2007年07月30日

オシムの発言をたまには読んでみる

 今回のアジアカップではオシムの考えをたくさん聞くことが出来た。たくさんの発言の中で気になるキーワードがいくつかあった。なので、それについてつらつら考えてみたい。アジアカップの発言のみを対象にします。引用はすべてスポナビからします。

 内容か結果かで言えば、私は結果を重視する。ただし、それがどんな結果か、ここで保証することはできない。個人的には、もちろん日本サッカー協会にとっても、結果より内容の方が重要で、しかも将来、長く戦えるかどうかを重視しているのだろうと思う。もちろん両方が伴われているのがよりいいのだろう

 06月18日の日本代表予備登録メンバー発表の発言より。ひとまずオシムはオーストラリア戦のみ、がちで勝ちに行ったと思う。対オーストラリアの試合は、他のすべての試合と比べてまったく違った。オーストラリアに日本は特別な対策を行った。だが、サウジ戦、韓国戦は特別な対策をしなかった。韓国のロングボールでイチョンスたちを走らせる作戦や、サウジアラビアの2トップに対して、何か日本がしただろうか。

 オーストラリア戦以外の試合での日本は、相手がどうこうよりも、自分達のサッカーを貫こうとしていた。それはリスクのあることである。相手にあわして少しでも現実的なサッカーをすれば、勝つ確立は上がっただろう。それでも、そのようなサッカーをしなかったのは、オーストラリア以外には勝てると考えたからではないだろうか。実際には勝てない試合もあったけれど。ただし、決定機を量産していたので、基本的に、自分達のサッカーをすれば、相手のことを考えなくても勝てるという予想は間違っていない。ただ、あそこまで外すとはオシムも想定の範囲外だったのではないだろうか。

 ご存知のようにオーストラリア相手には、ビドゥカ対策に挟み込み大作戦で無事にトラウマの払拭には成功した、、、と思う。サウジにも韓国にも対策をしていれば、ボール支配率もさらに上がった可能性が高い。

 オシムの采配を見ていて感じたことは、本気で勝ちに行ったのはオーストラリア戦のみ、ということである。後の試合は自分達のサッカーをすることに力点をおいているように見えた。

 正直なところ、(選手のパフォーマンスには)驚いている。問題は、日本がまだ美しいことを効果的な結果に結び付けるところまでのレベルに達していなかったということだ。

 カタール戦後の発言です。正直なところ、という言葉を信じると、日本がここまで試合を支配できるとは、オシムも予想していなかったようである。カタール戦を簡単に振り返ると、SB、特に今野が後半戦から高い位置を取り始めて→日本のサッカーが機能し→先制点を奪った試合である。2列目からの飛び出しはあまり見られず、仕掛けることも少なかった試合だ。

 オシムも効果的な仕掛けをしないことについては不満があるように見える。ただし、まだそのレベルには達してねーよ、というオシムの考えがなんとなくわかる。

 結果と内容の違いについていえば、明らかな答えがある。どんな内容であっても負けは負け、勝てばそれでいいということだ。美のために死を選ぶのは、過去の話である。(初戦での勝ち点は)日本1、カタール1。でも、日本の方がはるかに勝利に近かった。日本の方が美しい試合をしていた。それでも、結果によってそれは忘れられ、スコアだけが残った。これが現在のサッカーの真実だ。それしか申し上げることはできない。

 UAE戦の前日記者会見からです。日本のサッカーが美のために死を選んだは思えない。がちで勝ちに行っていないとは感じたが、美のために、というほどリスクをかけていたとは思えない。ちなみに、美のためをひたすら追求するのだったら鈴木→小野である。

 この発言の中で1番気になったのは、日本のほうが美しいサッカーをしていた、というくだり。オシムはカタール戦で日本がやったサッカーを美しいと考えているところである。

 今後、克服しないといけない課題もあるだろう。だが日本の力が劣っていたとは思わない。試合の内容からいえば、チャンスの数ははるかに多かった。ただし向こうの方が運があった。こちらの得点が決まらないうちに疲労がたまってしまった。つまり、効果的に(ゴールに)結び付けるプレーができていなかった。彼らは3回のチャンスを全部、得点に結び付けた。こちらの集中が途切れた時間帯に、それが起こった。そういう内容だった。向こうの(攻撃の)3人と、こっちのDFの3人の関係をスコアが表している。

 サウジ戦後です。まず最初の文章から、決定機も多く、日本の力が劣っていたとは思えないと読めます。内容も特に悪くないと。また、ここでも効果的に~の文章が出てきています。ようするに、決定機を決めれなかったと。ついていないオシム。

 もう一つ、われわれはリスクを冒してプレーしていたということだ。だからリスクを冒すということは、失点する確率が高いということだ。相手の2トップに対して、2人のストッパーで守備を長い時間続けたわけだ。そのリスクを冒すことで、もう一つ別のポジションでフリーになる選手が1人出てくる、という考え方だ。それがプレーメーカーだったり、素晴らしい選手だったりするわけだが、逆にリスク回避してリベロを置く、つまり3ストッパーを相手の2トップに付けるとするならば、中盤での数的優位を失われることになる。そのどちらを選ぶかだが、私は今のサッカーの信奉者である。その方が魅力的ではないだろうか。その方がオープンなゲームになるし、美しいフットボールになる。残念ながら、何かが伴わなかった。何が足りなかったかは、お分かりだろう。

 これもサウジ戦からです。ここで気になることは美しいフットボールという単語です。カタール戦の後にもオシムは美しいと発言しています。つまり、相手の2トップをCB+ワンボランチで対応し、中盤の1人を自由にして~~~というサッカーをオシムは美しいと考えているようだ。欧州では当たり前の価値観のような気がする。オシムは欧州の人なので当然かもしれない。問題なのは、日本人がそういうサッカーを美しいと感じるかどうかである。勘だけど、オシムは今回それを1番確認したかったのかもしれない。おまえら、こういうサッカーどう思う??って。ただ、もう少し効果的にゴールを決めて欲しい、とはオシムも考えているようだ。

 戦術的な選手の配置については、1人の選手が複数の役割を担わなければならないスタイルだ。だから選手がもう少しだけ、個人のテクニックを上げることができていたら、さらに2、3人のよりスピードある選手を使うことができた。さらに、これは極めて大事なことだが、より優れたFWがいたら――。これには注釈だが、今のFWがよくないと言っているのではなく、もっと優れたFWがいたらという仮定の話だ。それに多少の経験を積んだ選手がいれば、もっとよかったと思う。

 韓国戦後の発言より。個人のテクニックという発言は、恐らく鈴木と憲剛に向けられたメッセージなのかなと。鈴木がガットゥーゾくらいパスを回せれば、憲剛が鈴木くらい守備が出来れば申し分ない。恐らく先に成長したほうがスタメンを得て、成長しなかったほうがベンチに行くことになるかもしれない。頑張れ鈴木。

 もちろん(交代の)オプションはたくさんある。背の高い選手と対戦するならば、ゲームはキック&ラッシュに変わる。ほかの選手はハイボールを蹴ることになる。そういう勝負になれば、韓国の方が強いだろう。背が高く、ジャンプ力もある。だから、別の方法を採ろうと思った。プレーを通じて、ディフェンスラインの裏のスペースを使うなど、あるいはビリヤードでいうところのフリッパーショット(ボールを早く動かすこと)、それは何度か成功した。背の高い選手の後ろのスペースに、ボールを運ぶことができた。しかし、その方法を採った結果、疲労も早い時間に蓄積された。そのためアイデアがわかなくなり、テクニックが不正確になり、コンビネーションもうまくいかなくなった。だから選手交代の結果が良かったかどうかは、フィフティー・フィフティーだったと思う。

 これも韓国戦後です。交代策についての質問を受けての回答です。この交代策については加持、駒野へのメッセージだったのではないかと自分は考えました。両者ともクロスの質は残念ながら悪かったです。またクロスに意図がなかった。狙いがなかったと言い換えてもいいと思います。そこへ寿人を投入。GKとDFの間に低くて早いボールを欲しがる寿人君です。特にニアが大好きです。駒野、加持はそういうボールを入れろ、というメッセージが伝わるはずです。矢野の投入は言うまでもなく、やまなりの競りやすいボールを入れればOKです。果たして駒野、加持は交代策に見合ったクロスが出来たのでしょうか。もっと頑張れ。下手すると見限られてしまうのは、この2人かもしれません。

 自分の意思は変えたくない。できるだけエレガントで効率的なサッカーを目指したい

 29日の総括記者会見よりです。この会見のみ、全文が見つかりません。残念。これからどこで仕掛けるかについてやっていくのですかね。守備は遠い未来になりそうな予感です。

 ■独り言

 最後に強引にまとめる。オシムはハートフルのサッカーよりもエレガントなサッカーを目指している。エレガントなサッカーとは、自分達でゲームを作り、アクションを起こしていくサッカーだ。ただ、頑張る、というものではない。頑張ったほうが勝つのではなく、巧いほうが勝つ方向に流れを持って行きたいようだ。短期的に見れば、相手の長所を消すような試合を壊すサッカーに流れたほうが楽である。鈴木や明神を大量に並べればいい。彼らは任務を忠実に遂行してくれるだろうし、相手に合わせたサッカーはオシム得意そうである。

