2010年12月09日

ラツィオ対インテル ~自分との闘い~

 ラツィオのスタメンは、ムスレラ、リヒトシュタイナー、ビアヴァ、ディアス、ラドゥ、ブロッキ、マツザレム、エルナネス、マウリ、フロカッリ、サラテ。ふだんセリエを見ないので、ラツィオの情報はない。かつての豪華なメンバーから地味なメンバーに変わっているけど、実力者が揃っている。派手さはないが、堅実に頑張っているのだろう。悪い評価はあまり聞かないし。

 カステラッツィ、ナタリーノ、ルシオ、コルドバ、サネッティ、カンビアッソ、ムンタリ、スタンコビッチ、ビアビアニー、スナイデル、パンデフ。エトーは出場停止。ベニテス監督になって調子が上がらないようだが、最近は野戦病院なみに怪我人が多いらしい。昨年までの無理がたったのか、スタッフが変わって練習がダメダメになったから怪我人が増えたのかは謎。
 
 ■やり直しの

 ラツィオのシステムは4-2-3-1。サラテがFWなのだろうと予想していたが、左SHであった。FWにフロカッリ、トップ下にエルナネス、右にマウリ、左にサラテが配置されていた。この前線の4枚はなかなか強力であった。フカロッリは相手のCBとガチンコで勝負ができるし、エルナネスは非常にテクニックが高い。そして、そのテクニックを活かしたドリブルとパスで違いを生み出していた。マウリもキックに自信があるようだし、サラテは言うまでもなく。

 基本的には前線の4枚で攻撃を完結することが多いが、CHの選手が積極的に前線に顔を出して攻撃に厚みを加えるのが印象的だった。マツザレムとブロッキは安住の地を見つけたのかもしれない。SBはそんなに攻撃参加しないで、守備に控えるところはセリエらしさか、相手を尊重したのかはわからない。ただし、前線の4枚にCHが攻撃参加するのは非常に合理的な考え方だなと感じさせられたわけで。

 インテルのシステムは4-4-1-1。ジェラードとトーレスを前線に配置していたリバプール後期を思い出すと、非常にわかりやすい。スナイデルとパンデフを前線に配置して、4-4で守備を固めるようなイメージ。基本的にはボールを保持して攻撃を仕掛けたいようで、ラツィオにボールを持たされる展開だったことを秘密にすると、まあ、インテルは主導権を握りそうな展開であった。

 セリエのチームで面白いのは、後方でブロックで跳ね返すことに自信があるように感じる。なので、ビルドアップを邪魔するような動きは両チームともあまり見られなかった。ただし、ラツィオ側からすれば、インテルのカウンター機会を減らしたいがために、相手にボールを渡して、多少はボールを運ばせることを許した可能性は高い。前線の4枚の能力を考えると、もう少しボールを持つサッカーでも機能しそうな気がするので。

 そんなわけで、ボールを持たされたインテル。ボールを前線に届けることはできるのだけど、厳密に言えばできていない。つまり、前線の選手にスペースや時間を与えるようなことはまったくできていなかった。なので、困難な状況でボールを受けるスナイデルとパンデフ。特に最前線に配置されたパンデフは、テクニックで何とかボールを落ち着ける場面もあったが、基本的にボールをキープすることはできなかった。っていうか、パンデフに頼む仕事ではない。

 この試合で面白かったのがムンタリ。サイドに配置されたが、どんどん中央に進出してボール運びに貢献していた。カイトが中央に入ってくる現象に似ている。ゴール前でフィニッシュに絡む場面も多く、ベニテスがやろうとしているサッカーには意外に早くなじみそうなムンタリ。しかし、相手にスライディングして、そうそうにイエローをもらうところは、相変わらず謎であった。

 逆サイドのビアビアニーは非常にチャレンジ精神が強い。しかし、抜けない。さらに、後方からのサポートもないので、孤独なアタックが強いられる。オープンな状況でスペースがあれば、ビアビアニーも活躍しそうなんだけど、相手ががっつり守る気満々の場合は、まだまだ遠い未来に活躍しそうである。もうちょっと、相手が攻めてきてくれて、カウンターを中心とするチームで修行したほうがいいかもしれない。

 そんな状況だったので、スナイデルがボールを持っても、選択肢がない状況が多かった。ムンタリかパンデフ。でも、そこを守られると、かなり厳しい状況。SBもほとんど攻撃参加してこないので、ピッチを広く使うことも出来ないし、単独で何かをしでかしそうな選手もいない現状であった。そりゃ、SHがムンタリとビアビアニーでSBが攻撃参加しないのコンボでは難しい状況である。さらに、ミリートもエトーもいないので、放り込んでもしょうがない。

 そんな状況なので、無理やりに仕掛けてボールを失ったり、スナイデルが低い位置に移動して変化をたくらむが、何の変化もおきない悲しい時間が続いた。で、ラツィオは前線の4枚を中心とするクリエイティブな攻撃でゴールまでは届かないものの、インテルよりは可能性を感じさせる前半戦となる。ナタリーノ側に配置されたサラテは持ち前のドリブルで何度か相手を切り裂くことに成功していた。

 そんな展開が動いたのは、27分。コーナーキックの混戦から相手のクリアーを気合で押し込んだラツィオが先制点を取ることに成功する。フリーでヘディングされちゃった次点で勝負ありな感はあるが、セットプレーの大切さを知るみたいな。で、インテルはスタンコビッチが負傷し、36分にモッタが登場。モッタは昨年と変わらない楔のボールでチームに勢いを与えるが、前線にボールが入っても、相手に狙われている&選択肢がない状況は変わらないので、大きな変化は生まれなかった。

 後半になると、ラツィオはしっかり守ってカウンターの意識を強くして登場。インテルにカウンターのチャンスは与えないわと落ち着いた試合運びを見せる。ラツィオの攻撃はポジションがばらばらになることがあるのだけど、ボールを失った瞬間にしっかりゾーンを配分するのは見事だった。サラテが中央に残っていたら、エルナネスがサラテのポジションに入る動きは何度も見られた。

 こんなしっかりしたチームを崩すには、全員で攻撃を仕掛けたいのだけど、まだまだベニテスのやりたいことは浸透していないようで。逆にカウンターをくらい、サラテにゴールを決められて、万事休すのインテルであった。ナタリーノ対サラテのマッチアップは狙っていただろうラツィオ。狙いが的中である。普段はFWをやっていて、この試合だけサイドにかえたのなら、なかなか優秀な気がする。イタリアでは日常茶飯事か。

 なので、ベニテスは選手交代。ムンタリ→アリベックで、パンデフをサイドに、アリベックを前線に配置した。しかし、アリベックは誰だってことで、この状況で知らない選手が登場する状況が今のインテルを物語っている。ここで、バロテッリやミリートが出てくれば盛り上がるのだろう。ちなみに、アリベックは自分に出来ることを精一杯に行っていたし、ドリブルでの仕掛けの迫力もなかなかであった。しかし、この状況で投入されるには、ちょっと力が足りない。

 で、さらにサントンを投入し、サネッティを右に戻してサイド攻撃の改善も狙う。ベニテスの采配は決して間違っていないのだけど、ベニテスの考えを実行するような交代選手がいない&まだまだ浸透していないこともあって、あんまり効果はなかった。ただし、ラツィオがボールを運ばせてくれるので、ずっと攻めていれば何かが起こるかもしれない。なので、愚直に攻撃を続けていると、74分にパンデフが気合で押し込んで、1点差に迫る。

 その後もFKや流れの中からわずかだが、決定機を作っていくインテル。ルシオの強引なドリブルも復活し、危険な賭けにでる。これらが入っていれば雰囲気は変わったのかもしれないけれど、ラツィオもゴール前で黙ってやられるわけもなく。むしろ、カウンターで迫るはラツィオ。89分にエルナネスに直接FKを叩き込まれて、試合は終わった。ラツィオの狙いの前に、正面衝突で屈したインテルという試合。

 ■独り言

 リバプールでCLを獲得したり、モウリーニョ×チェルシーと互角の名勝負を繰り広げたことで、ベニテスは名を上げたと思っている。自分が一番印象に残っているのも、カイト×ベラミー時代の相手のサッカーを破壊する頃のお話や、CLでのチェルシーとの準決勝だったりする。しかし、途中から作るサッカーに傾倒して、リバプールはゆっくりと狂った印象。インテルでもリバプール時代の失敗を繰り返しそうな予感。成功の部分が省略されているので、たちが悪いけれど。壊すサッカーでいいと思うのだけど、ベニテスさんはそれを許せないのだろうか。

 だとすれば、解任の時は近い。

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posted by らいかーると |21:25 | インテルチャンネル | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年01月27日

インテル対ミラン ~モウリーニョ対レオナルド~

 ミランのスタメンは、ヂダ、アバテ、ファバッリ、チアゴ・シルバ、アントニーニ、ガットゥーゾ、アンブロッシーニ、ピルロ、ベッカム、ボリエッロ、ロナウジーニョ。レオナルドになってから2回目の観戦かな。最近は調子を上げているらしいので、楽しみである。それにしても、フンテラールは次から次へと移籍を失敗するね。

 インテルのスタメンは、ジュリオ・セザール、マイコン、サムエル、ルシオ、サントン、カンビアッソ、サネッティ、ムンタリ、スナイデル、ミリート、パンデフ。久々のインテル。なんだか苦戦している印象である。モウリーニョも言っていたが、セリエは戦術での抵抗がうまいらしいね。さすが戦術大国。パンデフが楽しみである。

