2007年01月29日
前節のベティス戦、すっかり見るのを忘れてしまった。各メディアで試合内容を確認したが、そんなに褒められる内容ではなかったらしい。さらに、ロナウジーニョがやたらブーイングされているようだ。リーガ前半戦の時のほうが、今よりも格段に彼の調子は悪かった。あのときに比べれば、守備もするし、パスもするし、相当ましだとは思う。この日のスタメンはバルデス、ジオ、オレゲール、プジョル、ザンブロッタ、エジミウソン、デコ、シャビ、ロナウジーニョ、サビオラ、イニエスタである。
散々ここで述べてきた、サビオラのスタメン、イニエスタ右ウイングが始めて同時に実現したスタメンである。結果は出るか知らないが、バルサのサッカーをみせるにはこの布陣が今のベストだと思う。
■なぜイニ、シャビ、デコの共存が必要なのか
結論から言うと、ボールが回らないからだ。基本的にバルセロナは遅攻を基本としている。DFラインでゆったりとボールを回し→デコ、シャビ、エジミウソンの連携でボールを運ぶ。その形が相手の守備によって機能しなくなっているのである。これはこのブログでも何度も書いてきたことだ。
イニエスタがシャビ・デコの代わりに出場すると、状況は多少改善される。イニエスタの場合、相手のプレスを独力で交わしてまうからだ。しかし、もちろん毎回相手を交わせるわけではない。バルセロナにとって、イニエスタのスタメンはいまや必須なことになっている。でもイニエスタだけで、、バルセロナのサッカーを復活させることはちょっと厳しい。
そこで、3人同時に起用することが望まれる。今シーズンよく見られたのは状況を打開するために、シャビ、デコ、イニエスタを中盤で使うことだ。エジミウソンに比べれば、どの選手もパス回しは巧い。結果としてこの3人を中盤で使えば、バルセロナのサッカーは機能する。
しかし、ピボーテにシャビ、またはイニエスタが入る形だと、守備面でかなり不安が残る。クラシコでやられてしまったのがいい例だ。両サイドバックが果敢に前線に飛び出すバルセロナにとって、ピボーテの守備の役割は非常に大きい。時には最終ラインで体をはることもある。それをシャビ、イニエスタにやらせるのはちょっときつい。
よって、その守備のリスクを犯さずに、尚且つ三人を共存させるためにはイニエスタを右ウイングで使うことが最良の解決策である。実際にアトレチコ戦でお披露目されたこの形は今までのバルサを凌駕するようなサッカーを見せる。その試合の記事を引用すると、
このポジションチェンジによって、バルサのパス回しは加速し、悪い形でボールを失う場面はかなり少なくなる。空いた右サイドにはベレッチ、デコ、シャビ、そしてロナウジーニョが進入していた。バルセロナの攻撃において、左サイドのポジションが流動的に変わることはある。それに加えて、今日は右サイドも流動的に変わっていた。ジュリにはできないイニエスタならではの動きである。バルサらしさ全開の前半戦であった。
このポジションチェンジというのはイニエスタが右サイドのポジションを空けていつものポジションまで下がってきたことである。
今節のセルタ戦ではそこまで素晴らしいサッカーをみることはできなかったが、ここ数試合に比べると、試合内容は一変した。イニエスタが中盤に顔を出すことによって、相手の中盤は数的不利になり、ゾーンのバランスも崩れてしまう。そうなると、シャビ、デコへのプレスがわずかに遅れ、前を向いてボールをもらうことが出来る。シャビもデコも前さえ向ければ、マークをものともしない力を持っている。わずかなスペースを与えるだけで、バルサに対するチームはやられてしまうのだ。よっていつものバルセロナが復活する。攻撃面での問題はもうほとんどない。
■課題であった前線からのプレス
バルセロナは基本的にボールを所持している場面が多い。よって、遅攻でやられるよりも、カウンターで攻め込まれる場面がどうしても多くなる。カウンターでやられるということは、ボールを奪われて速攻を許しているということだ。ボールを奪われて時点で、すぐに相手にプレスをかけ→ボールを奪う、または攻撃を遅らせることができれば、カウンターでやられる場面は確実に減る。
このプレスがなかなか今年のバルサはできていなかった。特に今までこのようばな場面で最高のプレーを披露していたデコが、プレスに行かなくなるシーンが目立った。今年のデコはおしゃれなプレーをする場面がかなり増えたと思う。なにか心境の変化でも合ったのだろうか。
ジムナスティック戦で多少の改善が見られたことは述べた。ひとまず、ボールホルダーにプレスをかけるシーンは見ることが出来た。セルタ戦ではそこに連動性が生まれていた。元々、ボールを失った時点で積極的にプレスをかけるのはイニエスタ、ジュリくらいであったのが、ほぼ全員に広がっていた。チームの間でも前線からのプレスが問題だということが一致したのかもしれない。
特にロナウジーニョはジムナスティック戦よりもさらに相手を追い掛け回していた。またデコ。特にデコ。本来の持ち味を発揮していたと思う。このボールを失った→すぐプレスによって、セルタから何度もボールを奪い、延々とバルサは攻撃を続けた。強いときのバルセロナ復活は近い。
■セルタ戦のレポ
予想通り、バルサが試合を完全に支配していた。ブーイングされたからか、ロナウジーニョもいつもと気合が違い、試合を決めようと最初から全開で飛ばしていた。前線にボールが収まるので、ザンブロッタ、ジオも果敢に前線に飛び出し、攻撃に厚みを加えていた。
先制点はバルサに生まれる。ジオが飛び出し、そのままクロスをあげ、サビオラが頭でゴール。クロスの対応の仕方って難しいな!っとこの場面で思った。サイドからクロスが上がる場合に、相手FWを後ろからマークするバカはいない。そんなことをしたら、簡単に前に入られて、やられ放題だからだ。だからセルタのDFはサビオラの前に入った。そうしたらその上を通されてしまった。正解はサビオラのユニフォームを手でつかみながら離れないようにすることかもしれないが、下手したらPKだし、ちょっと難しい。ジオのクロスとサビオラの動きがシンクロしていたので、どうしようもなかったかも。
このまま前半は終わり、セルタは本当に何もできなかった。後半に入ると、セルタがリスクをかけ攻めてくるものの、本日のバルサは前線からの守備が効いてるため、後ろもそんなに辛そうでなかった。ただ、前半に比べると、各選手の運動量は下がっていた。その後不運にもPKを与えてしまい、同点にされる。確か後半20分くらいだったはず。
