2007年01月16日
この試合はあまりにアストンビラが不甲斐なかった。両チームはFAカップで試合をしたばかりらしい。この連戦によって、アストンビラはユナイテッド対策を練りやすい、、、はずだった。しかし、試合内容はユナイテッドのサッカーが具現化したものになった。アストンビラはあっさりと敗れ去った。ていたらく。前節のチェルシー戦では、あれだけの気合を見せてゴールを死守していたのに。やはりホーム、アウェーってでかいな。
■最近のユナイテッドの攻撃
この試合のスタメンはファンデルサール、エブラ、ビディッチ、リオ、ネビル、ロナウド、スコールズ、キャリック、パク、ラーション、ルーニー。この試合で、ラーションはプレミアデビュー。エインセが怪我をしている間にエブラが急成長を遂げている。エブラは今まで守備に問題を抱えていたが、いつの間にか改善され、攻撃面でエインセをリードしている。もちろん、守備固めのときはエインセのほうが上である。また、パクが復活したことによって、両サイドの層が厚くなった。ちなみに、サハは怪我。ラーションやスールシャールが代役をきっちりこなす。
ユナイテッドの攻撃の形は他のチームと少し違う。基本はサイドアタックなのだが、それだけではない。例えば、両サイドハーフは中に絞ることが非常に多い。中央にFW2枚、両サイドハーフが集まってきて、狭いスペースを強引に突破しようと試みる。この攻撃によって、相手の守備陣の意識はどうしても中央よりになることが多い。スコールズやキャリックから質の高いクサビのボールが入り、そこからダイレクトでボールを動かしてくる。守備側は数的優位に立てなければ不安で仕方ない。主にセンターハーフ、センターバック+サイドバックで対応。すると当然、サイドにスペースができる。
この開いたスペースにサイドバックが必ず上がってくる。よくあるパターンは左サイドでボールをこねて、一気にサイドチェンジ→ネビルがフリーでクロス。このような場面が多い。ほとんどフリーでボールをもらえるため、仕掛けることも出来るし、アーリークロスもお手の物。
また、両サイドハーフがサイドに開いているときは、普通に一対一を仕掛ける。このとき両サイドバックは追い越すよりも、後ろのフォローに入ることが多い。突破が無理ならボールを戻し、スコールズ、キャリックが作り直す。サイドバックが追い越した場合はこの2人が裏のフォローに回る。
両サイドがポジションチェンジをすることも多い。ただ、ロナウドはしっかりとサイドにつくことが多いのに対して、パク、ギッグスは逆サイドまで行かず、片方のサイドによったり、中央にいたりする。空いた逆のスペースにはサイドバックがしっかりと入ってくる。この数的優位によってロナウドが一対一を仕掛ける場面ができ、またパス交換で崩す。
キャリック、スコールズはよっぽどのこと(セットプレーやカウンター)がない限り、ゴール前に飛び出すことはない。二人ともこぼれだまや味方の落としたボールをシュートすることが役割のようだ。この2人は常にお互いのパス交換、サイドチェンジ、クサビのボールを狙っている。
この攻撃の形だとルーニーの役割があまりない。ユナイテッドが機能していないときはルーニーが目立つが、機能していると目立たない。もちろん中央にルーニーが構えていることで、サイド攻撃が活きるのだが、本人からしたらフラストレーションがたまると思う。最近点をきめられず、さらに得意の気持ちを出した前線からのプレスも見られなくなってしまった。頑張れルーニー。
■守備はどうなのよ
攻守の切り替えはかなり早い。元々勝気な性格の選手が多いからか、ボールを奪われたら、ファウルしてでも止めに行く選手が多い。特にパクはこのチームにとって珍しい労働者タイプの選手。ギッグスよりも守備面で貢献できるので、存在感はでかい。キャリック以外は球際に強い選手が多く、引きこもられたら崩すのは相当厄介だと思う。
試合ではカウンターをくらう場面が多い。特にサイドバックの裏をつかれ、センターバックがつり出される。ファーディナンド、ビディッチは個に強いのでそこで対応できてしまうのだが、当然たまに抜かれる。この抜かれたときがとんでもなくピンチに陥る。
攻撃上の問題で、両サイドバックが高い位置を取っているので、この状況を改善するにはボールを失ったときのプレスをさらに強めるしかない。攻撃を遅らせることが出来れば完璧。
■独り言
スコールズは代表に復帰できそうなくらい凄い活躍っぷり。サハも復活しここからさらに勢いを加速しような予感。単純に得点に繋がるような攻撃、個で仕掛ける選手が多いので、観ていて面白いサッカーだと思う。ローマほど革新的なことをやっているわけではないが、非常に良いサッカーをしている。
ただ前半戦で飛ばしすぎる癖がある。そこで点をきめることが出来れば問題ないが、そこで決めきれないとグダグダな試合になることが多い。この試合もビックチャンスが数多くあったが、結構外していた。この決め切れない癖が次のアーセナル戦でどう影響するのか、とても楽しみだ。
アーセナルは最初の猛攻を耐え忍べば実はかなりチャンスがあると思う。パスだけじゃなく、カウンターサッカーもやろうと思えば出来るチームなのでかなりの好試合になると思う。
セーレンセンは良いキーパーですね。ラーションの決定機をすべて防いでいた。
posted by josepgualdiola |17:20 |
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2007年01月16日
ダイジェスト版を見ることが出来た。試合全体を見ることは出来なかったので、いつもより簡単にやろうと思う。ビッククラブにとって、カーリングカップはほぼ重要視されない大会らしい。FAカップとなにが違うのだろう。歴史??優勝のご褒美??若手主体で、両チームは試合に臨む。レギュラーはお互い2~3人。
日本でも若手主体の大会があったらちょっと面白いと思う。ナビスコとかをオリンピックみたいな制限でやったら面白いと思うのにな。若手の出場機会確保にもなるし。
この試合の結果は、もう知っていると思いますが、この試合は壮絶な点の取り合いになりました。そこについて、いろいろ書いていきます。
■選手層の差
前のユーロでこのような試合があった。予選突破を決めたチェコが三戦目、ベンチメンバーで試合に臨んだ。しかし、レギュラーメンバーを遜色ない試合を見せ、チェコの組織力の高さを証明してみせた。
チェコと同じように、アーセナルはいつものパスサッカーを見せる。これには驚いた。中盤のレギュラー格はセスクのみ。そのセスクを中心にアーセナルはボールを支配する。
リバプールのサッカーといわれると正直困る。アーセナル、ユナイテッド、チェルシーに比べると、いまいちそのサッカーは浸透していない。コンセンサスはなかなか取れないような気がする。レベルを気にしなければ、サイド攻撃も中央突破もカウンターも出来ると思うので何でも出来るといったところか。
この控えメンバーだと、リバプールは何もできていなかった。攻撃はジェラード、ルイスガルシアの個人技のみ。控えメンバーで積極的に試合に絡む選手はいなかった。
その一方で、アーセナルは全員が良かった。特に中盤のデニウソン、ソングはレギュラーと比較しても問題のない動きをみせる。そしてジュリオバチスタ
が意外に機能していてびっくり。
■得点シーンについて
たくさん点が入った試合なので、全部解説してみる。
アーセナルの1点目はリバプールDFの完全なミス。DFからのロングボール(ここをフリーにしたのも問題だが)→簡単に裏を取られて終了。
2点目はジュリオバチスタの直接フリーキック。凄いシュートだったが、デュデクは逆をつかれたわけでもないので、せめてボールに飛びつく努力をして欲しかった。
3点目はコーナーキックからソングが押し込む。デュデクは前に出たもののボールに触ることなく、それが相手に当たって入った。このミスは不味い。