 ■レオナルドはいい監督になりそうだね。

 ミランのシステムは4-2-3-1。ロナウジーニョを左に、ピルロを中央に、ベッカムを右に配置している。ピルロは広範囲に動き回るが、ベッカムたちは自分のプレーエリアをしっかりと維持しているように見えた。そりゃ、ベッカムは右サイドのほうが得意だし、ロナウジーニョはバルサ時代の位置で楽しそうにサッカーをしている。だから移動がないのは当たり前のことか。

 ピルロの位置が高くなったので、ボール運びはどうするんだろうと眺めていた。インテルが引いて守りを固める戦法を取っていたこともあって、そんなに苦労はしていなかった。で、相手がボール運びを邪魔してきたときは、チアゴ・シルバのロングフィードを中心に試合を組み立てていったり、ピルロが助けにきたりするのだろうと。

 攻撃方法はボリエッロに長いボールを当てることや、ベッカムやロナウジーニョの攻撃能力を最大限に活かす形。彼らにスペースや時間を与えるために、両SBは献身的なオーバーラップが求められる。アバテ、アントニーニは積極的なオーバーラップによって、違いを作れる選手たちを助けていた。ベッカムのアーリークロス、サイドチェンジからのロナウジーニョからの仕掛けは練習どおりの形なのだろう。

 そうなんです。つまり、練習でやっているだろうことを試合でも再現できているという点では、ミランはかなり優秀だった。前回のダービーでぼこぼこにされてしまった背景もあって、モチベーションの高いミランはエンジン全開で前半戦をむかえる。で、さらにインテルの守備の穴であるSBの攻撃参加も対策をしていた。何度もドリブルで駆け上がっていくアントニーニのプレーを見ていると、インテル対策を目に見える形にしてきているのが良くわかる。

 ■モウリーニョの対応について

 インテルのシステムは4-3-1-2。いわゆるいつもの形である。セリエのサッカーはいかにバイタルをこじ開けるか、バイタルを閉じるかの対決になるので、4-3-3で攻略するのはなかなか難しいのだろう。多分、モウリーニョはまだあきらめていないだろうけど。

 今季の序盤はボールを大切にするサッカーを目指す雰囲気をかもし出していたが、いつのまにか速攻のチームになっている。それってイブラ→ミリートに変わっただけじゃないかって声があるくらいに。

 で、今日はダービーである。しかも、ミランはリベンジに燃えている。つまり、攻撃的に来るであろう相手への対応をさせたら、モウリーニョの右に出るものはいない。ロナウジーニョ対策にマイコンとサネッティを起用。アルゼンチン×ブラジルコンビでロナウジーニョを徹底にマークをすると、そのロナウジーニョの裏のスペースにマイコンを投入。サントン側はベッカムが守備に戻るので、崩す労力を考えて、華麗にスルーしていた。

 マイコンのアタック&スナイデルたちにすべてを託す作戦で、失点をしないことを第一に考えたサッカーで試合に臨む。攻撃を仕掛ける選手はスーパーな選手だらけなので、攻撃の枚数が少なくても何かを起こせる可能性はある。ただし、その可能性はそこまで高くはない。なので、後半になってもスコアレスならば、攻撃に枚数をかけるリスクを犯すのだろう。

 ■前半戦を振り返ろう

 そんなわけで、ボールを保持しながら攻撃を仕掛けるミラン。速攻を狙うインテルという構図で試合が進んでいく。どちらかというと、論理的な攻撃を見せるミランのほうが優勢に見えた。しかし、ミランはワントップである。ベッカムもロナウジーニョもゴールまえに進出する選手ではない。

 なので、最後の場面で選手が足らない減少が多発していた。ここのリスクをいつ犯すのかがレオナルド采配の鍵になりそうな予感。だってさ、ルシオとサムエルがどんどんサイドのヘルプにいける状況になっているんだもん。中央の枚数が増えれば、サイドのヘルプはいきにくくなるよねと。

 しかし、先制点はインテルである。相手のゴールキックを跳ね返すと、ゴラン・パンデフが恐ろしい裏へのパスをミリートに送ると、ミリートが素晴らしいシュートを叩き込んでインテルが先制。ミランからすると、そんな馬鹿な話があるかってなゴールであった。一瞬の隙。で、それを狙っているようなそぶりもなかったインテル。完全に即興だろう。ちなみに、パンデフはパスもドリブルもシュートもできる恐ろしい選手のようである。かなりミランに脅威を与えていた。

 パンデフとミリート、スナイデルの繰り出すアタックを恐れている時間もないミラン。リベンジを達成するためには攻撃だよと、ピルロが徐々に存在感を発揮し始める。そして、アンブロッシーニもゴール前に顔を出すなど、かなり論理的なミラン。後は非論理的なロナウジーニョが存在感を出せれば良かったのだけど、南米最強コンビに完全に抑えられてしまっていた。

 この調子では、またカウンターを食らうかもねと思っていたら、スナイデルが一発退場である。ルシオのイエローに抗議する意味で拍手にブラボーと審判を称えたスナイデル。これに審判がぶちぎれてレッドカード。審判が我を失ってどうする。20分過ぎにスナイデルを失ったインテルの攻撃は迫力が随分となくなった。

 スナイデル退場後のインテルのシステムは4-3-0-2。まだ引きこもるには早いとモウリーニョは判断。相手に守備も忘れちゃいけないと思わせることで波状攻撃を防ぐ狙いだろう。パンデフは下がってスペースを埋めることもあったが、基本的には4-3-0-2である。スナイデルがいなくなったことで、インテルはボールを前に運べなくなってしまう。セカンドボールやバイタル付近に選手がいなくなったことで、FWにマークが集中し、にっちもさっちもいかない状況。

 しかし、守備の集中力は高まったようで、ミランの攻撃を危なげなく防いでいった。ただし、直接FKは非常に怖かったけれども。インテルも前線でファウルを奪い、セットプレーに望みを託すけれど、キッカーがカンビアッソでびっくりした。前半は1-0で折り返したインテル。後半はミランの強攻策に期待。

 ■後半戦を振り返ろう

 後半の頭から、ガットゥーゾ→セードルフ。守備をする必要よりも攻撃だってことで非常に妥当な采配である。セードルフがトップ下に入り、どんどんゴール前に進出していった。ゴール前の人数不足と仕掛けの部分の強化に取り組んだ様子である。全然悪くない。

 ただし、インテルも動いた。退場後の前半戦を見る限り、こりゃ攻めるのは困難そうであるってことである。なので、システムを守備的に変更。4-3-0-2から4-3-2-0へ。サネッティとムンタリがサイドにヘルプに行くので、インテルは中央の守備に欠陥を抱えている。なので、そのスペースをミリートたちに埋めさせることでその問題を解決していた。

 よって、流れの中からの崩しでは同じように苦労するミラン。しかし、ボールを持ったら常にセットプレーのベッカムが何度もチャンスメイクをしていく。コーナーキックからのセードルフのヘディングや、わけのわからない姿勢からクロスを上げてボリエッロの頭とかめちゃくちゃ迫力があった。

 そんなミランの勢いをそぐために、カウンターを仕掛けるパンデフとミリート。相手が攻撃的なので、セットプレーのカウンターなどでチャンスを作っていく。2人だけで崩しちゃうのだから、パンデフとミリートは恐ろしいコンビになりそうである。エトーはどうした。

 で、インテルの攻撃が遅らせられると、頑張って繋いで攻めるインテル。で、後半になって初めて攻撃参加したマイコンがいい位置でFKを奪う。それをパンデフが直接叩き込んで、インテルが追加点を決める。盛り上がるインテルサポーター。ミランはがっくし。

 で、65分にパンデフ→モッタ。インテルはシステムを4-3-1-1に変更。ミリートを前線に残してせっせと守備がためである。ここからはミランタイムとなる。徹底的に攻め立てるが、サイドに誘導された攻撃がどうしても不発であった。なので、フンテラールを投入し、頭数を増やす作戦。これも間違っていないのだけど、攻撃の流れに変化が生まれないのが悲しいところで。

 放り込みまくるクロス→ひたすら跳ね返されるの連続で、強引に中央から仕掛けるような選手がいなかったのが残念であった。セットプレーの機会が増えれば、キッカーが山ほどいるので楽しそうなんだけど。そういう役割をこなしそうなロナウジーニョがサネッティとマイコンに潰されたのが運のつきかもしれない。

 で、ロスタイムにルシオが退場になってしまう。相手の近距離からのシュートをブロック。手に当たってしまったようで、PK判定&2枚目のイエローで退場に。ちなみに、1枚目のイエローが滑って転んでシミュレーション判定&怒って抗議したスナイデルが退場。なんだかついていないルシオの一日であった。

 このPKを蹴ったのがロナウジーニョ。それをジュリオ・セザールがスーパーセーブで防ぎ、Not His Dayを証明した瞬間であった。審判に対する不満をまさにプレーで跳ね返すのだから非常にかっこよかった。

 ■独り言

 レオナルドの采配は決して悪くなかったと思う。この敗戦からもっと色々な采配を仕掛けられるのではないだろうか。インテルは強豪との試合に強い。下位のチームに苦戦するけど勝つってところも凄い。この凄さを世界に証明するためには、やはりCLでの成績が求められるのだろうな。最後に、パンデフとジュリオ・セザールがめちゃくちゃ凄かった。

