2007年05月07日
前回の対戦レポはこちら
この試合、チェルシーは勝たなければいけない。勝たないと優勝がなくなってしまう。アーセナルに特別なモチベーションはない。でもホーム最終戦なので、気合十分かも。そんなアーセナルは、ディアビ、デニウソン、セスク、ジウベルトの中盤。なんだこの中盤は。。バチスタはレアルに帰ることが濃厚。レジェスはどうなるのだろうか。。。
チェルシーはドログバがいない。前線はカルー、ジョーコール、SWP。ベンチには見慣れない選手もいる。ブラルーズが久々に復帰。
■デニウソンとセスク
アーセナルの右サイドは非常に流動的であった。ディアビが行儀良く左サイドにおさまっているに対して、右サイドは誰もいないこともあった。右サイドの守備は基本的にセスクが対応していた。恐らく右サイドのポジションはセスクが任されていたのだろう。しかし、中央が大好きなセスク。頻繁に中央に進出し、パス回しを手伝っていた。デニウソンとジウベルトが底でバランスを取り、前にセスクそんな形であった。バチスタは左より、アデバヨールは中央にポジションを取る。
チェルシーは慣れ親しんだ4-3-3で試合に臨んだ。体が覚えているのだろう。配分されたゾーンに基づくプレスはほぼ完璧。機能した守備の前に、アーセナルはらしさを一度しか見せることはできなかった。何度も中盤でボールを奪い攻撃を試みたが、アーセナルの守備意識も高く数的不利に陥ることが多かった。
もともとチェルシーの攻撃はウイングの個人能力に頼ることが多い。SWPは果敢に仕掛けていたが、効果的な突破はできなかった。ジョーコールはその中でも違いを見せていた。ただチーム事情がそれを許さない。この試合にはドログバがいない。放り込みができない+中央でボールがおさまらないという攻撃の問題が露呈。そのせいで、ジョーコールが中央で仕事をする場面が多かった。
ジョーコールが中央に行くと前線は流動的に変わる。チェルシーのウイングには相手SBを抑えるという仕事がある。SWP、カルーともに基本的にはサボっていなかったが、ポジションチェンジした場面などでは、守備に対する集中力がかける場面が目立った。
アーセナルからすると両SBが上がれば攻撃の形を作ることはできた。しかし、前線でボールはおさまらない&バチスタ、アデバヨールはボールをもらうと強引なドリブルをする場面が目立ち→複数でつぶされることが多かった。これでは両SBは上がれない。
チェルシーもアーセナルが空けているサイドから攻めればいいのだが、基本的に両SBが上がらない戦術なので、その穴をつくことはできず。一進一退の状況が続く中で、アーセナルはアデバヨールに放り込む場面が目立つようになる。しかし、マイボールになることは少なかった。それでも放り込むしか選択肢がなかった。それほどアーセナルにとって、攻撃面では苦しい前半であった。
放り込みという選択肢が最初からないチェルシーの攻撃は、ショートパス主体の懐かしいものであった。ランパードの位置も高く、エッシェンの位置も高い。そこにジョーコールが絡み、仕掛けていく。しかし、個人で仕掛ける場面で勝つことができず、アーセナルに比べるとチャンスは作るものの、守りきられてしまった。
そんな緊迫した試合展開の中、レーマンがロングキック→アデバヨール競るがボールは誰にも触れず後ろに流れる→ブラルーズがバウンドの憶測を見誤る→バチスタに奪われる→後ろからチャージ→PK。これをジウベルトが冷静に決決めてアーセナルが先制。ブラルーズは一発退場であった。赤は厳しいと思う。
■10人対11人
チェルシーはエッシェンをCBにして対応。守備の場面ではランパード、ミケルが底、ジョーコールがその前のスペースを埋めていた。攻撃の場面では、両SBが上がることで対応。これでどこまでアーセナル相手にできるか。
やはりアーセナルにボールを支配される。チェルシーはボールを取り返しても自陣に近いので攻撃に苦労。しかし、アーセナルの追加点を狙う意識が希薄で、このまま試合が続くような感じがした。いつものようにシュート意識が低い。両サイドを広く使った攻撃で、中央のスペースをこじ開け、そこでボールを受けるまではいい。そこから先の工夫が最近のアーセナルにはない。
そうは言ってもチェルシーにとっては防戦一方の展開で、ここから2点返すのは不可能に思える。セットプレーでチャンスを得られるだろうが、そのセットプレーを得る力がない。しかし、セットプレー崩れからエッシェンがダイビングヘッドで同点ゴール。簡単にクロスをあげさせたフレブと、エッシェンの前に入れなかった誰かのミスでした。これで試合がどう転ぶか。後半70分。残りは20分。
この同点ゴール以降、チェルシーは前線からプレスに行き、必要以上にリスクをかけた攻撃に出る。アーセナルは面食らったか徐々に勢いを失っていく。どっちが人数が多いのか、、という試合展開であった。アーセナルは守りきる形になっていく。
チェルシーはアーセナルの両SB裏に選手を走らせ、放り込みを新しい形で機能させ始めるカルーが何度も仕掛けているのが印象的だった。何度もコーナキックを得て、何度もチャンスを作ったが最後までゴールを割れなかった。1-1で試合終了。
■独り言
チェルシーは最後までらしかった。アーセナルも最後までらしかった。ロスタイムにアーセナルはうまくチャンスを作っていたが、やはり点は入らず。ロッペンがいればなー。
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アーセナル対チェルシー ~最後までらしさは失われず~
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2007年04月18日
またまたアーセナル。5月にチェルシーとの対決を控えていて、優勝争いのキーとなりそうだ。前節ボルトンに勝ったので、よっぽどのことがない限り、チャンピオンズ出場権は大丈夫だろう。これからは、来シーズンに向けた戦い方を志向していくかもしれない。スタメンは前節とほぼ一緒。ただし、リュングベリが怪我をしたため、代わりにディアビがセカンドトップで出場。
シティは降格圏を脱し、欧州カップ戦には届かないという微妙な位置にいる。よって、結果にこだわる必要もあまりない。どういった戦い方をするか注目である。ただ、前回見た対リバプールのときは、たんなるカウンターサッカーで、非常に退屈であった。
■ディアビとセスク
ボルトン戦で気合のドリブル突破をみせていたリュングベリ。その代わりに出場したディアビは神出鬼没のプレーをみせその代役を自分らしさでこなしていた。ディアビはキープ力があり、テクニックもある。そして、相手の意表をつくようなパスも出せる。前半は彼を起点としてアーセナルがらしさをみせた。
シティの守り方もボルトンほどひきこもるものではなかった。そのため、シティのプレスぐらいなら、アーセナルにとって、突破することは困難ではない。
また、単に繋ぐだけでなく、そこにロングボールも織り交ぜるなど、多少の攻撃の変化を見せた。ちなみに、アデバヨールはほとんど競り負けていたので、ロングボールは機能しなかった。