 いざとなったらその顔が出てくると思う。エレガントと荒っぽさが共存するまで、もう少し待ってみようと思う。家長と水野はしっかりと牙を磨いといてください。出番は多分あるでしょう。

posted by josepgualdiola |10:16 | 独り言 | コメント(27) | トラックバック(1)
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2007年07月29日

アジアカップ2007・日本の総括 ~簡単に韓国戦も~

 ここまで書きにくい試合内容になるとは正直思いませんでした。韓国戦を見ていて感じたことは非常に少ないです。山岸がいたほうが中盤の守備が良くなることと、SBの位置が日本のできを決めること、、それくらいです。なのでその解説から。

 ■SBの位置について

 試合開始当初は駒野が積極的に飛び出していったと思います。チャンスは作れませんでしたが、相手からすると嫌だったと思います。しかし、徐々に飛び出しの回数は少なくなっていきました。

 その原因は韓国の守備形態にあります。イラン戦、イラク戦と、韓国はアグレッシブに前線から守備をしていました。特にSBには前を向かせない徹底振り。そのスタミナと献身性はお見事です。

 ただ、この試合ではあまり前からプレスに来ませんでした。自陣のハーフラインからプレッシャーに来ていたので、日本のSBはいつもよりも低めにポジションを置くことになります。CBの横にいるシーンはいまや珍しいものです。

 DFラインがサイドを代えて、比較的楽に日本はボールを前線に運べました。しかし、運んだあとに両SBが上がることはありませんでした。そのため、日本の攻撃は幅広くサイドを使うものではなくなり、一発を狙うものが多かったと思います。攻撃が巧く行かなかったので、時間がたつにつれてロングボールが増え、韓国がボールを持つようになります。

 なぜ、両SBはボールを前線に運んだあとに、そのまま前線に上がらなかったのか。最初はスタート地点がいつもより深い→いつもより長い距離を走る→今までの疲労もありばてた。ということかと考えましたが、相手が10人になってからは鬼のように攻めていたので、疲労はそこまで関係なさそうです。

 多分、韓国の前線の選手が日本の両SBにいたから上がれなかったのではないかと思います。コパアメリカの決勝で、ロビーニョをサネッティにつけたのと同じ理屈です。そんなときはCBがあくので、中澤、阿部の勇気ある飛び出しがもっと見たかったけど、そこまで求めるのは酷ですね。

 相手が10人になってからの内容は良かったです。UAE戦、オーストラリア戦も10人対11人で戦いましたが、韓国戦が1番良かったです。パスだけで決定機を量産していましたし。ただ相手が10人になるまでは正直厳しかったです。SBが防がれたときのオプションを考えないといけませんね。

 ■別に山岸じゃなくても

 山岸がいると、日本の守備時のシステムは4-1-4-1になります。巻がいると4-4-2です。日本の中盤は鈴木、俊輔、遠藤、憲剛で基本的に形成されています。遠藤、憲剛の守備はやばいです。俊輔が輝いて見えるくらいにやばいです。

 ここに山岸が入ると、左サイドの守備は彼がやってくれます。となると、残りの中央と右サイドのゾーンを3人で分担すればいいわけです。個々の担当するゾーンが狭くなるので、守備をするのは多少楽になります。そんなわけで、日本の前線からの守備は、ほんの少しましに見えました。今までがひどすぎたから良く見えただけかもしれませんが。

 ただし、サイドの山岸、俊輔が韓国のSBにプレスに行かなかったので、何度もロングボールを前線に入れられてしまいました。ここの役割分担は4-1-4-1の場合不透明でした。4-4-2の場合はFWが担当していたんですけどね。ちなみに、巻よりも高原のほうが守備をしていたのは秘密です。

 韓国戦の感想はこんなところです。

 ■Q&A

 Q、今大会の日本のサッカーについての印象は??

 A、欧州で見たことあるサッカーに見えました。具体的にどこのチームが、というのはよくわかりません。前の代表に比べると、組織的になって、意図もはっきりするようになりました。よって、安定感はあると思います。その代わり、爆発の頻度は減ると思いますが。守備がまともになれば、もっと戦えるチームになると思います。

 Q、オシムについてはどう思ってんだ???

 A、1度会ったことがあります。大きいです、猫背です、話がめちゃくちゃ長いです。話を振ると、5分以上平気で話しつづけます。ちなみに息子の話も長いです。

 Q、監督としてはどう思ってますか??

 A、悪くないと思ってます。守備のメカニズムを何とかしてくれれば黙ります。

 Q、そんなに守備が大切なのですか??

 A、試合を作り、壊すことが出来るチームになって欲しいからです。片方だけだとろくなことが起きません。具体例は山ほどあります。いざとなったら、負けていてもボールを相手に渡して引き出すことができたらなと。レクレが相手を引き出すことが得意です。アトレチコは苦手でした。ま、先の話です。試合を壊すほうに逃げるほうが楽ですからね。結果も出やすいですし。

 ■独り言
 
 頑張れ羽生。

posted by josepgualdiola |22:16 | アジアカップ2007 | コメント(19) | トラックバック(1)
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2007年07月26日

日本対サウジアラビア ~守備守備守備~

 ■守備をサボったら負け

 カタール戦からずっと感じていたことが、最後まで続いてしまったのは残念。それは高い位置でボールを奪うメカニズムの欠如。ゾーンの配分も、どこからプレスにいくのかも、DF、MF、FWの距離感もバラバラ。高い位置からの守備が機能しないと、後ろに理不尽な負担がかかる。川口、中澤、阿部、鈴木は本当にお疲れ様である。この次に守備に貢献していたのは俊輔。俊輔もお疲れ様。

 ちっともボールが来なかった高原がドリブルで仕掛けたのは、だいたい前半23分。その仕掛け以降、日本はボールを支配できなくなってしまった。サウジの守備が良かったからではない。サウジが繋ぐ意識を高めてきたからだ。そんなサウジの繋ぎに日本はまったくボールを奪うことは出来なかった。寄せることもせず。暑かろうが寄せなきゃ負ける。

 そもそも試合開始からサウジに2度危ない場面を作られている。2回とも攻撃の起点はサウジの右サイド。1度めは誰も寄せに行かないので、鈴木がゾーンを飛び越えて寄せに行く。サウジのFWにボールが入る。駒野が攻撃を遅らせる→そこへ鈴木がアタックである。どれだけ走るんだ鈴木。2回目のピンチは右SBからのロングボールをサウジのFWが受けて阿部を交わす→駒野がカバーリングで何とか対応。

 ここで問題なのはなぜサウジの右サイドに誰も寄せに行かないのか。しかも試合開始したばかりなのに。サウジの守備も狙い通りにはいってなかった。サウジの狙いはこうだ。FWがわざと中央(憲剛)にパスを出させるポジションニングを取り狙い撃ち。両SBには前を向かせないようにして、ボールを後ろに戻させる。ポゼッション対策としては間違いない。前半10分までの日本はロングボールが多かった。しかし、前半10分を過ぎると、サウジの両SB担当がサボり始める。はや!!!!。そんな理由で日本のボール支配率が70%を越えるわけだ。

 試合開始したばかりのサウジの守備は機能していた。サボり始めてあっさり破綻したが。それに対して、日本の守備は最初から機能のかけらもなかった。別に前線から守備をしなくたって危なくなければ良い。しかし、サウジ戦は明らかに危なかった。高原と俊輔がサウジの左サイドを序盤はケアしていたのにたいして、巻、遠藤は何もしていなかった。

 加持がフリーになったことで、1度チャンスが生まれた。遠藤が2列目から飛び出し、そこへ加持がロングパスした場面である。やはりSBをフリーにするのは厳しい。

 ■攻撃のときも守備のことを考えよう

 昔、デコがこんなことを言っていた。「ここでボールを奪われたらどうしようかって、いつも考えて攻撃しているんだ」だそうです。昨シーズンのデコはやるせないできだったが、それまでのデコは攻守に大活躍だった。特に相手のカウンターつぶしは最強のレベル。このようなことを考えていれば、自然に攻守の切り替えも早くなるのだろう。

 日本はサウジ戦で何度かカウンターをくらっていた。カウンターの準備をしていたのは鈴木であった。広い中盤に一人ぼっち。最初のカウンターはファウルで止め、2回目のカウンターはフィジカルですっ飛ばされ、3回目の、、、と永遠に続く。チャレンジしてボールを奪われることは仕方ない。いくらリスクを少なくしてもボールを奪われることはある。問題はその準備をしているのが鈴木だけというのが切ない。

 特に高原がドリブルで突っかけたシーン。誰も高原がボールを失うことを考えていなかった。ちなみに、鈴木はDFラインを埋めていた。憲剛がまったく守備を意識せず、中途半端なポジションにいたのが印象的だった。
 
 繰り返しになるが、このカウンターからサウジの流れになった。そしてサウジが点を決める。この場面を抜き出してみる。巻が前線でファウルをもらう→日本久々の攻撃→遠藤がドリブルで突っかけ、飛び出してきた憲剛にパス→憲剛はFWにパスを送るがクリアされる→サウジの攻撃を鈴木が遅らせる→加持だけが全速力で戻ってくる→ボランチの位置に残っていた俊輔が相手を追い掛け回す→加持と俊輔が囲んだところで戻ってきた遠藤がファウル。。。

 試合の流れ、前線の選手の守備のサボりっぷりから考えると論理的な失点だったと思う。しかし、すぐに追いつくからすごい。この同点で日本に落ち着きがでる。残りの時間は一進一退。そんな前半戦であった。

