2009年06月21日

エジプト対イタリアの雑感

 エジプトのスタメンは省略。なぜにカタカナ表記をしてくれないのだろうか。3バックで、注目選手は、アブトレイカ、ジダン、シャウキ、モアワドあたり。イラクを進化させたようなサッカーを行うエジプトであった。

 イタリアのスタメンは、ブッフォン、グロッソ、カンナバーロ、キエッリーニ、ザンブロッタ、デロッシ、ピルロ、ガットゥーゾ、ロッシ、クアリアレッラ、イアキンタ。ジラルディーノが外れて、イアキンタが残るところに嬉しさを感じる今日この頃。相手が10人になって助けられた感のあるイタリアの運命やいかに。

 ■3-5-2対4-3-3

 イタリアのシステムは、4-3-3であった。アメリカ戦の前半でまったく機能しなかった3トップである。あの時は、左サイドにいたイアキンタが試合から完全に行方不明となっているのが印象的だった。ちなみに、後半に中央に移動してから、イアキンタは無事に発見されている。

 で、この試合では中央にイアキンタ、その下にクアリアレッラとロッシ。WGってよりは、セカンドトップみたいな位置にいる印象。そりゃサイドに開くこともあるけれど、相手のCBと対峙する様なポジショニングを取っていた。恐らく、ディナターレくらいしかWGをこなせる選手がいないのだろう。ってか、選手がいないならばやめればいいのに。

 ロッシ。ビジャレアルでポジションは2トップの片割れ。テクニックと小さいけど体の強さを活かしたポストワークと創造性でチャンスを作るのがうまい。そして、相手の裏を狙うのもうまい。ただし、決定力はあんまりない。何度もチャンスを外したり、前回のように急にミドルを決めたりする。ただし、テクニックに裏づけされたプレーの安定感と貢献度はある。つまり、得点を期待しなければ、かなりの仕事をこなす選手である。

 そんなロッシ。前回はイタリアのFWとMFの間に存在し、相手の間でボールを受けて流れを変えることに成功していた。しかし、今日のエジプト。3バックでマンツーマン気味に対抗してくる。なので、相手の隙間に移動しても相手がついてくるのである。楔のボールを受けられないならば、相手の裏でボールを受けようってのがロッシのいい所なのだけど、相手のDFライン上にいるわけではなかったので、そういう場面は少なかった。

 で、イアキンタは得意のポストプレーで何度もボールを収めて決定機を演出していた。ただし、イタリアの選手の中で優れているのであって世界の中でどうですかと聞かれると、非常に困る。ジラルディーノよりは断然にうまいのだけど。ひとまず、ユーベでスタメンなのかが気になる。アマウリのほうがよさげだけども。

 最後にクアリアレッラ。この選手が今日は行方不明であった。ときどき出てくるのだけど、存在感が気迫。前回のイアキンタの役回りをこなしているようで。。。。同じような失敗が繰り返されるのは喜劇てきですねと。

 とそんなイタリアの前線の選手たちなんだけれども、SBもひどかった。相手とのシステムの都合上、どうしてもイタリアのSBは自由にプレーできるだけのスペースを与えられていた。ザンブロッタとグロッソ。2人とも、攻撃意欲や献身性は本当にお見事なんだけれども、ボールを持ってからのプレーで何も生み出していなかった。他にSBはいないのだろうか。

 その結果、中盤に理不尽な負担がかかるイタリア。俺らがどうにかするしかないってことで、ピルロがサイドに流れたり、デロッシが無謀な特攻を試みたりと、イタリアは正念場を迎えている。もっと他に選手がいる気がするのだけど。セリエをちゃんと見ていない管理人は黙るしかない。

 エジプトのシステムは3-5-2。4バックのように3バックでボールをまわすことが出来ていた。イタリアのFWは相手のWBにつくのか、CBにつくのかってな判断が非常に曖昧で、最終的にイタリアの前線の守備はまったく機能していなかった。イタリアの分業的な姿勢ってのはこういうとこにでるのだろうと。CBも攻撃に参加しないしね。ちなみに、ガットゥーゾはロッシにWBにつけと指示していたような。

 エジプトの中盤の3枚はゾーンを絶え間なく動いていた。で、ボールを受けたらダイレクトパスでイタリア陣内に攻め込んでいく。イタリアの中盤の互角にマッチアップできていたのは、エジプトのCBが良いボールを供給できていたことや、WBの素早い飛び出しによって、多くの選択肢が与えられたらだろう。