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posted by らいかーると |12:04 | インテルチャンネル | コメント(12) | トラックバック(0)
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2009年12月09日

ユベントス対インテル ~イタリアダービー~

 ユベントスのスタメンは、ブッフォン、カセレス、カンナバーロ、キエッリーニ、グロッソ、シッソコ、フェリペ・メロ、マルキジオ、ジエゴ、デルピエーロ、アマウリ。監督はフェラーラ。いわゆるOBって奴である。今季のユベントスは初めてかな。マルキジオがスタメンにいるのが地味に嬉しい。出世したのだろうか。

 インテルのスタメンは、セザール、サネッティ、ルシオ、サムエル、キブ、ムンタリ、カンビアッソ、モッタ、スタンコビッチ、エトー、ミリート。スナイデルってこんなに試合を欠場する選手だった記憶がない。バルサ戦の失態から元気を失っていなければいいが。イタリアダービーである。熱い試合になるのだろうか。

 ■イタリアダービー
 
 ユベントスのシステムは4-3-1-2。アマウリやデルピエーロがどんどんサイドに流れるのが特徴である。FWがサイドに流れて、SBと連携してサイド攻撃を仕掛けたり、早めにクロスを上げたり、といった攻撃が頻繁に見られた。つまり、システムで考えると、サイド攻撃がしにくい。でも、ちゃんと対策を打っているのがえらい。

 インテルのシステムも4-3-1-2。アウェーだぞってこともあり、守備的に構えている印象。特に開始序盤はエンジン全開で飛ばすユベントスにあわやゴールって場面が何度も見られた。こっちの攻撃方法はエトーたちを走らせるのが中心。随分と原始的な方法に回帰したものである。アウェーだからって理由もあるだろう。だが、そんなカウンター大作戦だとすれば、モッタを起用する意味がまるでない。

 ツートップにトップ下を置くシステムの場合、相手のSBへの対応を考えないと、ちょっと苦しいことになってしまう。定石はトップ下を相手のCBにぶつけて、FWを相手のSBにぶつける形。控えめな方法は、トップ下を中盤に組み込んで4-4でバランスよくピッチを埋める方法。しかし、現実は甘くない。トップ下の選手が王様だったり、FWが守備をさぼったりで、なかなか3人とも賢明に相手を追い掛け回すって光景にはなかなか出会うことがない。
 
 そんなわけで、この試合のキーはSB。そしてそのSBに対する守備ということに決定しました。で、ホームの攻撃的なユベントスから見てみましょうと。ユベントスのSBはグロッソとカセレス。攻撃バカのグロッソサイドから攻めまくるのかなと思っていたら、元バルサのカセレスが一生懸命に上下動を繰り返していた。

 ユベントスの攻撃を眺めていると、どうも右サイドからの攻撃が多い。サネッティよりもキブを狙っているのか、右サイドに流れるのが好きなのかはわからない。よって、カセレスがフリーでボールを受ける場面が頻繁に見られた。ちなみに、インテルのSB対策は特になし。スタンコビッチが中盤に入って4-1-3みたいな場面もあった。

けれども、スタンコビッチは攻撃参加もするので、守備ブロックに計算するのはちょっと難しい。全力疾走で相手陣地から戻ってくるのも困難だし、その気持ちもわかる。でも、硬直状態とか、相手がゆったりボールを持っているときのほうが時間は多いわけで、もう少し何とかならんかと。

 ちなみにカセレス。安全な選択ばかりしていた。ここがスペインだったら、相手を引きつけて味方を自由にする選択がもてはやされ、イタリアではカウンターのきっかけにならないけど、得点の機会も多少はあるプレーが賞賛されるのかなと、考えながらカセレスの明後日の方向へ飛んでいくクロスを眺める。

 まとめると、ユベントスはフリーになるであろうSBを積極的に攻撃参加させることで、ピッチを広く使ったサッカーを実践。インテルの中央は硬いので、その中央をこじ開けるためにサイドとセンターの攻撃をバランスよく混ぜ込んでいた。つまり、非常に好印象。しかし、最後の局面で激しい守備を見せるインテルの前に、なかなかチャンスは創れていなかった。

 次にインテルのSBはキブとサネッティ。こちらもなかなか素晴らしい選手がそろっている。しかし、今日のインテルは守備がメインでカウンターが中心。そんなわけで、序盤は特に出番なし。守備で張り切っている2人でした。
 
 ようやく試合に話を戻すと、ピッチをいっぱいに使ったサッカーでインテルに迫るユベントス。そして、カウンターで相手に迫るインテルといった展開で試合が進んでいく。インテルのカウンターは本当にミリートとエトー、そしてスルーされるムンタリだけで行われており、これで点が入るのかよと懐疑的であった。それでも、ミリートの股抜きクロスなんて見せられると、何とかなっちゃうのかと思わせられてしまう。

 ユベントスの攻撃にインテルが徐々に慣れ始めると、徐々に試合は五分五分の展開になっていく。でも、ボールを保持しているユベントスのほうが何かを起こせそうな確率は高く、インテルの攻撃は個人技爆発でもしないと難しいだろうなと。

 で、27分に先制点はユベントス。ジエゴの素晴らしいセットプレーから、激しい競り合いでボールの方向が変わり、幸運な形でユベントスが先制。ついでに、モウリーニョがなぜか退場。恐らくセットプレーのきっかけとなったファウルに抗議したのだろう。デルピエーロが大げさに倒れただけだったみたいだったので。

 これはやばいとインテルも攻撃に出る。で、あっさりと同点に追いついてしまうのだから不思議なものである。セットプレーからいきなり決定的な場面を作ると、ショートコーナーからエトーのヘディングが炸裂。ユベントスがいまいち強さを取り戻せないのはこういうくだらない失点が多いからかもしれない。

 で、残り15分はデルピエーロがテクニックを披露したり、ジエゴが嫌らしい仕掛けのパスをしたり、お互いが削りあったり、喧嘩したりして終了。徐々に試合も荒れ模様である。CLが控えているのに激しい試合となっております。でも、お互いの選手たちがここぞというときにリスクを犯さないあたりに冷静さも感じる試合。

 ■シュートを打つんだ

 後半になると若干の修正。ユベントスはジエゴを左サイドに流れさせることで、攻撃を両面から強化。マルキジオのサイドチェンジやグロッソの深いえぐりも目の前に現れ始める。そしてカセレスは相手を引きつけてボールを味方に渡すようになった。成功の是非は問わない。後半はリスクをかけても点を取りにいく姿勢を見せるユベントス。

 インテルはスタンコビッチを中盤に組み込んで守備を実行。ただし、4-2-2-2みたいな場面が前半から見られ、暴走なのか計算なのかちょっとわからない。ムンタリが前線に飛び出すためって理由がありそうだけども。

 このハーフタイムの修正対決はユベントスに軍配が上がる。前半の良かった時間帯がユベントスに復活。インテルのMFとFWの間のスペースでボールを休ませながら、がんがんインテルゴールに迫るユベントス。ジエゴとシッソコの強烈ミドルの連発にシュート意識って大切だなと改めて再認識。

 で、そのミドルシュートのこぼれ球をマルキジオがダブルタッチ&ループでインテルを地獄に導く追加点を決める。シュートを打ち続ければ何かが起こるという最高のお手本であった。ちなみに、ミドルシュートを演出したのがマルキジオだから凄い。

 で、インテルはバロテッリを投入。いつもの4-3-3だけどもやはり機能しない。ユベントスは全員攻撃&全員守備で戦っているのだけど、インテルは攻守分断気味になっている。もう少し色々な選手に負担を分けてあげてもいい気がする。ルシオとか。
 
 ユベントスは全員で守備をする気持ちが強い。FWとMFの間のスペースもFWが懸命に守備をすることで何とかなっている。インテルの中盤を挟み込んだり、DFにプレスをかけたりと、組織力といった点ではインテルよりもユベントスに軍配が上がる試合となった。最後は乱闘をして試合が終了。モッタって荒れやすい性格だったのは知らなかったぞ。

 ■独り言

 このユベントスが脱落しちゃうってのはちょっと信じがたいものがある。イタリアダービーの補正能力だったら切ない。フェラーラもちゃんと仕事をしている印象。逆に今季のインテルは時間がたてばたつほどひどくなってきている気がする。

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posted by らいかーると |11:51 | インテルチャンネル | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年11月11日

インテル対ローマ ~諸行無常~

 インテルのスタメンは、セザール、サネッティ、ルシオ、サムエル、マイコン、ビエラ、ムンタリ、モッタ、スタンコビッチ、エトー、ミリート。スナイデルとカンビアッソがベンチにいる。ビエラの調子が良いらしい。そして、チームの調子もいいらしい。

 ローマのスタメンは、セルヒオ、モッタ、アンドレオッリ、メクセス、リーセ、ブリギ、ピサロ、ペロッタ、デロッシ、ブチニッチ、メネズ。スパレッティがいなくなってから初めての観戦。ラニエリとスパレッティって違いすぎるような。トッティは手術らしい。

 ■無常

 結論から言うと、テンションの低い試合でした。お互いのチームがCLやELで戦っている→ローテーションを採用→チームの機能性が落ちる→ついでに疲れているみたいな感じで。しかも、ゼロトップで欧州を驚かせていたころの面影が今のローマにはまったくなかった。めちゃくちゃ普通のセリエのチームになっていて、管理人のテンションもダウン。