 ■ポゼッション対策をしてきた相手に

 後半開始早々に日本は失点してしまう。サウジのスローインからであった。鈴木がボールを奪い返すも、すばやいサウジの寄せで奪われ、巻対サウジの選手。遠藤があっさりと裏を取られクロス→ヘディング。クロスが巧かった。中澤と阿部の間にボールを置いたようなクロスだった。ああいうクロスを日本にもして欲しい。あと鈴木に寄せた選手が影のアシスト。

 またもやあっさりと日本が取り返す。その前も憲剛がミドルを打ったり、俊輔がクロスを上げたり、遠藤がペナルティエリアで仕掛けたりと個でどうにかしようという意図が見られた。その上での同点ゴール。これは大きい。

 しかし、また点を決められる。またもスローイン。阿部と中澤が双方ともチャレンジしてしまった。ガンバ対レッズのフェルナンジーニョ対坪井を思い起こす得点シーンであった。

 その後、サウジアラビアは前半の序盤に機能させた守備を復活させ、日本の攻撃を遅らせる作戦を取る。本当はロングボール一辺倒にさせたかったのだろうが、サウジの選手は頻繁にサボるので、日本は時間をかけさせすればボールを前線に運べた。

 しかし、ラストパスがどうにも合わず終了。

 ■独り言

 まだまだ未完成なんだなと正直感じた。守備の問題もそうだが、ポゼッション対策をやってくる相手にはぼこぼこにされそうな気配がある。そんな対策に、バルセロナはイニエスタ、メッシ、ロナウジーニョにたくし、ミランは人数をかけてボールを運んでいる。

 クロスの質の悪さはどうしようもない。しかし、合いそうで合わないラストパスは、連携を高めることによって、合うようになるかもしれない。同じ絵を描けるようになるには時間が必要かなと。

 ひとまず守備をどうにかしてくれないと厳しいと思う。サウジのようにカウンターもいけるし、ある程度つなげますよ、といった二刀流にならないと戦術の幅が狭くなる。

 高原とチームメイトになる稲本が今後のキーマンになるかもね。

posted by josepgualdiola |22:38 | アジアカップ2007 | コメント(29) | トラックバック(0)
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2007年07月24日

リヨン対サンテティエンヌ ~3トップを機能させよう~

 第9節より、1位のリヨン対4位のサンテティエンヌの対決。ダービーらしい。9節の前に代表戦があったようなので、リヨンはコンディションが苦しいかもしれない。

 リヨンのスタメンはベルクトル、レベイェール、クリス、スキラッチ。アビダル、トゥララン、ジュニーニョ、チアゴ、ゴブ、ベンゼマ、ウィルトール。クペもマルダもフレッジもいない。マルダはベンチ。

 サンテティエンヌは誰一人知らない。イランがすごいらしい。4-4-2。ちなみに、センターハーフの2人が累積でいないようだ。監督はなんとハシェック。広島→千葉と渡り歩いた質の高い選手であった。懐かしいな。

 ■理想的なポゼッションサッカー

 リールとの対決ではロングボールが多かったリヨン。ディアラの抜けたばかりで、トゥラランもまだ本調子から遠かった模様。ダービーで本領を発揮するとはさすがである。

 サンテティエンヌから見てみると、このチームは前線から激しくボールを奪ってショートカウンターを狙っているチームだと感じた。中盤のラインの位置取りが高かったからだ。FWはスピードのある選手でロングカウンターもショートカウンターもいけるタイプである。守備もする。前線から守備に行くには最高である。

 しかし、リヨンのほうが上手であった。ジュニーニョ、チアゴが中盤に降りて来ると同時に、両SBが高い位置を取る。こうして数的不利を脱し、リヨンは面白いようにボールを繋いでいく。

 バルサ対策にはアンカーの位置まで降りていくデコシャビには勇気を持ってついていかないといけない、という決まりがある。サンテティエンヌにはその勇気がなかった。中盤の選手は自分のゾーンを越えてまで相手についていくことはなかった。その結果として、リヨンは簡単にフリーになることができた。

 このようにサンテティエンヌの前線からの守備はあっさり機能しなくなる。前線からの守備が機能しないならば、高い位置にいても意味がない。よって、引きこもって対応するべきである。しかし、サンテティエンヌの中盤はそれでも高い位置を保ち続けた。DFラインが下がったのにもかかわらず。

 DFラインと中盤の距離が遠いと困難な状況に陥る。カバー&チャレンジの関係が作れないからだ。ようするに、マケレレがギッグスに寄せる。ギッグスはマケレレを交わすが、ボールが足から少し離れる→そこをテリーが掻っ攫う、という関係である。

 後ろにカバーの選手がいれば、前の選手はチェレンジする勇気が出るし、抜かれてもそこまで問題にはならない。そればかりか、取ってしまえば最高である。サンテティエンヌに話を戻そう。DFラインが下がってしまったので、DEラインがカバーに来ることは難しい。

 中盤でカバーとチャレンジを作ることは可能。だが、思いっきりボールに選手を集めなければならないので、サイドチェンジされると終わる。前線の選手がチャレンジすれば何とかなりそうだが、ボールを奪える気配がないと、たいていの前線の選手はサボりだす。もともと守備が好きなキャラはあまりFWにはいない。前線から積極的にプレスに来るチームの対策として、前線の選手にあきらめさせるという手もある。

 そんなわけで、サンテティエンヌはリヨンにぼこぼこにされる。リヨンの3トップの動きは連動性にあふれていた。まさにお手本。4バックで3トップに対応することは不可能ではない。しかし、3トップが中盤とポジションチェンジするようになると、無理。

 例えば、ローマ。トッティが中盤に下がる→どこまでも下がる→CBは相棒を1人に出来ないので、どこまでもついていくことはできない。トッティの空けたスペースにマンシーニ達が入ってきたら危険。ボランチの選手がCBの位置をカバーするくらいならマークを受け渡したほうがまし→と、かなり面倒くさくなる。このマークの受け渡しやスペースを埋めることを90分繰り返すことは非常に困難。リヨンもローマのように動き回り、マークをかく乱していた。この試合の場合、中盤とDFラインの間にスペースがあるので、そこでリヨンの3トップはボールを受ける→ジュニーニョ、チアゴが絶妙のタイミングで飛び出してくる。まさにお手本だった。

 それでも点が入らなかったのはサンテティエンヌのDFラインの体の投げだしっぷりと、ベンゼマ、ゴブがいまいちだったことだろう。怪我明けのゴブはいまいちキレがなかった。ダービーで気合の入ったサンテティエンヌのDF陣は半端じゃなかった。前半は0-0。

 ■サンテティエンヌが開き直った

 自分達のサッカーが通用しない→そのまま撃沈ではさびしすぎる。サンテティエンヌは中盤をDFラインの近くまで下げ、リヨンの攻撃に対抗。DFラインと中盤で挟み込み作戦である。

 これでリヨンの攻撃は少し停滞する。10回攻撃したら8回成功していた攻撃が5回ぐらいに減った感じである。なによりもきつかったのは奪われ方だった。囲まれて潰されるので、ボールに近くにはサンテティエンヌの選手がたくさんいる。よって、前半よりも潰しにくいしカウンターをくらってしまう場面が増えた。

 前半のリヨンは両SB、ジュニーニョらが高い位置にてボールを奪われてもすぐに攻撃の起点を潰しに行っていた。潰せなくても併走することで、トゥラランがボールを奪うのを助けていた。この守備意識をバルサも見習おう。トゥラランは9節ぐらいから調子を上げていったのだろう。まるでピルロとマケレレを混ぜたような選手だと思う。守るチームにはきついが、攻めて攻めて攻めまくるチームにはお勧めのアンカーである。

 前半の一方的な展開から、後半はサンテテエンヌの攻撃に少しだけ可能性を感じるようになってきた。状況を打破するために、リヨンはゴブ→マルダを投入。マルダが入ったことで、リヨンの攻撃にドリブル突破という選択肢が増える。これでリヨンの攻撃が活性化し、先制点を得る。ヂエゴの見事な飛び出し&シュートだった。

 しかし、直後にカウンターでサンテティエンヌが同点に追いつく。シュートが相手に当たってゴールに吸い込まれた。フランスリーグはミドルを打つ意識が高いかもしれない。

 その後、ジュニーニョがPKを外すが、最後にはミスを取り消す決勝点を決めて試合終了。最後に点を決めたのは、お前なんでそこにいるんだ、というジュニーニョのポジショニングと、マルダの単純なドリブル突破が原因となって生まれた。2-1で終了。

 ■独り言

 ダービーらしいアツイ試合を見ることが出来た。ただし、4位と首位のチーム間でこれだけ差があるとは正直思わなかった。ここまで差があると、チャンピオンズリーグで勝負するための経験が、他のリーグに比べて得られないのではないかと心配。

 あと3トップは流動的に動かないとダメですね。最後にアビダルはめちゃくちゃ攻撃的だった。

posted by josepgualdiola |10:04 | リーグ・アン | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年07月23日

リヨン対リール ~苦手のリールだけど~

 第7節より、リヨン対リール。共にチャンピオンズリーグに出場しているチームの対決。近年の対戦成績を見る限り、リヨンはリールを苦手にしているらしい。7節の時点でリヨンはマルセイユと勝ち点が並んでいる。得失点差の関係で首位のようだ。

 リヨンのスタメンはクペ、レベイエール、スキラッチ、クリス、アブダル、トゥララン、ジュニーニョ、シェルストレム、コブ、マルダ、フレッジ。有名人が多い。チアゴを温存。

