2007年01月14日
バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
今、バルサがやばい。この前はチェルシーがやばいと書いた。しかし、最強と謳われている2チームが、ここにきて絶対的な強さを失ってきている。今回はそのバルサについて徹底的に書こうと思う。 ■研究され尽くされたバルサの攻撃 最近のバルセロナはポゼッションサッカーが出来ていない。数字上はポゼッションをしているように見えるのだが、試合を見れば、それがポジティブなものでないとわかる。 スペースを消すために、多くのチームがコンパクトなサッカーをしてくる。さらに、アグレッシブなプレスをかけてくる。そのせいでデコ・シャビは前を向いてボールをもらうことが出来ず、前線にボールを運べないのだ。最近はイニエスタが無理をすることが多い。つまり、ドリブルで相手を交わし、有利な状況を作る。しかし、いくらなんでも毎回相手を抜けるわけではない。つまり、ボールを前線に運ぶことに関しては、イニエスタ依存症。つまり、バルサの連動性は相手に研究されてしまい、個人技に頼らざるを得なくなっている。 イニエスタがボールを無理して運ぶか、マルケスのロングフィード、ロナウジーニョの個人技、たまに機能する流れるようなポゼッション。流れの中でのバルサの攻撃パターンは、主にこんなところである。マルケスがいなくなれば、質の低いロングボールばかりになり、DFへのプレスが減る→中央のスペースがさらになくなる。ロナウジーニョがいなくなれば、奇跡が起きる可能性は減り、中央のプレスが増える。イニエスタが機能しなくなれば、前線までボールが届かず、高い位置でボールを奪われるシーンが増えるだろう。 ■守備の問題点 最近バルサの守備陣に対する批判の声が高まっているように感じる。このブログでも散々書いてきたが、前線からの守備が機能していないため、後ろに理不尽な負担がかかっているのだ。 このエスパニョール戦でその問題が完全に露呈した。レアルのレポでも同じことを書いたが、ボールを奪われた瞬間の切り替えが全体的に遅くなってきているのだ。ジュリとイニエスタ以外の選手の切り替えは非常に遅い。この日はデラペーニャを完全にフリーにする場面が何度も見られた。デラペーニャがフリーでドリブルしてくるなんて、守備陣からすると最悪なケースである。このように、守備陣がさらされた状況になることが今までに比べると非常に多くなってしまった。 はっきりいってレアルの抱える守備の問題と同じである。もちろん度合いは違うが。そして、その両者にとって、一番の差はプジョル。1人で奮闘している様は少し切ない。もともとジオもベレッチも守備がそこまで巧い選手ではない。それが今まで目立たなかったのは、前線と連動した守備が出来ていたからだろう。その守備の組織が機能しなくなって後ろの選手の不出来が目立ち始めた。その代わりに最近ビクトールバルデスのファインセーブがカシージャス並に目立ち始めた。 このように守備は不安定になっている。だからこそボールを支配して攻撃の時間を長くするべきである。しかし、前述の通り、バルサのサッカーは機能しにくくなっている。ただ、先制点を取れば状況は改善する。相手が前のめりになれば、あのバルサのサッカーが復活する。つまり、今のバルサは先制点を取らないときつい試合展開になってしまう。間違っても先制点を取られてはいけない。 ■不思議な采配 エスパニョール戦で、ライカールトはまたも不思議な采配を見せた。後半頭にジュリ→サビオラ。サビオラを中央にしてグジョンセンを右サイドにしたのだ。ジュリの出来が悪かったならこの交代策はわかる。 しかし、今日のジュリは良かった。ロナウジーニョは休み明けなので、フィジカルの切れが悪かった。自分で勝負するよりも味方に良いパスをすることでチームに貢献していた。ドリブルで仕掛ける場面が少なかった。そしてパスの先にいたのはジュリ。ジュリは使われて活きる選手である。ロナウジーニョはジュリを使うのが巧い。ジュリがいなくなってから、ロナウジーニョの前半に見せたようなパスはなくなってしまった。グジョンセンが中に入ってきたからだろう。 サビオラが個人技で点を取り、勢いに乗るかと思ったらグジョンセン→モッタ。イニエスタを前で使うための交代である。しかし、モッタはなにもできなかった。いったいなにを期待してモッタを投入したのだろうか。 最後にイニエスタ→オレゲール。イニエスタが怪我をしたのだから仕方ないといえば仕方ない。追加点を狙う状況で、使われないのだから、エスケーロはもう信頼されていないようだ。今シーズンはこのような変な選手交代が多い。 ■ではどうしようか 攻撃面においてはもう答えが出ている。イニエスタをジュリの位置で使う。これでポゼッションサッカーはあっさり復活する。アトレチコ戦が最高の例だ。中盤をシャビ、イニエスタ、デコにするとパスが円滑に進むことは試合を見ていればわかることだ。このデメリットは守備がどうしても軽くなってしまい、カウンターに弱くなってしまうこと。最近は相手にサイドバックの裏をつかれ、センターバックがそこにつり出されるケースが非常に増えている。センターバックの位置にフォローに入るのがアンカーの役割なので、そこにイニエスタやシャビではちょっときつい。 よって、イニエスタをさらに前線で使い、エジミウソンをアンカーに入れる。前線にパスコースが増えるので、相手にプレスを交わしやすくなる。この問題はデコ、シャビ、イニエスタの控えがいないことだ。モッタ、ジオでは少しきつい。誰かいないかな。 守備面においてはボールを追いかけさせるしかない。監督の腕にかかっている。システムをいじろうが、選手をいじろうが、守備の意欲が少ない以上どうすることもできない。頑張れライーカールト。 ■エスパニョールについて バルサが終始デラペーニャをフリーにしてくれたので、かなりカウンターを披露していた。ビックチャンスを数え切れないほど演出。スコアは3-1だったが、7-1でもおかしくはないほど攻撃が素晴らしかった。カウンターのシーンで後ろから人がどんどん上がってくる様は脅威。特にリエラ、ベラスコ、ペーニャ、タムード、ルイスガルシアが目立っていた。毎試合これくらいのモチベーションで試合に臨めば相当上に来ると思う。 ■独り言 エトー、メッシがいないならいないなりで、チームを作るべきだと思う。彼らがいなくても内容が良い試合はたくさんあった。エトー、メッシがいれば、さらに強くなるだろうけど、いまでもうまくやれば相当強いと思うのです。うまくやれば。あとサビオラを使え。