 そんなわけで、序盤こそは安全に試合を進めるイタリアが試合の流れをコントロールしていたが、徐々に流れはエジプトに傾いていった。で、イタリアの中盤がリスクをかけ始めて、エジプトのカウンターが炸裂する前半の中盤以降はエジプトがゆっくりとイタリアのゴールを脅かすようになっていった。

 エジプトにボールを繋がれてしまった原因は、前線の選手の守備が機能しなかったことが上げられる。それはエジプトの3バックの完成度が高かったことも上げられるけど、イタリアはチーム内で意識の統一をはかれているようには見えなかった。ガットゥーゾは頑張っていたけど。

 で、そんな前半の終了間際。イタリアはコーナーキックから失点してしまう。さすがのブッフォンもノーチャンス。そして、前半が終了。イタリアの点を取りに行く姿勢に注目である。

 ■攻めに攻めたけど

 後半のエジプトは守備を固めてきた。前半に見られたような全員でボールを運ぶ場面はまれで、基本的にカウンターがメインであった。カウンターの場面では、ときどき攻撃に枚数をかけることもあったけれど。

 後半のイタリア。開始早々から相手にプレスをかけて、エジプトにゆったりとした攻撃を許そうとせずに、がんがんいこうぜ作戦。そして、モントリーボの投入で、攻撃に厚みを加える。やはり、ガットゥーゾに比べると、モントリーボのほうがはるかに攻撃で貢献できる。

 ガットゥーゾがいると、イタリアの中盤はギャップができにくい。モントリーボのほうがはっきりとしたポジショニングをとることが出来る。ガッツはちょっとデロッシたちとの距離が近すぎるので、相手に狭く守られてしまう傾向があるのかもしれない。

 デロッシが、ピルロが、モントリーボが懸命に走り回り、ボールを前線に届けまくる。孤立していたザンブロッタは、ペペの助けを借りて、チャンスを演出する。ちなみに、グロッソは最後まで孤立していた。

 そしてイタリアは、決定機を何度か作り出す。ザンブロッタのパスだったり、ピルロのスーパークロスだったり。しかし、そんな決定機もエジプトのGKによって防がれる始末。モントリーボを入れたことで、デロッシやピルロの負担が減り、彼らがチャンスを演出したのだけど、、、、、、。

 最後の最後まで攻める姿勢を崩さなかったイタリアだが、85分過ぎにはポゼッションで時間を潰されるなど、苦しい試合だった。最後にはブッフォンがゴール前に姿を現したけど、結果は出なかった。こうして、イタリアの敗戦が決まったとさ。

 ■独り言

 モントリーボのよさは非常にわかってきた。ダゴスティーニ、アクイラーニ、モントリーボと面白い選手がイタリアにも出てきたんだなって。これも時代の流れか。これだったら、4-4-2か4-3-2-1のミラン型でやればいいのにと思ってしまうのは、おいらだけだろうか。

 さて、ブラジルに勝てるかな。

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posted by らいかーると |21:58 | コンフェデ2009 | コメント(2) | トラックバック(1)
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イタリアvsブラジル 【Football Log】

コンフェデ、グループB第3日。 2連勝同士で迎えると思われた決戦でしたが、イタリアがエジプトに負けたこともあり、イタリアにとっては負けると、準決勝が怪しくなるという戦いとなりました。 ブラジル6 イタリア 3 エジプト 3 アメリカ 0 一応、全チームに勝ち抜けの可能性があります。アメリカだってバカ勝ちして、イタリアが負ければありえるかも。 イタリア(4-3-3)              トニ イアキンタ                 カモラネージ       ピルロ          モント

2009-06-22 07:12 | 続きを読む
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エジプト対イタリア

コメント投稿者ID :

アラブ系の連中は名前難し杉です
おまけにアーメッドが3人 モハメドが4人 ムハンマドが35人くらいいます どうしてくれるんだ ってとこで
若返って下手になったジダンがいてびく~り
キーパーはテンション上がっちゃって好セーブ連発だったんですが蹴り返しが雑でトホホ
最後の15分くらいはハラハラしながら観てました
監督の嬉し泣きに貰い泣きです 褒美二連発

posted by candy | 2009-06-22 00:52

エジプト対イタリア

コメント投稿者ID :

イタリアは他にもユベントスのマルキジオなど、攻撃センスがあって総合力の高いボランチが台頭してきています。しかし古い体質のためか、リッピのようなベテラン監督からは起用が敬遠される傾向があるのが残念です。
本当ならガットゥーゾなんかは外すべきだと思うのですがね(苦笑)

ただ、若い40代の監督でプランデッリやスパレッティに続く、イタリアにとって新しい価値観を持った監督が成績を残し始めていますので、変化という意味で、今後が楽しみです。

posted by osugi | 2009-06-22 02:11

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