2007年10月30日
久々のチェルシー。歯に衣を着せないドログバの発言によって、チェルシーは混乱している模様。ただし、結果を見る限り、徐々に危機からは脱出しているのかもしれない。内容重視のためか、テンカーテがコーチングスタッフに入っている。どのような影響があるのだろうか。
チェルシーのスタメンは、チェフ、フェレイラ、アレックス、カウバーリョ、ベレッチ、ミケル、エッシェン、ランパード、ドログバ、カルー、ジョーコール。いつのまにかベストメンバーに近い布陣である。そういえばシェフチェンコはどうなったのだろうか。デポルにでも来てくれ。
対するはエリクソン率いるシティ。ただし、自分が試合を見るといつもろくな試合を見せてくれない相性の悪いチームである。今日こそはと思いながら観戦。
シティのスタメンは、ハート、コルルカ、ダン、リチャーズ、ガリード、アイルランド、ハマン、ジョンソン、ペトロフ、エラーノ、サマラス。ガリードは若手スペイン人。プレミアのいろいろなチームに若いスペイン人がいる気がする。そういえば、ピケは試合に出ているのだろうか。出ていないならサラゴサにレンタルしてあげてくれ。
■こっちも原点回帰
グラントが初めて指揮をとった試合の印象は、良いものだった。基本はモウリーニョ時代のままで、変更点はSBが積極的に飛び出す。ぜんぜん悪くない。むしろいい。その印象がそのまま継続される前半の立ち上がり。チェルシーがとてもよい立ち上がりで試合が始まる。
シティは4-2-3-1で守備を行っていた。エラーノがミケルをみて、サマラスがDFラインを見る形である。SBにボールが入っても、SHが積極的に前に来ることはなかった。恐らく、中盤の人数を多くすることによってスペースを消し、各所で挟み込み作戦を行う予定だったのだろう。カルー、エッシェン、ランパード、ジョーコールと正々堂々一騎打ちを申し込むのはやはりきつい。
サマラスがDFラインをみる。しかし、さすがのサマラスも全員を見るわけには行かない。だからといって、誰か特定の選手を潰したり、全部ボールを右サイドに限定したりすることはなかった。要するに非常に中途半端。DFラインに楔のボールを何度も入れられ、エラーノがミケルを見ている意味もなくなっていった。しかし、中盤のスペースを消しているつもりなのに、ばんばんパスが通る。もしかしたらシティは守ることが苦手なのかもしれない。
チェルシーはドログバに放り込むことなく、サイドや中央でパスをつなぎ、じっくりとシティゴールに迫る。このやり方はモウリーニョが4-4-2を導入する前の時期と一緒。あのころのサッカーが蘇ったようで、嬉しくなる。特にジョーコールは復活間近。しかもベレッチの再三にわたるオーバーラップによって、前よりもやりやすそうだった。チェルシーのサッカーに中に、モウリーニョは未だ生き続けている。
時間がたつにつれて、パスが繋がってくるようになると、スタンドからもオレの声が聞こえてきた。その声は歓声に変わる。ランパードが3人釣ってエッシェンへラストパス。エッシェンは余裕のゴールでチェルシーが前半16分に先制。
■リチャーズとガリードの間
失点後、シティの両SHは相手のDFラインにプレスするようになる。しかし、どうも思いっきりがたらない。アイルランド、ペトロフは攻撃型の選手だから意外と行くときは行けるかと思ったが、まったくいけてなかった。最初はポジションを下げて中盤のスペースを潰すために位置が低いのかと思っていたが、どうやらそこまで考えていなかったようである。
その後もチェルシーが試合を支配。たびたび右サイドからチャンスを作る。そういえば、先制点もガリードとリチャーズの間のスペースを使われてた。ただし、失点の原因はランパードのつられすぎたからだけれど。
チェルシーは3トップ。右からジョーコール、ドログバ、カルー。これをシティは基本的に4人で見る。両ウイングがサイドに広がれば、両サイドはもちろんウイングについていく。そうなると、両CBでドログバを見る形になる。
ジョーコールはかなり調子を上げてきているようで、ボールに触りたくて仕方ないようだった。そのため、サイドにいるよりは中盤に下がっていく場面も多かった。ガリードは人につく意識がべらぼうに高いので、どこまでもコールについていく。単純にペトロフがマークの受け渡しをしてくれなかったからかもしれなけれど。
ジョーコールが下がったスペースにオーバーラップを解禁されたSBが飛び出してくる。今日の場合はベレッチ。1度完全にDFラインの裏に抜け出して、リチャーズに後ろから倒される場面があったくらいだ。また、エッシェンもたびたびそのスペースに飛び出してボールを受けていた。
リチャーズがつけばいいじゃん、ジョーコールが中盤に下がっているならそれでいいでしょって話だが、そうもいかない。DFは人につくことも大切だが、同時にスペースも埋めなければいけない。話が飛ぶが、いくらトッティが中盤に下がっていくからって、どこまでもついていくわけには行かないのである。ついて行けば、真ん中にスペースが出来る。そのスペースを埋めるために、いちいちスペースの受け渡しをしていたらいつかボロが出る。
そんなわけでリチャーズは混乱状態。いらついたのか、ランパードと小競り合いを起こし、ちょっとした騒ぎを起こす。二人ともイエロー。不運なランパード。この小競り合いのすぐ後にランパードが見事なロングスルーパスを見せる。これをドログバが抜け出して、ゴール。ちなみにドログバはリチャーズとガリードの間から抜け出していた。
バルセロナに比べると、献身的な選手が多いチェルシー。そこへ守備組織作りを得意とするテンカーテ登場。守備は相当良くなっていった。4-1-4-1で守る形はいうまでもなく、ボールを失ったときのすばやいプレッシャー。当事者意識の高い守備ですぐに相手を取り囲んでいた。前線や中盤が積極的に守備をしてくれるので、DFはとても楽そうだった。ただし、中盤を突破されると少し危ない場面もあった。
シティは4-1-4-1で守ればいいのに、なぜシステムを変えないのだろうか。ハマンをアンカーとして使えば、リチャーズの横は空きにくくなるはずである。前半は2-0のまま終わる。
■危なげなく
後半になると、チェルシーは前半ほどの積極性を封印。ボールを支配して、両SBもそんなに上がらない戦い方を見せる。その結果、シティに流れるようなパスワークを披露させてしまうが、守備に枚数が足りているので危機的状況に陥るそぶりはまったくなかった。リスクコントロールが本当に巧い。
積極性はなくなったが、上がっていけないわけではない。パウロフェレイラの果敢なオーバーラップからドログバが豪快に決めて3-0。ドログバのシュートはしょうがないとして、パウロフェレイラにクロスを上げさせたのは拙すぎる。二人で囲んでいたのに。
その後すぐにジョーコールが追加点。アレックスのオーバーヘッドクリアをドログバ頭→ジョーコールが最高のファーストタッチで抜け出してゴール。またもガリードとリチャーズの間を使われていた。ちなみにガリードは追うのをあきらめていた。
5点目もガリードと~~~って書くのも飽きてきた。最後にはシェフチェンコも点を決めて6-0で試合終了。
■独り言
しばらく見ない間に、かなりチェルシーの状態が良くなっている。両SBは活き活きをと攻撃参加しているし、ランパード×エッシェンはゴールに近い位置でプレーできている。これは復活するのではいかと言いたくなる試合だった。ここにテンカーテのエッセンスが加われば、わけ分からないチームになりそうである。問題は選手のモチベーションのコントロールだろう。MVPはベレッチ、エッシェン、ジョーコールの右サイドコンビで。
シティはあと何回か試合を見てコメントしたいと思います。
posted by josepgualdiola |22:01 |
プレミアリーグ/07~08 |
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2007年10月30日
さりげなくリーガ屈指の好カードである。両チームとも調子はいまいち。バレンシアは内容が悪いが、結果はそれなりに。セビリアは決定機を量産するなど内容はそこまで悪くないが、結果が出ない。そんななか、ファンデラモスの突然の辞任。セビリア中がびっくりである。セビリアのユースを担当していた人が、後任になったらしい。
セビリアのスタメンは、パロップ、アウベス、ファシオ、ドラコ、クレスポ、ヘススナバス、ポウルセン、ケイタ、アドリアーノ、カヌーテ、ルイスファビアーノ。クレスポって誰。。。カンテラ育ちらしい。
バレンシアのスタメンは、ヒルデブランド、モレッティ、マルチェナ、アルビオル、カネイラ、アングロ、バラハ、アルベルダ、ホアキン、ジキッチ、アリスメンディ。勝つ気があるのか不安なスタメンである。ビセンテがベンチ入り。
■初心を取り戻したセビリア
徐々に調子を取り戻しつつあった時期に、突然の監督の電撃辞任。チームに悪い影響がないかと心配になったが、単なる杞憂で終わった。セビリアはセビリアらしいサッカーを思い出しつつある。