4点目は完全なミスジャッジ。ヒーピアがオフサイドトラップをかけ、完全にオフサイドになったものの、それを取ってもらえずサイドはジュリオバチスタにやられる。非常についていない失点だった。
5点目はアーセナルが絵に描いたようなカウンターを見せる。左サイドでアリアディエールがパレッタを簡単に交わし→中へパス、ジェラードがパスカットのため、スライディングをするが不発。バチスタゴール前でドフリー→ゴール。一発でいったパレッタの軽さにも驚いたが、ジェラードのスライディングもひどいプレーだった。寄せれば良い場面を一発でボールを奪いに行ってどうする。
6点目はカウンターからアリアディエールがまたもパレッタを簡単に交わしフリーのバチスタへ。デジャブのような点だった。
リバプールの1点目はフリーキックのこぼれだまを中に折り返しファウラーがおっしゃれなヒールキック。アーセナルにとって防ぐチャンスはなかった。
2点目はセットプレイを頭でつなぎ、最後はジェラードがボレーシュート。とんでもないシュートだった。まさにジェラードといった感じ。時間的には5点目を入れられた直後で、自分のミスを取り返すプレーだった。
この2点目直後、3点目がはいる。コーナキックのこぼれだまをもう一度作り直して中にセンタリング。それをヒーピアが頭で押し込む。この辺りからアーセナルの守備もほころびがでてきた。得点差がついたので集中力が切れたように見える。
■独り言
パレッタにとって、トラウマになりそうなくらいのひどい試合だった。リバプールは控えとレギュラーの差がありすぎる。特にDF陣はかなりやばい。アッガー、キャラガー、ヒーピアと3人いるので、当面は問題ないが、誰か怪我したら一気にチェルシー状態になりそうだ。
ベニテスはもっとチームに組織を徹底させることが出来る監督だと思っていたが、深部までは浸透していないようだった。結構意外。
それに比べて、アーセナルの若手は本当に素晴らしかった。それがまざまざとわかった試合だった。
posted by josepgualdiola |09:24 |
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2007年01月04日
かつてモウリーニョがここまで選手を批判したことなどあっただろうか。自分の記憶にはない。このモウリーニョの行動がチーム状況をあらわしていると思う。鉄壁の守備も数試合2失点が続いている。今までのチェルシーの守備から考えると、まったく考えられないことだ。これ以上ユナイテッドに勝ち点の差を広げられてしまうと、優勝は遠のいてしまう。また、選手の自信を回復させるためにも、是非勝ちたい試合だ。
■チェルシースタイルの4-4-2と4-3-3の違い
累積によりバラックが欠場しているため、チェルシーは4-4-2ではなく、慣れ親しんだ4-3-3で試合に臨む。チェルシーの4-3-3の攻撃の形は大きく分けて3種類ある。1.ダイレクトパスで相手のプレスを交わし、一気にゴール前まで少ない人数でボールを運ぶ形。2.ドログバに放り込み、そこからウイングの選手が絡んでくる形。3.ウイングの選手が一対一を仕掛けそこにドログバが突っ込む、またはこぼれだまをランパード、エッシェンがミドル。4-4-2との大きな違いはサイド攻撃の有無にある。4-4-2の場合は速攻よりもポゼッションを目指している。攻撃は最大の防御。現段階で機能しているとは言いがたいのが4-4-2のほうである。
守備面でも個々の役割はもちろん変わってくる。その大きな違いはサイドの守り方にある。4-3-3の場合、相手サイドバックに対する守備はウイングが行う。4-4-2の場合はそのサイドバックが深くまで侵入してくるまで、プレスにいくことができない。基本的にサイドの守備はランパード、エッシェンが担っている。しかし、あまり前に出すぎでしまうと、中央にスペースはできるし、ライン間の距離が狂ってしまう。そのため、低い位置でボールを奪うシーンがどうしても増えてしまう。本当はFWかバラックがプレスに行くべきなんだけど。。つまり、現段階では4-3-3のほうが攻守のバランスが良い。ただし、4-3-3だとドログバにマークが集中してしまうので、それを改善する必要がある。
■テリー不在のDF
テリーは持ち前のリーダーシップや高さでチームのDFを統率していた。そのテリー離脱後、チェルシーの守備はどこか落ち着かないプレーが続いていた。しかし、今日はその不在をあまり感じさせない守備を見せる。確かに空中戦だと、このシーンはテリーだったら跳ね返しているだろうなという場面もあったが、ほとんどの場面でカルバーリョがボールを跳ね返していた。また、ラインコントロールもほぼ完璧であった。テリー不在にようやく慣れてきたのだろう。カルバーリョは守備だけでなく、攻撃が手詰まりになったときは、積極的にドリブルで攻め上がり、敵を引き寄せ味方をフリーにしてボールを渡していた。攻守に大活躍。ただ、DFの守備が良かった原因の1つに、もちろん中盤の守備が良かったこともあげられる。ちなみにテリーは次節戻ってくるらしい。
中盤の守備もほぼ完璧に機能していた。サイドの守備をウイングが行うために、中盤のスペースがほぼなくなっていった。ビラはまったくプレーすることはできず、1人交わしても2人目でボールを奪われるシーンが本当に多かった。DFとマケレレの距離、マケレレとランパード、エッシェンの距離が非常に近く、チャレンジとカバーの関係が効いていた。平たく言うと、エッシェン、ランパードがプレス→相手は何とかドリブルで突破、苦し紛れのパス→そこにマケレレがいてボール奪取。マケレレがプレス→相手は何とかドリブルで突破、苦し紛れのパス→そこにDFがいてボール奪取。味方のプレスを無駄にしないプレーを随所で見ることができた。久々に組織力の高いチェルシーであった。
■ロッペン・ジョーコール対カルー、SWP(ショーンライトフィリップス)
期待の若手として加入したカルー、SWP。この2人がビラ戦のウイングである。チェルシーのウイングに必要な能力は独力で対面の敵を抜き、効果的なクロスやシュートをすることである。特に大切なことは独力で相手を抜くということだ。バルセロナの場合、ロナウジーニョ、メッシにボールが入ると必ず、ジオやザンブロッタが2人のフォローに入る。チェルシーの場合、そのフォローは滅多に来ない。フォローに来ない理由は、速攻という原因もあるし、リスク管理という原因もある。とにかく1人で何とかしないといけないわけだ。ただ、4-4-2の場合、サイドバックは攻撃的に振舞わないといけない。ウイングがいなくてサイドは空っぽだから。
結論から言うと、この2人がまったく機能しなかった。単純に能力不足。対面のメルベグ、ボウマに抑えられてしまった。特にカルーは味方のフォローが来ても何もできず、さらに味方のチャンスを潰していた。SWP味方のフォローを得て、何度か裏へ抜け出す動きをしていたが、フィジカルで相手に潰されていた。また、サイドに味方のフォローが来るということは中央の人数が減るということを意味している。結局、今日のチェルシーはここでバランスを崩してしまった。中盤を作れなかったのはサイドが機能しなかったからだ。
ビラはサイド攻撃に手を焼く必要がなかったので、中央の守りを固めていく。そのため、チェルシーは得意のダイレクトパスも封じられてしまった。つまりビルドアップは良い形でできなかった。そのため攻撃の形は、ボールを奪ってからの速攻、ドログバへの放り込み、ミドルシュートだけになっていく。中央に一人ぼっちのドログバはあまりサイドからクロスが来ないので、サイドに流れ、ゴール前にクロスをあげていた。そのクロスからカルーやアシェリーコール決定機を得た。しかしゴールならず。ドログバもドフリーで一度枠を外すなど、流れはチェルシーにあった。
■4-3-3-から4-4-2へ
