2009年05月11日
バレンシアのスタメンは、セサル、アレクシス、マドゥロ、アルビオル、ミゲル、バラハ、マルチェナ、マタ、ホアキン、シルバ、ビジャ。来季はCLに出るんだぞと気合の入っているバレンシア。勝ち点を落とすわけには行かないわけで。やる気も満々。
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、メッツェルダー、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、ガゴ、ハビガル、マルセロ、ロッベン、ラウール、イグアイン。こっちはモチベーションの維持が難しいレアル。目標なんてもうないないもんね。残っているのは誇りくらいか。こういう状況なので、ファンデルファールトやパレホをスタメンで使えばいいのに。
■本当に雑感
当初の予想通り、やる気満々のバレンシアが、レアルを序盤から圧倒。勢いそのままに決定機を量産。そして前半で2点のリードを奪うことに成功する。レアルの下部組織出身のマタ、そして、スペインの若き至宝・シルバに強烈なシュートを決められてしまったわけだけど。今後のスペインを背負っていく逸材がバレンシアにいるのに対して、レアルには誰がいる、、、みたいなことを思ってしまった前半戦であった。
堅守速攻でバルサを徹底的に苦しめたバレンシア。この試合ではレアルを相手にポゼッションで圧倒。レアルの攻撃が単発で終わり、レアルはボールをキープできる場面が少なかった→そのため、バレンシアは守備をする時間が少ない→その結果、自分たちのボール保有率が上がる現象であった。
また、レアルの守備が恐ろしくちぐはぐで、、、それは今季を象徴するかのようだっだけど、、、、、、このちぐはぐもバレンシアにポゼッションサッカーを許した一因だろう。この試合のレアルは、前線からの鬼プレスでバレンシアのサッカーを食い止めようと試みていたけれど、DFラインがまったくついてきていなかった。ラウールとイグアインがときどきめちゃくちゃプレスをかけるのだけど、後ろがついてこないんだな。
ファンデが就任したばかりのときは、SHが必死に守備をするようになったレアル。でも、その魔法はあっさり解けてしまったようで。今日のロッベンは相手を何度も華麗にスルーしていた。ここで、思い出したのがカペッロの選手起用法。もしもカペッロだったら、守備面で計算のできないロッベンやイグアインを前線に配置して、ラウールを右SHで使ったに違いない。
この試合で評価を落としただろうガゴ。しかし、ボールに絡まなければミスをすることができないわけで。個人的には何にもしようとしなかったハビガルの評価が地に落ちることとなった。特に2失点目。簡単にかわされた彼のミスはあまりにも大きかった。守備の選手なのに。
クラシコ前のレアルはラウールを中盤で使うことで、うまくガゴやラサナの前のスペースを埋めることができていた。しかし、ラウールを最前線に配置してから、ガゴの前のスペースが空きすぎてしまうことが非常に多くなった。よって、ガゴかハビガルが前にスペースを埋めに行けば後ろが空いてしまう悪循環で。
ラウールを最前線で使うならば、その代わりに中盤で頑張れる選手を起用する必要がある。しかし、イグアインとロッベンと同時起用が現実なわけで。この試合の唯一の光明であるファンデルファールト。てっきりやる気を失っていると思ったが、未だ誇りは失わず見たいな。ファンデルファールトとガゴと、、、、、今日の試合で言えば、パレホで中盤を形成できていれば、もうちょっとまともな試合になったのではないかと思った試合であった。
ロッベンはしょうがないとして、将来が心配なのがイグアイン。確かにイグアインは試合を壊せる能力を持っている。今のところは恐らくリーガ限定の評価だろうが。ただし、試合を壊せる選手ランキングでは上には上がいる。で、試合を壊せるランキングでイグアインより下な選手でも、守備で頑張れる選手は山ほどいる。
となれば、総合力でイグアインよりも上を行く選手は山ほどいるわけで。さらに長所を磨くか、ルーニーのようにハードワークを覚えるかしないと、イグアインは使いづらい選手になりそうだなと。
そんなわけで、レアルはガゴとハビガルの前にスペースを埋めることができずに、そこから徐々に崩壊していった試合であった。バラハが久々に輝きを放ったのがそんな理由だろう。自由であるならば、バラハもまだプレーが出来ることが証明された。それだけの試合であった。
■独り言
レアルは残り試合を全敗で駆け抜けそうな雰囲気もある。それを阻止するのはサビオラやファンデルファールトを使うことだと思うのだが。それにしても、フォーベルはどこに消えた。ひとまず、ガゴたちの前のスペースを埋めることを今後も怠るようだったら、ファンデに未来はない。
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バレンシア対レアル・マドリッドの雑感
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2009年05月03日
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、メッツェルダー、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、ガゴ、ラサナ、マルセロ、ロッベン、イグアイン、ラウール。ロッベンが復活するという奇跡が起きたレアル。この試合に負ければ、今季は終了なので、気合十分なはず。
バルサのスタメンは、バルデス、アビダル、ピケ、プジョル、アウベス、ヤヤ、イニエスタ、シャビ、アンリ、エトー、メッシ。やっぱりガチできたペップ。チェルシー戦よりもクラシコだって姿勢はやはりまじめそのもの。
■メッシのゼロトップ
序盤こそはレアルの狙い通りの試合だったといっても良い。たとえ先制点が入らなかったとしても。イグアインとラウールをバルサのCBに当てることで、バルサはボール運びをいつものように行うことが出来なかった。また、レアルはDFラインを高めに設定。中盤のスペースを消すことで、正面衝突をたくらんだ。パス回しでくるならば、中盤で勝負してやろうではないかと。
そんなレアルの気合の前に、バルサはロングボールで応戦。高すぎるレアルのDFラインの裏をつこうという考え&レアルとの中盤勝負を避けた、表現を変えれば無用なリスクを避けた考えがあったのだろう。レアルにとって、この勝負は絶対に負けられない戦いだったいうことは明らかで。それはバルサの選手にとっても同じだ、、、、ってことが垣間見えた瞬間であった。
バルサはシャビがDFラインまで降りてボール運びで有利にたとうとしていた。イグアインとラウールのプレスに苦しむDFライン付近のボール運びの枚数を増やすことで、状況を打開しようとする考え。結果として後ろに枚数を増やす作戦はあんまり効果的でなかった。チーム全体として、リスクを背負ってボールを運ぶなら、裏を狙えば良いじゃんみたいな考えがあったのも事実。
しかし、オフサイドの網に引っかかったり、カシージャスの好判断でどうにも点が入りそうにないバルサ。逆にレアルに先制点を叩き込まれてしまったのでさあ大変。レアルが守備を固めてきたら、チェルシー戦のデジャブデジャブ。
しかし、チェルシー戦と違う光景がそこには繰り広げられたわけで。そのネタがメッシが中央に移動したこと。ベンチの判断か、勝手にピッチの選手が判断したのか。この判断をしたのが誰か非常に気になる。
最近のメッシのコンディションの低下はずっと叫ばれていた。しかし、クラシコでのメッシはかなりドリブルにキレが戻っていた。というよりも、中央でボールを触りまくることで、自分のリズムに乗れたのかなとか予想。ま、クラシコ補正もあったと思う。
メッシが中央に移動することで、バルサのシステムは4-4-2のひし形のようになった。サイド攻撃はあまり見られず。特に右サイドは完全に空になる状態が見られた。エインセが守備の場面でまったく画面に映らなかったのが印象的だった。
そんな4-4-2のバルサ相手にラサナとガゴは大混乱。FWの位置にいたり、MFの位置にいたりとうろちょろするメッシのマークをバイタルを消すことで対応。つまり、DFとMFの距離を近くしてメッシの居場所を消そうとするレアルの守備軍団。しかし、ラサナたちはシャビイニを抑えなきゃいけない。でも、抑えに行ったらメッシが空いてしまう悪循環。
マルセロやロッベン、ラウールやイグアインがもっと守備に参加してくれれば、何とかなった気配はある。しかし、もともとSHが守備をしない現象は見られていたし、負けている状況で守備をしている場合じゃないってな攻撃側の選手の気持ちもわかる。
よって、チェルシーが10人で守備を固めたのに対して、レアルは7人で守備をしていた。なので、サイドを使わなくても突破できてしまったバルサ。中央のメッシがめちゃくちゃ機能したのが勝利の最大の原因だと思う。
エトーに比べると、中央で起点となれるメッシ。メッシが中盤に降りることで、ツートップのように振舞えるエトーとアンリ。メッシが相手の中盤をひきつけることで、シャビやイニエスタが空く。4-1-2-1-2ともいえるシステムで相手のポジションの間に選手を送り込んだなと。
ロナウジーニョを中央に配置するゼロトップも非常に面白かったが、メッシを中央にするこの形も非常に面白いと、チェルシー戦に向けて面白い武器を改めて認識した試合となった。メッシ、シャビ、イニの中央の三角形はちょっと恐ろしい。
■独り言
