2009年06月22日

レバークーゼン対ブレーメン ~カップ戦の決勝ですよ~

 レバークーゼンのスタメンは、アドラー、カドレツ、シンキエビッチ、フリードリヒ、カストロ、ロルフェス、ビダル、アウグスト、バルネッタ、ヘルメス、キースリンク。突如現れたドイツカップです。つまり、気分転換ですね。

 ブレーメンのスタメンは、ウィーゼ、ブニシュ、ナルド、プレドル、フリッツ、バウマン、エジル、フリンクス、ジエゴ、ピサロ、アルメイダ。今季のブレーメンは完全にスルーだったので、非常に楽しみである。特にユベントスに引き抜かれたジエゴとか。そして、ブンデスで復活したピサロとか。

 ■ジエゴ、フリンクス、エジル

 非常に見ごたえのある前半でした。両チームの違いが顕著に現れた前半戦。ブレーメンのシステムは4-4-2の菱形。FWの下にジエゴを配置。守備のときのジエゴはFWの間に入って、中央の守備を丹念に行っていた。特にロルフェスにマンツー気味につくことで、レバークーゼンのDFから中盤へボールが出ないように守備を行っていた。

 他のブレーメンの選手も同じで、プレスの開始位置はハーフライン付近から。相手のDFが深い位置でボールを保持していても完全にスルー。それよりは、中央を固めることで、相手の組み立てを邪魔していた。ブレーメンはFWとMFの距離を短くすることで、挟み込み大作戦を決行。相手を追い回すのではなく、相手を誘い込む守りを組織的に行っていた。

 対するレバークーゼン。自由にさせられたCBは残念ながら試合を組み立てることは出来なかった。ボールはDFラインを行き来するだけで、楔のボールを入れても狙い撃ち。ロングボールを入れても、その精度が低くて相手に奪われる場面が目立った。

 こういうときは、中盤の選手がDFラインの位置まで下がって、試合を組み立てるのが常なんだけど、ロルフェスとかやる気がないのか、まったくボールを受ける動きをしなかった。もちろん、ロルフェスだけでなく、全員だけど。

 でもでも、そんなレバークーゼン。SHにはアウグストとバルネッタと強力な選手がいる。序盤は彼らを中心に、サイドの攻防を有利に進めることが出来た。ブレーメンの中盤にはサイドアタッカーがいないので、SBが攻撃を担わないといけないのだけど、SBはこの2人の相手で攻撃参加どころではなかった。つまり、ちゃんと相手のよさも消していた。

 ブレーメンはサイド攻撃があまり決まらなくなったのだけど、中央のジエゴ、フリンクス、エジルのポジションチェンジから、ボールを運んでく場面が目立った。レバークーゼンの守備はとにかくボールホルダーに寄せようって感じで、それが功を制する場面もあれば、暴走で無駄死にする場面もちらほら。いわゆる連動性ってやつがあんまりなかったので、ブレーメンの中盤に負けてしまっていた前半戦となった。

 そんなレバークーゼンは、放り込みで相手の裏を狙うってな原始的な作戦に出る。で、キースリンクがなかなか良い飛び出しを見せてチャンスを迎えそうだったのだけど、今日は副審がオフサイドにめちゃめちゃ厳しかった。疑わしは罰すみたいな。ちなみに、逆サイドの副審は非常に甘く、ブレーメンのセットプレーのオフサイドを見逃す場面もあった。

 そんなわけで、ショートカウンターやビルドアップで勝るブレーメンが優勢に試合を進める。でも、サイド攻撃は封印させられてしまったので、ちょっと攻撃に迫力がない。でも、精力的に走り回るアウメイダ、オープンスペースに猛烈なスピードで突っ込んでくるエジル、相手に止めをさそうとするジエゴとサイドが駄目なら中央からじゃいと果敢な攻撃を見せる。

 でも、前半は0-0で終了。終了間際には、リスクをもったサイド攻撃を敢行したブレーメン。レバークーゼンはビルドアップの部分を修正しないと前半のリピートとなる。9位と10位の試合にしては、レベルが高い。

 ■デジャブ

 後半になると、レバークーゼンが活性化。まさか、前半は捨てたのかってな台詞が聞こえてきそうなくらいで。特に、アウグストのポジションをSBに近づけたことで、ボールを受ける回数が増大。でアウグストがドリブルでボールを運びまくることで、徐々にブレーメンの守備組織がほころび始める。

