2008年07月09日
神戸対大宮 ~ボッティ対藤本~
神戸。さりげなく16位。思いっきり降格圏内である。そんなイメージはまったくなかったので、かなりびっくり。この状況では、大久保をオリンピックに送り出すわけにはいかないぞと。大分戦はあんまり良くなかったようで。あれかな、レアンドロが怪我をしてから不調になった??大久保、レアンドロ、ボッティ、金南一に期待。 大宮。3連勝を目指して神戸に乗り込む。大悟→土岐田。なぜにベンチだ。慶行はベンチに復帰。ヴェルディは前線の守備がろくすっぽ機能していなかった。神戸はなんとなくハードワークしてきそうなので、そんなときにどんなリアクションを大宮が見せるか期待。 ■ボッティを捕まえろ 両チームともシステムは4-4-2。攻撃のときに、両チームともSHが中に絞る傾向がある。神戸はボッティが神出鬼没で相手をかく乱する。大宮はSHが中に絞ることで、両SBの飛び出しを促す攻撃を基本としているようである。 神戸。予想通りのハードワーク。大久保とレアンドロが懸命に相手を追い掛け回すことで、大宮は大苦戦していた。前節がヴェルディの守備だったので、そのギャップは計り知れない。神戸の狙いはボールを奪うよりも、ボールをキーパーまで下げさせて、大宮にリズムを作らせないことのように見えた。 大久保がCBにプレスをかける。わざとSBへのパスコースを空ける→SBにボールが渡る。インターセプトを狙うよりも、前を向かせない守り方を実行。CBへのパスコースはFWによって切られているので、ゴールに戻すかか、がむしゃらドリブルを仕掛けるか。当然、ゴールに戻す→キーパーが蹴る→こぼれ球になるが何度も見られた。 大宮はどうするかなと思っていたが、どうもチームが機能していない。ヴェルディ戦では縦関係になっていたボランチコンビ。この試合では、途中から横並びになっていた。しかし、キムナミルと松岡が積極的に潰しにかかってきたので、臆病風に拭かれた。つまり、ボールをもらって試合を組み立てようという意欲が落ちたか、ボールをもらう動きは少なかった。 だったら、キムナミルたちのポジションを下げさせれば良いじゃんってな話で。デニスマルケスと吉原が縦関係になる。でも、いかんせん中途半端。デニスマルケスがもう少し位置を下げれば面白いんだけど、それか完全なる奇策。正攻法は大宮の基軸でもある両SHが中に絞れるか否か。 25分頃から藤本が中に絞って波戸の攻撃参加を促していた。自分の本来いるべきゾーンをはみ出せば、結構簡単にボールを受けられる現実であった。ただし、逆サイドの土岐田がまったく中でボールを受けることができていなかった。つまり、大悟の登場が期待される。 まとめると、神戸の高い位置からのプレスに崩壊寸前でボランチ軍団もその状況を解決できそうにない大宮。本来の形を取り戻すプレーは藤本がきっかけ。後半に期待。 で、今度は神戸側の視点。9分になんと先制点。最初のチャンスをレアンドロがゴールに結びつける。この場面を細かく見てみると、北本が変な体制でパス→これが前線に通ってしまう。神戸のFWがボールを受けた位置が良かった。MFとDFの間。レアンドロがレアンドロ対決を制して見事なコントロールシュートを決めるわけで。 大宮に原因を求めると、DFラインが低いし、中盤の位置が妙に高い。ボールを挟み込んで取るのか、高い位置で取るのかは状況によって分かれると思う。ひとまず、北本が前に蹴りそうなことは誰しも分かったと思うので、あの時は中盤がラインを下げるべきだろうなって。それか、DFラインを上げるのは大博打。 得点後は神戸が勢いに少しだけ乗る。中心はボッティ。神出鬼没。大久保を完全にスルーしてブラジルコンビで攻めているのには笑った。右サイドに左サイドに顔を出し、DFとMFの間でプレーするボッティを大宮は誰が捕まえるべきなのか、最後まではっきりしなかった。神戸のSBはそこまで攻撃的でないので、SHの選手がどこまでもついていくのが定石だろうけど、藤本と土岐田にそれを求めるのが酷ならば、なんとかせんと流れを取り戻せなくなる。 ここで整理。藤本とボッティの相方は何をしているんだって話にもなる。それは置いておいて、ボッティはファーストチョイスがレアンドロ。多分、ボッティからレアンドロへのパスは多いはずだ。藤本は同じくらい大宮のFWにパスをしているかというと、かなり疑問が残る。ゴールに直結するプレーをどっちができるかで、勝敗が決まりそうな予感。 ■謎の采配 後半の大宮はデニスマルケスを左サイドに流れさせて攻撃を展開。しかし、デニスマルケスがどうも孤立気味。今日は吉原とうまく絡めていないし、藤本とも同じ。ただし、ビックチャンスを2度得て、得点を決めていたとしてもおかしくないできだった。守備の面ではボッティ対策を特に打たず。ゾーンで守れないから、前半は守れなかったのにな。 55分に斉藤→慶行。ボールを繋ぐ意識を高める大宮。そろそろ神戸の前線のプレスが弱まった頃で、大宮は徐々に流れを引き寄せ始める。デニスマルケスにビックチャンスが生まれたのもこの頃。 62分ボッティ→田中。意図がいまいち分からない。守備固め??ボッティに比べると、サイドのポジションを守る田中。ボッティがいなくなったことで、守りの負担が減った大宮はさらにボールが繋がるようになる。デニスマルケスも徐々にはまってくる。 70分佐伯→大悟。さらに攻撃的な大宮。ボランチを小林コンビに切り替えて、さらにボールを繋いで仕掛けるんだ状態。しかし、守りを固めた神戸のカウンターにさらされ始める。 78分大久保→吉田。ベンチに座った大久保は何度もカメラにぬかれていた。不完全燃焼ってやつか。大宮は藤本→森田。ここまで繋ぐ意識を高めたのに、急にパワープレーを指向。こういうことすると、たいてい機能しないんだよねってことで試合終了。ただし、最後まで我を通しても点は張りそうもなかった。ボッティのように、得点に直結するプレーを連続的に繰り返せる選手・藤本と大悟が成長すれば、大宮は面白そうだである。 ■独り言 神戸はかなり強かった。恐らくこの試合はできすぎだったのだと思う。じゃなければ、こんな順位にいるはずもない。ボッティとレアンドロは得点に絡みまくりそうな予感。大久保は大丈夫か。 神戸の生命線はキムナミルと松岡。キムナミルは相手を潰してゴール前に顔を出してチャンスメイクまでしていた。そんなことよりも松岡。まるで中盤のカンナバーロ。寄せては返す波のようだった。
posted by rijkaard |21:35 |
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