 リールのスタメンはマリキ、シャルメ、ブレスタン、シュミッツ、ビタキッチ、デュモン、ボドメル、マクーン、リヒトシュタイナー、オデムウインギ、ケイタ。ユナイテッド戦で活躍したオデムウインギ、ボドメルに期待。そして不出場だったケイタ。

 両チームとも4-3-3だった。フランスでは4-3-3が大流行しているのだろうか。4-5-1とも表現できるけれど。

 ■リールの守備は堅い

 ユナイテッド戦のファーストレグでも披露した守備は、もちろん国内でも健在。リヨンってこんなにロングボールを連発するチームだったけ。それだけリールの守備はすばらしかった。

 全員が自陣に戻り、リヨンがパスでボールを運ぶことを徹底して許さない。中盤の選手が、前を向いてボールを受けることはほとんどなく、リールの厳しい寄せの前に、リヨンはバックパスを繰り返すだけであった。リールの選手は誰もサボらず、常に自分のゾーンと敵の位置を意識しているように見えた。良く訓練されている。

 こうも守られては放り込むしかない。しかし、リールのDFは空中戦に強く、なかなか崩せない展開が続いた。能力の高いフレッジ、ゴブ、マルダの足元にボールが入れば、攻撃の形は作れていたが、なかなかそこまでボール届かなかった。リヨンもリヨンで、ワンツーを多用する、SBとウイングがポジションチェンジする、味方のために走る、などして、ボールを前線に運ぶ努力をすればいいものの、実際にはマルダが中盤に降りてくるくらいだった。ディアラが抜けたばかりなので、守備に不安があったのかもしれない。攻撃に思い切りがなく、リールは巧く凌いでいた。

 しかし、空中戦のこぼれだまをマルダが見事な胸トラップ&ボレーでリヨンが先制する。マルダのシュートはDFに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれた。シュートを打つことって大切。前半6分。

 リールの攻撃は基本的にボールを奪って→開始という流れだった。主にリヨンのロングボールを競り合う→こぼれだまを狙う。またはボールが前線の選手に納まる→攻撃を遅らせ複数で対応し奪う→攻撃開始。

 リヨンの守備の形が整っていない状態、しかもロングボール後なので、スペースがある。ジュニーニョやシェルソトレムがセカンドボールを強く意識していたらリールの攻撃は潰されていた可能性が高い。しかし、2人のポジションニングはポゼッションでボールを運ぶことを意識したものだった。ドンマイである。

 リールの攻撃は基本的にアーリークロス、クロス、裏へのロングボールである。まれに中央をこじ開けようとするが、ほとんどない。両SBは機を見て上がってくる。どうしてもサイドからのクロスが多いので、むやみに上がっても本当の意味で無駄走りになることが多い。リールのSBはその無駄を巧くなくしていたと思う。

 クロスボールを上げても人数が少なく、リヨンに簡単に防がれていた。もう少しやりようがあると思うが守備を基本としたチームなので仕方ないのかもしれない。時々、カメルーン代表のマクンが耐え切れず上がってくるのが面白かった。

 そんなリールも、似たような状況で同点ゴールを得る。左SBのビタキッチが機を見て前線に飛び出し、フリーでクロス。それを逆サイドのケイタが思い切ってシュート。シュートはクロス気味になり、それがクリスに当たってゴール。このシュートはクリスのオウンゴールとしてカウントされたようだ。前半24分。

 同点後も試合の展開は変わらなかった。リヨンは前線の選手の個人技を活かしてクロスまでは持っていくが、シュートまではいけない。リールはクロスをすぐ上げるのをやめ、パスをつないだり、ケイタが仕掛けたりして徐々によくなっていったが、その分リヨンのカウンターにさらされることになる。一対一の場面ではどうしてもファウルが増え、キッカーはジュニーニョだから怖い。

 終了間際にセットプレーからフレッジが豪快なボレーを放つが、マリキがファインセーブ。前半は個々で終わる。両チームともビックチャンスを流れの中かから作れないまま終わってしまった。
 
 ■勢いにのったけれど
 
 後半開始早々に、アビダルの攻撃参加によってリヨンが決定機を作る。前半は静かにしていたアビダルだが、どうにかしないと、という気持ちがあったのだろう。しかし、攻撃参加は1度だけ、ペースはリールに流れる。

 4-3-3のシステムは相手SBが攻撃的にくると対応に困ってしまうことがある。ウイングの選手が守備をしない限り、どうしても無理が生じてしまうからだ。後半のリールはSBが無駄かどうかなんて知るか、という走りをみせリヨンゴールに迫っていった。この勢いにおされたか、リヨンは相変わらずロングボールとマルダのドリブルに頼りきり。リールは数多くあげたクロスの中で、決定機を作った。だが、シュートはクペの真正面。ついていない。

 これはリヨンやばいじゃん。そう素直に感じていた。しかし、追加点を奪ったのはリヨンである。それまで沈黙していたフレッジが見事なトラップ&ヒールパスで2列目から飛び出したジュニーニョへスルーパス。見事な連動性。ポストの選手にボールが入る前に走り出すと、たいてい相手は突いてこれない。フレッジが輝いた瞬間だった。ジュニーニョはキーパーとの一対一を冷静に決めて2-1。

 これでリールはクロス作戦をやめ、ゴール前まで人数をかけて運ぼうとする。しかし、技術的にも組織的にも能力が足らない。むしろ今までくらわなかったカウンターをくらうようになる。リヨンの攻撃は迫力が増していき、アビダルを起点としたカウンターで3点目を得る。リスクをかけたらやられてしまう。非常に切ない。攻撃に人数をかける→後ろに人がいない→奪われたら終了。

 そして4点目。ジュニーニョのスルーパスをフレッジが落ち着いて決める。リールがボールを奪って速攻しようとしたら奪われて逆襲をくらった場面だった。点差がついてからのリヨンの守備意識は相当高く、リールはなにもさせてもらえなかった。パスもダメ、ドリブルもダメ。試合はこのまま終わる。

 ■独り言
 
 最終的にはリヨン強しで終わった。リールは組織的でモラルも高く、献身的なチームだったけど、オデムウインギやケイタが個で仕事を出来なかった。リヨンはフレッジとマルダが何度も個の力で相手を崩していた。この差はでかい。特にマルダ。チェルシーに行っても活躍しそうである。そうなると、ロッペンはやはり移籍か。

 しばらくはリヨンの試合を見ることになりそうである。

posted by josepgualdiola |16:06 | リーグ・アン | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年07月23日

パリSG対マルセイユ ~ナショナルダービー~

 プロフィールに書いたとおり、しばらくはリーグアンを定期的にお伝えします。再放送のあおりで、見られなかった試合をたくさん見られることになりました。来季のリーグアンの放送があるかどうかは、未定。第一弾はナショナルダービー。パルクデフランス、つまり、パリのホームで試合が行われる。第5節より。

 パリのスタメンはランドロー、メンディ、ジェベス、アルマン、トラオレ、シセ、ロゼフナル、ドラソー、フロー、パウレタ、カルー。キャプテンはパウレタ。最近の調子は悪い。昇格チームに負けたり、引き分けたり。

 マルセイユのスタメンはキャラッソ、ベイ、ズコバル、シベリ、タイウォ、エンバミ、サナ、リベリ、マウリダ、ニアング、ナスリ。エンバミはパリから移籍したばかりらしい。やはりナスリ、リベリに注目なのだろうか。5節の時点で首位。つまり、絶好調。

 ■良い立ち上がりのマルセイユ

 モウリーリョが始めたからか、ライーカールトが始めたからか、4-3-3が妙に流行している。フランスでも常勝軍団リヨンが4-3-3を採用している。その影響ではないだろうが、パリもマルセイユもシステムは4-3-3。パリはチェルシーやバルサと同じ、中盤が逆三角形。マルセイユはリベリを頂点とした正三角形。この微妙なシステムの違いが、試合にどのように影響するのだろうか。

 序盤はお互いが激しい寄せの応酬で潰しあいが行われる。潰しあいに関しては、マルセイユのほうが優勢に見えた。両サイドのナスリ、マウリダが中盤まで下がり、相手のSBをしっかりケア。寄せの部分でも相手に圧力を与えていて文句なし。

 それに比べると、パリの守備は圧力に欠けたと思う。なぜ圧力に欠けたのか、カバーリングがいなかったからではない。恐らく、マルセイユの個人能力を恐れたからではないか。リベリは言うまでもなく、マルセイユの選手は個々の能力が高い。パリの選手が厳しくプレスにいっても、あっさりと交わされてしまう可能性がある。よって、パリは厳しく寄せたくても寄せられない状態が続く。こんなときは挟みこみ大作戦が有効だけど、パリの前線の選手はこの大作戦に参加しなかった。

 そんなわけで、マルセイユが有利に試合を進めていく。ただし、攻撃の枚数が足らない。ダブルボランチがあまり攻撃参加しなかったからだ。それでも、前線の選手だけで、フィニッシュまで持っていってしまうのはさすがだ。しかし、決定機はなかなか作れなかった。それでも先制点が生まれる。

 前半8分にPKを得て、セネガル代表のニアングが1本目は冷静に決める→やり直し。2本目も冷静に決めた。ボールとは関係のないセットプレーのいざこざがPKと判定されていた。ちょっと厳しい。しかも、ここはパリのホーム。不調のパリからすると、やりきれない思いだろう。