攻撃の優先順位はカヌーテに当てること。相手がDFラインまで強烈にプレスをかけてこなかったので、質の高いボールをカヌーテに供給することができた。カヌーテ対マルチェナ、アルビオル。ボールがよければカヌーテの全勝でもおかしくない。試合開始と共に、カヌーテに何度もボールが入り、カヌーテを起点として、セビリアは得意のサイド攻撃を繰り返していた。サイド攻撃の中心はもちろん右サイドコンビ。アウベスのコンディションも上がってきたのだろう。前線にボールがおさまることもあり、楽に神出鬼没っぷるを発揮していた。
バレンシアは守りから試合に入る。ホームのセビリアは絶対的な強さを誇っているので、気持ちはよくわかる。それにチームカラーもどちらかというと守備だ。シルバの怪我、相手右サイドを押さえるために左SHにはアングロを起用。アリスメンディはジキッチの周りを走るための衛星。守備の場面ではトップ下の位置にいた。
攻撃はジキッチにロングパス。しかし、セビリアは前からがんがんプレスに来たので、ろくなボールが入らない。アルベルダ、バラハもパスコースがないようで、ファウルをもらってボールを保持するのが限界。ホアキンは眠ったまんま。ジキッチはボールをキープすることが出来ずに攻撃はあっさり終わる。
このように、セビリアは攻守が機能していて、バレンシアは攻撃はまったく、守備は少しだけ機能している状態。これでは勝てないよね、という話である。アルビオルのミスを見逃さずに、前半10分にカヌーテが先制点を取る。決定力不足に悩んでいたセビリアが先制。爆発の気配である。
先制点後、バレンシアは無闇にロングボールを蹴らずに、ポゼッションしてボールを前線に運ぼうとするが、セビリアのすばらしいプレッシャーの前にぼろぼろ。やばい、ボールが奪われてしまう→頼んだ!というパスが多く、まったく次に繋がるパス回しではなかった。
また。バレンシアには無理が効く選手がいない。シルバがいれば、まだ違ったのだろう。質の悪いパスをトラップでマイナスをプラスにする選手がいない。そんなわけで結局前にボールを蹴るしかない。そしてジキッチもひどいプレーを連発。相手を背負ってボールをキープするときは、相手から遠い足でボールをキープしようね。
攻撃がまったく巧くいかない→セビリアのプレスが早いので、考える時間もない→イライラがつのる。よって、ラフプレーが連発。意外にフェアだったセビリアに対して、バレンシアが肉弾戦を申しこむ。ルイスファビアーノを筆頭とした血気盛んなセビリアは迷うことなくこれに応戦。イエローが飛び交う試合となっていく。
セビリアはアドリアーノの調子がいいようで、右サイドばかりでなく、左サイドからも積極的に仕掛ける。アドリアーノは周りとの連携で崩すのでなく、個で仕掛けまくり。困ったらクロスをカヌーテに上げればいいし、ケイタ、クレスポが巧く後ろでフォローする体制を整えていた。肉弾戦が始まってからは存在感を消したけれども。
前半の終了間際にセビリアがゴール付近でのセットプレーから決定機を作る。ペナルティエリアの横くらいでコーナーキックが近くなったような場所である。このときのバレンシアの守り方がひどかった。アウベスのクロスをケイタがフリーであわせたのだが、マークしていた選手はなぜかオフサイドトラップのような動きをしていた。しかも複数の人間が同時に。謎である。前半は1-0で終了。
■アリスメンディ、ジキッチ→ビセンテ、モリエンテス
破れかぶれか、激しい打ち合いを望んだか。面白い交代である。後半のバレンシアはワントップをやめて、モリエンテスとアングロの2トップ。ビセンテ、ホアキンの両翼である。
モリエンテスとアングロがしっかりと相手DFラインにプレスに行くので、カヌーテに放り込む場面が前半に比べると減った。前半からそうすればいいのに。
後半に比べると、ボールをキープできる選手が増えた。モリエンテス、ビセンテ、ホアキン。そして運動量があり、フリーになるのが巧いアングロ。バレンシアは相変わらずDFラインとピボーテでのボール運びに苦労していたが、底から目にボールが入ると、良い展開になっていった。前半に比べると相当ましである。シュートまでいけないものの、いいポゼッションをしている。前半から飛ばしているセビリアがばれてばこっちのものである。
アウベスがビセンテとやりあう場面が増え、サイドの攻防もバレンシア有利かと思いきや、完全復活が近いアドリアーノ。仕掛けて抜いて、ファウルを奪っての繰り返し。後半16分にディエゴカペルに交代するまで、すばらしいできだった。バレンシアも同時に最後の交代枠を使う。マルチェナ→アレクシス。怪我か、退場が怖かったか。どうせならミゲルをだして、さらに攻撃的にいって欲しかったぞ。
後半20分過ぎからは無秩序状態へ。バレンシアがビセンテを中心にせめて、セビリアがカウンターでやり返す形。どちらかが先に失点するかで勝敗が決まりそうである。バレンシアも粘り強い守備で対抗するが、運がない。これがチームの状態を表しているのか。後半30分にコーナーキックのこぼれだまがポウルセンの元へ。ポウルセンが豪快に左足を振りぬいて2-0。
これでバレンシアは気持ちが切れて試合終了。最後の1点はおまけみたいなもんである。
■独り言
これでキケが解任されたらしい。今季は新戦力を巧く組み込もうとして組み込む完了前に解任という切ない結果だった。多分、昨年のままやれば、こんなことにならなかったと思う。この試合もジキッチやアリスメンディを試さずにモリエンテスを先発にしとけばいけたんではないかと。結局、カルボーニも効けもやめちゃって迷走が続くバレンシア。
セビリアは昨年のサッカーを思い出したよう。選手のコンディションも上がってきているので、これからは期待できそうである。誰もトッテナムにいかなければだけど。
posted by josepgualdiola |10:04 |
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2007年10月29日
結果だけはだしているレアル。CLも何とかなりそうな雰囲気である。昨年のレアルと一番変わったところはグティ。一つ一つのプレーを大切にしている感じがある。ただし、時々見せるラフプレーは未だに健在。
レアルのスタメンは、カシージャス、マルセロ、メッツェルダー、セルヒオラモス、サルガド、ロビーニョ、グティ、ガゴ、イグアイン、サビオラ、ニステル。CL明けだからか、それとも戦術的な理由か、珍しいスタメンである。マルセロ君がオーバーラップをするか注目。ただ、目の前がロビーニョなのでやりやすいかもしれない。
新生デポル。問題はFWのみ。左サイドのグアルダド×フェリペルイスコンビは世界レベルにあるし、ピボーテのセルヒオ×デグスマンも高いレベルにある。特にデグスマンは好調。問題はFW。マカーイ、トリスタンがいたころが懐かしい。
デポルのスタメンは、アワテ、フェリペルイス、コロッチーニ、ビスク、パブロ、デグスマン、セルヒオ、グアルダド、ベルドゥー、ファンロドリゲス、チスコ。
なぜか、この試合は開始8分から放送された。両チームの得点シーンについてはハイライトのみなので、流れがよく分からない。前半1分にデポルが先制して、レアルがPKですぐに追いついたようである。1-1で前半8分から始まる。
■ガゴ×グティ
デポルはなかなかいいチームになって来ている。今までは高い位置でボールを奪わないと得点の気配がなかった。しかし、今やパスをつないでゴール前までいけるようになっている。特に左サイドコンビは異常。グアルダド×フェリペルイスのコンビにレアルの右サイドは苦戦していた。サルガドやガゴ、またはグティのヘルプによってそこから決定機を作られないように苦心していた結果、失点することはなかった。ピボーテコンビが守備をサボったら一気に瓦解するが、サボる気配がまったくない。ばてないことを祈る。
前でボールを奪わなくても、前線までボールを運べる。だったら、前線からプレスに行かなくても良い、という話にはもちろんならない。前線でボールを奪えたら、やっぱり楽である。ゴールは近いし、相手の守備体系は整っていないし。
デポルは前からボールを奪おうと試みるが、相手とシステムが悪かった。ワントップのチスコが、レアルのDFラインにプレッシャーを与える役割であった。しかし、セルヒオラモス、メッツェルダー、マルセロは意外にボール扱いが巧い。3人で積極的にプレスに行けば、ボールを奪えたと思う。
しかし、デポルの両SHはイグアインやロビーニョに気を使いすぎていて、高い位置からプレスにいけなかった。さらにレアルにピボーテにはグティ、ガゴがいる。特にガゴはボールをもらう動きが巧い。グティとガゴを抑えながら、DFラインにプレスに行く枚数をデポルはかけられなかった。よって、デポルはかなり引き気味で試合を進めることになってしまう。
ガゴが前線にボールを入れてくれるので、グティはいつもよりも高い位置でプレーすることが出来た。いつもはグティが楔のボールを入れる。ディアラは後ろにいる関係だが、ガゴが楔のボールを入れる→グティはそれと同時にパスを受けた選手のフォローに入る関係になっていた。最高である。
