2010年02月09日
チェルシー対アーセナル ~もうあんな経験はいやだ。~
チェルシーのスタメンは、チェフ、イバノビッチ、カウバーリョ、テリー、アシェリー・コール、バラック、ミケル、ランパード、アネルカ、マルダ、ドログバ。アフリカ祭り中のチェルシーをスルーしてしまった管理人です。日替わりでアンカーを変更していたそうで、勝ち点もそんなに落とさなかったのかなと。テリー問題にゆれているかと思いきや、サポーターからは支持されているようで。 アーセナルのスタメンは、アルムニア、サニャ、フェルメーレン、ギャラス、クリシー、ウォルコット、セスク、ソング、ディアビ、ナスリ、アルシャビン。ユナイテッドにぼこぼこにされてしまったアーセナル。守備を修正しないと厳しそうである。ディアビの復活が唯一の希望か。このように考えると、ディアビもえらくなったもんで。ロシツキー→ウォルコットは守備が狙いだろう。アシェリーとやりあうウォルコット。 ■ドログバーーー チェルシーのシステムは4-3-3。トップ下をおくシステムでなく、4-3-3を使っている。アンチェロッティの4-3-3はあんまりイメージがなかったので、ちょっと新鮮。ボールを保持することで、試合の主導権を握るよりは、守備やカウンターに対しての優先をしたいのだろう。デコよりはマルダのほうが守れるだろうし、ボールを運ぶスピードも速いだろうし。 アーセナルのシステムは4-4-1-1。セスクが高い位置にいて、ソングとディアビは順番に攻撃参加しているようだった。ウォルコットを右に固定して守備をやらせていることから、ロシツキーの自由人によるアタック<<<<サイドを固定して守備に穴を作らないことを優先している模様。アーセナルもポゼッションアタックってよりは、カウンターでセスクとアルシャビンの個人技を活かしたいのかなと。 そんなわけで、両者の思惑が妙に似ている。守備的に様子を見て、カウンターで相手を陥れたいみたいな。よって、序盤の攻防は中盤の潰しあいがメインとなった。デコがいないぶん、アーセナルのほうがボール繋ぎで巧さを見せていたかなと。ホームなので、最初から相手にボールを渡すような戦い方をするわけもないチェルシー。アーセナルのプレス前にミスがちょっと目立っていたかなと。 カウンターをくらいたくないアーセナルはボールを持ったら、縦に早いサッカーを志向。ただし、アルシャビンの個人技爆発でもしないと、得点が取れそうな雰囲気がなかったユナイテッド戦。だから、セスクを高い位置で使っているのだろうけど、アルシャビンにCFで個人技特攻は本人のためにもならなそうである。代表の相方でもあったパブリチャンコを獲得したらおもしろかったのに。 5分にクリシーが意味不明なファウルをアネルカにする。競り合いであんなに強く当たらなくても。このセットプレーをウォルコットがコーナーに逃げる。で、そのコーナーキック。フェルメーレンが見事にマークを外されて、テリーがそらす→ドログバが楽勝で押し込んで先制点となった。練習している形がずばり。テリーのマークを外す周りの動き&テリーのヘディング&ドログバのポジショニング。でも、ファーポストに誰かを配置しておけば、防げた可能性が高いゴールでした。なぜにニアに2人も配置したのだろう。 先制後のチェルシーは自陣に引いてカウンターを狙う作戦を遂行する。アネルカとマルダが相手のSBにつくことで、アーセナルのSBの攻撃参加を警戒。チェルシーの4-3-1-2では相手のSBへの守備があやふやになってしまうことが多い。4-3-3のほうがサイドの守備の役割が明確だもんねってことがこのシステムで試合に臨んだ理由がすっくりしてくるところで。 ボールを奪ってからも縦に速い攻撃で相手のカウンターを許さないことを優先的に攻撃を構築していた、非常に隙のないサッカーを展開。このあたりはスコラーリあたりとの違いが如実に出ている。スコラーリだったら、デコが先発だろうし、さらにアーセナルに波状攻撃を仕掛けているだろう。で、追加点が取れたかもしれないし、同点ゴールを決められたかもしれない。どちらの可能性も高い。今のチェルシーは失点のリスクを最小にし、自分たちのほうが得点を入れられる可能性を高くする、でもそれは本当に少ない可能性だけども、試合運びが巧いなと。 困ったアーセナルはセスクが動き回る。ひとまず相手から離れようと。ゾーンの隙間にいても誰がボールを届けてくれるのって話なので、プレーエリアを下げて前を向こうと試みていた。で、チェルシーはこのセスクの動きをスルー。守備の穴を作ることよりも、セスクを低い位置でフリーにすることを選んだ。 で、セスクが低い位置から躍動し始める。裏へ飛び出すナスリやアルシャビンにピンポイントであわせるパスを仕掛ける。チェフのスーパーセーブで事なきを得たが、ちょっと怪しい展開のチェルシー。得意な形に持ち込んだのだけど、セスクの個人技に手こずっている感じ。アーセナルからすると、この時間帯に同点ゴールが欲しかった。でも、チェフがそれを邪魔する格好に。 となると、徐々に攻撃の姿勢が強くなっていくアーセナル。無理やり仕掛けたり、中盤の選手がもっと攻撃参加したり。