レアルについていうと、ベルナベウでぼこぼこにされたことで自浄作用がちゃんと働くのを期待しています。ガゴがお前らも下がってこいよって叫んでいるのがチーム事情をうまく表現しているのかなって。でも、後半戦の追い上げは本当にお見事だった。ここからはモチベーションの意地が非常に難しいだろうけど、どうするのだろうか。やはりファンデ・ラモスも解任されちゃうのかなと。どうなることやら。
■つけたし
前回のクラシコでも存在価値を証明したプジョル。今回もセットプレーでその存在を証明。泣ける場面であった。ピケとマルケスにスタメンを奪われそうなプジョルだが、セットプレーでの強さ&ここぞの場面での勝負強さは捨てがたいってか、バルサの象徴でもあるんだんと実感。
またエトー。メッシの代わりにサイドを任されたが、DFラインまで下がって守備を行っていた。メッシの運動量軽減に大きく貢献したエトー。実はサイドでもプレーが出来るわけで。く来年も残るかはわからないが、最後まで全力を尽くしてくれるに違いない。
カシージャス。キックは怪しいがボールを止める能力は随一だと証明。6点も取られたのにって感じだけど、カシージャスのファインセーブがなければ二桁も現実的な数字であった。普通のゴールキーパーはファインセーブをした後に機嫌が良くなったりするのだけど、カシージャスの場合は俺にかかる負担が、、、、って感じの表情をするのが印象に残っている。サッカーを楽しめているのか心配。
ラウール。こんな試合でこそ彼の幅の広いプレーを見せてほしかったので、ちょっと残念。銀河系時代に比べれば、攻撃に集中できていると思うので、得点数も増えてきている。だとすれば、ラウールの得点能力を活かすのか、彼にバイタリティあふれるプレーを期待するのか、論理な判断が求められている。困ったときのラウールは残しておいても。
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クラシコの雑感
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2009年04月27日
セビリアのスタメンは、パロップ、フェルナンド・ナバーロ、エスキュデ、ダビド・プリエト、アドリアーノ、ロマリッチ、ドゥシェル、ペロッティ、ヘスス・ナバス、レナト、カヌーテ。バルサ戦はへんてこなメンバーだったが、一転してベストメンバーへ。普通は首位いじめだろうに。
レアルのスタメンは、カシージャス、ミゲル・トーレス、メッツェルダー、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、ガゴ、ラサナ、マルセロ、イグアイン、グティ、ラウール。スナイデルが怪我をした関係で、グティがトップ下に入る模様。そして、イグアインとフンテラールのスタメン争いは続く。ファンデルファールトはもっと出来る子だと思っていたのにな。
■前半はセビリア
ミッドウィークのバルサ戦で主力を数人温存したセビリア。なので、コンディションがいい選手がちらほら。負けが続いている事情&ここは我々のホームだってなわけで、前半から飛ばしまくるセビリア。いつもの4-4-1-1でレアルにプレッシャーをかける。
試合内容の前に、今日のレアル。今まではラウールが中盤で仕事を担っていたが、スナイデルの欠場とフンテラールが軽傷だって事情で最前線に配置されていた。最前線に位置するラウールはさすがに後ろに戻って守備に参加する場面は少なかった。ラウールが下がったら最前線には誰もいなくなってしまうので、当たり前といえば当たり前。
その代わりの中盤の構成。今までは、ラサナ、ラウール、スナイデルであった。賛否両論はあるだろうが、基本的に守備をサボりっぱなしの選手はいないので、中盤はそれなりに落ち着いていた。時にラサナが孤立することはあれども。
この試合では、ガゴ、ラサナ、グティ。ガゴとラサナの同時起用の時は、高確率で守備が2人に依存されることとなる。で、この試合もまさにそんな感じであった。グティはあんまり守備をしていなかった。その代わり、決定的な仕事が求められているわけで。
ちなみに、両SHはイグアインとマルセロ。この2人が前半は不味かった。特にマルセロ。試合開始直後のイグアインはSHらしく守備をサボらずに行っていたが、徐々に中央に進出。もともとロッベンがいないので、ドリブルで勝負できる選手はイグアインのみなので、多少のわがままは許容。実際にゾーンを越える動きで相手の守備を混乱させる場面もあったが、セルヒオ・ラモスが大変そうだった。
レアルのSHが守備をしない問題は顔を出したり、出さなかったり。で、今日は顔を出した日。特にマルセロは攻守に姿を消していて、ヘススなバスとの一騎打ちを余儀なくされたミゲルトーレスはぼこぼこにされていた。かわいそうなミゲル。せめてもの救いはアドリアーノが思ったよりも攻撃参加してこなかったことだろう。
逆にセルヒオラモス。フェルナンド・ナバーロが積極的に攻撃参加。イグアインが守備に参加しないので、ペロッティを捨ててナバーロを潰しに行くのだけど、ペロッティにパスを通される場面が続出。恐らく、セビリアはペロッティがセルヒオ・ラモスの裏をつく→セルヒオ・ラモスを引き出すために、ナバーロとロマリッチをサイドでボールを受ける作戦をしていたような。
いつもだったら、快速ペペがセルヒオ・ラモスのスペースを埋めるのだけど、今日はカンナバーロ。ペペだったらボールをかっさらっちゃうけれど、カンナバーロは対峙して勝負なので、自然と押し込まれるレアルであった。また、いつもだったらガゴたちが飛んでくるのだけど、中央の勝負で手一杯のようで。
レアルはグティを起用しているので、なるべくグティにボールを集めよう→だったら、ロングボールは駄目だねってことでボールを繋ぐそぶりを見せる面々。カシージャスが無闇に蹴らないように、CBがボールを引き出す動きもしていたが、セビリアの休養十分プレスの前にまったくボールはつなげていなかった。
いつもだったら、ラウールが中盤でゲームを作っていたのだが、今日は最前線。ロングボールを蹴っても、ラウールじゃ競り勝つのは難しいし、セカンドボールを拾うのがグティではどうしようもない。そんなわけで、レアルのチーム設計はあっさりと敗れ去ることとなった。つまり、防戦一方である。しかも、SHが守備に戻らないので、どうしようもない。そんなレアルの前半戦の見所はイグアインの強引なドリブルとたまにボールに触るグティくらいであった。
こんな展開なので、あっさりとセビリアが先制する。16分。イグアインが守備をサボる→ラウールがそのスペースを埋めに行くがナバーロに振り切られ、セルヒオラモスが前に飛び出す→ペロッティにボールが渡り、カンナバーロと勝負→ペロッティはアウトフロントでクロスを上げ、走り屋のレナトが見事なヘディングでセビリアが先制する。まさに狙い通りの形であった。
で、レナト。役割がたくさん。攻撃のときはカヌーテの周りでセカンドボールを拾い捲り、ボールを繋いでいるときは相手のギャップでボールを受け、サイドからクロスのときはゴール前に飛び込む。守備のときはガゴとラサナとやりあうことで、ドゥシェルたちの負担を軽減し、さらには相手のCBまでプレスをかけることで、カヌーテをも助けるレナト。ルイス・ファビアーノからすタメンを奪うのも納得である。レナトに関しては、ヒメレスは素晴らしい選択をしているなって。
誰もがセビリア優勢を信じて疑わなかった前半戦。アドリアーノが突破してカヌーテへのクロスなど決定機をその後も作り続けるが、追加点はならなかった。それでも、ホームの観客は満足していそうだったが、ロスタイムに事件がおきる。
シュートらしいシュートがなかったレアル。セットプレー崩れからラサナの楔のパスにマルセロがトリッキーなプレーを仕掛けるが失敗。しかし、これがメッツェルダーに渡り中央へクロス。これを最前線にいるラウールが見事に押し込んで、、、なんと同点になってしまった。
まるでカペッロ時代を髣髴とさせるような展開に、無反応のサンチェスピスファンの観客。前半はこれにて終了した。
■後半はレアル
前半と同じように攻め続ければ、チャンスだよってなセビリア。しかしレアルがそれを許さなかった。前半のレアルはどんなサッカーをするべきかの意思統一がなされていなかったので、個人が個人で仕掛ける状態だったが、後半はちゃんと意思統一がなされた。
自由に動き回るイグアインとラウールをFWに。で、空になる右サイドのカバーをラサナ専属に。中央のスペースはガゴに頑張ってもらういびつなシステムとなった。このシステムのままぶつかり合えば破綻すること間違いなしのレアルだが、ちゃんとネタがあった。
中盤で勝負すれば、押し込まれるならば、中盤で勝負させないようにすればいいじゃんってなことで、徹底的に中盤を省略。前線にがんがんボールを放り込んで、そこでセビリアに鬼プレスを仕掛ける道を選んだ。つまり、前線に人を配置してセビリアに攻撃を組み立てさせない作戦である。高い位置でボールを奪って、ショートカウンター発動できれば、レアルはおいしいわけで。
そんなん、セビリアはラインを下げてカヌーテに放り込めばいいのだけど、セビリアのCBはそんなに器用じゃないし、ドゥシェルたちもDFラインを助けられるような器用さは持ち合わせていない。だったら、パロップに蹴らせればいいじゃねっかってな話だけど、今日はパロップのキック精度はめちゃくちゃであった。
なので、苦し紛れのボールが増えるセビリア。ここでカヌーテにボールがおさまれば、何とかなったろうけど、メッツェルダーが強さを証明してみせる。周りのフォローが少なくなったカヌーテに対して、思いっきりのいいアタックが可能となったメッツェルダーは優位に立つことに成功する。