 試合のほうも何とも言えない展開で進んでいく。序盤はインテルがパスミスを連発。インターセプトされるのでなく、相手にボールをあげちゃうようなパスミスを連発するのだから、やってられない。で、ローマにチャンスを与える。メネズとブチニッチがいい選手だということは良くわかった。2人の関係で決定機を作る場面もしばしば。

 で、最初の決定機を外したブチニッチが13分にスーパーゴールを決めてローマがあっさりと先制する。これでインテルが少しは目を覚ますのだけど、ローマはあっさりと引きこもりカウンターを選択。まだ13分。でも、これがイタリアらしさなのかも。でも、ローマってイタリアらしさで勝負するチームじゃなかったのに。

 で、インテル。4-3-1-2なんだけど、やっぱりスナイデルがいないと攻撃に怖さがない。スタンコビッチはいつのまにかボールを運ぶ選手へと変貌していて、ゴール前で怖さを発揮できる選手でなくなっていた。でも、ボールを運ぶ選手としては、かなり優秀である。

バルサの4-3-3を思い出してみる。いわゆるシャビデコの位置の選手はボール運びとチャンスメイク&できればゴールゲットが期待されている。どちらかというと、チャンスメイクって部分の比重が大きいのかな。アシストをしたり、周りに仕掛けさせる状況を作ったりってのが主な仕事だと思う。

 しかし、インテルの4-3の部分のシャビデコの位置の選手はボール運びに比重が置かれていて、あんまりゴールに絡む印象がない。バルサ出身のモッタの相手の時を止めるパスはなかなかだけど、やっぱりバルサの選手に比べると怖さが足りない。そんなんチーム作りによって任されている仕事が変わるのだから当たり前やないかって話なんだけど、これが両者の差のわかりやすいところなのかなって。でも、ムンタリはゴールに絡もうとしているね。

 そんなわけで、ボール運び要因の多いインテル。しかし、相手は引きこもっているので、仕掛ける選手がほしいのだけど、エトーとミリートくらいしかいない。だったら、相手はこの2人を中心に抑えれば言いわけで、後の選手は多少フリーにしても適わない。となれば、守りきるのも簡単である。

 怖くないなと思っていたインテルの攻撃だったが、マイコンを忘れていた。でも、右サイドもしっかりと蓋をされていた。相手のSHとSBに対応されたら、さすがのマイコンも状況打破するには困難な状況である。

 このようなにっちもさっちもいかない状況で、迷わずに動ける選手はすばらしい。その意思だけでも買いである。インテルでいうと、エトーやムンタリがそれに当たる。恐らくイラついたエトーが中盤に降りてチャンスメイクしたり、ムンタリがポジションを変えて左サイドから仕掛けたりして、ようやくチャンスが生まれるインテル。でも、それだけではイタリアのカテナチオを破壊できるわけもなく、前半が終了。

 ■恒例の二人交代

 後半の頭から、バロテッリ、スナイデルを投入。システムを4-2-1-3に変更したインテル。フランス最高の選手と噂されるビエラとイエローを審判に出すなと懇願したムンタリが交代。中盤の底をスタンコビッチとモッタに任せる作戦に出る。

 で、この4-2-1-3。恐らく賛否両論あるだろう。スナイデルが相手のバイタルでボールを受ける能力を保有しているので、なかなかの迫力はある。スナイデルがボールを持ったときに、前線に3人の選手がボールを待ち構えているのだから。で、そこにボールを届ける選手もいる。攻撃面を考えれば、ここまでは非常に理に適っている。

 でも、エトーとミリートとバロテッリ。サイドに流れてもあんまり怖くない。特にエトー、ミリートはゴールに近ければ近いほど危険な存在になることができる。わずかなスペースで勝負することもできるし、相手の裏を狙うのもうまい。裏をとってもコーナーフラッグ付近ではあまりにもったいない。自分たちのシステムによって、自分たちのFWをサイドに追いやってもいいことはない。

 さらに、サイドに選手を配置することで、両SBの飛び出しがなくなる。特にマイコン。そんなマイコンの気持ちを推測しよう。モッタとスタンコビッチに俺が攻撃参加してできるサイドのスペースを埋めてくれるかな、無理だろうな。しかも、目の前にはバロテッリがいる。俺、、、攻撃したらやばいな。ってか、モッタとスタンコビッチ守れなすぎだろ。ファウル連発しすぎだよ。確かにその位置でファウルをするのはいい判断だけどさ、ファウルでしかとめられないのかよ。これじゃ、怖くて攻撃参加できないよ。なのに、ルシオが上がっていっちゃったよ。なんなんだよあいつは。

 そんな攻撃姿勢を明確にしたけど、なんだか空回りなインテル。でも、セットプレー崩れからモッタの時を止めるパスが炸裂。エトーさんが冷静に決めて49分くらいにあっさりと同点に追いつく。でも、その後は上述したように苦戦が続く。

 インテルの攻撃で効果的だったのは、中盤からの裏狙いのパスだった。ミリートとエトーがダッシュ。これはかなり危険な香りを放っていた。2人ともドリブルで仕掛けられるし。これはバルサも気をつけないとやばいだろうな。エトーとミリートの高速カウンターはちょっと怖い。ただ、4-2-1-3だからできる戦術ってわけでもない。

 で、ローマ。メクセスがバロテッリと喧嘩したり、途中出場のオカカが抜群の存在感を示したりと魅せるところは魅せた。でも、こんなに走らなくなったローマは非常に残念だし、影響力を発揮できないピサロも見ていて切なくなったよ。デロッシが怪我したようだし。バチスタ見たかったな。

 そんなわけで、1-1で試合は終了。ローマは引き分けでうれしそうだった。ということは、いつのまにかインテルがセリエで絶対的な存在になっているんだなと再認識した。スパレッティはゼニトって噂もあるようで。お願いだから、ビジャレアルに来てください。それか日本へ。

 ■独り言

 モウリーニョが采配でひっくり返した試合と表現するのはおかしさ満点。というか、モウリーニョって前半は意図的にメンバーを落として、後半から全力で!みたいな采配が多いような気がする。ま、色々な理由でメンバーを落とすしかないのだろうけど、今回だったらローテーションだし。バルサ対インテルは補正能力が働かなければ切ない試合になるかもしれない。

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2009年10月08日

インテル対ウディネーゼ  ~インレルのことをたまには思い出してください~

 インテルのスタメンは、セザール、サネッティ、ルシオ、サムエル、キブ、カンビアッソ、ムンタリ、スタンコビッチ、スナイデル、ミリート、エトー。怪我人も戻ってきてベストメンバーがそろっているのかな。でも、最近は結果が出ていないらしい。

 ウデゥネーゼのスタメンは、ハンダノビッチ、バスタ、コーダ、ドミッツィ、ルコビッチ、サンチェス、ダゴスティーノ、インレル、ペペ、フローレス、ディナターレ。ダゴスティーノは引き抜かれなかったのか。ゲームメイカーとして恐ろしい成長を遂げているんだよね。ピルロの後釜になれるか。

 昨日見た試合です。あんまり更新する気はなかったのですが、電車が止まっているんだもん。

 ■迷っているのかモウリーニョ

 昨年のウディネーゼは4-3-3だった気がするのだけど、本日のウディネーゼは4-4-2であった。中央をインレルとダゴスティーノ、左には豪快に仕掛けるペペ、右には細かいステップが特徴のドリブルを持つサンチェス、トップにはフレーレスとお馴染みのディナターレがいる。

 つまり、なかなかの選手がそろっている。中位のチームにしては、個で試合を壊せそうな選手がたくさんである。特に、サイドに限定せずに動き回っているディナターレを捕まえ続けるのは難しそうである。ただし、ウディネーゼのよさって、ダゴスティーノを中心とした組織的な攻撃だった記憶があるのだけど、今季は個人技個人技していて、ちょっと残念。でも、ペペのアタックは良かったよ。

 ここはインテルのホームスタジマムってことで、基本的には自陣に撤退して相手の攻撃を跳ね返す→個人技を活かしたカウンターで相手を崩しにかかるものであった。そりゃ、効率的なやり方を実践するよなと自分を納得させる管理人であった。2人を前線に残すには、4-4で引くのが一番だもんね。

 そんなわけで、守備を固めるウディネーゼに苦労するインテルという構図で試合が進んでいく。いつものことじゃやないかというツッコミは放置しておいて。セリエの特徴として、相手のライン間に味方を送り込むメカニズムが発達している。もちろん、それを阻害するプログラムも発達しているのだけど、受け身の守備が多いんだよなと。

 個人対組織で状況を壊せる選手がそろっていれば、モウリーニョも4-3-3を実行するのだろうが、そんな能力を持っている選手はレアキャラで、インテルにはいない。唯一の壊し屋もバルサに旅立ったので、路線変更が余儀なくされた今季のモウリーニョ。出発は、昨年度途中から継続している4-3-1-2であった。ポゼッションを基本としていたのだけど。

 しかし、今日のインテルはゆったりとしたポゼッションから、攻撃を構築する気があるようには見えなかった。相手が引きこもっているので、ボールをまわしながら相手を動かし、前線の選手の動き出しにあわせて、有利な状況を作り出すのが有効なのだけど、そういう動きがあんまりない。