 ■先制点が攻撃意欲をそぐ

 アウェーで先制点を得たマルセイユ。アウェーだから無理することはない。しっかり守るか、という意思でチームが統一されたように見えた。攻撃に勢いがなくなり、守備を基本とした戦い方にシフトしていく。

 しっかり守ってカウンター。それを成し遂げるだけの力を持った選手もいる。しかし、この戦い方は機能しなかった。自陣に引いてプレス→ボールを奪ってショートカウンターがしたかったのだろうが、先制点後プレスの質が悪くなった。よって、パリにパスをつながれるようになる。パスをつなぎだしたパリは徐々に勢いを加速させ、マルセイユは押し込まれる展開となる。

 逆三角形のパリはパスコースが前線に多い。波に乗れば、面白いようにパスがつながる。速いパス回しでパリは自分達のらしさをみせ、決定機を何度も作っていく。特にドラソーのチャレンジパスは良かった。

 パリが流れの中で点を取れれば最高だった。ボールと関係のないところのコーナキックの競り合いをPKと判定。またか。恐らく審判がバランスを考えたのだろう。1本目はパウレタが外すがやり直し。2本目はパウレタが冷静に決める。そんな後半22分の出来事。

 ■個人能力対組織力

 攻めなければならない状況になったマルセイユ。前半の序盤と同じように、攻撃に力をいれていく。ただし、ニアング、リベリ、ナスリの3人だけで攻めている印象を受けた。この3人がボールを持つと何か起こしそうな印象を受けた。他の選手は攻めあがることなく、サナが時折ミドルを打ったくらいであった。SBも最後に上がってくるまで、自陣に引きっぱなし。これでは決定機を作るのは難しい。それでも、この3人は見ていて面白い。ナスリは昔のアイマールのようだし、ニアングはポストプレーが結構巧い、そして強引さも持っている。リベリは言うまでもなく。

 マルセイユの攻撃が個人に依ったものだったので、取り返しさえすれば速攻でチャンス。フィニッシュはパウレタに頼るかもしれないが、それまでのボール回しは全員で行う。まれに、ドラソーからの裏への一発のパスもあり、攻撃のバランスは悪くない。後ろから選手が上がってくるので、攻撃に厚みもあるし、ボールを奪われてもそこを潰しに行くことも出来る。どちらかというと、パリのほうが攻撃に可能性を持ったものだった。しかし、ここまで鉄壁の守備を見せているマルセイユは堅い。最後の一対一で負けない。パリは底を崩せず、前半は0-0で折り返す。

 ■攻撃に時間をかけよう

 後半になるとマルセイユに変化が起きる。スペースがあればさっさと仕掛けていたマルセイユだったがワンクッションおくことで味方の上がりを待つようになっていた。画面に映るマルセイユの選手の数が、前半よりも2~3増えた。攻撃に人数がかけられることによって、相手のマークは分散するし、パスコースは増えるし、ボールを奪われても、すぐにプレスにいけるかもれない。カウンターの危険もあるが、フィニッシュまで行けばそもそも問題ないし、マルセイユのDFは強い。

 パリはマルセイユの緩急のある攻撃によって、全体的にラインが下がってしまった。こうなると攻撃するには長い距離を走らなければならないので、かなりきつい。それでも左SBのアルマンが飛び出してチャンスを作るなど、虎視眈々とカウンターのチャンスを狙う。

 後半55分にマウリダ→パティス。前線の中で、できがいまいちだったマウリダが交代。

 追加点は、またもPKがらみ。リベリの突破からクロス→ニアングがフリーでボールを受けると両足スライディングを受け、PKを得る。これをナスリがキーパーに止めなれながらも、こぼれだまを押し込み2-1。

 ここからマルセイユは前半と同じ過ちをしなかった。中央を分厚くし、パリの攻撃をサイドへサイドへ。高い位置で奪ったらカウンター。

 パリはなにもできなくなり、またもリベリに崩され3点目を与えると終了。

 ■独り言

 リベリは格が違った。緩急のあるドリブルはかなり浮いている。マルセイユではトップ下で自由を謳歌している。使い方さえ間違わなければ、バイエルンでも活躍できると思う。代役はナスリになるのかな。

 パリは悪いサッカーをしてはいなかった。けれども、最後まで壁を崩せなかった。個で崩せなければ、もう少し人数をかけないといけない。

 両チームに共通したことは両SBの上がりのなさである。攻撃は前の選手に負け競る場面が多かった。国民性か、たまたまか。

posted by josepgualdiola |10:02 | リーグ・アン | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年07月21日

日本対オーストラリア ~トラウマは消せたか~

 ワールドカップのリベンジなるか。トラウマを持つことは非常に厄介である。2002年のアルゼンチンがオーウェンにおびえたように、トラウマを持つことは危険だ。逆に相手にトラウマを持たせれば試合は有利になる。日本はオーストラリアへのトラウマを選手、サポーターともに振り払うことが出来るような試合ができれば良い。

 日本のスタメンは川口、駒野、中澤、阿部、加持、鈴木、遠藤、憲剛、俊輔、巻、高原。どうやら完全に巻がスタメンに定着。そして無事に鈴木は出場。サプライズはなしだ。

 オーストラリアのスタメンはシュワルツァー、ニール、ボーシャン、ミリガン、カリーナ、エマートン、グレッラ、カーニー、ブレシアーノ、ビドゥカ、アロイージ。システムは3-4-3。ビドゥカを頂点にブレッシアーノとアロイージが周りをうろちょろ。中盤は横並びが基本形。両サイドのエマートン、カーニーが非常にいやらしい。

 ■戦術的欠陥があるオーストラリア

 オーストラリアの3バックは安全思考の3バックだった。サイドの守備をウイングバックに任せるものである、自分のマークである高原や巻がサイドに流れる場合のみ、CBの選手がサイドの守備を担当。安心安心。

 つまり、オーストラリアのシステムは5-2-3とも表現される。ダブルシャドウのアロイージ、ブッレシアーノが守備をしないと中盤はすかすか。オーストラリアの前線の選手はボールが目の前にあるときは守備をしていた。しかし、自分の後ろにボールが言った場合に、後ろの選手と連携して挟み込み作戦をする場面があまり見られなかった。

 アジアカップでの日本の攻撃の特徴として、SBの高いポジショニングが上げられる。その高いSB対策なしに、日本攻略するのはちょっと困難。5-2-3でSBのマークは誰が担当するか。3トップに決まっているのだが、さびしがりやのビドゥカをひとりぼっちにしないためか攻守の場面において、2シャドウはSBのマークにつかなかった。ウイングバックは高い位置にいると、遠藤や中村にサイドのスペースを使われる可能性があるので、低い位置につかなければならない。よって、日本のSBは空く。こうして、日本の逆襲が始まる。

 オーストラリアの守備の形は、ぱっとみ欧州の雰囲気が漂うものだった。欧州でプレーする選手が多いので、同じ絵を描きやすいのかもしれない。ただし、形は整っているものの、組織の決まりごとは乱雑。マークの受け渡し、ボールの奪う位置に統一感はなく、引きこもるしか選択肢がない。オーストラリアに引き込まれたら結構厄介。こうして、日本のゴール前での苦戦が始まる。

 オーストラリアの攻撃の形は、長短のパスをビドゥカがポストプレー、サイドの選手と2シャドウのパス&ゴー、放り込み、、、以上である。ボランチの選手がまったく上がってこなかったので、攻撃に厚みはなかった。

 しかし、見習う点は多い。ビドゥカにボールが入った瞬間のブレッシアーノ、アロイージの動き、それを単純に使うビドゥカのダイレクトプレーはお見事。またパス&ゴーにしてもブレッシアーノ、アロイージは単純にサイドの選手を使ってチャンスを作っていた。この単純さは日本も少し見習ったほうがいい。こうして、日本はなかなかゴールが奪えなかった。

 ■個人技爆発が起こりやすいのはどっち

 日本の攻撃はサイドアタック中心。かなりクロスを上げていたが、ほtんど跳ね返されていたと思う。クロスの質が悪いこと、オーストラリアの壁が高いため跳ね返され続けた。途中でクロスを低くて早いものに切り替えたが、相手に当ててしまったり、やっぱり質が低かったりで点が入りそうな気が正直しなかった。

 そんな日本の攻撃に比べると、効率の良い攻撃を仕掛けるオーストラリアのほうが、個人技爆発が起きそうな気配。決して日本がボールを持たされていた、というわけではない。そんなネガティブな要素は感じなかった。ただ仕掛けの部分の質の低さはちょっと目立っていた。

 前半20分ごろから、オーストラリアが前からプレスをするようになる。後ろの選手が怒ったのかもしれない。引きこもらなければならなかったのは計算外のようだ。オーストラリアが前からプレスをくるようになると、日本は急にボールを運べなくなる。これは悪い癖。オーストラリアの寄せは連動性がないので、ちょっとした工夫でボールを前線に運べる、、、はず。結局オーストラリアがばてたので、また日本の時間になるが、これは今後の課題。

 そして前半は終わる。カタール戦と同じく引きこもった相手をどう崩すか。しかも相手はオーストラリア。前半を見たところ、2列目からの飛び出し、SBの高い位置は頻繁に見られた。後は何が必要ですかね。