頼みの綱のペロッティは素早いラサナの対応に苦しみ、ラサナを潜り抜けても、カバーのカンナバーロがお前はまだはやいとばかりに素早いチェックでペロッティを潰すことに成功。だったら、ヘススナバスを使えばいいのだけど、いわゆる空いているペロッティを使いたくなるのが信条なわけで。あれは罠だったのかどうか。ちなみに、ペロッティはカペルと交代することになる。
そんな前線への放り込み&鬼プレスで流れを掴んだレアルはギャ起点ゴールを決める。62分にガゴの積極的なプレスでボールを奪ったレアル。ミゲルトーレスのクロスは相手に当たって方向が変わったが、ラウールにはそんなの関係ない、見事なゴール前のらしさをみせ、逆転ゴールを決めてしまう。
その直後に、今度はイグアインのクロスをパロップがファンブル→ラウールが押し込んでハットトリック達成。あっという間の出来事であった。
そんなバカなってなセビリア。ただし、ルイファビを入れたり、カペルを投入している時点で、俺たちも放り込みだってことだろうか。あんまり賢くない采配。この辺りが駄目だしされるところだろう。
そんなセビリアはラウールがいなくなってから、チャンスを掴むようになる。ハビ・ガルシアを入れて守備を固めるレアルだが、こっちも選手交代がびっくりするくらいに機能しない。
で、右サイドを突破されて、カペルに点を決められてしまうのだけど。最後にはマルセロが抜け出して追加点を決めるのだから、わけのわからない試合だった。最終的に4-2でレアルが勝利する。
■独り言
後半のレアル。なりふり構ってられないわってな感じのサッカーにセビリアが対応できなかったのがすべてかなって試合だった。セビリア側に原因を求めるならば、前半に追加点を奪えるチャンスがあったのに奪えなかったのがイタイイタイ。
ただただ思うのが、セビリアのゲームキャプテンって誰なのだろうね。いわゆるああいった状況で、ピッチの中で試合を落ち着けられる選手ってか、セビリアの魂みたいな選手っていないのだろうか。なんとなく気になった。
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セビリア対レアル・マドリッド ~クラシコに向けて~
posted by らいかーると |08:17 |
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2009年04月13日
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、カンナバーロ、ペペ、ミゲル、ラサナ、ロッベン、スナイデル、ラウール、イグアイン、フンテラール。とにかく勝つしかないレアル。二束のわらじをはけなかったことが有利に働くのかどうか。
バジャドリッドのスタメンは、アセンホ、マルコス、ペア、プリエト、ロペス、ボルハ、アルバロ・ルビオ、エスクデロ、カノッピオ、レオン、ゴイトム。今日はエスクデロが最初から出場という楽しみがあるバジャドリッド。残留は確定的なので、欧州圏内まで勝ち点を伸ばせるかどうか。
■いつものレアル
レアルのシステムは4-1-4-1というよりも、4-3-3。最近はずっとこのような形のようである。ジェラードがFWに転進していること、ラウールはMFに転進といったところだろうか。ラウールとスナイデルがシャビデコの位置に入り、ラサナが一人で後ろを支える仕組みになっている。
ファンデ・レアルの強さの特徴として、ガゴとラサナのコンビが上げられていた。しかし、そのコンビを崩してまで4-3-3を行う理由がちょっとわからない。恐らくセビリア型を追求したいからなのだろう。トッテナムでの失敗がファンデの心に与えたダメージは大きいのかもしれない。
レアルのシステムの特徴として、後ろと前線がかなり分断されているのが現状である。ただし、割り切った分断なのが強みとなっている。普通はまったく機能しないものだが、レアルの分断サッカーはちゃんと機能しているのが面白い。ちなみに、バレンシアも割り切り始めている気配。
ボール運びはロングボールが中心。シャビデコのように、ラウールたちがDFラインまで下がったり、交互にボールを引き出す動きをすることはほぼない。もちろん、DFとラサナだけでボールを運べるわけもないので、どかんと蹴る場面が多くなる。強引に繋ごうとすると、スナイデルやロッベンにボールがわたるのだけど、相手を背負っていたり、味方が周りにいなかったりと、前線に有利な状況でボールを届けられないのが現状である。
ドカンと蹴ったさきにはフンテラール。でも、空中戦は別に強くない。でも、完璧に競り負けることもなくなってきたようで。そのこぼれ球を拾うためにスナイデルやイグアイン、ラウールがフンテラールとの距離感に気を使っている。で、仮にボールを失っても、前線に攻撃の枚数が多いので、素早いプレッシャーで相手の攻撃を邪魔する。自分の前にボールがあるときの守備はお見事。バジャドリッドは実に苦労していた。
さて、そんなレアルの前に、正面衝突がモットーのバジャドリッドはうろたえることになる。バジャドリッドのプレスの素晴らしいところは、前線の選手を見殺しにしないことにある。見殺しにしない。つまり、相手のDFがパスを出す選手をちゃんと潰しにいくってことである。しかし、レアルの場合、あまりボールをもらいに行かないので、非常に困った。しかも、レアルのDFラインは低い。
相手がボールをもらいに行かないのに連動性を維持しろっては難しい話で。そんなわけで、珍しくもバジャドリッドは連動性の欠けたプレスを見せることになってしまった。確かに前線からのプレス軍団には中盤省略サッカーで対抗するのが賢いやり方である。
ただし、連動性を捨てたのだから、後ろに枚数を多いわけで、レアルとセカンドボール合戦を展開。自分たちの型を出せない状況でも立派に戦えているバジャドリッドは本当にいいチームだと感じた。
で、レアルのシステムは4-3-3。なぜに繰り返したかというと、前線の選手が後ろに下がってこないからである。イグアインとロッベンは前線に残っているし、ラウールとスナイデルもラサナを助けに行く場面が非常に少なかった。
なので、前半戦のガゴのように走り回るラサナ。右サイドにヘルプ→中央にパスを出される→自分で走って言ってボールを奪い取る芸当を見せたラサナだが、非常に苦しそうだった。バジャドリッドの立場からすると、レアルの前線のプレスをかいくぐれば、必ずゴール前まで迫っていけるボーナスチャンスであった。
そんなわけで、得点の気配が感じるのはバジャドリッドで試合がすすんでいく。レアルはロッベンを左から右サイドにして、個人技で勝負を挑みはじめてから、攻撃に可能性を感じるようになっていった。ロッベンのドリブルの位置取りは非常に参考になる。正対してジグザグに仕掛けるのが特徴のようで。
沈黙していたイグアインもスピードを活かしたドリブルでチャンスを演出し、守備に奔走しないラウールはゴールに近い位置でプレーできていた。こぼれ球を押し込みそうなラウール。
そしてロスタイムにゴールが生まれる。イグアインのドリブルでの崩しから、最後はラウールが押し込んで先制。そして前半が終了した。結果からいえば、守備をラサナにたくし、他の選手をゴールに近い位置で使う作戦は成功なのだけど、収支に見合ったものかは微妙に感じた。スナイデルは徐々に良くなっているようだけど、ガゴでいいんじゃないかって。攻撃的に行っているわりには、あんまり内容がよくないんだな。
後半になると、後ろに対する前線の守備の意識が強くなる。特にスナイデルは何度か守備に参加していた。棒立ちの場面もあったけれど。基本的には倒れるんじゃないかってくらいに、ラサナが走り回っていた。WGは戻ってこないので、サイドの守備やカバーはかなり大変そうであった。後ろの選手がさらされる場面もときどき・
60分にフンテラール→グティ。カンナバーロ→ガゴ。てっきりガゴとラサナで守りを固めるのかと思ったら、システムの変更はなし。ラサナの代わりにガゴが走り回っていた。でも、ここでグティが出てくるとは予想外。思ったよりも、もめていないのかそれとも牽制か。
バジャドリッドはレアルのカウンターを恐れながらの攻撃。成長を続けているゴイトムのカバーがちょっと遅れているような。前節で輝きを放ったエスクデロは積極的なプレーであわやの場面を作ったが届かず。WGを守備に参加させない代わりに、相手の喉元に刃を突きつける作戦。ロッベンとイグアインはとんでもなく早い。
で、ロッベンがカウンターから追加点を決めて試合が終了。メンディリバルが攻撃的な選手を入れる前に試合を終わらせることに成功したレアル。お見事だった。
■独り言
ラウールが好調で、イグアインに強さが備わってきていて、ロッベンは健康な状態を維持している。ラサナは獅子奮迅の活躍だし、ペペはゴイトムをしっかり抑えている。要所をしめる選手の調子が良いので、レアルはこのまま勝ち続けそうな気配である。またカペッロの奇跡を経験した選手も多いので、モチベーションの維持もうまくいきそうである。
こうなると、クラシコが非常に楽しみなんだが。ただ、カンナバーロは残したほうが良いと思うよ。
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レアル・マドリッド対バジャドリッドの雑感
posted by らいかーると |07:53 |
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2009年03月25日