ちっとも機能しないウイングを見限って、2人をシェフチェンコ、ミケルに交代し、4-4-2に代えてきた。するとドログバが復活するので本当に不思議である。するとサイドバックも攻め上がりドログバやランパードがチャンスをつかむものの、シュートが枠に飛ばず。あれだけ中央を固めれらてしまうと、なかなか点は入らないと思う。決定力不足はシュートを打つ本人の問題もあるだろうが、相手が壁を作っているとやはり難しいものだと思う。特にランパードはやたらめったら打ちまくっていた。あれだけ打ちまくると、さすがにDFもランパードが打つ前から、打つ準備をしてくる。味方を信用しきれていないようにも思えた。悪い兆候である。
■アストンビラについて
ホームであるのにかかわらず、あそこまで守ってくるとは思わなかった。4-5-1でアンヘルを前線に残し、あとの選手は守備的に振舞っていた。ただ、目に付いた選手がかなりいた。ドログバを抑えてしまったリッジウェル、アシェリーコールより足が速いアグボンラホール、闘志をむき出しにしていたマッキャン。チャンスがほとんどないにもかかわらず、あそこまで集中して守りきる姿勢は凄いと思う。ホームの恩恵か。
バロシュは最後にちょろっと出てきました。
posted by josepgualdiola |12:56 |
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2007年01月03日
大量の怪我人を抱えるニューキャッスル。怪我人の数は11人。前線からDFまで満遍なく怪我人を出している。特にDFがひどい。ソラーノが右サイドバックをやっているのが現状だ。こんなに怪我人が出ているのに、ルケはベンチ。ルケよ、はやくスペインに帰ってこい。有名どころでは、エムレ、パーカー、ミルナー、ダイアー、マルティンスがスタメン。ホームだから気合十分なはず。むしろこのチームは気合しかない。
ユナイテッドは、首位を独走。過密日程もローテーションでうまく切り抜けてきた。チェルシーが足踏みする中で、順調に勝ち点を重ねている。この試合以降、プレミアは少しだけ冬休みに入る。よって、この最後の試合はほぼベストメンバーで試合に臨む。
■負けられない戦いがそこにある
ニューキャッスルは気迫を全面に出したプレーを見せる。ユナイテッドの流れるような攻撃を、反則ぎりぎりのプレーで止めていた。たんにチェックに行くだけでなく、前を絶対に向かせないというアグレッシブな守備で会場を沸かせる。ロナウドに対しては、ボールをトラップした瞬間を狙い、ドリブルで仕掛ける場面を作らせないようにしていた。ラフプレーと批判されるかもしれないやりかただが、相手のやる気をそぐ方法として、あほみたいにプレスに行くことは非常に有効な方法である。中盤をコンパクトにして、ユナイテッドにプレーをさせるスペースも与えなかった。
攻撃の形はボールを奪って速攻。特にマルティンスにボールを集めていた。マルティンスは1人で仕掛けたり、ボールをキープして味方の上がりを待ったりと大活躍。ただし、相手が守備の準備をしっかりしている場合はほとんど何もできていなかった。
ニューキャッスルの闘志にあてられたせいか、ユナイテッドは前線でボールをキープできなかった。そのため、いつものサイドバックが上がってくる厚みのある攻撃が機能しなかった。それでも好調ユナイテッド。サハを中心にチャンスを作る。サハがギックスにスルーパスを出し、キーパーと一対一のチャンス。ギッグスのスルーパスをサハが飛び出して一対一。ギックスが右サイドから仕掛けセンタリンス→サハが外す。すべてチャンスをモノにできなかった。ちなみにこの最後のプレーでサハは怪我をしてしまう。
ユナイテッドの決定力不足はかなり深刻である。勝っているからあまり問題として扱われていないが、勝ち試合でも、もっと点を奪えただろうという試合が多すぎる。それでも勝てるのは得点チャンスを作る回数が他のチームに比べて多いからだ。なんで簡単なシュートがゴールに決まらないのだろうか。ファーガソンもかなり悩んでいる。
チャンスに点をきめられないと、最近は相手チームが点を取る傾向にある。その言葉どおりにニューキャッスルが先制点を取る。中盤でボールを奪い速攻。左サイドからミルナーが仕掛けミドルシュート→ゴールである。とんでもないシュートだった。是非見てください。この日のミルナーは守備に攻撃に大活躍。攻撃は特にスキルアップしていると思う。このまま順調に成長していけばかなりあつい。
そして35分でサハが負傷退場。代わりにパクが右サイドに登場。左にロナウド、前にギックスという形になる。最近のギックスは個で勝負するよりも周りをうまく使うプレーが非常に多いし、何よりもうまい。左サイドに張り付くのではなく、もっと自由にプレーをさせてあげたほうが、彼にとってよさそうである。左サイドでもかなり自由にしているが、彼がいなくなると左サイドは空っぽになってしまうので、最初から2トップでギッグスを使った方が良い気がする。
この得点後、ニューキャッスルの勢いが増すが、時間がたつにつれて、ニューキャッスルの勢いはなくなっていく。ガス欠。これで多少のニューキャッスル陣内にスペースができ、徐々に流れはユナイテッドに傾いていった。そこからユナイテッドが同点ゴールを決める。フレッチャー→ギックス→スコールズと綺麗にボールが渡り、最後はスコールズがミドルシュート。あっさり同点に追いつき、ニューキャッスルの気持ちをそいで見せた。素晴らしい。
■守りに入ったユナイテッドに対する。。。。
後半開始直後にスコールズが逆転ゴールを叩き込む。開始早々での得点でニューキャッスルはまたも出鼻をくじかれた。これもとんでもないミドルシュートであった。今日はミドルシュートの日。
この得点後、試合の展開が前半と変わっていく。前半はボールをキープするユナイテッドに対して、プレスで応戦するニューキャッスルであった。得点後は関係が逆になる。ユナイテッドはリトリートして、ロングカウンターを狙っていた。ニューキャッスルも点を入れなければいけないので、選手全体が前がかりになり、攻守の切り替えが遅くなっていった。カウンターをするスペースができたが、今日のユナイテッドの攻撃は不発。ロナウドが対面のソラーノに抑えられてしまい、なかなかチャンスを作れず、起点はギッグスのみになってしまった。スコールズは守備に追われていたので。
ニューキャッスルも攻めまくるが、ユナイテッドの守備のほうが上手で、ちっともチャンスを作れなかった。しかし、同点ゴールをあげる。これもミドルシュート。プレミア二試合目の若手DFがロングシュートを決める。スコールズの足に当たりコースが変わっていたので、ファンデルサールはノーチャンス。
失点後、慌ててユナイテッドは攻め始める。フレッチャーに代えてキャリックを投入。そのキャリックがルーニーにスルーパスを通すが、ルーニー、力みすぎでシュートを外す。このまま試合は終了。ニューキャッスルの気迫にやられてしまった試合だった。ユナイテッドも疲労だなんだと言い訳ができるだろうが、ニューキャッスルが良かった。これに尽きると思う。
■独り言
パクさんは守備を献身的に行うタイプの選手である。特に攻守の切り替えはチームで一番早いといっても過言ではないはず。ギッグスとロナウドは守備に熱心でないため、良い使い分けができそうだ。この日は彼にビックチャンスが二度あった。一度目はポストに当て、二度目はどこか遠くへシュートが飛んでいった。ここを決めていれば大騒ぎになったに違いない。間違いなく現地では批判されているだろう。これからも頑張れ。
ルーニーはなんともいえないプレー振りだった。ニューキャッスルの闘志をむき出しにしたプレーに対して、いつものように立ち向かっていくかと思いきや、静かにしていた。ゴール前にも顔を出さず、どうかしたのか。