 ミリートとスナイデルがチャンスメイカーとして頑張っているのだけど、もう少し彼らが働きやすい状況を作り出してあげれば、楽に試合を進めそうなのだが。つまり、攻撃に枚数をかけろと。でも、モウリーニョの気持ちもわかる。いまいち結果の出ていない状況で、リスクのある行動は取りにくい。

 攻撃に枚数をかけないで、中盤に選手を多く配置する。セカンドボールを拾い捲ることで、相手のカウンターを防ぎ徐々に相手を締め付けていく作戦はなかなか機能しているように見えた。つまり、両者の得点が入る可能性を削り、自分たちがちょっとは有利ってな試合展開にもっていったモウリーニョはさすがである。

 カウンターだけど、相手も枚数がいるじゃないかってことで、ウディネーゼの攻撃も個人技ごり押しの部分が散発する。でも、ペペのアタックはなかなか見ごたえがあった。代表の選ばれているのもわかる気がするよと。

 そんな展開で先制点はインテルに生まれる。相手がカウンターを狙っているのに、ちゃんとその対策をして、カウンター返し。クロスカウンター炸裂。エトーを追い越したスタンコビッチが強烈なシュートを決める。この試合のスタンコビッチは、地味な仕事も懸命にこなしながら、スナイデルに仕掛けさせようと、周りを活かすプレーもしていた。

 しかし、得点直後に失点してしまうインテル。ペペの仕掛け→インレルの飛び出し&カンビアッソをあっさり交わしてスルーパス→ディナターレの飛び出しで勝負ありだった。あまりにカンビアッソが簡単に抜かれてしまった場面。ペペにボールがおさまることと、インレルの飛び出しがお見事だった。

 ダゴスティーノよりも、インレルが目立った試合であった。ユーロで世界デビューをしたスイス代表だけど、なぜか引き抜かれることなく、今に至る。この試合でも繰り返される上下動とボールを失わない正確は判断力でチームを引っ張っていた。

 そして、試合は振り出しに戻る。ただし、ミリートが怪我をしてバロテッリがピッチへという状態で。でも、バロテッリは周りと協力してどうこうという選手ではないし、独力で何かを起こせる選手でも今のところはない。大人しくレンタルで試合に出場しまくったほうが良いと思うのだが。

 器用なミリートの離脱によって、エトーの仕事が増える。ついでに、ムンタリの仕事も増える。で、このムンタリは途中で交代させられてしまい、またも涙をにじませた。純粋すぎる。スナイデルたちが慰めているのはいい場面だった。

 二列目からの飛び出しや、組織的なプレーは得意だと思うのだけど、クロスを上げたり、最後のパスを担うような選手ではない。クロスにあわせるのはうまいだろうけど。でも、インテルでは苦手な仕事が増えてきていて、繋ぎで違いを作れるモッタに苦戦しそう。

 お決まりの4-3-3への変更で後半の途中から、猛攻を促すモウリーニョだった。でも、機能しないのは明白で。逆にウディネーゼの猛攻にあうのだから、やってられない。でも、セザールがいいキーパーだということをしっかりと証明。そして、最後にはスナイデルのゴールデンゴールが決まり、試合が終了する。

 ■独り言

 最後の最後にスナイデルが決めたことで、猛批判から逃れられたインテルであった。それにしても、レアル脱出組が活き活きとプレーしているのは、気持ちがいい。やっぱり、試合に出て何ぼである。インテルはどこへ向かっているのか非常に見えにくい。それだけ、セリエが大変ってのもあるんだろうな。

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posted by らいかーると |10:59 | インテルチャンネル | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年08月26日

インテル対バリ ~モウリーニョの暴走~

 インテルのスタメンは、セザール、マイコン、ルシオ、マテラッツィ、サネッティ、ムンタリ、ビエラ、モッタ、スタンコビッチ、エトー、ミリート。毎度おなじみのインテルチャンネルです。まさか今年も放送が継続されるとは。うれしい限りですよと。

 バリのスタメンはジレ、マシエッロ、ラノッキア、ボヌッチ、バリージ、デヴェッツェ、ガッジ、アレグレッティ、アルバレス、クトゥゾフ、スフォルジーニ。セリエBで優勝したらしい。選手名鑑が早くほしいぜ。

 ■新生

 インテルの注目点は、イブラヒモビッチの仕事をどうやって肩代わりするかである。昨年のインテルは、完全にイブラヒモビッチ、時々マイコンへの依存が強かった。チャンスを演出するのもイブラヒモビッチ、点を決めるのもイブラヒモビッチ、ときどきマイコン。そんなイブラヒモビッチが抜けたことで期待することもある。

 昨年のCLで、ユナイテッドに圧倒的な差を見せ付けられてしまったインテル。イブラ依存の昨年のままでは駄目だよ、でも、イブラがいるのにチームを改造→結果が出ない時期→イブラにボールを集める→結果が出る→イブラが調子に乗る→こんな魔のスパイラルに陥るのは目に見えた話で。

 なので、イブラが抜けて、鬼プレスのエトーさんや、点取りやでチャンスメイクもできるミリートの加入はモウリーニョにとって、腕の見せ所なのだろうと。今季こそはその名に疑わない実力を見せることができるか。それとも、静かに評価を落としていくのか。ってなわけで、モウリーニョのインテルには本当に注目しておりますよと。

 そんな新生インテル。セリエ仕様ともいえる4-4-2の菱形とはいえないシステムで試合に望んだ。DFとMFの間に選手を送り込む4-3-1-2。開幕前にトップ下がいないぜよと叫んでいたモウリーニョだが、誰も来ないばかりかヒメネスがいなくなった。でも、昨年まで頑張っていたスタンコビッチがいるじゃないかと。

 でも、スタンコビッチのポジションもいつもよりも下がり目な印象だった。また、インテル自体がボールを繋ぐ意図をとっても強くしてきた。昨年に比べると、ゆったりしている印象である。バイタルの手前に選手を集めてボールを支配する→バイタルの位置にはエトーとミリートのためにスペースを与えているような。

 つまり、中盤でボールを運ぶ枚数を増やすことで、ボール支配を自分たちのものにしようとしていたんだと。カンビアッソがいないから、ムンタリが物憂げな表情をしていたからとか、イレギュラーな状態がそうさせた可能性はあるけども。

 今季のインテルは、徹底的なボール支配で試合の主導権を握り、試合の流れを自分たちでコントロールしたいのかなと。開幕戦を見る限り、そんな印象を受けた。イブラがどうにかするよりも、全員で全員が仕掛けられる状況を作ろうと。そりゃ、マイコンだったり、ミリートだったりに仕掛けの役割は偏るだろうけど。

 ちなみに、ポゼッションってのは得点を奪うための手段というよりは、試合の主導権を握る手段として非常に適している。相手をポゼッション出疲労させ、カウンターで止めをさす場合、そのチームの特徴はどうやって表現されるのだろうね。

 そんな意識の変化か、イレギュラーな状態か、トップ下のスペースをFWに任せたのか、トップ下を取らないフロントへの抗議の意味か、この試合ではトップ下を常にうろちょろする選手は最後まで見当たらなかった。

 モウリーニョがセリエはきついと表現していた記事を見たことがある。下位のチームでも徹底的に戦術的な穴をついてくるからとか何とか。この試合でも、バリは徹底的にインテルの穴をついていきた。インテルのミリートやエトーはかなり前線から相手を追い掛け回すのだけど、所詮2人である。4バックには叶わない。しかも、インテルのDFとMFに前プレへの連動性はまだ備わっていないようで。

 なので、WGもSHもいないインテルは、どうしても相手のSBが空いてしまう。なので、バリは徹底的にこのサイドから前線にドリブルでボールを運びまくっていた。ちなみにバリ。キーパーをビルドアップに使うなど、こっちもかなり繋ぐ意識が高かった。この繋ぐ姿勢が守りっぱなし状態からバリを救ったのはいうまでもない。

 今年はそんな勝負にも負けないよとモウリーニョ。腕を負傷したのか、断食中なのか、それとも戦術的な理由なのかは不明だが、前半20分過ぎにムンタリ→バロテッリで4-3-3に変更。ってよりは、相手のSBに選手を配置する修正を見せる。これで、バリの攻撃の迫力はかなり落ち着いたものとなった。

 で、相手の攻撃を止め、モッタを中心に攻撃を組み立てていくインテルは勢いに乗る。バランスが改善されたので、ゴールに迫りまくるのだけど、モッタが惜しいチャンスを外して前半が終了。モッタは楔のパスが巧くなった気がする。

 ■意図不明

 後半の頭からビエラ→クアレスマが登場。4-4-2の横一列にシステムを変更してきた。SHの選手がFWやWGの選手なので、4-2-4と表現しても差し付けないだろう。そこまで守備に下がらなかったし。この交代の意図は謎であった。なぜに巧くいっていた4-3-3を放棄したのだろう。ビエラが怪我でもしたのだろうか。

 後半のインテルは完全に攻守分断になってしまった。前線の4人がせめて、後ろの6人が守るみたいな。モッタたちも攻撃に参加したいだろうけど、守備をしながらの攻撃参加は酷な話で。

 さらに守備面ではFWとMFの間のスペースを好き勝手に使われる始末であった。枚数が足りないので、プレスにもいけないひどい状態である。攻撃面ではミリートが降りてくる場面もあったけど、守備ではまったく何も起きなかった。