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、カンナバーロ、ペペ、セルヒオ・ラモス、ラサナ、マルセロ、スナイデル、ラウール、ロッベン、フンテラール。いやーーーまじでイグアインがスタメンから外れるとは。チームの機能性を重視するってのはいいことだけど、凄い決断である。スペインでもコールドプレーは流行っているのでしょうか。ガゴがベンチ。
アルメリアのスタメンは、ジエゴ、マネー、ペジェラーノ、アカシエテ、ブルーノ、イリネイ、ファニート、クルサ、ピアッティ、ファンマ、ウチェ。ネグレドは契約と累積のダブルパンチ。ってことはまだレンタルなのか。それとも買い戻しオプションでも試合にでちゃ駄目って契約が有効なのか。
■4-1-4-1だレアル
レアルのシステムは4-1-4-1。最近はこの形にチャレンジしているファンデ×レアル。この形の生命線とも言える、シャビデコの位置にはラウールとスナイデルが起用されている。豪華だか何なんだかわからない起用でもある。
4-1-4-1っても、昔のチェルシーのように守備を固めるチームもあれば、スペイン代表のようにボールを大切にするチームもある。レアルはどっちだってのがなかなか見えてこないのが現状である。
4-4-2のときはDFとガゴ×ラサナでゴール前に壁を作り、ロッベンとイグアインを中心としたカウンターという狙いが明確であった。徐々にロッベン対策が各チームに広まり、イグアインも個人ではまだどうにかできるレベルでないことから、このやり方に諦めをつけたのかもしれない。
で、レアルの4-1-4-1。フンテラールが空中戦にやはり弱く、ポストプレーもあんまりうまくないので、前線にボールが落ち着かない状況が続く。ちょっと前の試合ではボールをうまく引き出す場面もあったが、まぐれかシステムの問題か。オランダ時代も点を取るだけの選手だったが、4-4-2のほうが組み立てに関われるのかもしれない。現状では自分の下にラウールとスナイデルがいるので、ボールを受けに下がるのは大渋滞のきっかけになりうる。
そんなわけで、あわただしい展開のレアル。マルセロが中央でボールを受けたり、ドリブルで切れ込んだり、ボールをキープしたりと謎な進化を遂げつつある。マルセロのことをどんどん追い越す選手が左SBだったら、面白いことになるかもしれない。
他にはラウールがゲームを作っていて笑った。進化したニステルと最近のラウールが組んだらどんなことになるのだろうか。ちょっと想像がつかない。セットプレーからマルセロの奇跡で先制したレアルだったが、ほとんど攻め込まれる前半戦だった。
アルメリアのシステムは4-4-1-1。多分、ピアッティをラサナにつけることでレアルのボール回しを邪魔していた。で、4-4はさっさと自陣に下がって守備ブロックを形成。レアルのカウンター対策であることと、ロッベンには複数で対応しよう、そのためにはさっさと守備に戻らないといけないってことである。SHのクルサ、ファンマは懸命に守備に参加していた。
前線から相手を追い掛け回す守備をアルメリアは行わないので、レアルのDFは楔のボールを入れることはそんなに不自由でなかった。ラウールやスナイデルはそのために動き回る姿もちらほら。問題は彼らの受けた後で、その第3の動きがちょっと少なかった。マルセロくらいかな。ガゴがいれば、また変わってくるのだろうけど。
また、スナイデル。サイドの位置に比べれば、はるかにましなんだけど、スナイデルを経由することで、周りがまったく自由にならない悲しい現実だった。中盤でボールを運ぶ選手の最大の役割は味方に楽な状況を作り出すこと。相手を引き寄せてフリーにしたり、もともとフリーな選手にボールを届けたり。いわゆるそういうスペースを作るパスがスナイデルは残念である。相手が近くにいるのに味方にパスとかかわいそうだぜと。
ま、もともとこのポジションの選手ではないと考えているので、何とも悲しいところである。適材適所を考えれば、ガゴかラファエルを使ってほしい。多分。ラファエルの方が機能しそうである。もちろん、ラウールの位置にガゴがいるならば、スナイデルはこの位置でいいけれど。
そんでアルメリア。ボールを奪ったら、サイドで数的有利を形成してがんがんいこうぜ作戦である。特に両SBの攻撃参加がすさまじかった。ブルーノとマネー。なぜか引き抜かれないコンビ。そんなブルーノとマネーは何度もチャンスを作ったが、最後の場面でペペとカンナバーロが強さを見せるんだな。
レアルのシステムは4-1-4-1。ありがちな弱点は、ラサナの周りのスペースとSBとWGの間のスペースと相手のCBへのプレッシャーである。レアルの場合、ラサナの周りのスペースとSBとWGの間をうまく使われる悲しい展開だった。
ロッベンたちの前線の選手は自分たちよりもボールが前にあるとき、つまり、アルメリアのDFラインがボールを持っているときは頑張って守備をする。でも、自分たちのゾーンを越えたらちんたら歩く癖がある。ってか、守る気がないので、前線と後ろが分断されたシュスター時代の再来となる。でも、たまには守備に参加する気まぐれ。
アルメリアのSHにラサナの周りのスペースを使われて、SBがレアルのSBとWGの間のスペースをどんどん駆け上がってくる。完璧である。イリネイやファニートがそこへボールを確実に届けてくるので、レアルは押し込まれちゃいましたと。
最近はセルヒオ・ラモスがわかりやすい意味で守備で目立たないのは周りにサポートがいないからだろう。セルヒオラモスが誘い出されて、ペペが後ろのスペースをカバーするのは日常風景となっている。本来はセルヒオラモスの前のスペースを誰かが埋めないといけないんだけどね。
でも、そんな風に論理的に押し込んでもレアルは守りきっちゃうから意味不明。ペペとカンナバーロの最終局面でも読みや個の強さはちょっと異常である。多分、ネグレドがいれも無理っぽい。どうせ契約で出れないのだけど。ちなみに、守備に奔走するマルセロはブルーノにぼこぼこにされ、セルヒオラモスの前のスペースはラウールが埋めることもあった。
■頑張れコロナ
後半になると、レアルの前線からの守備が活性化する。ここでしっかり守れば、勝ちが手に入るぜよ、なんてファンデがハーフタイムに吼えたかは不明。カンナバーロにたまにはお前らもボールを奪ってくれよといわれたか不明。なんいせよ、ハーフタイムで前線からの守備はちょっと連動性とがむしゃらっぷりが生まれたレアル。
アルメリアからすると、前半のままでいいっよって心構えだったので一気にボールロストが増えた。で、繰り出されるレアルのショートカウンター。で、ロッベンの左サイドの突破からマルセロが見事なボレーを放つものの、ジエゴがスーパーセーブで事なきを得る。その前にも、ママルセロの強烈なショートがバーに当たるなどマルセロは元気である。
で、そのコーナーキックのこぼれ球を何もしてなかったフンテラールが華麗なボレーで押し込んでレアルがあっさりと追加点。これで試合が終わった。前半を支配したアルメリア。それでも結果はついてこなかったわけで、しかも後半直後に失点。メンタル的にダメージが大きすぎる。さらに、アウェーでは結果を残せていないアルメリア。またかのデジャブである。
そんなアルメリアをあざ笑うかのようなレアル。ラウールが高い位置でボールを奪うと、一気にカウンター。ロッベンが技ありのトラップで相手をかわすが最後はジエゴ。でも、こぼれ球をまたしてもフンテラールが押し込んで3-0。
レアルは65分にラサナ→ガゴ。これはいろいろな選手が出来そうな気配である。パレホ出て来い。ちなみに、ボール運びの面ではスナイデルよりも、ラサナのほうがうまいことがわかった。ただし、スナイデルはカウンターの場面などのチャンスメイクはかなりうまい。
そんなメンタルがやばいアルメリア。その解決策がコロナの投入。昨年からチームを支えてきたコロナが中盤で走り回ることで、アルメリアはちょっと復活。やっていることは間違いないってことで、アルメリアは決定機を作っていく。コロナのシュートは紙一重であった。
そんなアルメリアの対して、試合終了間際に見られるラウールが完全にボランチになる現象。スナイデルが高い位置に出て行くと、良い仕事をするから困ったものである。
80分にペペ→メッツェルダー。お、こういう交代は珍しいな。モチベーションやコンディションの維持かな。85分にエインセ→ミゲルトーレス。懐かしいぞミゲル。
で、試合終了。DFラインを代えた理由が定かではないが、出番のない選手に出番を与えることは非常にいいことだと思うよ。
■独り言
レアルは何がしたいんだかわからなくなってまいりました。ちなみに、ファンデの次は誰がやるのだろうね。ひとまず勝てば良いって時期をいつになったらやめるのだろうね。恐らく、何をやるんでも今の選手は対応できそうなので期待である。いつに期待なのか不明だが。
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レアルマドリッド対アルメリア ~ちょっとした変化~
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2009年03月17日
ビルバオのスタメンは、イライソス、コイキリ、アモレビエタ、オシオ、イラオラ、ハビマル、オルバイス、ジェステ、ダビロペ、ジョレンテ、トケーロ。国王杯で決勝まで残ったビルバオ。例年に比べて、調子が良いようだけど、最近は結果が出ていない。てか、未完の大器、ジョレンテがとうとうブレイクしている。