そんな良い流れの中、ディアビが怪我のためバチスタに交代。バチスタはアーセナルのサッカーになじんでおらず、一人減ったような感じになってしまった。ただそこからはセスクが流れを変える。
基本的にセスクはゴール前に顔をあまりださない。相方がジウベルトなのにだ。理由は簡単で、アーセナルのサッカーは両サイドハーフは攻撃重視、両サイドバックも攻撃参加を頻繁に行うので、カウンター対策に2人残る必要があるからだ。こぼれだまを拾う必要もある。この理由はスコールズがあまり前線に行かなくなった理由と類似している。
ディアビはDFラインと中盤の間で相手のギャップを突いていた。ディアビ以後はセスクがその役割を引き受け、アーセナルの攻撃をリードしていた。特に本日のセスクはシュート意欲が高く、ゴールに直結するような縦パスを連発していた。アーセナルのサッカーは横パスが非常に多い。その中でセスクは明らかに異質であった。ボルトン戦で、今シーズン初ゴールを決めた19歳は攻撃性を身にまとっていた。
■寄せの甘い守備
巧く機能した攻撃に対して、DFラインはかなり微妙だった。前線からの守備は良かった。アデバヨール、ディアビを献身的な選手達はボールを奪われると、一目散にスライディングを仕掛けていた。相手がビルドアップするシーンも前線と中盤の関係が良く、何度ボールを奪い返していた。
しかし、DFラインまでボールを持っていかれると、かなり微妙であった。ボールホルダーに寄せない。なぜ寄せないのかまったく理解不能であった。後ろにカバーの選手もいる。攻撃を遅らせるわけでもなくただ見ているだけで、ピンチを演出していた。何度もビーズリーに裏を取られ、何度もヒヤヒヤさせられた。
■マッチレポ
シティが中途半端な守備を見せたことで、アーセナルが試合を支配する。すると、ボルトン戦のリプレイのようなゴールが生まれる。またもロシツキーが相手の視界の外から一気に進入してきた。これでアーセナルが先制。クロスの対するマークのつき方だが、スペースを埋めることは確かに大切だ。そしてボールを見る、相手を見る。この両方に注意しなければならない。このロシツキーの得点はしっかりロシツキーをケアしていれば、防げる得点である。周りのコーチングもなかったのか。
その後ディアビが怪我のため退場、バチスタが入ってくる。予想通り、バチスタは機能しない。しかし、その分セスクががんばり、アーセナルは試合を支配したまま前半を終える予定であった。しかし、前半の35分ころから前線の選手の足が止まり始め、シティが攻勢に出る。すると、それがアーセナルのミスを誘いワンチャンスでシティが追いついてしまう。
後半になると、シティは中盤での守備をやめ引きこもり始める。カウンターはビーズリーのみ。ゴール前のスペースを消すことによってアーセナルは前半ほど効果的な攻撃を仕掛けられなくなっていく。しかし、セスクがバランス良く攻撃に変化を与え、シティゴールを脅かした。シティもカウンターからアーセナルゴールに迫ったが、逆に早いカウンターを食らうなどやりきれない展開が続く。
そして、セスクがこぼれだまをうまく処理してミドルシュートを決める。その後フレブが右サイドから個人能力で突破、最後はバチスタが押し込み試合終了。アデバヨールは決定機を外しまくっていた。3-1。
■独り言
最後に見せたフレブの突破は見事だった。あれを一試合に二回ほどみせてくれれば、アーセナルはかなりよくなると思う。セスクも常時あれくらい高いポジショニングを取ってほしい。アーセナルはパスでタメを作ることができるし、シュートで終わろうと思えば、いつでも攻撃を終わらせられるができる。つまり、他のチームに比べると、カウンターを食らう確立は低い。
ロシツキーやフレブとポジションチェンジしながら、前線に顔をだせば攻撃に変化をもっと加えられる。これからの課題はやはりポジションチェンジかなと。
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アーセナル対マンチェスターシティ
posted by josepgualdiola |10:56 |
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2007年04月17日
アーセナルの更新が続きます。チャンピオンズリーグ出場権をかけた争いが激しくなってきた。4位争いの直接対決。アーセナル対ボルトン。あつい試合になること間違いなしである。
怪我人を除くと、アーセナルはほぼベストメンバーで試合に臨む。ロシツキーが風邪から復帰。ボルトンにはディウフ、アネルカがスタメン。パスサッカー対中盤省略サッカーの対決の始まり。
■集中力の欠如
ボルトンはアネルカ以外がひきこもる布陣で試合に臨んだ。中盤を捨ててゴール前に人数をかけるやり方である。さすがのアーセナルも、あれだけゴール前のスペースを消されたら、ぎこちないサッカーとなってしまう。クロスを放り込み→跳ね返される。いつもの展開といえば、いつもの展開である。そして試合が落ち着く前にボルトンが先制点を取る。
自陣からのフリーキックをゴール前に放り込む→簡単に裏を取られ中に折り返される→レーマンがはじくがこぼれだまをアネルカゲットゴール。
なぜ簡単に裏を取られたのか。最終ラインのDFはボルトンの選手と競ってつぶれていた。そこへ二列目にた選手がゆっくりと飛び出してきた。最初からこぼれることがわかっていたかのように。恐らくボルトンの練習どおりの形なのだと思う。ふわりとしたロングキックをける→FWはわざとボールに届かない少し前の位置で競り合い→後ろにボールを流す。
仮に、この形が意図的だろうがなんだろうが、ゆっくりと飛び出した選手についていけば問題はない。しかし、マークの選手はサボった。もっとゆっくり歩いていた。しっかりと声を掛け合ったいれば問題はなかったと思う。アーセナルにそういう選手はいないのだろうか。
先制後、今度はボルトンDFが単純なミスをしてしまう。レーマンがキック→バウンドボールをかぶる。。小学生か。このミスをリュングベリが見逃さず、ボールを奪いアデバヨールへ。アデバヨールはキーパと一対一のビックチャンスを迎える。しかし外す。相手のミスから得点したボルトンと無駄にしたアーセナル。やばい雰囲気である。
■アーセナルの攻撃に変化を加える選手
ボルトンはちぐはぐしていた。DFラインは深く守りたい。中盤の選手はもう少し前からプレスに行きたい。アーセナルがロングシュートを打ち出してから中盤の選手はもう少し寄せようとしていた。しかし、DFラインが連動して動いてくれないため、中盤の選手が前からプレスに行く→DFラインは残ったまんま→中盤とDFラインの間にスペースができる。最低のパターンである。さらに中盤のプレスも連動性にかけるのでアグレッシブにいけない。なぜなら、アグレッシブに行って交わされたときのカバーがいないからだ。
こうしてアーセナルが試合を支配するはずだった。しかし、支配はしなかった。前線の選手の運動量が少なく、グループ戦術がないのか!という疑問がでてくるような攻撃だった。その中でも、ロシツキーとリュングベリは違った。アーセナルの中でドリブルで仕掛ける選手は少ない。多くの選手がパスで仕掛ける。しかし、リュンクベリは違った。何度もドリブルで仕掛けファウルをもらっていた。ロシツキーはミドルシュートは何度も放ち、何かを起こそうと必死だった。その甲斐もあったか、ロシツキーがアデバヨールのクロスをすばらしい動きで相手の意表をつき、同点ゴールを決める。