 ■オーストラリアのシステム変更と退場

 キューウェルが入るまで、後半16分までは日本が徹底的に押し込む。なんで2シャドウは守備をしないのだろうか。守備の場面で日本の両SBの位置につき、攻撃の場面ではビドゥカのそばにいればいいのに。ロビーニョがサネッティを止めたようにするべきだった。

 そんなオーストラリアは後半16分にビドゥカ→キューウェル。最初は意味不明の交代だったが、途中からはなるほど、、と思う交代だった。アロイージはビドゥカほどの高さはないが基本技術は高く、ポストプレーはそつなくこなしていた。つまり、楔のボールには強い。十分機能はする。

 キューウェルが左に、ブレッシアーノが右に行くことで、日本の両SBのオーバーラップを防ぐ。さらに中央を空けたことにより、ボランチの飛び出しを導く。特にカリーナ。カーニー、エマートンの前に選手を置くことで日本はサイドの守備で数的同数を作られてしまう。

 そしてオーストラリアがコーナーキックから後半の24分に先制。しかし、すぐに高原がワールドクラスのプレーで日本に同点ゴールをもたらす。これが後半26分。これで試合は振り出しに。しかし、日本はSBが抑えられてしまっていたので、不利な流れになる、、、かと思いきや、後半31分にオーストラリアの選手が一発退場。この退場で、日本のSBは解き放たれる。日本の逆襲。オーストラリアのプランはPK戦に持ち込もう。必死に守りきりPK戦に突入。そして川口のお家芸で日本が勝利。

 ■日本の変わった点と変わって欲しい点

 2列目からの飛び出し、その選手を使うプレーは随所に見られた。特に憲剛、遠藤がキーパーと一対一になりかけたシーンは紙一重だったと思う。遠藤も両サイドに顔を出し、初戦に比べるとずいぶん走るようになった。ほぼフリーだったためか、憲剛はチャレンジパス、飛び出しが多かった。ただミスも多かったね。

 遠藤、憲剛の飛び出し、DFラインの高い位置、味方を追い越す動きと徐々に変化は見られた。パス&ゴーも頻繁に見られた。しかし、なぜかその選手を使わず、横パスを繰り返したのは理解に苦しむ。また、高原にボールが入ったときの周りの動きの連動性のなさは悲しい。このあたりはオーストラリアを見習うべきだと思う。

 また直接フリーキックが少ない。恐らくドリブルで仕掛ける選手がいないからだ。また、ワンツーのタイミングで走った選手にボールを入れないことも原因だろう。この辺はリスクを化してでも、仕掛けたほうがさまざまな攻撃が活きてくると思う。恐らく、多くの人が水野の登場を願っただろう。

 中盤~前線の守備はよくなってきていると思う。日本のボールを取り返す位置は中盤とDFラインの間のようだ。FWと中盤の間でボールを奪ったほうがいいと思うけど、この気候じゃ難しいか。挟み込み作戦は出来ていたと思う。俊輔も遠藤も良く守っていた。

 ボールを取り返す位置が低いので、速攻ができない。正確にはチャレンジしない。憲剛にしろ、俊輔、遠藤と精度の高いボールを蹴れる選手がいるので、狙っても面白かったと思う。もちろん、ポゼッションよりはリスクが高いけれど。オシムに禁止でもされているのか。中盤から裏を狙うシーンは多かったので、ちょっと気になった。

 ■独り言

 シュワルツァーが一番楽しそうにサッカーをしていた。遠藤のループを止めた場面での表情を見ていると、楽しくて仕方がなかったのだと思う。彼があたっていなければ、もっと楽に勝てたと思う。だからPKも怖かった。

 俊輔は相手のマークが唯一きつかった。フリーの場面もあったが、要注意人物として認定されていたのだろう。一番感じたのは俊輔は崩しの質が高い。他の選手のクロスに比べると、危険度が違う。ベトナム戦でも見事な崩しを見せたが、やはりゴールに近い位置で勝負してもらいたいと思う。ビルドアップも大事だけど。

 このままだと高原依存と言われかねないので、そろそろ中盤の選手も点を決めよう。もちろん2列目からの飛び出しで。

posted by josepgualdiola |18:27 | アジアカップ2007 | コメント(44) | トラックバック(1)
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2007年07月20日

気になっていること(日本代表、シュスター、イニエスタについて)

 気になっていることについて書きます。日本代表、シュスター、シャビイニデコについてです。

 ■オーストラリア戦

 明日はオーストラリア戦。アジアカップでのオーストラリアの試合を、未だに見ていないので予想は出来ない。つらつら気になることだけピックアップ。

 大きい人に阿部ちゃんがどれだけ通用するかは楽しみである。オシムになってから、ボランチの選手がCBをやることが多い。みんな小さい。そのような選手が体の大きいCFと勝負。ここの勝負で勝てたら面白い。ちなみに、イランと個人技勝負も楽しみにしている。

 鈴木が出られないかもしれない、、、と小耳に挟んだのが心配。代わりは今野か。強行出場か、それともガセネタか。橋本だったらびびる。

 そして中盤の守備。ボールを奪い返さなければ、ポゼッションは無理。守備の準備が出来ている状態で、どれだけ組織的な守備が出来るかはこのまま注目。ただし、オーストラリアがむやみにボールをけってくると中盤の守備は省略される。

 前回の反省としてDFラインの下げすぎが良くない、、と言われている。DFラインを上げるには中盤より前が守備をしないといけない。今のところ、そこの守備は壊滅状態なのでDFラインが下がる可能性は高い。この試合でいきなり日本が組織的な守備を披露したらたまげる。

 2列目からの飛び出しが怖いので憲剛頑張れ。

 ■シュスターについて

 この監督の最大の特徴は相手に合わせた戦術を取ることにある。相手がバルサだったら、ザンブロッタの前をわざと空ける。レアルだったら、いつも以上にハイプレッシャーで相手からボールを奪う。セビリアだったらダニエルアウベス&ヘススナバス側に選手を集め大渋滞を巻き起こさせる。

 このようにして強豪相手にも引き分けたり、勝ったりしてしまうのがシュスターの特徴。非常に論理的な采配をする監督で、目の前の試合をとにかく勝ちたいと思い、それが行動に出る監督である。しかし、そういった強豪の前に撃沈することもある。ただし、カップ戦には強いと思う。相手を研究し、相手の嫌がるサッカーをさせれば、その手腕は非常に高い。

 ヘタフェでは4-1-4-1か、4-4-2を基本としていた。どちらかというと、4-4-2を好んでいると思う。ただフラットな4-4-2ではなく、ひし形。サイド攻撃は両SBと、そのときに応じた前線の選手が行う。前線のポジションチェンジのさまはメキシコのようだった。中盤の距離感を近くし、ひたすら走るチーム。それがヘタフェ。コパのブラジルにそっくりかもしれない。

 ただヘタフェにはストライカーがいない。グイサごめん。いくら選手が数的優位を作っても、触るだけでゴール!というシーンまでボールを持っていくのは難しい。来季はウチェ、ケパが入るので期待。結局いくら走っても点を決められる選手がいなければ、元も子もない。甲府がいい例。

 そんな走る選手を好むシュスターの下で、グティは今季と同じ運命をたどると予想。最初スタメン→守備をしない→ベンチ降格→攻撃が巧くいかない→いろんなポジションで試される→やっぱり守備をしない→スーパーサブへ。

 レアルらしいサッカーをするらしいが、いざとなれば現実的なサッカーを選択する可能性が高い。ただ良い監督だと思います。

 ■デコシャビイニ

 0607でやたら共存した3人。この3人を同時に起用しなければならなかった理由は現実的なサッカーに対抗するためであり、バルサの理想を体現するためには、どうしても必要な共存だったと思う。イニエスタは前線からの守備が巧い。しかし、中盤の底に求められる守備はそこまでうまくない。DFラインのカバーリングやロングボールに対する対処には不安が残る。当たり前の話だが。

 そんなバルサにはヤヤが加入。バルサは彼をモッタ、ボメルのように使えば、結果を残せると思う。しかし、アンカーの位置で使うこと間違いなし。ライーカールトのことだから、守備の問題は解決されることなく今年も闘うことになるだろう。怪我明けのエトーが鬼プレスをする日もあればしない日もあったのが気がかり。

 で、ここで提案。シャビかイニエスタを売る。バルサのソシオからは大ブーイング間違いなしの提案。デコとシャビ。昨シーズンの出来だけ見ればシャビだが、デコのほうが間違いなく攻守に貢献できる。坊主デコは明らかにパワーアップしていたので、今シーズンはフル稼働が期待できる。そして今シーズンの出来をシャビと比べれば、イニエスタのほうが遥かにまし。シャビデコの位置をデコ、イニエスタ。一年これで通してもらいたい。機能すればやばいはず。

 イニエスタをスタメンにすると、スーパーサブがいなくなる。ただ、最近のイニエスタのプレーを見ていると、スーパーサブ扱いではかわいそうである。もしもレギュラーでプレーできないなら、噂のあるレアルにでも行ったほうがましである。

 ただ、シャビをベンチに置くのは怖い。シャビが壊れそうである。引く手あまたの選手なので売り先にはこまらないだろう。バレンシアに行けば、スペイン代表強化計画にもなる。

 ここまで書いていて、結局言いたいことはイニエスタをスタメンで使え、ということである。近年の現実的サッカーの流行で、バルサは非常に苦しめられている。相手を交わすことの出来るメッシやロナウジーニョが中盤までおりてこないと、ボールを運べない試合ばかりだった。イニエスタはドリブルでボールを運べる選手である。他には知らない。今季スタメンで使えば、世界的に大ブレイクすると思うんだけど。でも、スタメンはシャビがいるから難しい。

