2010年03月09日

アルメリア対バルセロナからいろいろ考えよう

 アルメリアのスタメンは、ジエゴ、ドミンゴ・シスマ、ペジェラーノ、チコ、ギジェルミ、ベルナルディージョ、エムバニ、クルサ、ファンマ・オルティス、ソリアーノ、ピアッティ。監督がリージョに交代している。何か良い監督だよといろいろな場所で見受けられる。でも、管理人の元に情報はない。ただし、リージョが監督に就任してから、アルメリアは好調らしい。良い監督を引っ張ってくるフロントである。アルメリアのユニフォームには、頑張れチリと書いてあるらしい。

 バルサのスタメンは、バルデス、マクスウェル、ミリート、プジョル、アウベス、ヤヤ、イニエスタ、シャビ、ペドロ、イブラヒモビッチ、メッシ。何かシステムをいじっているらしいバルセロナ。システムをいじる必要があるって時点で監督の苦悩が伺えるわけで。いろいろごまかせ無くなっているのを、監督の手腕でごまかしにかかっているのだろう。誤魔化しきれるか。

 ■バルサのいろいろ

 バルサのシステムは4-2-1-3。メッシがトップ下に配置されて、イニエスタとペドロがサイドに配置されている。メッシがトップ下に配置されて、一気に試合の流れを引き寄せたのは昨年のクラシコだったような。CLの決勝でマンチェスター・ユナイテッドもこのシステムにやられたと記憶している。でも、そのときのシステムと全線違うじゃねえかってのが最初の感想。なので、あの時のシステムを思い出そうの巻。ブログを遡らずに勘で思い出します。

 あのときのバルサのシステムは4-3-1-2。アンリとエトーがFWの役割をこなしていた。で、この2人はサイドに流れたり、中央に陣取ったりして、中央のメッシにスペースを与えながら、チームの攻撃のバランスをうまく調整していたと思う。今回のバルサは、イブラが中央に固定され、ペドロとイニエスタがサイドに固定されている。ここでぜんぜん違う。でも、これはあんまり大切なことじゃない。

 広島の変則的4バックがえぐいのはCBがSBのように振舞う現象に相手が対応し切れないってところにある。最初から4バックだと思って自陣で待っていれば、実はトリックは簡単に暴かれちゃうのが切ないところで。でも、ストヤノフのロングボールって最後の砦が待っているのだけど。で、この4-3-1-2のバルサも実はそんな擬似的要素を含んでいるのさっていまさらな解説。

 バルサのサポって言ったらダメか、クレやソシオの方々ならご存知だと思う。バルサがアンカーに苦しんでいた過去を。ヤヤが配置されたから一段落した感じはあるが、イニエスタがやったり、エジミウソンがやったり、マルケスがやったりとなかなか難しいポジションであった。この過去は守れて繋げる選手がなかなかいないってことを証明している。なので、相手もこのポジションを狙い撃ちにしている。バルサの中盤のトライアングルを破壊するには、シャビやイニエスタでなくアンカーの選手を狙えばいいじゃんみたいな。

 で、登場したのが擬似的トライアングル。アンカーじゃなくて、メッシ、イニエスタ、シャビを中盤で組ませることで問題を解決に走った。ボールを彼らに届けるのはピケたちがになえるので、アンカーは死んだふりをしていても問題ない。つまり、相手がアンカー対策をしてきても、あんまり意味がない状態と言える。だって、バルサはそこでトライアングルを形成しようとしていないのだからみたいな。

 つまり、メッシのトップ下はこういう事情で機能した背景がある。つまり、バルサのカンテラが生み出した最強トリオが中盤で組むことで破壊力を増すみたいな。つまり、イニエスタとシャビが近くでプレーすることで、バルサはバルサらしさを遺憾なく発揮することができたのが昨シーズン。

 でも、今回のシステムはイニエスタが左サイドにいる。なので、中盤はシャビ、メッシ、ヤヤ。しかも、シャビの位置が低い。となると、昨年のやり方とは異なっている。昨年の模倣でもいいと思うのだけど、なぜにそれをやらないかは謎である。なんかの伏線でもあるのだろうか。

