは昨年のオサスナ戦から影を潜めたままである。もしかしたら前線の3人もいい加減疲れたのかもしれない。そろそろ、サビオラやロッベンを使わないと、もしものときに対応ができなそうである。前半は0-0。
■シュスター
後半の序盤こそ前半と変わらない展開だったものの、徐々にレアルが試合の流れを掴んでいったのはレバンテがばてたからだろう。他に理由が思いつかない。SBとSHの強烈な運動量は衰えなかったものの、各所で徐々にプレッシャーは弱くなっていった。
ただ、レアルは前半よりも攻撃にほんの少しだけ落ち着いていたものの、決していい形ではない。よってバチスタ→グティを投入。グティ自身のできは決して褒められるものではなかったが、レバンテにとっては厄介な選手が入ってきた。ガゴに加えてゲームを組み立てられるグティの登場。レバンテは自然の受身の姿勢は強くしていく。
グティを入れたら守備が崩壊するんじゃないか、という考えはあると思う。しかし、前線の守備が効かない状況では、中盤の守備もたいてい効かないことが多い。前線の選手が守備をしない状況で、中盤の守備を効果的にさせるには
DFラインとの距離を近くする必要があるが、バチスタとスナイデルはそれをしなかった。よって、どうせ守備が効かないならば、攻撃で打ち合ったほうがまし、というシュスターの決断は非常に論理的。こういった論理的な采配も結果に影響しているのだろう。
グティ自身はいい働きができなかったものの、チームには明確に攻める意思が伝えられた。その意思がレアルのサッカーを好転させ、レバンテはどんどん苦しい状況になっていく。時々、カウンターを試みるものの、カンナバーロとペペに止められてしまっていた。今日はあまりカシージャスの出番がなかった。
シュスターはさらにスナイデル→イグアインを投入。イグアインが右サイドに入ることで、ラウールは自由を得る。ラウールが右へ左へ動き回ることでロビーニョも自由人になることができる。それにアルゼンチン人のイグアインはボール持ったときの判断が良い。前へ前へという意識ではない。そのイグアインのクロスが相手の手に当たり、レアルはPKを得る。これをニステルが決めて1-0。
その後もレバンテの希望・リガが果敢に仕掛けるものの、1人で状況を打開するのはきつい。もう1人の希望・エティヤンが出てきたのは86分。登場が遅い。
87分。ニステルがエリア外から狙いすましたミドルで2点目。本当にニステルは凄いな。試合はこのまま終了。
■独り言
レアルは前線からの守備を取り戻さないと苦戦が続きそうである。問題はなぜ前線からの守備が機能しなくなったか。ラウール×ロビーニョ×ニステルがなぜ連動した守備を見せなくなったのか。疲れくらいしか思いつかない。
ロッベン、サビオラ、イグアインはもう少しつかってあげても良いような気がする。それに、スナイデルやバチスタの位置はドレンテだってできる。色々試してあげてください。
posted by josepgualdiola |09:17 |
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2008年01月15日
更新が遅れていますが、淡々と更新していきます。もし、それでもよろしければ、、お付き合いください。そういえば、WOWOWとリーガの放映権問題はいつ解決するのだろうか。。
ムルシアはさりげなく9位にいる。開幕戦での見事な戦いぶりから、台風の目と認定する声も多数聞かれたが、実際はどうだったのだろうか。台風の目というほどの表現は適切でないが、決して悪くはないと思う。
バルサのスタメンは、バルデス、シウビーニョ、プジョル、テュラム、ザンブロッタ、マルケス、グジョンセン、シャビ、アンリ、エトー、ボージャン。イニエスタとミリートがお休みかローテーション。負けたら凄い非難だろうな。ある意味、決断力がある。
ムルシアのスタメンは、ノタリオ、ペーニャ、オチョア、メヒーア、デコス、パブロガルシア、モビージャ、デルカス、アベル、ゴイトム。バイアーノ。ちょっと守備的な布陣かと思いきや、やる気満々。ゴイトム×バイアーノ
アベルは結構強力なはず。
■慣れてない
ムルシアの基本的な戦い方。FWはバルサのCBを執拗に追いかけない。二人の仕事はマルケスにボールを入れさせないことと、SBにボールが出たら、CBへのパスコースをきって、バルサのDFラインにボール回しを延々やらせないことの2点だった。もちろん、ボールを奪えると判断したら、自己判断でその役割を放棄し、ボールを奪いに行くことがある。
FWよりも後ろの選手はゾーンよりも、マンツーマン気味にバルサの選手を捕まえる。FWもマルケスへの守備に参加しているため、マンツーで相手についても、選手は余る計算になる。その代わりに、バルサのCBは自由になるが、プジョル×テュラムを自由にしても、そんなに問題ないと判断したのだろう。実際に問題になっていなかった。ただし、プジョル×テュラムは精度に問題こそあるものの、いざとなったら中央からドリブルを開始する必殺技を持っている。その必殺技はこう着状態になったら出てくるに違いない。
CBが自由なバルセロナ。しかし、ロングボールが上手いわけでもなく、試合開始直後からドリブルで攻撃のリズムを作るタイプでもないCBコンビ。中盤にも無理をできる選手がいない。よって、攻撃がどん詰まりになってしまう。久しぶりにボールを前に運べないバルサを見た気がする。デコやシャビが交代で降りてきたり、ロナウジーニョやメッシの個人技でボールを運んだり、イニエスタがドリブルで相手を引き裂いたり、マルケスやミリートが精度の高いロングボールで相手の裏を突いたりする場面はなかった。
ムルシアの狙いは、DFラインから出るボールを積極的に狙う。前でインターセプトできたらそのままの勢いで攻撃参加。後は攻撃参加した選手に前線の3人で得点を奪いに行く。これがムルシアの狙い。また、相手がミスしたら幸運だねということだろう。
ミスは起きる。5分。マルケスのミスからピンチを迎える。久しぶりにプジョルがプジョルらしさを発揮したおかげで、この危機的場面をバルサは脱する。さらされたプジョルを久々に見たような。この危機的状況を脱した後のカウンターで、バルサは決定的なチャンスを掴む。グジョンセンのスルーパス→エトーの個人技。シュートを打つまでのエトーの動きはかなりきれている。ようやく、コンディションが戻ってきたところでアフリカに帰るのはもったいない。
7分。バルサの早いプレスの前にムルシアはロングボールしか選択肢がなくなる。しかし、これが上手く繋がる。最終的にはマルケスのアシストのよって、シュートまでもっていったムルシア。マルケスは立て続けに2つの決定的なミスをしてしまった。このミスたちが後のプレーに影響しなければいいし。プジョルが声でもかければ問題はなくなるだろう。
12分。今度は相手陣地でマルケスがセカンドボールを拾う。しかし、後ろから迫ってきたゴイトムにボールを奪われる。アンカーの選手に必要とされる能力で、もっとも必須なのはボールを失わない能力。今日のマルケスはやばい。ただし、前を向いてボールをもったマルケスはアンカーとして最強である。16分にボージャンに通したパスは、オフサイドになったものの可能性を感じるには十分だった。ようするに、諸刃の剣。でも、先制点を取れば問題がなくなるはず。相手がムルシア以上の攻撃力を持っていたら危ない。
バルサは時間が経つにつれて、徐々にボールを前に運べるようになっていく。きっかけはアンリが相手の裏を狙いまくったことで、ムルシアがちょっとびびった。
そして、左サイドにポジションを移したエトーが、上手くボールをキープできたことと、そのキープの間にシウビーニョが相手の裏に飛び出したこと。このシウビーニョのプレー以降、ザンブロッタも勇気を持って高い位置を取ることができるようになった。
最後に、ムルシアの守備が結構良かったので、それなりにチャンレンジしなければ得点は奪えない、とバルサの選手が感じたこと。ムルシアを認めたことで、バルサはダイレクトプレーが増えるようになる。シャビがトリッキーなプレーでグジョンセンにパスを通し、直接FKを得た場面がまさにそれ。
よって、マンツー気味のマークがずれたり、FWのプレスの位置がバラバラになったりとイレギュラーな状態に陥っていくムルシア。こうやって引いてスペースを潰す守り方に慣れていない印象を受けた。前線からがんがんいくチームだったような。