試合はあついどころか、静かなものとなった。ミドルシュートの意識が高いのもロシツキーの他は、DFの選手ばかりと不思議な現象である。
■セスクが前線に飛び出してから
後半開始早々、アーセナルが逆転ゴールを決める。これはボルトン守備陣の自滅とも言える。セスクが今シーズン初ゴール。初か。
後半になるとアーセナルはいつものらしさを取り戻す。さらにボルトンが攻めに転じたことによって、スペースが前半に比べると増えた。それにしてもボルトンはなぜこの順位にいるのか不思議である。試合は2-1で終わる。
■独り言
引き込まれた相手にどうするか。スペースがない場合にどうするか。ドリブルで突っかける、ロングシュート、パワープレー。数々の戦い方がある。アーセナルで気になったのは運動量だ。相手が引きこもっている場合、スペースがないので、裏でもらう動きは非常に困難だ。そのため、スペースを作る必要がある。スペースをどうやって作るか。味方の動きをおとりにするのが一番手っ取り早い。
今のアーセナルには、そういった動きをする選手がいない。つまり、スペースを作る動きだ。多くの選手が止まってボールをもらったり、単純に走ってボールをもらうことが多い。それでは相手のマークがついてくるので、まだ勝負は続く。しかし、スペースを作る動きは相手のマークを外すにも有効だ。リュングベリのようにゴール前に飛び出す選手も必要だが、周りを活かす動きのできる選手を来期取れば面白そうだ。
最後に30歳以上の選手も複数年契約したほうがいい。他のチームを見てみれば常識である。
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アーセナル対ボルトン
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2007年04月14日
シティは無事に降格圏を脱したようである。今シーズンはシティについてまったく触れていないと思う。よって、ほぼ何も知らない。ミカ・リチャーズが話題になったようが、プレーを見ていないのでなんともいえない。イサクションやヴァッセルが有名どころだと思う。
リバプールはほぼ3位が決定している。これからはチャンピオンズリーグに繋げるためにも、内容を重視していくのかなと感じる。結果だけを求めても仕方ないような。マスチェラーノ、アルベロアがスタメン。ほぼベストメンバーである。ちなみに、ジェラードはトップ下に定着しつつある。ただこのトップ下という表現は適当でないと思うが、わかりやすさを重視するためこの表現でやります。位置がイメージできれば問題ないです。
■カイト、ジェラードのコンビ
カイトは前線で体をはることもできるし、周りにあわせた動きもできる。献身的でモラルも高い。さらに、状況に応じたプレーもできる。そのためか、前線ではっていろという仕事を任せるだけでは、非常にもったいない選手である。つまり、彼の力を最大限発揮させるポジションはセカンドトップであると思う。DFラインと中盤の間で楔のボールを受けたり、サイドを助けたり、ゴール前に飛び出したり。ワントップは似合わない。仮にワントップで機能させたいならば、カイトの得意なプレーをするような選手を彼の後ろにおいてはいけない。
クラウチとのコンビはどうだろうか。クラウチは相手ゴール近くにいればいるほど怖い選手である。しかし、クラウチは楔のボールを受けることが大好きで、しばしば中盤に下がってまでボールを受けることがある。それさえやめれば、この2人は機能しそうである。特に引きこもっている相手には有効な組み合わせだ。
次はベラミー。得意のスピードとアグレッシブな守備が持ち味のFWである。その気合はすさまじいものがある。ストライカー。もともと体も小さいので、体を張ってくれるカイトとのコンビは良い。ただ、彼のスピードを活かすスペースがなければ少々苦しい。つまり、ポゼッションをしてくるチームやDFラインの高いチームには有効である。
最後はジェラード。書くまでもなく、カイトとプレースタイルがかぶっている。ジェラードがトップ下にはいると、ジェラードは自由に動き回る。自由奔放。すると、バランスをとるためか、カイトは自分の得意プレーを披露しなくなる。ジェラードがすべてやってしまうからだ。これはもったいない気がする。しかも、ジェラードが機能しないときに、彼の代わりにそれを務めるだけの気持ちがあるか。微妙である。また、この布陣は相手が引いてくると非常にやりづらい。クラウチ、カイトコンビに比べると空中戦の破壊力はない、ベラミー、カイトコンビに比べると縦のスピードがない。その代わりにポゼッションは高まると思う。
つまり、ジェラードをトップ下のポジションで使う場合、ワントップにカイトはちょっとメリットを感じにくい。できそうでできない結果に終わることが多くなりそうである。ただ、ここ何試合を見ていると、ジェラード自身はトップ下が一番生き生きしているように思える。激しいポジション争いだ。
■暑さか疲れか。
マスチェラーノの最大の役割は、敵の攻撃を食い止めることである。アーセナル戦では半端じゃない活躍をみせた。しかし、この試合ではあまり出番がなかった。理由は簡単である。ボールが彼の上を通り過ぎていったからだ。このような状況のとき、彼はフィールドにいても切ないものだ。
シティは典型的な守ってカウンターという形を見せた。リバプールはチャンピオンズリーグの疲れや、モチベーションに問題ありか、チーム全体の運動量が少なかった。そのため、ボールを前線に運ぶことができず、シャビアロンソのロングボールに頼る場面が目立った。
1人積極的だったのは、アルベロアくらいである。レギュラー奪取にむけて、気合が入っていたのだろう。何度も前線へ飛び出しリーセを助けていた。ただし、それだけであった。そしてこの試合は暑かった
■マッチレポ
前半開始からシティの狙いはカウンターであった。そのためリバプールがボールを持つ展開となる。しかし、全体的にボールをもらう動きが希薄であった。ジェラード、カイトもほとんど仕事をしていなかった。2人のコンビもそんなに見られなかった。そんな中でもアルベロアやペナントが違い見せた。しかし、リーセがシュートをはずし、ペナントのクロスは受けるほうも出すほうも質が悪くどうしようもなかった。
シティもシティで、カウンターから一度チャンスを作ったきり、流れの中からは点を奪える気配がまったくなかった。そして、このまま試合は終わる。はっきりいって、相当ぐだぐだな試合であった。0-0のスコアレス。
■独り言
チャンピオンズリーグや怪我人の影響もあったのだと思う。それでも、リバプールのスタメンはひどかった。相手をの戦い方を考えれば、もう少し工夫ができたのではないかと思う。
今後、ジェラードとカイトのうまい共存の方法を見つけないときついかも。贅沢な悩みだ。
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マンチェスターシティ対リバプール