 で、試合に話を戻そうと。このバルサのシステムが機能しているか言えば、している。いわゆる、ゴールに近い位置にメッシとイブラを置いて、彼らの怖さを相手に与えよう作戦と考えると、かなり機能していた。ただし、サイドに配置されたイニエスタとペドロの良さは消え、後ろに位置するシャビもいつもより存在感がない。よって、メッシへの依存がめちゃくちゃ強まったような感じである。それでも、崩せているのだけども。この違和感はバルサらしくないってところにあるのだろう。クライフが怒るのもこれならわかる気がする。

 結局のところ、右サイドでなかなかボールを受けられなくなったメッシや不調と騒がれているイブラヒモビッチに気を使っているのかなと。それゆえのシステム変更かな。でも、このチームの肝はシャビとイニエスタなので、彼らを中心に考えるのがバルサなんじゃないのかなと思うのだけどね。

 イブラヒモビッチ。インテル時代の彼は本当にハチャメチャであった。マイコンとイブラヒモビッチが攻撃を動かす役割を担っていて、2人で試合を破壊する場面が多々であった。で、イブラの特徴を整理すると、何でもやっていた。両サイドに流れて仕掛けてチャンスメイクもできるし、ゴール前で決定的な仕事もできる。で、バルサで期待されているのが空中戦。次に試合を破壊する能力。最後にバルサのボール運びをさらに円滑に出来るかってところだろうか。最後のは予測である。単純にエトーができなかったからって要素が大きい。

 で、バルサに来てどう??って意見は分かれそうである。一応、12点は決めている。クラシコでも点を決めた。1年目でこれだけできれば、まあ十分かもしれない。CLで結果を出せば、さすがイブラヒモビッチってことにはなりそうである。ということは、現状はなんともいえない状況ってところだろか。もうちょっと結果を出せば大絶賛されるのは間違いないと思う。また、クラシコで結果を出しちゃえば、もうスターになれるのではないかと。

 で、イブラ加入による波及効果を整理しよう。前線の守備が停滞→後ろの選手がさらされる場面が増える→プジョルとバルデスの台頭→ただし、後ろから繋げなくなる→昨年に比べると、後ろでひきこもるよりも、バルサの中盤を狙うチームが増える→というのが現状である。ま、そんな状況なので、システム変更に踏み切ったのだろう。プジョルを下げるわけにもいかないし、イブラを下げるわけにもいかない。ついでに、なんだか元気のないメッシも復活させたいみたいな。

 この配置によるメッシは別に悪くはないと思う。イブラのせいというよりも、全体の守備の意識が低下しているのは間違いないし、メッシの頑張る量はなんだか減っているように見える。このあたりは一日の移動距離で証明出来そうなんだけど、バルサの場合、移動距離がもともと少ないので、あんまり誤差はないかもね。なので、メッシは中央で運動量少なめのほうがいいのかもしれない。

 でも、中央に固定されちゃうイブラヒモビッチのもったいなさといったらない。そりゃ、ゴールに近い位置に置いて、地上戦と空中戦を仕掛けられる状況のために獲得したのだから気持ちはわかる。イブラを解き放て、あの子はイブラヒモビッチだぞって感じである。イブラに自由をみたいな。なので、メッシを中央で使うなら、さっさと4-3-1-2に変更してもらいたいなと。それとも奥の手で使っているのかな。2トップで好き勝手にやらせた方が、イブラは輝くのではないかと。

 ■独り言

 というわけで、試合内容はスルー。イブラの退場あり、プジョルのオウンゴール有り、グアルディオラの退場ありと、文章にするとめちゃくちゃな試合であった。前半はメッシが中心に、後半はいつもの形に戻して、バルサらしいアタックに戻そうとした。でも、なかなか戻らずに、それが取り返せたときはイブラが退場したあとってな感じだから救われない。

 次の相手がバレンシアである。いろいろ取り返すには持って来いの相手だと思う。というわけで、バレンシア戦のグアルディオラの選択が非常に興味深い。イブラのための、それとも、メッシのためのシステム変更だったのか、それとも、それを隠すかどうかって楽しそうだね。

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posted by らいかーると |11:12 | バルセロナ/0910 | コメント(8) | トラックバック(1)
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