ユナイテッドはなぜ3点目を取りにいかなかったのか。気持ちはわかる。ルーには淡白なプレー、ロナウドは抑えられている状態ではちょっとどうしようもない。リスクさえ犯さなければ、単発のニューキャッスルの攻撃は怖くない。守りきれると思ったのだろう。気持ちはわかる。でも、最近守りに入ったチームにはかならず悪いことが起きている。そういう風潮か。せめてせめて攻め抜きましょう。
posted by josepgualdiola |20:55 |
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2007年01月02日
いつのまにか調子を取り戻しつつあるリバプール。カイト、ベラミーの2トップ、ジェラードの真ん中が機能しているからだろう。内容が良いかはわからないが、ひとまず結果は出している。いいことだ。この冬のマーケットでさまざまな補強の噂が立っている。その一方でクラウチを売り出す話もある。ベラミーが怪我で欠場のため、今日は話題のクラウチがスタメン。ジェラードはもちろんセンター。現在4位。
ボルトンはここ5試合で5連勝。やばい調子の良さである。とくにアネルカが絶好調。3トップだが、しっかり守ってくるチームのはず。正直言ってあまりよく分からない。あのイバンカンポが大活躍しているということが信じられない。イスラエルの壁・ベンハイムは要注目だね。地味なスリーセンターにも注目。現在3位。
■何があったのかリバプール。
文句のつけようのない前半戦だった。点をとることはできなかったがほぼ完璧。特に相手に一度もチャンスを与えない守備は最高だった。守備が不安視されるアロンソ・ジェラードコンビもハードな仕事を難なくこなす。ハードスケジュールの中で疲労がたまっているはずなのに、それをまったく感じさせない勢いをみせてくれた。ボールを奪ったあとの切り替えが早く、チーム全体に前へ前へという意識が感じられた。
しかし、現在好調のボルトンも負けてはいない。守備が堅いチームなのだろう。フィジカル勝負では負けません!というような、両チームとも攻撃の潰し試合が始まる。ハイレベルの攻防である。
ボルトンはポゼッションを無視したチームだという印象を受けた。前線の3トップにロングボールをひたすら蹴る。昔のイングランドスタイルだと思う。この3トップはデイビス、ディウフ、アネルカ。キープ力もあるし、中には個人技で勝負できる選手もいる。たびたびファウルをもらって試合の流れをきるプレーも見られた。鈴木の得意のプレー。また、セットプレイに自信があるようで、前の選手は無理に突破せず、コーナーキックを何度も得ていた。なんともいえないサッカーである。
そんなボルトン相手にリバプールは前線からプレスを掛け捲る。定石どおり。これでなかなか前線にボールを蹴れなくなったボルトンはどうしようもなくなった。カンポが左右にボールを散らし、ゲームを組み立てようと頑張ったが、リバプールにことごとく潰されていた。たまに前線にボールが入っても、DFとアロンソ、ジェラードに挟まれて終了。
アロンソ、ジェラードのコンビは最高に効いていた。二人とも中盤で無理ができる選手である。当然パスも出せる。二人とも攻撃こそ最大の防御だといわんばかりのプレーだった。特にジェラードは真ん中でいきいきとプレーしていた。FWのすぐ後ろでプレーしたり、DFの前で試合を組み立てたりとやりたい放題。今までのリバプールはアロンソさえ倒せばパスの起点がなくなったが、もうそうはいかない。これは厄介なチームになってきた。
■怒涛の後半戦
後半になると、さらにリバプールの勢いが増す。カイトが右サイドで相手を交わしフリーのペナントへパス。ペナントは冷静に中へ折り返す→クラウチがバイシクルで先制!!!!たまにみせるアクロバチックなシュートが決まった。素晴らしい。
特にカイトの突破が良かった。カイトはDFラインと中盤のスペースで仕事ができる選手なんだと理解した。クラウチとポジションがかぶっていたが、右サイドから何度も決定機を作っていた。ペナントはよく相手と一対一をやるしかない場面を、今までの試合では見ることができた。しかし、今日の試合ではカイトやジェラード、フィナンが頻繁にフォローに来てくれたため数的優位で試合に臨むことができた。相変わらずクロスの質はいまいちであったが、チームが良い状況にあることがよく分かる。
先制後、すぐに追加点が生まれる。これも右サイドからカイトがチャンスを演出。カイトがペナントとワンツーで抜け出しクロス。クラウチが二アに走りこみ、空いたスペースにジェラード飛び出してインサイドボレー→ゴール。これも綺麗なゴールだった。
そして3点目が入る。本日大活躍のカイトが止めを刺す。ルイスガルシアのスルーパスからゴール。DFと平行して走りながら巧く決めた。3-0で試合終了。
後半戦、リバプールはカイトの動きが前半と違った。前半戦はクラウチが後ろに下がってポストプレーをすることが好きなので、前に残っていた。カイトもこのプレーでリズムを作る選手なので、いまいち乗り切れなかったのだろう。中央はクラウチが陣取るため、どうしてもサイドに流れるしかなかった。後半になると、開き直ったのか右サイドのバイタルエリアから何度も相手を崩していた。そのことによって左サイドが死んでしまうくらいに、右サイドが活性化した。
■独り言
ここまでリバプールが良かったのはボルトンのプレイスタイルにも原因があるのだろう。中盤を省略しすぎであった。でもイバンカンポはかなり効いていた。噂には聞いていたが、あれほど攻守に活躍するとは。レアルにいたころが夢のようである。
リバプールはこの調子だと、バルサ相手にも良い試合をしそうな気がする。頑張れリバプール。
posted by josepgualdiola |00:16 |
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2006年12月31日
テリーがいなくなってから失点が明らかに増えたチェルシー。ブラルーズ、パウロ・フェレイラが、テリーの代役として試合に出ている。テリーがいなくなって何がどう変わったかは、この試合で見極めたい。
またモウリーニョが非常に最近困っているらしい。彼が監督に就任してから、こんなに怪我人が出たことはないそうだ。キーパー二人、ジョーコールは松葉杖が未だに取れず、ロッペンはハムストリングを故障。そしてとどめはテリーの手術。さらに地元紙ではモウリーニョがシェフチェンコを見限った!!!なんて記事も出ている。この試合でスタメンはカルー、ドログバ。4-4-2なのにレギュラーから外れてしまったシェフチェンコ、正念場である。
フラムの最近の事情は知らない。昔はスリートップでサイドから攻めあがっていく攻撃的なチームだったと思う。オランダの至宝、コリンズジョンと、マクブライド、クリンスタバル、ラジンスキーはスタメン。ボアモルチはベンチ。
■大雨で強風
本日のチェルシーは4-4-2の悪いところがでてしまったようだった。フラムの高い集中力によって、チェルシーは後ろから試合を組み立てることができなかった。特に、ランパードがボールを持ったときのフラム寄せの早さはとんでもなかった。ランパードはファウルで止める。この作戦をしっかり遂行していた。すると、チェルシーの攻撃の起点はエッシェンのみになってしまう。このような状態のとき、いつもバラックが下がってきて、試合を作っていたのだが、今日はなぜかそうしなかった。理解に苦しむ。
こうして、チェルシーの攻撃はカウンター、カルーの個人技、ドログバに放り込むくらいになった。フラムの戦術が綺麗に機能した瞬間である。しかし、左サイドからカルーが得意のドリブルで仕掛け、得点機会を作れば、ドログバに放り込んでそこからチャンスを作った。さすがチェルシー。しかし、最近のチェルシーは簡単なゴールがどうしても入らない。悪い流れだ。
