2009年04月13日

京都対新潟 ~評判の京都とは~

 京都のスタメンは、水谷、染谷、李、水本、角田、シジクレイ、安藤、林、渡邉、ディエゴ、パウリーニョ。懐かしの京都。監督も懐かしの久さん。采配が微妙と噂だが、相手に合わせたシステム配置は定評があるとなんだかよくわからない京都。暑いらしい。

 新潟のスタメンは、北野、ジウトン、永田、千代反田、松尾、本間、松下、内田、ペドロ・ジュニオール、大島、矢野。リシャルデスの代役が右SBの内田。アトムは何をしているんだ。控えは知らない名前がずらり。

 ■京都の守備力

 システムを確認する前に、京都が2分に先制。ディエゴのロングボールに抜け出したパウリーニョが独走。で、北野との一対一を制する。もともとパウリーニョは日本では屈指の能力を持っていると2年くらい前に認定したのだけど、懐かしいぞパウリーニョ。そのときは大きいポルトガルとコンビを組んでいた気がする。

 で、パウリーニョとディエゴのホットラインが機能したのだけど、パウリーニョは新潟のCBとSBの間から簡単に裏を取ってしまった。ディエゴのパスも凄いけど、新潟はしくじったね。試合に入る前の先制点でしたと。ただ、このブラジル人コンビは非常にえぐくなるかも。

 新潟のシステムは4-1-2-3。いわゆるバルセロナスタイルである。新潟の場合、ショートパスでボールを運ぶこともあれば、ハイボールで中盤を省略することもある。前線の3枚が空中戦に強い&走れる特長を持っているので、ロングボールも普通に機能する。ショートパスで違いを見せ付けるのがリシャルデス。いざというときに個人技で崩しにかかるのがペドロジュニオール、ときどき矢野。そんなわけで、攻撃の幅が広いんだな。

 京都のシステムは4-4-1-1。普段からシステムがめくるめく変わるそうで、この試合でも相手に合わせたシステムが採用されたようである。4-1-2-3のシステムと試合するときの注意点は中盤で数的不利にならないことが上げられる。なので、安藤とシジクレイを内田、松下にぶつけ、アンカーの本間にはディエゴをぶつける京都であった新潟はSBも積極的に攻撃を仕掛けてくるので、ジウトンには渡邉、松尾には林をしっかりとぶつけてきた。

 相手の選手に合わせて、味方の選手を配置することによって、システムの不備はなくなった京都。あえて言うならば、新潟のCBはどうしても空いてしまうことになる。でも、千代反田がたまに攻撃参加するくらいで、フリーにしても危険な香りはしなかった。また、パウリーニョもときどき相手を追いかけまわすなどしてプレッシャーを与えていた。

 そんな京都の守備の前に、新潟はチャンスらしいチャンスを作れない状況が続く。唯一のチャンスはペドロ・ジュニオールがドリブルで突っかけた場面くらいだろうか。新潟の中盤は前線に有利な状況でボールを届けることが出来なかった。京都の執拗な守備の前に苦しんだのは事実だけど、、、単純なパスミスも多かったね。

 なので、ペドロが中盤に降りてきたり、かなりイレギュラーな状態の新潟。中盤が機能しないので、新潟のCBは途中からがんがんロングボールを蹴っていた。しかし、京都のDFが新潟の強さを凌駕する。特に矢野の対面の染谷は相当やばい。流経出身らしいけど、攻守に相当のレベルにある。さらに李はマト並みの当たりかもしれない。攻撃はできなそうだけど。

 ここまで守備を機能させた京都。ありがちなのが、攻撃のことを忘れてしまうこと。でも、京都は攻撃も忘れていなかった。ディエゴとパウリーニョがゾーンを越えて相手のいないところでボールを受ける→林が猛烈なスピードで突っ込んでいくカウンターで新潟のゴールを脅かすと、両SBを上げて普通に攻撃を仕掛けていた。京都の両SBが攻撃参加するので、新潟の両WGも守備をしないといけない状況へ。

 角田の強引な突破や染谷のタイミングのいい攻撃参加、ディエゴと安藤とシュート以外は迫力のある林の繰り出す攻撃は新潟をとっても苦しめていた。そんな京都のペースで前半は終わる。