posted by josepgualdiola |23:22 |
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2007年04月10日
週末に試合があったのに、もう試合がある。時々、プレミアリーグは謎の行動をとる。なんだこの過密日程は。
アーセナルはちょっとやばい状況になってきた。チャンピオンズリーグ圏内死守にかげりが見えてきたのである。一試合少ないとはいえ、勝ち点差が2。これ以上勝ち点を落とすようなことになれば、かなりのクライシスとなる。スタメンは現段階でのベストメンバーに限りなく近い。スタメンでないのはロシツキーくらいである。
怪我人続出によって、ニューキャッスルはどうしようもないシーズンになった。新戦力のマルティンスくらいしか目立っていないような。いつもの攻撃サッカーや、フィジカルを前面に出した試合を見せてもらいたいものである。エムレを久々に見る。結局ルケはどうなったのだろうか。
■パスがつながらないアーセナル
内容が良かったこと。それがせめてもの救いだったアーセナル。ニューキャッスル戦ではとうとうパスがつながらなくなってしまった。ふんだりけったりである。前半戦を振り返るとレーマンからのロングボールが異常に多かった。DFラインからボールが戻ってきてズドン。
そもそも、DFラインからキーパーにボールが戻ってくる状況は、簡単に細分化ができる。相手のプレスがきつく前線にボールが入れなれない場合と、プレスがなくても味方がちっとも動いてくれない場合である。この試合では後者であった。連戦からの疲れか、ジウベウトは単純なパスミスを繰り返し、カウンターの基点を繰り返し、セスクはボールをもらう動きが少なかった。
よって、レーマンがズドン→ディアビ、アデバヨールが競り負ける→裏に放り込まれる→レーマンが、、、の繰り返しも見られた。レーマンにボールが入ったときにサイドバックが下がってボールを受ければよかったのに、アーセナルはそういう動きをしなかった。
ニューキャッスルの戦い方は単純明快。相手のサイドバックの裏に放り込みマルティンス、時々ダイアーのスピード勝負。マルティンスが不利なボールもマイボールにしてしまう脅威的な身体能力を見せる。こうなると、アーセナルのDFラインは下げざるを得ない。ヨーイドンでは不利すぎる。DFラインが下がる→しかし、中盤のラインが下がらない→その間で楔のボールを受けられてしまう。こんな悪循環になってしまった。中盤がようやく下がる→前線との距離が開く→ボールを奪ったらアデバヨ-ルに当てる→キープできない→また攻撃される。
このようにアーセナルはどうしたらいいんじゃ、という状態に陥った。中盤で普段はしないようなパスミスをし、ボールも収まらないのでサイドバックはなかなか前に飛び出せないし、飛び出したらと飛び出したらで裏をつかれたらやってられない→つまり、攻撃に厚みが生まれない→点が取れない。
そんな中でもディアビのトリッキーなプレーによって、何度か可能性を感じる場面もあったが、力不足。ニューキャッスルのほうが優勢に試合を進める。そんな前半戦であった。
■多少改善された後半戦
アーセナルはセカンドボールに対する集中力が増した。ニューキャッスルのロングボールの跳ね返りをしっかりと拾う。それにともなったポジショニングをするようになった。また、DFラインも不要なバックパスをしなくなり、しかkりと組み立てるようになった。
このことによって、ニューキャッスルの攻撃回数は減り、ボールを保持する時間が必然的に増える。よって、前半戦よりはアーセナルは攻勢に出ることができるようになった。しかし、やはりアーセナル。決定機を作れない。唯一の決定機ではソラーノの決死のクリアによって防がれる不運。
試合はスコアレスのまま終了。
■独り言
アーセナルは次節ボルトンとの直接対決がある。かなり正念場。さて弁ゲルはどのような手を打つのだろうか。
ニューキャッスルはそれなりにまとまってきていると思う。エムレはらしさをだしていたし、ミルナーは相変わらず質の高いプレーをしていた。そして最後にルケだ出てきた。別に何もしていなかったが。
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ニューキャッスル対アーセナル
posted by josepgualdiola |12:24 |
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2007年04月04日
チャンピオンズリーグのローマ対ユナイテッドが、明日の深夜に民放で放送がある。せっかくなので、ユナイテッドの直前の試合を見ようと思う。しばらくユナイテッドから遠ざかっていたので、現状確認に最適である。と思ったら、リバプール戦の後、ボルトン戦しか消化していないことに気がついた。プレミアはしばらくお休みだったのか。
ユナイテッドはいつのまにか怪我人だらけになっていた。エブラ、ネビル兄、シルベストル。病み上がりがファンデルサール、スールシャール、サハ、スミスなどなど。
スタメンはファンデルサール、エインセ、ビディッチ、リオ、ブラウン、ロナウド、キャリック、スコールズ、パク、ギッグス、ルーニー。
■意外だった試合の入り方
ユナイテッドが無敵状態であったとき、前半に猛攻を仕掛ける試合が多かった。両サイドバックも高い位置にポジションを取り、スクランブルアタックをみせる。たいていの場合、相手は耐え切れず失点をするか、例え無失点に抑えても、ばてばてで後半を迎えることになる。
しかし、ブラックバーン戦でのユナイテッドは前半に飛ばさなかった。正確に言うと、飛ばすことができなかった。チーム全体に溜まっている疲れによって、ボールが入った選手に対するフォローはかなり遅かった。フォローが遅いので、ボールホルダーはキープをしなくいてはいけない。しかし、ブラックバーンの選手の寄せが強く、ボールキープは難易度が高いものになった。
ギッグス、パク、ロナウドのポジションチェンジによって、相手のマークを混乱させようと試みたが、集中力の高いブラックバーンはマークの受け渡しを完璧に行い、ユナイテッドは珍しく低調な前半をホームで披露することになる。
確かに、ブラックバーンの守備意識の高さは素晴らしいものだった。それでもユナイテッドの運動量のなさは少し気になった。
ブラックバーンはユナイテッドの攻撃をフィニッシュまで行かせなかった。中盤でボールを奪う回数が多く、攻撃を有利に進めることができた。また、ブラックバーンの選手は無駄にボール技術が高い。そのためか、ボールをすばやく手放すというより、ゆったりと攻撃を組み立てて行った。ダン、ペデルセン、マッカーシー、エメルトン。ユナイテッドはプレスに行ってもなかなかボールを奪えず、嫌な展開だった。
そして、ブラックバーンが先制する。不運な面もあったが、これで試合は面白くなった。強いて言うなら、クロスに対するオシェイの寄せが甘かった。1-0。
■流れを変えたルーニー
前半のユナイテッドは、ショートパスとドリブルを組み合わせた攻撃をしていた。スコールズのサイドチェンジは目立ったが、行き着くところはいつも、ショートパスとドリブル。しかし、交わせない、3人目は捕まえられている状況が続いた。それでも、ユナイテッドは攻撃の形を代えることはなかった。