すると先制点はフラムに生まれる。スリッピーなグラウンドを利用したスローインでフラムが先制。失点の原因として、フェレイラの寄せが甘い、他の選手がマーク離すなど集中力がない、なんて意見もあるだろうが、チェルシー守備陣にとってノーチャンスだったと思う。ただ、グラウンドの影響をこれで理解してくれれればいうことはない。要するに同じミスを同じ試合で繰り返さないということだ。
フラムは4-4-2で試合に臨んだ。サイドアタックを基本としているが、試合を組み立てることはできない。よって、ボールを奪ってから速攻!という形を目指していた。チェルシーの4-4-2はサイドの守備が少々おろそかになる。ランパード、エッシェンがその役割なのだが、ボールポゼッションを失ったときに、この二人は当然前目にいるため、守備が間に合わない。相手がボールを持っているときはしっかりとポジションにいるため機能するんだけど。ちなみに4-3-3だとロッペンやジョーコールが戻ってきて相手サイドバックにチェックに行くから問題がない。4-4-2だと中央も埋めないといけないから大変。
フラムは特に右サイドを中心に攻めていた。サイドバックのロッシーニ、サイドハーフのラウドリッチの二人が、ボールを持てる選手で二人対アシェリーコールの対決は、もちろんフラム側に勝ちがまわる。左サイドにいたカルーがなぜ下がってこないのか、、、不思議だった。フラムはクロスをなんどもあげていた。テリーのいないチェルシーはクロスに弱いと思ったのだろう、何か起きないかなーというくらいクロスをあげていて、実際に何かが起こりそうな予感はあった。クロスを跳ね返すというよりも、なんとかクリアーという場面が続いたからである。フラムも前半に決定機を三度作った。そのうち1点を奪い先制する。
しかし、前半のうちにチェルシーが同点に追いつく。マケレレがドログバに放り込み、ドログバが相手選手とつぶれこぼれだまをランパードがシュート。明らかに枠外にシュートが飛んだが、敵に当たって入った。同点。これで前半終了。ドログバ強すぎ。
■フラムをなめた罰
後半になったらフラムの出足がさらに早くなる。今日のチェルシーならいけるんじゃないかという気持ちになったのだろう。どうせ勝てないという気持ちで試合に臨むよりもよっぽど健康的だ。今後この気持ちの差は他のチームにも生まれていく可能性が高い。これはチェルシーにとって最悪な事態。
ここで同じ映画を見ているようにジェレミ→シェフチェンコを投入し。エッシェンを右サイドバックにする4-3-3、後半57分に変えてきた。前半、左サイドからカルーがえぐる場面はあったが、右サイドはほとんど人がいなかった。エッシェンが右に入ることによって両サイド攻撃が復活。また、4-3-3になるとランパードがゴールに近い位置でプレイできるようになる。流れは一気にチェルシーへ。特にシェフチェンコが左サイドに入ると、アシェリーコールの攻撃参加が増えた。カルーは自分で行ってしまうため、あまりアシェリーコールはカルーを追い越す動きをみせなかった。カルー、まだ若い。
そして、後半62分に二点目がチェルシーに生まれる。シェフチェンコが左サイドから中に侵入してきて、ドログバのマークは明らかにゆるくなっていた。ゴール前のこぼれだまを中にやわらかいクロスをあげ、ドログバが相手を吹き飛ばし頭で決めた。彼には二人マークにつかないといけないようだ。シェフチェンコが中に入ると明らかにそのプレスが減る。このゴールはまさにそれだった。その後チェルシーはシェフチェンコに点をきめさせようと頑張っていた。こんなことしなくてもいいと思うのだが。もちろん、気持ちはわかるけれど、追加点のほうが大切である。
そんなことをしているとフラムに同点ゴールが生まれる。セットプレイからクロス→三人の選手がからぶり→フラムシュート→イラーリオ神セーブ→こぼれだまを押し込む。グラウンドのせいでボールが変化した。このことについていけなかった。1点目と同じミス。
ここからいつものように怒涛の攻撃をチェルシーが見せるが、今日は奇跡が起きなかった。このまま試合は終了。
■相手チームが変わった
バラックは巷で言われているほど悪くはないと、個人的に思っている。しかし、今日のバラックは消えすぎだった。ランパードが執拗なマークを受けているので、代わりに自分がという気持ちを出して欲しかった。そして相変わらず4-4-2の弱点を改善し切れていない。ポゼッションできる場合は問題は顕在化しないが、ポゼッションできない場合は問題が可視化してしまう。
それでもテリーを中心に守りきっていたが、そのテリーがいなくなって守りきれなくなった。スリッピーなグラウンドのせいもあるだろうが、今日のチェルシー守備陣はかなりあわてふためいていた。クリアーボールが味方に当たったり、中途半端なプレーを自陣深くでしたり。テリーがいるかいないかではなく、これは組織の問題だと思う。守備のポジショニングがずれてきた。テリーがそれを修正してきたのかもしれないが、ポジションがかぶり、危険な場面ができてしまっていることがよくあった。
チェルシーの問題よりも、むしろ相手チームの試合に臨む態度に、この変化の原因はあると思う。今シーズンチェルシーは全盛期の安定感がなくなってきた。いろいろな原因が考えられるが、今までに比べて、かなり苦戦することが多い。この苦戦する様によって、最強チェルシーのイメージが変わってきたのではないか。チェルシーに対する恐れがなくなり、積極的な勝負に出るチームが増えた。昨年までのサッカーをしているならば、さほど問題にならなかっただろうが、今年のチェルシーは4-4-2。さまざまな原因が絡み合って、いまの現状になったようである。これはそう簡単に改善できなそうな予感。怪我人も多いし。モウリーニョどうする。。
■独り言
この試合ではフラムがやりたいサッカーが機能したこと、バラックの不調、不安な守備陣をあおる強雨、守備固めでブリッジを投入→それが機能したのにセットプレイでやられた。などなど、チェルシーにとって運が悪かったとも言える。シェフチェンコに点をとらせようとしすぎて負けたともいえるけど。
フラムはかなり良いチームだった。サイドの選手にテクニックがあり、良いサッカーだった。ダービーということで、気合が入っていたのだろう。フラムサポは大満足だったに違いない。ただ、ビックチャンスはチェルシー以上にあったので、もしかしたら勝てたかもね。
posted by josepgualdiola |11:13 |
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2006年12月27日
他のリーグが冬休みに突入しているのに対して、プレミアリーグはまだまだリーグが続く。この次期に試合をするのは伝統らしい。10日で4試合をこなす。。。。ちょうど疲労の色が出るころなので、怪我や取りこぼしに要注意である。
ユナイテッドはウェストハムに負けたものの、次のアストンビラ戦でしっかりと結果を残した。しかもルーニー温存。この過密日程の次期になると、ユナイテッドでもローテーションが採用されるようだ。ウィガン戦のスタメンはさらにローテーションが進む。DFはエブラ、シルベストル、ビディッチ、ブラウン。中盤はパク、スコールズ、オシェイ、フレッチャー。FWはルーニーとスールシャール。まるで1.5軍である。ちなみにキャリックは軽症らしい。
ウィガンはほとんど前知識がない。昨シーズンにプレミアに昇格し、良いサッカーをみせていて、一部に定着しそうなチームらしい。ヘスキー、キルベイン、アンリカマラがいる。前節はホームでチェルシーを徹底的に苦しめた。今日はオールドトラフォードでユナイテッドが相手。ただでさえ過密日程なのに、チェルシー、ユナイテッドと続くなんて、とてもかわいそうだ。
■シュートが0本のウィガン