ジュリをすかさず投入し、バルサは攻撃のギアを入れるが、セルタのDFは結構硬い。特にGKのピント。止めまくりであった。しかし、不運にもバルサにPKを与えてしまう。多分エリア外、しかも足がかかっていないというそれPKじゃねーよというシーンであった。これをロナウジーニョがしっかりと決め、2-1。最後にジュリがカウンターで独走で追加点を入れる。3-1で試合終了。
■独り言
やはりサビオラのスタメンはいい。結果を残すし、周りとの波長も合っているとおもう。特にシャビ、イニエスタとはかなりいいのではないかな。
メッシがかえってきたら、この様な形で試合に臨むことは少なくなると思う。少し残念。来週の試合でこの形を崩したら、ライーカールトはどうしようもないと思う。
posted by josepgualdiola |10:12 |
バルセロナ/06~07 |
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2007年01月28日
こんなことならロナウド、カッサーノ、ベッカムを干さなきゃ良かったかもしれない。それくらいレアルの選手層が薄くなってしまった。DF以外で控えの選手はニエト、デラレッド。どちらも流れを変えられるほどの選手ではない。だからって、ロナウド、カッサーノ、ベッカムが流れを変えられるか!というと微妙な話だが、可能性は高いと思う。今のチーム状態だと、先制されたらゲームオーバーである。。
■レアルが攻撃を組み立てられなかったその理由
何度か偶発的にゴールチャンスをレアル攻撃陣を作っていたが、ほとんどの場面で、攻撃陣は相変わらず機能していなかった。この試合では珍しく中盤の守備は機能していた。ディアラ、ガゴは相手から何度もボールを奪い、レジェス、ロビーニョも必死にボールを追い掛け回していた。後者について機能していたかどうかは別である。
ボールを奪ったとき、ガゴ・ディアラはひとまずサイドにボールを送ることが多い。つまり、レジェス、ロビーニョにである。しかし、ここで問題が発生してしまった。この2人が明らかに攻め急いでいるのである。パスを受け取る→ドリブル開始→ボールを取られるの連続であった。
周りの選手が動いていないから、ドリブルという選択をしているわけではない。普通、中盤でボール奪取→サイドにボールを散らす→相手の状況を見て、サイドの選手は速攻か、裏へ戻しポゼッションを高めるか選択する。
ビジャレアルは非常に攻守の切り替えも早く、中盤でボールを奪われても、すぐに守備の体制に入る。それにピボーテの位置でもたもたしていると、っかりとフォルランやマティアスがプレッシャーをかけてくる。
つまり、このビジャレアルに対して、よし速攻だ!という場面はどう考えてもあまりなかった。だから前のFWもサイドにボールが出たからって、縦に抜け出したりしない。そこへレジェス、ロビーニョが突っ込む。何をそんなに攻め急いでいたのだろうか。それとも自分の力を証明しなければいけない焦燥感でもあるのだろうか。そこら辺はよくわからないけれど、この2人の攻め急ぎが本日最大のポイントだと思う。ちなみに、セルヒオラモスらが攻撃に絡むと、圧力が全然違った。
いったん後ろに戻して、サイドチェンジを交えれば、サイドにスペースも出来るし、イグアインがサイドに顔を出し、さらにロビーニョ、レジェスとポジションチェンジして、セルヒオラモス、トーレスも飛び出してくる。こんな場面が多く見られたかもしれない。
ただ前線のニステル、イグアインの運動量がなかったのも事実だ。ボールが来なかったから仕方ないかもしれないけど、試合をなげてはいけない。前節のように、お互いの動きを利用して、何度も裏へ飛び出して欲しかった。
DF陣に関しては特にありません。特にエルゲラ、カンナバーロはなんであんなにライン下げちゃうのでしょうか。そして、そこで上げるのか!って場面でライン上げちゃうのでしょう。前の守備が効いているのに、DFがFWをフリーにしてどうする。前節と同じように寄せがアマアマでした。
■新しいビジャレアルのサッカー
リケルメの代わりに試合に出ているのはマティアス・フェルナンデス。以降マティアス。リケルメとの大きな違いは、ドリブル突破を身上としていることだ。リケルメは味方に寄って行きボールをもらい、ショートパスとワンツー、ロングパスをからめ攻撃を組み立てていく。
マティアスはまずドリブル。しかも悪い意味で、彼は独特の型を持っている。自分の型に合わせるように、体の向きやボールの位置を修正する癖があり、攻撃がほんの少し遅れる。ただし、ドリブルは非常に巧い。この試合でDFラインと中盤の間を自由にプレーしていたので、機能していた。まだまだである。
カニは相変わらずかみ合っているとは言いがたい。攻撃ではなく、守備で貢献する場面が目立ち始めた。マイナーチェンジ。セナ、ホシコのピボーテは攻守に走りまくる。目立っているのは若手マルコス。左サイドをいいタイミングで飛び出していくのが持ち味。どうしてもソリンとかぶる。
相手にボールを持たせ、激しいプレスでボールを奪い、速攻と遅攻を使い分ける。リケルメ時代に比べると、堅実なチームになっている。いいチームだとは思いますが、スペクタクル度は下がったと思う。でもトマソンが加入。
■独り言
結果はビジャレアルが1-0でレアルにクラブ歴史上初勝利。マティアスがマルコスにスルーパスを通しゴール。
試合に臨む態度に問題があるかどうかというと、別にそこまでモチベーションが低いとは思わなかった。感覚的なことで申し訳ない。ホームでぼこぼこにされたヘタフェ、レクレアティーボのときに比べればましだったと思うよ。
ラウール、グティよ早く帰って来い。あと冬の補強をもう少しやんないときついな。
posted by josepgualdiola |20:44 |
レアルマドリッド/06~07 |
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2007年01月26日
予想されたよりも、テリーの怪我は重症のようです。なんだかんだ復帰の時期は未定です。イスラエルの壁、ベンハイム獲得のニュースもありましたが、結局流れたようです。チェルシーらしくないな。この試合はマケレレは累積、カルバーリョは発熱のため不在。代わりにミケル、センターバックはエッシェン、フェレイラで臨む。本職のセンターバックが誰もいない。。。しかしツェフ復活!!