しかし、後半になるとロングボールが増える。ブラックバーンのDFラインは決して低くないので、ルーニーが左サイドから裏へ抜け出す場面が目立ち始める。また、時間がたつにつれ、ブラックバーンのマークが甘くなっていく。フリーになる選手についていけなくなり、ラフプレーでユナイテッドの攻撃を止める場面が目立ち始めた。ガス欠早すぎ。
ロングボールによって、中盤の高い位置でボールを奪えなくなる。ガス欠によって、相手をフリーにしたり、ユナイテッドの選手の動きについていけなくなっていった。こうして、流れはユナイテッドに傾いていく。
そしてあっさりとユナイテッドが逆転。結局4-1。さすがである。
■独り言
この試合でパクとビディッチが怪我をしたようだ。結構ヤバイ。ギッグスはボールをもらうポジションニング取りが巧い。セカンドトップで使った方がよさそうな気がする。サイドの場合だと、ルーニーかサハらが中央からサイドに行かなくては行けない。それはきつい。
ブラックバーンは結構良いチームですね。知らなかった。
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マンチェスターユナイテッド対ブラックバーン
posted by josepgualdiola |13:37 |
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2007年04月03日
リバプールはミッドウィークにチャンピオンズリーグがある。対戦相手はPSV。プレミアのタイトルは望み薄なので、照準はとっくにチャンピオンズリーグに絞っていることだろう。恐らく、このアーセナル戦はPSV戦の予行演習になるか、戦力を多少温存したものになるだろう。
スタメンはレイナ、アウレリオ、アッガー、キャラガー、アルベロア、ゴンザレス、マスチェラーノ、アロンソ、ペナント、ジェラード、クラウチ。4-5-1で試合に臨む。
アーセナルはモチベーションの維持が難しい状態になってきている。来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権はよっぽど連敗しない限り問題ないだろう。だからといって、今から優勝争いに加わることは不可能だ。怪我による欠場しているアンリ、ファンペルシーの今シーズン中の復帰も、見送られることになった。来季に向けて、若手を多用し、良い内容の試合をすることが目標となるのだろうか。
スタメンはレーマン、クリシー、ギャラス、トゥーレ、エブエ、ディアビ、デニウソン、セスク、デニウソン、アデバヨール、バチスタ。こちらは4-5-1というよりは、4-4-2であった。バチスタはアデバヨールの周りを走り回るプレーをあまりせず、独立した2トップに見えた。
■ターゲットの有無
DFや中盤からボールを入れるとき、前線の選手は相手DFを背負いながらプレーすることが多い。この状態でFWがボールをキープできる能力があると、後ろの選手は躊躇なく前線に上がっていける。ボールを受けた選手は中盤の選手のボールを落とし、中盤の選手はその飛び出した選手に合わせてボールをおくる
。典型的なポストプレイの場面だ。
FWの中にはポストプレイを嫌う選手もいる。その理由はゴールから遠い位置でプレーするのがイヤだ、つぶれ役になりたくない、あまり得意でないなど、たくさんの理由があるだろう。ポストプレイをあまり好きでない選手は、ボールを受けようという意欲がないことが多い。すると、当然後ろの選手から、前線にボールが入りにくくなり、チームは機能しなくなる可能性が高くなる。
リバプールの前線の選手、クラウチとジェラードはターゲットになる資格がある。なによりもボールを受けようとする意欲が高いし、フィジカルが強く、テクニックもある。クラウチはボールが触りたくて、中盤深くまで戻ってくることさえある。それはいきすぎだが、ボールをもらいたくない病に比べれば、かなりましである。この試合で、クラウチはロングボールに対して、競り合うわ、孤立していてもしっかりキープするわの大活躍であった。豊富な運動量によって、ジェラードはDFラインと中盤の間でボールを受け、有利な形で攻撃を組み立てていた。
アーセナルのFWはアデバヨールとバチスタ。アデバヨールは長身ということも有り、放り込めばそれなりの仕事が出来るだろう。しかし、彼はポストプレイをあまり好んで行うようには見えない。彼の持ち味はドリブルである。特にサイドに流れて、一対一を仕掛ければかなりの強さを見せる。つまり、前を向いてボールをもらうことで、アデバヨールは持ち味を発揮する。ゴールの背を向けてボールを受けても、あまり怖さはない。本人もそれを自覚しているのか、あまりポストプレイはしない。
バチスタはよく言えば、便利屋。悪く言えば、適正ポジションがわからない選手である。フィジカルが強く、モラルも高い。しかし、足技に難点を残す。くさびのボールを受けても、トラップミスしそうな選手である。よって、彼はスペースを求める。スペースがあるのはサイドである。つまり、彼もやはり得意でないのだ。
両チームの前線の選手にはポストプレイでの明確な差があった。さらに、両チームのプレスのかけ具合がまったく違った。
■リバプールのプレスと相手のプレスを交わす術
リバプールのプレスの特徴は、相手に対する圧力だと思う。リバプールのプレスは相手からボールを奪おうとする気持ちが存分に現れている。それくらいアグレッシブなものだ。アーセナルはパス回しが巧い。しかし、寄せが早く、簡単に前を向かせてくれない状態になってしまうとパスをまわすのも難しくなってしまう。
そのためか、アーセナルはDFラインからのロングボールが、珍しく目立った。しかし、ターゲットのアデバヨールはいまいち、体をはっていなく、体をはっているリバプールDFにボールを奪われていた。こぼれだまになっても、アデバヨールの寄る選手がなく、簡単に拾われていた。これがリバプールだと状況が違う。クラウチがそもそも競り勝つし、こぼれだまになってもそのポジションに応じて、ジェラードやサイドの選手がクラウチとの距離を近くしてい。よって、こぼれだまを拾える。この差は結構でかかった。
リバプールの守り方はとにかく前からプレス。この試合ではクラウチのワントップであったので、DFラインにボールを奪いに行くシーンはそんなになかった。その代わりに中盤の密度が増したことは言うまでもない。とはいっても、エブエ、クリシーの2人は突破力もある。アーセナルだって時には対面の選手を抜いたりする。リバプールのサイドの守備は基本的にサイドバックとサイドハーフの2人で挟み込む形で行う。それでも、プレスが遅れたり、サイドハーフの選手がボールを奪われる状況だって出てくる。
つまり、イニエスタが相手にプレスを無効化するように、アーセナルの選手も目の前の相手を交わす場面がある。しかし、交わしたところになぜかアロンソやマスチェラーノが姿を現す。このカーバーリングの巧さが他チームとの差だろう。特にマスチェラーノはやばかった。中盤のスイーパーのように振る舞い、球際でも相手に当てて出すなど、守備の巧さが目立った。これは本当にびびった。