前半戦、ウィガンはシュートを一本も打てなかった。このことがすべてをあらわしていると思う。ウィガンには攻撃の形がなく、ボールがどこにも収まらない。ボールを前に運ぶ選手もいないし、球際も弱い。特にユナイテッドの守備が優れているということはない。勝手に自滅する形が目立った。どうやら前節で力のすべてを発揮してしまったのだろう。この試合でウィガンの評価をしてしまうのはあまりに切ないので、チェルシー戦を見てみようと思う。今日のウィガンにはいいことがなかった。後半になってシステムをいじっても何も変わらなかった。
■スコールズ大忙し
キャリックの代わりにオシェイがパートナーのため、スコールズはより攻撃に参加できるだろう、と考える人は多いと思う。自分もそう思う。しかし、実際は違った。オシェイは想像以上にボールを捌けない。今日のウィガン相手にこれでは、レギュラーは取れないだろうな。こうなるとスコールズがポジションを下げて前線にパスを供給し、さらにゴール前に顔を出す。一人二役。
ウィガンがいくら調子が悪いといっても、ユナイテッドは面子がいつもと違う。パスの出所はスコールズのみで、どうしても攻撃が単調になってしまった。スコールズのパスで裏を取るか、ルーニーの個人技くらいしか攻め手がなかった。そんな中でもルーニーが決定機を迎えるが、シュートが枠を外れ、カークランドの好セーブにも阻まれ、点を奪えないまま、前半を終える。いつもの決定力不足を露呈してしまうが、特に不安要素はない。それくらいウィガンがひどかった。
ユナイテッドの控え組みの中で、今後の可能性を感じさせてくれたのがブラウン。ガリーネビルばりのオーバーラップをみせ、右サイドを攻略していた。特に裏へ飛び出す動きが巧く、もしかしたら化けるかもしれない。
■ロナウドの投入
勝敗を分けたのはやはりこの男であった。前半攻めまくるものの、点が奪えなかったユナイテッドは後半頭からロナウドを投入。すると、いきなり彼がコーナーキックからヘディングでゴールを決めてしまう。ファーストタッチでゴール。調子のいい選手は何かが違う。昨シーズンの終盤辺りから徐々に覚醒し始めていたが、ここにきて大爆発である。現段階でも、ロナウジーニョ並のプレーを見せていると思う。このあと、ロナウドはPKを蹴って止められてしまうが、そのこぼれだまを押し込み2点目を決める。
二点差をつけられてからウィガンは前がかりになって、ユナイテッドゴールを目指すが、カウンターの餌食になる。ついていない形でルーニー→スールシャールにボールが渡り、そのままゴール。このFW陣にラーションが加わるのだから死角なしのような気がする。ユナイテッドの好調さが目立った試合だった。チームを落としても勝てるなんて、ちょっと力が抜けているような気がする。そんなことをいったら、チェルシーは毎試合、前半は抜いているようなものだけど。
ちなみにロスタイムにシルベストルがPKを与えてしまう。3-1で試合は終わる。シルベストル。。。。。。
■独り言
ユナイテッドにあまりに余裕がありすぎて、後半はかなりグダグダになってしまった。ロナウドは明らかに遊んでいた。ユナイテッドの控え組みの動きをチェックするくらいで、興味深いことは起こらなかった。
相変わらず決定機のわりに点が入らないユナイテッド。この決定力のなさは、チャンピオンズリーグの上にいけば行くほど響いてきそうな気がする。決めるべきところで決めないと、悪いことがおきますからね。
ルーニーはハットトリックのチャンスもあったが、1点も決めることができなかった。しかしこの選手は攻守の切り替えが早い。特にボールを奪う意思が異常に高い。とにかく寄せが早い。このプレスによって、後ろの選手はかなり楽になるだろう。エトーの鬼プレスなみである。
パクさんはエブラの攻めあがるスペースを作る動きや、ボールをもらう動きは巧かった。まだ病み上がりであるため、これから運動量も上がるだろうし、フィジカルも強くなるだろう。
エブラは巧さに強さが加わって、エインセの位置を脅かす存在になると思う。攻撃的に行くときはエブラ、守備的に行くときはエインセと使い分けもできる。
フレッチャーはルーニーに鋭いスルーパスを通しただけで、ほとんど消えていた。
やっぱりユナイテッドはこのまま行ってしまいそうな感がある。チェルシーが4-3-3を前半からしない限りは。
posted by josepgualdiola |01:01 |
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2006年12月20日
ウェストハムは現在ボトムスリーに位置している。絶不調だ。アルゼンチンコンビが加入し、躍進を期待されていたが、蓋を開けてみると、このような現状になってしまった。チームとして機能しているか疑問だが、それなりに自分のプレーを見せているテベスに比べて、マスチェラーノは力を発揮できていない。ボルトン戦の大敗を受け、監督もとうとう更迭されてしまった。新監督に選ばれたのはカービッシュリー。
1990/1991シーズンからチャールトンの監督を務めたカービッシュリーは、マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソンに続き、監督としてプレミアリーグ2位の在籍期間を記録していた。カービッシュリーはマスチェラーノをベンチから外し、テベスをベンチにした。今後チームと共に彼ら二人がどうなっていくのか、非常に楽しみである。
ユナイテッドは無事にチャンピオンズリーググループリーグを突破した。しかし、プレミアリーグでは、チェルシーが怒涛の追い上げを見せている。勝ち点の差は8から2になってしまった。ユナイテッドはスタメンとベンチの能力差が激しい。スタメンの選手に疲労感がたまると、一つ一つのプレーに正確性がなくなってしまう。最近の試合で決定力が不足している原因は、こんなところにあるのかもしれない。
■ウェストハムについて
キーパには将来のイングランドを担うといわれているグリーンがいる。DFにはアントン・ファーディナンド。彼はウェストハムのシンボルで兄並みの能力を持っていると思う。サイドバックにはユナイテッドアカデミー出身の安定感のあるスペクター。左サイドにはクロスの質が高いコンチェンスキーがいる。この選手の将来も有望視されている。イングランドには質の高い左サイドバックがたくさんいる。
中盤には豊富な運動量とドリブル突破が武器のレオ・コーカー、左サイドのドリブラーエザリントン、いつのまにか便利屋になったボウヤーがいる。FWには怪人ザモラ、驚異的なフィジカルを持つヘアウッド。控えにも曲者がそろっている。この面子でなぜこの順位なのか、かなり理解しかねる。
■レベルの高い攻防戦
監督の交代もあってか、ウェストハムは高いモチベーションを持って試合に臨んだ。高い集中力によって、球際に強さや、セカンドボールに対する予測が冴え渡った。ユナイテッドはウェストハムの集中力の高さに手を焼いていた。多くの場面で見られたフィジカル勝負では、ほぼウェストハムに軍配が上がり、ユナイテッドはかなり苦労していた。特にこのような試合展開になると、キャリックは消えることが多い。スコールズが守備から攻撃まで一人で担っているように見えた。
しかし、試合を支配したのはユナイテッド。ロナウドがいつものように一対一を果敢に仕掛け、サハもミドルシュートを放っていた。しかし、グリーンの好セーブによってなかなかユナイテッドは点を奪うことができない。また、左サイドのギックスがスペクターの押さえられてしまっていた。ギックスに全盛期のスピードはなく、縦を突破することは難しくなってきている。
ウェストハムはフィジカルの強い両FWをポストに使い、サイドから何度も攻めていた。ユナイテッドのロナウド、ギックスはそこまで守備に熱心でないので、エザリントン、ボウヤーがある程度自由にプレーできていた。何度もクロスをあげたが、ユナイテッドDF陣を崩すには至らなかった。一度、リオ・ファーディナンドを吹き飛ばし決定機を作ったが、ファンデルサールの好セーブに阻まれてしまった。