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posted by josepgualdiola |22:23 |
バルセロナ/0607 |
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Re:バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
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一つ言うとしたら、今のバルサはロニーのチームじゃなくてデコのチームってこと。
posted by フランク | 2007-01-15 01:17
Re:バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
コメント投稿者ID :
プジョルはスペイン代表でも孤軍奮闘しているような気もする。エトー、メッシが戻ってくるまでこんな状態でしょうね。
posted by セル | 2007-01-15 08:27
Re:バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
コメント投稿者ID :
読ませてもらいました。エスパニョールはよかったですねー、あの攻撃陣は素晴らしかった。
というより、バルサの守備があまりにもひどいねー。特に、左サイドのジオとロナウジーニョのコンビは最悪だね。
ロニーはオーバーラップしてくるジオをまったくといっていいほど使わないから、そこでボールを奪われてカウンターというシーンが多々見られた。
ジオはほとんど無駄走りになるし、ロニーはまったく守備をしないからカウンターの格好の餌食になる。CLのバルサ対チェルシーの2nd.legをおもいだしたわ。4-2の試合で前半20分までに3点もとられたやつ。
まあ、ライカールトがぶちギレてガラスをたたきこわすのもわかるけど、もっとまともな采配をしてほしいね。CLで3バックにしたアホ采配に継ぐだめっぷり。でも、テン・カーテがいないから無理か。ニースケンスはちょっと…。
posted by おっしー | 2007-01-15 18:39
Re:バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
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こんばんは
グジョンセンは、確かに良い選手ですが、ボールを足元にもらいたいタイプだと思うので、スペースに抜け出すのが巧いサビオラの方が今のバルサの流れるようなサッカーにあっていますよね。後、個人的な意見ですけど、エスパニョールはデラペーニャを中心とした良いチームですよね。
posted by mussan | 2007-01-15 22:11
Re:バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
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コメントありがとうございます。間違って一度書いたコメントを消してしまった。
>>フランクさん
デコ不在より、ロナウジーニョ不在の方が個人的には痛いと思います。メッシらが復活すれば状況は変わりますが。
>>セルさん
エトー、メッシがいない状況は監督の腕を示す良いチャンスだと思います。結果としてその手腕はあまり、、、ですが。
>>おっしーさん
ロナウジーニョがジオを使わない、、ってことですが、ジオのオーバーラップによって、ロナウジーニョと相手を一対一の状況に導くものなんですよね。
ただそれでも抜けないなら使え!というのはもっともな指摘です。エスパニョール戦では珍しく周りを使う意識が高かったので、自分の中での評価は高まりました。得点差がついてからはひどかったですけど。
>>mussanさん
グジョンセンをデコシャビのポジションで見てみたいのですが無理ですかね。。チェルシーでやっていたような気がするので。
サビオラはシャビ達と馬が合うようにみえます。また対面の敵を抜く能力があるので、フリーキックを得られるだろうし、一石二鳥かと。
エスパニョールは良いチームだと思います。ペーニャはやはりパスが巧いですね。タムード、ルフェテもそうとう効いていると思います。
posted by josepgualdiola | 2007-01-16 18:28
Re:バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
コメント投稿者ID :
>この問題はデコ、シャビ、イニエスタの控えがいないことだ。モッタ、ジオでは少しきつい。誰かいないかな。
今さらながらファン・ボメルを出した事が悔やまれますね。でも控えが不服で出て行ったんだったかな?
posted by sz | 2007-01-17 23:47
Re:バルセロナダービーで、こてんぱんにやられたバルサ。
コメント投稿者ID :
レギュラーとして扱われなかったから出て行ったのだと思います。ただ、長い間シャビが戦線離脱していたため、かなり試合は出ていました。
ただ出来が微妙だったと思います。時折、バルサのパス回しを分断してました。しかし、自分の持ち味はしっかりだしていまいたし、今いればかなり心強いと思います。
posted by josepgualdiola | 2007-01-18 20:05
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