 あとバルサの補強についてだが、スタッフ入れ替えないのかな。入れ替えなければ、いくら補強しても意味ないと思うよ。

posted by josepgualdiola |08:10 | 独り言 | コメント(14) | トラックバック(0)
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2007年07月18日

コパアメリカ・各チームの感想やらベストイレブンやら

 コパアメリカが無事に終了。ここまでまともに見たのは初めてだと思う。日本が出場した大会については、サンタクルスにぼこぼこにされた記憶しかない。あと吉原が急遽この大会に参加したことが妙に印象に残っている。チームと気になった選手についての感想を中心に書いていきます。

 ■ブラジル

 グループリーグでは、ロビーニョしか活躍していなかった。理由は他の選手がまったく攻めてこなかったからである。ここでロビーニョが違いを見せなければ、グループリーグ敗退もあったと思う。

 かわいそうだったのはジエゴ。パスコースがまったくない。パスコースがある状態でドリブルを仕掛けるのと、パスコースがない状態でドリブルを仕掛けるのではわけが違う。メキシコ戦でアンデルソンがジエゴよりもまともに見えたのは、チームが前がかりになっていたからである。その証拠にチリ戦では微妙だった。

 エクアドル戦で今のスタメンに代えてきた。この試合でも内容はとても貧弱なものだった。グループリーグでのブラジルは開き直りが中途半端だったと思う。俺達ブラジルなのに、、、みたいな。

 決勝トーナメントに入るとSBの飛び出し、ボランチの攻撃参加が急に増える。解き放たれたレアル。サンパウロで世界を制したジョズエ、ミネイロのボランチコンビが中盤を影で統率していたと思う。特にジョズエが入ってからのミネイロは攻守にわたって大活躍であった。

 守備の形もウルグアイ戦でほぼ完成系に持っていき、攻撃面ではロビーニョにパスを任せることが出来るくらいに他の選手が走るようになった。そしてアルゼンチンに勝つ。意図したサッカーを完璧に機能させ、結果も出したのだから100点の決勝戦だった。

 MVP候補は意外性のバチスタか、ジョズエ、ミネイロコンビ。中盤の頑張りがなければ、決勝のDFラインの安定も攻撃のスピードも迫力に欠けたものになってしまっただろう。ヴァグネルは決勝のみ大活躍。マイコンの攻撃力は世界屈指。セビリアから移籍するなら、ダニエルアウベスはSHのほうが良い。ロビーニョは別にいきいきしていなかった。どちらかというと、いきいきしていたのはバチスタ。ドニは準決勝、決勝とここぞの場面で働いていた。

 最後にドゥンガは試合の流れを変える采配が巧くない。

 ■アルゼンチン

 一応大勝しているものの、何かすっきりしない内容の試合が多かった。それも、これも最後はメッシが試合を決めていたからだと思う。得点こそ少ないが、ほとんどの試合を決める得点はメッシが絡んでいたのではないか。リケルメ中心のチームと言われているが、メッシのほうが結果を出していたと思う。

 アルゼンチンの攻撃は個人技の爆発待ちとも表現できる。その攻撃を円滑にするために走っていたのがベロンのみ。カンビアッソはまれに攻撃参加していたが、もっと参加して欲しかった。セットプレーが強くなければ、もっと「攻撃の組織について工夫せざるを得なかったと思う。メキシコ戦のように、ブラジルにセットプレーが通用していれば、アルゼンチンの試合になったのかもしれない。

 メッシはとんでもないレベルだった。南米のほうがスペースを与えてくれるので当たり前かもしれないが、神レベルの活躍。欧州レベルの守備能力を持つブラジル相手にどうやって崩すか、もっと考えてプレーするようになれば遥かな高みに到達しそうである。メッシと比べると、テベスはかなり落ちる。

 チームのためにベロンは走っていた。ブラジル戦でもボールのないところの動きでフリーになってボールを受けると、果敢にチャレンジしていた。何とかしてやろうという気持ちが一番出ていたと思う。リケルメは大事な試合で消えることが多い。

 サネッティのレベルは未だに世界屈指であることがわかった。決勝ではロビーニョにマークをつかれ自由を失っていたが、それまでの攻守のできはとてもよかった。特に縦への突破力はマイコンレベル。今シーズンのインテルの試合を見ていないのでクラブでどうかわからないが、世界最高峰の右SBだと思う。

 マスチェラーノはさすがである。マケレレに比べても遜色ない。しかもマケレレよりも目立つので、簡単に高い評価を得られそうである。結局リバプールに残るのかな。50億出してでもバルサは取るべきだと思う。

 ■メキシコ

 ちゃんと守ってくるウルグアイに苦戦し、個人能力で劣るアルゼンチンにも苦戦した。組織力はまだまだ高めないといけないし、個々のレベルも、もっと高めないといけない。グアルダトがデポルに移籍したように、もう少し海外に出たほうがいいかもと思う。ただし、ボルヘッティのように干されては意味がない。スペースのない海外で腕を磨けば、ウルグアイに苦戦することはなくなる。

 カスティージョが印象に残った。ギリシャでプレーしている選手らしい。いくら組織で崩しても最後に決める選手がいないと、そのチームはなかなか勝てない。カスティージョの活躍がメキシコを3位に導いたといっても過言ではない。

 アルセ、グアルダドの両SHの運動量、テクニックには驚くものがあった。特にグアルダドはデポルに行くので楽しみである。後は左SBのピント。左SBに困っているチームは獲得に動いてもいいと思う。ドレンテと比べても悪くない。

 ■ウルグアイ

 欧州の雰囲気を持つ守備をする。ブラジルとは似たチームのぶつかりあいだったが、攻撃面でブラジルに劣っていた。良くも悪くも守備が非常に荒っぽい。審判との相性で試合が決まることもあるだろう。メキシコ戦では審判にファウルを取られまくり敗戦。

 それでも南米らしくない組織力を持っているチームで、うまくやれば南米予選は勝ち抜けると思う。決定力のあるフォルランも健在だし。中盤には右SHの運動量あふれるペレイラ。潰しもチラシも出来るパブロガルシア、上下動を延々と繰り返す、無尽蔵のスタミナを持つペレア、左SHで違いを生み出せるクリスチャーノロドリゲスと駒はそろっている。

 日本と試合しないかな。

 ■他のチームについて

 チリは守備的なサッカーをしたいのだろうが、練習が足りない。もう少しでウルグアイの組織的な守備を手に入れることが出来るだろう。相手がどこだろうと、攻めに人数をかけないと形にならない、しかし、人数をかけると点を決められてしまう。そんなチーム・チリ。チリのロナウドことスアソのループはもっと注目されてもいいはず。

 パラグアイは評価できない。アルゼンチン戦は結果が意味を持つ試合ではなかったし、メキシコ戦は10人で戦っていた。ドスサントスが覚醒しないときつい。

 べネズエラ、コロンビアはまだまだ弱い。エクアドルのほうが相当強いと思う。

 ■ベストイレブンの発表

GK、ドニ。

DF、サネッティ、マガジョン、アジャラ、ピント。

MF、ベロン、ミネイロ、ジョズエ、リケルメ。

FW、メッシ、ロビーニョ。

ベンチ

GK、オチョア←メキシコのサブキーパー

DF、ファン、マルケス。

MF、マスチェラーノ、意外性のバチスタ。

FW、カスティージョ、フォルラン。
 
DH、レコバ。

 ■独り言

 南米のサッカーはプレスが弱いチームが多い。だからか、メキシコ、ウルグアイ、今回のブラジルのようなサッカーにもろい。それを跳ね返すだけの力を個人で発揮できれば、アルゼンチンのように大勝できるだろう。発揮できなければ大敗もある。

 アルゼンチンがブラジルに負けた理由は、チャンピオンズリーグでユナイテッドがミランに負けた理由に似ていると思う。オシムに言わせれば、他人のミスからも学ばなければならない。
 
 何も巧い選手を並べるだけが綺麗なサッカーというわけではない。今回のアルゼンチンのサッカーを絶賛するのは、かなり気が引ける。メッシ抜きで同じ結果を出せば賞賛する気満々だが、なんだかんだメッシだった、、、そんな印象がとても強い。そんなメッシが消されたブラジル戦で、他の選手は何も出来なかった。何かしようとしていたのはベロンくらいだ。そんなベロンは代表引退の噂あり。

 ユナイテッドにしろ、アルゼンチンにしろ、チャンピオンズリーグやワールドカップで優勝したければ、ほんの少しでも守備のことを考えないと相当きつい。0506のバルサのように、リアリズムを多少でも注入すれば最強になれるのにと思う。

 ちなみにシュスターはリアリズムの塊みたいな監督なので、来期のレアルには非常に期待している。そして意外性のバチスタにも。

posted by josepgualdiola |08:52 | コパアメリカ2007 | コメント(13) | トラックバック(0)
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2007年07月17日

アルゼンチン対ブラジル ~どっかで見たことある試合~

 ここまで絶好調のアルゼンチン。個人能力に依存した戦いも徐々に組織的な表情も見せ始めている。メキシコ戦では前線の3人も守備をしていて、守備の問題も解決されてきている。攻守ともに完成度が上がってきているので、この試合でさらなる進化をするかもしれない。