デグスマン、セルヒオもマークを絞りきれず、どっちつかずのまま前半は終わってしまう。いつもはグティ潰市さえすればいいのだが、今日はガゴがいる。ガゴのおかげで自由を得たグティは、前半の終了間際になるとスルーパスを通しまくりであった。
それでもレアルはなかなかチャンスを作れない。ニステル、サビオラ、ロビーニョの3人の関係が微妙。ロビーニョ×サビオラと2人の関係までだったら問題ないが、今日も3人目がどうも絡んでこない。結局、ガゴやグティのパス→誰かがシュートという場面が目立った。ただし、この2人がいると、パスが面白いように繋がるので観ていて非常に面白い。
デポルが集中力切らさずに守っていたことも、レアルの攻撃が巧く行かなかった原因のひとつでもある。得意のセットプレーもアワテのスーパーセーブで防がれてしまった。それにしてもセットプレーでのセルヒオラモスはすごい。
レアルの守備はいまいちであった。攻撃がどうも連動性にかけている、つまり個人でチャンレンジする場面が多かったので、ボールを奪われたときの準備がまったく出来ていなかった。それでもガゴやグティがサボらずに相手を追いかけたことで、何とかデポルの攻撃を食い止めることが出来た。攻撃をいい形で終わらせる回数が多かったのはデポル。それでもビックチャンスを作らせなかったはグティガゴの働きが大きい。最後までスタミナが持つか心配である。
ちなみにマルセロ君は前回よりもオーバーラップしていた。守備の面ではデポルがマルセロサイドからあまり攻めてこなかったのでアラは目立たなかった。逆サイドからボールが来たときに、中央やマルセロサイドで数的不利になってしまうのはロビーニョやFWが守備をしないから。やられなきゃいいね。
■イグアイン→スナイデル
前半のイグアインはあまり守備を手伝っていなかった。お得意の前線への飛び出しはあったが、全体としてあまり目立ってはいなかった。当然の交代かもしれない。後半の頭からスナイデルを投入。パサーを増やしたのか、3人目も意識を高めるのか。
後半のデポルは高い位置からレアルにプレッシャーをかけてきた。ロビーニョなんか恐れているんじゃない。ガゴやグティに前を向かせるな!!とでも指示をされたのだろう。積極的に前から来ていた。しかし、グティがDFラインまで戻ったときについていけていない場面があり、デポルの選手は徹しきれていないようだった。
それでも前からの守備でレアルの攻撃回数は減る。デポルはきっちり後ろの選手も前からのプレスについてくるので、攻撃スピードがさらに増す。また、前半は静かだったマヌエルパブロ。対面のロビーニョが右サイドに移動し、スナイデルがトップ下のような位置取りをしたのでマルセロとガチ対決。ベラン対新人。まだまだ若いものには負けない気迫のプレーをみせ攻撃を引っ張る。そしてビックチャンスも生まれ始め、得点の気配が出てくる。
レアルも負けじとスナイデルの加入で、選手間の距離が縮まり、パスが繋がるようになる。それでも勝負パスが多く、しかも、そのパスが受け手と合わない悲劇が続く。攻撃に変化がないので、守るほうからすると守りやすい。しかも攻撃の出してと受けての息が合っていない。これはラッキー。
しかし、後半20分にサビオラ→ラウールでレアルは攻撃のエンジンを入れる。といいたいところだが、徐々にデポルがばて始める。後半15分くらいから前線でプレスをかける回数が減っていった。プレスしなければいけない場面で、誰も行かずという場面が増え、フリーのセルヒオラモスが精度の高いキックで攻撃をリードし始める。
またデグスマンも粘り強い守備が出来なくなり、ロビーニョにあっさりかわされる場面がたびたびでてくる。逆にレアルはボールを支配することで疲れを感じさせないプレーを披露。デポルはカウンターに望みを託すしかなかった。
後半33分にニステルがボールを奪われる→デポルカウンター→スナイデルが長い距離を走って、カウンター攻撃を遅らせてボールを奪う。ボールがロビーニョにつながり→グティの必殺スルーパス→ニステル→ラウールでゴール。文章にするとめちゃくちゃだが、とてもいいゴールだった。スナイデルの献身的な守備から始まったゴールである。
その後。セルヒオがすぐに退場。試合が終わった感がある。実際に終わった。最後にまたもグティがスルーパスをロビーニョに通して終了。3-1
■独り言
久々にいい試合が観られた。非常にうれしい。デポル相手にこれだけ出来るのであるならば、ガゴ、グティでピボーテをやってもらいたいものである。ごめん、ディアラ。それにしても、今年のグティは別の選手のようである。特に守備の面での貢献がでかい。サルガドも攻守に大貢献であった。レアルは今シーズンで一番良かったのではないかと思う。観ていて面白いかといいう点で言うと、かなり久々にレアルの試合が面白かった。
posted by josepgualdiola |21:49 |
レアルマドリッド/07~08 |
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2007年10月29日
CLのレンジャーズ戦では決定力不足だったらしい。イニエスタが前線からいなくなってからどうも調子の悪いバルセロナ。今日の相手は昇格組みのアルメリアをカンプノウで迎え撃つ。
バルサのスタメンは、バルデス、アビダル、ミリート、プジョル、ザンブロッタ、ヤヤ、イニエスタ、シャビ、ロナウジーニョ、アンリ、ドスサントス。怪我人が復帰してきている。ヤヤの復帰が全体にどのような影響を及ぼすかと、デコの代わりをイニエスタがどのように務めるかに注目。
アルメリアは昇格組みの中では一番成績を残している。現在9位。バジャドリッドやムルシアよりも成績を残しているとは侮れないチームである。ただ、初めて観るので誰が注目か、どのようなサッカーをするのか、まったくわからない。
アルメリアのスタメンは、コペーニョ、マネー、カルロス、サンティ、ブルーノ、ファニート、メロ、オルティス、ソリアーノ、クルサ、ネクレド。
■オフサイドトラップとネクレト
アルメリアの守り方は4-1-4-1、5-4-1と表現できる。ワントップのネクレトはプジョル側、ミリート側を限定するなどのことはせず、DFラインにプレッシャーを与えることは少なかった。前半8分までは少し守備をしていたように見えるが、そのあとはまったくしていなかった。恐らく、チームの決まりごとでもそこまで守備を求めていないのだろう。バルサのDFラインよりもイニエスタやヤヤとの距離を意識しているように見えた。
中盤はゾーンでボールをもらいに行くイニエスタとシャビに対応。必ず前を向かせないようにアプローチして、攻撃を遅らせたところで挟み込みを狙う。遅らせる場面は多々あったが、挟み込みは巧くいっていなかった。シャビ、イニエスタは挟まられる前にボールを離してしまう。それでも前を向くことが出来ないので、イニエスタがかなり後ろまで下がり、前を向いて攻撃開始という場面が目立った。
アルメリアのDFラインは下がりすぎることなく、勇気を持って高い位置を保っていた。選手間の意思統一も出来ているようで、オフサイドトラップで
何度も相手のFWの存在をないものにしていた。
アルメリアのハードワークの前に、バルサの攻撃は孤立気味であった。攻撃の中心はロナウジーニョとイニエスタ。イニエスタは相手にきつくマークされていたこともあり、要所要所で目立っていたが、試合を支配するほどのできではなかった。ロナウジーニョは自分で仕掛けるよりも周りへのアシストに徹しているように見えた。しかし、周りとの呼吸がぜんぜん合わない。一緒にプレーしてまだ時間のたっていないアンリやドスサントスとは連携面で問題が多そうである。
連携が良くないので、そこでボールを取られるか!という場面でバルサはボールを失うことが多かった。つまり、普段はボールを取られない状況なのに、今日はボールを取られてしまうイレギュラーな事態。アルメリアのカウンターにさらされることが多かった。ボールを失ったときは、一番ボールに近い選手が寄せに行くことが鉄則である。しかし、一番近い選手が遠い。攻撃のときに守備のことを考えていない、というよりも予想外の場面が続きヤヤがいてもあまり意味はなかった。
アルメリアの攻撃の中心はネクレト。昨年はレアルのカスティージョにいて18点も取ったらしい。この試合でもポスト良し、仕掛ける能力有りで将来が楽しみな選手である。
また、バルサは前線の守備がやはり効いていない。引き続きアンリが何もしていなかった。ロナウジーニョ、ドスサントスは自分の担当範囲を懸命に守っていた。アンリはボールをサイドに限定することもなく、時々相手にプレッシャをかけるばかりでまったく役に立っていない守備だった。時々ロナウジーニョが相手のCBやGKまで耐え切れずに守備をしているのが印象的だった。
そのような展開だったので徐々にイライラは募る。ボールの支配率は高くてもシュートまでいけない、しかもカウンターはくらう嫌な展開。こういうときはセットプレーが頼りになるが、相手GKのスーパーセーブに防がれ絶体絶命。