26分。ザンブロッタ→ボージャン→マルケス→ザンブロッタと3人目の動きでザンブロッタが右サイドを突破。まるでFWのような動きでグジョンセンがそのクロスをゴールに決める。マルケスのパスも完璧だった。賭けに勝ったライカールト。
先制点を決められたことで、無理にリスクをかけなくて良いバルサ。リスクをかけた攻撃をしてくれないとボールを奪えないムルシア。ムルシアは迷いながら戦い続ける。ゴイトムが孤軍奮闘で走りまくるが、状況は変わらず。バルサは相手を上手く交わしながら攻撃を展開。
気になったのはアンリ×シウビーニョの関係。何度かシウビーニョがアンリを追い越す動きを見せていた。アンリも素直にシウビーニョを使っていた。しかし、現在のアンリは自分で縦に突破したいように見える。つまり、シウビーニョが飛び出すことでアンリのプレーエリアが潰されてしまう可能性あり。アンリがもっと中央に切れ込んでいく動きを見せることができれば、何の問題もない。別に今のままでも問題ないが、最大限に力を発揮できる関係化というとちょっと疑問。エトー×シウビーニョのほうがよさそうである。
ただし、アンリはスピードが戻ってきているようで、何度か相手をスピードで翻弄する場面があった。バルサの中では、裏にボールをもらおうとする異端の選手なので、全盛期の動きを取り戻せば面白そうである。
41分。前線からの守備でボールを奪ったバルサ。シャビのスルーパス→エトーで決定機を作った。ムルシアのDFラインから攻撃が展開される場面が極端に少ない展開だったので、バルサは早い攻守の切り替えや前線からの守備はそんなに目立っていなかったが、かなり効いていたと思う。このメンバーだと守備をサボる選手はいないと思う。バルサらしくないが、相手にボールを持たせて奪いにいかせたら最強だろうなと。前半1-0で終了。
■エトーエトーエトー
後半が始まると、構図が前半と逆になる。ボールを持っているバルサ。奪って攻撃のムルシア。これがボールを持っているムルシア。奪って攻撃のバルサ。後半は自分達で攻撃的に、という意思が統一されたのだろう。しかし、その構図はあっさりと崩れる。
49分にバルサはビックピンチ。ムルシアの狙ったかは定かでないロングボールから、バイアーノがDFラインの裏に飛び出す。このピンチをバルデスがファインセーブで防いだ。ここで同点に追いつかれていたら嫌な展開になっただろう。さりげなくチームを救ったバルデス。
50分。マルケスのサイドチェンジ→アンリ。アンリがトラップしたところにシウビーニョが上がってきたので、アンリはシウビーニョにボールを任して中央へ。シウビーニョはすかさずアンリへボールを戻すと、アンリはドリブルでエリア内を突破。ビックチャンス。
52分。またもマルケスからアンリへ。この場面のエトーのポジショニングが面白かった。アンリのマークを担当するのはムルシアの右SB。しかし、エトーが右SBとCBの間にポジションを取っているので、アンリのマークにいけない。ムルシア側から見ると、ずれればいいだけなんだけれど。
フリーのアンリにボールが渡ると、エトーはアンリの周りを追い越す動きを見せる。これで相手との一対一の出来上がり。エトーは縦に抜け出したと、中央に戻っていった。ボールが出ないことで縦に残っているとアンリのプレーエリアを潰してしまう。こうすれば、問題ない。一対一で絶対的な強さを見せていた今日のアンリ。相手を抜いて、中へクロス。これをボージャンが合わせて2点目。シウビーニョもアンリを追い越してボールがでなかったら、中央に行けば面白いかもしれない。
2点入ったことで、ムルシアは完全に崩壊。マルケスをたびたびフリーにするなど、もう見ていられない状態に。バルサはエトーが右に左にポジションを代えてチームを牽引。やりたい放題状態になっていく。
65分にイニエスタをグジョンセンと代えて投入。休ませるんじゃないのか。それとも、実験か。70分にマルケスが報復行為。そういうのはやばい。
あとはエトーが2点決めて終了。そういえば、全部クロスからのゴールだった。バルサから考えると、珍しいような。
■独り言
エトーとアンリの復活、ムルシアの戦術ミスによって、バルセロナが大勝する状況が生まれた。慣れないことはするものではないのかもしれない。それにしても、エトーがようやく!!!という状況で、アフリカに帰ってしまうのはきつい。そしてマルケスのアンカーは悪い部分もあったし、良い部分もあった。一番の問題は他にイニエスタくらいしかできる選手がいないので、、マルケスでいくしかないんだろう。ローテンションによって、サッカーの内容が変わりすぎないことを願う。
posted by josepgualdiola |08:48 |
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2008年01月08日
アンダルシアダービーは華麗にスルーしました。今のベティスはまだ見るに値しないような気がするので。ハイライトを見たところ、ベティスのチャンス場面が一度もなかったようで。。。。
エスパニョール対ビジャレアルの上位対決はエスパニョールが3-0で勝ったそうです。しかも、前半だけで3-0。内容は、ビジャレアルがボールを支配して、エスパニョールが速攻でやり返す展開だったかと。タムードに2点決められてます。ちなみにペーニャが出場。ビジャレアルはマティとマブバが出ています。珍しい。アトレチコの試合では、アグエロがめちゃくちゃ良いゴールを決めています。
この試合は大混乱ダービー。バレンシアは周知の通り。レバンテは給料未払い問題が加熱し、俺もうこのチームから出て行く発言が相次いでいる始末。しかも、最下位なのに。スペインの中で、異色のイタリアの香り漂うレバンテ。その試みは大失敗に終わるか。
バレンシアのスタメンは、ヒルデブランド、モレッティ、エルゲラ、マルチェナ、アリス、サニー、バラハ、シルバ、ビセンテ、ホアキン、ビジャ。徐々に役者が揃ってきたバレンシア。ここにバネガが加わるわけで。そんなことよりも、アリスことアリスメンディがSBにコンバートされている。。。
レバンテのスタメンは、クヨビッチ、ルビアレス、セラーノ、アウバロ、デスカルガ、クルトワ、ベルソン、トンマージ、ファンマ、レオン、ヘイホ。リガ×リガノのいないレバンテ。バレンシア以上の激震だな。
■スペインの命運を握るか
混乱状態にあるらしいけれど、個人的には面白がっているバレンシアの試み。守備がメインだったチームがポゼッションを目指す。そんな実験はそうはできませんよってな話。
特に両WGがホアキンとビセンテ。つまり、スペイン屈指。最近のスペイン代表はイニエスタ、シャビ、シルバ、セスクなどなど繋ぐ選手だらけだけれど、アクセントとしてホアキン、ビセンテは必要だと思う。メッシやロビーニョが神がかってきた最近。ホアキン×ビセンテが彼らくらいのパフォーマンスを披露できれば、スペイン代表にも繋がると思うわけです。
キケ時代のホアキン×ビセンテは慣れない守備に追われて、ポジションが少し低かった。そのため、個人技で崩す場面が非常に少なく残念な感じだった。しかし、4-3-3大好きなオランダ人が来てからは、2人のポジション取りが高くなってドリブルで仕掛ける場面が明らかに増えている。
ホアキン。前半だけで3人抜き、2人抜き、ゴールライン際から突破とらしさを発揮してきている。クロスもそれなりに良い。ビセンテのボレーに合わせた場面はさすが。仕掛ける意識が格段に増している。再ブレイクも近いかも。
ビセンテ。レバンテがカテナチオを引いているため、慢性的な数的不利に陥った。ホアキンほどの突破は見せなかったけれど、何度も中央に切れ込んでファウルを奪っていた。20分以降はモレッティが積極的に攻撃参加したため、連携で崩そうと試みていた。何より良かったのは、ホアキンが右にはりっぱなしであったのに対して、ビセンテは中央にポジションを移す場面もあった。これが将来良い布石になると思う。
■かなり良くなったポゼッション
この試合のバレンシアは4-2-3-1。4-3-3ではないだろうと。ただし、両SHはいつもよりも攻撃的。でも、レアルやバルサのようにWGとSBの間にスペースができるわけでもない。ベニテスやキケ時代を経験したことで、彼らには多少の守備力がついている。