アーセナルの守備も決して悪くはない。しかし、そんなプレスを無効化する場面が目立った。例えば、中盤の省略。リバプールのDFたちのボール回しにはレイナが加わることもある。つまり、放り込みを防ごうにも2人や3人が追い掛け回しても不可能で、それ以上人数をかければ、中盤のスペースが空いてしまう。よって、リバプールのDFは余裕を持ってボールを前線に蹴ることが出来る。単純に中央のクラウチに当てるだけでなく、両サイドのペナント、ゴンサレスも裏を狙う動きが多く、サイドにボールを入れる場面も目立った。
プレスを交わす王道はダイレクトパスである。リバプールはロングボールとこのダイレクトパスを巧く機能させていた。アロンソがお得意のサイドチェンジをする場面は少なく、細かいパスを繋ぐことが多かった。その理由はマスチェラーノである。ボール技術も高く、パスを難なくこなしていた。そのため、今後アロンソに対するプレッシャーも減るだろう。これまでは、アロンソ抑えればなんとかなるチームだったかもしれない。しかし、これからはきつそうである。守備が巧いイメージのあったマスチェラーノはパスも普通に巧かった。最初にリバプールで見たときに比べると、連携が格段に良くなっている。これ以上良くなっていったら、やばそうである。
ダイレクトパスとロングボールで試合を組み立てる。激しいプレスによってボールを奪ったらショートカウンター。ここにきて、かなりいやらしいチームになってきた。
■アーセナルの選手たち
アーセナルは若手が試合に出ていた。ディアビとデニウソン。ディアビは長い足を活かしたキープ力が魅力。また背も高く、フィジカルも強いので中央の選手だろう、と思っていたら左サイドで試合に出ていた。積極的にプレーしていたが、ドリブルで相手を抜けるわけでもなく、ゴール前に飛び出すことを知っているわけでもないので、かなり機能していなかった。ただ、将来は有望である。
デニウソンはパスの能力が高い。セスクほどではないが、褒められたものだと思う。この試合でも、リバプールのプレスを交わすためにサイドチェンジを何度もしていた。しかし、守備が巧いわけでもないし、ゴール前に飛び出すわけでもない。セスクもいつのまにか、DFラインの前にいることが多いので、ゴール前に行く選手がいない。それでも、デニウソンは自分のやれることはやっていた。ただセスクと組ませるのはどうかと思う。
リバプールの前にどうしようもなかったアーセナルはDFラインから無謀な飛び出しをみせ、何度かチャンスを作っていた。ただ、得点の匂いはいっこうにしない、アーセナルらしいサッカーであった。シュート意欲の高い選手がアデバヨールしかいないのはどうかと思う。
そんな中、ロシツキー、リュングベリを投入し、試合は互角になっていった。確かこの時点で3-0だったので、リバプールはプレスを緩め、DFラインも下げ気味だった。交代策によって、流れが良くなったのか。その因果関係は微妙である。ただ、ロシツキーはディアビよりもはやいプレス、攻撃センスをみせ、リュングベリは縦への強い意欲を見せていた。
■独り言
アーセナルが悪すぎたというより、リバプールがめちゃくちゃ良かった試合だった。久々に面白い試合を見た気がする。特にマスチェラーノはやばかった。ウェストハムで彼はなにをしていたのだろうか。。この調子で行けばPSVは楽勝に倒せるだろう。ただそこでこけるのがリバプールである。
アーセナルは選手の適材適所が微妙。来期はスーパーな選手を取るらしい。ドリブラーが必要です。頑張ってください。
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リバプール対アーセナル ~面白い試合だった~
posted by josepgualdiola |07:56 |
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2007年03月07日
リバプールはチャンピオンズリーグ、無事に勝ち抜けです。ちなみに、このユナイテッド戦で、リバプールはホームでの無敗記録が終わります。だからバルサにもチャンスが、、、って思った方も多いでしょうね。お気持ち察します。ユナイテッドはベストメンバーで試合を組んできました。リールが相手なので、そこまで気を使っていないのかもしれません。これがどうでるのでしょうか。リバプールはまたジェラードを右サイドにしたのか。。。。
■リバプールのプレス
リバプールのプレスはユナイテッドに混乱をもたらした。つまり、それくらいリバプールのプレスは連動性に満ちていて、ボールを奪うという意思がプレーに現れていた。ボールを離さないと奪われてしまうという感覚をユナイテッドの選手に与え、その結果、ユナイテッドは闇雲なクリアを選択することが多くなってしまっていた。
リバプールの守備は誰もサボらない。自分のゾーンを越えて、どこまでも追いかけていく様は、無謀と表現できるくらいに激しい。前線のカイト・ベラミーはユナイテッドのDF陣に余裕を与えず、サイドのゴンサレス、ジェラードはギッグス、ロナウドのケアを怠らなかった。
対するユナイテッドは、リバプールのセンターバックコンビに自由を与え、ギッグス、ロナウドは自分のゾーンを越えてまで、守備をしようという気がなかった。ただし、対面にボールがある場合は、ギックス、ロナウドとも意欲的にいつもより守備をしていた。
しかし、リバプールのほうが走る人数が多い。よって、リバプールが試合を支配した。リバプールは攻撃のときに、フリーランニングが非常に目立った。カイトが下がってくる→そこへベラミーが入る→カイトはボールをもらえないとまた前線に戻る→サイドのジェラードが、その空いたスペースに入ってくる→その空いたサイドのスペースに、フィナンやベラミーが入ってくる。このように、スペースを作る動き、そのスペースの入る動きが徹底されているのだ。この動きによって、スペースでボールを受ける選手はフリーであることが多く、そこから攻撃が展開されることが多かった。DFラインと中盤の間を巧く活用していた。
ユナイテッドの中盤の真ん中、キャリック、スコールズは前線の守備が微妙だったため、少し高めの位置を意識しなければならず、ちょっとどうしようもなかった。
リバプールがボールを支配したものの、ユナイテッドはそこまでネガティブになるほど悪くはなかった。中央がしっかりと守れていたので、守りきれる可能性が高かった。逆にリバプールはゴール前に来ると攻撃に創造性がなくなり、ミドルシュートやカイトのポストプレイ、ベラミーの突破くらいしか攻撃に可能性を感じなかった。
基本的な試合の流れは後半も変わらなかった。
■リバプールの変わったところ
シャビアロンソ、ジェラードは高性能のロングキックを持っている。このロングキックを活かしたサイドチェンジは相手にとって脅威になるだろう。しかし、この試合で、そのロングキックは数えるほどしかなかった。
昨年に比べて、サイドの選手が勝負する場面は減った。選手が変わったのだから当たり前だが、ペナントぐらいしか、今のリバプールにサイドアタッカーはいない。彼らの優先順位はクロスである。オーバーラップしてくるサイドバックの選手も、ワンツーで縦を突破するよりも、まずはクロス!という場面が目立つ。これはあくまでクラウチありきの戦術だと思う。カイトも高さを持っているが、絶対的な強さとまではいかない。