前半は0-0のまま終わるかと思いきや、アルメリアの集中力が途切れる。その瞬間にヤヤが相手DFラインの裏へパス。アルメリアDFラインはラインを統率できなくてドスサントスとGKが一対一になる。GKは何とか防ぐが、こぼれだまがアンリの前へ。アンリがこれを決めてカンプノウ初ゴール。何とかバルサが1点リードして前半を折り返す。
■プジョル→マルケス
プジョルが未だ本調子でないという判断か、マルケスに試合感を取り戻させる交代か、それともプレッシャーの来ないDFラインから、攻撃を構築させためか。どのみち悪くない交代である。最近のライカールトは状況にあった選手交代を確立が高くなってきている。
後半の頭からアルメリアは攻撃に人数をかけるようになる。前半と同じ守り方ではマルケスの登場によって厳しいし、前半15分様子を見て、その時間帯に2点目を決められるよりは、よっぽどいい戦い方である。
クロスに対して、ゴール前に3人詰めるなどアルメリアはかなり前がかりになっていく。その代わりに守備の枚数は減るので、バルサに対するプレスはかからなくなる。よって、オフサイドトラップなんて完全に不可能。試合の展開はバルサがボールを奪ってカウンターを仕掛ける場面が非常に多くなっていく。
この場面で躍動したのがイニエスタとドスサントス。ドリブル得意なイニエスタが中盤から前線へボールを運び、スピードとテクニックを併せ持つドスサントスを何度も相手の裏を取っていた。時々ロナウジーニョがジュリによく出したサイドチェンジを彷彿とさせるようなパスが何度も見られた。
アンリも得意の左サイドから何度か抜け出すことに成功。しかし、詰めの部分でミスが目立っていた。アンリは相手DFラインの裏にスペースがあったほうが活きると再認識。中央に移ったロナウジーニョはアンリよりも守備をしていた。攻撃面でも他の選手とは違いがあるが、なぜかボールが集まらなかった。
後半17分にヤヤ→グジョンセン。これはどうかと思う。確かに相手に決定機を与えていないからイニエスタをアンカーにおいても大丈夫という判断かもしれないが、非常に危なっかしい。
ただし、この交代によって、システムが4-2-2-2みたいになっていった。シャビとイニエスタがピボーテで、その前にロナウジーニョ、グジョンセン。守備のバランスが何ともいえない状態になっていった。左サイドはまたもロナウジーニョが必死に守っていたが、右サイドが空いていた。しかし、アルメリア
も前半に飛ばしすぎたのか、全体的に運動量が落ちていてバルサの穴をつくことが出来なくなっていた。
後半30分にロナウジーニョ→メッシ。この交代によって、ドスサントスが左サイドへ。右サイドでも果敢に仕掛けていたが、左サイドのほうが得意そうである。事実、何度も突破しPKを奪った。これをメッシが決めて2-0。
メッシが右サイドに入ったことによって、いつものバルサらしくなる。そしてメッシがアンリと意外に合う。アルメリアの足はさらに止まりどうしようもなくなっていくが、試合は2-0のまま終わる。
■独り言
芝に足を取られて、滑っている選手がたくさんいた。メッシとイニエスタがバルサの中心選手になりそうである。ロナウジーニョとデコはどうする。バルサは左サイドが得意、という選手が多すぎるのでどうやりくりするか大変そうである。
posted by josepgualdiola |08:55 |
バルセロナ/07~08 |
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2007年10月25日
今週は煮え切らない試合が続いているので、南米に逃げてみた。コパ・スダメリカーナ。リベルタドーレスとはちょっと違う。UEFAカップみたいなものらしい。予選から決勝まで、全てがホーム&アウェー。優勝チームはリベルタドーレスの優勝チームと試合する権利がもらえる。しかし、ボカやサンパウロなど強豪国も出ているので、出場資格が良くわからない。
この試合はセカンドレグで、コリンチャンスのホーム。ファーストレグはボタフォゴが3-1で勝利している。ボタフォゴのほうが調子もよく内容もいいらしい。解説曰く、ボタフォゴには大分にいたトゥーリオとドドー、柏にいたゼロベルト、つまりJ出身がたくさん。
■タレント不足とリスクをとらない姿勢
一昨年にテベス、マスチェが共にコリンチャンスからウェストハムへとびだった。そのころのコリンチャンスは南米の銀河系のようだったらしい。しかし、現在の状況はひどい。期待の若手はウクライナに引き抜かれ、主力も引き抜かれるわ、怪我で離脱するわ、ついでに監督も首になるわ、しまいには金の面で司法当局の監査が入る噂もあり、誰も監督を引き受けてくれない状況。
それでもホームで無様な試合をするわけにいかないコリンチャンスは積極的にボタフォゴに迫る。誰が攻撃の中心ということなく、全員攻撃。ボールを持っている選手に対して、フォローの動き、パスコースをつくる動き、前線でスペースを作る動きが活発に行われ、比較的スムーズにボールを運んでいく。
ボタフォゴはアウェーでしかも2点余裕がある。よって、少し守りの意識を高めて試合に入る。ただし、ヨーロッパのような自陣に引いてスペースをつぶし、前を向かせない守備をやるわけではない。ゾーンで守るよりは人につく意識が強いので、マンツーマンに近い。
マンツーマンだと1人抜かれたら一気にピンチになるところだが、全体でカバーの意識が強い。恐らく逆サイドか相手DFラインのマークは捨てて、ボールに近いところで選手を余らせているのだろう。また、コリンチャンスがドリブルで仕掛けてこなかったので、マンツーマン特有の危ない場面は出てこなかった。ゾーンでも抜かれたきついけれど。
それでも運動量が活発なこともあって、コリンチャンスがボタフォゴのゴール前まではボールを運ぶことが出来る。しかし、ボタフォゴの選手は守備を誰一人サボらないので、なかなかフリーなる選手が出来ない。走ってボールをもらっても必ずマークがついてくる。そんなわけでコリンチャンスはクロスに望みを託すが、チャンスは一回だけしか巡ってこなかった。しかもそれもポストに当たる不運。クロスの精度がめちゃくちゃ悪いわけではないが、ピンポイントであうクロスがなく、選手の質に問題がありそうな雰囲気だった。主力の怪我や離脱が点を取る部分で影響してそうである。
対するボタフォゴはl守備から入ってカウンター、と思いきや遅攻。時に速攻もあるが、基本的にはボールを保持してゆっくり攻める。守りきりたいボタフォゴからすると、時間も潰せて一石二鳥。
コリンチャンスに比べると、ボタフォゴの選手の質は高い。ボールのないところの動きだけでなく、ボールを持っていても何かしそうな雰囲気が漂っていた。しかし、コリンチャンスもDFラインを高く保ち、中盤と連携してチャレンジとカバーの関係を徹底。攻撃の人数を増やせば、ボタフォゴもチャンスが生まれただろうが、そこまでのリスクをかける必要性がない。よって、ボタフォゴもあまりチャンスをつかめなかった。しかし、スルーを混ぜた攻撃で決定機を作り、直接FKではあわやの場面を作るなどボタフォゴ優勢のまま前半が終わる。
ちなみに、コリンチャンスにはバンペッタがいる。大型ボランチ。得意の体格を活かしたドリブルは1度だけ見られた。またキーパーのフェリペはシュートを止める能力が高い。欧州進出もあるかも。ボタフォゴはゲームを作れるルシオフラビオ、FKも蹴られるCBのルシオアウメイダが巧い。
■チーム力の差
後半になるとコリンチャンスは攻め疲れたか、ボタフォゴがボールを支配する時間が増えていく。個人技で勝るボタフォゴがボールを支配、コリンチャンスは耐え切れるのか、耐え切れるわけがない。ゼロベルトが左サイドで仕掛け、相手を交わし、チャンスメイク。これをルシオフラビオがゴール前でなぜかフリー。シュートを1度ポストに当てるものの、また自分の所にボールが跳ね返ってきて先制。あまりにもフリーだったので、コリンチャンスのDFは足を止めてしまっていた。誰かがつめていれば何かが起こったのかもしれない。
これで試合が完全に終わったかと思いきや、コリンチャンスがすぐに1点返す。右サイドからのクロスを元大分のトゥーリオがエリア内でトラップミス、そのボールを元大宮のフィナージがすぐに反応。トーキックですばやくボタフォゴゴールに蹴りこんだ。トーキックで押し込む辺りにセンスを感じる。
この得点後、コリンチャンスが優勢に試合を進める。ボタフォゴはDFを次から次へと投入し、守備の意識をさらに高める。選手のポジショニングが後ろになってしまい、コリンチャンスがボールを支配するようになる。しかし、ゴール前での工夫が見られないのは前半と変わらない。逆に前がかりになったとところをボタフォゴの後半から入った走れる選手によって、突破されるなど厳しい展開。終了間際にカウンターから、元大分のドドーが決めて2-1。
そして2-1のまま試合が終わる。トータルスコアは5-2でボタフォゴの勝ち。
■独り言