基本的にはポゼッション。レバンテがドン引きだったので、ボール支配率は60%オーバー。中盤もDFラインとの距離を近くするために結構低い。よって、バレンシアは簡単にボールを支配できた。それでも、ボールを前線に繋ぐのは簡単ではない。でも、簡単にできた。中央のシルバが精力的に動き回りボールを引き出す。そこへマルチェナが楔のボールを入れる。混乱に乗じて、シルバが中央でも計算できるようになったのはすばらしい。
他にはサニーがかなり良くなってきている。守備面ではファウルがちょっと多かったけれど、キープする場面、ボールを捌く場面と判断に狂いがない。意外に攻撃才能も高い。バラハは得意のサイドチェンジでボールをサイドに繋いでいた。
そしてサイド攻撃。シルバが両サイドを助けにいけることで、両サイドとも面白い形ができていた。ビセンテサイドは周りとの連携やポジションチェンジで崩す。ホアキンサイドは個人技かシルバとの連携で崩すと色が分かれていた。
レバンテが守備に人数をかけていたので、どうしても数的不利になるもものの、バレンシアは果敢に仕掛け、クロスを上げまくっていた。しかし、中央に人が足らない。ホアキンがクロスを上げる→中央にはビジャ、シルバ、ファーサイドにビセンテで終了。だれも競り合いに強くないし。2列目からの飛び出しや、とにかくヘディングに強い選手大募集。前半のうちに、この問題は解消されなかった。
ビジャ。ポゼッションだと微妙と評判の彼だが、時間が経つにつれて存在感をだしてきた。クロスボールが上手くいかないこともあり、単純にビジャに楔のボールを入れて、、、という場面が20分以降増え始める。ビジャにワンクッションはいることで、新たな攻撃の形が見え始めるバレンシア。ビジャもボールを触ることで、振り向きざまに強烈なシュートを放つなどリズムに乗っていく。恐らく、ビジャも自由人のように動くようになったら面白い。ビセンテが中央に来ることもあるので、ひとまず左サイドに流れたら良いだろうな。
攻めまくるバレンシアだが、クロスの先に誰もいない現象←昨年も起きていたことや強引な中央突破が少ない←サニーとバラハの攻撃参加が少ないことによって、前半に点を奪うことはできず。
守備面ではヒルデブランドがロスタイムにファインセーブをみせ、サニー×バラハは攻守の切り替えを早くして相手の攻撃の芽を潰すなどポゼッションの守備らしくなっていった。不安なのは相手がスピードにのったときに対処ができるかどうか。
ちなみに、アリスも右SBはかなり良かった。相手がプレスに来ないときのドリブル突破。前線でボールを受けたときの判断、ボールのないところの動き、器用な選手だアリス。アリスがアウベスのように振舞うようになったら面白いぞ。レバンテは守備に人数をさくから、バレンシアのSBは基本的に空いている。後半はもっと攻撃的に。
■サニー→エドゥ
勝つ気満々のクーマン。良い差配ではないか。でもサニーの貢献は見逃せない。攻撃で押し切られるか、それとも一発に沈むか。
後半のバレンシア。エドゥがまったく噛み合っていない。前半のバレンシアは少し急ぎすぎな場面があってはやく攻撃を展開。周りが上がりきれずにクロス。つまり、分厚い攻撃ができていなかった。それはタメを作れる選手がいなくて、後ろから上がる時間もなければ、パスカット去れるのが怖くて、さっさと前線にボールを繋ぎたかったのが理由だろう。
タメを作れる選手がいないならば、パス交換でタメを作るべき。エドゥはそれを目指したんだけれど、周りが焦りすぎで自滅。エドゥは短い距離のパス交換で相手のタイミングを外し、尚且つ自分達のためを作ろうと試みたものの失敗に終わる。でも、これはエドゥが正解だろうな。周りの選手は焦らずにパスを回そう。
後半になって、バレンシアがちょっとだめになったこと、そしてレバンテがまさかの攻勢に出たことによって、お互いが攻め合う形となる。バレンシアの守備に少し変化が見られた。最近のバレンシアは人数が足りていても、誰もプレスに行かずだったけれど、今日のバレンシアは人数が足らなくてもアタック。無謀だけれど、以前に比べると数段まし。
特に怖いもの知らずのアリス。1発でボールを奪い、そのまま速攻という場面が多かった。もともとFWだから中へ切れ込む場面が非常に多く、間違いなく一番目立っていた。ホアキンは縦のスペースが大好き。ミゲルも縦のスペースが大好き。アリスは中のスペースが大好き。でも時々縦も使っていたけれど。
61分にレバンテが同時に2人交代。ミゲルアンヘルと期待のエティヤン登場。この交代後に、バレンシアはお粗末なSBの対応からビックピンチを与えてしまうものの、ヒルデブランドがまたもファインセーブ。これはスタメンに定着しそうだ。64分に待望のビセンテ→ジキッチ。
これで、システムが4-4-2に変更。ビジャを左で使えばいいのに。しかし、ジキッチの加入によって、中央でボールを待つ必要がなくなったビジャは70分に前を向いて仕掛けてファウルを奪う。やっぱり、前をむいてナンボ。そしてそのFKをホアキンがバーに当てる。
ジキッチを入れてクロスを放り込むかと思いきや、サイドが死んだ。4-4-2とレバンテとまったく同じシステムになったので、レバンテからすると、非常に守りやすい。逆にバレンシアからすると、動き回らなければ数的有利は作れない。ビジャが頑張ればいいのだろうけど、そこまでの器用さはない。シルバのほうがまし。
よって、76分にビジャ→マタ。シルバが中央に行くと、状況が良くなる。しかし、84分にジキッチが一発退場。アフター気味の正面からのスライディング。このまま試合終了。0-0。
■独り言
お金なんていらないトンマージを中心に、戦える選手をそろえたレバンテは最後まで集中力が切れなかった。でも、点を取れる気配がまったくないのが辛い。相手のミスがなければ、やばいだろうな。
0-0だったけど、そこまで悲観的になる必要のないバレンシア。中央のシルバ。右サイドコンビのアリス×ホアキン。流動性あふれる左サイドのビセンテ×モレッティ。計算できるようになったサニー。ファインセーブを連発したヒルデブランド。ピボーテはもともと色々な選手がいるし、ここにバネガが加わるので問題なし。問題はCBとビジャの復活。ホアキンが中央にポジションを移すようになれば、面白くなりそうだけど。
それにしても、WOWOW。あそこまでバレンシアを酷評する必要があったのだろうか。。。
posted by josepgualdiola |09:34 |
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2008年01月07日
オリベイラを取るか、アイマールを取るか、それともダレッサンドロを取るか。フェルナンデスの出した結論は、なんとオリベイラ。アイマールは怪我がち、ダレッサンドロは反抗期なのでしょうがないといえばしょうがないけれど、残念なしょうがなさである。
レアルのスタメンは、カシージャス、マルセロ、エインセ、カンナバーロ、セルヒオラモス、ディアラ、バチスタ、スナイデル、ロビーニョ、ニステル、ラウール。バチスタは完璧にスタメンに定着したようである。ペペは怪我のため、ベンチ外。
サラゴサのスタメンは、バジェホ、ファンフラン、アジャラ、セルヒオ、ディオゴ、セルヒオガルシア、セラデス、リュクサン、サパレタ、オリベイラ、ミリート。アイマールたちはベンチ外。。。。
■空中戦に勝てないと、、、
5分にニステルがディオゴを追いかけて止める。ファウルになるが、すばやい攻守の切り替えで攻撃の芽を摘んだ。いつのまにか守備職人にもなってしまうそうな気配である。将来的にはヨークのように、中盤にコンバートされるかもしれない。それはないか。
13分にディアラ→ニステルが相手の中盤とDFラインの間で受ける→振り向いてシュート。この場面でラウールがアジャラをうまくブロックしている。サラゴサのCBはゾーンで守っているようで、移動するラウールにセルヒオはついていかなかった。そのためにアジャラ対ラウール×ニステルの数的不利が出来上がる。
14分にエインセが怪我を悪化させたようである。よってミゲルトーレスが登場。セルヒオラモスがCBに、ミゲルトーレスが右SBになる。
競り勝てないレアル。いつもはゴールキックをバチスタがマイボールにしてくれるのだが、今日の空中戦の相手はセルヒオ、ディオゴ、アジャラ。さすがのバチスタもそう簡単に勝てる相手ではなく、ほとんどの空中戦で負けてしまう。それを見たカシージャスはニステルやラウールにめがけてゴールキックをするものの、結果は変わらず。16分に空中戦で競り負けて、サラゴサにボールを展開される場面があった。最近のレアルからすると、まれな光景である。
