2010年03月15日
バルセロナ対バレンシアの雑感
バルサのスタメンは、バルデス、マクスウェル、ミリート、ピケ、アウベス、ブスケツ、シャビ、イニエスタ、ペドロ、ボージャン、メッシ。今日のバルサはカンテラ祭りになっている。やはり、最後に頼れるのはカンテラってことだろうか。それとも、平日に控えているCLを考えての温存か。イブラが出場停止。プジョルは試合の直前にケガをしたらしい。 バレンシアのスタメンは、セサル、ブルーノ、デアルベール、マドゥロ、ミゲル、アルベルダ、バネガ、シルバ、パブロ、ジョルディ・アルバ、ドミンゲス。ビジャが怪我、ホアキンとマタはベンチに控えている。マルチェナなどが出場停止。3位と2位の対決である。ビジャがいないのが残念である。そして、ビジャがいないのにスタメンで起用されないジキッチの切なさ。 ■どっちのせいかな バレンシアのシステムは4-4-1-1。ELを戦っているので、バルサよりも過密日程になっている現状。でも、ブレーメン戦は勝利したようで何よりである。お互いの前線が激しいきりあいでもしたのだろうか。この試合で、ビジャが負傷してしまったらしい。リーガでは3位に位置している。バルサが2位だといっても、2位と3位では越えられない壁ほどの勝ち点差があるので、煽りにもならないのが現状である。 ミゲルがキャプテンマークをしているのが非常に驚きであるバレンシア。マタが控えなので、セビリアのようにやる気が無いのかと思ったが、試合に出ている選手のやる気は非常に感じることができるものであった。4-4-1-1でしっかりと守備組織を作り、バルサのプレスをかわしながら相手のゴール前にたびたび攻めこんでいくバレンシアであった。 バルサのシステムは4-3-3。メッシのトップ下は終了したが、FWの中央に位置するメッシであった。つまり、メッシを中央でかたくなに使い続けるの。このアイディアは継続路線のようである。ボージャンを中央で使ってあげてほしいと思ったのは、管理人だけでないはず。ちなみに、ボージャンが左に、ペドロが右に配置されている。 で、レアルに首位を奪われてしまったバルセロナ。でも、リーガって得失点差でなくて、直接解決の結果が優先だったような。なので、次のクラシコがあるまでは、得失点差で表記しているだけなのかもしれない。なんにせよ、バルサからすると、歓迎する事態ではないわけで。ここで、相手がバレンシア。気合満点で迫らないと何が起きるかわかったものではない。 序盤のバルサはシャビとイニエスタがそんな気合をプレーで表現する。攻撃のときはテンポを上げて、守備の時は相手の最終ラインまでアタック。後者は間違いなく他の選手の仕事なのだけど、シャビイニは何の迷いもなくエンジン全開でバレンシアに襲いかかっていった。そんな神風アタックにバレンシアはちょっと混乱状態に陥る。シャビたちがここまで来るのかよと、聞いていないと。聞いていないことをやるのがサッカーの本質だとすれば、シャビイニの判断はなかなか面白いものであった。 しかし、そんなシャビイニの猛烈な飛びしに周りが共鳴できないのは言うまでもなく。中央のメッシは計算された守備をするわけもなく、ボージャンとペドロはそんな先輩方のプレスよりも後ろの位置で相手の攻撃を待っていた。なので、崩れるバランス。そのちょっとしたズレを見逃さないバレンシア。空いた中盤のスペースからボールを前線に届けていった。 イブラがいないでの、ボージャンが昨年のエトーのように走りまわるのかなと。そして、昨年の良さが少しでもチームに思い出させることができれば、この試合の意味合いは非常に変わってくる。シャビやイニエスタの守備のやり方を見ていても、そういうふうにしたいのかなと勘ぐらせるには十分であった。でも、メッシが気まぐれなので、結局守備があやふやになるバルセロナであった。 そんなあやふやなバルセロナに対して、きっちり11人で守備を固めるバレンシア。なので、序盤の奇襲を除いては、バレンシアのペースで試合が進んでいく。プジョルがいないので、大丈夫かなと思っていたが、ピケのカバーリングとバルデスの素晴らしい判断でなんとかバレンシアの攻撃を防いでいくバルセロナであった。バレンシアからすると、ここの時間帯で先制点が欲しかったところで。 ピケとミリートが組んでいるので、なんとなくボールが回りそうなバルセロナ。