解説者曰く、ボタフォゴはもっと面白いサッカーするらしい。確かにそのような気配は感じられた。後半のゼロベルトやジュリオエンリケのドリブル突破は単発ながらも可能性を感じられるプレーだった。特にジュリオエンリケはちっこくてすばしっこくてテクニックのあるタイプである。まさにブラジル。一つ一つのプレーがいちいち巧い。たとえるなら、ビジャレアルのマルコスセナが一杯である。
次にボタフォゴはリバープレートと対戦予定。ブラジル対アルゼンチンの勝負なので結構楽しみである。ちなみに、ボカ対サンパウロなんてカードもある。世界クラブ選手権の予習もかねてボカはチェックしたい。
posted by josepgualdiola |11:42 |
南米サッカー |
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2007年10月23日
アラダイス監督になってからまあまあのニューキャッスル。無事にオーウェンも復帰し、ここからだ!なのかもしれない。FWがオーウェンとマルティンス。足速すぎである。
スタメンは、ギブン、ベイ、ファイ、カサパ、ホセエンリケ、ジェレミ、バット、エムレ、エンゾクビア、マルティンス、オーウェン。ホセエンリケがスタメン。これはテンションが上がる。そしてエムレもいる。
トッテナムは現在降格圏内にいる。ヨル監督にはさまざまな噂が。。ベルバトフがベンチにいたので、余計心配である。
スタメンは、チェルニー、シャンボンダ、ドーソン、カブル、イヨンピョ、マルブランク、ジェナス、ゾコラ、ベイル、キーン、ダレンベント。
■これがプレミアか。
試合開始と共に、両チームともロングボール合戦になっていく。とにかく蹴る。プレスが来なくても蹴る。いいから蹴る。両チームのFWを見てみると、マルティンス、オーウェンに対してダレンベント、キーン。トッテナムのほうが空中戦には向いていそうである。ただし、この両者が直接戦うではない。屈強なCBと空中戦である。両チームともほとんど負けていた。むしろ勝てるわけがない。トッテナムにはカブルが、ニューキャッスルにはカサパがいる。
ニューキャッスルの狙いはDFラインの裏を突き、快速FW対CBで徒競走を挑むことだろう。1度だけマルティンスが裏を取ってかけっこになった場面があった。それ以降はトッテナムがDFラインを下げ、裏のスペースを消し空中戦勝負になっていく。かけっこよりはまし。その代わりに前線との距離が空く。つまり、他の選手が上がってくるまでの間、前線の選手にはボールをキープする必要が出来る。しかし、競り勝てなければキープもへったくれもないし、セカンドボールを拾ってくれる選手もいない。
逆にニューキャッスルは中盤の位置を高くし、セカンドボールを拾う意識が強かった。よって、ニューキャッスルがどちらかというと試合の流れをつかむ。快速FWの存在で試合を有利に運んだ。
トッテナムはどうしようもない展開が続くか、左サイドのベイルが唯一の光。前回見たときは見事な左足を披露。この試合ではパスが空を飛び交う中、足元にボールを置いて何とかしようと意思とプレーには魅かれた。ちょっと痛がりのようだけど。イングランドにとって、待望の左SHになれるか。
試合の流れは相変わらずロングボール。そしてロングスロー。エムレとかいる意味ないじゃんってな試合展開である。それにしても両チームのDFライン、特にトッテナムのDFの足元はひどい。無闇にロングボールを蹴るのが作戦だと思っていた。しかし、ニューキャッスルにプレスされると一気に混乱。キーパー入れてパスで交わせばいいのに、あせって蹴るだけ。ちなみに、ニューキャッスルも似たようなものである。ロングボールを蹴らざるを得ないことがよくわかった。このような展開だとチャンスはミスから生まれる、。ドーソンの意味不明なトラップミスから、オーウェンに裏を取られビックピンチ。何とかチェルニーのスーパーセーブで防いだが、トッテナムひどすぎ。
ニューキャッスルは徐々にボールを蹴らなくなっていく。セカンドボールを拾い、支配率を高めていたので、それが自信に繋がったのかもしれない。意外とつなげるぞって。ボールを繋ぎだすと、トッテナムはもちろんボールを取りに行かないといけない。ボールを取りに行くと、全体的なラインは少し前目になっていく。すると、DFラインの裏が空く。
前半42分にはマルティンスが裏を取ると、立て続けに前半44分にホセエンリケのロングボールでマルティンスが裏を取りゴール。ゴール後はお得意のパフォーマンスだった。
ニューキャッスルは左サイドのエンゾクビアが良い。若きフランス人。得意のドリブルと生まれ持ってのスピードで何度もチャンスを演出。
トッテナムは何がしたいのかもよくわからなかった。チーム全体が自信喪失混乱期にあるのかもしれない。
■エンゾクビア→ミルナー
後半になっても流れは変わらず。選手交代もなしとは。後半5分にケサパにコーナーキックから頭でぶち込まれ、トッテナム本当にやばい。2点入れられても特に変わらず。
しかし、スローインからアリークロス→ダレンベント頭→ポスト→跳ね返りをキーンが入れて何と2-1。そして得点直後にマルブランク→ベルバトフを投入。
一点差にされたことで、ニューキャッスルも少し引き気味になる。ただし、組織的に守るというよりも、人数をかけて守るだけ。スペースが出来たこと、ベルバトフが入ったことで、トッテナムがボールを持つようになる。ただ仕掛ける選手がいない。ベルバトフに全部依存する気か。ダレンベントもキーンもパスをもらって仕掛ける選手。それにしてもパスを出す選手がいない。ジェナスとゾコラは何もできていなかった。もう少しリスクをかけないといけないし、前線に飛び出さないといけない。
ニューキャッスルもただ守るだけでなく、マルティンスが虎視眈々と追加点を狙う。トッテナムが前がかりになっているので、大好きなスペースがたくさん。それにホセエンリケ、エムレ、ミルナーの左サイドコンビがかなり良い。攻撃の起点になっていた。
そんな左サイドから攻撃が始まり、最後はミルナーが1人時間差&見事なミドルを決めて3-1。守るときも攻める手段を残しておくのはやはり重要。
■独り言
ニューキャッスルはよく訓練されている印象を受けた。まだまだだけれど、何もせずに負けることはないと思う。逆にトッテナムは何もせずに負けてしまうこともあると思う。オランダ人の監督っぽくないサッカーである。解任の噂もあるらしい。選手全体が混乱しているようにも見えるので、監督を変えるか、若手主体に変えるかしない限り復調は難しそうだな、と感じた。
posted by josepgualdiola |09:31 |
プレミアリーグ/07~08 |
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2007年10月22日
昨季のこのカードは、後半からイニエスタが左SBになるなど非常に興味深い試合だった。ちなみに、そのレポはこちら。
今季は、この時点で2位と3位の対決になっている。どちらが良い内容で結果を出すか非常に興味深い。ただし、ビジャレアルは休養十分。
ビジャレアルのスタメンは、ビエラ、カプテビラ、シガン、フエンテス、ハビベンタ、セナ、ブルーノ、カソルラ、カニ、ピレス、フランコ。ブルーノは若手スペイン人のようである。ホシコではなく、ここでも出番がないマブバは冬に移籍しそうである。
バルセロナのスタメンは、バルデス、アビダル、ミリート、プジョル、オレゲール、イニエスタ、デコ、シャビ、ボージャン、アンリ、メッシ。なんとボージャンがスタメン。ロナウジーニョは遊びすぎて合流が遅れたらしい。ただ、どうせ時間に間に合ってもコンディション悪そうだが。
最近のバルサの弱点は前線とDFラインの意思疎通が出来ていないこと。そのため、全体的に間延びし、中盤にスペースができ、それに相まって前線からのプレスも効かなくなっている。それがアトレチコ戦の前半15分の出来に繋がる。
■どうしたバルセロナ
開始と共にフランコがミリートにプレス。そのプレスにあせったか、ミリートはキックミスでボールはタッチをわってしまう。フランコはミリート、ピレスはイニエスタを密着マークするのだろう。これは期待できそうである。そんな立ち上がり。
その後も、ピレスのフリーランニングによって発生したマークの受け渡しを失敗し、バルサはチャンスを作られてしまう。エリアの中までゾーンで対応するとはイニエスタ、、恐るべしである。そしてカプテビラのオーバーラップやカソルラがサイドに開いたときのバルサの守備が悪い。システム上、4-3でサイドを広く使ってくるチーム相手に守るのは難しいし、バルサはそういう引きこもることを得意としていない。
これはやばいな、と思っていたらビジャレアルが先制。カソルラとフランコの見事なワンツーだが、カソルラがボールを受けた時点で、あそこまでスペースを与えるのはどうかと思うぞバルサ。イニエスタが底なんだから、もっとシャビ、デコが気を使わなければ。ついでにバルサのDFラインが低い。イニエスタは最初から孤立気味。開始3分で情報量たっぷりである。