 選手交代で修正するかと思ったが、それもなく。間違いを正せることができなかったのはいたい。なので、前半ほどの組織的な攻撃はできず。でも、エトーがPKを決めたり、一対一を外したりとチャンスを作ることはできた。サラゴサとバルサのコンビはちょっと嫌らしそうな雰囲気である。たぶん、スペイン語で会話しているのだろう。

 でも、守備枚数のたらなさも健在で、同点ゴールを決められて、ロスタイムにはあわやの場面を作られる始末であった。つまり、1-1で試合は終了。采配ミスっていっていい結果であった。なんで、4-3-3をいじったのだろう。

 ■独り言

 バリは良いチームだった。繋ぐ意識、相手の弱点をつく攻撃スタイル、サネッティに止められたアルバレスを左に移動させて目先をかえるやりかたとか。

 インテルは前半は今後を期待させるものだったけど、後半はめちゃくちゃだった。よくわからないチームである。

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posted by らいかーると |09:32 | インテルチャンネル | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年02月04日

インテル対トリノ ~ロジーナとサントン~

 久々のインテルチャンネルです。明日から、バイエルンチャンネルも復活予定です。インテルはマンチェスター・ユナイテッドに勝つことができるのか。

 インテルのスタメンは、セザール、マイコン、ゴルドバ、ブルディッソ、サントン、サネッティ、カンビアッソ、マクスウェル、スタンコビッチ、イブラヒモビッチ、クルス。累積のため、ムンタリがいない。代役がマクスウェル。ブラジル人はどこだってできる法則はここでも健在。クアレスマを放出したので、4-3-3は捨てたのかな。サントンはユース出身の若手。

 トリノのスタメンは省略。ロジーナとビアンキが有名人かな。後はミランからレンタルしているアバテ。残留争いの真っ只中のトリノ。

 ■トリノ強い

 インテルのシステムは4-4-2のひし形。4-3-1-2って、つまりは4-4-2のひし形。トリノのシステムが4-4-1-1。注目のロジーナが1.5列目で動き回っている。トップにビアンキ。でも、放り込みサッカーは行わないトリノ。

 インテルの攻撃の特徴はすべての道はイブラに通じる。いわゆる違いを生み出せる選手がイブラしかいないってのは秘密だ。4-3-3が機能しなかった理由として、ウイングがチャンスメイカーとして機能しなかったことが上げられる。だったら、誰がギャップでボールを受けたり、味方を自由な状況に導いたり、アシストしたりするのってお話。

 で、それをイブラヒモビッチに託したのが4-4-2のインテル。イブラの影でスタンコビッチが輝ければ、彼の負担も減るのだろうけど、そんな様子はまるでない。FWで起用された当初のクルスは、中盤からボールを引き出す動きを繰り返していたけど、この試合では、前線でボールを待っている場面が多かった。つまり、攻撃がイブラばっかりのインテル。で、この試合のイブラは相手の執拗なマークに苦しみボールを失いまくっていた。

 執拗なマーク。イタリア人はやはり守備が上手いのかなと思うしかなかった。何よりも基本に忠実。インターセプトを狙う、前を向かせない、攻撃を遅らせる、簡単に飛びこないなどなど。体をぶつけすぎず、でも間合いを明けすぎない絶妙なポジショニングでイブラを苦しめるトリノのCB軍団。

 インテルの攻撃パターン。イブラに当てる。他にはSBの攻撃参加が上げられる。特に突貫小僧のマイコンはやばい。ただし、低い位置で相手と対峙することを嫌うマイコン。エリア近くでは積極的にドリブルで仕掛けるものの、低い位置だと後ろ向きなマイコン。ボールを失うのが怖いのかもしれない。左のサットンも同じく。単純にモウリーニョに低い位置からはあんまり仕掛けるなと言われているからかもしれない。

 ちなみに、ユース出身のサントン。下手したら、スタメンに定着しそうなくらい良い。グロッソ並みの攻撃意欲と一対一で相手を止められる守備力を装備している。クロスの精度も悪くない。

 話をSBの攻撃参加に戻す。つまり、高い位置でボールを受けたいSBコンビ。高い位置でボールを受けるには、相手陣地深くまでボールを運ぶか、カウンターしかない。相手陣地の深くまでボールを運ぶには、どうしてもイブラかクルスを経由しないと難しい。しかし、今日はここにボールがおさまらなかったので、単発な攻撃のインテル。得意のセットプレーも相手のキーパーのナイスセーブに防がれる不運でした。

 トリノは自由人・ロジーナが左サイドに流れる癖があるようで。同じく左サイドのオグボンナを中心に攻撃を組み立てていた。狙いはマイコンの開けたスペース。

 それに対するインテルの守備が面白い。4-1-4で均等にゾーンを埋めるのが好きそうなモウリーニョ。しかし、4-4のひし形なので、徹底的な密集型に切り替えたようで。スタンコビッチがバックパスをケア。残りの2人がボールホルダーに密集。逆サイドの選手が中央を埋めて、逆サイドは空。サイドチェンジされないように、後ろをケアしているのだけど、奇跡的にサイドチェンジされたらちょっとやばい。

 で、後はカウンターの場面で、やはりサイドの守備が遅れることが多い。相手のSBの選手が悠々ドリブルでボールを運ぶ場面も見られた。4-4-2のフラットにするなんて噂が出るかどうか。

 ちなみに、前半はスコアレス。終了間際にスタンコビッチが怪我をしたようで、フィーゴが登場。

 ■力技・モウリーニョ
 
 マクスウェル→クアレスマ。サントンを残すなんて、さすがモウリーニョ。ってか、クアレスマはまだいるのね。ってか、4-4-2のフラットにしやがったぞ。

 しかし、46分にトリノが先制。トリノがサイドチェンジ→快速アバテがドリブルで突っかける→クアレスマが守備の戻らない→アバテとサントンが一対一になる→仕掛けられないサントン→アバテのクロス→ビアンキのスーパーヘッド炸裂。

 4-4-2のフラットにしても、SHが守備をしないんでは何の意味もない。ってことで、攻撃で貢献できなきゃ移籍させられちゃうぞクアレスマ。されちゃったんだけれども。

 後半のトリノ。ロジーナを左サイドに配置して、徹底的にサントン狙いの様相を見せる。マイコンよりはサントン。当たり前の判断である。このロジーナが本当にうまい。独特なドリブルでインテル守備陣に向かっていく小兵。面白いステップだなー。

 で、インテル。最初はサイドのフィーゴとクアレスマに望みを託した。しかし、SHとSBが守備で連動するトリノの前に数的不利。これじゃ崩すのも難しいよねってことで、クロス大合戦。

 狂ったようにクロスを上げまくった結果、コーナーからブルディッソが同点ゴールを決める。歓喜に揺れるスタジアム。その後もセットプレー、クロスで徹底的に攻めまくるインテル。ときおり、フィーゴが自分の存在感を発揮するのに対して、クアレスマは決定機を外しまくっていた。特に終了間際のフィーゴのパスをもらった場面はスタジアムを混乱の陥れた。

 で、結局は引き分け。トリノはなぜにこの順位なのか非常に不思議だった。ハードワークできるし、ビアンキとロジーナという違いを生み出せる選手がいるのに。

 ここからはインテルのフラット4-4-2について。SHを配置したことで、SBがサイドをつく場面は本当に減った。マイコンは中央に切れ込んでミドルなんて芸当を持っているから、大きな問題に放っていない。サントンはサイドからクロスが基本形となっている。つまり、SHと連携して崩すサントン。ドリブラーとは組めにくいかもしれない。

 さらにカンビアッソとサネッティ。高い位置で相手の攻撃を潰すのが4-3-1-2のインテル。4-4-2・フラットだと様相が変わるはずなのに、同じようにプレーしている印象を受けた。ちょっと位置が高すぎて、DFラインが孤立する可能性が高い。

 ただし、同点に追いついてからは4-4でひくなど、モウリーニョらしさを見せた。クアレスマがいなくなったので、どうするのかはわからないけれど、ユナイテッドにどう挑むか、、、、の前にミラノダービーか。

 ■独り言

 ロジーナとサントンを発見した試合になった。インテルにイタリア人がいると、違和感を受ける。特にユース出身とか。インテルはセリエを独走する強さは持っていないけど、こんな試合を勝ちにしたり、引き分けにする力が大きいのかなって。

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posted by らいかーると |09:36 | インテルチャンネル | コメント(12) | トラックバック(0)
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2008年12月10日

ラツィオ対インテルとか

 ラツィオ対インテルを見ました。で、あんまり書くことがなかったので、手短にやります。試合内容から言うと、インテルが巧く守りを固めて、ラツィオが不器用に攻撃を続けたってことでしょうか。

 インテルのシステムは4-3-1-2。どうやら4-3-3へのこだわりは捨てたようです。モウリーニョの4-3-3の肝は、ウイングの選手がどれだけチャンスメイカーになれるかってことだとしたら、4-3-1-2の場合、その役割がイブラヒモビッチに変わったって話で。

 で、4-3で守りきれんですかって話しですが、スタンコビッチの役割が浮いていました。3の前で守備を頑張ったり、並んだり、相手のSBに寄せたりと色々な役割をこなしているんだけど、手を広げすぎて安定していない守備になっていたと。

 レアルが身体をはって示しているとおり、4-3で守る場合は中盤に守れる選手を多数配置する必要があって、さらにそれでも高い位置で守るのは体力的に限界があることを今日のインテルは示してくれました。ムンタリ、サネッティ、カンビアッソのトリオでも幅広いピッチを3人で埋めるのは無理じゃいって話で。そこにスタンコビッチが加われば、高い位置でも守れるけど、まだそれは計算できない。