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、メッツェルダー、ペペ、セルヒオ・ラモス、ラサナ、マルセロ、ラウール、スナイデル、ロッベン、フンテラール。たぶん、4-1-4-1だろう。4-1-4-1ならば、スナイデルたちも出番があるぜと。
■ラウールとスナイデルの使い道
この試合の流れを簡単に解説してみよう。
序盤はビルバオの鬼プレス→ガゴ不在のレアルはボール運びをロングボールに依存→フンテラールがハイボールに競り勝てないので、ビルバオペースで試合がすすんでいく。
積極的にSBを上げるビルバオ。で、そこからアーリークロスを連発。良いクロスを上げても、メッツェルダーやペペに跳ね返される現実。さすがのジョレンテもこの2人を相手に良い働きが出来ない。空中戦だけでなく、ボールをキープすることも出来なかった。やはり、レアルの守備陣の個の強さはすさまじい。
15分過ぎからラウールがポジションを下げて、ボール運びを手伝おうとする。4-1-4-1を採用する場合のレアルは、ラウールがゴールから遠すぎるポジションになってしまう習慣があるようで。ガゴとラサナを同時に使わないと、こうなるしかないのだろう。空中戦でフンテラールが強さを発揮すれば、話は別なんだろうけど。
ファンデからすると、その役割はスナイデルにこなしてもらいたいのだろう。でも、スナイデルはトップ下の位置でシャドウ的に使うか、パスで仕掛けることを持ち味としている選手なので、ボール運びの地味な仕事はあまりやってくれない。ドリブルでボールを運べるわけでもないので、本来のラウールとやっぱりかぶっている。今はラウールが下がるので、スナイデルのやりたい仕事がやりやすい環境になる。ただし、この仕事はグティやラファエルもできるわけで、プレーエリアがかぶりまくっている。
話を試合に戻そう。ラウールが中盤に加わったからってよりは、ビルバオの鬼プレスがはやくも終了を迎えたことで、レアルはボールをまわせるようになっていく。ビルバオの狙いは、ロングボールで何かが起きたらいいな、でも、本当の狙いは相手のDFラインを下げさせて、中盤から質の高いクロスを供給できる状況を作り出すことだったりする。
レアルがボールを持てるようになると、徐々にロッベンが力を発揮し始める。最近は数的不利でスペースを潰されて、ぶーたれいたロッベンだったが、この試合ではいつもよりは自由だったかな。スナイデルのスルーパスから、ロッベンが久々に個人技を炸裂させて、レアルが先制する。
ロッベンのドリブルについて少し、たいていが左のアウトで中央に切れ込んでいくのが最大の特徴。でも、瞬間的なスピードと、それを活かすために、一度相手に突っ込むのがネタなんだろうと。相手にドリブルで突進することで、DFの足を止めて急に方向転換みたいな。最初から左に突っ込んだら間違いなく止められるかもしれんもんね。DFからすると、急にロッベンが自分にむかって突っ込んできた→気づいたらいなくなったみたいな。
昨年に比べると、ビルバオははるかに強くなっている。ジョレンテがひとり立ちしたことや、怪我人が少ないのが最大の利点かもしれない。なんにせよ、来年は多分、UEFAカップに出られるってことで、気合も十分だろうな。オルバイスとハビマル、攻撃的な両SBとボールを繋ぐことも、ロングボールと戦術の幅が広い。でも、後ろに引いて守備ブロックを形成するのがあんまり巧くない印象を受けた。ゾーンに人は配置できているのだけど、ボールに対してがちょっと甘い。頑張って、改善してくれ。
で、その後もレアルペース。果敢に攻めるビルバオの前に、スペースを謳歌するレアルの選手たち。っても、SBがあんまり攻撃参加しないレアルなので、ボールを支配できていたわけでもない。それでも、FKからエインセがヘディングを決めて2-0にする。スナイデルのキック精度はやはり素晴らしい。
しかし、その直後にジェステのスーパーミドルから、最終的にはエインセの見事なスライディングシュートでビルバオが点を返す。でも、ここで事件が。スナイデルが倒れているのに、、試合を続けたビルバオ。それにきれたカシージャスにぶちきれたジェステ。カシージャスを吹っ飛ばして一発退場。
試合は荒れ模様となる。相手が減ったことでレアルも攻めるのか、時間を稼ぐのか、守るのか判断に迷っていると、次から次へとスライディングが飛んでくる。サンマメスの雰囲気も殺気立ち始める。
で、前半の終了間際。沈黙していたジョレンテがセットプレーからドログバ並みのヘディングを見せて同点となる。クロスも素晴らしかったし、後ろに下がりなら強烈なヘディングをしたジョレンテが自分のらしさを発揮した場面だった。
後半がスタート。コイキリをバレンシアガに変更。退場を嫌がったのかしれない。左SHにはトケーロを配置。独力で何とかしてくれってことだったのだろうけど、サイドでドリブルを仕掛けるとなぜかトケーロは力を発揮できていなかった。多分、パスコースをおとりにしたりするのが巧い選手なのかも。
で、いきなりフンテラールがビルバオに止めをさす。見事なファーストタッチから相手の股の間を通すストライカーっぽいゴール。フンテラール。未だにどんな選手か特徴をつかめていない。中盤に下がってボールをポストプレーするのが巧い印象だったが、後ろにラウールとスナイデルがいればその役割は影を潜める。で、ゴール前に張り付いているのだけど、空中戦に強くない。
ビルバオはもう破れかぶれで猛攻を仕掛ける→で、カウンターでフンテラールに追加点を許してしまう。最後はイグアインにPKを決められて、2-5というスコアで試合が終了した。
10人で3-2になった状態で、適当に試合を終わらせる手段もあったろうけど、最後まであきらめないビルバオ。チーム状態の良さみたいなものが垣間見えた気がする。ハビマルのミドルは非常に惜しかったし、カシージャスをひやりとさせる場面もつくることができた。
そうそうに残留を決めて、コパに万全の体制で試合に臨んでほしい限りだ。ってか、さすがカパロス。セビリア時代のパフォーマンスがまぐれでないことをしっかりと証明してくれそうでうれしい限りだ。ルグエンは何をしている。。。。。。
■独り言
パレホが普通に巧かった。ってか、レアルの下部組織ってなんだかんだ優秀な選手が多いのだろう。下部組織枠でも勝手に設けて強引にやっていけば、もっと下部組織の選手の比率が増えたに違いない。
ただし、4-1-4-1のレアルはどこへ向かっているのかちょっと不明。最近はイグアインの扱いにも困っているようで、ファンデはどうするんだろうね。ただ、マルセロはちゃんと守備をやってくれるので重宝されている。守備をするだけで、重宝されるってのが悲しいところだけど。
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ビルバオ対レアル・マドリッドの雑感
posted by らいかーると |09:40 |
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2009年03月08日
レアルのスタメンは、カシージャス、マルセロ、エインセ、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、ガゴ、ラサナ、グティ、ロッベン、ラウール、フンテラール。うーーん、試合を見るまで選手の並びが想像できないスタメンである。なんにせよ、フンテラールは着実にスタメンを確保しつつあるね。イグアインがベンチ。
アトレチコのスタメンは、レオ・フランコ、アントニオ・ロペス、ウイファルシ、パブロ、ハイティンハ、カマーチョ、パウロ・アスンソン、シモン、マキシ、フォルラン、アグエロ。なぜマニシェをスタメンで使わないのか。ただ、両チームともCLを控えているんだな。
■前半は実験か
レアルのシステムは4-4-2。マルセロが左SH、グティがDH、セルヒオラモスがCB、ラサナが右SBであった。後半からみられたラサナをSBで使う案がスタメンで採用されたようである。このスタメンから読みとれることは、マルセロにSBをやらせるつもりはないってことだろう。
マルセロがSHに入るメリットはなんだと。それはチームのバランスが良くなることだろう。イグアインをSHで使うと、チームのゾーンバランスが崩れる。ラウールをSHで使うのはもったいないし、なにか痛々しい。そこでマルセロ。いわゆる普通のSHなんだけど、その普通であることがメリットになる不思議なレアル・マドリッド。
この試合でも積極的なプレーで左サイドから仕掛けるマルセロ。セットプレーは下手だが、妙に元気がよく好印象を受けることが多いだろう。なおかつ、バランスを考えてプレーも出来るので、さらにイメージアップ間違いなし。でも、冷静に考えてみよう。レアルの左SHを任せるに値するかは微妙じゃないかと。多分、相手からすると、そんなに脅威を感じないし、CLで働けるかというとどうでしょう。
そんなレアルマドリッド。アトレチコには負けていないぜってことで妙に攻撃的。グティが中盤に入ると、やはりいつもと違う。でも、ラウールとフンテラールの関係が良くない。位置がかぶっているのか、監督の指示か。いまいち有効な楔を打てないまま試合が進んでいく。
で、存在感を発揮するのがロッベン。エインセとラサナがSBなので、SHが独力で何とかするしかない状況。楔も決まらないし。ただし、儀ティやガゴが必殺パスを連発していて、個人的には楽しい前半戦だった。パスで仕掛けるってのはああいうことを言うのだろう。
で、ロッベン。カマーチョの素早いフォローにあって苦しい序盤だったが、カウンターで力を発揮。やはりカウンターの選手だねと。ウイファルシを振り切って、独走した場面はロッベンの持ち味が爆発した場面だった。フリーのマルセロをシカトする判断力も含めて。