リバプールはアウレリオを後ろで使ってきました。リーセ、アウレリオは結構いい関係を保てます。またCFにクラウチ、カイト。ベラミーでなく、クラウチを使ってきたのは空中戦を制圧するためでしょう。エッシェン、フェレイラはベラミーよりも、クラウチのほうがやりづらいでしょう。このあたりがベニテスの巧いところ。
■チェルシーは何がいけなかったか
この試合のウイングはロッペン、カルーであった。チェルシーのウイングはサイドの守備をするという役割がある。しかし、この2人はその役割を放棄してしていた。特にロッペンがかなりひどかった。ランパードが身振り手振りでプレスに行け!と指示しているのに完璧にシカト。仕方なく、ランパードが自分のゾーンを離れてプレスに行く。すると、当然バランスが崩れる。そのランパードが抜けたポジションにミケルが入り、またそこに誰かが入ってくるようなメカニズムは残念ながらない。そうなると、チェルシー陣内にスペースが生まれる。
リバプールはそのスペースを巧く活かし、ゴール前にボールを放り込む。カイト、クラウチがスタメンなので、高さの面で圧倒的に優位に立っている。ゴール前にボールを放り込めば何かが起きる、その可能性がいつもより高い。つまり、チェルシーは簡単に相手にボールを放り込ませてはいけない。そのためには前線からプレスに行くしかない。誰1人としてサボるわけにはいかなかった。CBに人がいないのだから、いつも以上に周りが気を張らないといけない。
それなのにこの両ウイングはサボった。そのせいで、がんがんボールを放り込まれ、あっさりと2点取られてしまう。モウリーニョらしくないミスだなと思う。それとも、選手によっては、チームに対する気持ちが下がってきているのだろうか。ロッペンは何もしないまま怪我をしてSWPに交代。
■2得点後の膠着状態
2得点後、リバプールはプレスの位置を下げ、リスクを犯さないようにしてきた。しかし、不幸なことにシャビアロンソが怪我の治療のため、ピッチから離れることになってしまう。つまり、10人で戦うことになったのである。多分20分くらいは離れていたような気がする。
チェルシーにとってはビックチャンスである。前線からのプレスに苦しみ、何も出来なかった状態から抜け出し、自由にボールを持つことが出来るようになった。
ただそれでもこの日のチェルシーは何も出来なかった。まず、ウイングにボールが収まらない。後ろからくるプレッシャーに負け、ファーストタッチの質が悪くなり、そこを奪われる。これの繰り返しであった。前でボールが収まらないので、サイドバックはまったく攻撃に参加できず、バラック、ランパードも攻撃を組み立てられずにいた。せめて、多少でもキープできれば、右サイドでボールをためて、一気にサイドチェンジ!という攻撃ができた。
この時点で、サイド攻撃はほとんど封じられてしまった。ボールがおさまらないので、ランパード、バラックもなかなか前に飛び出せない。ドログバにポストプレイさせればいいじゃないか!という考えもあるだろう。しかし、中央のプレスはきつく、ランパード、バラックとも単純にドログバに当てることができなかった。比較的サイドはプレスがゆるいので、クサビのボールを入れることが出来る。ドログバがサイドに来たら面白かったのにな。
こうなると、チェルシーの選択肢はセットプレイとドログバへの放り込みしかない。セットプレイのチャンスを得るといっても、前でドリブルで仕掛けることも出来ないので、望み薄。ドログバに放り込むしかない。しかし、そのドログバにはキャラガーが密着マーク。そして最後までキャラガーの集中力は切れなかった。ワントップに放り込むだけだから、リバプールは守りやすかっただろう。シェフチェンコがいれば、状況は変わったのかもね。
■淡々とすぎた後半戦
後半になると、リバプールのカウンターが多少機能し始める。あくまで多少。あまりカウンター得意じゃないのかな。ほとんど自らの凡ミスかミケルにつぶされていた。ミケルはゴール前で、ボールウォッチャーになる癖がある。クロスをあげる選手ばかり見てしまい、自分のマークを外してしまうのだ。それ以外、特に中盤の守備はかなりいいと思う。将来はマケレレの後継者になれるかもね。ただ、まだ味方から信頼されていないのか、攻撃の場面で、ボールが回ってこないことがあった。
また、クラウチが空中戦でエッシェンにやられる場面が目立ち始める。前半に関して、チェルシーDFは、相手との距離を開けすぎていたが、後半はしっかり寄せていた。またSWPは、献身的に守備をするようになった。
前半に比べると、守備はこのように改善されたが、攻撃は改善されなかった。チャンスらしいチャンスもなく、試合はこのまま終わる。
■リバプールの固い守備
リバプール守備陣の最も良かったところは、相手との距離感である。前線からの守備が効いていたので、ボールの向かうところがわかりやすかったことも距離感を縮めることができた要因だろう。対して、前線からの守備が機能していなかったチェルシーのDF陣は距離を縮め切れなかった。
自分のマークにボールが入ったら、きつく後ろから当たりプレッシャーをかける。前は絶対向かせない。そこを中盤の選手と挟み込むか、自分でそのまま奪う。空中戦でも必ず相手に寄せ、相手に自由を与えなかった。このような基本を90分続けられることが何よりも凄い。これくらい安定感があれば、もっと上の順位にいるのだろうな。
■独り言
チェルシーはロッペンが怪我をした模様。これで攻撃陣も守備陣も怪我人多発でどうしようもないですね。ワールドカップでもかなり守備をしていたので、バラックに守備をやらせたら良いと思うのだが。マケレレと組ませたらかなり守備が安定しそう。ランパードを攻撃に専念させて、エッシェンをウイングで使おう。かなり邪道だけど、こうなったら邪道に走るしかない。
ちなみにツェフはかなり止めまくっていた。
posted by josepgualdiola |20:18 |
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2007年01月25日
運がよくリヨンの試合を見ることが出来た。毎年チャンピオンズリーグで結果を残し、フランス国内では常勝軍団になりつつあるリヨン。一試合だけでそのチームについて語ることは、かなり危険なことだが、この先見る機会もなさそうなので、書こうと思う。
ちなみにボルドーにはミクーがいる。そして昨年二位という成績を残している。これぐらいしか知らない。
リヨンは最近調子を落としているらしい。選手も監督も、チャンピオンズリーグしか眼中にないようなので、フィジカルをそんなにあげていないのかもしれない。しかし、2試合勝ちがない、ということは、リヨンにとってとても珍しいことらしい。先発はベルクトル、レベイェール、クリス、ミュラー、アビダル、ティアゴ、トゥララン、ジュニーニョ、ゴブ、フレッジ、マルダ。怪我人はウィルトールと正GKのクーペ。こんな感じです。
■リヨンの攻撃の形