失点後、猛攻にでるバルサ。と、言いたいところだが、バルサはかなりおとなしい。メッシは複数で対応される。シャビ、デコはいつもよりもボールをもらう動きが少ない。それに比べて、ビジャレアルは自信満々のプレー。自陣の深い位置でも、安易にクリアせずに繋ぐ姿勢は全世界が見習うべきところだ。また、アビダルのオーバーラップに対して、しっかりとカニが戻って対応していた。
逆にバルサはひどい。カニがボールを持っているのに、イニエスタが寄せに行っている。そこはデコだろう。あっさりとアビダルが裏を取られ、ピレスを倒してPK。これをマルコスが決めて2-0。まだ前半12分である。
2点決められてもバルサは運動量が増えない。グダグダである。ただし、ビジャレアルも運動量を減らしてきた。前線で相手をチェックせずに、自陣に引いてスペースを潰す守り方である。間違ってはいない。
ただフランコとピレスが時々守備をサボるようになる。すると、イニエスタが空く。イニエスタが空くと連動して他の選手の負担が減る。そこでメッシの登場。必ず数的優位、時には1対3で対応されていたメッシだが、徐々に空く場面ができ始める。ゴールから遠く、近くのシャビには覇気を感じれなかったので、メッシは困っていた。自分でゴールまで行こうにもゴールは遠いし、フォローもないので、得意の高速ワンツーもなし。
そんなメッシは一瞬の隙を突いてボージャンにスルーパスを通す。ボージャンも完璧なボールのないところの動きをみせ、バルサが何とか1点返す。この場面で、デコが何かを叫び、イニエスタが周りの選手にジェスチャーで何かをしていた。詳しくはわからなが、このままだとやばい!!!ということだろう。
この得点で、徐々にバルサが乗ってくる。シャビがくるくる回って相手を交わすと、デコもボールに絡めば何とかしてやろうというプレーをみせ、メッシは1人で何とかしようと果敢にドリブルで仕掛け、強引に流れを引き寄せようと試みる。しかし、今日のバルサには連動性がない。
そしてアンリが完全に空気。ボールが前まで来ないならば、後ろに行って取り戻せばいいのに。前半17分に中盤とアンリで相手を挟み込んでボールを奪った場面があった。そして、そんな場面をもっと見たかった。アンリの動き次第でいつだって見られるはず。
良い流れだったが、ビジャレアルの攻撃も怖かった。会場からオレ!の声が上がるほどパスはつながり、ピレス、カソルラ、カニのキープ力は世界屈指。カニの中央突破は鳥肌物だった。偶然のオフサイドでバルサは事なきを得たが。
さらにセナのワンタッチの散らしは要所要所で効いていた。実は開幕する前に放出の噂があったセナ。このブログでもバルサへの移籍を薦めたが、無事にビジャレアルで活躍していて安心である。そういえば、マルコス、ホセエンリケは元気だろうか。特にホセエンリケは心配である。
バルサが徐々にペースをつかむ中で、決定的な3点目が前半34分に入ってしまう。ビエラのロングキック。フランコとアビダルが競り合う。イニエスタがピレスのマークを外す。そのこぼれだまをピレスが足元にわざとトラップ→ミリートを飛び込ませ簡単に交わすと、ボールを左右に動かし、プジョルの足を止める。プジョルの足の届かないところにボールを運び、追いついたミリートがファウルでまたPK。これをセナが冷静に決めて3-1。この1点は重い。そしてピレス巧すぎである。
その後はメッシがひたすら仕掛けて前半終了。
■オレゲール→ドスサントス
オレゲールが下がってドスサントスが後半の頭から出てきた。まさかの3-4-3復活である。いつもならブーイングだが、今日のバルサのできから考えると、無茶をしたくなるライカールトの気持ちが少し分かる。
予想に反して、3-4-3が機能したから面白い。3トップがサイドにポジションを置くことによって、ビジャレアルのDFラインは選手間の距離が空く。それにトップ下にメッシと頻繁にイニエスタが飛び出してくるので、中盤もDFラインの側にいなければかなり危険。バルサの3-4-3がビジャレアルのDFラインを下げ、それに連動してビジャレアルは全体的なラインを下げざるを得なかった。よって、バルサは簡単に前線にボールを運べるようになる。
前線にボールを運んでも周りのフォローがないので、いつものパスワークがなかなか見られない。そしてSBのフォローもない。ただし、最近は4バックでもSBは上がってこないので、それは問題なし。
ドスサントスがよくボールに絡んでいた。ビジャレアルは複数で対応していたが、簡単には足を出さない。だからボールを取れないが、どこまでもついてくる。数的優位なのでもう少しボールを奪いにいってもいいと思うのだが、点差か余裕か、、そうはしなかった。その結果、ドスサントスにボールを運ばれ、ゴール前のメッシ、イニエスタに繋がれる場面が目立つようになる。
ビジャレアルはカウンターで攻めたかったが、どうしても選手の位置が後ろになっていて、分厚い攻撃ができなかった。また、イニエスタが前線で相手を追い掛け回したことによって、前半よりは悪い意味でボールを運ぶスピードが遅くなっていった。巧くサイドチェンジできたり、バルサのパスミスを取れればチャンスを作っていたが、微妙。
しかし、時間がたつにつれて、ビジャレアルがゆっくりとした攻撃をするようになる。ゆったりとしたポゼッション。バルサは守備の形がめちゃくちゃなので、簡単にパスを通されペースはビジャレアルになっていく。ただし、それほどピンチにもならなかったのはビジャレアルが死ぬ気で点を取りに来なかったからだろう。バルサはゾーンで守るよりも、自陣ではマンツーマンにしたほうがよさそうである。それだけ、ビジャレアルの選手についていけていなかった。走り負けたとかそういう次元ではない。
後半25分にピレス→マティ。余裕の交代。この交代直後にデコが負傷。長引く怪我らしい。グジョンセン投入。元気いっぱいのグジョンセンは中盤で目立っていた。その後シウビーニョを投入。プジョルが右SBへ。
その後は特になし。
■独り言
お疲れ状態のバルサ対休養十分のビジャレアルという言葉どおりの試合だった。バルサはやはり守備が崩壊気味である。どうせならプジョルを右SBにしてテュラムをCBで使ったほうがいいかもしれない。そしてゾーンで守ることを少しやめてみよう。少しは良くなるかも。3-4-3の時の中盤の守備は本当にひどかった。前線ではそれなりだったけれど。
前線からの守備が機能しなくなったのはイニエスタが前にいなくなったことと、アンリが中央だとろくに仕事が出来ないこと。今日のできならさっさとアンリを外したほうが良かった思う。
posted by josepgualdiola |18:20 |
バルセロナ/07~08 |
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2007年10月21日
久々にレアルの試合が放送される。たまたまかもしれないが、放送された試合ではろくなできでなかった。しかし、メディアではかなりの好評価がなされているように感じる。なぜだろう。ただ選手が変わっただけで、昨年とあまり変わっていないように思える。この試合で少しでも変化を感じれればいい。エスパニョールの組織力の前に、ぼこぼこにされそうな気がするけれど。
エスパニョールのスタメンは、カメニ、クレメンテロドリゲス、シャルケ、トレジョン、サバレタ、スミリャニッチ、モイセス、リエラ、ルイガル、バルド、タムード。スペイン代表で活躍したリエラ、タムードに期待である。ベンチにペーニャが復帰。
レアルのスタメンは、カシージャス、マルセロ、メッツェルダー、カンナバーロ、セルヒオラモス、スナイデル、ディアラ、グティ、イグアイン、ラウール、ニステル。ロビーニョ、バチスタはブラジルからの帰国が遅れ、エインセ、ロッベンは怪我をして帰ってきたらしい。
■奇襲が炸裂
レアルのキックオフで試合が始まる。会場の雰囲気は異常。エスパニョールの連勝が会場に活気を与える。それに呼応するかのように、キックオフ→ハイプレッシャーでレアルの苦しめる。
しかもそのプレッシャーは勢いだけのものではない。試合開始とともに、恐らくタムードがボールにも目をくれず、レアルの右CBのカンナバーロのマークについていた。どうやって守るのかが徹底されていて、そこに勢いが加えられている。激しい寄せの前に、ニステルでもボールをキープできず、レアルはコーナーを与えると、前半1分にリエラのヘディングでエスパニョールが先制。
■流れを取り戻そう
この先制点がエスパニョールに与えた影響は大きい。前線の選手はこの勢いのまま、高い位置から相手を追い掛け回したい。しかし、DF陣は相手がレアルだし、引いてカウンターを狙ったほうがいいんじゃないか、、と考えたDFラインを取る。その結果、DFラインと中盤にスペースが出来る。
エスパニョールのプレスの前に、序盤にレアルはパスミスが目立つ。しかし、徐々にレアルがリズムをつかんでいく。ロングパス→ラウールやニステルが競り合う→キープかボールがこぼれる→ここにスペースが出来ているのでセカンドボールをレアルが拾い捲る。
またはグティのピンポイントパスや、スナイデルのキープ力を活かしたボール運び、イグアインのスペースを作る動き、進化しつつあるニステルのチャンスメイクでチャンスをつかむ。