しかし、17分には逆の現象が起きる。バチスタの競ったこぼれだまをマイボールにすると、レアルは攻撃を組み立て→ミゲルのクロス→バチスタの強烈なヘッドでチャンスを作る。どうやらゴールキックをマイボールにできるかどうか。レアルにとってそれがめちゃくちゃ重要なのかもしれない。
18分にセルヒオラモスの縦パスの失敗→サラゴサの速攻→オリベイラにシュートを打たれてしまう。。ペペのいない影響か、今日のレアルのDFラインは少しバタバタ。幸いなことに、ミリート×オリベイラががむしゃらにDFラインにプレスに来ないので落ち着く余裕はあった。けれどもばたばた。
20分にも、自陣でのパスミスからサラゴサに速攻を食らう。決して、サラゴサは中盤の高い位置でボールを奪おうとはしていない。だって、FWが守備しないし。それなのに、パスミスをするレアルってどうなのよ。
21分には、相手陣地でボールをまわしていたが、ディアラの単純なパスミスでボールを奪われると、セルヒオガルシア→ミリートはカンナバーロを交わして、セルヒオラモスのタイミングをずらして強烈なミドル。これをカシージャスが防ぐものの、こぼれだまをオリベイラに押し込まれて終了。。かと思いきや、オフサイドでゴールは取り消し。間違いなくオフサイドだった。
23分にレアルの逆襲。右サイドのラウールを基点としたパス回しでミゲルトーレスが相手の裏に抜け出し、中に折り返す。このボールは合わなかったものの、綺麗な形であった。今日のレアルは、ポゼッションからなかなか良い形を
作れていた。サラゴサは中盤で激しいチェックをすることができず、最後の最後で踏ん張る形が続く。レアルは守りの場面が少ないので、ガゴなりグティなりだしてもいいような。
24分にサラゴサに決定機。自陣でボールを奪うと、ファンフランがボールを運んでいく。ボールを奪いに来たラウールをあっさりと交わし、ボールはサパテルへ。サパテルは中に切れ込みながらオリベイラとワンツー。そしてミリートにスルーパス。カンナバーロはオフサイドトラップを狙うものの、ミゲルトーレスがその動きについていけていなかった。残念。
ミリートはカシージャスと一対一のビックチャンスを掴むものの、カシージャスの勝ち。ラウールが前線から守備をするのはすばらしいけれど、交わされたら意味がない。ラウールの後ろでカバーの動きをしていたスナイデルもファンフランがラウールを綺麗に交わしたことには対応できず、後手後手の対応になってしまっていた。
26分。ディアラの思いやりのないパスからスナイデルがミス。またも速攻を食らう。サラゴサにボールを保持され、最終的にはオリベイラのなんてことのないミドルで攻撃が終わる。しかし、ミスが多い。
27分。いつもなら迷いなくバチスタめがけて蹴るカシージャス。何を血迷ったか、、ゴールキックをロビーニョへ。もちろん競り負けて、数秒後にはまたカシージャスの元にボールが戻ってくる。非常に悪い流れである。完全にイレギュラーな事態になってきたレアル。
28分。マルセロがミドルを放つがボールは宇宙開発。今日のマルセロはなかなか攻撃面で働いている。序盤ではドリブルを仕掛けて、思いっきり止められていたが、ボールを運ぶ場面ではぐいぐいドリブルで前線にボールを届けていた。この時間までで2回ほど。他のDFラインの選手はドリブルでボールを運ぶ回数が零。相手がプレスに来ないのならば、相手を引き寄せるまでドリブル。意外とこれができるDFラインの選手って少なかったりして。
30分。セラデスのサイドチェンジからセルヒオガルシアの強烈ミドル。カシージャスは何とかはじくことに成功し、ボールはバチスタへ。バチスタは強引なドリブルで2人を吹き飛ばし、ロビーニョへスルーパス。ロビーニョのクロスをセルヒオがコーナーに逃げる。バチスタの強引なドリブルは見ごたえがあった。そして混乱状態の中で、さりげなくスタメンを勝ち取っているセルヒオガルシア。守備の場面では中盤のラインにしっかりと入っている。攻撃面では攻撃の起点。ずいぶんと器用な選手になっている。ようやくブレイクのきざしか。しかし、そんなセルヒオガルシア。31分の絶好のカウンターのチャンスをマルセロに止められてしまう。
ミゲルトーレスの飛び出し以降、レアルは単発の攻撃が多くなっていく。その原因は前線のニステル、ラウールがボールに触れないことでリズムを失っていき、ついでに運動量が落ちたこと。空中戦からのセカンドボールを拾えないので、全体的なラインが後ろ気味になってしまったこと。ボールを奪いまくれたことで、成功体験を積んだサラゴサ守備陣が積極的なチャレンジをするようになったことなどなど。
しかし、レアルも全体的にラインが下がり気味になったので、カウンターを食らう場面は減っていった。つまり、よく機能しない割りにうまくサラゴサの攻撃を凌いでいた。でも、ラインが下がるということはカウンターに人数をかけにくいと言うこと。
40分。セルヒオガルシアのミドルをカシージャスが間一髪防ぐ。セルヒオガルシアはパス出した後も止まらない。
このままサラゴサが攻めて終わるかと思いきや、残り時間が少なくなればなるほど、レアルが少しだけ息を吹き返す。ロビーニョのシュートやバチスタのサイドチェンジ、連続したCKなど。
しかし、前半は0-0のまま終わる。このような試合展開だったら、間違いなくグティが出てくるに違いない。ガゴもみたい。ディアラはしばらくアフリカに帰ると思うので。
■決めるときに決めないと、、、
ここで、サラゴサの説明。システムは4-4-2。右SHにセルヒオガルシア、左SHにサパテル。強力FWコンビは基本的に守備をしない。ただし、ミリートは守備の場面でディアラのマークにつくことを要求されいる。しかし、ろくにマークにつかないので、レアルの時間だった20分くらいまでは、ディアラがボールを拾い捲っていた。自分の前にボールがあるときは、2人ともまれに相手を追いかけることもある。しかし、計算できる守備ではないので、前線から組織的に守る選択肢は消えうせる。自陣に引いてカウンター。高い位置でボールが奪えないので、精度の高いロングボールと、走力のあるFWが必要とされる。
レアルがミスパスを繰り返したため、運良く高い位置でボールを奪ってショートカウンターで決定機を掴んだ前半戦。狙い通りというより、レアルの自滅が大きな原因。つまり、レアルがその問題を解決してきたら、、、実はやばいはずなサラゴサ。
しかし、46秒にセルヒオラモスがいきなり楔のボールをミスする状態、つまり、サラゴサにとっては良い後半戦になりそうな気配である。それにしても、セルヒオラモスは簡単なミスパスが多い。ディアラもはいつも多い。カンナバーロが外で治療しているとき、ディアラはCBの位置に入る。そして6分にパスミス。相手がクロスを明後日の方向に蹴ったからいいものの非常に苦しい展開。グティはまだか。
8分。ニステルがボールをキープできずに、アジャラに奪われて攻撃を食らい、カシージャスのファインセーブ。まるでリピートである。
9分。スナイデルに代わってグティが登場。とうとう出てきたグティ。ここでも下がらないことを考えると、バチスタは完全にスタメンか。
11分。グティはさっそくミゲルにスルーパスを通して、会場の雰囲気を一変させる。14分に会場から応援の嵐。しかし、15分にミスパス。そのミスをきっかけにオリベイラのポスト直撃のシュートを打たれてしまう。
20分。個人技でファンフランを抜き去ったロビーニョがクロス→ニステルがフリーでヘディング。なぜかセルヒオは、ニステルのマークを外していた。これでレアルには余裕が生まれる。そしてロビーニョがいつもの調子に戻っていく。
31分。ロビーニョとバチスタがセルヒオからボールを奪うと、ハーフラインからロビーニョが独走。そのまま点を決めた。2-0。
これでサラゴサの心が折れた。そして、ガゴがバチスタに変わって登場。ボール支配率も、積極的な守備もこの交代によってレアルは復活。試合はこのまま終了。
■独り言
カシージャスとセルヒオガルシアが印象に残った。そして、ガゴがアンカーを務めるようになるならば、結構面白くなりそうなレアル。空中戦に勝てなくても、何とかなるようになるかもね。