守備の準備よりも攻撃を優先しちゃいそうな時間帯。で、その隙を見逃さないチェルシー。アルシャビンの特攻を食い止めると、チェルシーはカウンターを発動。うまくランパードにオープンな状況でボールが渡る。で、アネルカのフリーランニングにアーセナルの選手が気を取られる。で、ボールはドログバに渡り、ドリブル&シュートで待望の追加点。カウンター姿勢を明確にしてからシュートが減っていたチェルシーからすると、嬉しすぎる23分のゴールであった。 その後の時間帯は、チェルシーがのらりくらりとアーセナルの攻撃を防いでいって終了。セスクに狙われる裏のスペースをケアすることで、アーセナルの攻撃はサイドに片寄ったものになっていく。で、クリシーやサニャがクロスを入れまくるのだけど、精度が低いしターゲットもいないよってことで、かなり可能性のない攻撃となっていた。しかも、チェフが妙に乗っているおまけつき。セスクも徐々に存在感を失っていき、前半が終了。さっさとベントナーを出すべきかなと。 ■遅すぎた自由人の投入。 後半がスタート。でも、前半と流れは変わらない。中央で起点になりまくっていたファンペルシーの離脱が本当に悔やまれる場面で。ウォルコットもアシェリーに完封され、クリシーやサニャは工夫のない攻撃を繰り返すばかり。チェルシーは3トップも懸命に守備に参加。ドログバが後ろから襲い掛かる場面が何度も見られた。どうやら、CLに備えて、チーム全体がコンディションを上げてきているようなチェルシー。 後半は基本的に守りまくり。どこかで色気が出るかなと思っていたが、まったく隙を見せないチェルシーであった。ポゼッションで時間を潰したり休憩したりすることも特になく。これにはかなりびっくりした。ここまで徹する必要があるのかって。そうか、バルサにやられた経験が選手にはしみこんでいるのかもしれない。2-0でも1-0のようなつもりで戦っている。インテルは苦労しそうである。でも、チェルシーを築いたモウリーニョがそれに挑むのだから楽しそうで。 63分にウォルコット→ベントナー。ベントナーが中央へ、アルシャビンがサイドへという変更。ベントナーが中央に入ったからというよりは、アルシャビンが適正のポジションで使われることで面白くなったかなって。そんなベントナーは強引な突破でFKを得ることに成功する。 73分にディアビ→ロシツキー。サニャ→エブエ。自由人が同時に登場。これで、アーセナルの攻撃がどんどん良くなる。特にドリブルで仕掛けられるエブエの存在によって、右サイドが活性化。自由に動き回るロシツキーが頻繁にボールに絡むことで、セスクたちが前線に絡めるようになる。ここから面白くなりそうな時間帯。 しかし、テリーの件で、なぜか一体感の強まっているDF陣。飛び出しにおいて抜群の存在感を出したチェフや、完璧な守りを見せるカウバーリョの前に、アーセナルはなかなか決定機を作れない。テリーがちょこちょこ怪しいプレーをする中で、相方のカウバーリョは最強であった。 セスクもナスリもアルシャビンも頑張っていたけど、残念ながら最後まで崩せませんでしたねと。CLに向けてチームを固めてきたチェルシーの前に、アーセナルは悲しい結果となりましたとさ。 ■独り言 補強の時期は過ぎてしまったけども、アーセナルの補強について考えてみよう。まずはアルムニアがひどい。ドログバのFKにも無反応だったのが悲しい。バックパスも処理も非常に怪しくなっている。俗に言う、スランプっぽいねと。我慢して使うか、マンノーネに将来を託すか、どこから補強するか。補強するのだったら、アルメリアのジエゴがお勧めである。能力のわりに、絶対に安い。 両SB。クロス以外に選択肢はないのかって話。でも、中央にアデバとかジキッチがいたらそれでもいいのかもしれない。献身的に上下動はできるので、CFしだいなのかなと。ひとまず、サニャよりはエブエのほうが面白い。CBは問題ないだろうと。 中盤はソングとセスクが確定。ロシツキーやナスリ、ディアビとなかなかの逸材がそろっているので、中盤の補強はいらなそうである。むしろ、人数が多すぎて、中央適正の選手がサイドに進出しているのが怪しいとこなのかも。 SH。ここがまったくいない。でも、サイドからドリブルで崩しまくるサッカーを選択していないので、なんとも微妙なところ。アルシャビンがサイドに流れて勝負するくらいかなと。後は地味にベントナー。 CF。イグアインを欲しがっているようで。ボージャンとか言う噂もあったけれど、だれも来なかった。パブリチャンコが面白いと思うのだけど。シティあたりで腐っているCFを借りてくれれば面白かったのだけど、すべては後の祭りである。CLはどうなるのだろう。でも、相手がポルトか。うまくチームを立て直せるのか注目である。
posted by らいかーると |12:06 |
プレミアリーグ/0910 |
コメント(8) |
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Re:チェルシー対アーセナル ~もうあんな経験はいやだ。~
コメント投稿者ID :
管理人さんはアーセナルの未来が明るく見えますか?