フォーメーションはバルサ、チェルシーと同じ4-3-3。どちらかというと、バルサよりのサッカーをしている。主な攻撃の形はサイド攻撃。マルダ、ゴブの2人がドリブルで積極的に仕掛けてくる。そしてサイドバックのアビダル、レベイェールも機を見て積極的に攻めあがってくる。このサイドバックはウイングを追い越したり、後ろのフォローについたりとかなり攻撃的に振舞う。
中央に構えるフレッジはサイドに流れてチャンスメイクしたり、真ん中から中央突破を試みたり、ポストプレイをしたりと何でも屋。特にジュニーニョ、チアゴがフレッジにクサビのボールを入れる場面が多かった。まずはフレッジになんて決まりごとがあるのかもしれない。
基本的にはポゼッションサッカーだと思うが、カウンターもやれないことないと思う。なかなか点が奪えないときはジュニーニョのフリーキックがある。マルダ、ゴブ、フレッジの3人の個人能力は非常に高く、高い位置でファウルを得られる。リヨンにとって、セットプレイは大きな武器である。
つまり、基本はサイドから崩し、中へクロス。そのままフレッジか、こぼれだまをジュニーニョ、チアゴが押し込む。それに中央突破、個人での打開、サイドバックを使う攻撃でバランスを巧く取る。状況が膠着したらセットプレイ。非常にバランスのいいチームだと思う。
■リヨンの攻撃の不思議な点
最初にポジションチェンジが異常に少ない。やってマルダ→ゴブが入れ替わるくらいだ。全員運動量もあるのに、なぜかそれをやらない。ポジションチェンジすることによって、ゾーンだろうが、マンツーマンだろうが簡単に崩すことは出来る。状況によってはジュニーニョ、チアゴが外に開き、マルダ、ゴブが中に入ってくる場面があれば非常に強くなると思う。
また、リスクをかける攻撃がない。確かにサイドバックが積極的にオーバーラップする時点である程度リスクは犯している。問題なのはチアゴ、ジュニーニョがフレッジを追い越さないことだ。フレッジにクサビのボールを当てて、そのままワンツーでボールをもらう場面はなかった。中央突破はフレッジにマルダ、ゴブが絡んでくる形である。
同じシステムのバルサはポジションチェンジとデコ、シャビの飛び出し、チェルシーはダイレクトパスとパス&ゴーを多用してくる。もっとチアゴ、ジュニーニョが積極的に開いてゴール前に顔を出さないと、上にはいけないよ。多分。ジュニーニョ、チアゴはもう少し攻撃に絡まないと。
■リヨンの守備の問題
FWとMFはまったく問題ない。ボールを失ったときの攻守の切り替えは早いし、スペースを埋める動きも、人につく動きもほぼ問題ない。これだけ完成された守備はそう見ることが出来ない。この場面のジュニーニョ、チアゴの働きは完璧である。
しかし、DFがもろい。どうやらポカ癖がある。肝心な場面で自分のマークを外したり、クリアミスしたりしてしまう。この試合でも相当怪しい守備だった。勘だけど、スキラッチがでてもそこまで問題は改善されないと思う。ミュラー、クリス、スキラッチの3人がレギュラー格のセンターバックだと思うが、リーグアンで通用しても、チャンピオンズリーグでは通用しないと思う。恐らく、今までリヨンはゲームを支配していたものの、相手の一発に沈むという試合内容でチャンピオンズリーグから消えていたのではないだろうか。これも勘です。
この問題は組織がどうこういう問題ではなく、人の問題であるので、改善は人を代えることだ。ストライカーが補強ポイントだってよく言われているけど、それは違うと思うぞ。
■試合の総括
リヨンはいきなり先制される。GKと一対一になりPKを与えてしまう。足から相手に突っ込むのは良くない。GKのミス。失点後、ゴブ、マルダを中心に攻めまくり、セットプレイからジュニーニョがゴールを狙うが不発。
不運な形で中盤の選手がボールを失い、カウンターから2点目を許す。DFがボールウォッチャーになってしまい、マークを外してしまうというポカ。その前からポカをしまくっていたので必然といってもいい。
その後、がんがん攻めまくるがセットプレイからフレッジが頭で1点返しただけで試合は終わる。なんと負けてしまった。
■独り言
バロシュがそつなくワントップをこなしていてびっくり。トゥラランもいい選手だと思います。
でもローマには勝てないと思うよ、DF陣に差がありすぎるから。
posted by josepgualdiola |16:07 |
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2007年01月23日
独走状態のユナイテッドを、アーセナルがどのようなサッカーで迎え撃つか。アーセナルはジウベウトシウバ、ギャラスが不在。代役はセンデロス、フラミニが務める。アンリ不在のときに、存在感を示したアデバヨールがアンリと2トップを組む。
ユナイテッドの怪我人等は特になし。むしろ選手層が厚すぎて、ベンチから外れる選手まで出てきた。この試合でのユナイテッドの控えはサハ、フレッチャー、ブラウン、エインセとGK。パク、スールシャールが外れてしまった。なぜパクを外したのだろう。先制して逃げ切りを図る場面で、パクはかなり貴重な駒だと思うのだが。なんとラーションがスタメン。
■不思議な采配をしたファーガソン
ユナイテッドの攻撃の核は、前4枚だと以前書いた。この試合でラーション、ルーニー、ロナウド、ギッグスであった。ほぼベストメンバーだと思う。しかし、彼等のいる位置が少し不思議であった。真ん中にラーションが構えるのは王道だが、その後ろにギッグス。左にルーニー、右にロナウド。後半はこの2人がポジションチェンジして、左にロナウド、右にルーニーとなっていた。
なぜにルーニをサイドで使ったのだろうか。これが不思議で仕方なかった。ルーニーはなれない守備に追われ、自分の持ち味を出せていなかった。サイドから強引にドリブルで仕掛けていたが、中で全部つぶされていた。しかも、その守備の面でも、ただ、スペースを埋めるだけで人につく意識がなく、あまり役に立っていなかった。
もちろん、ロナウドも同じように守備面では役に立っていなかった。もともとこの2人に守備面での貢献はあまり期待していないだろうが、ここまで漠然と守備をするだけだとちょっときつい。それに対して、ロシツキー、フレブはかなり守備に貢献していた。
また、トップ下にはいったギッグスは、ほとんど守備をしなかった。ラーションが必死に追いかけるそぶりを見せても、ギックスはまったく反応せず。FWのどちらかが、セスク、フラミニを後ろから狙い撃ちをするのが普通だと思う。でも2人ともやっていなかった。ここで、セスクを自由にしてしまったのが、ユナイテッドの敗因だと思う。
ユナイテッドは攻撃的なチームで、高い位置でボールを奪うメカニズムが確立されていないのだろう。セスクをフリーにしたせいで、スコールズ、キャリックはセスクにプレスにいけず、ずるずると下がるしかなかった。またセスクからサイドに展開、また、DFラインの裏に放り込まれ、やりたい放題。このため、アーセナルはユナイテッド陣内深くまで攻め込むことができた。そこでユナイテッドはボールを奪っても、相手ゴールが遠いので、分厚い攻撃はできず、個人技に頼るしかなかった。