サラゴサはやばい。でも、ファンフラン×ディオゴコンビが積極的に攻撃参加していたし、アジャラ×セルヒオも徐々に安定してきた。後はアイマールとダレッサンドロを待つだけか。
posted by josepgualdiola |15:26 |
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2008年01月06日
国王杯が新年早々にあったようで、厳密に言えば、新年最初の試合ではないリーガ。アウェーで勝てない病は新年も引き継がれるのかどうか。そういえばライカールトは首にならなかった。
マジョルカのスタメンは、ルクス、ナバーロ、ヌネス、ダビド、バレーラ、バシナス、ペレイラ、アランゴ、イバガサ、グティエレス、グイサ。このメンバーになってからのマジョルカはなかなか良いチームになってきている。ヤンコビッチはイタリアで元気だろうか。
バルサのスタメンは、バルデス、アビダル、ミリート、マルケス、プジョル、ヤヤ、シャビ、グジョンセン、イニエスタ、エトー、ジオバンニ。クラシコのせいか、デコがスタメンから外れた。わがままデコは移籍しちゃうかもね。ロナウジーニョは怪我のため、ベンチ外。アンリが復活したら、誰を外すのだろうか。
■グティエレス・アランゴ・イバガサ
マジョルカ。攻守の切り替えが早い。4-1-4-1で守る。DFライン高め。自陣に引いた場合は、バルサのDFラインやボールをもらいに下がった中盤にプレッシャーを与えることはあまりない。例えば、バルサがキーパーまでバックパスしたら、それを深追いすることはない。その代わりに、少しでもボールが奪えそうだと感じたら、全員が連動してどこまでも深追いしていく。例えば、パスが乱れたり、相手がボールを持っても前を向けていない場面ではプレスをかけていた。
つまり、プレスに行く場面と、自陣に退却する意思統一が結構できている。そんなマジョルカ。攻撃面ではボールを奪ったら、DFラインの裏に放り込んでグイサが走る。弱点はバルサのDFラインやポジションを下げた中盤に簡単に前を向かせてしまうところ。
1分に早速エトーを追い越したグジョンセンが、チャンスを作る。自分の役割が分かっているようで、その後も競り合いにも強さを発揮していた。
バルサはDFラインやポジションを下げた中盤が比較的自由になるので、グジョンセンやジオバンニの2列目からの飛び出しに合わせてボールを合わせる場面が多かった。つまり、早めに仕掛ける。前を向いてボールを持っているわけだから。それで問題はないのだけれど、パスが合わなかったり、トラップがそれたりでうまく行かず。
何度かそういった攻撃を試みるも、上手くいかなかったので、バルサはいつもの形に切り替えて攻撃を構築する。しかし、マジョルカの狙いは中盤の密度を濃くすることなので、正面衝突が起きる。少しは相手の短所から攻めればいいのに。8分にグジョンセンからボールを奪ってマジョルカが速攻→グイサがエリア内でミリートを交わしてシュート。マジョルカの狙いが機能した場面である。
バルサのCBを自由にするとろくなことがないはずである。マルケスが得意のロングフィードで1リズムに変化を与える。10分に左サイドにいたエトーにバシッとロングパスを通した。しかし、アビダルのフォローのタイミングが遅く、攻撃を加速することができない。エトーもコンディションが良くないのか、仕掛けても取られまくり。
13分にイニエスタとアビダルの間のスペースをグティエレスに使われて危険な場面。アビダルのナイスなスライディングでピンチを脱する。バルサは前線の選手があまり守備をしてくれないので、マジョルカの選手は良い位置で良いボールをもらうことができていた。
14分にイニエスタが果敢にドリブルで仕掛けてシュート。シュートまで行くのはさすが。それにしても回りの動きが少ない。
15分にマルケスのオーバーラップでマジョルカの守備網をかいくぐる。ジオバンニ→プジョルと繋いでプジョルが倒される。ジオバンニは自分で仕掛ける動きよりも、プジョルを活かす動きが多い。中央にポジションを移して、プジョルのためにスペースを空ける動きとか。自分で勝負せえ。
17分にマルケスのサイドチェンジ→イニエスタ。本日2回目のロングパス。相手陣地の深い位置でスローインをえたので特に問題なし。左よりのマルケスから右にいる選手にロングパスする場面が多いが、逆はないのか。
18分にジオバンニの見せ場があったものの、あっさりとボールを失う。19分にはカウンターのチャンスを潰して、さらにボールを取り返しにってファウルの悪循環。苛立ちが募る、ジオバンニ・ドス・サントス。
20分にエトーが信じられないドリブルのミスをする。久々に蹴りブルを見た。またもカウンターのチャンスが潰れる。43分にも速攻のチャンスを遅らせてしまうドリブルを見せてしまう。
22分のマジョルカ。マジョルカは両SBを積極的に攻撃参加させるので、イニエスタもジオバンニも積極的に守備に参加しないとかなり苦しい。グティエレスが個人技でアビダルを交わしてクロス。そのこぼれだまを最終的にバシナスにきわどいミドルを打たれて攻撃が終わる。今日のバルサは全体的に守備意識が低く、ボールに寄せ切れていない場面が目立った。エトーも含めて。それを象徴とする場面であった。
23分のゴールキックをグジョンセンが競った場面も、周りの選手はどこにボールがこぼれるか予想していないポジショニングでグジョンセンの競り合いに答える。その結果、ボールを奪われ、DFラインの裏に放り込まれるが、マルケスのカバーリングで危機を脱する。そんな状況に見かねて、グジョンセンがキーパーまでボールを追いかける姿は印象に残った。
24分にジオバンニが右サイドから2人交わしてとうとう実力を披露。しかし、中央でエトーとプレーがかみ合わず、残念な形で攻撃が終わる。周りとかみ合うには時間がかかりそうだ。それでも、周りを活かす動きはなかなか上手いんだけれど。
26分にジオバンニがサイドを突破して、クロスを中央へ。2列目から飛び出したグジョンセンにあいそうだったが、クリアされてしまう。徐々に個人技でジオバンニが結果を出し始める。あのまま崩れないのがさすが。
28分にヤヤからイニエスタへサイドチェンジ。今日のバルサは中盤が自由なので、いつもよりも長いパスが目立った。両SBが高い位置でなく、ヤヤの横くらいにいれば、相手をおびき出すなりできたかもしれない。プジョルの位置は高すぎて、アビダルは序盤だけしか攻撃に参加していなかった。
31分ころからグジョンセンとイニエスタがポジションチェンジ。中盤のボール回しが上手くいかないのは、マジョルカが中盤に人数を裂いているからで、イニエスタが中盤に入ってもあまり状況は変わらない。ミリート、マルケス、ヤヤがリスクを犯さないと苦しいだろう。
そのミリートは時々ドリブルで駆け上がるのだが、最終的にミスパスが多くて切なかった。その姿勢はとても良いんだけれど。
37分にマルケスのサイドチェンジ→アビダル。でも、その後が続かない。40分からはマジョルカに試合を支配されそうになる嫌な展開。何が悪いって、全体的な運動量がマジョルカに比べると、足らない。マルケスとミリート、そしてヤヤに助けられた前半戦だった。
■グジョンセン→ボージャン
気持ちは分かるけれど、それをやるならジオバンニ→ボージャンでエトーを右サイドにしたほうが良いのに。しかも、ボージャンが左サイドって意味ないじゃん。さすがライカールト。これでエトー→アンリとかしたら面白い。
3分にグイサ→ビクトル。こちらは怪我のため交代した模様。試合の流れは前半とまったく変わらず。
5分にヤヤが攻撃参加を見せて、エトーにボールを繋ぐ。ヤヤが相手を引き寄せたぶん、エトーはスペースを得る。エトーはボージャンにスルーパスを狙うものの、グティエレスに奪われる。そのグティエレスめがけてヤヤはタックルでイエロー。今日のヤヤは守備面で大活躍。何度も相手の攻撃を体をはって止めていた。会場はレッドを要求。
7分に、裏を狙って動き出したジオバンニにヤヤがスルーパスを通す。前半と似た展開。いつあうのだろうか。それともあわないまま終わるのだろうか。
10分に、裏を狙って動き出したボージャンににミリートがスルーパスを通す。しかし、オフサイド。
その後はグティエレスのサイドを切り裂かれ、アランゴやイバガサに軽くあしらわれるなど、マジョルカに攻撃を許してしまうバルサ。いいところなし。