文章にすると、すごい展開に見える。実際に個人能力は高い。しかし、私とあなたの関係で崩している場面が多かった。つまり、3人目がなかなか絡んでこないのである。全員がボールを持ったら仕掛ける意識を持つことは大切だ。これだけ周りとのからみが少ないと、個々の選手を抑えられてしまうと苦しくなる。周りが助けてくれないからだ。
特にスナイデルは左サイドで孤立する場面が多かった。孤立しても状況を打開するセンスがあるので、深刻な状況ではなかった。しかし、時間がたつにつれて、スナイデルが攻撃よりも守備で目立ち始めたのは、マルセロとの廉価イが確立されていないからだと思う。
レアルが立て続けにチャンスを作ったが、すべてカメニがセーブ。特にペナルティエリアを飛び出して、冷静にボールを処理する隠れたファインプレーが目立った。エスパニョールはカウンターで仕掛けるものの、シュートまで持っていける場面はあまりなかった。ただ、守備面では中盤、前線がDFラインに連動してポジションを下げるとレアルと攻守がかみ合うようになる。ガチンコ対決である。
ここからレアルはチャンスを作れなくなり、全体的にファウルが多くなっていく。会場の雰囲気に飲まれたか、審判も頻繁に笛を吹くので、明らかにファウルをもらいに行ったプレーもでるようになる。潰しあいが繰り広げられ、前半は少し荒れた展開のまま、幕を閉じる。ただエスパニョール、レアル共に戦う意識はとても見られた。唯一気になったのはマルセロ。パスミスが異様に多い。ただバルドとの対決は高い確率で勝利していた。先入観による決め付けはタブー。
■流れが変わらない
後半になると、精神的に落ち着いた以外は前半とあまり変わらなかった。レアルがイグアインを中心に、スナイデルは無理のあるプレーを相変わらず続けていた。ハーフタイムを挟んだことで、エスパニョールは意思が完全に統一されたようである。前線から無闇に追い掛け回すよりも、自陣で相手のスペースを潰すことを最優先にしたようである。
どちらも得点に気配はなかったが、エスパニョールが後半8分に意外な形から追加点を取る。アタッキングサードに少し入ったくらいの右サイドからのスローイン→バルドに入れる。マークについているのはスナイデル。本当はマルセロが担当し、スナイデルはスローインした選手へのケア。またはバルドを挟み込むのがベスト。
スナイデルをひきつれたまま、バルドが中央に侵入→グティが前から、スナイデルが後ろからバルドを挟み込む形となる。しかし、グティがあまりにも軽く抜かれる。スナイデルもびっくり。びっくりしたカンナバーロがタムードのマークを外して一気に寄せるが、タムードにパスが通ってしまう。ゴール前でフリーのタムードは最高のループシュートでカシージャスをあざ笑う。見事なゴラッソ。
グティの対応は最悪だし、マルセロはここまで来て何をしてるんだ、という話である。ここまでのグティ、マルセロの守備のできは見事なものだっただけに、失点に絡んだことは残念である。特に今季のグティはやる気に満ち溢れているのに。ちなみにバルドがグティを交わした時点で、メッツェルダーとカンナバーロがラインを上げつつ、二人で寄せに行ったら失点しなかったと思う。でもそこまで求めるのは酷だし、セルヒオラモスが残っただろうから多分無理。
後半15分にスナイデル→ドレンテ。普段からスナイデルを見ているわけでないので、出来が悪いのが疲れからか、周りのせいか、ちょっとわからない。ただ自分の出来ることはしっかり出来ていたと思う。
しかし、ドレンテがハイっても何も変わらず。確かにオランダでは個の力でなんとかしていたが、リーガでは辛いし、さらに今の状況では完全なる個で何とかしないといけない。そこまでの力はない。
後半30分にイグアイン→ソルダード。前線にボールが行かないのに前線の選手を代えてどうする。というか、手がないんだろうな。
レアルは決定機を作るどころか逆に作られてしまう。マルセロがボールを奪われた場面、カンナバーロがボールを奪われた場面。特に後半のマルセロはお疲れのようだった。
ただし、レアルも3人目でグティがボールを受ける場面が何度かあった。その場面ではチャンスを作れそうな雰囲気をかもしだしていた。そういう場面を意図的に作ろうとしていう気配が前半はまったくなかった。ちょっと遅い。
最後に得意のセットプレーからセルヒオラモスが前蹴りで1点返した。しかし、ときすでに遅し。
■独り言
やはり引いてくる相手には弱かったレアル。いまいちどう相手を崩すのかが見えてこなかったし、何をしたいのかわからなかった。昨季よりましなことは同意だが、チーム全体がまだまだ未完成である。ただ完成するのかわからないけれど。
posted by josepgualdiola |21:35 |
レアルマドリッド/07~08 |
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2007年10月18日
この試合に勝てば、オリンピックに出られる可能性が高くなる。ここで負けたら大混戦になる。最低でも引き分け。これは難しい試合になる。勝ちに行くのか、引き分けにいくのか、そのような状況になったときに、意思統一はできるのだろうか。誰がその役割を担うのか、監督か、選手か。。
会場はお馴染みのドーハ。意図的にそこを選んだのかどうなのか知りたい。
スタメンは、山本、伊野波、水本、青直、内田、本圭、青敏、細貝、水野、柏木、李。ここで出したかサプライズ人事。よくわからないスタメンである。
■どのようにして点を取るのか
ワントップが李。森島、平山と比べると明らかにタイプが違う。ボール運びのあまり巧くないので、ロングボールがどうしても多くなってしまうこのチームには、平山、森島はうってつけの選手である。そこに李。守備はするだろうが、ロングボールはきついだろうし、ポストプレーができるのかフィジカル的に心配だった。
しかし、その心配は杞憂で終わる。最初のポストの場面で李はカタールに少し引き飛ばされながらも、何とかボールをキープして攻撃の起点になった。チャンスを演出。このプレーによって、周りも本人も自信をもてただろう。子この後も李は得意の運動量で相手を追い掛け回し、水野に決めるだけのパスを出すなど活躍した。疑ってごめん。
序盤の日本はすばやいショートカウンターでチャンスを作る。高い位置からのプレッシングで日本はカタールを苦しめた。ただし、このプレスを開始する位置が高すぎる。オールコートプレスかっていうぐらいに。カタールが自陣のペナ付近でボールをまわしているのにがんがん寄せに行っていた。ガス欠が心配だし、後ろがついてくるのか心配である。
そもそもカタールは自分達でボールを支配してじっくり攻めるチームではない。相手にボールを持たせて、連動したプレスでボールを奪い、前線の個人技に託すチームである。ボールを自分達で保持することを好まないし、日本に組織的に守られたら正直きつい。
ちょうど、高い位置からのプレスに苦しんでいたので、カタールはお得意のロングボール大作戦にでる。ロングボールをけりまくれば、たいていDFラインは下がる。蹴られるたんびに、DFラインの裏を取られるのは得策とはいえない。10回あれば、1回くらいはビックチャンスになる可能性もある。それに後ろ向きに走るのは面倒である。よって、日本のDFラインが少し下がる。中盤も下がる。前線は下がらない。よって、バルセロナと同じ問題が起きる。中盤にスペースが出来てしまう。
中盤にスペースが出来ると、簡単に楔のボールを通されるようになり、そこで相手を挟み込むことが出来なくなる。中盤にスペースが出来るということは、当然選手の距離も遠くなる。わずかな挟み込ムタイミングのずれが相手の攻撃を許す。こうして時間がたつにつれて、カタールの望む展開になっていく。
案の定、日本はプレスをされるとバタバタの展開。しかもロングボールを蹴っても、李では競り勝てない。しかも李の周りに人もいない。守備のためポジションが後ろ気味。悪い展開になっていく。ボールを前に運べないというのはいつものことだが、この試合では個人技でどうにかする選手もいない。水野は守備の意識がずいぶんと高くなって特別な選手でなくなりそうである。
日本は得点の気配がなく、そんななか本圭が珍しくドリブルで仕掛けるものの、ゴールは遠い。カタールはゴール前まで来るものの、絶好調日本DFの前に沈黙。カタールも日本を崩せるほどの個人技がなく、連動性もないので、何ともいえない試合になっていった。しかし、ゴール前まではきているので、何かがおきそうなのはカタールだったが、前半35分くらいから足が止まり始める。
カタールの足が止まったことによって、日本はボールを簡単に運べるようになる。しかし、前線での武器が少ない。そんなときはコーナーキックで先制、というお得意のパターンで日本が先制。前半は終了。
日本で気になったのはプレスのかけ方。ボールを奪えれば最高だが、闇雲に寄せに行ってボールを奪えることはまれなことである。プレスでサイドに追い込んだり、数的優位を作ってボールを奪うのが基本。ただ、日本はボールを奪いに行ってしまっている。足出して相手に交わされる場面が目立った。守備で目立とうとしすぎな気がする。特に前線の選手達は。逆に後ろの選手は飛び込まなさ過ぎであった。