中盤にガゴやグティを使いました。ポゼッション気味にするかと思ったが、SBが攻撃的にふるまえないので、リスクのあるプレーに走るしかないガゴとグティ。で、増えるボールロスト。ラウールはアスンソンに追い出され、フンテラールは静かにしていた。もう少しフンテラールには自由を与えたほうが面白くなると思う。
打って変わってアトレチコ。今日もフォルランはトップ下であった。ハイティンハのSBも継続。ってか、アトレチコはSBを補強したら凄くよくなりそうな予感。この試合ではカマーチョが随所にセンスを発揮していた。ロッベン対策、周りの選手へのカバーリングと守りで魅せると、攻撃面でもパスでチームを引っ張れそうな予感。アルメリアかヘタフェで試合に出られる状況になれば、もっと成長しそうである。
で、今日のアトレチコ。アグエロにボールがまったくおさまらなかった。ボールの出してに特に問題はなかったので、アグエロに問題がある。ってか、レアルのDF軍団が鬼。バルサ戦ではあんなにボールをキープしていたアグエロだが、中央でもサイドでもアグエロはボールを失っていた。
なので、裏に走るぜよってことで作戦を変更するアグエロ。それでもカンナバーロにインターセプトされたり、セルヒオラモスのスピードの前になかなかチャンスをつかめないアグエロ。ってか、やっぱりレアルのDF軍団がえぐい。
アトレチコはフォルランが浮くことが多かった。その理由はレアルの守備にある。今日も前線からの守備はいまいち運動量が足りていなかった。それにグティである。レアルの前線の選手は自分の持ち場の選手が攻撃参加しないと後ろに下がらないありがちな現状となった。
アトレチコは攻撃に枚数をかけないので、守備に参加しないレアルの前線の選手たち。極端な表現をすると、シモン、マキシ、アグエロ、フォルラン対レアルのDF軍団&ガゴみたいな勝負である。で、ガゴはサイドのカバーに奔走するので、中央が空く。で、そこに位置するのがフォルラン。こりゃ修正しないとやばいだろうなと。
守りの選手は常に数的優位を作りたい。しかも、相手のアトレチコは試合を壊せる選手がたくさん。なので、SHとSBが協力して数的優位を作らないといけないだろうなと。それをガゴに一任しても無理じゃいってな話で。
ちなみに、レアルはそんなアトレチコの攻撃を跳ね返してカウンターを仕掛ける場面が多かった。で、そういう場面で生き生きするイグアインがベンチにいるのはもったいない。何か試合内容と選手の組み合わせが合わない最近のレアルマドリッドであった。
先制はアトレチコ。話題沸騰中のコーナーキックからのカウンターアタック。この練習を徹底して行えば、アマでもプロでも面白いかもね。ってか、鹿島対浦和かよってな場面であった。アグエロがラサナ相手ポストプレーを決めたのがすべてかなって。そして、前半が終了。
■元の鞘へ
後半になっても状況は変わらず。アトレチコのカウンターや攻撃の前に後ろの選手だけで耐え忍ぶレアル。多分、監督の修正もうまくいかなかったのだろうってことで、早めの交代。55分にグティ→イグアイン。エインセ→サルガド。で、ラサナを中盤に戻した。ついでにマルセロをSBに下げた。SBの攻撃参加と中央の守備の改善ってことかな。
で、いきなり結果が出る。マルセロの攻撃参加でオープンな状況でボールを受けたイグアイン。ガゴのような鋭いパスを披露。フンテラールが見事なコントロールでアトレチコのゴールにシュートを突き刺す。
で、後半のレアル。ラサナを中盤に配置したことで、守備の枚数が単純に増えた。さらにサイドのフォローに走っても中央が空かなくなったことで、フォルランががら空きになることもなくなる。
さらにSBを組み立てにかかわせることで、ピッチを広く使い始めるレアル。非常に珍しい。でも、これで、攻撃のバランスも改善される。しかし、前線が守備に参加しないのは相変わらずで、崩される回数が増え始めるレアル。
徐々に斬りあいの様相を表し始めた試合は無秩序な状態になっていく。アトレチコもシナマ&マニシェを投入し、こんな状態に備えてくる。こうなったらアトレチコタイム。アグエロが何度もチャンスを掴むが、カシージャスのスーパーセーブやカンナバーロの守備の前にシュートがどうしても入らない。
レアルもラウールが裏へ飛び出したり、オーバーヘッドで好機を掴んでいくが、珍しくしっかりと守るアトレチコの前にゴールを奪うことはできなかった。オーバーヘッドは入れば伝説になったね。
そんなわけで、1-1で試合が終了。ちなみにフンテラールのゴールは戻りオフサイドぽかった。こんな日もある。決定機の数から言えば、アトレチコが勝ってもおかしくはなかった。つまり、順調に調子を取り戻しつつある。まってろ、CLって感じか。
■独り言
なんだかファンデが迷いながら采配をやっている気がする。CLを意識した実験も中途半端な感じで、結局もとの鞘に納まりそうな予感。その鞘では勝負が厳しいのは明白だけれども。
アトレチコは頑張れ。カマーチョをたまには使ってほしくなった。
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レアル対アトレチコ ~ダービーですよ~
posted by らいかーると |21:31 |
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2009年03月03日
エスパニョールのスタメンは、カメニ、ダビガル、バレハ、ジャルケ、サンチェス、モイセス、ロマン、ネネ、ルイガル、ペーニャ、イバン・アロンソ。未だ降格圏にいるけれど、タムード以外はベストメンバーに近い。追い上げはここからか。
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、カンナバーロ、ペペ、セルヒオラモス、スナイデル、ラサナ、ロッベン、イグアイン、ラウール、フンテラール。スナイデルがどれだけ存在感を示せるかってことになるだろう。イグアインはSHをまっとうできるか。もう少しローテーションしてあげたほうが、、、、、。
■懐かしい光景
エスパニョールが調子を上げてきているのは前提として、レアルはわけのわからない状態になっている。なので、レアルについてつらつら書いていく前半戦。
レアルのシステムは4-1-4-1。ワントップがフンテラール。トップ下にラウールとスナイデル。両サイドはイグアインとロッベン。イグアインは中央に絞る癖があり、ロッベンはサイドにはる癖がある。
で、試合が始まると、エスパニョールの前線からのプレッシャーにあわてるレアル。ボールが回らない状況が続く。こういう場面で、カシージャスを使えれば、また楽になるのだけど、カシージャスにバックパスをしないレアルのDF軍団。
で、スナイデルがボールを運ぼうと躍起になっているのだけど、相手のプレスに対して、味方の動きが少ない。さらに、イグアインが中央に来たり、ロッベンが遠くのサイドでボールを待っていたりするので、パスの選択肢として、まるで機能していなかった。中央はフンテラールに任せれば良いし、ロッベンは何を考えているか不明。
こんな状態ではガゴでも無理だってわけで、スナイデルは厳しい状況が続く。で、レアルの解決策が面白い。まずはラウール。途中から懐かしのボランチになっていた。低い位置でボール繋ぎに尽力して、前線でスルーパスを出す。ラウールが中盤に降りることで、スナイデルの負担が減ったのはいうまでもない。
さらにセルヒオラモス。いつもは空いたスペースに全力疾走なのだけど、今日は組み立てに貢献していた。ロッベンがサイドにいるので、セルヒオラモスは中央よりの右に進出。ラサナがペーニャのマークにおわれていたので、代役としてセルヒオラモスがアウベスのように組み立てに参加していた。
そんなイレギュラーな状態でも、何とか試合を成り立たせようとするレアル。ラウールとセルヒオラモスの判断力と決断力には頭が下がる。その一方で、イグアインとロッベンは何をしているのか。からっぽの左サイドにスナイデルやラウールが飛び出していくのは本当に大変そうだった。
つまり、繋ぎの選手がゲームメイクもチャンスメイクもしないといけない状況。となれば、攻撃しているときに守備のことを考えられる選手がいない。ラサナはペーニャに引っ張られて、DFラインの近くを徘徊。よって、レアルはボールを失った後の攻守の切り替えがまったく機能していなかった。というよりも、機能させる気がなかった。
なので、さらされるレアルのDF軍団。ペーニャを筆頭に迫るエスパニョールをなんだかんだ抑えてしまうのがレアルの強みである。本当はスナイデルが守備の準備をするのだろうけど、だったら誰が仕掛けるんだってことで。イグアインたちが役割をこなしていない→スナイデルとラウールがその役割までこなそうとする。その結果、カウンターに備える選手がいないのだから、やるせないぜ。
ロッベンを輝かせたかったら、カウンターが一番なわけで。だとすれば、ボールをさっさと手放せばいいのだけど、今日のレアルは意図的なロングボールを封印しているように見えた。ガゴに比べれば、ボールを持てるスナイデルの存在がそうさせたのか、チームの狙いかは不明。
さらに空気を読まないイグアインのプレーは諸刃。守備のことは完全にスルーな選手なので、攻撃で機能できないと、完全に存在価値がなくなる。エスパニョールに比べると、SHの守備がまったくでエスパニョールのSBに攻撃参加を許していた。