 アルゼンチンのスタメンはアボンダンシエリ、エインセ、ガブリエル、アジャラ、サネッティ、カンビアッソ、マスチェラーノ、ベロン、リケルメ、テベス、メッシ。メキシコ戦とスタメンである。ポストの役割をどれだけテベスが担えるか。そしてカンビアッソは攻撃に参加するのかがポイント。クレスポに復帰の噂があったが病み上がりではきついか。

 こちらも内容を高めてきているブラジル。特にロビーニョ、バチスタがともに守備に参加した、ウルグアイ戦の後半の守備の完成度は非常に高かった。しかし、ジウベルトシウバがいない。代わりはドゥンガの恋人ことエラーノ。右サイドに入るだろう。アルゼンチンの左サイドの攻撃は弱いので、エラーノが多少しくじっても問題ないかもしれない。

 ブラジルの狙いは引いてプレス&人数をかけたカウンター。アーセナルのカウンター形に一番似ていると思う。守り方はリバプールだが、リバプールのほうがもっとえげつない。

 ブラジルのスタメンはドニ、マイコン、ファン、アレックス、ジウベルトミネイロ、バチスタ、ジョズエ、、エラーノ、ヴァグネル、ロビーニョ。結局最後までヴァグネルは先発。

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 ■アルゼンチンの右サイドを潰せ

 ヴァグネルが守備をした。今まであまり守備をしなかったヴァグネルが決勝になると守備をした。ブラジルの気合がここから読み取ることが出来る。ブラジルの守備はアルゼンチンの右サイドによっていた。この守り方は攻撃が右サイドに偏るセビリア対策としてよく見ることが出来る。ちなみに右サイドのスペースを潰されたセビリアは4トップにしてカヌーテめがけて放り込みこぼれだまをレナト+残りのFWで拾うことが多い。しかし、アルゼンチンにカヌーテはいない。

 ロビーニョは完全にサネッティのマークをしていた。ヴァグネルはサネッティからエインセへボールが行くようにプレスをかけ、右サイドから攻撃をする起点そのものを潰そうと試みる。あっさり成功。今までの試合に比べてエインセの攻撃参加が目立ったのはブラジルの守備が機能していたからである。プレスが弱かったにもかかわらず、何も出来なかったエインセ、カンビアッソは切ない。

 メキシコが自分達のサッカーをするしかないと割り切って、流れを取り戻したように、アルゼンチンもリケルメにボールを入れようとするが、リケルメにはミネイロが密着マーク。前を向かせない守り方を実践し、パスも出させなかった。アルゼンチンの攻撃の形は中→外→中と展開されると一気にゴール前まで言ってしまうことがよくある。この外の役割を担うのはサネッティ。メッシがいなくなり、ベロンがそのスペースを空けるとサネッティはフリーでボールを持つことがよくできていた。しかし、この試合ではロビーニョが横にいたので、飛び出ず場面は前半20分まで一度もなかった。もともと左サイドは死んでいるので、アルゼンチンの攻撃は中→中→中となっていく。そこをバチスタ、ミネイロ、ジョズエ、エラーノの囲まれればどんな選手でも突破するのは無理である。

 だったらロングパスで相手の裏を突けばいいじゃないか。そのとおりである。今はなきチャンピオンシップでマリノス対浦和の試合ではまさにその形が見られた。当時のレッズは前線から激しいプレスをかけることで有名。そのプレスを交わすために。マリノスは徹底したロングボールをレッズ3バックの横に放り込んだ。その結果、レッズのボールの回復点が後ろになりレッズはバランスを崩した。

 しかし、アルゼンチンに相手の裏を突く選手はいない。テベスの任務はポストプレーだし、そもそも一人ぼっちである。ニステルが1人ぼっちだと棒立ちになったように、1人で相手の裏を取るのは難しい。オフサイドになった場面はあったがあのような状況をたくさん増やせば、ブラジルDFのラインを下げさせられたかもしれない。ボールをもらうためだけにしか走らない選手が多ければちょっときつい。

 それに対して、ブラジルのロングボールの多さはとても気になった。セビリアかと思った。中盤でボールを奪われそうになると徹底して相手の裏へ放り込み、ヴァグネルが疾走。アルゼンチンのDFラインは非常に高い傾向になるので、それを下げさせたかったのかもしれないし、疲れさせたかったのかもしれない。このロングボール作戦でアルゼンチンのDFラインが下がったのは事実である。またアルゼンチンの中盤がすっ飛ばされたので、マスチェラーノがまったく目立たなかった。

 またブラジルの人数をかけた速攻にも中盤はすっ飛ばされた。次から次へと選手が後ろから飛び出してくるのに、その選手に誰もついてこない。サイドチェンジを許し、サイドで一対一を仕掛けられる。特にマイコン。

 4-3で守るアルゼンチンの形は、さあ攻めて来い!!、という状況で機能する守り方である。ボールを奪われる→速攻に対応した守り方ではない。アルゼンチンは中盤で潰される→速攻をくらう→DFラインからやり直す→中盤にボールを入れる→潰されるの繰り返しであった。この状態になれば、中盤がサイドチェンジについていけず、ブラジルのSBが上がってくる。よって、数的優位を作れない。よって崩される可能性が高くなる。もちろん、ブラジルのように、前線の選手が戻ってくれば、この状況から抜け出すことは簡単なことである。しかし、戻ってこなかった。確かメキシコ戦では戻ってきた。良くわからない。

 ブラジルの先制点はヴァグネルがボールを奪い返し、エラーノが相手の裏へ→バチスタ奇跡で先制。直接フリーキックを決めることもあるバチスタが、器用なのかそうでないのか、この得点によって、彼がどんな選手かますます判断できなくなった。

 ■アルゼンチンの開き直り
 
 前半の早い段階で失点し、攻撃が機能していないアルゼンチン。そんなときはメッシの時間である。窮屈な右サイドを脱し、左サイドに居場所を求めるメッシ。前を向くと必ず何かを起こすメッシは決定機を作った。ブラジルの守備の穴、マイコンを切り裂きクロス→ベロン→リケルメの左足→ポストは見事だった。さすがメッシ。その後も、2人を相手にしても可能性を感じさせる場面もあった。やはりメッシか。

 しかし、調子に乗ったメッシは、いつもより中盤に降りてくるシーンが目立った。ボールが前線まで来ないので仕方ない。しかし、中盤は密度が高いのでどうしようもない。確かにボールを持ったら凄いが、あの中盤を突破するのは難しい。

 前半23分過ぎからアルゼンチンのDFラインが上がる。攻撃の場面から守備ことを意識するようになり、ボールを奪われる→即プレス。この流れを中盤が実行するようになった。後ろ向きに走ることに疲れたのだろう。しかし、前線の3人は立っているだけだったので、いつアルゼンチンの中盤がばてるのか心配になった。ちょっと無謀である。交わされたら終わりのこの賭けは見事に成功する。中盤が前からプレスに行くようになると、ブラジルお得意の速攻が出来なくなっていく。そして決定機も作る。

 前線でベロンがボールを奪い返しテベス。テベスが潰れてこぼれだまをリリケルメ→ドニのスーパーセーブ。ボールを奪われた瞬間にプレスに行くことで、ブラジルの速攻を防げる&高い位置から攻撃ができる。しかし、いつまでスタミナが持つのか。

 リケルメのフリーキックから久々にブラジルのカウンターをくらう。ここから前線からのプレスは効かなくなる。ブラジル陣内で試合をすすめていたアルゼンチンだったが、このカウンターによってまた自陣からのスタートになる。ベロンがばて始め、中盤の位置が上が前にメッシにパス。メッシが奪われ、またそこからいつもの形に戻ってしまう。

 そしてアジャラのオウンゴール。アルゼンチンのお株を奪う中→外→中であった。前半で2-0。

 ■カンビアッソ→アイマール

 後半になると、アルゼンチン中盤による前からのプレスはなりを潜め、前半の悪い時間帯と似た展開となる。多少ブラジルにファウルが増えたが、安全な位置でのファウルだったので危険な雰囲気はなかった。高さに自信のある選手が多いので、セットプレーには自信があったのかもしれない。実際に跳ね返す場面が多かった。

 前半15分にアイマール投入。アイマールを入れるよりもボールを取り返すメカニズムを改善しないと無理。改善できる選手がいなければ終わり。こういった場面で当たり障りのないアイマール投入はひどい。たたかれること覚悟で前線の3枚のうち誰かを下げてほしかったぞ。アイマールはキープ力を活かしてアルゼンチンの攻撃を活性化させたが、守備の問題はそのまんま。

 セットプレーから速攻→最後はダニエルアウベスで終了。

 ■独り言

 今大会のブラジルのサッカーを破るために4-3-2-1だったり、4-4-2のひし形が最近はやってきているのだと思う。あのブラジルのサッカーは誰かがサボれば一気に機能しなくなる。それを狙うならロビーニョやヴァグネルを狙ったら面白かったと思う。

 アルゼンチンの最大の敗因は前線の3人だろう。なぜメキシコ戦で守備をしたのに今回はしなかったのだろうか。負けているからこそしなければならないのに。

 バルサ対リバプール、リバプール対ユナイテッド、アーセナル対チェルシー、バルサ対インテルナシオナルと似たような内容の試合がいくつかあると思う。でも、ミランはリバプールに勝った。来期は4-3が流行る気がする。

posted by josepgualdiola |08:39 | コパアメリカ2007 | コメント(16) | トラックバック(0)
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