ユナイテッド戦では意図のわからない放り込みも目立った。ベラミーがサイドにビディッチを引き連れて、裏に抜け出すようなボールならわかるが、まともに、リオやビディッチと競り合うようなボールのほうが多かった。クラウチがベンチにいるのにだ。ボールを大切にしないチームになってきているような気がして、かなり切ない。サイドチェンジが減ったせいか、リバプールのやるサッカーの魅力も減ってしまった。クロスだけではないが、攻撃のバリエーションがあるようで少なく、なかなか点を取れなかった原因はこんなところにあるのではないかと思う。
■結果
結果は、ロナウドのゴール前での直接フリーキック→こぼれだまをオシェイが決めて、試合を支配されていたユナイテッドが勝ってしまった。サハのゴール前への飛び出しが、このゴールを生んだと言っても良い。隠れた名プレイである。これはこのまま優勝しそうな流れである。ちなみにスコールズが80分頃に退場し、ルーニーが怪我をした。
■独り言
ユナイテッドは本日リールとの試合がある。ベラミーVSビディッチのように、ケイタVSビディッチの場面を作らせないことが勝利の鍵となりそうだ。
リバプールはかなり手堅いチームになっていると思う。プレミアはもう無理だろうが、チャンピオンズリーグは結構行きそうな気がする。個人的にはバレンシアとやってもらいたい。
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リバプール対ユナイテッド
posted by josepgualdiola |22:40 |
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2007年01月26日
予想されたよりも、テリーの怪我は重症のようです。なんだかんだ復帰の時期は未定です。イスラエルの壁、ベンハイム獲得のニュースもありましたが、結局流れたようです。チェルシーらしくないな。この試合はマケレレは累積、カルバーリョは発熱のため不在。代わりにミケル、センターバックはエッシェン、フェレイラで臨む。本職のセンターバックが誰もいない。。。しかしツェフ復活!!
リバプールはアウレリオを後ろで使ってきました。リーセ、アウレリオは結構いい関係を保てます。またCFにクラウチ、カイト。ベラミーでなく、クラウチを使ってきたのは空中戦を制圧するためでしょう。エッシェン、フェレイラはベラミーよりも、クラウチのほうがやりづらいでしょう。このあたりがベニテスの巧いところ。
■チェルシーは何がいけなかったか
この試合のウイングはロッペン、カルーであった。チェルシーのウイングはサイドの守備をするという役割がある。しかし、この2人はその役割を放棄してしていた。特にロッペンがかなりひどかった。ランパードが身振り手振りでプレスに行け!と指示しているのに完璧にシカト。仕方なく、ランパードが自分のゾーンを離れてプレスに行く。すると、当然バランスが崩れる。そのランパードが抜けたポジションにミケルが入り、またそこに誰かが入ってくるようなメカニズムは残念ながらない。そうなると、チェルシー陣内にスペースが生まれる。
リバプールはそのスペースを巧く活かし、ゴール前にボールを放り込む。カイト、クラウチがスタメンなので、高さの面で圧倒的に優位に立っている。ゴール前にボールを放り込めば何かが起きる、その可能性がいつもより高い。つまり、チェルシーは簡単に相手にボールを放り込ませてはいけない。そのためには前線からプレスに行くしかない。誰1人としてサボるわけにはいかなかった。CBに人がいないのだから、いつも以上に周りが気を張らないといけない。
それなのにこの両ウイングはサボった。そのせいで、がんがんボールを放り込まれ、あっさりと2点取られてしまう。モウリーニョらしくないミスだなと思う。それとも、選手によっては、チームに対する気持ちが下がってきているのだろうか。ロッペンは何もしないまま怪我をしてSWPに交代。
■2得点後の膠着状態
2得点後、リバプールはプレスの位置を下げ、リスクを犯さないようにしてきた。しかし、不幸なことにシャビアロンソが怪我の治療のため、ピッチから離れることになってしまう。つまり、10人で戦うことになったのである。多分20分くらいは離れていたような気がする。
チェルシーにとってはビックチャンスである。前線からのプレスに苦しみ、何も出来なかった状態から抜け出し、自由にボールを持つことが出来るようになった。
ただそれでもこの日のチェルシーは何も出来なかった。まず、ウイングにボールが収まらない。後ろからくるプレッシャーに負け、ファーストタッチの質が悪くなり、そこを奪われる。これの繰り返しであった。前でボールが収まらないので、サイドバックはまったく攻撃に参加できず、バラック、ランパードも攻撃を組み立てられずにいた。せめて、多少でもキープできれば、右サイドでボールをためて、一気にサイドチェンジ!という攻撃ができた。
この時点で、サイド攻撃はほとんど封じられてしまった。ボールがおさまらないので、ランパード、バラックもなかなか前に飛び出せない。ドログバにポストプレイさせればいいじゃないか!という考えもあるだろう。しかし、中央のプレスはきつく、ランパード、バラックとも単純にドログバに当てることができなかった。比較的サイドはプレスがゆるいので、クサビのボールを入れることが出来る。ドログバがサイドに来たら面白かったのにな。
こうなると、チェルシーの選択肢はセットプレイとドログバへの放り込みしかない。セットプレイのチャンスを得るといっても、前でドリブルで仕掛けることも出来ないので、望み薄。ドログバに放り込むしかない。しかし、そのドログバにはキャラガーが密着マーク。そして最後までキャラガーの集中力は切れなかった。ワントップに放り込むだけだから、リバプールは守りやすかっただろう。シェフチェンコがいれば、状況は変わったのかもね。
■淡々とすぎた後半戦
後半になると、リバプールのカウンターが多少機能し始める。あくまで多少。あまりカウンター得意じゃないのかな。ほとんど自らの凡ミスかミケルにつぶされていた。ミケルはゴール前で、ボールウォッチャーになる癖がある。クロスをあげる選手ばかり見てしまい、自分のマークを外してしまうのだ。それ以外、特に中盤の守備はかなりいいと思う。将来はマケレレの後継者になれるかもね。ただ、まだ味方から信頼されていないのか、攻撃の場面で、ボールが回ってこないことがあった。
また、クラウチが空中戦でエッシェンにやられる場面が目立ち始める。前半に関して、チェルシーDFは、相手との距離を開けすぎていたが、後半はしっかり寄せていた。またSWPは、献身的に守備をするようになった。
前半に比べると、守備はこのように改善されたが、攻撃は改善されなかった。チャンスらしいチャンスもなく、試合はこのまま終わる。
■リバプールの固い守備