 ■新潟のシステム変更で。

 後半の最初は前半のリピートであった。試合が動いたのは新潟のシステム変更だった。流れの中でシステムを変更されて、京都はちょっと対応できていないようだった。

 新潟は4-4-2で右サイドに張り出した松下を中心に攻撃を形成。矢野が全然だったので、角田を狙い撃ちにした模様。そんな松下やペドロから徐々に京都のゴールに迫っていく新潟。

 しまいには内田を本職の位置に下げてひし形の4-4-2に変えてくる。これでディエゴが困った。本間だけ見ていればよかった状況から、中盤に降りてくる選手が多数。だったら、京都も4-1-4-1に変更してって感じだが、相手は2トップにしているので、CBの前にDHを配置したいところ。なので、ディエゴを見捨てる。

 そんな混乱を抱えたまま新潟が優勢に試合を進め、京都はカウンターで追加点を狙っていく。新潟は京都のゴール目前まで迫ったが日韓コンビのCBの捨て身のDFの前にゴールまで届かなかった。ラストの大島のシュートが枠に飛ばなかったのが痛い。

 よって、京都が1-0で勝利。リシャルデスがいる状態で試合が見たかったぞい。で、全体的な京都の印象をつらつらと。

 ディエゴがハイボールの的として機能していた。空中戦に強い印象がなかったので、びっくり。もちろん、攻撃の起点としても十二分に活躍していた。渡邉と安藤の献身性は本当に頭が下がるところで。京都のサッカーは運動量がかなりないと難しそうである。水本と李のコンビはかなり強烈。SBも攻守に貢献できる選手をそろえている。

 後は自分たちのアクションで相手をどれだけ崩せるかだろう。引きこもられたら困りそうな予感。相手に合わせるのがうまいのは承知。ただし、試合の中での変化に対応できなそうな気配はある。つまり、試合中システムをいじりまくるチームを苦手としそうな予感。

 ■独り言

 そんなわけで、十分楽しむことが出来た試合でした。新潟はホームに広島を向かえ、京都は浦和に出陣するようで。新潟はリシャルデスがいなくても互角の勝負が出来そうだけど、京都がどんな手を打つか非常に気になるぞ。

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posted by らいかーると |22:08 | J2010 | コメント(2) | トラックバック(0)
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京都対新潟 ~評判の京都とは~

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現地に見に行ってたんですが、京都ファンは1年ぶりに「パウ様」がいきなり2分に点をとったので、舞い上がってしまって内容そっちのけでお祭り騒ぎになってました。
今年加入の染谷と李正秀は当たりですねー。ここまで李はかなり人に強くて高さもあるので、非常に頼りになります。仰る通り、相手に対応するサッカーにおいては特に重宝される存在だと思います。展開力とかは無さそうですが、セットプレーに強いので攻撃の貢献はそっちで頑張ってほしいかと。

少し前までは右SBで増嶋を使って、残念ながら彼が攻守に不安定だったんですが、角田でとりあえずは安定したように思います。ただおっしゃる通り、自分たちからアクションを起こすのは苦手で、スタートはいいんだけど、試合が進むにつれて苦しくなるチームです。先制されて引かれても困るし、先制しても相手が戦い方を変えると困ります。染谷はともかく、DFラインの選手がボールを持って相手がしっかり引いていた場合、角田や増嶋のところで策無しに陥ってしまうのがよくあります。まぁ、日本のチームはほとんどそんな感じかもしれませんが。あと、柳沢が復活したらどう使うのかも気になります。

posted by 端 | 2009-04-14 08:08

京都対新潟 ~評判の京都とは~

コメント投稿者ID :

端さん

京都のサポだったんですか。まったく存じ上げておりませんでした!!!!!

スタートはいいんだけど、試合が進むにつれて苦しくなるチームです。

この言葉にすべてが集約されていますね。ただ、あそこまで明確な対応ができるならば、その後もできそうな感じなんですが。。。。

攻撃陣の層もあついですよね。期待しています。

posted by らいかーると | 2009-04-14 21:55

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