こうしたレベルの高い攻防はとても見応えがあった。ここでユナイテッドが先に動く。消えていたギックスを復活させるために、ロナウドとポジションを入れ替えたのである。右サイドに移るとギックスは縦に行くのではなく、中に切れ込むようになる。中に切れ込んだギックスはユナイテッドの攻撃のアクセントになり復活していた。それでも守りきってしまったウェストハムは賞賛されるべきだろう。
■流れを変えられる選手がいるかいないか
後半になるとユナイテッドの攻撃のペースが上がった。あまりに早すぎて、ガリーネビルが攻撃に参加することができなかった。点が奪えなかったので、焦っていたのかもしれない。結果として、攻撃に厚みがなくなってしまった。それでも決定機を作ってしまうのはさすがユナイテッドの攻撃陣である。ギックスが外し、ロナウドのシュートは、またもやグリーンの好セーブに阻まれてしまう。これだけ決定機を外すと悪いことが起きるのがサッカーの常である。
この状態を打破するために、ウェストハムが先に動いた。ザモラをシェリンガムに交代。40歳のFWって凄いな。ウェストハムのFWは良く悪くもプレーがかぶっていた。お互いファイタータイプ。そこに柔軟なシェリンガムが加わることで、ウェストハムの攻撃は活性化した。
それに対抗してユナイテッドはギックスをスールシャールに交代。こちらは疑問の残る采配となった。右サイドに移ってからのギックスはかなり活躍しておいた。フリーランニングで相手を惑わし、パスでリズムを作っていた。その分、攻撃は中央よりになり、右サイドをくずすような攻撃はなくなっていた。この右サイドを深くえぐるためにスールシャールを使う采配はまったく機能していなかった。ウェストハムのカウンターの破壊力はかなりあり、ユナイテッドの両サイドバックは前半に比べると、飛び出しを自重していたと思う。スールシャール1人ではどうしようもない。どうせならサハをサイドにして中央にスールシャールのほうが良かったと思う。
得点はウェストハムに生まれる。シェリンガムが相手の裏をつく動きで巧くサイドに飛び出した。サイドから相手の股を抜くスルーパスをだし、ヘアウッドがフィジカルをいかしエリア内でボールをキープ。そこから中に折り返し飛び出してきたレオ・コーカーがゴール。前半には見ることができなかったようなシーンである。柔と剛が共存した点であった。
これであせったかファーガソン。キャリック→オシェイでパワープレイを狙い、エインセ→パクで攻撃に出るが、今日は点が入らない日。このまま試合は終わってしまう。試合内容からすると、引き分けが妥当だったと思う。ユナイテッドは多くの決定機をいかせなかったことが痛かった。アウエーの洗礼かもしれない。
■独り言
ファンデルサールも最後には相手ゴール前まで上がっていった。ユナイテッドの残り数分の攻撃は確かに見応えがあったが、チェルシーのそれに比べるとどうしても見劣りしてしまう。ユナイテッドのほうが個々に頼る度合いが強く、組織的でないため、いまいち迫力にかける気がする。
ラーションが加われば攻撃陣の疲労は軽減されると思う。問題は中盤の両サイド。ギックスとロナウドの換えはかなり厳しい。パクさんが今後キーマンになってくると思う。彼がどれだけできるかで、中盤のローテーションに影響が出るだろう。ただ、試合内容は決して悪くないものだったのでそこまで悲観することはないと思う。
ウェストハムは今後順位を上げてくるでしょう。監督の明確な交対策が良かった。シェリンガムをいれ、イスラエルの星ベナユンを入れ勝ちに行く姿勢をピッチの選手に伝えた。点を奪ってからはマッカートニーをいれ、ピッチに守りきれというメッセージを伝え、それと同時にガリーネビル対策も行った。
今後要注目のチームである。
posted by josepgualdiola |12:25 |
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2006年12月18日
アンリのいないアーセナル。アンリがいなくても、勝ち点を確実に増やしているのはさすが。この状況のときに若手は良い経験をつめる。昔はなかなか若手が試合に出る状況になかったが、ここ2~3年はかなり若手が試合機会を得ている。この試合ではアリアディエールが先発。初めて試合で見るような気がする。
ポーツマスはこの時点で6位。6位といっても3位のチームとほとんど勝ち点の変わらない位置にいる。つまり、かなり好調。カヌがかなり好調らしい。今回はポーツマスを中心に試合を見ます。
■コンパクトな守備とカヌのキープ力
ポーツマスの布陣は4-1-4-1。最近よく目にする布陣です。このシステムは普通の4-4-2とあまり変わらない。ツートップの変わりに、中盤のラインとDFラインの間にアンカーが入る。中盤の四枚の役割は4-4-2のときと変わらない。つまり、結構守備的な布陣です。攻撃の枚数も少ないため、ワントップには相当な負担がかかる。
ポーツマスは中盤をコンパクトにし、スペースをほとんど消す。ボールを奪ったらカヌに預けて、一気に攻めあがるのが特徴。カヌにキープ力があるからこそなせる技で、とにかくカヌがやばい。あの足の長いドリブルにアーセナル若手DF陣はかなり苦戦していた。しっかり守備をして、カヌを中心に攻撃。失点も少ないようなので、結構良いチームだと思う。
アーセナルは相変わらず綺麗なサッカーをしていた。ボールを支配して、徐々ににボールを前に運んでいく。しかし、ポーツマスの守備が良かったため、組織で崩せる場面が少なかった。何度かファンペルシーが個人の力で決定機を作っていたが、ポーツマスのGK・ジェームスの好セーブに阻まれてしまった。
前半の早い段階で、リュングベリが負傷退場→ウォルコット投入。右サイドのフレブが左サイドに移る。すると、フレブが輝きを失い、ウォルコットも持ち前のスピードを生かすことができなくなり、試合は進んでいった。もっとロングボールも使えばペースが変わると思うのだが、なぜかアーセナルはいっつもパスパスである。そしてアリアディエールは試合から消えていた。。
フレブの輝きを取り戻すために、フレブを真ん中、アリアディエールを左サイドに移した。フレブは多少真ん中でボールに絡みだしたが、その代わりに今度はファンペルシーが試合から消える。
だからといって、ポーツマスが決定機を作っていたかというとそうでもない。カヌが絡めば良い形を作ることはできていたが、ビックチャンスはなかったと思う。しかし、前半の終了間際にセットプレーからポーツマスが先制点を取る。マシュー・タイラーのフリーキックが素晴らしかった。クロスボールは
誰も触らなければ枠に入るように、という基本がしっかりと守られていた。
■怒涛のアーセナル
後半開始早々にポーツマスが一気に猛攻を仕掛ける。ここで巧くこぼれだまをマシュー・タイラーがドライブシュートをはなち、点差を広げる。
アーセナルはホームで二点差をつけられてしまった。ここでようやくアリアディエール→アデバヨールが投入される。アーセナルの攻撃に見ることができなかった強引なドリブルを、アデバヨールは何度も試みた。また、アデバヨールの頭を狙ったロングボールが増え、ポーツマスDF陣は混乱してしまった。アーセナルも横パスの回数よりも縦パスの回数が増え、どんどんしかけるようになり一気に流れを引き寄せる。試合の流れを変えたのはアデバヨールの強引さであった
ここで一気に2点取って同点にしてしまった。フレブがウォルコットにスルーパス→ウォルコットが中に低いクロス→アデバヨール押し込んで1点。トゥーレが強力なミドル→こぼれだまを中にクロスし、ウォルコットが中に折り返し最後はジウベルトシウバ。
このあともアーセナルが何度も決定機を迎えるがジェームスの好セーブ、自分達の決定力不足のせいで、このまま試合を終える。
■独り言
ウォルコットはまだフィジカルが出来上がっていないので、試合にフルで出場するのは難しいでしょう。でも1点目のアシストはその才能を見せてくれた。アリアディエールはもうだめかもしれないね。