■サイドが抑えられてしまった場合のオプション
ユナイテッドの生命線はサイド攻撃である。ロナウドの個人技、ギッグスの個人技が通じない場合、攻撃の枚数を増やさなければならない。しかし、スコールズ、キャリックは共に守備に追われていて、前に飛び出すことはできなかった。エブエ対ロナウドはエブエが勝ち、クリシー対ギッグスはクリシーの勝ちであった。エブエ、クリシーとも簡単に飛び込まず、よく我慢して対応していたと思う。特にロナウドを抑えてしまったエブエは最高であった。
そんなアーセナル守備陣の出来のよさに比べて、ユナイテッドのDF陣は少し物足りなさがあった。寄せが甘く、とくにロシツキーに簡単に前を向かせていた。
サイド攻撃を抑えられてしまい、しかも、自陣深くまで攻め込まれてしまうユナイテッドはどのような手を打つべきだったのだろうか。まずは、ボールポゼッションを回復しなければならず、それはセスクをどうにかする必要があったと思う。でも控えの選手にそのようなタスクを託すことができる選手がいなかった。パクがいればな。ただ、攻撃に枚数をかける、セットプレイを狙うなど打つ手はある。
■得点の動いた後半戦
先制したのがユナイテッドだったのには素直に驚いた。エブラの驚異的なオーバーラップがすべてを決めたと思う。不調だったからか、ロナウドが素直にエブラを使ったのが印象的だった。
得点後のユナイテッドはカウンターにすべてを託したが、今日のエブエは神がかっていた。アーセナルが終始試合を有利に進め、逆転する。ユナイテッドはアーセナルの攻撃を分断するような策をしなかった。黙ってやられたといってもいい。
■独り言
フレブもロナウドと同じように一対一を果敢に仕掛けていた。全部エブラが対応していたが、エビラに対するフォローがなかったのが気になった。ロナウド対エブエの場合、エブエは縦をきっていた。ロナウドが中に侵入した場合、トゥーレがすかさずカバーに入ってくる。実質的には一対二であった。このように場面場面において、数的優位を作ろうとするアーセナルに対して、ユナイテッドはあまりに無策すぎた。
また、前線からのプレスに関してもアデバヨールが鬼プレスを見せていた荷に対して、ギックスは何もしていなかった。組織でも負けていたし、結局、個でも負けていたのでユナイテッドが負けるというのは非常に理にかなった試合内容と結果だったと思う。
セスクに前を向かせないようにして、ロシツキー、フレブを挟み込めば勝てたと思うのだが。なぜにそうしなかったのだろう。MVPはエブエです。
それにしてもアーセナルのパスサッカーは凄い。
posted by josepgualdiola |09:13 |
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2007年01月22日
前節のサラゴサ戦で、見違えるような試合を見せたレアル。この流れが続けば、かなり観ていて面白い試合をするようになるだろう。しかし相手はマジョルカ。前節セビリアの攻撃を見事に分断した、見事な守備力を持つチームだ。サラゴサのような攻めてくるチームではなく、守りを基本とするマジョルカ相手に、前節と同じような試合が出来るだろうか。
■戦う意欲の差
ここまで前節と試合内容が変わるものなのだろうか。レアルらしいといえばレアルらしい。守りを固めてくる相手には何も出来なかった。不思議だったのはガゴが前で、ディアラが後ろ気味にいたこと。どう考えても位置が逆だ。2人とも消化不良なゲームになったと思う。
特に目立った両者の差は守備のアグレッシブさである。マジョルカの守備の選手はセビリア戦と同じように、ファウルすれすれのプレーでレアル攻撃陣を止めにきた。まず、パスカットを狙い、それが無理なら前を向かせないという基本に忠実な守備を見せる。相手をフリーにすることはほとんどない。
また、中盤のプレス、ボールを失ったときの攻守の切り替えも非常に早く、レジェス、ロビーニョは自分の持ち味をまったくだせていなかった。そのせいで、ピボーテから直接ニステル達に入るシーンが目立った。ピボーテにはきつい試合だったと思う。
それに比べてカンナバーロ、エルゲラはなんだったのだろうか。相手をフリーにし、ボールが入ったらチェックしにいき、交わされる。DFラインがさらされるとか関係ない。それ以前の話だったと思う。
さらに、中盤でボールを奪われたあとに、どのようにして守るのかという守備の形をレアルはまだ建設中のようだった。ほとんど自陣深くまでボールを運ばれ、ボールの回復点がかなり後ろになっていた。
サイド攻撃をふさがれた、レアルの攻撃の形はセットプレーと裏への飛び出ししか残っていない。ニステルとイグアインが巧く動いて裏へ飛び出していた。例えば、ニステルが下がり、その開いたスペースにイグアインが飛び出してくる。その逆のシーンもあった。イグアインの加入によって、ニステル孤立という問題はほぼ改善された。今までに比べて、ニステルがボールに効果的に絡む回数が増えた。孤立していないので、やりがいもあるのだろう。この試合ではボールがちっとも前線まで運ばれてこず、できることは裏へ飛び出すことくらいだった。そのできることを全力でこなしていたさまはかなり良かった。
■マジョルカの問題点
サラゴサ戦と同様に、かなり守備的なスタメンで試合に臨んだ。アランゴやヤンコビッチといった違いを生み出せる選手はベンチである。マジョルカはイバガサを中心にレアル陣内に何度も攻め入るが、最後まで点を取ることは出来なかった。その原因はアランゴ達がいないからだと思う。グティエレス、バレーラの運動量は、確かにアランゴ達より優れているし、グティエレス達がでたほうがチームが安定する。
しかし、攻撃の質がどうしても低い。マキシロペスしかゴール前にいないシーンが目立ち、攻撃に迫力が最後まで出なかった。クロスの質、最後のシュートの正確性、ゴール近くでの崩しの場面でどうしても相手の上をいけなかった。イバガサがリケルメばりのプレーを披露してもこの通りである。
セビリア戦のように、意図的にコーナーキックを狙うようなプレーを見せればよかったのではないか。守備に活きるか攻撃に活きるか、その選択をマンサーノ監督は近いうちに迫られると思う。個人的にはアランゴ達を使わないのはもったいないような気がする。難しいところだね。
■独り言
試合を決めたのはレアルお得意のセットプレーだった。レジェスが直接フリーキックを決めて1-0で試合終了。レアルはロナウド達を干しているので、控えの層がやばいことになっている。中盤より前の選手はニエト、デラレッドしかいない。あのまま0-0で試合が展開されていたら、カペッロはなにもできないまま試合を終えただろう。そうなったら大批判にさらされていたはずだ。今後どうするのだろう。
レアル期待の若手トーレスはDFラインなら本当にどのポジションでもこなせるようだ。両足で質の高いクロスを挙げられる選手で今後が楽しみだ。
最後に今週のリーガは退屈な試合が多かった。何も起きない試合が多く、それにともなって書く量も少なくなっていると思う。これから見るプレミア上位対決に期待。