しかし、奇跡が起きる。17分にコーナーキックからマルケスが頭でズドン。非常に珍しいゴールでバルサが先制点を取る。ここでジオバンニ→アンリ御大の登場。
24分にヤヤ→エジミウソン。凄く久しぶりのエジミウソン。ヤヤがしばらく離脱するので、そのお試しでもあるのだろう。お試しなんていってられなくなる日は近いだろうが。交代で入ったエジミウソンはいきなりドリブルで仕掛け、ファウルを得ていた。
26分にバシナス→トレホで超攻撃的スタイルにマジョルカは変更。会場からはトレホコールが鳴り響いていたので、それに答える形となる。でも、バランスが。。。
29分にバルサはシャビ→プジョル→アンリと繋いで点を決めるものの、謎のオフサイド判定。30分に、左サイドからアンリが仕掛けて2人抜きシュート。これも珍しい。
32分にバルデスはミスでコーナーキックにしてしまう。責任を感じたか、このコーナーキックをダイレクトキャッチ。ちょっと無理していたが、責任感から出るプレー。これをポカしたらやばかったバルデス。
33分にイバガサ→ホルヘバレーロ。レアルカンテラ登場。グティ2世、結構うまい。ボールも持ち方にしろ、仕掛け方にしろ。2012年まで契約があるそうなので、将来が楽しみである。
最後にエトーがロングシュートを決めて終了。結果的に2-0で試合終了。内容はマジョルカが圧倒的に良かった。
■独り言
国王杯でろくな試合をしなかったらしいが、この試合もろくなものでなかった。さて、どうなることやら。
posted by josepgualdiola |06:01 |
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2008年01月05日
どうも調子の上がらないニューキャッスル。監督をアラダイスに代えても、状況が劇的に変わることはないようで。苦難の日々が続く。良い選手はたくさんいるんだけれど。
ニューキャッスルのスタメンは、ギブン、ベイ、テイラー、カサバ、エンゾクビア、ミルナー、バット、ファイ、ダフ、ビドゥカ、マルティンス。ホセエンリケ、エムレ、オーウェンはベンチにいる。ジェレミ、スミス、ババヤロはいない。
シティのスタメンは、ハート、オヌオハ、リチャーズ、ダン、ボール、アイルランド、ハマン、コルルカ、ペトロフ、エラーノ、ヴァッセル。前節のまんまである。注目はペトロフと、ダン×リチャーズコンビだろう。
■どうしたニューキャッスル
今季になって1回だけ試合を見たニューキャッスル。そのときの印象はこれぞアラダイスのサッカーという感じだった。簡単に説明すると、ロングボーーーーーーール。かっこよく言えば、古き良きプレミアスタイル。賛否両論あるものの、ボルトンで結果を残したことは尊重されるべきことで。
そのアラダイスサッカーは結果を出さないことには始まらないサッカーでもある。で、その肝心の結果が出ていないニューキャッスル。さて、どうしたもんか。自分の哲学を貫くか、それとも曲げるか。
シティ戦のニューキャッスルはボールを細かく繋いで、マルティンスやビドゥカに楔のボールを入れる→サイドに展開することを基本としていた。ロングボールはなし。どうやらニューキャッスルの試行錯誤の旅が始まったようである。細かくボールを繋ぐなら、なぜエムレを使わないのかは疑問だが。
シティの守備は、弱点がはっきりしている。相手のDFラインを自由にすることと、シティのDFラインが高めなので、サイドに放り込まれるとボールに向かって徒競走が始まることが多くなってしまうことだ。ただし、プレミアには攻撃を組み立てられるCBがあまりいないようなので、そんなに問題にならなかったりする。相手のCBに組み立て能力がなければ、この弱点はなしになってしまうので。
ニューキャッスルにはババンギダの後継者、マルティンスがいる。とにかく足が速いマルティンスを徹底的に走らせれば、さすがのダン×リチャーズコンビも苦しむこと間違いなし。10本蹴れば1本くらいはあうはずだ。下手な鉄砲数打ちゃ当たる。
しかし、ニューキャッスルはロングボールを封印していた。なんとタイミングの悪いことだろうか。中盤を経由して前線にボールを繋ごうとするニューキャッスル。シティは中盤で数的優位を作ってボールを奪うことを狙いとしている。つまり、ガチンコ勝負の始まり始まり。優位に立つのはシティで、ニューキャッスルは攻撃の形をうまく作れないまま試合が進んでいった。
シティはボールを奪ってから速攻を仕掛けたいものの、武器がペトロフしかなく、こちらもこちらで何ともいえない展開だった。
20分過ぎになると、監督の指示か、選手の判断か、、ニューキャッスルがロングボールを連発するようになる。しかし、そのロングボールをはマルティンスを走らせるようなものではなく、競らせるものであった。残念。ニューキャッスルからすると、DFラインの裏に蹴っているつもりだったかもしれない。
しかし、ダン×リチャーズ。DFラインの高さを維持してオフサイドトラップをかけるつもりは毛頭にない。まったくない。ロングボールを蹴られそうになったら、すぐにフラットラインを崩してロングボールに対応。これでニューキャッスルは打つ手がなくなる。目立っていたのはエンゾクビア。27分の左サイドからの3人抜きシュートはお見事。独力でシュートまでもって行く左SBはそういない。ダフよりも突破力がありそうな気配である。そのダフは髪が伸びたように見えた。19分のマルティンスミドルもなかなかだった。
先制点はシティ。37分。ゴールキック→ヴァッセルが競ってボールがこぼれる。こぼれだまにアイルランドとエラーノが同時に反応。そのままスイッチしてエラーノは右サイドに抜ける。アイルランドはヴァッセルにパス。ヴァッセルはエラーノに絶妙な落とし。これをエラーノが狙いすましたシュートで先制。エラーノとアイルラインドがスイッチしたことでエラーノがフリーになった場面であった。
前半は1-0で終了。ニューキャッスルが攻めているものの、シティが難なくその攻撃をかわし続けた前半戦だった。
■マルティンス→オーウェン
後半の頭からオーウェンが登場。マルティンスとの快速コンビが見たかったけれど、もしものときの空中戦に備えてビドゥカはピッチに残したか。そのオーウェンは45分にダフ→エンゾクビアのロングスルーパスで抜け出して決定機を得るがキーパーに防がれる。いきなりのビックチャンスで、会場も盛り上がる。
後半のニューキャッスルは結構面白い。前半の反省が上手く活かされていた。CBのカサパは相手がプレスに来ない場合、どんどんドリブルで攻めあがって前線の選手との距離を近くしてパスを行った。これによって、ミスパスが極端に減り、相手のマークも絞りにくくなる。また、楔のボールを受ける選手も、FWでなく両SHにいったん当ててワンクション入れていた。この動作によって、ピッチを広く使うことや、両SBの飛び出しを促して、分厚い攻撃が可能となった。良い感じである。
しかし、攻撃に人数を裂くのでシティにカウンターを食らう場面もでてきたが、ホームでリードされているのだから仕方ない。63分にダフ→ホセエンリケ登場。恐らく、エンゾクビアをSHにするのだろう。後半のダフは中央で起点になり前半よりも幅広いプレーを見せていた。70分にエラーノ→エトゥフ。守備的にきたか。ニューキャッスルもすぐにファイ→エムレで攻勢に出る。75分にアイルランド→フェルナンデス。
そして、途中交代のフェルナンデスが仕事を果たす。リンクマンのコルルカがフリーランニングで縦に抜けるエトゥフにボールを送ると、エトゥフは神トラップ&キープで味方の上がりを待つ。そこへフェルナンデスが登場。左足を振りぬいて決定的な2点目。シティのCFには絶対的なポストプレーヤーがいいのだろう。交代で入ってきた2人のコラボでした。75分の得点によって、観客は帰り始める。
続々とスタミナが満タンな選手が出てくると、ニューキャッスルは苦しい。エンゾクビアも後ろから上がっていく持ち味が消えてしまい交代も機能しないまま終了を迎える。守りに入ったシティは結構厄介な存在になりそうである。
■独り言
シティは守備が基本のチームなのだろうか。ジョンソンがいればまた違うのだろうか。コルルカもそうとう攻守に貢献しているけれども。ニューキャッスルはバットが凄い存在感だった。バットに敬意を表するのは当然としても、他に誰かいないのだろうか。
posted by josepgualdiola |19:24 |