つまり、ロッベンとイグアインの使い道をちゃんと考えないと、スナイデルやグティ、ラファエルって選手はなかなか活躍できないだろうと。特にイグアインをSHで使うのはもうあきらめたほうがいい。
ちなみにエスパニョールの狙いは、ペーニャの対応におわれるラサナの周りのスペースである。そこをカバーするのが理不尽な負担を引き受けているラウールとスナイデル。ま、間に合わないよねってな話で。
■ちゃんとしたシステムで
後半もまんまスタート。イグアインを前線に固定し、ラウールを中盤に固定したような布陣でスタート。右サイドが空になる場面が増えたので、セルヒオラモスが高い位置で攻撃に絡めるようになった後半。で、ラウールが中盤でゲームを作っている姿に泣けた。しかも、地味にうまい。
こんなでたらめな布陣に負けてたまるかってことで、エスパニョールも牙をむく。セルタ時代から異彩を放っていたネネがセルヒオラモスとの勝負を互角に持ち込むと、中央で存在感を発揮するペーニャの前に、レアルは決定機を与えていく。ぺーニャのすさまじいところは、相手からフリーになる動きと、味方にボールを要求するタイミングが抜群だということだろう。自分の持ち味を生かすための技をちゃんと装備しているのがえらい。
58分にスナイデル→マルセロ、イグアイン→グティ。この交代で役割をはっきりさせるに違いない。ってか、この交代はうまい。ちゃんとイグアインを下げるってのがうまい。現状の問題をちゃんと把握しているようで、安心した。
で、やはりマルセロは面白い。イグアインとは違って、中央に入ってきても、ゴール前にはポジションを取らない。守備の準備をしているわけでもないけど、必ず味方の選択肢になれるようなポジショニングをとっていることが多い。で、グティが入ったことで、ラウールは本来の位置に戻る。これで、レアルはでたらめな布陣からまっとうな布陣へ変更完了。
65分にイバンアロンソ→タムード。ムルシアから移ってきたイバンアロンソ。献身的な動きでペーニャのプレーエリアを広げていた。地味だけど、機動力もあって今後も出番がありそうな選手である。
66分。ピッチを広く使ってボールが回るようになってきたレアル。サイドからのボールを受けたグティが相手を誘ってFKを得る。で、これをグティが直接叩き込んでレアルが待望の先制。
71分。今度はフンテラールが見事にラサナからボールを引き出して攻撃が始まる。フンテラールはこういうプレーがうまいとわかった。でも、中央に選手が多いと、スペースがなくなるためか、中盤からボールを引き出す動きがまるでない。
で、フンテラール→サイドにいるマルセロのため→走りこんできたラウールが決めて、一気に2-0へ。攻守に奔走していたラウールが点まで決めてしまいましたと。ご褒美かな。そんなこといったら、失礼か。ちなみに、この失点直後のペーニャの表情は絶望に満ちていた。
75分にロッベン→サビオラ。何でだ。まさかリバプール戦で使うためか。で、この時間帯から、ラウールが完全にピボーテになる。個人の判断か、チームの判断か非常に気になるぞ。
80分過ぎから攻守分断のサッカーが展開される。こういう場面で大活躍しそうなロッベンはすでにベンチ。で、守りが強いレアルは徹底的にエスパニョールの攻撃を跳ね返す。ラサナもペーニャからボールを奪う回数が増えてきた。
で、試合が終了。2-0でレアルの勝ち。エスパニョールはいいテンションで試合に臨めたものの、最後までレアルの壁を崩せなかった。強いて言うなら、エスパニョールはSBの攻撃が弱い。いいタイミングで攻撃参加はできるものの、ボールを持ったときの選択肢がアーリークロスくらいであった。
レアルはサイドの守備が怪しいので、ここで強さを発揮でいないとちょっと苦しい。いくら中央が強くても、相手は中央が強いぜってことで。
■独り言
やはりマルセロとグティの投入が大きかった。エスパニョールにはジョーカーがいなかったのが大きい。タムードとイバンアロンソを共存させたら面白かったかもしれないが。
リバプール戦に向けて、イグアインを使うのかどうかってのがキーになりそうな予感。あの位置にグティなり、ロッベンあり、サビオラなりでバランスを改善させたほうが良いのか、空気を読まない選手なのかってのは大変な選択になりそうである。
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エスパニョール対レアルマドリッド ~ピボーテは誰だ!?~
posted by らいかーると |09:19 |
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2009年02月23日
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、カンナバーロ、ペペ、セルヒオ・ラモス、ガゴ、ラサナ、マルセロ、イグアイン、ラウール、フンテラール。急に出番が訪れているフンテラールとマルセロ。本人たちが驚いているに違いない。グティとロッベンがベンチに復活。
ベティスのスタメンは、リカルド、ベガ、アルス、メッジ、ネルソン、ファンデ、アウレリオ、マルゴン、エマナ、ダミアー、オリベイラ。セビリア倒して、バルサに引き分けてと上り調子のベティス。でも、セルヒオ・ガルシアがいないのは痛いだろうな。風邪でベンチ入り。ファニートもいないじゃん。
■ロッベン依存症はどこへやら
ベティスのシステムは4-2-3-1。で、レアルが4-4-2。序盤はこの形で試合が動いていった。ベティスはオリベイラが守備をしないので、レアルのCBを自由にするしかなかった。しかも、レアルのCBが自陣に引いた状態でビルドアップを仕掛けてきた。
中盤にスペースを作るには、DFラインを下げて攻撃を組み立てる必要がある。自分のゴールに近い位置からパスを繋いでいくのはリスクがあるようだけど、その深い位置まで相手を追い回してボールを奪いに来るチームって実は少ない。なので、思ったよりもリスクが少ない。
レアルのCBにプレスがかからないので、ボールを受ける動きをやり放題のレアル。パスの出し手が顔を上げているときに動き出しましょうというお手本のような場面が連続する。
ベティスの狙いは、エマナと多分、ファンデがラサナとガゴのマンツーにつき、中盤の中央を経由させない守備をしていた。CBからラサナたちには繋がせないよと。繋がせても前は向かせないよみたいな守備を意識していた。
しかし、ボールを引き出そうと動き回るガゴとラサナについていけないエマナたち。プレスが遅れる場面が目立ち、簡単に前にボールを運ばれてしまう状態が続いた。ボールを受けようと動き回る選手とボールを出させないように動き回る選手。精神的な疲れも考慮すると、当たり前の結果だったかもしれない。
さらにいうと、エマナが迷った。レアルのCBにプレスをかけるか否か。そもそもの原因はエマナの分析どおりだったわけだけど、エマナの動きにチームが連動できなかったのが最大の敗因。深追いするMFとその動きについていけないDFの距離が開きすぎて、単純な縦パスを通されまくってしまう状態のベティスであった。
レアルのシステムは4-4-2。CBからボールを引き出すのがガゴとラサナ。で、2人がエマナたちに抑えられているので、プラスアルファが必要。で、ここで働いたのがラウール、フンテラール、イグアイン。彼らが交代でボールを引き出しに中盤に降りてくるので、アウレリオはかなり困っていた。エマナたちの立場からしても、ガゴたちを抑えるだけでは不十分という理不尽な状況が襲い掛かっていたわけで。
左サイドのスナイデルもこんな動きが好きだけど、マルセロは好きではない。できなくはないが、他にできる選手がいれば任せる度量がマルセロにはある。4-4-2のフラットはMFとFWの間にスペースができる。そのスペースをFWの選手に任せたぜ、、、ってのがこの選手配置のうまいところだと。中央でボールを受けたがる選手がレアルは多すぎるので、その役割をはっきりさせたのが、チームがうまく機能した原因かな。
ただし、途中からラウールがトップ下、フンテラールたちをFWにしてからはボール運びが少し硬直化した。正確に言うと、フンテラールの持ち味が消えた。ラウールがトップ下に入ってからは、ラウールとイグアインがボールを引き出す動きを担っていて、フンテラールは前線でボール待つことになった。
それまでは、フンテラールもボールを引き出してボール運びに絡んでいたのでちょっと残念。玉離れという観点から見ると、フンテラールの楔のボールを受ける技術は結構高い。ポジショニングもうまかった。先制点のような形が頻繁に生まれるようになれば、相手はもっとレアルの前線の選手を捕まえにくくなるに違いない。
またロッベンが前にいなくなったことで、セルヒオラモスが積極的に攻撃参加するようになった。一時は俺にすべてを任せるなといったが、ロッベンが入ってからはまったく任せられなくなって悲しかったのかもしれない。極端から極端へ。ラサナがセルヒオラモスのスペースを埋めてくれるし、ペペが快速でカバーリングしてくれるから守備の負担は減ったかもだけど。
レアルの守備面を見ると、攻守の切り替えが早く、相手に攻撃を組み立てさせる余裕を与えなかった。なので、ほとんど相手に決定機を与えず。カウンターを食らう場面ではガゴ・コンビと最強のDF軍団が耐え忍ぶ作戦。ベティスの攻撃を組み立てる能力のなさと前線にボールのおさまらなさには悲しくなったが、そういう状況をうまくレアルが作ったともいえる前半だった。
6-1でレアルがリード。リードしすぎだろうと。特にラウールが怖いくらいに絶好調である。整理すると、ガゴたちの場面で負けたベティスが開き直って後ろに引きこもればよかったものの、そういうアイディアがなかったので、ぼこされた前半であった。