posted by josepgualdiola |16:02 |
レアルマドリッド/06~07 |
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2007年01月22日
ライー・カールト、プジョル、バルデスが次々に発言した。彼ら曰く「チームが不調である原因は、敵に対してプレスにいっていないことだ」。今更かよっ!!と思う。しかし、この問題に取り組む気があるようで、少し安心した。ホームで最下位のジムナスティックを迎える。最初から結果が見えている試合なので、重要なのは内容である。
ジムナスティックはカタルーニャ州にあるチーム。なんとポルティージョがいる。レアルカンテラ出身の選手がいろんなチームで頑張っている姿を、よく目にする。彼の名前はあまり聞かないので奮起を期待したい。
■改善された問題と改善できない問題
バルセロナはかなりスタメンを代えてきた。特にDFラインを左からザンブロッタ、プジョル、テュラム、オレゲール。かなり守備を意識した布陣である。最近凡ミスの多いマルケスはベンチに下がってしまった。これでDFラインからのロングパスという武器がなくなる。意外だったのは両サイドバック。攻撃的なバルセロナがこのような布陣を取るとは正直思わなかった。それだけ守備に危機感を持っているのだろう。
またFWのスタメンにサビオラ。とうとうスタメンで登場。ここで結果を出せれば最高である。
まず、改善された問題。それは前線からのプレスである。今までのプレスのレベルはなにもしないという最低レベルであった。それが、ボールホルダーにプレッシャーをかけるレベルまで復活した。ロナウジーニョが積極的に相手のボールを追いかけていたので、かなり驚いた。チーム全体で守備をしようという意識が高まっているのだろう。いい兆候である。
しかし、当然その守備の完成度は低い。パスコースを限定しても、その先に味方がいなかったり、連動性のあるプレスは出来ていなかった。つまり、高い位置でボールを奪う場面は少なかった。それでも、相手の攻撃を遅らせることは機能していて、DFが無防備にさらされる場面はほとんどなかった。
改善できなかった問題はビルドアップ。自分で書いていて、デジャブのような気がしてくる。バルセロナ対策をしてくる相手に対して、はっきりいって何も出来ない。特にマルケスがいないために、さらに中盤の密度が上がり、エジミウソンは完全に消えていた。
このような状態のとき、イニエスタが状況を打開することが多い。彼が無理を引き受け、ボールを前に運ぶ。しかし、今日の試合で彼はスタメンにいなかった。シャビ、デコではボールを前に運べない。特にデコは病み上がりのため、動きが悪かった。それは仕方がない。シャビもう少し頑張れなかったかな。この試合でこのビルドアップができない状況を打開しようと奮起していたのはオレゲールであった。つまり、組織で問題を改善できず、個に依存しすぎである。それは非常にリスクが高い。
クサビのボールをいれて、パス&ゴーを忠実にこなし、前線に顔を出してくる。この動きによって、バルサの攻撃に変化を与えていた。そしてこのオレゲールの突破からセットプレイのチャンスを得る、すると、そのセットプレイの混戦からサビオラが素晴らしいシュートをみせる。オレゲールとサビオラのお手柄。前半戦のバルセロナはかなり苦しんでいた。その中での先制点。かなり大きい点だったと思う。0-0で後半戦はいただけない。
■予定調和の後半戦
後半になると、バルセロナは当然リスクを犯さなくなる。途中でサビオラ→グジョンセン、デコ→イニエスタに代えてくる。時間がたつにつれ、ジムナスティクのスタミナが切れてきたことと相まって、徐々にバルサがペースを握り始める。
イニエスタが中盤に入ることによって、オレゲールはあまりリスクを犯さなくなった。イニエスタは得意のドリブルで、バルサの攻撃を活性化させる。ロナウジーニョはトップ下の位置にポジションを移し、好き勝手にプレーしていた。効率的に追加点を奪い、3-0でバルサが勝つ。
■独り言
解説の方がバルサをぼろくそに貶していたが、ここ何試合と比べると、そこまで悪くはなかったと思う。むしろ無失点で試合を終えたことは評価されるべきかと。
サビオラは得点シーンのほかに何度かいい連携を見せていた。ただ、前線までボールが来ず、もう少しボールに絡みたかっただろうと思う。後半はロナウジーニョが中に侵入してきて、ポジションが思いっきりかぶっていた。
ジュリは積極的にプレス、仕掛けをしていたが、いいボールがなかなか入ってこなかった。ロナウジーニョからはいいパスがくるが、他の人からは微妙。
イニエスタは点まで入れてしまった。相手が疲れてきた場面での投入なのであれくらいはできて当たり前だと思う。グジョンセンにだしたスルーパスは見事だった。
グジョンセンは2回ビックチャンスを得た。しかし、両方とも自分で決めることができなかった。この決定力の差が痛い。
今日のMVPはオレゲール。
バルサは守備が改善されると、厄介なチームになると思う。これから楽しみだ。
posted by josepgualdiola |11:05 |
バルセロナ/06~07 |
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2007年01月21日
リケルメがいなくなりそうなビジャレアル。今シーズンはかなり不調である。ゴンサロ・ロドリゲス、ピレスが開幕時に怪我をし、今はニハトまでいなくなってしまった。新戦力、昨年の主力が次々に離脱してしまい、かなりついていない。そんな中、リケルメもこれといった結果を残せず、さらに監督と衝突。大丈夫だろうか。個人的にはカニ、ピレスを取ってソリンを放出したのがすべての誤りだと思っている。
セビリアもかなりやばい。前半戦の勢いが嘘のように、低調な試合内容を続けている。このあたりで立て直さないと優勝は夢のまた夢。
■開き直ったかビジャレアル
ビジャレアルはとにかく走った。セナとホシコのピボーテは相手の攻撃をつぶし、マルコスは果敢に左サイドを駆け上がった。フォルランは積極的に相手の裏へ飛び出し、マティアス・フェルナンデス、カニは攻撃にアクセントを加える。リケルメがいないぶん、それを全員で補おうという意思が強く感じられた。それは戦う意思ともいえる。
戦う意思を見せたビジャレアルに対して、これ以上勝ち点を落とすわけに行かないセビリアも激しいプレスを見せる。ボールが落ち着かないまま前半は過ぎていった。
ビジャレアルの攻撃パターンにはマルコスがサイドバックの裏をつく、フォルランが相手の裏を取るという速攻の形がある。それに比べて、セビリアはあまり速攻を得意としない。徐々にボールを持てる位置を上げていくのが得意の形だ。
つまり、中盤の潰しあいのなかでチャンスを得られやすいのはビジャレアル。セナ→フォルランのホットラインから何度もチャンスを作っていた。
セビリアはカヌーテが中盤に下がってクサビのボールをもらおうとしていたが、つぶされていた。よって、ボールを前線におさめることが出来ず、攻撃は機能していなかった。