プレミアリーグ/07~08 |
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2008年01月04日
ウェストハムがユナイテッドに勝ったから、アーセナルは首位で新年を迎えた。そんなウェストハムをホームで迎えるアーセナル。得意の空中戦がアーセナルに炸裂するか、その前に息の根を止められるか。
アーセナルのスタメンは、アルムニア、ホイト、コロ、ギャラス、クリシー、エブエ、ファブレガス、フラミニ、ロシツキー、エドゥアルド、アデバヨール。この試合ではサニャがお休み。だったら、エブエを右SBにして、ウォルコットやディアビを出せばいいのに。フレブはベンチスタート。キャプテンはギャラスだったのか。
ウェストハムのスタメンは、グリーン、ニール、アントン、アップソン、マッカートニー、パントシル、マリンズ、スペクター、ノーブル、リュングベリ、カールトン・コール。パーカーとソラーノは怪我のようである。これは苦しいぞ。
■アデバヨールの奇跡
開始早々、自陣でアーセナルはボールを奪う。きっかけはエドゥアルド。セスクはロシツキーにボールを預けると、そのまま左サイドのスペースにダッシュ。ロシツキーは中央にパスをするフェイクをした後に、縦に抜けたセスクへパス。セスクはボールを受けるものの、ウェストハムの早いチェックによって、早めのクロスを選択することになる。そのボールをベルカンプの後継者・エドゥアルドが胸トラップ&ボレーであっさりとアーセナルが先制。美しいゴールで、試合は幕を開ける。
ウェストハムが4-1-4-1っぽく見えるのはエリクソンの呪いだろうか。それともプレミアで流行しているのだろうか。実際には4-2-3-1だと思うけれど。アーセナルのDFラインにプレッシャーを与えないのはどうかと思うぞ。
パーカーやソラーノがいないので、仕掛ける選手がいないウェストハム。リュングベリいるじゃん、でも、リュングベリまでボールを運べない悲しい定め。アーセナルはDFラインを極端に高くしていて、中盤のスペースをつぶしにかかる。ボールホルダーにプレスがかからないことはあまりないので、裏を取られる心配が他のチームに比べると少ないのだろう。守備の準備ができていないときは、しっかりラインを下げるだろうし。
プレスがかからないことがあまりない、ということはたまにはある。5分にニールがカールトンコールにロングパス。コールは裏を取ると、ノーブルに絶妙な落としでチャンスを演出。こういう裏をとられる場面が連続すると、DFラインは下がることになるし、得点も生まれるだろう。
7分にはエドゥアルドの守備からアデバヨールがボールを奪う。今日のエドゥアルドは守備を頑張るようである。エドゥアルドが相手を追いかけるので、セスクはかなりやりやすそうだった。
ウェストハムの狙いは相手DFラインの裏。11分にはコールとホイトの競争。ホイトがオーバーヘッド気味にクリアを試みるが大失敗。ボールはコールに渡り危ない場面を作られてしまう。コロのすばやいカバーリングで事なきを得る。しかし、この場面で与えたCKからアントンがシュートを枠に飛ばしてくる。これを防いだのはゴールの中にいたホイト。自作自演。
16分には安易にクリアせずにボールを繋ごうと試みて、エブエがミス。ボールを奪ったリュングベリはノーブルとワンツーでビックチャンスを迎えるものの、アルムニアのセーブに阻まれる。アーセナルのこういった姿勢は嫌いではない。
このCKもただでは終わらせないウェストハム。ユナイテッドを撃沈した空中戦はやはり脅威である。アーセナルはいかにして空中戦に持っていかれないかが鍵となりそうだ。CKを与えるのは得策とはいえない。
このCKの直後、ノープレッシャーのクリシーがDFラインの裏にロングスルーパスを通すと、アデバヨールがこれに反応。頭でキーパーを交わして角度のないところから、らしくないシュートでゴールを決める。
クリシーのボールも良かったが、アデバヨールのポジショニングも良かった。裏を狙うときはCBの間にポジションを取ろう。ウェストハムの側からすると、やっぱりDFラインにプレスに行かないときつい。コールが慌ててクリシーを追っかけていたけど、そのあたりはシステムチックにやったほうが、ぶれることが少ない。2-0。
21分にウェストハムのコーナーキック。いったんはクリアするも、こぼれだまを繋がれピンチが続くかと思いきや、残念そこはエドゥアルド。本当に守備を頑張る人のようである。
28分にエブエが痛んだので試合が少し中断。この中断を利用してウェストハムは選手をかき集め、監督が指示を送る。カービッシュリーの狙いは選手に届くのか。
30分にウェストハムはカウンターでコールが右サイドを突破。ギャラスをサイドにおびき出すと、パス交換でためを作って中へクロス。これをパントシルがバイシクルシュートで会場を沸かせる。アルムニアは苦笑い。CBをサイドにおびき出して、2列目から飛び出すとフリーになれるかもしれない。
しかし、早すぎる先制点や追加点によって、今日のアーセナルは守備意識がかなり高い。エドゥアルドを例に取らないでもそれは明らかで、ロシツキーは今日は守備の日だよ、とばかりに自分の仕事をこなす。セスクも相手を追い掛け回していた。なぜかウェストハムの攻撃は左サイドから仕掛けることが多く、フラミニはセスクほど忙しそうではなかった。ホイト側から攻めるのは当たり前か。
36分に頼みの綱のリュングベリが怪我。誰かと衝突とかではなくボールを蹴ったさいに怪我をした模様。コリスンが代わりにに出場。エミレーツスタジアムはリュングベリをスタンディングオーベーションで称える。感動の瞬間。
37分にエドゥアルドが右サイドの深い位置でノーブルを倒す。なぜエブエの位置にいるんだエドゥアルド。
40分になると、エブエがようやく右SHとしていい動きを見せ始める。サニャがエブエを追い越す→しかとして、中にドリブルで徹底的に仕掛けるのが特徴だったエブエ。しかし、40分過ぎからは中央にポジションを移し前を向いてがんがん仕掛け始める。あまりアーセナルらしくない仕掛けに相手は驚きを隠せず。いいアクセントになっていた。エブエのいなくなった右サイドにはホイトやアデバヨールがしっかり流れていて形にもなっていた。
43分にはアデバヨールの突破から中央でエブエがヘディングとらしくない場面。グジョンセンがバルサの中央で存在感を増したように、使われ続けることで、エブエも開花するかもしれない。散々駄目だししてきたけれど。
ロスタイムにウェストハムはアーセナルDFの裏を取ることに成功するが、アルムニアの飛び出しによって、またも防がれてしまう。この場面はアーセナルのプレスをかわすために選手間の距離を近くしてマークを絞りづらくした頭脳的なプレーだった。前半は0-0で終わる。
■久々に点が入らないアーセナル
後半になってもアーセナルが試合を支配する展開が続く。シュート数やCKの数はウェストハムのほうが多いだろうけれど、ちょっと両チームのレベルが違いすぎるようで。
お調子者のアデバヨールはトリッキーなプレー何度か披露。調子がいい証拠だろうか。後半のアーセナルは全体的に魅せるプレーが多くちょっと遊んでいるように見えた。それだけ余裕があるのだろう。話をアデバヨールに戻す。この試合でもアデバヨールは左サイドに流れることが多かった。やはり中央でドンと構えるタイプの選手ではないようである。しかし、ヘディングの競り合いは以前に比べると積極的にこなしていた。成長の証か。
問題は低いボール。足元に着たボールをダイレクトでリターンすることが非常に多い。よく言えば、球離れが早い。悪く言えば消極的。ワンツーのボールを返す人であることが非常に多い試合だった。仕掛けろとは言わないけれど、もう少しタメを作るとか、違う人に返すとかすればもっと恐ろしい存在になりそう。
なにをきっかけとしたわからないが、52分くらいになると、エドゥアルドが左SHになった。ロシツキーがトップ下に入る形。実験でしょうか。それとも守備に耐え切れずにロシツキーが言い出したのだろうか。
56分にまたもエブエが中央でCFの仕事をこなした。また、ボールを奪われた瞬間に鬼プレスを見せ、コーナーキックにしてしまう活躍を見せる。エブエの空けたポジションにはホイトがしっかり入ってきていた。