■水野→家長
最近守備をすることが趣味になっている水野から、守備はやっぱりしたくない家長が登場。結局、個人技に頼るという采配が面白い。ぜんぜん水野にボールが入っていないのに交代か。
それなのに家長にはボールが集まるから面白い。ハーフタイムの指示なんだろうけど。その家長は持ち前のキープ力で他の選手との違いを見せる。やはりさすがである。
日本は後半になると、オールコートプレスをやめた。本当は前半の途中でやめた。李も柏木も自陣からプレスに行くことで中盤との連動性を重視したのだろう。中盤と前線の距離を近くすれば挟み込むことも出来る。
しかし、なかなか高い位置でボールを奪うことは出来なかった。カタールがちっともチャレンジするプレーをしてこなかったことが大きな原因である。安全策のカタールはリスクをかけなかったぶん、ろくにチャンスも作れていなかった。
日本はカウンターに活路を見出すはずだったが、押し上げが少ない。前線だけで攻めてくれ、というパターンである。もう少し人数をかけないと入る点も入らない。もっとチーム全体で2点目を取りに行く意識が欲しい。そっちのほうがチームとして怖さがある。ただし、絶好調DFとアウェーでリードしている状態なので、攻めたくない気持ちは痛いほど分かる。成功体験を裏切るのは難しい。
完璧に近い守りを見せていた日本も、コーナーキックからとうとう失点してしまう。いつか失点してしまうので仕方ない。しかもこぼれだまをヒールキック。16歳を褒めよう。
その失点後の日本はどうしていいかわからないようだった。点を取りに行くのか、守るのか。どのようにして点を取るのか、守るのか。引きこもって守るにしても、相手に恐怖を与えるようなカウンターとセットでなければやられ放題である。
最後にはハンドでPK。ドンマイである。
■独り言
もう少し攻撃に人数をかけないと苦しい。いつものことだけれど。選手のインタビューを眺めていると切り替えも出来ているようなので次回に期待したい。
posted by josepgualdiola |09:29 |
北京への道 |
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2007年10月17日
久々のCL。バルサTVなので、副音声がカタルーニャ語。。。。果たしてどこまで理解できるのだろうか。昨季に優勝したシュツットガルトとバルセロナの力関係に興味がある。
シュツットガルトのスタメンは、シェーファー、オソリオ、タスチ、メイラ、ボカ、ファルネルド、バルド、ヒルバート、ケディラ、カカウ、マリオゴメス。マニャン、エベルトンはどうした。さりげなく、メキシコのバルドがいる。
バルサのスタメンは、バルデス、アビダル、マルケス、テュラム、オレゲル、イニエスタ、デコ、シャビ、ロナウジーニョ、アンリ、メッシ。ロナウジーニョが怪我から復帰した試合である。多分。
■神が舞い降りた両チームのキーパー
前半5分にマルケス→プジョル。いつ怪我をしたのかも分からなかった。波乱の立ち上がりである。せっかく好調だったのに。
ホームなのに、シュツットガルトは引いて試合を進める。バルサが相手なので仕方ないかもしれないし、もともとそういうチームなのかもしれない。カカウがイニエスタに張り付き、メッシはファルネルドとボカで対応。時に、メッシの周りには3人の選手が集まることもあった。イニエスタをつぶし、メッシも潰す。幸運にもDFラインから試合を組み立てられるマルケスは負傷退場。もしも、マルケスが試合に出ていたら、ゴメスがマルケスに張り付いて、テュラムにすべてが託される展開になったと思う。
絶好調のイニエスタは試合からほぼ消された。頑張ってボールを運ぼうとしていたが、いつものレベルに比べると悲しいものだった。密着されているので当たり前だが。メッシもかなり苦労していた。縦も切られ中も切られ、最後には3人目が来る。これではさすがのメッシもきつい。
しかし、今日はロナウジーニョがいる。ロナウジーニョにはメッシほどのマークがされていなかった。オソリオがロナウジーニョを1人で背負う場面が多く、味方の助けが遅かったので、バルサの攻撃はロナウジーニョが中心となる。往年のキレはなくなったが、ボールを失わない、パスセンスは相変わらず。敵をひきつけてパスをするので、周りの選手は非常に楽そうだった。
右サイドが辛かったメッシがそこから脱出し、選手間の距離を近くしていつもの連携でシュツットガルトを崩そうと試みる。ロナウジーニョのスルーパスから何度かチャンスを作ったものの、シェーファーが神がかり的なセーブを連発。ヒルデブランドの後釜は何とかなりそうである。
バルサの攻撃で気になったのは両SBがあまり攻撃参加しなかったこと。上がる時間、スペースはあったと思う。今季は攻めない方針なのかもしれない。それかアウェーだから慎重に行ったか。
シュツットガルトはいいチームだと思うが、多分成績は良くないだろうなと感じた。その理由は、自分達から攻撃を開始するときに、変化をつけられる選手がいない。つまり、タメを作れる選手がいないのである。前半の時間がたつにつれて、バルサは間延びしてしまい、その時間帯でシュツットガルトはチャンスを作れていた。しかし、組織でしっかり守られたらなかなか崩せなかった。
しかし、カウンターではなかなかいい形を作っていた。ボールを失わない、みんな走る、という基本が徹底されていて、バルサは何度かチャンスを作られていた。バルサの守備が悪いというよりは、シュツットガルトの攻撃の早さを褒めるべきだと思う。
時間がたつにつれて。バルサの守備は全体的に間延びしていた。DFラインが引きすぎであった。アトレチコ戦の原因に繋がりそうである。ちなみに、この試合も前線からの守備はやはり効いていなかった。しかも、間延びしてからはパスを通されまくりである。前線からの守備が機能しない理由は、中央のアンリ。左サイドだったら守備をしっかりこなせているが、中央だと、どうしていいかわからないようにみえた。サイドを切ったり、何となく追いかけたり。ただ、どれも細かい原因である。大きな原因は守備を意識したポゼッションが出来ていなかったこと。
プレスをいつ開始するかをもう少し明確にしたほうが良いのではないかと思う。それか、前線からのプレスが効かなければ、中盤は多少引く。でないと、いつかやられる。この試合ではバルデスが当たっていたので、何とかなったが。
あと猪突猛進、シュツットガルトの左SBボカが何度もフリーになったのはメッシがサボったから。ただし、メッシにそこまで求めるのはどうかと思う。ボールを支配していれば、このような場面も少なくできる。繰り返しになるが、一応ボール支配率が60%を越えたらしいが、バルサのポゼッションは良いものではなかった。
ちなみに、ロナウジーニョサイドからシュツットガルトはあまり攻めてこなかったので、ロナウジーニョの守備はそんなに目立たなかった。ただし、彼なりに守備をするようにはなっていると思う。前はもっとしなかった。
■運か実力か
後半開始と共に、シュツットガルトがチャンスをつかむと、その勢いのままボカが何度もゴール前に迫る。バルサはマークの受け渡しがかなり適当で、2列目からの飛び出しに非常に苦労していたただし、前半に比べると、メッシはボカに注意を払うようになっていたし、アンリも相手を早いスピードで追いかけるようになっていた。しかし、あまり影響はなかった。
シュットガルトペースだった後半だが、後半8分に先制点はバルセロナ。コーナーキック→ロナウジーニョヘディング→キーパーとDFが軽く衝突→こぼれだまをプジョル。幸運なバルサと不運なシュツットガルト。
その後も、シュツットガルトは戦いかたを変えずに、落ち着いた試合運びを見せる。前半よりもロナウジーニョには対応する人数を増やし、ロナウジーニョも前半ほど目立たなくなっていった。バルセロナは相変わらず人につく意識が低い。中盤でボランチがフリーとかありえない。さらにありえないのは前線。メッシが中央、アンリが右サイドにポジションを移していた。別にそれはいい。シュツットガルトのCBがボールを持つ→メッシが寄せに行かない→CBはスピードアップでボールを持ったままバルサ陣内に攻め入る→シャビびっくり。
ただし、そんな展開にもかかわらず、バルサが2点目を得る。メッシ→アンリ→メッシである。しかし、この場面もGKとDFが共にシュートを止めに行っていてそのせいで入ったような失点だった。またもや不運。
ロナウジーニョが下がって以降は、全体的な守備意識が高まりピンチを迎える回数は減っていく。ちなみに交代で入ったボージャンはもう少しで点を入れそうだった。試合はこのまま終わる。
■独り言
ロナウジーニョか、イニエスタか。大変な決断になりそうだが、頑張れライーカールト。
posted by josepgualdiola |10:12 |
チャンピオンズリーグ/07~08 |
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