 守るんだってときのチェルシーのように、インテルはゴール前に4-3の壁を築き上げました。その雨にラツィオはなかなか決定機を作れずにミドルを連発。フォッジャがドリブルで状況を打開できそうなテクニックを装備してましたが、マクスウェルとムンタリに巧く潰されていました。効果的な突破は2回くらいでしたと。

 ラツィオからすると、ボールを回して相手の体力を削り取ることは可能そうな気がしました。だって、相手は4-3で引いているのだからSBを使えれば、ポゼッションで時間を潰すことは可能そうなんですけど、そうはしなかった。レデスマがもっと存在感を発揮できればよかったんですけど、チーム事情と相手事情からそれはできなかったようで。

 チーム事情から見ると、ラツィオは攻撃をやり直したり、サイドチェンジが本当に少なかったように感じました。後ろよりも前へってのは賞賛されるばかりの精神ではありません。ただ普段から攻撃的なチームって言うのが、あの縦への勢いに出ていたのではないかと思います。

 相手の事情を見ると、4-3のインテル。相手の左SBに対してムンタリが寄せに行く場面が目立ちました。ムンタリが寄せれば、サネッティたちも寄ってくる。ってことは逆サイドが空く。サイドチェンジされたらピンチ。だから、前線の1-2がパスコースを切る場面がまれに現れました。

 インテルの攻撃はイブラヒモビッチに当てて、どうこうみたいな。それにあわせてマイコンが何度も飛び出してくる構図。今回は後ろで守りを固めたので、ムンタリがゴール前に飛び込むにはちょっと距離がありすぎたようで。攻撃の枚数が全体的に足らないことが得点場面に表れ増しちゃ。、先制点はセットプレー、2点目はマイコンのクロスをオウンゴール、3点目はカンビアッソのフリーキックから。

 ただし、2点目。みんなの足が止まっている中で、マイコンが1人全力疾走。アウベスの全力疾走とデジャブかって感じであった。にしても、マイコンは積極的に攻めあがって、必ずクロスで終わる優秀な仕事振りでした。

 つまり、今後のインテルは磐石の守備でカウンターの枚数が足りない現象に苦しみそうな予感です。ちなみに、サムエルが思ったよりもつなげる選手で驚きでした。後は、復活したクレスポ。試合勘が鈍っているってまさにあんな感じなんだろうなって。

 次にコメントに質問のあったインサイドキックについてです。自分はあまりキックの型の指導はしないタイプなので、特に違和感を覚えませんでした。インサイドキックの指導はパス&ゴーと一緒にやるので、いわゆるパター型の教えとは違った形になっていると思います。よっぱど変な形だったら矯正しますが、基本的にはほっておきます。手の振り方とかは教えますけど。

 次に今話題のPTP理論ですが、色々調べたところ、PTPの練習を自然にチームで行っている事もあれば、そうでない練習も行っているってのが実感です。個人的にはコーンドリブルも大切だって思っているので、ようはバランスではないでしょうか。サッカーの要素を練習に数多く取り入れるのは賛成です。ちなみに、うちのチームの鳥かごはボールを奪ったら複数あるゴールを目指すもの、となっております。

 ファンデラモスについては前に書いたとおりです。チームによって、自分の色を変えられるタイプだとは思いますが、たまに頑固になったりします。今季のトッテナムが昨年のトッテナムと同じサッカーをしようと考えたのは謎でした。

 UEFAで優勝しているので、カップ戦に強いイメージがありますが、基本的にセビリアのサッカーはいつだって不変だったので、相手に合わせてどうこうできるかどうかは不明です。誰か教えて下さい。ただし、セビリアの礎を築いたのはカパロスだと思います。あの人はカンテラ大好きなので。

 以上です。

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posted by らいかーると |20:16 | インテルチャンネル | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月03日

インテル対ナポリ ~ラベッシの登場~

 インテルのスタメンは、セザール、マイコン、ゴルドバ、サムエル、マクスウェル、サネッティ、カンビアッソ、ムンタリ、スタンコビッチ、クルス、イブラヒモビッチ。開き直ったモウリーニョ。4-3-1-2でポルトの再来なるか。

 ナポリのスタメンは、イエッツォ、サンタクローチョ、カンナバーロ弟、アロニカ、マッジョ、パツィエンツァ、ガルガノ、ハムシク、マンニーニ、ラベッシ、サラジェタ。3-5-2らしい。セリエでは3バックのチームが多いなと。監督はレーヤ。1979年から休みなく監督業を続けているらしい。ある意味、ファーガソンである。

 ■ナポリ、グダグダ・時々ラベッシ

 ナポリのシステムは3-5-2だった。最近の3-5-2はトップ下を置かないシステムが多い。ナポリの場合は、ガルガノを中盤の底に置く形であった。で、最近の3バックといえば、デポルの成功例が非常に身近なのだけど、ナポリは純粋に3バックだった。ちなみに、セリエの3バックの成功例ぽいジェノアはデポル型の5-4-1または3-4-3である。3-5-2で、中盤がフラットは言い過ぎだけど、だいたいそんなイメージである。

 4-3-3のインテルだったら、ナポリはもう少し戦えた可能性が高い。最初からクアレスマなりバロテエリがそこにいれば、選手を配置せざるを得ないわけで。しかし、4-3-1-2に変更したインテル。サイド攻撃は色々な選手が担うようになっている。右サイドはクルス、マイコンが、左サイドはマクスウェル、ムンタリ、イブラヒモビッチが基点となっていた。

 クルスが流れればCBが対応し、マイコンが攻めあがれば77番のマンニーニが対応しているのだけど、後手後手感は否めなかった。つまり、3バックの弱点がそのまま顕在しているひどい状態である。一番の原因は3-5で守ろうとしても、相手はポジションをぐちゃぐちゃに変えてくるので、各所で数的不利に陥ったこと。

 特にサラジェタとラベッシが組織的な守備にかかわらないので、インテルはサネッティやカンビアッソのところが自由だった。サムエルやコルドバの位置が自由だったら、手詰まり感満載だけれど、さすがにカンビアッソたちが自由になったら、インテルだってポゼッションサッカーが出来る。

 つまり、ナポリはMFとFWの間のスペースを相手に与えた結果、ボールホルダーに寄せきれない状態が続き、試合の主導権を相手に渡してしまう。寄せすぎたら裏を取られので、引いて守るしかないのだけど、マイコンたちがボールを持てばWBはプレスをかけるふりをしないといけないので、引きこもって守るわけにはいかない。5-4-1にするのも、FWが2枚なので、不可能。

 前半のナポリを見ていると、守ることよりも、攻撃に重点をおいた3-5-2なのだろうと考えるしかなかった。SBの位置を上げて、ゲームを作れる中盤の選手をDFラインに入れて試合を組み立てるビッククラブは増えてきている流れにのっているのかのっていないのかナポリ。

 そんな状態じゃ守りきれないよってことで、中央からサイドから突破されるナポリ。システム変更により、サイドが空になったことで、クルスもイブラヒモビッチも自由に動けていて楽しそうだった。さらに、両SBも積極的に攻撃参加し、サイドに流れて空になる中央にはスタンコビッチやムンタリが飛び込んでくるので何の問題もない。

 さらにサネッティたちは、イブラたちが中央でボールを奪われた後の準備をさせると世界一かもしれない。ゴール前に飛び出すだけでなく、すばやい攻守の切り替えによって、攻撃のターンを延々と繰り返すインテルであった。

 そんなインテルは前半のうちに2得点。ショートコーナーからコルドバがボレーで決めると、2点目はすばらしかった。マイコンの縦パスでクルスが右サイドを突破すると、ダイレクトのヒールパス→後ろから走ってきたマイコンがシュート→ムンタリがヒールでボールの方向を代えてゴール。ムンタリがおしゃれに見えた瞬間であった。

 2-0。何も出来ずにナポリは終わるのかなと思っていたが、たまにラベッシが中盤に降りてきてボールを奪い返したり、無謀なドリブルなのに相手を抜き去るなどポテンシャルは発揮していた。メッシに何か似ている。

 そのラベッシが相手を切り裂いてサラジェタにボールを預ける→サラジェタのヒールキック→これでGKと一対一になったラベッシはループで決めて2-1になってしまった。2人だけで点を取ってしまったナポリ。ラベッシは相当すごい選手かもしれない。

 35分くらいのラベッシの得点で、ナポリが息を吹き返す。もともと。4-3-1-2なんて、ろくに守備の形が組めないのだから、落ち着いてボールを回せばボールを持てるわけで。ラベッシがチームに落ち着きを与えて前半が終了。

 ■逆転の展開

 モウリーニョが4-1-4で守備を形成したがるのは、この形があまり穴がないからである。バルサのCBのように、繋げてドリブルで突っかけられる選手は意外と少ない。なので、4-1-4-1は結構えぐい。ちなみに5-4-1もかなりえぐい。

 で、モウリーニョの4-3-3がインテルで機能しなかったのは、WGが攻守にどうしようもなかったということに尽きる。SBの攻撃参加を好まないモウリーニョからすると、WGは独力で。ロッベン型でとなる。さらに相手のSBの守備を担当しないといけないハードワーク。クアレスマとマンシーニには荷が重いのかな。