フレブは中央で良い仕事をしたが、なんだかんだサイドで一対一を仕掛ける方が向いていると思う。ファンペルシーは中央のほうがいきいきしている。結果は出せなかったが、今かなりコンディションが高いと思われる。クリシーはクロスの質が低いね。
ポーツマスにはキャンベルがいた。カヌと一緒に古巣対決であった。、試合終了後にアーセナルの選手と仲良くユニフォームを交換し談笑している姿があった。ほほえましい。ペドロ・メンデスがポーツマスのアンカーをつとめていた。危機察知能力だったり、スペースを埋める動きは素晴らしく、あれくらいできる選手が日本にも欲しい。
最後にポーツマスの球際の強さをアーセナルは見習うんだ。
posted by josepgualdiola |11:18 |
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2006年12月12日
アンリが離脱してしまったアーセナル。およそ一ヶ月の離脱らしい。昨年もアンリの離脱という状況を経験しているので、そこまで深刻な事態にはならないだろう。それにしても、アーセナルの選手は本当に若い。センターバックが19歳と21歳。日本で言ったら福元、水本。ジウベウト・シルバとフレブが年長。それでもフレブ25歳。。アンリの代わりにでるアデバヨールがどこまでできるか楽しみである。
チェルシーはいつもの4-4-2。サイド攻撃がまったくないあの4-4-2である。A・コールが古巣対決。チェルシーホームなので、ブーイングはそこまでないと思う。果たしていつ4-3-3に戻してくるのだろうか。
■アーセナルの目を疑わせるような守備
今シーズン、アーセナルはいまいち調子が良くない。下位チームに取りこぼしてしまうシーンが目立つ。敵陣でボールを回しまくるものの、肝心のフィニッシュがどうしようもない。
しかし、今日のアーセナルは違った。昨シーズンにチャンピオンズリーグを戦ったため、強豪相手の戦い方が格段に巧くなった。アデバヨール以外の選手が中盤をコンパクトにし、チェルシーの中盤を封じてしまった。一人一人の守備意識が非常に高く、相手に考える隙を与えないアグレッシブなプレスを続ける。特にセスク、ジウベルト・シウバ、フラミニが最高であった。セスクがプレスに行って、この二人がボールを奪う。この形が見事であった。
若いDF陣も体をはって仕事をこなしていた。特にドログバとやりあったセンデロスは半端じゃなかった。とんでもないポカをやる癖は未だに抜けないが、この相手と勝負をしていけば成長していくかもね。
ただ、チェルシーの攻撃が中に寄りすぎていたことも、アーセナルの守備が巧くいった原因である。サイドから攻めてこないため、より中盤をコンパクトにできる。モウリーニョも大変だな。
■アデバヨールとフラミニ
攻撃面でもアーセナルが圧倒。アンリの代わりに出場したアデバヨールもかなり健闘していたと思う。自陣でのキープやタメを作ってサイドへ展開という、ワントップの基本ともいえるプレーはかなり雑であった。しかし、サイドに流れて、一対一で勝負の場面では、びっくりするくらい綺麗に相手を抜き去っていた。
また、スローインやハイボールも余裕で競り勝っており、このような場面でアンリとの違いを見せた。その中でも、最大の違いは味方を活かすプレーだと思う。アンリに比べて、アデバヨールはエゴがない。例えば、よくアンリは左サイドに流れる。そうすると、サイドが大好きなファンペルシーは少し困る。アデバヨールの場合、かなりの確立で右サイドに流れる。フレブがボールをキープしたときに、パスコースを作るためだ。また、アデバヨールがサイドに流れることによって、生まれる中央のスペースに、フラミニがよく飛び込んでくる。こうして、アーセナルの前線はポジションチェンジを繰り返し、相手を混乱させていった。その中で違いを生み出せるパスを出すことができるのはセスクとフレブ。
正直フラミニという選手がどういう選手かわからなかったので、この試合でかなり注目してみた。初めて見たときはサイドバックをやっていたフラミニ。使い勝手のいい選手で、特に武器を持たない選手なのかなーって思っていたが結構武器を持っていた。
セスクほど相手の裏をつくパスが巧いわけではないが、アーセナルのパスを邪魔するような選手ではなかった。アーセナルのパス回しに順応することは相当難しいと思う。バチスタには多分無理。散らすパスも悪くなく、ときおりチャレンジするパスも出していた。パス能力は並の選手よりもかなり高い。一番いい所は、クロスが上がる場面で必ずゴール前に顔を出すこと。必ずゴール前にフラミニが写っていた。あれだけゴール前に侵入してくれば、必ず点に絡めるだろう。実際にこの試合でも先制ゴールを決める。
■チェルシーの4-4-2
そろそろ限界だと思う。ランパードが前にいくことできないので、攻撃に厚みがでない。これが最大の問題だと思う。またサイドの守備についても、アーセナルくらい早くボールを回されると、マークが追いつかず、簡単に自陣深くまでボールを運ばれてしまう。これがバルセロナだとそんなに問題にならない。
前半は何もできずに終えてしまう。そろそろドログバのシーズンも終わったみたいだ。
後半60分くらいに、ロッペンとSWP(ショーンライトフィリプス)を投入し、エッシェンを右サイドバックにする、いつものパターンにでる。そうすると、お得意のサイド攻撃が機能し始め、一気にペースはチェルシーに移る。
サイドからの攻撃が始まると、アーセナルの中盤は横に引っ張られ、中央にスペースが生まれる。そこにバラックやランパードがパス&ゴーでどんどん侵入してくる。また、守備面でもサイドの守備はウイングの選手がやってくれるため、ランパードは中央で相手のボールを奪い、そのまま攻撃の起点になることができる。いいこと尽くめ。
得点シーンもランパードが高い位置にいることから生まれた。エッシェンのとんでもないロングシュート。これでチェルシーは同点に追いつく。このあとも猛攻を見せるが、ポストに嫌われてしまった。特にロッペンがキレキレであった。1人で勝負できる選手がいると試合運びはかなり楽になる。負けるなファンペルシー。
■不思議だったベンゲルの交代策
チェルシーがいつもの形に戻し、攻勢に出る。その攻撃を跳ね返しながら点を奪ったアーセナルは、そこからどうするべきだったのか。ロッペンサイドがどうしようもなくやられていたので、そこに何らかの対策を行うべきだったと思う。しかし、入ってきたのは逆サイドにリュングベリだった。
後ろ向きな采配をすると、ろくなことが起きないのはサッカーの定説になりつつあるが、ロッペンを何とかしないと、どうしようもない場面だったと思う。キープ力のあるフレブを前目にするとか、ウォルコットとアデバヨールのツートップにしてカウンターを狙うとか打つ手はあったはず。現状、リュングベリを入れても何も代わらなかった。
采配で落とした試合だと思う。何年かぶりにチェルシーにホームで黒星つけたら凄かったのになーーー。
■独り言
シェフチェンコを中央で使ってみてくれ。機能しないだろうが、それしか残されている方法はない。今のチェルシーはハンデつきで戦っているように見える。なんか面白い。
フレブはキープ力がある。でも自陣でボールを持ってどうする。何度か取られていて危ない。ファンペルシーはなんか大人しかった。昔はもっと荒々しい感じだったのに。
アーセナルはいつもこれだけのサッカーができれば、かなり上位にはくると思う。ただ、若さゆえか安定感がなさそうなので、リーグよりもカップ戦で力を発揮しそうだ。
結局チェルシーの一人相撲のような試合だった
posted by josepgualdiola |19:42 |
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