 4-3-3気味で中央を固めるブレーメンにとって、アウグストやバルネッタが味方のSBの近くにポジションニングされるとマークが非常にやりにくくなる。システムをいびつな形にして、相手の秩序を破壊する作戦。ボールを運べるようになったことで、組み立てに関われるヘルメスが復活すると、レバークーゼンの勢いはさらに増していく。

 ブレーメンはFWとMFの間で挟み込む場面が格段に減り、レバークーゼンはアウグスト、ビダル、カドレツを中心に攻撃を構築。ブレーメンはかなりおされ気味であった。

 しかーーし、先制点はブレーメン。単純なゴールキックから、こぼれ球をジエゴが拾うと、ドリブルを開始。相手をひきつけて、突貫エジルにボールを渡すと、エジルが思いっきりの良いシュートでゴールネットを揺らすことに成功する。ちょっとゴールキーパーが中央に動いちゃってもったいない失点。気になるのはキーパーを横に動かすネタがあったのかどうか。スローでも確認できなかった。

 これで、レバークーゼンは攻撃姿勢をより明らかにする。何度もサイドをえぐって、クロスを供給するのだけど、最後の最後であわない場面が続出。キースリンクはあとちょっとだったね。まるで、昔のレアル戦を見ているようだった。つまり、レバークーゼンが勝者で終わってもおかしくない試合だったのだけど、イタリアに飛び立つジエゴがすべてを尽くしたためか、ブレーメンが逃げ切りに成功する。

 ■独り言

 これで、ブレーメンは来年も欧州の舞台に立てることになった。ってか、ブンデスはやっぱり面白いサッカーをするチームが多いかもしれない。ちょっと来季は見てみようかなと。
 

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posted by らいかーると |21:45 | バイエルンミュンヘンTV/0809 | コメント(4) | トラックバック(0)
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レバークゼン対ブレーメン ~カップ戦の決勝ですよ~

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前半のレヴァークーゼンは実はいつものパターン。DFが組み立てられないから、何にも出来ずに終わる。首位に居た頃はロルフェスにマンマークが付いて無いって状況が多くて、ロルフェスが凄かった。で、後半サイドから活路を見出そうとするとレナトアウグストのドリブル解禁が目立つってな感じで、全然勝てやしないってな感じでした。何故か今年のブンデスリーガは全体的にサイドから活路を見出そうとしているチーム程、沈んだって印象です。ボルフスブルクみたいに、4-3-1-2でトップ下に怪我から復帰しているシュナイダーを入れてカウンターサッカーすればもうちょっとましだっただろうが、監督の限界が見えたなぁって印象でした。この陣容で4-1-3-2維持するなら、ロルフェスDFラインまで下げないとね。CBがマルケス&ピケなら優勝していると思うけど。

posted by ahoaho | 2009-06-23 00:56

レバークゼン対ブレーメン ~カップ戦の決勝ですよ~

コメント投稿者ID :

一昨季終盤あたりからブンデスも少しずつ見始めましたが、なかなか面白いですね。
リーガやプレミアにはない感じの面白さ。うまく言えませんが。。。

この2チームやヴォルフスみたく4-3-1-2とか4-1-3-2、シャルケの4-2-1-3など、他リーグではあまり見られない(セリエはわかりませんが・・・)システムを用いて、自分らのサッカーを組み立ててくる所が特徴といえば特徴なんでしょうか。

posted by Nari | 2009-06-23 09:45

Re:レバークーゼン対ブレーメン 〜カップ戦の決勝ですよ〜

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ゴールのシーンはキーパーはクロスを入れると思い込んだんじゃないでしょうか。
中に2人くらい詰めてましたし。

posted by jilla | 2009-06-24 12:49

レバークーゼン対ブレーメン ~カップ戦の決勝ですよ~

コメント投稿者ID :

コメントありがとうございます。

>>ahoahoさん
フリーだったら、ロルフェスは怪物なんだろうなと思わせる場面が多々ありました。CBがびっくりするくらい自由にされていて、、、、それは何もできないことがわかっているからでしょうけど、、、、面白い試合でした。ブンデスは面白いですね。

>>Nariさん
ブンデスの印象はまじめです。まじめに自分たちのサッカーを丁寧に組み立てて、それを応用しようというチームが多いような気がします。たまに突っ走るチームもありますが。

>>jillaさん
このクラスのキーパーが、何の根拠もなしに、そういうふうに思い込むのはどうも納得がいかんので。何かネタがあるのかなと。中央に人がいるからってのは弱いと思います。

posted by らいかーると | 2009-06-24 20:25

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