2006年12月12日
チェルシー対アーセナル ~シェフチェンコよどこへ行く~
アンリが離脱してしまったアーセナル。およそ一ヶ月の離脱らしい。昨年もアンリの離脱という状況を経験しているので、そこまで深刻な事態にはならないだろう。それにしても、アーセナルの選手は本当に若い。センターバックが19歳と21歳。日本で言ったら福元、水本。ジウベウト・シルバとフレブが年長。それでもフレブ25歳。。アンリの代わりにでるアデバヨールがどこまでできるか楽しみである。 チェルシーはいつもの4-4-2。サイド攻撃がまったくないあの4-4-2である。A・コールが古巣対決。チェルシーホームなので、ブーイングはそこまでないと思う。果たしていつ4-3-3に戻してくるのだろうか。 ■アーセナルの目を疑わせるような守備 今シーズン、アーセナルはいまいち調子が良くない。下位チームに取りこぼしてしまうシーンが目立つ。敵陣でボールを回しまくるものの、肝心のフィニッシュがどうしようもない。 しかし、今日のアーセナルは違った。昨シーズンにチャンピオンズリーグを戦ったため、強豪相手の戦い方が格段に巧くなった。アデバヨール以外の選手が中盤をコンパクトにし、チェルシーの中盤を封じてしまった。一人一人の守備意識が非常に高く、相手に考える隙を与えないアグレッシブなプレスを続ける。特にセスク、ジウベルト・シウバ、フラミニが最高であった。セスクがプレスに行って、この二人がボールを奪う。この形が見事であった。 若いDF陣も体をはって仕事をこなしていた。特にドログバとやりあったセンデロスは半端じゃなかった。とんでもないポカをやる癖は未だに抜けないが、この相手と勝負をしていけば成長していくかもね。 ただ、チェルシーの攻撃が中に寄りすぎていたことも、アーセナルの守備が巧くいった原因である。サイドから攻めてこないため、より中盤をコンパクトにできる。モウリーニョも大変だな。 ■アデバヨールとフラミニ 攻撃面でもアーセナルが圧倒。アンリの代わりに出場したアデバヨールもかなり健闘していたと思う。自陣でのキープやタメを作ってサイドへ展開という、ワントップの基本ともいえるプレーはかなり雑であった。しかし、サイドに流れて、一対一で勝負の場面では、びっくりするくらい綺麗に相手を抜き去っていた。 また、スローインやハイボールも余裕で競り勝っており、このような場面でアンリとの違いを見せた。その中でも、最大の違いは味方を活かすプレーだと思う。アンリに比べて、アデバヨールはエゴがない。例えば、よくアンリは左サイドに流れる。そうすると、サイドが大好きなファンペルシーは少し困る。アデバヨールの場合、かなりの確立で右サイドに流れる。フレブがボールをキープしたときに、パスコースを作るためだ。また、アデバヨールがサイドに流れることによって、生まれる中央のスペースに、フラミニがよく飛び込んでくる。こうして、アーセナルの前線はポジションチェンジを繰り返し、相手を混乱させていった。その中で違いを生み出せるパスを出すことができるのはセスクとフレブ。 正直フラミニという選手がどういう選手かわからなかったので、この試合でかなり注目してみた。初めて見たときはサイドバックをやっていたフラミニ。使い勝手のいい選手で、特に武器を持たない選手なのかなーって思っていたが結構武器を持っていた。 セスクほど相手の裏をつくパスが巧いわけではないが、アーセナルのパスを邪魔するような選手ではなかった。アーセナルのパス回しに順応することは相当難しいと思う。バチスタには多分無理。散らすパスも悪くなく、ときおりチャレンジするパスも出していた。パス能力は並の選手よりもかなり高い。一番いい所は、クロスが上がる場面で必ずゴール前に顔を出すこと。必ずゴール前にフラミニが写っていた。あれだけゴール前に侵入してくれば、必ず点に絡めるだろう。実際にこの試合でも先制ゴールを決める。 ■チェルシーの4-4-2 そろそろ限界だと思う。ランパードが前にいくことできないので、攻撃に厚みがでない。これが最大の問題だと思う。またサイドの守備についても、アーセナルくらい早くボールを回されると、マークが追いつかず、簡単に自陣深くまでボールを運ばれてしまう。これがバルセロナだとそんなに問題にならない。 前半は何もできずに終えてしまう。そろそろドログバのシーズンも終わったみたいだ。 後半60分くらいに、ロッペンとSWP(ショーンライトフィリプス)を投入し、エッシェンを右サイドバックにする、いつものパターンにでる。そうすると、お得意のサイド攻撃が機能し始め、一気にペースはチェルシーに移る。 サイドからの攻撃が始まると、アーセナルの中盤は横に引っ張られ、中央にスペースが生まれる。そこにバラックやランパードがパス&ゴーでどんどん侵入してくる。また、守備面でもサイドの守備はウイングの選手がやってくれるため、ランパードは中央で相手のボールを奪い、そのまま攻撃の起点になることができる。いいこと尽くめ。 得点シーンもランパードが高い位置にいることから生まれた。エッシェンのとんでもないロングシュート。これでチェルシーは同点に追いつく。このあとも猛攻を見せるが、ポストに嫌われてしまった。特にロッペンがキレキレであった。1人で勝負できる選手がいると試合運びはかなり楽になる。負けるなファンペルシー。 ■不思議だったベンゲルの交代策 チェルシーがいつもの形に戻し、攻勢に出る。その攻撃を跳ね返しながら点を奪ったアーセナルは、そこからどうするべきだったのか。ロッペンサイドがどうしようもなくやられていたので、そこに何らかの対策を行うべきだったと思う。しかし、入ってきたのは逆サイドにリュングベリだった。 後ろ向きな采配をすると、ろくなことが起きないのはサッカーの定説になりつつあるが、ロッペンを何とかしないと、どうしようもない場面だったと思う。キープ力のあるフレブを前目にするとか、ウォルコットとアデバヨールのツートップにしてカウンターを狙うとか打つ手はあったはず。現状、リュングベリを入れても何も代わらなかった。 采配で落とした試合だと思う。何年かぶりにチェルシーにホームで黒星つけたら凄かったのになーーー。 ■独り言 シェフチェンコを中央で使ってみてくれ。機能しないだろうが、それしか残されている方法はない。今のチェルシーはハンデつきで戦っているように見える。なんか面白い。 フレブはキープ力がある。でも自陣でボールを持ってどうする。何度か取られていて危ない。ファンペルシーはなんか大人しかった。昔はもっと荒々しい感じだったのに。 アーセナルはいつもこれだけのサッカーができれば、かなり上位にはくると思う。ただ、若さゆえか安定感がなさそうなので、リーグよりもカップ戦で力を発揮しそうだ。 結局チェルシーの一人相撲のような試合だった
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posted by josepgualdiola |19:42 |
プレミアリーグ/0607 |
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Re:チェルシー対アーセナル ~シェフチェンコよどこへ行く~
コメント投稿者ID :
シェフチェンコは、カカやピルロのようなパスを
配給してくる選手がいないと厳しい。
posted by ホームラン | 2006-12-12 22:09
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