しかし、ドミンゲスがCB同士のパス交換を禁止させないように守備をしていたので、ボールを持った選手が仕掛けるしかない状況に追い込まれる。で、ペドロやボージャンにボールが届くのだけど、びっくりするほど何も起きなかった。正確には起こせなかったってなるだろう。なので、もっと周りを自由にするためのリスクのあるパスを試みるバルサ→バレンシアにボールを奪われてカウンターをくらう悪循環に陥る。 そんなわけで、前半のバルサはときどきメッシが輝きを放つだけで、いいところはあまりなし。守備もあやふや攻撃もメッシ頼みでイニエスタとシャビがひたすら苦労する前半戦みたいな。バレンシアからすると、けが人だらけなのに、なんだかイケそうな雰囲気だねみたいな。特に、ジョルディ・アルバがチームを牽引するパフォーマンスを見せていた。この試合で結果を出せれば、一気にスターダムの道に乗れたのかもね。 こんな状況ではCLにも悪影響だよってことで、後半からボージャン→アンリ。アンリを中央にして、メッシを右サイドに変更した。たまに中央に入ってくることはあるけれど、基本的に中央にエリアはシャビとイニエスタに任せようってことかなと。ちなみに、今日のメッシも得点に直結するような動きに専念して、昨年のクラシコで見せたような中盤を助けるような動きはあまりなくってシステムが違うのだから当たり前か。 これで、バルセロナが良くなったのは間違いないのだけど、どっちかというと、バレンシアが壊れた印象であった。前半がよくできたためか、後半はより攻撃的に振舞うようになる。で、攻撃にかける枚数も多いのだけど、予期できないボールの奪われ方が目立つようになってきた。なので、バルセロナにカウンターされる場面が目立っていく。いわゆる、色気が出た瞬間であった。もう少し我慢ができれば、勝ち点をもって帰れたのかもしれない。ベストメンバーならば、間違った判断ではなかっただろうけど。 で、そういう場面で活躍出来そうなアルベルダの出番である。でもアルベルダは前半の途中に負傷してしまったので、ピッチから姿を消している。なので、さらされるバレンシアの面々。ここでアンリの加入がメッシを助けることになる。アンリとポジションチェンジしたり、アンリが相手をひきつけることで、メッシがバイタルでボールを受けられたり。 よって、バルセロナのチャンスがどんどん増えていく。バルセロナはいわゆる遅い攻撃ではなく、意識的に速攻を仕掛けることで、バレンシアをさらに苦しめていく。後半になって、バレンシアの守備の選手に次から次へとイエローが出されていったのは、まさにバルセロナペースで試合が進んでいったことをあわらしてくれそうである。ブルーノ、デアルベール、バネガにイエロー、マドゥロは二枚のイエローで退場に追い込まれたとさ。 で、スペースの空いた状態で活躍したのがメッシ。ある意味すべてが個人技で決めたと言えそうなので、今日のスポルトの主役はメッシになるのかなと。55分に均衡を破る先制点を決めて、80分には止めの2点目。その直後にハットトリックとなる3点目を決めて、カンプノウに歓喜をもたらした。 マドゥロが退場したのが70分くらい。つまり、1-0の状態でバレンシアは15分くらい過ごしたことになる。で、その中で決定的なチャンスを掴んだのがジキッチ。スルーパスに抜け出して、あとはバルデスを残すのみとなったジキッチ。しかし、ジキッチ対バルデスの勝負はバルデスに軍配が上がる。ある意味、PKを止めるよりも困難なことをバルデスがやってのけた。決められていれば、1-1でマドゥロの退場もなかったかもしれない。なので、さりげなくチームを救ったバルデスであった。 ■独り言 とうとうバルデスがやばくなってきた。CLやクラシコでポカをしないで、シーズンを乗り切れれば、世界最高峰のキーパー部門に加えるに値するだろうなと。今季のパフォーマンスはカシージャスに比べても遜色がない。あとはメッシがどれだけチームを救えて、メッシの日でないときに、シャビイニがチームを救えるか、それともイブラヒモビッチが覚醒するか。楽しみである。
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posted by らいかーると |16:27 |
バルセロナ/0910 |
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