左SHに入ったエドゥアルドはそつなくこなしていた。ドリブルで仕掛け、逆サイドからのクロスに突っ込み、守備も献身的に。ロシツキーが中央に、エブエがアーセナルらしくなったことで、アーセナルの時間が続いていく。ゴール前でシュートを打たないみたいな。
ウェストハムは62分にCKからチャンスを掴むものの、打つ手なし。この時間にエドゥアルド→ウォルコット登場。しかし、ウォルコットはさほどのインパクトを残せず。アーセナルがやりたい放題に試合を支配して時が進んでいく。その中でも走り回るセスク、フラミニ、ロシツキーは異次元のできであった。
75分にエブエ→フレブを投入。ロシツキーが左に、ウォルコットが右に、フレブが中央に。これはフレブを出したかったのではなく。ウォルコットを活かすための交代策かもしれない。
でも、アーセナルのSHはウイング的役割よりも、中に絞ってなんぼなので、ウォルコットからするとやりにくいかもしれない。アンリみたいに使うなら話は別だけど。
試合はこのまま終了。3点目は最後まで入らず。久々に例年のアーセナルらしい試合だった。入りそうで入らない展開。
■独り言
アフリカでの大会によって、コロ、エブエがいなくなるアーセナル。コロの穴はセンデロスで埋まるのか。ただし、センデロスもEUROがあるので気合十分なはず。期待しているぞセンデロス。エブエはもったいないな。
posted by josepgualdiola |14:47 |
プレミアリーグ/07~08 |
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2008年01月04日
なんだかんだで3位のチェルシー。最近のチェルシーは結構面白い。何をしでかすか分からないので。シェフチェンコとバラックが復活したらより面白くなるし。この冬でドログバは移籍するのだろうか。
フラムのスタメンは、ニエミ、オモズシ、ステファノビッチ、ボカネグラ、コンチェスキー、フォルツ、スティーブン、マーフィー、サイモン、カマラ、デンプシー。
チェルシーのスタメンは、イラーリオ、ベレッチ、アレックス、ベンハイム、ブリッジ、エッシェン、シドウェル、バラック、SWP、ジョーコール、カルー。システムは試合を見ないと分からない。シェフチェンコはベンチ外。どうやら怪我の模様。そんなことよりも、イラーリオが登場。
■キャプテンバラック
システムは無事に4-3-3。この間の4-4-2はいったいなんだったのだろうか。エッシェンがアンカーで、シドウェルが前。シドウェルがどんな選手かいまいち分からないんだけれど、守備がお得意のようで。
最近のチェルシーが両SBを積極的に攻撃参加させるのは周知の事実だとは思うんだけれど、チェルシーはそれでどこへ向かっているわけだ、という疑問は残ったまま。徐々に、、、だけれど、細かいパスをつないで攻めるポゼッションを指向しているような気がしている。モウリーニョ時代のパスはダイレクトが基本で縦の意識が強かったけれど、これからのチェルシーは、横や後ろへの意識もそのうち上がってきたりして。その準備段階として、両SBの攻撃参加は良いリハビリになっていると思う。ちなみに、縦への意識といっても放り込みという意味ではありません。
しかし、この試合ではシドウェル。守りを重視したのは明らかで高い位置でボールを奪って速攻が狙いのよう。その狙いはある程度機能していた。5分にバラックのボール奪取から→ジョーコールのスルーパス→カルー。7分のシドウェルのボール奪取→エッシェンのスルーパス→SWP。速攻が冴え渡る。
シドウェルとバラックがしっかりとスペースを埋めているので、人数は足りているのだけれど、ボールホルダーに何のプレッシャーもかかっていない場面がちらほら。つまり、チームとしてボールを奪っているのでなく、個々の力量でボールを奪う場面が目立っていた。これを機能していると表現していいのかは微妙である。
9分にはボールホルダーにシドウェルとバラックが懸命にプレスをかけるんだけれど、他の選手がまったく連動していない。攻撃を遅らせることに成功していたし、前線の選手が囲い込み運動に参加していれば、簡単にボールを奪えたはず。
結果としてバラック×シドウェルの網は突破され、最後には全速力で戻ってきたジョーコールが相手を倒してPKを与えてしまう。これをマーフィーが冷静に決めてフラムが先制。戻ってきたジョーコールは偉い。ボールが奪えそうだったので、高い位置にポジションを取る気持ちも理解できる。問題はカルーとSWPだろうな。
失点後のチェルシーは何とかボールを繋ごうとするのだけれど、シドウェルが流れを阻害。ゴールから遠いほうにパスをして攻撃を遅らせたり他多数。ポゼッションの弱点、横パスやバックパスをインターセプトされて速攻を食らうのは割りにあわないので、15分過ぎからチェルシーはロングボールを多用。カルーが競り勝てるか、という話だが、失点の責任を感じたジョーコールがブリッジの助けを借りて奮闘。守備の面でも背走することがなくなり、左サイドは磐石になりそうな気配。
20分過ぎになると、ジョーコールが守備の一員となることで、同サイドのバラックがボールを奪う回数が増えてくる。そしてブリッジも攻撃的に振舞うので左サイドから崩す場面が増える。ブリッジ→カルー。バラック→カルー。とカルーが相手の裏を狙うプレーを見せるが、両方ともオフサイド。それでも相手のCBの間にいるとか、飛び出すタイミングが結構上手いので、そのうちはまるかもしれない。今まで、飛び出しが上手い印象はなかった。
その後も果敢に仕掛けるチェルシー。ひたすら守るフラム。フラムは無理に攻める必要がなくなったわけだけど、無理にせめてもそうしようもできなかっただろうなというくらいに悪い流れ。イラーリオまでボールが届かず。ハイボールはすべてアレックスに跳ね返されていた。
チェルシーは仕掛ける意識が高すぎるようで、攻め急ぎの傾向が見られた。中にカルーしかいないのにクロスを上げていた。もう少しためを作れれば、バラックは上がってきたかもしれない。カルーが執拗に裏を狙い続けたために、時間が経つにつれて、フラムはDFラインを下げて対応。中央でボールを捌く選手がいるようでいないチェルシーの攻撃は行き詰ったものになり、シュート数が目に見えて少ない。前半は1-0のまま終了。両チームのシュート数は5対5の引き分けであった。
バラックが中盤の深い位置から試合を組み立てれば面白かっただろうが、そうすると前線のフォローができなくなる。今日のバラックは攻守の切り替えが早く、相手の速攻の芽をかりまくっていた。
■シドウェル→ミケル
グランとらしからぬ的確な采配。そうは言っても誰、だってシドウェルは下げたと思うけれど。後半の頭から代えるとはらしくない。非常にらしくない。
ミケルの加入でチェルシーのボール支配率が高まるかと思いきや、後半が始まると猛攻を見せるのはフラム。チェルシーの息の根を止めるんだとばかりに、攻める攻める。前半とは違う様相に、チェルシーはびびったか、押される展開に。
しかし、49分にカウンターでベレッチのロングパス→SWPが相手の裏を取ってクロス。これがステファノビッチの手に当たるもののノーホイッスル。ボールが手に当たった瞬間の観客のリアクションが完全に揃っていて、どうみても明らかだったのになと。このプレーをきっかけに、フラムはまたも守るようになる。
53分にベレッチのコーナーキックをアレックスが頭で折り返し、このボールにカルーが飛び込んでチェルシーが同点に追いつく。この前のコーナーでは確かSWPが蹴っていた。CKを蹴る人くらい決めよう。それにしても、アレックスは空中戦でめちゃくちゃ強い。
その後はフラムが混乱。後半の序盤は攻める意思統一ができていたものの、同点にされたことで、逆転されるのが怖い。チェルシーは執拗にSWPに裏を狙わせていたのでカウンターが恐怖。でも、ここはホームで新年最初のゲーム。どうするか、、、、こういうときに選手交代で明確なメッセージをチーム全体に伝えられたら最高なんだけれども。
チェルシーはその混乱に乗じてボールを保持するようになる。それでも、支配には程遠い。59分に前線でジョーコールが粘ってファウルを奪う。ロングボールを何とかマイボールにしようと粘った結果。
このFKをベレッチが中に合わせると、バラックが転倒。よってPK。恐らくさっきのハンドを見逃したことで審判も神経質になっていたのだろう。キッカーはバラック。冷静に決めて逆転。逆転ゴールを決めたバラックキャプテンの元にはたくさんの選手が