posted by モジャンボ | 2010-02-09 22:45
チェルシー対アーセナル ~もうあんな経験はいやだ。~
コメント投稿者ID : NID00000426
GKに関しては、現在はローンに出ていてヴェンゲルが一番期待している19歳のポーランド代表シュチェスニーとがいます。現地のファンはクラブNO1GKがローンでいないと嘆いているようです。ようやく本物が来たのかなと思います。195あって反応が速い選手です。だから外から取る事はしないと思います。
冬にデンマークのセーレンセンを取ろうとして失敗したという噂もあるので、アルムニアの信頼度は落ちているかもしれません。
posted by こば | 2010-02-10 03:20
チェルシー対アーセナル ~もうあんな経験はいやだ。~
コメント投稿者ID : NID00000183
記事のタイトルから察して管理人さんはアーセナル近親者かな?
ドログバの2点目のときのニコラス・アネルカのランニングが好かったです 結局ドログバに出して点にしたけど、アネルカに出してもあのふたり、ついて行ききれなかったでしょう
点にならなかったドログバのフリー・キックを一番好い席で見てるだけだったアルムニア ここんとこ劣化してるのかな?
アフリカ祭りのあいだは寒波で試合が間引かれて、あんまりオプションを試す機会がなかったですが、マルダが小型ドログバ状態で使えたんで、この試合でご褒美の先発かな?
デコ 好かったですが エシエンがいたらそっちが好まれるかも ・・・
posted by candy | 2010-02-10 16:46
チェルシー対アーセナル ~もうあんな経験はいやだ。~
コメント投稿者ID : NID00000647
副題の主語はチェルシー、「あんなこと」=CLでのバルサ戦 でしょう。 いつもながらセンスの良い副題だと感じます。
posted by レギオン | 2010-02-11 15:30
モジャンボさんへ
コメント投稿者ID : josepgualdiola
難しい質問ですね。
明るいか暗いかというより、目標が不透明なのが気にないます。
posted by らいかーると | 2010-02-14 17:00
こばさんへ
コメント投稿者ID : josepgualdiola
素晴らしい情報をありがとうございます。
ポーランド代表にそんな逸材がいたのですね。となると、アルムニアの後釜は心配ないわけですか。そんなプレッシャーにアルムニアはやられているのかもしれませんね。試合に出られなくなるかもしれないという不安。
posted by らいかーると | 2010-02-14 17:01
candyさんへ
コメント投稿者ID : josepgualdiola
タイトルに関係なく、アーセナルは嫌いでないです。
というか、プレミアのBIG4はキャラがかぶっていないので、どのチームのサッカーも嫌いではないです。順位をつけろといわれれば、今はユナイテッドが気になりますね。
アネルカのフリーランニングは見事でした。それを感じた周りも見事です。ああいう場面は気持ちよいですよね。
posted by らいかーると | 2010-02-14 17:06
レギオンさんへ
コメント投稿者ID : josepgualdiola
お察しのとおりです。
バルサ戦の経験はもうしたくない→リードしていても隙を見せないサッカーになってきたのかなって。
副題はいつも適当です。お褒めの言葉に恐縮するばかりですよ。
posted by らいかーると | 2010-02-14 17:08
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