ルイス・ファビアーノ欠場の穴は結構でかいのかもしれない。サラゴサ戦でのルイスファビアーノはかなり強引な突破を見せていた。周りと連動していたかはかなり疑問だが、彼の存在によって、相手のDFラインは徐々に下がっていたのは事実だ。DFラインが下がることによって、中盤にスペースができ、サイド攻撃が活きる。カヌーテはルイスファビアーノに比べて綺麗にプレーしすぎる。それが両者の違いだろうな。
■控えに誰もいないことの寂しさ
前半を0-0で終えた両者。後半になると、カヌーテの頭めがけてロングボールをセビリアは多用し始める。また、ビジャレアルのペースが少し落ちてきたのを見逃さず、優位にポゼッションをするが最後の一手が足りない。
ビジャレアルはセナの位置を抑えられてしまう場面が目立ち、個人の強引な突破に活路を見出せすしかなくなってしまった。
両チームに共通することは流れを変えられる選手が控えにいないこと。結局なにもできないまま試合は0-0で終わる。ルイスファビアーノがいれば、スーパーサブとしてチェバントンを使うことが出来る。それができないことが、一番の痛手なんだと思う。
■独り言
この試合は特に何も起きなかった、ということが起こっていたので書くことが特にない。マティアスフェルナンデスはボール捌きが非常に巧い。ただ味方との連携がまだまだである。カニもまだまだなじんでいない。マルコスがソリンのプレーとだいぶかぶった。ただ、この試合でリケルメなしでもそれなりのサッカーが出来ることを示してくれた。これは収穫である。
セビリアはアドリアーノが負傷退場。ヘススナバスも怪我しているので、かなりやばいかも。中堅クラブにありがちな怪我人多発で順位を落としていく可能性がある。また、ビジャレアルもしっかりと守備からはいってきた。かなり警戒されるチームになったので、ここからが腕の見せ所である。
posted by josepgualdiola |20:46 |
リーガエスパニョーラ/06~07 |
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2007年01月17日
セビリアが負けたことにまったく気づかなかった。ここまでホーム全勝のチームが、4連敗中で、さらに自慢の守備が破綻気味のマジョルカに負けるとは、、正直思いもしなかった。レアル×サラゴサ、エスパニョール×バルサも波乱の展開だったが、まさかここでも波乱が起きるとは。前節でサラゴサに敗れたものの、試合内容はかなりよかったと思う。いったい何が起きたのかに注目して試合を見てみた。
マジョルカはイバガサがこの試合で復帰、マキシは久々の先発。アランゴ、ヤンコビッチといった攻撃の要をベンチにおいて、グティエレスやロペスをスタメンで使う。要するに、攻撃よりも守備から!ということである。正面からやりあっても勝てるわけはない、というわけだ。
■マジョルカのモラルの高さ
セビリアはどうやら強豪と認定されたらしい。マジョルカはセビリア対策をしっかりしてきた。セビリアの生命線であるレナト、ポウルセンに複数でプレス。アドリアーノ、ヘススナバスに対しては、ボールがはいった瞬間を狙い撃ち、ファウル同然で掠め取る。
元々守備意識の高い選手をスタメンに並べてきたので、これが巧く機能した。DFラインも高めに設定し、中盤の5人とスペースをつぶす。プレスも延々と追いかけ、相手のパスに乱れがでたところでしっかりと奪っていた。
しかし、いかんせんマジョルカは攻撃の選手がいない。マキシは前線でボールをキープすることはできたが、違いを生み出せる選手はイバガサしかいない。そんなマジョルカはコーナーキックを狙った攻撃を見せる。流れの中から点を奪える気配はあまりないと判断したのだろう。前半だけで7回もコーナーキックを得た。自分達のサッカーが巧く機能していた証拠である。
サラゴサ戦でもそうだったが、セビリアは中盤のスペースを消される守りをされてしまうと何も出来なくなってしまう。前線のカヌーテまでボールが届かず、ピボーテがゲームを作れないので、得意のサイド攻撃はまったく観られなかった。ダニエルアウベスも後ろでパスを回すだけで、なかなか前にいけないようだった。
完全なマジョルカペースで試合が進んだが、先制点はセビリアに生まれる。PK。あれをファウルにされるようだと、GKはやってられない。問題はこのあとのセビリアの姿勢にある。
■大人のサッカーか、消極的なサッカーか
セビリアの試合をそんなに見たわけではないので、まだ印象程度でしか語れない。今のところ、セビリアの印象は大人のサッカー、ということだ。ダニエルアウベスが上がりまくるということで、先入観は攻めて攻めて攻めまくるというものだったが、決してそんなことはなかった。
先制点を取ると、リスクをあまり犯さないようになり少ないチャンスで追加点を奪う。つまり結構手堅いチームだと現段階では思っている。こういうチームは取りこぼしも少なく、安定感があるので、相当強い。
繰り返しになるが、この日幸運なPKを得て先制点を奪ったセビリアは、攻撃にリスクをかけなくなった。しかし、ボールを奪われる→攻撃という形でやられていたので、カウンターはまったく冴え渡らなかった。つまり、防戦一方。ボール支配率もセビリアは明らかに負けていた。守るよりも攻撃の機能不全をどうにかした方がよかったと思う。しかも先制点は前半20分。どう考えても、守るには早すぎる。その姿勢は消極的ともいえる。2点差だったらまだ共感できるのだけれども。
■不可解な交代策
ルイスファビアーノがしばらく試合に出られないということで、代わりにチェバントンが出ていた。チェバントンはスーパーサブとして使われていた選手である。この試合で、チェバントンは消えていた。カヌーテが中盤を助けようとトップ下にポジションチェンジしたのに対して、前線で待っているだけであった。でも、この状況では待っている、という選択で間違いない。というか、待っているしかなかった。
そんなチェバントンは前半で交代。後半頭からマルティーを投入。レナトをトップ下にし、カヌーテを前線に。この交代の気持ちはわかる。マジョルカに中盤で数的優位を作られていたので、本職の人数をそろえたかったのだろう。また、カヌーテをトップ下ではなく、前線に残したかった気持ちも痛いほどわかる。
ただ、マジョルカに中盤をつぶされてしまった原因は人数が足りないからではない。マジョルカのほうがより走っていたからだ。つまりセビリアもマジョルカ並に走らなくてはいけない。本職の人数をただ増やしても状況は変わるわけない。相手のほうが走るなら人数で対抗、1人多くしないと無理です。
また、チェバントンを下げたことによって、前線の駒が残り新戦力のケルザコフのみである。もしも、マジョルカに追いつかれて、点を奪いに行く状況になったらどうするつもりだったのだろうか。常に最悪の状況は考えておくべきだと思うぞ。
マジョルカのターゲットはマキシしかいなかった。流れを引き寄せるには3ックしかなかったと思う。確かに3バックはリスクが高い。でもそれしか手のうちようがない。この辺は監督の哲学によるのだろうな。
