2006年12月06日

アーヘン対フランクフルト ~久々の高原~

 高原がハットトリックをしたらしい。各メディアが大騒ぎしているような気配があったので、試合を見てみようと思った。両チームともブンデスの下位チームで、降格争いから脱出をたくらんでいる。ブンデスの下位チームがどれだけのレベルになるかについても、かなり興味がある。基本的にドイツのサッカーを見る機会は少ない。よって知っている選手が高原くらいしかいない。先入観はまったくなし。

 ■アーヘンというチームを知っていますか

 自分はまったく知りませんでした。解説の方が言うに、30年以上二部リーグにいて、ようやく一部に上がってきたチームらしい。国境の近くにあって、スタジアムは2万人収容のサッカー専用スタジアム。満員。地域に密着した良いチームらしい。

 アーヘンの志向するサッカーは、とても娯楽性に満ちているポゼッションサッカー。ショートパスで相手を翻弄し、サイドで数的有利をつくる。そこからクロスをあげて中で勝負。または、そこからくさびのボールを入れて中央突破をはかる。甲府がさらにグレードアップしたような感じです。この試合でもほとんどボールを支配していた。

 攻撃面では文句なし。しかし、守備がひどい。チームのモラルはかなり高い。そのため前線からの守備というものは決して悪くはないと予想する。なぜ予想なのかというと、フランクフルトがほとんどカウンターしかやらなかったから、このことを判断できないのである。少し気になったのは相手にロングボールを簡単に蹴らせてしまうこと。少しでもプレッシャーをかけなければ、正確なパスが前線に通ることが多くなる。

 何よりもひどかったのはロングボールに対するDFの守備。ボールをバウンドさせるわ、一瞬見失うわ、対応は不味いわでどうしようもなかった。こりゃ高原にもやられる。金がないチームらしいので、中心的な存在がいないのか。

 それでも試合終了間際のパワープレイは見事だった。全員が体をなげうってゴールを目指す。その姿勢からは痛いほど気持ちが伝わってきた。キーパーも最後上がってきたし。FWとDFに核になる選手がいれば、このチームはキエーボみたいに一部に定着できるようになると思う。

 ■フランクフルト

 フランクフルトはアウェーということもあり、かなり消極的なサッカーであった。このチームは3トップを志向しているようだったが、三人だけ前線に残し、、というタイプの3トップで、見ていて心躍るようなサッカーではなかった。ポゼッションの可能性を少しでも感じさせる場面はなく、普段からこんな感じなのかなと思った。

 高原の役割は中央でボールをひたすら待つ。組み立てに参加することなく、相手の裏を狙うものであった。味方からのスルーパスを待つ、またはジョーンズに当てたボールを高原が飛び出す。昔のオーウェン・ヘスキーを思い出してもらうのが一番良い。サイドで使われれば、ドリブルで仕掛ける場面なども合ったのだろうが、中央だったので、そのような見せ場はなかった。

 フランクフルトは守備の仕方が謎のチームであった。マンツーマンっぽいしゾーンっぽい。両方を状況によって使い分けている、というような高度なものではなくかなり中途半端であった。その証拠にアーヘンに試合を完全に支配されていた。それでも勝てたのはキーパーを含めたDF陣の頑張りである。アーヘンの決定力のなさに助けられた感は否めないけれども。

 攻撃は効率が良く3点とることができたけど、未来に繋がるような攻撃はできていなかった。ホームの試合も見てみようかなと感じる。

 ■高原について

 相手が弱かったのは事実。もう1点確実に取らなければいけない決定機もあった。しかし、オフ・ザ・ボールの動きが格段に良くなったように思える。フリーになる動きが格段にうまくなった。また、その良いタイミングでボールが出てくることが非常に多い。彼がチームメイトと呼吸が合ってきているかよく分かる。

 チームメイトとの信頼関係を作れているようなので、今後かなり期待。ただ、次の相手がブレーメン。どうなるんでしょうか。

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posted by josepgualdiola |17:46 | ブンデスリーガ | コメント(2) | トラックバック(0)
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