リバプール守備陣の最も良かったところは、相手との距離感である。前線からの守備が効いていたので、ボールの向かうところがわかりやすかったことも距離感を縮めることができた要因だろう。対して、前線からの守備が機能していなかったチェルシーのDF陣は距離を縮め切れなかった。
自分のマークにボールが入ったら、きつく後ろから当たりプレッシャーをかける。前は絶対向かせない。そこを中盤の選手と挟み込むか、自分でそのまま奪う。空中戦でも必ず相手に寄せ、相手に自由を与えなかった。このような基本を90分続けられることが何よりも凄い。これくらい安定感があれば、もっと上の順位にいるのだろうな。
■独り言
チェルシーはロッペンが怪我をした模様。これで攻撃陣も守備陣も怪我人多発でどうしようもないですね。ワールドカップでもかなり守備をしていたので、バラックに守備をやらせたら良いと思うのだが。マケレレと組ませたらかなり守備が安定しそう。ランパードを攻撃に専念させて、エッシェンをウイングで使おう。かなり邪道だけど、こうなったら邪道に走るしかない。
ちなみにツェフはかなり止めまくっていた。
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どうなってしまうのかチェルシー ~リバプール戦~
posted by josepgualdiola |20:18 |
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2007年01月23日
独走状態のユナイテッドを、アーセナルがどのようなサッカーで迎え撃つか。アーセナルはジウベウトシウバ、ギャラスが不在。代役はセンデロス、フラミニが務める。アンリ不在のときに、存在感を示したアデバヨールがアンリと2トップを組む。
ユナイテッドの怪我人等は特になし。むしろ選手層が厚すぎて、ベンチから外れる選手まで出てきた。この試合でのユナイテッドの控えはサハ、フレッチャー、ブラウン、エインセとGK。パク、スールシャールが外れてしまった。なぜパクを外したのだろう。先制して逃げ切りを図る場面で、パクはかなり貴重な駒だと思うのだが。なんとラーションがスタメン。
■不思議な采配をしたファーガソン
ユナイテッドの攻撃の核は、前4枚だと以前書いた。この試合でラーション、ルーニー、ロナウド、ギッグスであった。ほぼベストメンバーだと思う。しかし、彼等のいる位置が少し不思議であった。真ん中にラーションが構えるのは王道だが、その後ろにギッグス。左にルーニー、右にロナウド。後半はこの2人がポジションチェンジして、左にロナウド、右にルーニーとなっていた。
なぜにルーニをサイドで使ったのだろうか。これが不思議で仕方なかった。ルーニーはなれない守備に追われ、自分の持ち味を出せていなかった。サイドから強引にドリブルで仕掛けていたが、中で全部つぶされていた。しかも、その守備の面でも、ただ、スペースを埋めるだけで人につく意識がなく、あまり役に立っていなかった。
もちろん、ロナウドも同じように守備面では役に立っていなかった。もともとこの2人に守備面での貢献はあまり期待していないだろうが、ここまで漠然と守備をするだけだとちょっときつい。それに対して、ロシツキー、フレブはかなり守備に貢献していた。
また、トップ下にはいったギッグスは、ほとんど守備をしなかった。ラーションが必死に追いかけるそぶりを見せても、ギックスはまったく反応せず。FWのどちらかが、セスク、フラミニを後ろから狙い撃ちをするのが普通だと思う。でも2人ともやっていなかった。ここで、セスクを自由にしてしまったのが、ユナイテッドの敗因だと思う。
ユナイテッドは攻撃的なチームで、高い位置でボールを奪うメカニズムが確立されていないのだろう。セスクをフリーにしたせいで、スコールズ、キャリックはセスクにプレスにいけず、ずるずると下がるしかなかった。またセスクからサイドに展開、また、DFラインの裏に放り込まれ、やりたい放題。このため、アーセナルはユナイテッド陣内深くまで攻め込むことができた。そこでユナイテッドはボールを奪っても、相手ゴールが遠いので、分厚い攻撃はできず、個人技に頼るしかなかった。
■サイドが抑えられてしまった場合のオプション
ユナイテッドの生命線はサイド攻撃である。ロナウドの個人技、ギッグスの個人技が通じない場合、攻撃の枚数を増やさなければならない。しかし、スコールズ、キャリックは共に守備に追われていて、前に飛び出すことはできなかった。エブエ対ロナウドはエブエが勝ち、クリシー対ギッグスはクリシーの勝ちであった。エブエ、クリシーとも簡単に飛び込まず、よく我慢して対応していたと思う。特にロナウドを抑えてしまったエブエは最高であった。
そんなアーセナル守備陣の出来のよさに比べて、ユナイテッドのDF陣は少し物足りなさがあった。寄せが甘く、とくにロシツキーに簡単に前を向かせていた。
サイド攻撃を抑えられてしまい、しかも、自陣深くまで攻め込まれてしまうユナイテッドはどのような手を打つべきだったのだろうか。まずは、ボールポゼッションを回復しなければならず、それはセスクをどうにかする必要があったと思う。でも控えの選手にそのようなタスクを託すことができる選手がいなかった。パクがいればな。ただ、攻撃に枚数をかける、セットプレイを狙うなど打つ手はある。
■得点の動いた後半戦
先制したのがユナイテッドだったのには素直に驚いた。エブラの驚異的なオーバーラップがすべてを決めたと思う。不調だったからか、ロナウドが素直にエブラを使ったのが印象的だった。
得点後のユナイテッドはカウンターにすべてを託したが、今日のエブエは神がかっていた。アーセナルが終始試合を有利に進め、逆転する。ユナイテッドはアーセナルの攻撃を分断するような策をしなかった。黙ってやられたといってもいい。
■独り言
フレブもロナウドと同じように一対一を果敢に仕掛けていた。全部エブラが対応していたが、エビラに対するフォローがなかったのが気になった。ロナウド対エブエの場合、エブエは縦をきっていた。ロナウドが中に侵入した場合、トゥーレがすかさずカバーに入ってくる。実質的には一対二であった。このように場面場面において、数的優位を作ろうとするアーセナルに対して、ユナイテッドはあまりに無策すぎた。
また、前線からのプレスに関してもアデバヨールが鬼プレスを見せていた荷に対して、ギックスは何もしていなかった。組織でも負けていたし、結局、個でも負けていたのでユナイテッドが負けるというのは非常に理にかなった試合内容と結果だったと思う。
セスクに前を向かせないようにして、ロシツキー、フレブを挟み込めば勝てたと思うのだが。なぜにそうしなかったのだろう。MVPはエブエです。
それにしてもアーセナルのパスサッカーは凄い。
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http://www.plus-blog.sportsnavi.com/josepgualdiola/article/105
正面からユナイテッドを撃破したアーセナルの底力
posted by josepgualdiola |09:13 |
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