 4-3-1-2はトップ下の選手とFWの選手の守備の役割がちょっと難しい。スタンコビッチは中盤のラインに入ったり入らなかったり。FWはラベッシのように、気まぐれに守備をしたりしなかったり。一番ありがちなのは、トップ下の選手を相手のCBに当てて、FWの選手をサイドの守備を担ってもらう。今日は3バックなので、そんな必要はないから、攻撃参加したらチャンス。

 ちなみに、今日のインテルは前線の3枚が何ともいえない守備をしていた。それは前半のナポリのラベッシ×サラジェタのようで。つまり、インテルは予想通り4-3で守ることになり、中盤に理不尽な負担がかかる後半戦となった。理不尽な負担を少しでも和らげるのは引きこもって守るしかなく、インテルは相手にボールポゼッションを与えてしまう形となる。

 後半になると、ガルガノが試合を作る姿勢を明確になるナポリ。左サイドの77番は個人技に自信があるようで何度も仕掛けていた。一番はラベッシだったけれど。

 インテルはカウンターの選択肢しか残っておらず、イブラヒモビッチが単独で何度か突破していた。途中から、アドリアーノが登場。イブラヒモビッチを休ませなかったのは、恐らくクルスよりも単独で何か出来そうなアドリアーノに期待みたいな。ということは、この状態を解決するすべがいまのところモウリーニョにはないってことだろう。

 試合を落ち着ける選手もいないインテルは特攻を繰り返し、ナポリにも攻め込まれる場面が目立ったが、サムエルを中心に決定機を作らせないインテル。逆にサネッティのドリブル突破やイブラヒモビッチの個人技で得点を取りそうな気配を残したまま試合が終了した。

 ■独り言

 付け入る隙はあるけれど、4-3-1-2のインテルはちょっと強い。切り合いにも強そうである。にしても、なぜにCLで勝てないのだろうか。呪いか。

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posted by らいかーると |09:35 | インテルチャンネル | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年11月26日

インテル対ユベントス ~開き直ったか~

 インテルのスタメンは、セザール、マイコン、サムエル、マテラッツィ、マクスウェル、カンビアッソ、ムンタリ、スタンコビッチ、サネッティ、アドリアーノ、イブラヒモビッチ。このメンバーだと、4-3-3はありえなそうな雰囲気。とうとう自分の型でなく、チームの型にあったシステムを選択したのかモウリーニョ。

 ユベントスのスタメンは、マニンガー、グリゲラ、レグロッターリエ、キエッリーニ、モリナーロ、マルキオンニ、シスコ、チアゴ、ネドヴェド、アマウリ、デルピエーロ。世界で一番隙のない4-4-2を実行できるチーム。それがユベントス。チアゴがスタメンだってのが実にうれしい。

 ■システムを気にしなくなったモウリーニョ

 1分にチアゴが自滅してマルキジオが登場。マルキジオも繋げる選手だがチアゴほどではない。期待の若手だけれど、こういう大きい試合で自分の個性を発揮できるかどうか非常に楽しみである。

 結果を言うと、自分の個性を発揮でいている場面は非常に少なかった。前半の終了間際に狙い済ましたミドルを打ったくらいであった。他にはボールを持つ→ボールを前に通そうとするが無理で違う選択肢。この前に通すのをやめるというタイムラグが、ユベントスの攻撃のスピードに結構影響を与えていた。

 インテルのシステムは4-3-1-2。管理人は見たことがないが、昨年の形である。バラックとシェフチェンコが加入したチェルシーでも見られた形であったが、チェルシーのそれは本当にひどかった。ドログバとシェフチェンコがろくに守備をしないで、バラックの存在理由もいまいち。で、4-3で守ることになり、ランパードのポジショニングが下がり、攻撃はドログバのみになった懐かしい記憶。

 ユベントスのシステムはいつもの4-4-2。高いDFラインが最大の特徴。デルピエーロとアマウリが2人の関係で得点を上げてしまうことがある。今日のアマウリはボクシッチに見えた。日向君のような強引なドリブルと献身性を兼ね備えたアマウリはめちゃくちゃいい選手である。

 4-3-1-2対4-4-2。最大の違いはラインの数と人数の配置。特に後者が試合に影響を与えた。インテルの序盤の狙いは徹底した裏狙い。ユベントスのDFラインが高いのはみんな知ってる。だから、徹底的に裏を狙おうぜと。3トップで全員に裏を狙わせるよりは、キエッリーニ×レグロッターリエにアドリアーノ×イブラをぶつけて裏を狙ったほうが良い。真ん中で数的同数を作って、SBがカバーリングできるかな作戦。

 アドリアーノとイブラが裏を狙う。そこにボールを送り込むのは誰だ。精度の高いボールを蹴るにはフリーな状態を作りたい。フリーな状態を作るならば、どこが相手のシステムの穴か。相手のシステムは4-4-2。基本的に前プレにチームである。ただし、だからといって、相手のペナまでプレスに来ることはない。ここで答えが出る。DFラインをちょっと下がり気味に設定して、ボランチを3枚にすれば、圧倒的な数的有利の出来上がり。

 いつもだったら、もっとボールを追い回すアマウリたちが今日はおとなしかった。その原因は無駄走りになることが目に見えていたからだろう。25分過ぎからネドヴェドが中央に来て、数的不利を打開しようとしたけれど、チームメイトがそのネドヴェドの意図に気付くことは、少なくとも前半のうちには訪れなかった。

 そんなわけで、インテルが狙い通りにロングボールを裏に蹴りまくる。案の定オフサイドになるし、競争になっても相手が先に追いつくが、これでCBの体力を削ったり、DFラインがいつもよりも低めになれば、ポストプレーがやりやすくなる。

 ユベントスは相手の低い位置で数的有利作戦にどう守るべきか最適な解を探しあぐねているようだった。インテルはスタンコビッチがアドリアーノたちをおとりにして2列目から飛び出すなど、徐々にDFラインを破り始める。で、ユベントスは仕方なくDFラインを少し下げて対応。すつろ、インテルはロングボールを裏でなくイブラに狙ってチャンスメイクを狙う。

 WGがいないので、サイドに流れ放題のイブラは非常にやりやすそうに見えた。また、右サイドはマイコンが積極的に攻撃参加していた。アドリアーノとスタンコビッチも両サイドに攻撃を形成。ゴール前にはムンタリが飛び込んでくるおまけつきでインテルが決定機を作っていく。

 4-3-1-2なんだから、こっちはSBから攻撃だってことで、ユベントスはモリナーロにボールを集めて攻撃を開始。しかし、スタンコビッチがサイドの守備を行ったり、サネッティ×ムンタリ×カンビアッソがゾーンを越えてプレスに来るので、システムの弱点はほとんど隠されてしまっていた。4-3で守る場合は、これくらいの選手をそろえないと厳しいってこと。

 中央にチアゴがいれば。また状況は変わったのだろうが、シッソコがゲームを組み立てようとするのではちょっと苦しい。ただし、シッソコの守備はマスチェラーノに匹敵するといってもよい出来だった。

 ユベントスの頼みのデルピエーロたちも復活したサムエルと気合十分のマテラッツィの前にチャンスを作れないまま前半が終了。不気味なのはネドヴェドで、ポジションを移動して何かをやらかしそうな気配がある。

 ■チアゴ。。。。

 後半になると、インテルが妙に守備的に見えた。原因はムンタリたちの運動量が落ちたのか、このままでオーバーペースで死ぬから抑えたのかはわからない。前半に見られたロングボールに対して、前半は走って支えていたムンタリ軍団。後半はムンタリしか走っていなかった。ちなみに、マイコンも走っていた。攻撃参加していいよといわれて、箍が外れたようである。

 中盤が下がり気味になったので、イブラたちは孤立することになる。そばにアドリアーノはいるけれど。それでも問題ないかと思ったが、後半のユベントスのCBは長いパスに足して出足が改善されていた。優先順位はインターセプト。ボールを触られたら終わりじゃってことで体を張った守りでインテルの極悪FWを前半よりも抑え込むことに成功。

 前半に比べると、後半のほうがボールを持てるユベントス。しかし、チアゴ不在がここでも響いてくる。せっかくボールを持てても、味方に良い状態でボールを繋げないし、インテルは守る気満々なので、各所で数的有利を作っていく。ただし、スタンコビッチのポジショニングは謎だった。

 インテルは放り込みで省エネサッカー。ユベントスは攻め倦む格好となった後半戦。インテルがたびたび裏をついていて、ユベントスはなかなか決定機が作れない。ネドベドも仕事をできていなかった。FK狙いの仕掛けもあまり見られなかった。

 で、試合が動いたのはセザールのゴールキック。アドリアーノがつぶれて、イブラのミスシュートがフットサルで言うファー詰めのような形となり、走り続けたムンタリが報われた形となった。

 ユベントスはカモラネージ、イアクインタを投入。ただし、ポジションを入れ替えただけで、カモラネージはマルキオンニとの違いを見せ付けたが、妙な気合をまとっているインテルの前にゴールを奪うことは出来なかった。勝利したインテルはめちゃくちゃ喜んでいた。なんだかんだ、ユベントスの壁は大きかったのだろう。

 ■独り言

 モウリーニョがシステムにこだわらなくなれば、ちょっとインテルは面白くなりそうな予感。次は好調らしいナポリで非常に楽しみである。

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posted by らいかーると |08:46 | インテルチャンネル | コメント(6) | トラックバック(0)
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