結局後半もマジョルカにペースを握られたままであった。
■サッカーはこういうものなのかもしれない
後半にマジョルカは一気に逆転してしまう。1点目はコーナキックのクリアミスをダイレクトボレー。狙いのセットプレーからの同点ゴール。セットプレーは何かが起きる、それを信じたマジョルカの勝ち。
同点にされて、セビリアは焦る。しかし打つ手はない。焦りからかDFが味方同士で衝突し、自滅。2点目がマジョルカに入る。
ここでたまらずケルザコフを投入。まだフィジカル的にはきついらしい。当然のように流れは変わらない。しかし、この辺りからマジョルカも疲れていきた。また、セビリアもリスクをかけるようにある。マジョルカのDFラインが少々下がり、ゴールに近い位置で攻防が繰り広げられるようになるが、最後まで集中を切らさなかったマジョルカの勝ち。正直、チェバントンがいたらなという試合だった。
■独り言
セビリア2連敗。まさか負けるとは思わなかった。しかし、マジョルカのように、セビリアのサッカーを研究してくるチームが増えれば、ここから結構苦しくなると思う。ここからは監督の腕の見せ所。
マジョルカは相当良かった。なぜにこの順位なのだろう。。。
posted by josepgualdiola |11:41 |
リーガエスパニョーラ/06~07 |
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2007年01月16日
この試合はあまりにアストンビラが不甲斐なかった。両チームはFAカップで試合をしたばかりらしい。この連戦によって、アストンビラはユナイテッド対策を練りやすい、、、はずだった。しかし、試合内容はユナイテッドのサッカーが具現化したものになった。アストンビラはあっさりと敗れ去った。ていたらく。前節のチェルシー戦では、あれだけの気合を見せてゴールを死守していたのに。やはりホーム、アウェーってでかいな。
■最近のユナイテッドの攻撃
この試合のスタメンはファンデルサール、エブラ、ビディッチ、リオ、ネビル、ロナウド、スコールズ、キャリック、パク、ラーション、ルーニー。この試合で、ラーションはプレミアデビュー。エインセが怪我をしている間にエブラが急成長を遂げている。エブラは今まで守備に問題を抱えていたが、いつの間にか改善され、攻撃面でエインセをリードしている。もちろん、守備固めのときはエインセのほうが上である。また、パクが復活したことによって、両サイドの層が厚くなった。ちなみに、サハは怪我。ラーションやスールシャールが代役をきっちりこなす。
ユナイテッドの攻撃の形は他のチームと少し違う。基本はサイドアタックなのだが、それだけではない。例えば、両サイドハーフは中に絞ることが非常に多い。中央にFW2枚、両サイドハーフが集まってきて、狭いスペースを強引に突破しようと試みる。この攻撃によって、相手の守備陣の意識はどうしても中央よりになることが多い。スコールズやキャリックから質の高いクサビのボールが入り、そこからダイレクトでボールを動かしてくる。守備側は数的優位に立てなければ不安で仕方ない。主にセンターハーフ、センターバック+サイドバックで対応。すると当然、サイドにスペースができる。
この開いたスペースにサイドバックが必ず上がってくる。よくあるパターンは左サイドでボールをこねて、一気にサイドチェンジ→ネビルがフリーでクロス。このような場面が多い。ほとんどフリーでボールをもらえるため、仕掛けることも出来るし、アーリークロスもお手の物。
また、両サイドハーフがサイドに開いているときは、普通に一対一を仕掛ける。このとき両サイドバックは追い越すよりも、後ろのフォローに入ることが多い。突破が無理ならボールを戻し、スコールズ、キャリックが作り直す。サイドバックが追い越した場合はこの2人が裏のフォローに回る。
両サイドがポジションチェンジをすることも多い。ただ、ロナウドはしっかりとサイドにつくことが多いのに対して、パク、ギッグスは逆サイドまで行かず、片方のサイドによったり、中央にいたりする。空いた逆のスペースにはサイドバックがしっかりと入ってくる。この数的優位によってロナウドが一対一を仕掛ける場面ができ、またパス交換で崩す。
キャリック、スコールズはよっぽどのこと(セットプレーやカウンター)がない限り、ゴール前に飛び出すことはない。二人ともこぼれだまや味方の落としたボールをシュートすることが役割のようだ。この2人は常にお互いのパス交換、サイドチェンジ、クサビのボールを狙っている。
この攻撃の形だとルーニーの役割があまりない。ユナイテッドが機能していないときはルーニーが目立つが、機能していると目立たない。もちろん中央にルーニーが構えていることで、サイド攻撃が活きるのだが、本人からしたらフラストレーションがたまると思う。最近点をきめられず、さらに得意の気持ちを出した前線からのプレスも見られなくなってしまった。頑張れルーニー。
■守備はどうなのよ
攻守の切り替えはかなり早い。元々勝気な性格の選手が多いからか、ボールを奪われたら、ファウルしてでも止めに行く選手が多い。特にパクはこのチームにとって珍しい労働者タイプの選手。ギッグスよりも守備面で貢献できるので、存在感はでかい。キャリック以外は球際に強い選手が多く、引きこもられたら崩すのは相当厄介だと思う。
試合ではカウンターをくらう場面が多い。特にサイドバックの裏をつかれ、センターバックがつり出される。ファーディナンド、ビディッチは個に強いのでそこで対応できてしまうのだが、当然たまに抜かれる。この抜かれたときがとんでもなくピンチに陥る。
攻撃上の問題で、両サイドバックが高い位置を取っているので、この状況を改善するにはボールを失ったときのプレスをさらに強めるしかない。攻撃を遅らせることが出来れば完璧。
■独り言
スコールズは代表に復帰できそうなくらい凄い活躍っぷり。サハも復活しここからさらに勢いを加速しような予感。単純に得点に繋がるような攻撃、個で仕掛ける選手が多いので、観ていて面白いサッカーだと思う。ローマほど革新的なことをやっているわけではないが、非常に良いサッカーをしている。
ただ前半戦で飛ばしすぎる癖がある。そこで点をきめることが出来れば問題ないが、そこで決めきれないとグダグダな試合になることが多い。この試合もビックチャンスが数多くあったが、結構外していた。この決め切れない癖が次のアーセナル戦でどう影響するのか、とても楽しみだ。
アーセナルは最初の猛攻を耐え忍べば実はかなりチャンスがあると思う。パスだけじゃなく、カウンターサッカーもやろうと思えば出来るチームなのでかなりの好試合になると思う。
セーレンセンは良いキーパーですね。ラーションの決定機をすべて防いでいた。
posted by josepgualdiola |17:20 |
プレミアリーグ/06~07 |
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