■リハビリですよ
グティ、スナイデル、ロッベンが後半の頭から登場。ラウール、カンナバーロ、イグアインがお休み。怪我人のリハビリに使われる後半戦のようで。ラサナがSBに入るのだろう。セルヒオ・ラモスもCBでお休みか。ってか怪我人がでたらどうすんだ。
そしてエインセがいきなり芝に足を取られるアクシデントが起きる。しかめっつらでプレーを続けるエインセ。
システムは4-2-1-3みたいな。最初はガゴとスナイデルがコンビを組んでいたが、時間がたつにつれてスナイデルはトップ下の位置へ。グティがガゴの横に来ていた。やはりスナイデルはラウールと役割がかぶる。他の仕事もこなせるスナイデルだけど、本当にやりたい仕事はここなのだろう。とすれば、生き残りが難しい。
ベティスはオリベイラを中盤に下げて、ガゴとグティを完全に封じ込めよう作戦。しかし、4-1-4-1気味にどうしてもなってしまい、オリベイラの操縦法が今後の課題かと。
ラサナがSBに行ってしまったので、ボール運びの面、守備面で4-1で苦しく守るレアルが散見された。でも、後ろで耐え切れてしまうのだからさすがである。
リハビリの場を与えられた中で、グティはらしいパスでチームを牽引していた。ロッベンはあまり出番がなく。スナイデルは奮闘するものの、ラウールほどの存在感は示せなかった。 それでも、左サイドからマルセロと仕掛ければ、チャンスを演出できそうな可能性を示した。
■独り言
グティが元気だってことで、戦術の幅が広がりそうなレアル。しかもロッベン抜きでも戦える自信を選手がもてたことが大きそうである。スナイデルやラファエルは選手生命をかけたポジション争いを強いられそうである。
CLはフンテラールが出られないので、ロッベンが出てくるのだろう。となれば、マルセロかスナイデルかっていう選択が楽しみだな。
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レアルマドリッド対ベティス ~ロッベン抜きでも~
posted by らいかーると |10:29 |
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2009年02月08日
レアルのスタメンは、カシージャス、エインセ、カンナバーロ、ペペ、セルヒオ・ラモス、ラサナ、ラファエル、スナイデル、イグアイン、ロッベン、ラウール。累積のため、ガゴが出場停止。今までは変則的な形だったが、4-3-3に踏み切ったかな。イグアインの位置に注目。フォベールがベンチにいる。
ラシンのスタメンは、トニョ、マルカーノ、オリオル、セサルナバス、バレーラ、ラセン、コルサ、オスカルセラーノ、ペレイラ、チテ、ジキッチ。累積のため、ムニティスが出場停止。チテがスタメンにいる。凸凹にはならないんだね。アウベスのタックルをくらったトニ・モラルは、ベンチに健在。良かった良かった。
■3ラインと4ライン
序盤のイグアインは中央にいたが、時間がたつにつれてサイドに位置することが多くなった。途中からロッベンが左に、イグアインが右に位置するようになった。それでも、イグアインはサイドでじっとしているのが嫌な性分のようで、たびたび中央に進出していた。
それでも、レアルは綺麗な4-1-2-3を維持できていた。非常に珍しい。ただし、イグアインがシステムから外れた動きをしているので、この位置に本職の選手を配置したらもっと機能するようになるかもしれない。
守備のときは約束事のとおりに、攻撃のときは、約束事を破るように。そうはいっても、自由すぎるイグアインの動きに周りの選手が対応できなければ意味がない。序盤に左サイドが空になり、ラファエルが流れようとしていたが継続性はなかった。だから、ロッベンが左に位置するようになったのかと。
4-4-2のラシン。4-1-2-3のレアル。つまり、3ライン対4ラインの対決。ここで、重要になってくるのは3ラインのチームの対応。相手の隙間でボールを受けようとする4ラインのチームを、どのように止めるのか。そのアイディア勝負。ユベントスは超コンパクトサッカーでそれを可能としている。DFラインを高く維持し、FWの選手に献身性が求められるやり方である。ただし、最近は調子が悪いらしいね。
ラシンのアイディアをみてみよう。ジキッチとチテの役割は相手のCBにボールを持たせないようにプレスに行くことであった。つまり、自陣に引いてスペースを潰すやり方ではない。SHの選手はそのままSBにつく。前を向かせないように。
で、問題が発生する。DFラインの前でうろうろするラサナを誰が見るのか。定石ではラシンのFWの片割れがマンツー気味に見るものである。4-4-1-1に変化が公式。しかし、ラシンはシステムを維持していた。
序盤のラシンはこのギャップに苦しんだ。ラサナがボールを受ける→ラシンの中盤の選手が潰しに行く→今度はスナイデルたちが空く→プレスに行きづらい状況の出来上がりであった。つまり、ラファエルとスナイデルたちがラシンの中盤の選手を低い位置に押し込め、ラサナのプレーエリアを確保していたのである。
それと同時に、ボールを引き出しに中盤に降りてくるスナイデルたち。この動きにラシンの選手はちょっと迷っていた。ついていくべきか、自分のゾーンにとどまるのか。そんなラシンの迷いに乗じて、レアルはボールをどんどん運んでいく。特に中央に入ったオランダコンビは最高の出来だったといってもいいかもしれない。
守備面でも高い位置からの守備が機能しているレアル。ロングボール→ジキッチの公式を持っているラシンに対して、ロングボールは蹴らせないという狙いを明確にしてきた。特に今まで中途半端だったイグアインもまともに守備をしていてびびった。
前線の3人が追いかけまわして、精度の落ちたボールを高い位置にいるスナイデルたちが奪う形が機能したレアル。ボール運び、高い位置からの守備が機能したレアルが有利に前半を進めていく。しかし、エリア内に侵入していくものの、ラストパスが合わずにゴールを奪うことはできなかった。でも、継続は力。
前半30分過ぎにラシンが動きを見せる。このままじゃ不味いからさ、中盤の位置を全体的に高くしようかと。監督の指示か、選手の判断か。MFがラインを上げたことで、ラサナたちのスペースがかなり狭くなった。そのぶん、ラウールたちにはボールを入れやすくなったのだけど、ハイボールにしろ、ショートパスにしろ、相手を背負ってボールを持てる選手がいないレアルにはちょっと辛い状況。
つまり、DFとMFの間よりもFWとMFの間のスペースを消したことで、レアルのボール運びは徐々に手詰まりになっていく。ボールを失いそうな気配はないが、ロングボールか無理なドリブルの回数が増えていくレアル。相手のボール運びを妨害する意味では成功したラシンの守備の変化。
でも、高い位置でボールを奪えたわけではないので、相手に脅威を感じさせる場面はほとんどなかった。さらに、キーパーからジキッチで何度かチャンスを作ったけれど、普通にカンナバーロに競り負けるジキッチの姿を見てさすがイタリア人と。また、ペペが縦横無尽の活躍を見せた。ペペ凄い。身体能力が半端じゃない。カバーリングがうまいのか、単純に足が速いのかわからない。両方かも。
ちなみに、ラシンもカウンターの機会がなかったわけではない。でも、ボール運びの場面で単純なパスミスが目立ったり、1対1の場面でことごとく劣勢になったのが痛かった。改めて、レアルのDF軍団のこの強さを実感した前半戦となった。
■後半戦は守備固め
後半のラシンはジキッチをラサナに当てたり、チテを当てたり。つまり、4-4-11で守備固め。こうなると、絶好調のカンナバーロとペペをどうやって抑えるか。でも、早すぎる先制点がそんな状況を壊してしまう。
先制はレアル。ラシンのお株を奪うようなラウールのヘディングで抜け出した快速イグアインが決めて先制。その後も高い位置からの守備が機能して、ショートカウンターを発動させまくるレアル。えぐい。
57分にチテ→トニモラル。ペレイラを前線におくるのだろう。60分にラセン→リュクサン。懐かしい顔だ。
60分にロッベン→フォーベル。とうとう新戦力が出てきましたと。70分にスナイデル→ハビガルシア。おお、守備固めかな。レアルの守備の前にロングボールに攻撃を切り替えたラシン。ハイボールに強そうなハビガルシアを投入。
そして4-4-2に変更。78分にマルセロ。おいおいおい、完全に守備固めだったわけね、フォベールも守備に熱心だし。
そんなわけで、守備を固めたレアルが1-0で守りきって終了。今日はCBが絶好調なので、非常に理解のできる采配だった。でも4-4-2にして、システムが噛み合ってからはちょっと攻められる回数の増えたレアル。そこを見逃すとベニテスにやられちゃうぜ。
■独り言
ラウールがキレキレ。ロッベンやイグアインの守備をカバーする献身性と前線でハイボールの的になるわ、中盤に顔を出すわと絶好調かもしれない。ただし、理不尽な負担を無条件で受け入れてしまうラウールに頼りすぎると、あんまり良くないと思う。根拠はない。
そしてカシージャスのキック精度が本当にやばいんだなと実感。バックパスができないって大変だよ。
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レアルマドリッド対ラシン ~ペペとカンナバーロ~
posted by らいかーると |20:57 |
レアルマドリッド/0809 |
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